JP3179357U - 便座 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者の尻が、便器の排水口側により近づくような着座状態を取ることができる便座を提供する。
【解決手段】洗浄水を噴出するノズル5を有する便器1の一方の側で軸支され、便器1の上に開閉自在に設けられ、略中央に便座開口10aが形成される。便座は、便座の略環状の一方の側に設けられ、使用者の腰を支持する腰支持部12と、便座の略環状の他方の側であり、使用者の大腿が載置される大腿載置部11とからなり、腰支持部は着座状態の使用者が便器の一方の側に傾くように、便座開口の側から便器の一方の側に便座開口を含む平面から上方向にかけて所定の角度の傾斜に形成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、便器の便座に関する。より詳しくは、使用者の尻が、便器の排水口側により近づくような着座状態を取ることができる便座及びそれを用いた便器に関する。
現在、便器には、局部を洗浄する水を噴出する洗浄ノズルが取り付けられている洗浄式便器が多くみられる。洗浄ノズルは、排尿や排便等の排泄行為(以下、「用をたす」という。)をした後に、利用される。つまり、この洗浄ノズルは、使用者が用をたした後に、便器に取り付けられた操作盤を操作することにより、所定の位置に移動して水を噴出する。一般に、洗浄ノズルは、噴出した噴出水が局部から跳ね返って周囲にかからないような角度に設定されている。
このため、洗浄式便器を使用する使用者が、普通に便器を使用をしていれば、便座や便器の蓋(以下、便座等という。)に噴出した水はかからない。しかし、使用者には、洗浄式ノズルの使用後に、便座等を水でびしょびしょに濡らしてしまう人もいる。これは、比較的便座に前のめりに着座する使用者に多くみられる。つまり、便座の中央に設けられた便座開口に隙間が空いた状態で使用者が着座しているため、その隙間から噴出水が漏れてしまうのが原因である。
このように、便座等が濡れていると、後の使用者に大きな不快感をあたえてしまう。つまり、後の使用者は、便座等が濡れていることに気づかず、便座に座ってしまうと、思いもよらない箇所が濡れてしまう。また、後の使用者は、他人に体に触れた噴出水である接触水に触れてしまう。接触水は、他人の局部に触れた可能性もある。
後の使用者は、このような接触水に触れてしまうことに、嫌悪感や不快感を感じる。また、後の使用者は、使用する前に、接触水を拭き取る等の後始末をしなければならず手間がかかる。つまり、後の使用者は、接触水の存在に気づかなかった場合も気づいた場合も嫌悪感や不快感を感じてしまう。
洗浄ノズルより噴出した噴出水が、便座等を濡らさないようにするために、様々な便座が提案されている。例えば、確実に人が着座しているかどうかを判断し、着座/非着座それぞれにタイムリーな動作を行ない、また意図しない洗浄をしない衛生洗浄装置について開示されている(特許文献1参照)。また、特許文献2には、ロール状に巻回されており、平紙状に巻き出されて洋風便器の便座に被装される紙について開示されている。
特開2001−317109号公報 特開平05−76465号公報
しかながら、特許文献1に記載された衛生洗浄装置は、投光部と受光部を用いた着座検出手段が用いられており、全体的に高価な装置になってしまう。また、特許文献2に記載された洋風便器の便座に被装される紙は、必ずしも使用者がこのような紙を使用するとは限らないため、便座等に水がかかってしまうことがある。また、消耗品として常に使用しなければならず、コストがかかってしまう。
本考案は、以上のような従来の問題点を解決するために創作されたもので、次の目的を達成する。本考案の目的は、使用者が、便座に腰掛けたとき、便座等を汚さなくてすむ位置に簡単に座ることができる便座を提供することにある。本考案の他の目的は、洗浄式ノズルから噴出された水で濡れていることがないので、家庭用だけでなく公共トイレにおいても、多くの人々が快く使用できる便座を提供することにある。本考案の他の目的は、従来の便座の成形を改良するだけで製造できる便座を提供することにある。また、従来の便座の成形を改良するだけで、低価格で商品ラインにのせられる便座を提供することにある。
本考案は、前記目的を達成するため、次の手段をとる。
本考案1の便座は、使用者の局部を洗浄する洗浄水を噴出するノズルを有する便器の一方の側で軸支され、前記便器の上に開閉自在に設けられ、前記使用者が着座した着座状態で、前記便器に排泄物を排泄できるように、略中央に貫通した孔である便座開口が形成された略環状の便座において、前記便座は、前記便座の略環状の一方の側に設けられ、前記着座状態で前記使用者の腰を支持する腰支持部と、前記便座の略環状の他方の側であり、前記着座状態で前記使用者の大腿が載置される大腿載置部とからなり、前記腰支持部は、前記着座状態の前記使用者が、前記便器の一方の側に傾くように、前記便座開口の側から前記便器の一方の側に、前記便座開口を含む平面から上方向にかけて、所定の角度の傾斜になるように形成されていることを特徴とする。
本考案2の便座は、本考案1において、前記大腿載置部には、前記使用者の大腿を開脚して載置する位置と角度を決めるための突起部が設けられ前記突起部は、前記大腿載置部の表面から突出して形成されていることを特徴とする。
本考案3の便座は、本考案2において、前記便座の一方の側には、前記便器の側に向かうように凹んで形成され、使用者の尻が載置される尻載置部が形成されていることを特徴とする。
本考案4の便座は、本考案1〜3のいずれか1において、前記突起部は、面取りされて滑らかな形状に形成されていることを特徴とする。
本考案4の便座は、本考案1〜4のいずれか1において、前記突起部は、前記大腿載置部を覆うように形成され、前記大腿載置部上を往復移動可能に設けられた移動突起部からなることを特徴とする。
本考案の便座及びそれを用いた便器によると、次の効果が生じる。本考案の便座は、使用者が、便座に腰掛けたとき、便座等を汚さなくてすむ位置に簡単に座ることができる。本考案の便座は、洗浄式ノズルから噴出された水で濡れていることがないので、家庭用だけでなく公共トイレにおいても、多くの人々が快く使用できる。また、本考案の便座は、従来の便座の成形を改良するだけで製造できる。さらに、本考案の便座は、従来の便座の成形を改良するだけで、低価格で商品ラインにのせられる。
図1は、実施の形態1の便座を含む腰掛けトイレの外観図である。 図2は、使用者が、実施の形態1の便座を使用している状態を示す正面図である。 図3は、使用者が、実施の形態1の便座を使用している状態を示す右側面図である。 図4は、実施の形態1の便座に設けられた突起部を真横から見た状態を示す外観図である。 図5は、実施の形態2の便座を含む腰掛けトイレの外観図である。 図6は、使用者が、実施の形態2の便座を使用している状態を示す右側面図。 図7は、他の実施の形態の便座に設けられた突起部を真横から見た状態を示す外観図である。 図8は、他の実施の形態の便座に設けられた突起部を真横から見た状態を示す外観図である。
〔実施の形態1〕
実施の形態1を図面に基づいて説明する。図1は、実施の形態1の便座を含む腰掛けトイレの外観図である。図2は、使用者が、実施の形態1の便座を使用している状態を示す正面図である。図3は、使用者が、実施の形態1の便座を使用している状態を示す右側面図である。図4は、実施の形態1の便座に設けられた突起部を真横から見た状態を示す外観図である。
図1に示すように、便器1に使用者が着座したときの背中側に向かう一の方向を後方向(矢印B方向)とし、その反対側に向かう他の方向を前方向(矢印F方向)として説明を行なう。また、水平面内で前後方向と直交する方向を幅方向とし、幅方向の一の方向を左方向(矢印L方向)とし、他の方向を右方向(矢印R方向)として説明を行う。さらに、前後方向及び左右方向と直交する上側の方向を上方向(矢印U方向)とし、下側の方向を下方向(矢印D方向)として説明を行う。
〔便器1〕
図1に示すように、腰掛けトイレ100は、便器1、本体2、操作部3、蓋4、ノズル5及び便座10とから構成されている。腰掛けトイレ100は、使用者が着座した状態で、排泄物を排泄するタイプの便器である。便器1は、下方向から上方向にかけて、徐々に径が大きくなるように形成され、上面に便器開口1aが設けられた鉢形状に形成されている。便器1は、上面に設けられる便器開口1aから使用者の排泄物を受ける陶器等で形成された本体を構成する容器である。
便器1には、所定の水位の水たまりが設けられるように形成されている。水たまりには、下水管とトイレ内を遮断し、臭気が上がってくるのを防ぐ役割と、便器への排泄物付着を防ぐ役割がある。便器1は、排水路(図示せず)を介して下水管につなげられている。便器1は、公知の腰掛けトイレを構成するものであれば、どのような形状、材料でつくられたものでも良い。
〔本体2〕
図1に示すように、本体2は、蓋4と便座10とを支持するための支持部材(図示せず)が設けられた筐体である。本体2は、便器1の一方の側に設けられている。本体2には、蓋4が開閉自在に軸支されている。本体2には、便座10が開閉自在に軸支されている。本体2の内部には、ノズル5の出し入れを駆動するための駆動手段(図示せず)が設けられている。
本体2の内部には、熱交換器、各弁及びモータ等の各装置を制御するための制御装置(図示せず)等が設けられている。制御装置には、操作部3の各スイッチからの指令に従って、ノズル5の出し入れや洗浄水の水勢等を制御するための制御プログラム等が内蔵されている。本体2は、ポリプロピレン等の合成樹脂から形成されている。本体2は、熱可塑性の合成樹脂材料を射出成形金型内のキャビィティ部に射出して形成されている。
〔操作部3〕
図1に示すように、本体2には、操作部3が一体に形成されている。操作部3は、使用者が着座した状態で操作を行えるように、使用者の手元付近に位置するように形成されている。操作部3には、肛門の洗浄開始を入力するための押しボタンスイッチである、洗浄開始ボタンが設けられている。操作部3には、肛門の洗浄終了を入力するための押しボタンスイッチである、洗浄終了ボタンが設けられている。なお、操作部3には、上述したボタンの他に、洗浄水の水勢の調整や脱臭をするための押しボタン等が設けられても良い。
〔蓋4〕
図1に示すように、本体2には、蓋4が揺動可能に取り付けられている。蓋4の一方の側には、本体2側で軸支される蓋軸支部(図示せず)が形成されている。蓋4は、本体2に設けられた支軸(図示せず)を支点にして、便座10に対して開閉自在に設けられている。蓋4が閉状態のときは、便座10の上に載置され、便器開口1aと便座開口10aとを塞ぐ。蓋4が開状態のときは、便座に対して所定の角度で本体2に寄りかかるように固定される。蓋4は、開状態のときは、使用者の背もたれとなる。蓋4は、本体2と同様にポリプロピレン等の合成樹脂から形成されている。蓋軸支部は、便座軸支部10Rと同軸上に位置するように、本体2に取り付けられている。
〔ノズル5〕
図1に示すように、ノズル5は、使用者の局部に向けて洗浄水を噴出する装置である。ノズル5は、本体2に形成されたノズル収納部(図示せず)に収納されている。ノズル5は、本体2に設けられたモータ(図示せず)により、所定の局部洗浄位置に移動する。ノズル5には、水道より供給された洗浄水を噴出するための噴出口5aが設けられている。噴出口5aは、便座10に着座した使用者の局部に洗浄水を噴出できるように形成されている。
〔便座10〕
図1に示すように、本体2には、便座10が揺動可能に取り付けられている。便座10は、便座軸支部10R、大腿載置部11、腰支持部12及び尻載置部13とから構成されている。便座10の一方の側には、本体2側で軸支される便座軸支部10Rが形成されている。便座10は、本体2に設けられた支軸(図示せず)を支点にして、便器1に対して開閉自在に設けられている。便座10が閉状態のときは、便座10が便器1の上方向の縁部(図示せず)に載置された状態になる。便座10が開状態のときは、便器1に対して所定の角度で蓋4に寄りかかるように固定される。
便座10は、本体2と同様にポリプロピレン等の合成樹脂から形成されている。便座軸支部10Rは、蓋軸支部と同軸上に位置するように、本体2に取り付けられている。便座10には、使用者が着座するための座である。便座10は、使用者が着座するための部分であり、外形がタマゴ型形状に形成されている。なお、便座10の外形は、卵型形状に限られず、円形形状や楕円形状等の形状でも良い。便座10は、一方の側に腰支持部12及び尻載置部13が、他方の側に大腿載置部11が設けられている。
〔便座開口10a〕
図1に示すように、便座10には、使用者が着座した状態で用を足せるように便座開口10aが設けられている。便座開口10aは、便座10の略中央に形成されたタマゴ型形状の孔である。図2に示すように、便座10は、便座開口10aが形成されていることにより、上面視タマゴ型環状形状に形成されている。なお、便座開口10aは、卵型形状に限られず、円形形状や楕円形状等の形状の孔でも良い。
図2に示すように、便座10は、便座開口10aが形成されていることで上面視すると環状形状である輪状又は環状に形成されている。しかし、便座10は、使用者が便座10に着座した状態で、使用者の局部の位置に便座開口10aが位置するように形成されていれば、輪状又は環状でなくても良い。例えば、便座10は、輪状又は環状に形成されつつ、前方向側が切り欠かれた略U字形状に形成されていても良い。使用者は、便座開口10aが形成された便座10に着座することで、直接便器1に触れることなく用をたすことができる。
〔大腿載置部11〕
図1又は図3に示すように、便座10には、他方の側である前方向側に大腿載置部11が設けられている。図2に示すように、大腿載置部11は、環状形状に形成された便座10の一部であり、左右対称のアーチ状に形成されている。大腿載置部11には、使用者が着座した着座状態で使用者の大腿が載置される。大腿載置部11は、大腿が載置されるのであれば、どのような寸法、形状でもよい。例えば、大腿載置部11は、表面が平らな面で形成されているが、膨らんだ円弧状面に形成されていても良い。
〔腰支持部12〕
図1又は図3に示すように、便座10には、一方の側である後方向側に腰支持部12が形成されている。腰支持部12は、使用者が着座した状態で腰にあてられる部位である。腰支持部12は、便座開口10aから便座軸支部10Rにかけて傾斜するように形成されている。つまり、腰支持部12は、前方向から後方向にかけて上方向に傾斜するように形成されている。腰支持部12が、このように形成されていることにより、使用者は、後方向に傾くように着座される。つまり、使用者は、腰支持部12に寄りかかることにより、使用者の着座状態が後方向に傾斜する。
〔尻載置部13〕
図1又は図2に示すように、便座10には、一方の側である後方向側に尻載置部13が設けられている。尻載置部13は、環状形状に形成された便座10の一部であり、使用者が着座した着座状態で使用者の尻が載置される。尻載置部13は、尻が載置されるのであれば、どのような寸法、形状でもよい。例えば、尻載置部13は、表面が平らな面で形成されているが、膨らんだ円弧状面に形成されていても良い。
〔突起部14〕
図1に示すように、大腿載置部11には、突起部14が設けられている。図3又は図4に示すように、突起部14は、大腿載置部11から上方向に向かって突出するように形成されている。突起部14は、上方向に突出する半円柱形状に形成されている。なお、突起部14は、半円柱形状に限らず、他の形状(直方体形状、山形形状等)に形成されてもよい。突起部14は、大腿載置部11に一体に設けられている。
図2に示すように、突起部14は、使用者が着座した状態で、大腿の内腿の部分にあたるように大腿載置部11の前方向側に2つ設けられている。突起部14は、大腿載置部11上に左右対称になるように2つ設けられている。突起部14は、アーチ状に形成された大腿載置部11の内側から外側にかけて延びるように設けられている。突起部14は、大腿載置部11上において、所定の交差角(θ)をとるように、交差するように斜めに設けられている。突起部14は、90°以下の交差角(θ)の扇形形状の半径の一部に相当するように、大腿載置部11上に設けられている。
〔着座動作〕
次に、図2又は図3を用いて、使用者が便座に座るときの動作の説明と着座した状態の説明を行う。使用者は、便座10の尻載置部13に腰を下ろす。このとき、使用者の腰は、腰支持部12にあてられる。腰支持部12は、前方向から後方向にかけて上方向に角度α傾斜するように形成されている。腰支持部12が、このように形成されていることにより、使用者は、後方向に傾くように着座される。つまり、使用者は、腰支持部12に寄りかかることにより、使用者の着座状態が後方向に傾斜する。
次に、使用者は、大腿を大腿載置部11に載置する。使用者は、突起部14が設けられている位置に内腿があたるように着座する。使用者は、突起部14に大腿の内腿の部分が位置するように座るため、大腿載置部11上での大腿の位置が決められる。また、使用者は、突起部14に大腿の内腿の部分が位置するように座るため、大腿を開く角度も決められる。このとき、使用者は、便座開口10aの後方向側の部分を尻で隙間なく覆うような位置で着座している状態になる。
また、使用者は、突起部14の位置に大腿の内腿の部分があたるように座ることで、つねに便座10上の同一の箇所に位置決めされて着座することができる。つまり、使用者は、後方向に傾くように着座し、かつ、大腿を載置する位置や角度も決められるため、便座開口10aの後方向側の部分を尻で隙間なく覆うような位置で着座する。このような状態で、使用者は、操作部3を操作し、ノズル5の噴出口5aから噴出水を出す。使用者は、便座開口10aの後方向側の部分を尻で隙間なく覆うような位置で着座しているため、ノズルから噴出水を出しても噴出水や接触水が便座10や蓋4に付着しない。
よって、どのような使用者が使用しても、使用者は、つねに便座開口10aの後方向側の部分を尻で隙間を空けない状態で着座することができる。このため、どのような使用者が使用しても、便座開口10aの後方向側の部分に隙間ができず、噴出水が漏れない。つまり、どのような使用者が便座10を使用して局部の洗浄をしても、便座10や蓋4を噴出水や接触水でびしょびしょに濡らしてしまうことがない。
よって、後の使用者は、便座10や蓋4が濡れていないため、便器を安心して使用できる。また、この便座は、従来の便座の成形方法を改良するだけで製造できる。また、この便座は、従来の便座の成形を改良するだけで、低価格で商品ラインにのせられる。さらに、この便座は、洗浄式ノズルから噴出された水で濡れていることがないので、家庭用だけでなく公共トイレにおいても、多くの人々が快く使用できるようになる。
〔実施の形態2〕
以下、実施の形態2を図面に基づいて説明する。図5は、実施の形態2の便座を含む腰掛けトイレの外観図である。図6は、使用者が、実施の形態2の便座を使用している状態を示す右側面図。実施の形態2は、実施の形態1で説明した便座に尻載置凹部15が設けられている点のみが異なる。つまり、実施の形態2は、実施の形態1を利用した形態である。実施の形態2は、実施の形態を利用した形態なので実施の形態1で説明した詳細な説明は省略する。
〔尻載置凹部15〕
図5に示すように、尻載置凹部15は、便座10の一方の側である尻載置部13をくり抜くように形成されている。尻載置凹部15は、使用者の尻の形状にあうように、便座10の表面から下方向にかけてくり抜くように形成されている。尻載置凹部15は、老若男女の尻の平均形状にあわせて、くり抜かれていると良い。尻載置凹部15は、使用者が座ったときに違和感を感じないように、とがっている部分を滑らかになるように面取りをほどこしても良い。
次に、図6を用いて、使用者が便座に座るときの動作の説明と着座した状態の説明を行う。使用者は、便座10の尻載置凹部15に腰を下ろす。このとき、使用者の腰は、腰支持部12にあてられる。使用者は、腰支持部12に寄りかかることにより、使用者の着座状態が後方向に傾斜する。使用者は、便座10の表面がくり抜かれているため、表面がくり抜かれていない便座に比べて、深く座ることができる。このため、使用者は、よりノズル5に近い位置に座ることができる。このため、ノズル5より噴出する噴出水が分散されることなく、使用者の局部に当てられる。このため、便座10や蓋4が汚れない。
〔他の実施の形態〕
以下、他の実施の形態を図面に基づいて説明する。図7は、他の実施の形態の便座に設けられた突起部を真横から見た状態を示す外観図である。図8は、他の実施の形態の便座に設けられた突起部を真横から見た状態を示す外観図である。他の実施の形態は、実施の形態1で説明した突起部の形状のみが異なる。つまり、他の実施の形態は、実施の形態1を利用した形態である。他の実施の形態は、実施の形態1を利用した形態なので実施の形態1で説明した詳細な説明は省略する。
図7に示すように、突起部114は、略三角形形状に形成されている。突起部114は、頂点にあたる部分が面取りされた滑らかな状態に形成されている。突起部114は、内腿があたる部分である接触部114aが、前方向側に突出するような円弧又は放物線等を描くように形成されている。突起部114がこのように設けられていることにより、使用者は、突起部114に内腿をあてても違和感を感じることがなく便座に着座していられる。また、使用者は、長時間便座に座っていても、内腿に跡が付くことがない。
図8に示すように、突起部214は、移動フード部214mに設けられている。大腿載置部11には、略前後方向に延びて形成された1対のレール溝211が形成されている。レール溝211には、移動フード部214mがスライド移動自在に設けられている。移動フード部214mは、大腿載置部11を覆うようにして係止されている。移動フード部214mには、レール溝に噛み合う噛合部が設けられている(図示せず)。噛合部は、例えば、レール溝に噛み合うように爪形状に形成されている。移動フード部214mは、噛合部がレール溝211に噛み合うことにより、大腿載置部11の略前後方向に移動可能に設けられている。突起部214がこのように設けられていることにより、使用者は、突起部214を内腿にあてる場所を調整することができる。
以上、本考案の種々の実施の形態を説明したが、本考案は、この実施の形態に限定されることはない。本考案の目的、趣旨を逸脱しない範囲内での変更が可能なことはいうまでもない。
1 … 便器
2 … 本体
3 … 操作部
4 … 蓋
5 … ノズル
10 … 便座
10a … 便座開口
11 … 大腿載置部
12 … 腰支持部
13 … 尻載置部
14 … 突起部

Claims (5)

  1. 使用者の局部を洗浄する洗浄水を噴出するノズル(5)を有する便器(1)の一方の側で軸支され、前記便器(1)の上に開閉自在に設けられ、前記使用者が着座した着座状態で、前記便器(1)に排泄物を排泄できるように、略中央に貫通した孔である便座開口(10a)が形成された略環状の便座(10)において、
    前記便座(10)は、
    前記便座の略環状の一方の側に設けられ、前記着座状態で前記使用者の腰を支持する腰支持部(12)と、
    前記便座の略環状の他方の側であり、前記着座状態で前記使用者の大腿が載置される大腿載置部(11)とからなり、
    前記腰支持部(12)は、前記着座状態の前記使用者が、前記便器の一方の側に傾くように、前記便座開口(10a)の側から前記便器(1)の一方の側に、前記便座開口(10a)を含む平面から上方向にかけて、所定の角度の傾斜になるように形成されている
    ことを特徴とする便座。
  2. 請求項1に記載の便座において、
    前記大腿載置部(11)には、前記使用者の大腿を開脚して載置する位置と角度を決めるための突起部(14、114、214)が設けられ
    前記突起部(14、114、214)は、前記大腿載置部(11)の表面から突出して形成されている
    ことを特徴とする便座。
  3. 請求項2に記載の便座において、
    前記便座(10)の一方の側には、前記便器の側に向かうように凹んで形成され、使用者の尻が載置される尻載置凹部(15)が形成されている
    ことを特徴とする便座。
  4. 請求項2〜3のいずれか1項に記載の便座において、
    前記突起部(114)は、面取りされて滑らかな形状に形成されている
    ことを特徴とする便座。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の便座において、
    前記突起部(214)は、
    前記大腿載置部(11)を覆うように形成され、前記大腿載置部(11)上を往復移動可能に設けられた移動フード部(214m)に設けられている
    ことを特徴とする便座。
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