JPH062355A - 洗浄便座の操作部 - Google Patents

洗浄便座の操作部

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JPH062355A
JPH062355A JP4159664A JP15966492A JPH062355A JP H062355 A JPH062355 A JP H062355A JP 4159664 A JP4159664 A JP 4159664A JP 15966492 A JP15966492 A JP 15966492A JP H062355 A JPH062355 A JP H062355A
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switch
remote controller
nozzle body
switches
toilet seat
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Hironori Yamazaki
洋式 山崎
Takahiro Yanagawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 便器本体に対してリモートコントローラを左
右のいずれに備えても、ノズルの動作を間違えることな
く操作できるようにすること。 【構成】 局部に向けて洗浄水を噴出するノズル装置を
備え、このノズル装置のノズル本体を洗浄位置に進出さ
せた後、ノズル本体を前進又は後退動作させる駆動系を
備え、この駆動系を含めた洗浄に関する動作を操作する
ためのリモートコントローラを備えた洗浄便座におい
て、駆動系を作動させてノズル本体の前進及び後退の動
作をそれぞれ行わせる前記リモートコントローラのスイ
ッチを、互いに切り替え可能とする。また、リモートコ
ントローラに設けるノズル本体の前進,後退のためのそ
れぞれのスイッチには、互いに方向が逆向きの矢印の表
示を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、腰掛け式の便器にセッ
トされる局部洗浄用の洗浄便座に係り、特に洗浄用のノ
ズルを操作するためのリモートコントローラを利用した
操作部に関する。
【0002】
【従来の技術】局部洗浄機能を持つ洗浄便座は、便器本
体に固定するケーシングの中にノズル装置等やその他の
機能部,洗浄水の供給系,コントローラ等を設け、更に
便器本体に被さる便座をこのケーシングに取り付けたも
のがその典型である。
【0003】このような洗浄便座では、ノズル装置や乾
燥用の温風ファンを作動させるための操作部をケーシン
グの表面に設けるものが主流であったが、近来ではより
良く使えるようにするためにリモートコントローラを利
用するものが多い。
【0004】図10はこのリモートコントローラを用い
たトイレ設備の概要を示すものである。
【0005】便器本体1に固定した洗浄便座のケーシン
グ2には、先にも述べたように便座2aと便蓋2bを開
閉自在に備え、ケーシング2の表面には操作盤2cを設
けている。そして、トイレの壁には、この操作盤2cに
代えて使用するリモートコントローラ3がハンガー3a
によって保持して備え付けられている。リモートコント
ローラ3は、洗浄機能や乾燥機能等の操作の全てを行う
ものとし、たとえばケーシング2から洗浄位置との間を
進退するノズル装置(図示せず)を動作させることにも
利用する。
【0006】リモートコントローラ3は、使う人が便座
2aに座ったままの姿勢で取り扱える位置に設ける必要
があり、したがって図示の例のように便座2aの側方の
壁を利用することが多いというよりむしろ側方の壁でな
ければ使い勝手上の問題が大きい。
【0007】一方、リモートコントローラ3は、衛生洗
浄装置が水周りの設備であることから掃除の邪魔となる
コードがないことが望ましく、たとえば赤外線を利用し
た光学式のものが一般的である。そして、ハンガー3a
に掛けたときに便座2aに座っている人を向く面には、
各種の操作スイッチを配置し、これらのスイッチを押す
ことで機能部を操作する。
【0008】このようなリモートコントローラ3を使う
場合、高齢者や子供等でも簡単に操作できるようにする
ことは重要であり、スイッチの配置やその機能等はたと
えば図柄や文字等で表示することが好ましい。たとえば
図11に示すように、リモートコントローラ3の正面に
「前」と「後」のマークを施したスイッチ30,31を
設け、これらのスイッチ30,31を押すことによっ
て、洗浄位置に進出したノズル装置の噴出点を前進又は
後退させて洗浄位置を変えるようにしたものも既に開発
されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】リモートコントローラ
3の仕様は、洗浄便座の機能に応じて変わるが、共通の
洗浄便座については一つの共通のものが品揃えされる。
このため、たとえば図11で示した仕様のリモートコン
トローラ3を図10のトイレの中に左側の壁すなわち便
座2aに座った人から見ると右手側の壁に配置してしま
うと、図12のようにスイッチ30,31の向きが反転
する。したがって、「前」の表示をしたスイッチ30が
ケーシング2側を向き、「後」の表示のスイッチ31が
前方を向く姿勢となる。
【0010】このように、リモートコントローラ3の正
面の向きがトイレの奥行き方向で反転してしまうと、ノ
ズル装置を使おうとするとき、「後」の表示のスイッチ
31を押しやすくなり、また同様にノズル装置を収納す
るときには「前」の表示のスイッチ30を押しやすくな
る。すなわち、ノズル装置4の移動方向に合わせてこれ
らのスイッチ30,31を並べているので、使う人は直
観的に移動する側のスイッチを押してしまいやすい。
【0011】リモートコントローラ3の好適な位置は、
先にも述べたように、便座2aに座っている人が取り扱
いやすい側方の壁とすることが好ましい。ところが、リ
モートコントローラ3の仕様を図10において便器本体
1の正面から見て右側の壁に用いるものに合わせていた
場合、左の壁にしかリモートコントローラ3を取り付け
られないトイレの場合では、ノズル装置の操作を間違い
やすい。
【0012】このように、リモートコントローラ3が一
つの仕様であれば、便器本体1に対して左右どちらの壁
にこのリモートコントローラ3を備えるかによって使い
勝手に大きな差が出てしまう。したがって、もしリモー
トコントローラ3の仕様に合致しない姿勢でこれを取り
付けてしまうと、使う度にノズル装置の操作を間違える
恐れがあり、好みと反対方向に調節したり、洗浄水を無
駄に使ってしまうという問題が残る。
【0013】本発明において解決すべき課題は、便器本
体に対してリモートコントローラを左右のいずれに備え
ても、ノズルの動作を間違えることなく操作できるよう
にすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、局部に向けて
洗浄水を噴出するノズル装置を備え、該ノズル装置のノ
ズル本体を洗浄位置に進出させた後、該ノズル本体を前
進又は後退動作させる駆動系を備え、該駆動系を含めた
洗浄に関する動作を操作するためのリモートコントロー
ラを備えた洗浄便座であって、前記駆動系を作動させて
前記ノズル本体の前進及び後退の動作をそれぞれ行わせ
る前記リモートコントローラのスイッチを、互いに切り
替え可能としたことを特徴とする。
【0015】また、リモートコントローラに設けるノズ
ル本体の前進,後退のためのそれぞれのスイッチには、
互いに方向が逆向きの矢印の表示を備えることができ
る。
【0016】
【作用】リモートコントローラに設けるノズル本体の前
進及び後退のためのスイッチは互いに切り替え可能であ
るため、前進用のスイッチを後退用にまた後退用のスイ
ッチを前進用として使うことができる。このため、リモ
ートコントローラの前面にこれらのスイッチを配置する
とき、洗浄便座に対するリモートコントローラの姿勢に
応じて、ノズル装置の前進及び後退の方向に合わせるよ
うに選定することができる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の操作システムを備えた便器装
置の斜視図である。
【0018】この便器装置は、従来例のものと同様に、
便器本体1に洗浄便座機能のケーシング2を固定し、ケ
ーシング2には便座2a及び便蓋2bを取り付けると共
に各機能部を操作するための操作盤2cをケーシング2
の表面に備えたものである。そして、ケーシング2から
便座2aの下を潜って進退動作するノズル装置4を組み
込み、このノズル装置4のストローク方向の位置を変更
することによって洗浄ポイントを任意に設定できるよう
にする。
【0019】図2はノズル装置4への洗浄水の供給系を
示す概略図である。
【0020】ノズル装置4への洗浄水の流路には、ケー
シング2の外部の給水配管に接続され流路の開閉及び調
圧のためのバルブユニット5,給水を加熱する温水タン
ク6,温水タンク6からの洗浄水の流量を設定する流量
制御弁7をそれぞれ組み込む。ノズル装置4はノズル本
体4aとこれを進退自在に支持するシリンダ4bを備
え、モータ4cの出力軸をこのノズル本体4aに機械的
に連接することによってその軸線方向に往復動作させ
る。また、ノズル装置4の制御を含めて洗浄水の供給を
制御するための制御部8を備え、これによってバルブユ
ニット5の開閉,温水タンク6の温度センサ6bからの
信号に基づくヒータ6aの発熱量,流量制御弁7を制御
する。
【0021】なお、ケーシング2の中には洗浄機能部だ
けでなく、乾燥用の温風ファン,消臭用のファン及びカ
セット等を組み込むことは任意であり、これらの機能部
の操作も同様に操作盤2cによって行うものとする。
【0022】図1の例では、便器本体1を正面から見て
右側すなわち便座2aに座っている人にとっては左手の
壁に、リモートコントローラ3がそのハンガー3aによ
って保持されている。このリモートコントローラ3は従
来例と同様に赤外線の投光部を持ち、これからの赤外線
信号をケーシング2の受光窓2dに送って制御部8に入
力可能としたものである。
【0023】図3はリモートコントローラ3の概略斜視
図であり、ノズル装置4を駆動する洗浄スイッチ3b,
乾燥用の温風ファンを駆動する乾燥スイッチ3c及びこ
れらの洗浄,乾燥の機能を停止させる停止スイッチ3d
が正面にそれぞれ配置されている。これらのスイッチの
ほか、洗浄水の温度や流量,温風の温度,便座2aが暖
房便座であればその暖房温度等を設定するスイッチ等
(いずれも図示せず)も必要に応じて組み込む。
【0024】リモートコントローラ3には、洗浄スイッ
チ3bをオンしてノズル本体4aをその洗浄位置に設定
した後の洗浄モードのとき、ノズル装置4のモータ4c
の出力軸の回転量を調整してノズル本体4aの位置を前
又は後側に位置を変更するためのスイッチを設ける。こ
のスイッチは、図3に示すように、一組の前進用の第1
スイッチ9及び後退用の第2スイッチ10によって構成
され、これらのスイッチ9,10の表面にはそれぞれ互
いに矢印の向きが反対となる表示9a,10aが施され
ている。
【0025】ここで、洗浄スイッチ3bをオンすると、
リモートコントローラ3からの光信号を制御部8の受光
素子がこれを受け、モータ4cを作動させてノズル本体
4aを予め設定された洗浄位置へ進出させて停止させ
る。このノズル本体4aの進出と同時又は進出後にバル
ブユニット5の開閉用電磁弁等が開弁し、ノズル本体4
aの先端から洗浄水が噴射される。そして、停止スイッ
チ3dをオンすれば、バルブユニット5が閉弁すると共
にモータ4cの出力軸が逆回転してノズル本体4aをそ
の収納位置に戻す。
【0026】このようなノズル装置4の動作において、
前進スイッチ9の機能は、ノズル本体4aがその洗浄位
置に到達して停止した後に、洗浄位置を調整するためノ
ズル本体4aを前方に移動させるものとする。すなわ
ち、洗浄スイッチ3bをオンしてノズル装置4が洗浄モ
ードにあるとき、第1スイッチ9を押せば、その押す時
間に比例して制御部8によってモータ4cへの通電時間
を制御し、これによってノズル本体4aを使う人にとっ
て都合のよい位置まで前進させる。
【0027】一方、第2スイッチ10はノズル本体4a
に逆向きの動作を行わせるものであり、押している時間
に比例してモータ4cの作動によってノズル本体4aの
後退量を設定可能とする。
【0028】このように、リモートコントローラ3に第
1スイッチ9及び第2スイッチ10を備えることによっ
て、ノズル本体4aはその洗浄位置を自由に使う人が設
定することができる。
【0029】図1及び図3に示すようなリモートコント
ローラ3の姿勢、すなわち第1スイッチ9がノズル本体
4bの前進方向に一致し、第2スイッチ10がその後退
方向に一致していれば、便座2aに座った人はノズル本
体4aの移動方向を確認でき、誤って操作することはな
い。ところが、リモートコントローラ3を図1とは反対
側であって便座2aに座った人から見れば右手にこのリ
モートコントローラ3を設けた場合では、第1スイッチ
9の表示9aが後側を向き、第2スイッチ10の表示は
前側を向いてしまう。このため、従来技術の項で説明し
たように、前進と後退の操作を誤りやすくなる(図9及
び図10参照)。
【0030】これに対し、リモートコントローラ3に
は、第1スイッチ9と第2スイッチ10の機能を切り替
え可能な構成を持たせる。その例としては、図4に示す
ように、リモートコントローラ3の裏面に切替えスイッ
チ11を設けておき、これを便座2aに人が座ったとき
に右側配置か左側配置かを示す表示R,Lに従ってセッ
トする。そして、この切替えスイッチ11は、リモート
コントローラ3の回路において、第1,第2スイッチ
9,10の操作手段と信号発生手段との対応を切り替え
る素子とする。
【0031】図4の場合では、切替えスイッチ11は表
示L側にあって、図1の場合に使用可能な状態にある。
そして、図5のようにリモートコントローラ3を便座2
aに座る人にとって右手に設ける場合では、切替えスイ
ッチ11をR側に切り替えるだけでよい。そして、リモ
ートコントローラ3を右手に設けると図6に示す姿勢を
とり、第1スイッチ9の表示9aは後側を向く矢印とな
り、第2スイッチ10の表示10aは前側を向く矢印と
なる。また、第1スイッチ9はノズル本体4aを後退さ
せるスイッチとなり、逆に第2スイッチ10は前進させ
るスイッチに切り替わっているので、表示9a,10a
の矢印方向を参考にして操作することができる。
【0032】このように、リモートコントローラ3の位
置が変わっても、その表示9a,10aの方向にノズル
本体4aを動かすように第1,第2スイッチ9,10の
機能を対応させることができる。このため、ノズル本体
4aをその洗浄位置にセットした後に前後に動かす操作
も、表示9a,10aに従って第1スイッチ9又は第2
スイッチ10を押すだけでよく、誤操作の心配がなくな
る。
【0033】リモートコントローラ3自身に切替えスイ
ッチ11を設けるのに代えて、衛生洗浄装置側にこのよ
うな切替えスイッチを備えることもできる。この場合で
は、たとえば図7のようにケーシング2の上面に切替え
スイッチ12を備え、図1で示したリモートコントロー
ラ3の配置を標準仕様のものとする。すなわち、この場
合でも図3のリモートコントローラ3の第1,第2スイ
ッチ9,10によってノズル本体4bの前進及び後退を
それぞれの表示9a,10aに合わせて行える仕様とす
る。そして、リモートコントローラ3を図1の場合と反
対側の壁に設ける場合では、切替えスイッチ12を右手
使用のR側にセットし、第1,第2スイッチ9,10の
それぞれの表示9a,10aに従ってノズル本体4aが
動くように制御部8によってその動作を制御する。
【0034】また、衛生洗浄装置側に切替えスイッチ1
2を設けるとき、標準仕様のリモートコントローラ3を
便座2aに座った人から見て右手使用とするには、切り
替えスイッチ12による制御部8の回路の切替えによっ
て、リモートコントローラ3からの光信号を逆に読み替
えるように制御回路を組めばよい。
【0035】なお、図7に示すように、切り替えスイッ
チ12の摘み12aをケーシング2の幅方向に動かすこ
とによって切り替える方式とすれば、リモートコントロ
ーラ3の位置に応じて表示のL又はRを利用して簡単に
切り替えることができる。
【0036】このように、衛生洗浄装置側に切替えスイ
ッチ12を備える場合でも、リモートコントローラ3が
使う人の右手又は左手のいずれに位置しても、第1,第
2スイッチ9,10の表示9a,10aの向きにノズル
本体4aを動かすことができ、誤操作の問題は解消され
る。
【0037】以上の例では、切替えスイッチ11,12
を用いてリモートコントローラ3自身又は衛生洗浄装置
の制御部8の回路を切り替えることで、リモートコント
ローラ3の右側及び左側配置のいずれにも対応できるよ
うにした。これに代えて、切替えスイッチを備えたり回
路を変更したりすることなく、表示部分を変更するだけ
で誤操作を防ぐこともできる。その例を、図8の概略図
に示す。
【0038】リモートコントローラ3は図3のものと全
く同様の各スイッチ3b〜3d,9,10を備えたもの
である。そして、ノズル本体4aを前進又は後退させる
ための第1,第2スイッチ9,10の端子は、リモート
コントローラ3の表面に開けた孔3e,3fに臨む配置
とし、表示9a,10aを描いたキャップ9b,10b
をこれらの孔3e,3fに着脱自在とする。キャップ9
b,10bはそれぞれを孔3e,3fに差し込んだとき
にこれらを押すことによって、第1,第2スイッチ9,
10をオンさせることができるように構成する。
【0039】図8の(a)では、第1,第2スイッチ
9,10の表示9a,10aは図3の場合と同じ向きで
あり、これは図1の例のように便座2aに座った人が左
手配置として使える。これに対し、反対側の壁にリモー
トコントローラ3を備えるときは、キャップ9b,10
bを互いに入れ替える。これにより、図8の(b)のよ
うに第1,第2スイッチ9,10のそれぞれの表示9
a,10aは元のものと逆向きになる。したがって、ノ
ズル本体4aの前進操作用であった第1スイッチ9は、
左手配置の場合の姿勢のときにノズル本体4aの前進方
向を向く矢印を描いた表示9aが位置し、第2スイッチ
10には後退側の表示10aが位置する。したがって、
リモートコントローラ3の回路や衛生洗浄装置側の制御
部8の回路の切替えを必要とすることなく、一つのリモ
ートコントローラ3を右手及び左手の使い勝手に共用す
ることができる。
【0040】なお、孔3e,3f及びキャップ9b,1
0bがいずれも同じ形状であれば、第1,第2スイッチ
9,10側のそれぞれのキャップ9b,10bを左右反
転することでも同様に表示9a,10aの向きを変える
ことができる。
【0041】ここで、衛生洗浄装置の仕様は一般人向け
とすることが標準であるが、各種の病院や施設にも適用
されることが多く、たとえば目の不自由な人達でも操作
できるようにすることが要求される。この場合、各スイ
ッチの表面にそれぞの機能を示すための点字を施すこと
が考えられる。しかし、点字は表面にその意味を示すた
めの突部を配列したものであり、外観の面から見ると不
自然な感じを与えかねない。
【0042】そこで、操作盤2cやリモートコントロー
ラ3に備える各スイッチの表面の粗さを手の感触で確認
できるようにし、その粗さの度合いによって該当するス
イッチが何であるかを点字に代えて人に伝えることがで
きる。
【0043】たとえば、図9示すように衛生洗浄装置の
基本機能を操作するための洗浄スイッチ20,乾燥スイ
ッチ21及び停止スイッチ22の表面をエンボス加工や
マット仕上等によって表面の粗度を異ならせるようにす
る。図示の場合、各スイッチ20〜22にはローレット
状の網目模様20a,21a,22aを形成し、洗浄ス
イッチ20の網目模様20aが最も細かく、乾燥スイッ
チ21及び停止スイッチ22の順に粗くする。このよう
に網目模様20a〜22aを変えることで、最初にこれ
らの表面の粗さが何の機能のためのスイッチであるかを
人に知らせておけば、表面粗さに従って操作することが
できる。
【0044】また、網目模様20a〜22aの粗さを先
の順のようにしておけば、使う人は触ったスイッチの感
触が滑らかなものから順にスイッチを触っていけば、洗
浄,乾燥及び停止の操作の順を誤ることもない。
【0045】このように、点字を用いる代わりに、スイ
ッチの表面のほぼ全体にその表面粗度が異なるように模
様を付けることによって、目の不自由な人でも簡単に操
作でき、スイッチの外観のデザインの面でも好ましいも
のとなる。
【0046】
【発明の効果】本発明では、ノズルの洗浄位置での前進
及び後退のための2個のスイッチの機能を互いに切り替
え可能としているので、スイッチが前後反転してしまう
据え付けであっても、切り替えによってノズル装置の移
動の向きに合わせたスイッチの配置とすることができ
る。このため、右配置及び左配置であっても、誤操作を
生じないスイッチの取り扱いが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリモートコントローラを備えた温水洗
浄便座の一例を示す斜視図である。
【図2】衛生洗浄装置における洗浄水の供給系及びリモ
ートコントローラを含めた操作の概要を示す図である。
【図3】リモートコントローラの一例を示す概略斜視図
である。
【図4】切替えスイッチの配置を示すリモートコントロ
ーラの背面斜視図である。
【図5】リモートコントローラを便座に座った人から見
て右手に配置した例を示す平面図である。
【図6】図5のリモートコントローラを右手配置とした
ときの斜視図である。
【図7】衛生洗浄装置側にリモートコントローラからの
信号を逆に読み取るための回路に切り替えるスイッチを
備える例の平面図である。
【図8】リモートコントローラの回路を切り替えること
なく表示部分の変更のみによって右手及び左手使用に共
用できる例を示す図であって、同図の(a)はキャップ
の組み込み例を示し、同図の(b)はキャップの組替え
によってその表示の矢印の向きを変更した状態を示す図
である。
【図9】リモートコントローラのスイッチの表面に粗度
の異なる網目模様を施した例を示す概略図である。
【図10】洗浄便座とリモートコントローラの配置を示
す従来例の斜視図である。
【図11】図10におけるリモートコントローラの姿勢
及びノズル装置の前進,後退のためのスイッチの配置を
示す斜視図である。
【図12】図11のリモートコントローラを右手使用と
したときの前進及び後退用のスイッチの前後反転を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 便器本体 2 ケーシング 2a 便座 2c 操作盤 3 リモートコントローラ 3b 洗浄スイッチ 3c 乾燥スイッチ 3d 停止スイッチ 4 ノズル装置 8 制御部 9 第1スイッチ 9a 表示 9b キャップ 10 第2スイッチ 10a 表示 10b キャップ 11 切替えスイッチ 12 切替えスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局部に向けて洗浄水を噴出するノズル装
    置を備え、該ノズル装置のノズル本体を洗浄位置に進出
    させた後、該ノズル本体を前進又は後退動作させる駆動
    系を備え、該駆動系を含めた洗浄に関する動作を操作す
    るためのリモートコントローラを備えた洗浄便座であっ
    て、前記駆動系を作動させて前記ノズル本体の前進及び
    後退の動作をそれぞれ行わせる前記リモートコントロー
    ラのスイッチを、互いに切り替え可能としたことを特徴
    とする洗浄便座の操作部。
  2. 【請求項2】 前記リモートコントローラに設けるノズ
    ル本体の前進,後退のためのそれぞれのスイッチは、互
    いに方向が逆向きの矢印の表示を備えていることを特徴
    とする請求項1記載の洗浄便座の操作部。
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