JP2014190631A - コンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、被加熱物の外径の大小を判別できるようにすることを目的とする。
【解決手段】被加熱物を加熱するための燃焼火炎を発生させるバーナ11と、バーナ11の周囲の天板16上に設けられ、バーナ11の上方に被加熱物を支持するための複数の爪41〜46を有する五徳30と、バーナ11の周囲において、五徳30の爪41の下方に設けられた熱センサ21と、バーナ11の火力と熱センサ21の検出値とに基づいて、被加熱物の外径が予め定められた閾値以上であるか否かを判別する制御部と、を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンロに関する。
ガスコンロにおいて、コントローラが、五徳リングの裏面に設けられた温度センサから得られる検出温度を監視し、検出温度が予め設定された所定温度よりも低い場合は、小径の調理容器であると判断して、切替弁の流路を絞り路側へ切り替える構造が開示されている。ガス量の最大値は絞り路で制限され、たとえ火力調節レバーが強火力位置にあっても火力は抑えられ、火炎が調理容器の外側に溢れることがない、とされている(特許文献1参照)。
特開2006−138597号公報
しかしながら、鍋有無検知用スイッチは、被加熱物の外径を検知するものではないため、被加熱物を五徳に置いた際に、弱火の状態から鍋を持ち上げる前の火力に戻ってしまう。
また、中火程度の火力位置で点火する機能は、鍋の外径による火力制御ではないため、小径鍋の場合に鍋周りに炎が溢れることが考えられる。
更に、上記した特許文献1に係る従来例では、光学式検出手段を複数重の同心円状に並べるため、構造が複雑となる。
本発明は、上記事実を考慮して、簡易な構成で、被加熱物の外径の大小を判別できるようにすることを目的とする。
請求項1の発明(コンロ)は、被加熱物を加熱するための燃焼火炎を発生させるバーナと、前記バーナの周囲の天板上に設けられ、前記バーナの上方に前記被加熱物を支持するための複数の爪を有する五徳と、前記バーナの周囲において、前記五徳の前記爪の下方に設けられた熱センサと、前記バーナの火力と前記熱センサの検出値とに基づいて、前記被加熱物の外径が予め定められた閾値以上であるか否かを判別する制御部と、を有している。
請求項1に記載のコンロでは、五徳の爪の下方に熱センサが設けられており、バーナの火力と、該熱センサの検出値とに基づいて、制御部が、被加熱物の外径が予め定められた閾値以上であるか否かを判別する。
バーナの火力と熱センサの検出値との間には相関性がある。バーナの燃焼火炎の広がり方は、被加熱物の外径によって変化するため、その相関性は、被加熱物の外径によって変化する。従って、ある火力においてこの相関性が成り立てば、被加熱物の外径が閾値以上であると判定し、成り立たなければ、被加熱物の外径が閾値未満であると判定することができる。このように、熱センサを追加するという簡易な構成で、被加熱物の外径を判別することができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載のコンロにおいて、前記バーナの火力をxとし、前記熱センサの検出値をyとし、a,bを定数とすると、前記制御部は、式(1)が真であるとき、前記被加熱物の外径が前記閾値以上であると判定し、式(1)が偽であるとき、前記被加熱物の外径が前記閾値未満であると判定することを特徴としている。
y≧ax+b・・・式(1)
請求項2に記載のコンロでは、制御部が、バーナの火力と熱センサの検出値との間の相関性を示す式(1)を用いて、被加熱物の外径が閾値以上であるか否かを判別することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のコンロにおいて、前記制御部は、前記被加熱物の外径が前記閾値以上であるか否かに応じて、前記バーナの火力を調節することを特徴としている。
請求項3に記載のコンロでは、被加熱物の外径が閾値以上の場合にはバーナの火力を上げ、被加熱物の外径が閾値未満の場合にはバーナの火力を下げることができる。このため、被加熱物の外径が閾値以上であるか否かにかかわらず、バーナの火力を適切に設定することができる。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のコンロにおいて、前記熱センサが、前記バーナの周囲に3箇所以上配置され、各々の前記熱センサの検出値における異常値の有無を更に判別することを特徴としている。
請求項4に記載のコンロでは、バーナの周囲に3箇所以上配置された熱センサの検出値に異常値が有るかどうかを、制御部が判別する。異常値がある場合、バーナの中心と被加熱物の中心との間に位置ずれがあると考えることができる。このため、被加熱物の外径を判別すると共に、被加熱物の位置ずれを検出することができる。
請求項5の発明は、請求項4に記載の加熱調理器において、前記制御部は、前記被加熱物の外径が前記閾値未満であり、前記異常値がある場合に、警告を発することを特徴としている。
請求項5に記載のコンロでは、被加熱物の位置ずれに対して警告を発することができる。このため、コンロの使用者に、被加熱物を適切な位置に載置するよう促すことができる。
請求項6の発明(プログラム)は、コンピュータに、バーナの火力と、3つ以上の熱センサの検出値とに基づいて、前記被加熱物の外径が予め定められた閾値以上であるか否かを判別するステップと、各々の前記熱センサの検出値における異常値の有無を更に判別するステップと、前記異常値がある場合に、警告を発するステップと、前記被加熱物の外径に応じて、前記被加熱物を加熱するバーナの火力を調節するステップと、を実行させる。
請求項6に記載のプログラムでは、コンピュータに各ステップを実行させることにより、被加熱物の外径の大小、位置ずれがある場合の警告、及び被加熱物の外径に応じたバーナの火力調節を行うことができる。
以上説明したように、本発明によれば、簡易な構成で、被加熱物の外径を判別できるようにすることができる、という優れた効果が得られる。
コンロを示す斜視図である。 熱センサが1箇所配置された例を示す斜視図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 閾値に対応する外径の鍋を使用した場合における、バーナの火力と、熱センサの起電力との相関を示す線図である。 プログラムの流れを示すフローチャートである。 熱センサが3箇所配置された例を示す斜視図である。 3つの熱センサを用いる場合のステップを抜粋して示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。
(コンロ)
図1において、本実施形態に係るコンロ10は、例えばガスコンロであり、バーナ11と、五徳30と、熱センサ21と、制御部14(図3)と、を有している。
図1,図2において、バーナ11は、被加熱物の一例たる鍋20を加熱するための燃焼火炎を発生させる装置である。バーナ11の周囲には、天板16が設けられている。バーナ11の火力は、火力調節弁24(図3)により設定できるようになっている。図1に示されるように、バーナ11は、開口面積が大きい大火炎口12と、開口面積が小さい小火炎口13とを有している。小火炎口13は、後述する五徳30の爪41〜46に対応する位置に設けられている。これにより、燃焼火炎による爪41〜46の過熱を抑制している。この他、図1に示されるように、バーナ11の中央には、調理油過熱防止装置用のSiセンサ18が設けられている。また、バーナ11の近傍には、立ち消え安全装置用の熱センサ19が設けられている。
五徳30は、バーナ11の周囲の天板16上に設けられ、バーナ11の上方に鍋20を支持するための複数の爪41〜46を有している。この五徳30は、例えばバーナ11の中心Oと、例えば同心に配置されている。一例として、爪41〜46は、バーナ11の周方向に60°毎に設けられ、バーナ11の中心Oを中心としたそれぞれ放射状に延びている。図2に示されるように、爪41〜46の先端48(五徳30の径方向内側端)は、バーナ11の外側に位置している。
図1,図2において、熱センサ21は、バーナ11の周囲において、五徳30の爪41の下方に設けられた温度センサである。具体的には、熱センサ21は熱電対である。熱センサ21の検出値は熱起電力である。この熱センサ21は、五徳30の爪41の直下に設けられていることが望ましい。爪41の位置には、バーナ11の小火炎口13が対応しているため、燃焼火炎の火力が大火炎口12と比べて弱い。また燃焼火炎が爪41に直接当たると、該燃焼火炎が不安定となる上、その熱が爪41(五徳30)に伝達される。この結果、熱センサ21の劣化を抑制できる。
なお、熱センサは1箇所に限られない。図6に示されるように、例えば3つの熱センサ21,22,23をバーナ11の周囲に配置してもよい。この熱センサ21,22,23は、バーナ11の中心Oと同心の円周上に、例えば120°毎に配置されている。この3つの熱センサ21,22,23によって、鍋20の外径や位置をより正確に検出できるようになっている。熱センサ22は、五徳30の爪42の下方に配置され、熱センサ23は、爪43の下方に配置されている。
なお、熱センサ21,22,23は、爪41〜46の何れかの下方に配置されていればよく、バーナ11の中心Oからの距離が一定でなくてもよい。また、更に多くの熱センサを配置してもよい(図示せず)。
図3において、制御部14は、熱センサ21の検出値に基づいて鍋20の外径が予め定められた閾値以上であるか否かを判別する例えばコンピュータである。この制御部14は、例えばCPU34(Central Processing Unit)、ROM35(Read Only Memory)、RAM36(Random Access Memory)を有している。鍋20の外径についての閾値とは、例えば18cmである。外径が18cm未満の場合、鍋周りに炎が溢れ易くなるため、18cmを閾値としている。なお、閾値を18cm以外の数値としてもよい。
具体的には、バーナ11の火力をxとし、熱センサ21の検出値(熱起電力)をyとし、a,bを定数とすると、制御部14は、式(1)が真であるとき、鍋20の外径が閾値以上であると判定し、式(1)が偽であるとき、鍋20の外径が閾値未満であると判定する。
y≧ax+b・・・式(1)
式(1)は、鍋20の外径についての閾値(18cm)に対応する一次関数(y=ax+b)に基づく不等式である。この一次関数は、図4において直線Lで示される。式(1)が真である場合とは、例えば、x=Aのとき、熱起電力yが○印の位置となる場合である。この場合、鍋20の外径が閾値以上であるため、燃焼火炎が大きく広がり、熱起電力yが大きくなっている。一方、式(1)が偽である場合とは、例えば、x=Aのとき、熱起電力yが△印の位置となる場合である。この場合、鍋20の外径が閾値未満であるため、燃焼火炎が鍋20の周囲に溢れて上方に向かい、熱起電力yが低くなっている。
また、制御部14は、鍋20の外径が閾値以上であるか否かに応じて、バーナ11の火力を調節することができる。この火力の調節は、火力調節弁24を操作することにより行われる。火力調節弁24は、例えば図示しないラッチ弁(ラッチ式電磁弁)を有して構成されている。なお、火力調節弁24は、特定の形式のものに限定されるものではない。火力調節は、通常動作時の火力を調節するものである。
図4に示されるx=Bの位置は、バーナ11の火力と熱センサ21の検出値(熱起電力y)との間の相関性が、鍋20の外径の大小にかかわらず、同等になる位置である。従って、x=Bのところまで火力を下げると、閾値未満の外径の鍋20であっても火力が適切となり、鍋20の周りの燃焼火炎の溢れを抑制できる。
3つの熱センサ21,22,23を用いる場合(図6)には、制御部14は、該熱センサ21,22,23の検出値における異常値の有無を判別する。また、制御部14は、検出値に異常値がある場合に、警告を発する。この警告には、図3に示されるように、例えば鍋誤セットアラーム28が用いられる。上記異常値がある場合、バーナ11の中心O(図1,図2)と鍋20の中心との間に、位置ずれがあると考えることができる。
(プログラム)
本実施形態に係るプログラムは、コンロ10を制御するプログラムであって、コンピュータの一例たる制御部14(図3)に、図5のフローチャートに示されるステップS1,S4,S5を実行させるためのプログラムである。図5は、1つの熱センサ21を用いる場合(図2)のフローチャートである。
図5のフローチャートでは、ステップS1に入る前に、バーナ11の点火と、ステップS00における火力調節が行われる。このときの火力は例えば最大火力であるAである。これは、図4において、x=Aであることを意味する。次に、ステップS01において、五徳30上における鍋20の有無が検知される。五徳30上の鍋20の有無により、熱センサ21の熱起電力が変化することを利用して行われる。なお、ステップS01は省略してもよい。
ステップS1では、1つの熱センサ21の検出値(熱起電力)に基づいて、鍋20の外径が予め定められた閾値以上であるか否かを判別する。具体的には、ステップS11において、バーナ11の火力xと、熱センサ21の検出値(熱起電力y)とについて、y≧ax+b(式(1))であるか否かの条件分岐を行う。鍋20の外径は、式(1)が真の場合、閾値以上であると判定され、式(1)が偽の場合、閾値未満であると判定される。
式(1)が真の場合とは、図4において、火力Aに対する熱起電力yが○印の位置となる場合である。この○印は、式(1)の一次関数を示す直線Lの上側に位置している。この場合、鍋20の外径が閾値以上であるため、燃焼火炎が大きく広がり、熱センサ21が加熱される度合いが大きくなって、熱起電力yが高くなっている。つまり、鍋20の外径に対して、火力Aが適切となっている。従って、ステップS4において、火力Aが維持される。
一方、式(1)が偽である場合とは、図4において、火力Aに対する熱起電力yが△印の位置となる場合である。この△印は、式(1)の一次関数を示す直線Lの下側に位置している。この場合、鍋20の外径が閾値未満であるため、燃焼火炎が上向きになって広がらず、熱センサ21が加熱される度合いが小さくなって、熱起電力yが低くなっている。つまり、鍋20の外径に対して、火力Aが過大となっている。そこで、ステップS5において、バーナ11の火力xが下げられ、x=Bに調節される。
x=Bの位置は、バーナ11の火力と熱センサ21の検出値(熱起電力y)との間の相関性が、鍋20の外径の大小にかかわらず、同等になる位置である。従って、x=Aのときに△印であった場合でも、x=Bのところまで、矢印Cの如く火力を下げることにより、外径が閾値を下回る例えば14cmの鍋20を使用している場合でも、火力が適切となり、該鍋20の周りの燃焼火炎の溢れを抑制できる。なお、x=Aのときに○印であった場合に、x=Bのところまで、矢印Dの如く火力を下げても、熱センサ21の検出値(熱起電力)は、上記△印の場合と同等となる。
続いて、火力調節が行われたことを、ステップS6におけるLED表示、ステップS7におけるブザー報知により、使用者に知らせることができる。なお、ステップS6,S7をどのように行うかは任意であり、他の表示手段や警告手段を用いてもよい。また、ステップS6,S7を省略してもよい。
次に、3つの熱センサ21,22,23を用いる場合(図6)には、図5のステップS1は、図7に示されるステップS1と置換される。図7に示される※1〜3は、図5に示される※1〜3の位置にそれぞれ対応する。
図7のフローチャートについて説明すると、まずステップS12において、バーナ11の火力xと、熱センサ21の検出値(熱起電力y1)とについて、y1≧ax+bであるか否かの条件分岐を行う。ステップS12の条件式が真の場合、ステップS13において、火力xと熱センサ22の検出値(熱起電力y2)とについて、y2≧ax+bであるか否かの条件分岐を行う。ステップS13の条件式が真の場合、ステップS14において、火力xと熱センサ23の検出値(熱起電力y3)とについて、y3≧ax+bであるか否かの条件分岐を行う。ステップS14の条件式が真の場合、鍋20の外径が閾値以上であり、熱センサ21,22,23の検出値に異常値がないと判定できる。
ステップS12の条件式(y1≧ax+b)が偽の場合、ステップS15において、y2≧ax+bであるか否かの条件分岐を行う。ステップS15の条件式が偽の場合、ステップS16において、y3≧ax+bであるか否かの条件分岐を行う。ステップS16の条件式が偽の場合、鍋20の外径が閾値未満であり、熱センサ21,22,23の検出値に異常値がないと判定できる。
ステップS13,S14において各条件式が偽となった場合、及びにステップS15,S16において各条件式が真となった場合には、3つの検出値が、図4における直線Lの上側と下側(例えば○印の位置と△印の位置)に分かれることになる。この場合、ステップS2において、熱センサ21,22,23の検出値に異常値があると判定される。異常値がある場合、バーナ11の中心O(図6)と鍋20の中心との間に、位置ずれがある(鍋誤セット状態である)と考えることができる。
熱センサ21,22,23の検出値に異常値がある場合、ステップS3において警告を発する。この警告は、例えば鍋誤セットアラーム28(図3)を作動させることにより行う。コンロ10の使用者は、この警告を受けて、鍋20の位置ずれが解消されるように鍋位置を調節することができる。調節の結果、熱センサ21,22,23の検出値に異常値がなくなると、ステップS8,S9において、アラームが解除される。このステップS8,S9は、ステップS3において鍋誤セットアラーム28(図3)が作動している場合にその作動を解除するが、鍋誤セットアラーム28が作動していない場合には何も行わない。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1,図2において、本実施形態に係るコンロ10は、上記したプログラムに沿って制御される。制御の流れは、上記したとおりである。コンピュータに、プログラムの各ステップを実行させることにより、鍋20の外径の大小、位置ずれがある場合の警告、及び鍋20の外径に応じたバーナ11の火力調節を行うことができる。
コンロ10において、五徳30の爪41の下方に熱センサ21が設けられており、バーナの火力と、該熱センサ21の検出値(起電力)とに基づいて、制御部14が、鍋20の外径が予め定められた閾値以上であるか否かを判別する。
バーナ11の火力と熱センサ21の検出値(起電力)との間には相関性がある。バーナ11の燃焼火炎の広がり方は、鍋20の外径によって変化するため、その相関性は、鍋20の外径によって変化する。鍋20の外径が大きい場合には、燃焼火炎が鍋20の底面に沿って広がるため、熱センサ21が加熱される度合いが大きくなる。一方、鍋20の外径が小さく、燃焼火炎が鍋20の周囲に溢れる状態では、該燃焼火炎が上向きとなるため、熱センサ21が加熱される度合いが小さくなる。ある火力においてこの相関性(式(1))が成り立てば、鍋20の外径が閾値以上であると判定し、成り立たなければ、鍋20の外径が閾値未満であると判定することができる。このように、熱センサ21を追加するという簡易な構成で、鍋20の外径の大小を判別することができる。
鍋20の外径が閾値以上の場合にはバーナの火力を上げ、鍋20の外径が閾値未満の場合にはバーナの火力を下げることができる。このため、鍋20の外径が閾値以上であるか否かにかかわらず、バーナの火力を適切に設定することができる。またこれによって、鍋20の周りの炎の溢れを抑制することができる。
鍋20が五徳30上から持ち上げられた状態では、熱センサ21の検出値(起電力)が低下するので、鍋が五徳30上にないことを検知することができる。
バーナ11の周囲に例えば3箇所の熱センサ21,22,23を配置した場合、その検出値に異常値が有るかどうかを、制御部14が判別する。異常値がある場合、バーナ11の中心Oと鍋20の中心との間に位置ずれがあると考えることができる。このため、鍋20の外径を判別すると共に、鍋20の位置ずれを検出することができる。この鍋20の位置ずれに対しては、警告を発することができる。このため、コンロの使用者に、鍋20を適切な位置に載置するよう促すことができる。
[他の実施形態]
被加熱物は、鍋20に限られるものではなく、フライパン、やかん等(図示せず)の、平面視で略円形の調理器具である。
熱センサの配置は1箇所又は3箇所に限られず、2箇所又は4箇所以上であってもよい。熱センサは、熱電対に限られず、例えばフレームロッドであってもよい。
制御部14が、プログラムにより動作するコンピュータであるものとしたが、これに限られず、論理回路を適宜用いてもよい。
なお、鍋20の外径に応じたバーナ11の火力の調節を行わない構成としてもよい。図5のフローチャートでいえば、ステップS4〜S7を適宜省略してもよい。また、位置ずれ(鍋誤セット)の判別を行わない構成としてもよい。位置ずれの判別を行いつつ、位置ずれの警告を発しない構成としてもよい。図7のフローチャートでいえば、ステップS2,S3,S8,S9を適宜省略してもよい。
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10・・・コンロ、11・・・バーナ、14・・・制御部、16・・・天板、19・・・熱センサ、20・・・鍋(被加熱物)、21,22,23・・・熱センサ、24・・・火力調節弁、30・・・五徳、41・・・爪、42・・・爪、43・・・爪、S1・・・ステップ、S1,S2,S3,S4,S5・・・ステップ、x・・・火力、y,y1,y2,y3・・・熱起電力(検出値)

Claims (6)

  1. 被加熱物を加熱するための燃焼火炎を発生させるバーナと、
    前記バーナの周囲の天板上に設けられ、前記バーナの上方に前記被加熱物を支持するための複数の爪を有する五徳と、
    前記バーナの周囲において、前記五徳の前記爪の下方に設けられた熱センサと、
    前記バーナの火力と前記熱センサの検出値とに基づいて、前記被加熱物の外径が予め定められた閾値以上であるか否かを判別する制御部と、
    を有するコンロ。
  2. 前記バーナの火力をxとし、前記熱センサの検出値をyとし、a,bを定数とすると、
    前記制御部は、式(1)が真であるとき、前記被加熱物の外径が前記閾値以上であると判定し、式(1)が偽であるとき、前記被加熱物の外径が前記閾値未満であると判定する請求項1に記載のコンロ。
    y≧ax+b・・・式(1)
  3. 前記制御部は、前記被加熱物の外径が前記閾値以上であるか否かに応じて、前記バーナの火力を調節する請求項1又は請求項2に記載のコンロ。
  4. 前記熱センサが、前記バーナの周囲に3箇所以上配置され、各々の前記熱センサの検出値における異常値の有無を更に判別する請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のコンロ。
  5. 前記制御部は、前記被加熱物の外径が前記閾値未満であり、前記異常値がある場合に、警告を発する請求項4に記載の加熱調理器。
  6. コンピュータに、
    バーナの火力と、3つ以上の熱センサの検出値とに基づいて、前記被加熱物の外径が予め定められた閾値以上であるか否かを判別するステップと、
    各々の前記熱センサの検出値における異常値の有無を更に判別するステップと、
    前記異常値がある場合に、警告を発するステップと、
    前記被加熱物の外径に応じて、前記被加熱物を加熱するバーナの火力を調節するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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