JP2012178300A - 加熱調理器 - Google Patents

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Toshihiro Miyawaki
敏洋 宮脇
Kensuke Honjo
健輔 本城
Minoru Uchida
実 内田
Makoto Yamamoto
山本  誠
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Techno Solutions Tottori Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
Tega Sanyo Industry Co Ltd
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Abstract

【課題】反り鍋の場合でも、鍋内の油が異常温度になって火災等の異常事態になることを事前に防止する加熱調理器を提供する。
【解決手段】天板3の下に配置したコイル4への通電によって、天板の上に載せた加熱容器6内の油を加熱して揚げ物をする加熱調理器1において、この加熱調理器の上方に設置した換気扇フード11に前記加熱容器から放射される赤外線を検出する受光素子12を設け、この受光素子の検出による前記加熱容器の異常温度検出に基づき、前記コイルへの通電を遮断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、加熱容器内の油を加熱して揚げ物をする加熱調理器に関し、特に、加熱容器
内の油が異常温度になって火災等の異常事態になることを事前に防止できる技術に関する
トップテーブルの下に同心円状に渦巻き状に形成した電磁誘導コイルへの通電によって
、トップテーブルの上に載せた鍋を加熱し、この鍋の中の被加熱物を加熱する調理器にお
いて、鍋の中に入れた被調理物の調理温度を制御する方式として、トップテーブルの下側
で、同心円状の電磁誘導コイルの中心部に配置したサーミスタによって鍋底の中心部の温
度を検出し、この検出に基づく電磁誘導コイルへの通電制御によって、鍋を所定温度に制
御するものがある(特許文献1参照)。
特公平6−75425号公報
特許文献1のものは、鍋底の形状がフラットの場合は、このサーミスタによって鍋底の
中心部の温度を検出し、この検出に基づく電磁誘導コイルへの通電制御によって、鍋を所
定温度に制御することができるが、図5に示すように、鍋6の底6Aがフラットでなく鍋
6の内側に向けて盛り上がり鍋底6Aが上方へ窪んでいるもの、所謂反り鍋の場合は、ト
ップテーブル3と鍋底6Aとの間に空間SPが生じ、トップテーブル3の下側に配置した
サーミスタ8と鍋底6Aの中心部との距離が長くなる。
この場合、鍋底6Aの形状がフラットの場合に検出するサーミスタ8の検出値に比して
、空間SPの空気が邪魔して、サーミスタ8による温度検知に遅れが生じ、鍋6の温度制
御を正確に制御できなくなる。このことは特に鍋6内に入れた油によって揚げ物をする場
合に問題であり、油の温度を所期の温度に制御できなくなるばかりでなく、油の温度が異
常上昇して発火の虞も危惧される事態になることがある。
本発明は、このような点に鑑みて、加熱容器である鍋の底がフラットの場合も、また窪
んでいる反り鍋の場合のいずれの場合でも、鍋内に入れた油によって揚げ物をする場合、
加熱容器内の油が異常温度になったことを的確に検出して、鍋内の油が異常温度になって
火災等の異常事態になることを事前に防止できる技術を提供するものである。
本発明は、加熱容器である鍋の底がフラットの場合も、また窪んでいる反り鍋の場合の
いずれの場合でも、加熱容器内の油が異常温度になったことを的確に検出するために、天
板(上記トップテーブルに相当)の上に載せた鍋から放射される赤外線を検出する検出素
子を加熱容器の上方に設置し、この検出素子による加熱容器の異常温度検出に基づき、天
板の下に配置したコイルへの通電を速やかに遮断して、加熱容器内の油が異常温度になっ
て火災等の異常事態になることを事前に防止するものである。
第1発明は、天板の下に配置したコイルへの通電によって、天板の上に載せた加熱容器
内の油を加熱して揚げ物をする加熱調理器において、この加熱調理器の上方に設置した換
気扇フードに前記加熱容器の温度を検出する温度検出素子を設け、この温度検出素子の検
出による前記加熱容器の異常温度検出に基づき、前記コイルへの通電を遮断することを特
徴とする加熱調理器。
第2発明は、天板の下に配置したコイルへの通電によって、天板の上に載せた加熱容器
内の油を加熱して揚げ物をする加熱調理器において、この加熱調理器の上方に設置した換
気扇フードに前記加熱容器から放射される赤外線を検出する受光素子を設け、この受光素
子の検出による前記加熱容器の異常温度検出に基づき、前記コイルへの通電を遮断するこ
とを特徴とする加熱調理器。
第3発明は、天板の下側に配置した温度検出センサによって鍋底の中央部の温度を検出
し、天板の下に配置したコイルへの通電制御によって鍋を所定温度に制御しつつ前記天板
の上に載せた加熱容器内の油を加熱して揚げ物をする加熱調理器において、この加熱調理
器の上方に設置した換気扇フードに前記加熱容器から放射される赤外線を検出する受光素
子を設け、この受光素子の検出及び前記温度検出センサの検出のいずれか一方による前記
加熱容器の異常温度検出に基づき、前記コイルへの通電を遮断することを特徴とする加熱
調理器。
第4発明は、天板の下に配置したコイルへの通電によって、天板の上に載せた加熱容器
内の油を加熱して揚げ物をする加熱調理器において、この加熱調理器の上方に設置した換
気扇フードには、前記加熱容器から放射される赤外線を検出する受光素子と、前記加熱調
理器に設けた第1通信部と無線にて通信を行う第2通信部を備え、前記受光素子の検出に
よる前記加熱容器の異常温度検出データを前記第2通信部から前記第1通信部へ送信し、
前記加熱調理器に設けた制御部によって前記コイルへの通電を遮断することを特徴とする
加熱調理器。
第5発明は、天板の下に配置したコイルへの通電によって、天板の上に載せた加熱容器
内の油を加熱して揚げ物をする加熱調理器において、この加熱調理器の上方に設置した換
気扇フードには、前記加熱容器から放射される赤外線を検出する受光素子と、前記加熱調
理器に設けた第1通信部との間で無線通信を行う第2通信部とを備えたフード側制御部を
設け、前記第2通信部は前記第1通信部からの指令に基づき動作し、前記第2通信部は前
記第1通信部からのタイマ動作指令にて所定時間前記受光素子による検出データを前記第
1通信部へ送信し、前記受光素子の検出による前記加熱容器の異常温度検出データに基づ
き、前記加熱調理器に設けた制御部によって前記コイルへの通電を遮断することを特徴と
する加熱調理器。
第1発明では、加熱調理器の上方に設置した換気扇フードに設けた温度検出素子により
、加熱容器が異常温度に達したことが検出されると、コイルへの通電を遮断されるため、
反り鍋の場合でも加熱容器内の油が発火する前の温度に達したことを的確に検出できるも
のとなり、揚げ物をする場合の安全が保たれるものとなる。
第2発明では、加熱調理器の上方に設置した換気扇フードに設けた受光素子により、加
熱容器が異常温度に加熱されたときの赤外線が検出され、コイルへの通電を遮断されるた
め、反り鍋の場合でも加熱容器内の油が発火する前の温度に達したことを的確に検出でき
るものとなり、揚げ物をする場合の安全が保たれるものとなる。
第3発明は、加熱調理器の上方に設置した換気扇フードに設けた受光素子の検出、及び
天板の下側に配置した温度検出センサの検出のいずれか一方による加熱容器の異常温度検
出に基づき、コイルへの通電を遮断するため、底がフラットな加熱容器の場合には、いず
れか一方の温度検出によって速やかに異常温度を検出できるものとなり、安全な揚げ物制
御ができるものとなる。
第4発明は、第2発明の効果を得るために、受光素子の検出による加熱容器の異常温度
検出データが、第2通信部から第1通信部へ無線にて送信することにより、加熱調理器と
換気扇フードとの間を有線で配線する面倒さがなく、加熱調理器及び換気扇フードの設置
工事が容易となる。
第5発明は、第1発明乃至第4発明の効果を得るために、第2通信部は第1通信部から
の指令に基づき動作する関係にて、第1通信部からのタイマ動作指令による所定時間の検
出データによって、加熱調理器に設けた制御部が判定し、異常温度検出データである場合
はコイルへの通電を遮断する。このため、加熱調理器に設けた制御部をマイクロコンピュ
ータ式とすることにより、この制御部に備えた基準データと受光素子の検出による検出デ
ータとの比較動作が、安定的に行えるものとなる。
本発明に係る加熱調理器の設置状態を断面で示す説明図である。 本発明に係る加熱調理器の加熱調理器側の動作フローチャートである。 本発明に係る加熱調理器の上方に配置した換気扇フードに設けた受光素子側の動作フローチャートである。 本発明に係る加熱調理器の底に磁石を配置した構成を断面で示す説明図である。 加熱調理器に載置された反り鍋の状態を示す説明図である。
本発明に係る加熱調理器は、天板の下に配置したコイルへの通電によって、天板の上に
載せた加熱容器内の油を加熱して揚げ物をする調理器において、この加熱調理器の上方に
設置した換気扇フードに前記加熱容器から放射される赤外線を検出する受光素子を設け、
この受光素子の検出による前記加熱容器の異常温度検出に基づき、コイルへの通電を遮断
するものであり、以下に本発明の実施例を記載する。
本発明に係る加熱調理器1は、図1に示すように、上面が開口した箱状の筺体2の上面
の開口よりも大きな平面積を有するガラス製の天板3が、この上面の開口を塞ぐように取
り付けられている。筺体2内には、天板3の下面に近接して平面状に渦巻き形成した電磁
誘導コイル4が配置され、筺体2内には、電磁誘導コイル4への電力供給制御やその他の
制御を行う制御部5が配置されている。天板3の上面には、電磁誘導コイル4に対応する
位置に加熱調理をするための上面の開口する加熱容器(鍋ともいう)6を載せる位置を示
す表示マークが記されており、その表示の箇所へ加熱容器6を載せた状態で、揚げ物やそ
の他の加熱調理が行える。
加熱調理器1は、キッチンの壁30に沿って設置されるキッチンユニットのような設置
部20(実施例ではキッチンカウンタ20で示す)のテーブル板21を貫通して形成した
設置開口22に落とし込み状態で組み込む、所謂ビルトインタイプで示している。
加熱調理器1は、天板3の上に加熱容器6を載せた状態で、加熱調理器1の上面操作部
に配置した操作パネル7の操作によって、揚げ物やその他の加熱調理に適する温度や時間
などの設定を行い、スタートスイッチの操作によって電磁誘導コイル4に通電してそれぞ
れの調理工程がスタートする。
調理工程は、渦巻状の電磁誘導コイル4の中心部に位置して天板3の下面に近接配置し
た温度検出センサ8が加熱容器6の底の中央部の温度を検出し、操作パネル7の操作によ
って設定した設定条件にしたがって、電磁誘導コイル4への通電を筺体2内に配置した制
御部9が制御しつつ、所定の加熱調理が行われる。制御部9はマイクロコンピュータ式で
あり、操作パネル7の操作によって設定した設定条件がメモリ10に設定され、温度検出
センサ8が検出する温度データとメモリ10に設定した設定データを比較しつつ、所定の
加熱調理を行うように制御する。
本発明は、天板3の上に加熱容器6を載せた状態で、加熱調理器1によって揚げ物をす
る場合の異常温度による危険防止を図る技術を提供するものである。加熱容器6内に油を
入れて電磁誘導コイル4への通電によって揚げ物をする場合において、図5に示すように
反り鍋6と称するような底6Aが反った加熱容器6が使用された場合、空間SPの空気が
邪魔してサーミスタ8による温度検知に遅れが生じ、鍋6の温度制御を正確に制御できな
くなり、加熱容器6が加熱しすぎて油温が異常に高くなり、この油が発火する虞があり危
険である。これを解決するために加熱容器6の温度を加熱容器6の上方から温度検出素子
12によって検出して、発火する前に電磁誘導コイル4への通電を遮断してこの危険を回
避する。この温度検出素子12として、実施例では、加熱容器6から放射される赤外線を
検出する受光素子12で構成しているが、他の適切な温度検出素子であってもよい。
通常、加熱調理器1の上方には、換気扇15と天板3を照らす照明灯16を備えた換気
扇フード11が設置されており、換気扇フード11に加熱容器6から放射される赤外線を
検出する受光素子12を設け、この受光素子12によって加熱容器6から放射される赤外
線を検出し、それに基づき異常温度検出状態のとき、電磁誘導コイル4への通電を制御部
9が遮断する制御を行うようにする。受光素子12による温度検出範囲は、図1に示すよ
うに、加熱容器6全体を包含する範囲となる角度αに形成される。
具体的には、以下の構成である。加熱調理器1には、制御部9にリード線で接続された
第1通信部13が、天板3の前部の下側に配置されている。換気扇フード11の前部には
、受光素子12と、更に第1通信部13と対向する位置に第1通信部13と無線通信する
第2通信部14を備えたフード側制御部17が配置されている。第1通信部13と第2通
信部14は、無線通信方式であれば、その通信形態は問わないが、実施例では第1通信部
13と第2通信部14は、それぞれ赤外線通信するための発光素子と受光素子を備えた形
態である。
フード側制御部17には、換気扇15の運転制御と照明灯16の点灯・消灯制御を行う
制御部を備え、換気扇15の運転制御と照明灯16の点灯・消灯制御は、操作パネル7の
操作によって行うこともできるが、換気扇フード11の前面に設けた操作部18によって
行うこともできる。操作パネル7の操作によって換気扇15の運転制御と照明灯16の点
灯・消灯制御を行う場合は、制御部9の動作によって第1通信部13の発光素子が発光し
、第2通信部14の受光素子が受光してフード側制御部17によって、換気扇15の運転
制御と照明灯16の点灯・消灯制御が行われる。
天板3の上に油を入れた加熱容器6を載せた状態で、加熱調理器1によって揚げ物をす
る場合、操作パネル7の操作によって、揚げ物やその他の加熱調理に適する温度や時間な
どの設定を行い、スタートスイッチの操作によって電磁誘導コイル4に通電して揚げ物工
程がスタートする。この場合、油の温度設定を例えば180℃に設定して揚げ物工程がス
タートした場合、温度検出センサ8が検出する温度データとメモリ10に設定した180
℃の設定データを比較しつつ、油の温度が180℃に保たれるように、制御部9が電磁誘
導コイル4の通電を制御する。
一方、加熱容器6の異常温度検出制御においては、加熱調理器1側(本体側という)で
は、図2に示すように、操作パネル7の操作によって所定の操作が行われて揚げ物工程が
スタート(S1)した場合、制御部9の動作によって第1通信部13の発光素子が発光し
第2通信部14の受光素子が受光し、フード側制御部17によって受光素子12を動作状
態にするよう制御する(S2)。一方、受光素子12側(温度センサ側という)では、図
3に示すように、図2におけるステップS2に対応して、第2通信部14の受光素子が受
光したか否かが判定され(S21)、第2通信部14の受光素子が受光した場合、フード
側制御部17によって受光素子12を動作状態にする(S22)。そしてタイマがスター
トし(S23)、このタイマの所定時間内で受光素子12が検出する温度データが収集さ
れ、タイムアウト(S24)によって収集した温度データをフード側制御部17が送信し
(S25)、タイマクリアを行う(S26)。この送信は、第2通信部14の発光素子が
発光し第1通信部13の受光素子が受光することによって、加熱調理器1側では、この温
度データが受信され、制御部9の動作によってこの温度データの平均値がメモリ10にス
トアされる。加熱調理器1側では、図2に示すように、この温度データが受信されたか否
かが判定され(S3)、受信された場合は操作パネル7の表示部にその温度の平均値が表
示される。
このように、このような受光素子12による温度検知と温度データの送信は、制御部9
の動作によって受光素子12の動作オフ指示がでるまで(S27)行われる。このため、
温度データを収集して送信し(S25)、タイマクリアをした(S26)が、受光素子1
2の動作オフ指示が出ていない場合(S27)は、再びタイマがスタートし(S23)、
上記同様の動作によって温度データを収集して送信し(S25)、加熱調理器1側では、
この温度データが受信され、制御部9の動作によってこの温度データの平均値がメモリ1
0にストアされ、表示部に前回の表示に替わって次の検出温度の平均値が表示される。
このようにして、受光素子12が検出する温度データが順次収集されるが、加熱調理器
1側では、この受信した温度データが異常温度か否かが順次判定される(S5)。この異
常温度の判定は、例えば250℃以上に達したか否かで判断され、250℃以上であれば
、制御部9によって、電磁誘導コイル4の通電を停止し(S6)、操作パネル7の表示部
にエラー表示を行う(S7)。これに伴って、制御部9は、受光素子12の動作オフ信号
を発し、受光素子12による温度検出動作を停止する。この受光素子12のオフ動作は、
制御部9からの動作オフ信号によって、第1通信部13の発光素子が発光し第2通信部1
4の受光素子が受光し、フード側制御部17によって受光素子12を動作オフ状態にする
よう制御する(S28)。そして、操作パネル7の操作によって調理停止とする(S8)
上記の動作において、加熱調理器1側で、温度データが受信されかかった場合(S3)
、操作パネル7によって調理停止操作ありか否かが判定され(S9)、調理停止操作あり
の場合は、制御部9は、受光素子12の動作オフ信号を発し、上記同様に受光素子12に
よる温度検出動作を停止し(S10)、制御部9によって、電磁誘導コイル4の通電を停
止する(S11)。
上記のように、加熱調理器1の上方に設置した換気扇フードに設けた受光素子12によ
り、加熱容器6が異常温度に加熱されたときの赤外線が検出され、電磁誘導コイル4への
通電を遮断されるため、図5に示すように底6Aが反った加熱容器6であっても、その加
熱容器6内の油が発火する前の温度に達したことを的確に検出できるものとなり、揚げ物
をする場合の安全が保たれるものとなる。
上記の構成では、加熱調理器1の上方に設置した換気扇フードに設けた受光素子12の
みによって、加熱容器6が異常温度を検出するが、天板3の下側に配置した温度検出セン
サ8が検出する温度データと、受光素子12が検出する温度データの両方を用い、いずれ
か一方が設定した異常温度(実施例では250℃)に上昇したとき、制御部9によって電
磁誘導コイル4の通電を停止するようにしてもよい。
上記の構成では、天板3の下側に配置した温度検出センサ8が検出する温度データによ
って、加熱容器6の温度制御を行って、加熱容器6内の被調理物の加熱を行っているが、
温度検出センサ8の役目を受光素子12が行うように構成し、受光素子12の検出する温
度データを第2通信部14から第1通信部13へ送信して、制御部9によって電磁誘導コ
イル4の通電を制御するようにし、受光素子12が検出する温度データに基づき、異常温
度(実施例では250℃)に上昇したことを検出したとき、制御部9によって電磁誘導コ
イル4の通電を停止するようにしてもよい。
また、加熱容器6の底6Aの中央部の温度を検出するように温度検出センサ8を配置し
た場合は、上記のように底6Aが反った加熱容器6での温度検出に遅れが生じるため、こ
れに対処すべく加熱容器6の底6Aの中央部から外れた位置の底6Aの温度を温度検出セ
ンサ8で検出するようにした場合、電磁誘導コイル4と加熱容器6の共振によって加熱容
器6が振動して、加熱容器6の位置がずれる場合がある。これを防止するために、図4に
示すように加熱容器6の底部に環状などの永久磁石25を取り付けた構成とし、電磁誘導
コイル4と磁石25との吸引作用によって、加熱容器6の移動を阻止するようにすること
ができる。なお、磁石25は加熱容器6の底6Aの中央部に配置してもよい。
加熱調理器6の形態、及び異常温度検出の受光素子12の動作制御は、上記実施例に示
した図示の形態に限らず、本発明の技術範囲において、種々の構成を包含するものである
1・・・・・加熱調理器
2・・・・・筺体
3・・・・・天板
4・・・・・電磁誘導コイル
6・・・・・加熱容器(鍋)
7・・・・・操作パネル
8・・・・・温度検出センサ
9・・・・・制御部
10・・・・メモリ
11・・・・換気扇フード
12・・・・温度検出素子(受光素子)
13・・・・第1通信部
14・・・・第2通信部
15・・・・換気扇
16・・・・照明灯
17・・・・フード側制御部
18・・・・操作部
20・・・・設置部(キッチンカウンタ)
21・・・・テーブル板
25・・・・磁石

Claims (5)

  1. 天板の下に配置したコイルへの通電によって、天板の上に載せた加熱容器内の油を加熱
    して揚げ物をする加熱調理器において、この加熱調理器の上方に設置した換気扇フードに
    前記加熱容器の温度を検出する温度検出素子を設け、この温度検出素子の検出による前記
    加熱容器の異常温度検出に基づき、前記コイルへの通電を遮断することを特徴とする加熱
    調理器。
  2. 天板の下に配置したコイルへの通電によって、天板の上に載せた加熱容器内の油を加熱
    して揚げ物をする加熱調理器において、この加熱調理器の上方に設置した換気扇フードに
    前記加熱容器から放射される赤外線を検出する受光素子を設け、この受光素子の検出によ
    る前記加熱容器の異常温度検出に基づき、前記コイルへの通電を遮断することを特徴とす
    る加熱調理器。
  3. 天板の下側に配置した温度検出センサによって鍋底の中央部の温度を検出し、天板の下
    に配置したコイルへの通電制御によって鍋を所定温度に制御しつつ前記天板の上に載せた
    加熱容器内の油を加熱して揚げ物をする加熱調理器において、この加熱調理器の上方に設
    置した換気扇フードに前記加熱容器から放射される赤外線を検出する受光素子を設け、こ
    の受光素子の検出及び前記温度検出センサの検出のいずれか一方による前記加熱容器の異
    常温度検出に基づき、前記コイルへの通電を遮断することを特徴とする加熱調理器。
  4. 天板の下に配置したコイルへの通電によって、天板の上に載せた加熱容器内の油を加熱
    して揚げ物をする加熱調理器において、この加熱調理器の上方に設置した換気扇フードに
    は、前記加熱容器から放射される赤外線を検出する受光素子と、前記加熱調理器に設けた
    第1通信部と無線にて通信を行う第2通信部を備え、前記受光素子の検出による前記加熱
    容器の異常温度検出データを前記第2通信部から前記第1通信部へ送信し、前記加熱調理
    器に設けた制御部によって前記コイルへの通電を遮断することを特徴とする加熱調理器。
  5. 天板の下に配置したコイルへの通電によって、天板の上に載せた加熱容器内の油を加熱
    して揚げ物をする加熱調理器において、この加熱調理器の上方に設置した換気扇フードに
    は、前記加熱容器から放射される赤外線を検出する受光素子と、前記加熱調理器に設けた
    第1通信部との間で無線通信を行う第2通信部とを備えたフード側制御部を設け、前記第
    2通信部は前記第1通信部からの指令に基づき動作し、前記第2通信部は前記第1通信部
    からのタイマ動作指令にて所定時間前記受光素子による検出データを前記第1通信部へ送
    信し、前記受光素子の検出による前記加熱容器の異常温度検出データに基づき、前記加熱
    調理器に設けた制御部によって前記コイルへの通電を遮断することを特徴とする加熱調理
    器。
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