JP5921478B2 - 加熱調理器及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、加熱調理器及びプログラムに関する。
磁石によるON/OFF機能を有する鍋有無検知用スイッチにより、取っ手を掴んで鍋等の被加熱物を持ち上げる際に、燃焼炎を弱火にする機能を有するコンロが一般に提供されている。
また、点火性能を向上させるために、中火程度の火力位置で点火する機能を有するコンロが提供されている。
更に、コンロにおいて、平面視でバーナの中心部を中心位置として複数重の同心円状又はほぼ同心円状に光学式検出手段を並べて、被加熱物の外径を検出することが開示されている。光学式検出手段は、天板の下方側に位置し、天板に形成された光透過窓を通して上方に光を照射し、かつ被加熱物の底部にて反射してくる反射光を検出するとされている(特許文献1参照)。
特開2006−241481号公報
しかしながら、鍋有無検知用スイッチは、被加熱物の外径を検知するものではないため、被加熱物を五徳に置いた際に、弱火の状態から鍋を持ち上げる前の火力に戻ってしまう。
また、中火程度の火力位置で点火する機能は、鍋の外径による火力制御ではないため、小径鍋の場合に鍋周りに炎が溢れることが考えられる。
更に、上記した特許文献1に係る従来例では、光学式検出手段を複数重の同心円状に並べるため、構造が複雑となる。
本発明は、上記事実を考慮して、簡易な構成で、被加熱物の外径を判別できるようにすることを目的とする。
請求項1の発明(加熱調理器)は、被加熱物を加熱するための加熱部と、天板の下方で且つ五徳よりも加熱部の径方向外側に配置され、前記加熱部の径方向内側かつ斜め上方に向かう方向において、前記加熱部の上方に配置された前記被加熱物までの距離を検出する近接センサと、前記近接センサの検出値に基づいて前記被加熱物の外径が予め定められた閾値未満であるか否かを判別する制御部と、を有している。
請求項1に記載の加熱調理器では、天板の下方で且つ五徳よりも加熱部の径方向外側に設けられた近接センサの検出値に基づいて、制御部が、被加熱物の外径が予め定められた閾値未満であるか否かを判別する。この近接センサは、加熱部の径方向内側かつ斜め上方に向かう方向において、被加熱物までの距離を検出するので、多くの近接センサを配置する必要がない。このため、簡易な構成で、被加熱物の外径を判別することができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の加熱調理器において、前記近接センサが、加熱部の周囲に3箇所以上配置され、前記制御部は、各々の前記近接センサの検出値における異常値の有無を更に判別することを特徴としている。
請求項2に記載の加熱調理器では、加熱部の周囲に3箇所以上配置された近接センサにより、各々の近接センサから被加熱物までの距離をそれぞれ検出することができる。そして、制御部が、近接センサの検出値における異常値の有無を判別する。異常値がある場合、加熱部の中心と被加熱物の中心との間に、位置ずれがあると考えることができる。このため、被加熱物の外径を判別すると共に、被加熱物の位置ずれを検出することができる。
請求項3の発明は、請求項2に記載の加熱調理器において、前記制御部は、前記被加熱物の外径が前記閾値未満であり、前記異常値がある場合に、警告を発することを特徴としている。
請求項3に記載の加熱調理器では、小径の被加熱物の位置ずれに対して警告を発することができる。このため、加熱調理器の使用者に、小径の被加熱物を適切な位置に載置するよう促すことができる。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の加熱調理器において、前記制御部は、前記被加熱物の外径が前記閾値未満であるか否かに応じて、前記加熱部の出力を調節することを特徴としている。
請求項4に記載の加熱調理器では、被加熱物の外径が閾値以上の場合には加熱部の出力を上げ、被加熱物の外径が閾値未満の場合には加熱部の出力を下げることができる。このため、被加熱物の外径が閾値未満であるか否かにかかわらず、加熱部の出力を適切に設定することができる。
請求項5の発明は、前記近接センサが、1箇所につき複数配置され、前記閾値は、各箇所の前記近接センサ毎に異なって設定されていることを特徴としている。
請求項5に記載の加熱調理器では、被加熱物の外径を多段階で検知することができる。
請求項6の発明(プログラム)は、コンピュータに、天板の下方で且つ五徳よりも加熱部の径方向外側に配置され、前記加熱部の径方向内側かつ斜め上方に向かう方向において、前記加熱部の上方に配置された被加熱物までの距離を検出する3つ以上の前記近接センサの検出値に基づいて、前記被加熱物の外径が予め定められた閾値未満であるか否かを判別するステップと、各々の前記近接センサの検出値における異常値の有無を更に判別するステップと、前記被加熱物の外径が前記閾値未満であり、前記異常値がある場合に、警告を発するステップと、前記被加熱物の外径に応じて、前記被加熱物を加熱する加熱部の出力を調節するステップと、を実行させるためのプログラムである。
請求項6に記載のプログラムでは、コンピュータに各ステップを実行させることにより、被加熱物の外径の大小、位置ずれがある場合の警告、及び被加熱物の外径に応じた加熱部の出力調節を行うことができる。
以上説明したように、本発明によれば、簡易な構成で、被加熱物の外径を判別できるようにすることができる、という優れた効果が得られる。
加熱調理器を示す平面図である。 近接センサの配置を示す斜視図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 プログラムの流れを示すフローチャートである。 (A)小径鍋が位置ずれなく正常にセットされている状態を示す平面図である。(B)〜(D)小径鍋に位置ずれがある状態を示す平面図である。 (A)〜(C)小径鍋に位置ずれがある状態を示す平面図である。(D)大径鍋が使用されている状態を示す平面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。
(加熱調理器)
図1において、本実施形態に係る加熱調理器10は、例えばガスコンロであり、加熱部の一例たるバーナ11,12,13と、近接センサ21,22,23と、制御部14(図3)と、を有している。
バーナ11,12,13は、鍋20を加熱するために、ガスを燃焼させて火炎を発生させる装置である。バーナ11,12,13の周囲には、天板16が設けられている。天板16上におけるバーナ11,12,13の周囲には、五徳31,32,33がそれぞれ設けられている。この五徳31,32,33は、例えばバーナ11,12,13の中心Oと、例えば同心に配置されている。五徳31,32,33は、被加熱物の一例たる鍋20(図2)を、バーナ11,12,13の上方にそれぞれ支持する部材である。バーナ11,12,13の火力は、火力調節弁24(図3)により設定できるようになっている。
図2に示されるように、近接センサ21,22,23は、天板16の下方に配置され、バーナ11の径方向内側かつ斜め上方に向かう方向において、バーナ11の上方に配置された鍋20までの距離を検出する測定器である。具体的には、近接センサ21,22,23は、各々の近接センサから鍋20までの距離がそれぞれ予め定められた閾値未満であるか否かを検出する。近接センサ21,22,23は、例えば発光部と受光部を有する光センサである。天板16には透明部26が設けられており、近接センサ21は、この透明部26を通じて、例えばバーナ11の中心の鉛直線上方に向けて光18を照射し、鍋20からの反射光を受光するようになっている。近接センサ22,23についても同様である。なお、光18の照射方向は、バーナ11の径方向内側かつ斜め上方であればよいので、バーナ11の中心の鉛直線上方に限られず、該鉛直線上方から外れていてもよい。
図1に示されるように、近接センサは、バーナ11の周囲に3箇所以上配置されている。本実施形態では、3つの近接センサ21,22,23が、バーナ11の中心Oと同心の円周上に、例えば120°毎に配置されている。また、3つの近接センサ21,22,23は、バーナ11の中心Oを基準として、五徳31よりもそれぞれ外側に配置されている。この3つの近接センサ21,22,23によって、鍋20の外径や位置を3方向から検出できるようになっている。
図3において、制御部14は、近接センサ21,22,23の検出値に基づいて鍋20の外径が閾値未満であるか否かを判別する例えばコンピュータである。この制御部14は、例えばCPU34(Central Processing Unit)、ROM35(Read Only Memory)、RAM36(Random Access Memory)を有している。鍋20の外径についての閾値とは、例えば18cmである。外径が18cm未満の場合、鍋周りに炎が溢れ易くなるため、18cmを閾値としている。なお、閾値を18cm以外の数値としてもよい。
制御部14は、各々の近接センサ21,22,23の検出値における異常値の有無を判別する。また、制御部14は、鍋20の外径が閾値未満であり、検出値に異常値がある場合に、警告を発する。この警告には、図3に示されるように、例えばアラーム28が用いられる。上記異常値がある場合、バーナ11の中心O(図5,図6)と鍋20の中心との間に、位置ずれがあると考えることができる。
更に、制御部14は、鍋20の外径が閾値未満であるか否かに応じて、バーナ11の出力を調節することができる。この出力の調節は、火力調節弁24を操作することにより行われる。火力調節弁24は、例えば図示しないラッチ弁(ラッチ式電磁弁)を有して構成されている。なお、火力調節弁24は、特定の形式のものに限定されるものではない。火力調節は、例えば点火火力を調節するものであるが、これに限られず、点火後の通常動作時の火力を調節するものであってもよい。
(プログラム)
本実施形態に係るプログラムは、上記加熱調理器10を制御するプログラムであって、コンピュータの一例たる制御部14(図3)に、図4のフローチャートに示されるステップS1〜S4を実行させるためのプログラムである。ステップS1に入る前に、ステップS0において、五徳31上における鍋20の有無が判別される。
ステップS1では、鍋20までの距離を検出する近接センサ21,22,23の検出値(距離X,Y,Z)に基づいて、鍋20の外径が閾値(18cm)未満であるか否かを判別する。具体的には、ステップS11において、近接センサ21が検出した鍋20までの距離Xが、X≧X1であるか否かの条件分岐を行う。ここで、距離X1とは、外径が18cmの鍋20が、バーナ11の中心Oと位置ずれなく載置されている場合に、近接センサ21が検出する該鍋20までの距離である。
ステップS11の条件式(X≧X1)が真の場合、ステップS12において、近接センサ22が検出した距離Yが、Y≧Y1であるか否かの条件分岐を行う。ここで、距離Y1とは、外径が18cmの鍋20が、バーナ11の中心Oと位置ずれなく載置されている場合に、近接センサ22が検出する該鍋20までの距離である。ステップS12の条件式(Y≧Y1)が真の場合、ステップS13において、近接センサ23が検出した距離Zが、Z≧Z1であるか否かの条件分岐を行う。ここで、距離Z1とは、外径が18cmの鍋20が、バーナ11の中心Oと位置ずれなく載置されている場合に、近接センサ23が検出する該鍋20までの距離である。ステップS13の条件式(Z≧Z1)が真の場合、検出値に異常値がなく、S15において、外径が閾値(18cm)未満の小径鍋20Sが使用されていると判定できる。このとき、後述するように、小径鍋20Sが位置ずれなく正常にセットされていることも判定できる。
ステップS11の条件式(X≧X1)が偽の場合(X<X1の場合)、ステップS16においてY<Y1であるか否かの条件分岐を行う。ステップS16の条件式(Y<Y1)が真の場合、ステップS17において、Z<Z1であるか否かの条件分岐を行う。ステップS17の条件式(Z<Z1)が真の場合、検出値に異常値がなく、ステップS19において、外径が閾値(18cm)以上の鍋が使用されていると判定できる。以下、外径が閾値(18cm)以上の鍋を、小径鍋20Sと対比して「大径鍋20L」という。
なお、距離X1,X2,X3は、近接センサ21,22,23の配置に基づいて、幾何学的に算出することができる。近接センサ21,22,23が、バーナ11の中心Oと同心となる1つの円周上に配置され、かつ平面視や側面視での近接センサ21,22,23の角度設定が実質的に同一である場合、距離X1,X2,X3は互いに等しくなる。
ステップS12,S13,S16,S17において、各条件式が偽となった場合には、ステップS2において、近接センサ21,22,23の検出値に異常値があると判定される。この場合、小径鍋20Sが使用され、かつ位置ずれがある(誤セット状態である)と判定できる。この位置ずれの有無の判別と、上記したステップS1での鍋20の外径の判別は、表1,表2に示されるテーブルに沿って行うことができる。表1は、X≧X1が真の場合のテーブルである。このとき、Y≧Y1、Z≧Z1が共に真の場合は、検出値に異常値がなく、図5(A)に示されるように、小径鍋20Sが位置ずれなく正常にセットされていると判定できる。
Y≧Y1とZ≧Z1の何れかが偽である場合はすべて、検出値に異常値があり、図5(B)〜(D)に示されるように、小径鍋20Sに位置ずれがある(誤セット状態である)と判定できる。図5(B)は、小径鍋20Sが近接センサ21,22から遠のき、近接センサ23に近づくようにずれた状態を示している。この場合、距離Zが異常値となる。図5(C)は、小径鍋20Sが近接センサ21,23から遠のき、近接センサ22に近づくようにずれた状態を示している。この場合、距離Yが異常値となる。図5(D)は、小径鍋20Sが近接センサ21から遠のき、近接センサ22,23に近づくようにずれた状態を示している。この場合、距離Y,Zが異常値となる。
また、表2は、X<X1が真(X≧X1が偽)の場合のテーブルである。このとき、Y<Y1、Z<Z1が共に真の場合は、検出値に異常がなく、図6(D)に示されるように、大径鍋20Lが使用されていると判定できる(ステップS19)。図6(D)では、比較のため、小径鍋20Sを二点鎖線で示してある。
Y<Y1とZ<Z1の何れかが偽である場合はすべて、検出値に異常値があり、図6(A)〜(C)に示されるように、小径鍋20Sに位置ずれがある(誤セット状態である)と判定できる。図6(A)は、小径鍋20Sが近接センサ22,23から遠のき、近接センサ21に近づくようにずれた状態を示している。この場合、距離Xが異常値となる。図6(B)は、小径鍋20Sが近接センサ22から遠のき、近接センサ21,23に近づくようにずれた状態を示している。この場合、距離X,Zが異常値となる。図6(C)は、小径鍋20Sが近接センサ23から遠のき、近接センサ21,22に近づくようにずれた状態を示している。この場合、距離X,Yが異常値となる。
Figure 0005921478
Figure 0005921478
図4において、ステップS3では、鍋20の外径が閾値未満であり、かつ検出値に異常値がある場合、具体的には、小径鍋20Sに位置ずれがある(誤セット状態である)場合に、警告を発する。この警告は、例えばアラーム28(図3)を作動させることにより行う。加熱調理器10の使用者は、この警告を受けて、ステップS5において、鍋20の位置ずれが解消されるように鍋位置を調整することができる。
ステップS4では、鍋20の外径に応じて、バーナ11の出力を調節する。このバーナ11の火力は、点火火力を意味する。外径が18cm未満と判定された場合(ステップS15)には、ステップS41において、点火火力が弱火に設定される。この場合、小径鍋20Sが使用されていると考えられるからである。一方、外径が18cm以上と判定された場合(ステップS19)には、ステップS42において、点火火力が中火に設定される。この場合、大径鍋20Lが使用されていると考えられるからである。
ステップS6において、使用者が点火ボタンを押すと、バーナ11が、設定された点火火力で点火される。点火後は通常動作となり、火力調節を適宜行うことができる。なお、鍋位置を調整するステップS5と、点火ボタンを押すステップS6は、何れも使用者が行う行為であり、プログラムを構成するものではないが、便宜上フローチャートに記載している。
ステップS14,S18は、ステップS3においてアラーム28(図3)が作動している場合にその作動を解除するが、アラーム28が作動していない場合には何も行わない。ステップS14はステップS13とステップS15の間に位置し、ステップS18はステップS17とステップS19の間に位置している。なお、ステップS14,S18の位置は、これに限られず、適宜変更することができる。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1において、本実施形態に係る加熱調理器10は、上記したプログラムに沿って制御される。制御の流れは、上記したとおりである。コンピュータに、プログラムの各ステップを実行させることにより、鍋20の外径の大小、位置ずれがある場合の警告、及び鍋20の外径に応じたバーナ11の出力調節を行うことができる。
加熱調理器10では、天板16の下方に設けられた近接センサ21,22,23の検出値に基づいて、制御部14が、鍋20の外径が閾値未満であるか否かを判別する。図2に示されるように、この近接センサ21,22,23は、バーナ11の径方向内側かつ斜め上方に向かう方向において、鍋20までの距離を検出するので、多くの近接センサを例えば複数の同心円状に多層的に配置する必要がない。このため、簡易な構成で、鍋20の外径を判別することができる。
また加熱調理器10では、バーナ11の周囲に3箇所以上配置された近接センサ21,22,23により、各々の近接センサ21,22,23から鍋20までの距離X,Y,Zをそれぞれ検出することができる。そして、制御部14が、その検出値(距離X,Y,Z)における異常値の有無を判別する。異常値がある場合、バーナ11の中心Oと鍋20の中心との間に、位置ずれがあると考えることができる。このため、鍋20の外径を判別すると共に、鍋20の位置ずれを検出することができる。
更に、制御部14は、小径鍋20Sの位置ずれに対して警告を発することができる。このため、加熱調理器10の使用者に、小径鍋20Sを適切な位置に載置するよう促すことができる。
また制御部14は、鍋20の外径が閾値以上(大径鍋20L)の場合にはバーナ11の火力を上げ、鍋20の外径が閾値未満の場合にはバーナ11の火力を下げることができる。この火力は、例えば点火火力である。このため、鍋20の外径が閾値未満であるか否かにかかわらず、バーナ11の点火火力を適切に設定することができる。またこれによって、点火時における鍋20の周りの炎の溢れを抑制することができる。
[他の実施形態]
被加熱物は、鍋20に限られるものではなく、フライパン、やかん等(図示せず)の、平面視で略円形の調理器具である。
加熱部は、バーナ11に限られず、ラジエントヒータや誘導加熱装置等であってもよい。つまり、加熱調理器10は、ガスコンロに限られず、ラジエントヒータ式調理器や誘導加熱式調理器等であってもよい。加熱部がラジエントヒータである場合、五徳31,32,33を用いない構成としてもよい。加熱部が誘導加熱装置である場合、一般に五徳31,32,33は用いられない。
近接センサ21,22,23の配置は3箇所に限られず、2箇所以下又は4箇所以上であってもよい。近接センサ21の配置を1箇所とする場合、図1に二点鎖線で示されるように、最も奥側の位置とすることが望ましい。また、近接センサを、1箇所につき複数配置し、閾値を、各箇所の近接センサ毎に異なって設定してもよい。換言すれば、互いに閾値の設定が異なる複数の近接センサを、各箇所に配置してもよい。このようにすることで、鍋20の外径を、3段階以上の多段階で検知することができる。
制御部14が、プログラムにより動作するコンピュータであるものとしたが、これに限られず、論理回路を適宜用いてもよい。
位置ずれの警告は、アラーム28のような聴覚的警告手段に限られず、LED等を用いた視覚的警告手段によるものであってもよい。
なお、位置ずれの判別を行わない構成としてもよい。また、位置ずれの判別を行いつつ、位置ずれの警告を発しない構成としてもよい。更に、鍋20の外径に応じたバーナ11の出力の調節を行わない構成としてもよい。上記プログラムでいえば、ステップS2〜S4を適宜省略してもよい。
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10・・・加熱調理器、11・・・バーナ(加熱部)、14・・・制御部、16・・・天板、20・・・鍋(被加熱物)、21,22,23・・・近接センサ、O・・・中心、S1,S2,S3,S4・・・ステップ、X,Y,Z・・・距離、X1,Y1,Z1・・・距離(閾値)

Claims (6)

  1. 被加熱物を加熱するための加熱部と、
    天板の下方で且つ五徳よりも前記加熱部の径方向外側に配置され、前記加熱部の径方向内側かつ斜め上方に向かう方向において、前記加熱部の上方に配置された前記被加熱物までの距離を検出する近接センサと、
    前記近接センサの検出値に基づいて、前記被加熱物の外径が予め定められた閾値未満であるか否かを判別する制御部と、
    を有する加熱調理器。
  2. 前記近接センサが、加熱部の周囲に3箇所以上配置され、
    前記制御部は、各々の前記近接センサの検出値における異常値の有無を更に判別する請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記制御部は、前記被加熱物の外径が前記閾値未満であり、前記異常値がある場合に、警告を発する請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記制御部は、前記被加熱物の外径が前記閾値未満であるか否かに応じて、前記加熱部の出力を調節する請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の加熱調理器。
  5. 前記近接センサは、1箇所につき複数配置され、
    前記閾値は、各箇所の前記近接センサ毎に異なって設定されている請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の加熱調理器。
  6. コンピュータに、
    天板の下方で且つ五徳よりも加熱部の径方向外側に配置され、前記加熱部の径方向内側かつ斜め上方に向かう方向において、前記加熱部の上方に配置された被加熱物までの距離を検出する3つ以上の近接センサの検出値に基づいて、前記被加熱物の外径が予め定められた閾値未満であるか否かを判別するステップと、
    各々の前記近接センサの検出値における異常値の有無を更に判別するステップと、
    前記被加熱物の外径が前記閾値未満であり、前記異常値がある場合に、警告を発するステップと、
    前記被加熱物の外径に応じて、前記被加熱物を加熱する加熱部の出力を調節するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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