JP2002206758A - 加熱換気キッチンシステム及び換気装置 - Google Patents
加熱換気キッチンシステム及び換気装置Info
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- JP2002206758A JP2002206758A JP2001000534A JP2001000534A JP2002206758A JP 2002206758 A JP2002206758 A JP 2002206758A JP 2001000534 A JP2001000534 A JP 2001000534A JP 2001000534 A JP2001000534 A JP 2001000534A JP 2002206758 A JP2002206758 A JP 2002206758A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 換気装置と加熱調理機器が厨房機
能の維持保全に関与する加熱換気キッチンシステムを得
る。 【解決手段】 加熱コイル８を備えた加熱調理機
器１の上方に、室内の空気を室外へ送風機３により排気
する換気装置２を配置し、加熱調理機器１には加熱コイ
ル８のオン／オフを電気信号として出力する送受信部１
２を設け、換気装置２には送受信部１２からの電気信号
を受信する送受信部１４を設け、この送受信部１４が受
信したオン／オフの電気信号に基づいてその送風機３を
オン／オフさせるようにする。
能の維持保全に関与する加熱換気キッチンシステムを得
る。 【解決手段】 加熱コイル８を備えた加熱調理機
器１の上方に、室内の空気を室外へ送風機３により排気
する換気装置２を配置し、加熱調理機器１には加熱コイ
ル８のオン／オフを電気信号として出力する送受信部１
２を設け、換気装置２には送受信部１２からの電気信号
を受信する送受信部１４を設け、この送受信部１４が受
信したオン／オフの電気信号に基づいてその送風機３を
オン／オフさせるようにする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱手段を持つ加
熱調理機器と、加熱調理機器による調理に伴う油煙や湯
気・臭気等を排出する換気装置とによる加熱換気キッチ
ンシステム及び調理に伴う油煙や湯気・臭気等を排出す
る換気装置に関するものである。
熱調理機器と、加熱調理機器による調理に伴う油煙や湯
気・臭気等を排出する換気装置とによる加熱換気キッチ
ンシステム及び調理に伴う油煙や湯気・臭気等を排出す
る換気装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】厨房用の換気装置は、レンジフードファ
ンとも称され厨房における加熱調理機器の上方の壁面に
設置し、調理に伴う油煙や湯気・臭気等を捕集して厨房
の外に排出する局所換気を行うもので、例えば、実公平
６―２５７８６号公報に示されているようなものであ
る。即ち、図４に示すように側面形状が略直角三角形を
したフード本体５０内に、送風ユニット５１が組込ま
れ、フード本体５０の上側両側部分及び上端部分から油
煙や湯気・臭気等を吸込み、フード本体５０の天面から
排気するように構成されている。一方、加熱調理機器
は、キャビネット上に加熱手段を設けたものである。加
熱調理機器には、ガス燃焼器を加熱手段として構成した
ものや、電磁加熱器を加熱手段として構成したものがあ
る（特開２０００―２７４７６１号公報参照）。
ンとも称され厨房における加熱調理機器の上方の壁面に
設置し、調理に伴う油煙や湯気・臭気等を捕集して厨房
の外に排出する局所換気を行うもので、例えば、実公平
６―２５７８６号公報に示されているようなものであ
る。即ち、図４に示すように側面形状が略直角三角形を
したフード本体５０内に、送風ユニット５１が組込ま
れ、フード本体５０の上側両側部分及び上端部分から油
煙や湯気・臭気等を吸込み、フード本体５０の天面から
排気するように構成されている。一方、加熱調理機器
は、キャビネット上に加熱手段を設けたものである。加
熱調理機器には、ガス燃焼器を加熱手段として構成した
ものや、電磁加熱器を加熱手段として構成したものがあ
る（特開２０００―２７４７６１号公報参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記したような厨房に
おける換気装置と加熱調理機器とは、機能は全く異なる
ものの厨房という環境において深い拘合いを持ってい
る。しかしながら、これまで、厨房における換気装置と
加熱調理機器の両者を連繋させようとする技術的方向性
は殆ど見うけられない。特開２０００―２７４７６１号
公報には、換気装置を遠隔操作するリモコンを加熱調理
機器に具合よく格納或いは載置する技術が示されている
が、換気装置と加熱調理機器の機能的連繋については示
されていない。
おける換気装置と加熱調理機器とは、機能は全く異なる
ものの厨房という環境において深い拘合いを持ってい
る。しかしながら、これまで、厨房における換気装置と
加熱調理機器の両者を連繋させようとする技術的方向性
は殆ど見うけられない。特開２０００―２７４７６１号
公報には、換気装置を遠隔操作するリモコンを加熱調理
機器に具合よく格納或いは載置する技術が示されている
が、換気装置と加熱調理機器の機能的連繋については示
されていない。
【０００４】本発明は、厨房における換気装置と加熱調
理機器との拘り深い関係に鑑み、この両者の機能的連繋
を図ることを目的としてなされたものであって、その課
題とするところは、換気装置と加熱調理機器が厨房機能
の維持保全に関与する加熱換気キッチンシステムを開発
することであり、換気装置と加熱調理機器が厨房機能の
維持保全に相互扶助関係をもって連繋する加熱換気キッ
チンシステムを得ることであり、加熱調理機器との連繋
を図ることができる換気装置を得ることである。
理機器との拘り深い関係に鑑み、この両者の機能的連繋
を図ることを目的としてなされたものであって、その課
題とするところは、換気装置と加熱調理機器が厨房機能
の維持保全に関与する加熱換気キッチンシステムを開発
することであり、換気装置と加熱調理機器が厨房機能の
維持保全に相互扶助関係をもって連繋する加熱換気キッ
チンシステムを得ることであり、加熱調理機器との連繋
を図ることができる換気装置を得ることである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1の発明は、加熱手段を備えた加熱調理機器の
上方に、室内の空気を室外へ送風機により排気する換気
装置を配置し、加熱調理機器にはその加熱手段のオン／
オフを電気信号として出力する出力手段を設け、換気装
置には出力手段からの電気信号を受信する受信手段を設
け、受信手段が受信したオン／オフの電気信号に基づい
てその送風機をオン／オフさせるようにする手段を採用
する。
に請求項1の発明は、加熱手段を備えた加熱調理機器の
上方に、室内の空気を室外へ送風機により排気する換気
装置を配置し、加熱調理機器にはその加熱手段のオン／
オフを電気信号として出力する出力手段を設け、換気装
置には出力手段からの電気信号を受信する受信手段を設
け、受信手段が受信したオン／オフの電気信号に基づい
てその送風機をオン／オフさせるようにする手段を採用
する。
【０００６】前記課題を達成するために請求項２の発明
は、請求項１に係る前記手段における換気装置に、加熱
調理機器上の加熱状態を検知する温度検知手段を設け、
温度検知手段の検知温度が設定値以上になった場合、加
熱調理機器の加熱手段の加熱動作を停止させる制御手段
を備える手段を採用する。
は、請求項１に係る前記手段における換気装置に、加熱
調理機器上の加熱状態を検知する温度検知手段を設け、
温度検知手段の検知温度が設定値以上になった場合、加
熱調理機器の加熱手段の加熱動作を停止させる制御手段
を備える手段を採用する。
【０００７】前記課題を達成するために請求項３の発明
は、請求項１又は請求項２のいずれかに係る前記手段に
おける加熱手段を、加熱コイルを持つ電磁加熱器で構成
する手段を採用する。
は、請求項１又は請求項２のいずれかに係る前記手段に
おける加熱手段を、加熱コイルを持つ電磁加熱器で構成
する手段を採用する。
【０００８】前記課題を達成するために請求項４の発明
は、加熱手段を備えた加熱調理機器の上方において室内
の空気を室外へ送風機により排気する換気装置につい
て、その加熱調理機器上の加熱状態を検知する温度検知
手段を設け、この温度検知手段の出力に応じて送風機を
オン／オフ制御するようにする手段を採用する。
は、加熱手段を備えた加熱調理機器の上方において室内
の空気を室外へ送風機により排気する換気装置につい
て、その加熱調理機器上の加熱状態を検知する温度検知
手段を設け、この温度検知手段の出力に応じて送風機を
オン／オフ制御するようにする手段を採用する。
【０００９】前記課題を達成するために請求項５の発明
は、請求項４に係る前記手段における温度検知手段の検
知温度が設定値以上になった場合、加熱調理機器の加熱
手段を停止させる信号を出力し、かつ送風機を停止させ
る制御手段を備える手段を採用する。
は、請求項４に係る前記手段における温度検知手段の検
知温度が設定値以上になった場合、加熱調理機器の加熱
手段を停止させる信号を出力し、かつ送風機を停止させ
る制御手段を備える手段を採用する。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１〜図３によって示す本実施の
形態は、加熱調理機器１とこれを使うことにより発生す
る油煙や湯気・臭気等を排出する換気装置２とにより構
成される加熱換気キッチンシステムに関するものであ
る。この加熱換気キッチンシステムの一翼を担う換気装
置２は、吸込口として下面が開放し、室外へ連絡させ得
る排気口を備えた扁平で横長の中空の箱体内に排気用の
送風機３が、その羽根回転面が略水平となるように組込
まれている。箱体の吸込口にはグリスフィルターが着脱
可能に装着され、送風機３は、グリスフィルターを経て
吸込口から背面又は側面に開設される排気口へ向う空気
流を形成する。
形態は、加熱調理機器１とこれを使うことにより発生す
る油煙や湯気・臭気等を排出する換気装置２とにより構
成される加熱換気キッチンシステムに関するものであ
る。この加熱換気キッチンシステムの一翼を担う換気装
置２は、吸込口として下面が開放し、室外へ連絡させ得
る排気口を備えた扁平で横長の中空の箱体内に排気用の
送風機３が、その羽根回転面が略水平となるように組込
まれている。箱体の吸込口にはグリスフィルターが着脱
可能に装着され、送風機３は、グリスフィルターを経て
吸込口から背面又は側面に開設される排気口へ向う空気
流を形成する。
【００１１】箱体の両側及び背面は下方に延出され、図
２に示すように側面形状が略直角二等辺三角形状のフー
ド部４が構成されている。フード部４の背面の下端には
内向きのチャンネル状の油受けが形成されている。箱体
の前面には前カバーが装着され、前カバー内にはランプ
が組込まれ、前面には操作パネルが取付けられている。
フード部４の両側には、その傾斜縁５から内側に斜めに
入込む傾斜板が設けられ、この傾斜板の上端と油受け間
に等脚台形状の誘導板６が斜めに装着されている（図２
参照）。
２に示すように側面形状が略直角二等辺三角形状のフー
ド部４が構成されている。フード部４の背面の下端には
内向きのチャンネル状の油受けが形成されている。箱体
の前面には前カバーが装着され、前カバー内にはランプ
が組込まれ、前面には操作パネルが取付けられている。
フード部４の両側には、その傾斜縁５から内側に斜めに
入込む傾斜板が設けられ、この傾斜板の上端と油受け間
に等脚台形状の誘導板６が斜めに装着されている（図２
参照）。
【００１２】この加熱換気キッチンシステムの他翼を担
う加熱調理機器１は、箱形のキャビネット７の上に加熱
手段としての加熱コイル８を配設した電磁調理器で構成
され、換気装置２は、この加熱調理機器１の上方にフー
ド部４を加熱作業面に向けて厨房の壁面９に設置され
る。加熱調理機器１には、加熱コイル８と、この加熱コ
イル８を駆動させるインバータ回路１０と、制御回路１
１及び送受信部１２とによる電気系統が装備されてい
る。一方、換気装置２には送風機３の運転を制御する制
御回路１３と送受信部１４と温度検知手段１５とによる
電気系統が装備されていて、換気装置２と加熱調理機器
１とはそれらの送受信部１４，１２によって相互に信号
のやりとりが赤外線や電波又は通信線を介して可能にな
っている。
う加熱調理機器１は、箱形のキャビネット７の上に加熱
手段としての加熱コイル８を配設した電磁調理器で構成
され、換気装置２は、この加熱調理機器１の上方にフー
ド部４を加熱作業面に向けて厨房の壁面９に設置され
る。加熱調理機器１には、加熱コイル８と、この加熱コ
イル８を駆動させるインバータ回路１０と、制御回路１
１及び送受信部１２とによる電気系統が装備されてい
る。一方、換気装置２には送風機３の運転を制御する制
御回路１３と送受信部１４と温度検知手段１５とによる
電気系統が装備されていて、換気装置２と加熱調理機器
１とはそれらの送受信部１４，１２によって相互に信号
のやりとりが赤外線や電波又は通信線を介して可能にな
っている。
【００１３】加熱調理機器１の制御回路１１は、加熱コ
イル８のオン／オフとともにインバータ回路１０を駆動
させ加熱コイル８への電流を制御する。送受信部１２は
加熱コイル８のオン／オフを電気信号として換気装置２
の送受信部１４に出力する。換気装置２の制御回路１３
は、送風機３の運転制御と温度検知手段１５の出力信号
を取り込み送受信部１４によって温度情報として加熱調
理機器１の送受信部１２に出力させる。加熱調理機器１
の送受信部１２から加熱コイル８を動作させるオン信号
が出力されると、換気装置２の送受信部１４がオン信号
を受信し、制御回路１３にオン信号を出力する。制御回
路１３はこのオン信号を受け送風機３を運転させる処理
を行う。また、加熱調理機器１の送受信部１２から加熱
コイル８を停止させるオフ信号が出力されると、換気装
置２の送受信部１４がオフ信号を受信し、制御回路１３
にオフ信号を出力する。制御回路１３はこのオフ信号を
受け送風機３を停止させる処理を行う。
イル８のオン／オフとともにインバータ回路１０を駆動
させ加熱コイル８への電流を制御する。送受信部１２は
加熱コイル８のオン／オフを電気信号として換気装置２
の送受信部１４に出力する。換気装置２の制御回路１３
は、送風機３の運転制御と温度検知手段１５の出力信号
を取り込み送受信部１４によって温度情報として加熱調
理機器１の送受信部１２に出力させる。加熱調理機器１
の送受信部１２から加熱コイル８を動作させるオン信号
が出力されると、換気装置２の送受信部１４がオン信号
を受信し、制御回路１３にオン信号を出力する。制御回
路１３はこのオン信号を受け送風機３を運転させる処理
を行う。また、加熱調理機器１の送受信部１２から加熱
コイル８を停止させるオフ信号が出力されると、換気装
置２の送受信部１４がオフ信号を受信し、制御回路１３
にオフ信号を出力する。制御回路１３はこのオフ信号を
受け送風機３を停止させる処理を行う。
【００１４】一方、温度検知手段１５は図２に示すよう
に加熱調理機器１の加熱作業面に置かれる鍋等の直上位
置に設置され、鍋等の温度を常時監視している。温度検
知手段１５の温度検知出力は、制御回路１３に取り込ま
れ、温度信号として送受信部１４から加熱調理機器１の
送受信部１２に送信される。温度信号を受信した送受信
部１２は、制御回路１１に温度信号を送り、制御回路１
１において処理される。制御回路１１では温度信号が設
定温度以上かどうかが判定され、設定温度以上であれば
インバータ回路１０の駆動を停止させ、加熱コイル８を
オフする処理をする。設定温度に満たなければそのまま
の状態を維持する処理を行う。設定温度としては、例え
ば、てんぷら油などの自然発火温度３４０〜３６０℃を
目安にして設定される。これにより、加熱作業面でのて
んぷら油等の発火を未然に防止でき、設定温度以上であ
れば換気装置２も連繋して停止するため、火炎の拡大を
防止することができる。
に加熱調理機器１の加熱作業面に置かれる鍋等の直上位
置に設置され、鍋等の温度を常時監視している。温度検
知手段１５の温度検知出力は、制御回路１３に取り込ま
れ、温度信号として送受信部１４から加熱調理機器１の
送受信部１２に送信される。温度信号を受信した送受信
部１２は、制御回路１１に温度信号を送り、制御回路１
１において処理される。制御回路１１では温度信号が設
定温度以上かどうかが判定され、設定温度以上であれば
インバータ回路１０の駆動を停止させ、加熱コイル８を
オフする処理をする。設定温度に満たなければそのまま
の状態を維持する処理を行う。設定温度としては、例え
ば、てんぷら油などの自然発火温度３４０〜３６０℃を
目安にして設定される。これにより、加熱作業面でのて
んぷら油等の発火を未然に防止でき、設定温度以上であ
れば換気装置２も連繋して停止するため、火炎の拡大を
防止することができる。
【００１５】このように、この加熱換気キッチンシステ
ムでは、厨房における加熱調理機器１と換気装置２とが
情報交換しながら連繋して働き、厨房機能の維持保全を
行う。温度検知手段１５については、電磁調理器に設け
る仕方もあるが、換気装置２に設ける方が的確な温度情
報が得られ、制御の精度を高く維持できる。
ムでは、厨房における加熱調理機器１と換気装置２とが
情報交換しながら連繋して働き、厨房機能の維持保全を
行う。温度検知手段１５については、電磁調理器に設け
る仕方もあるが、換気装置２に設ける方が的確な温度情
報が得られ、制御の精度を高く維持できる。
【００１６】即ち、電磁調理器に置かれた鍋等の温度を
電磁調理器において検知するには、加熱作業面を構成し
ている耐熱性の結晶化ガラス等の板と加熱コイル８との
間に温度検知手段１５を配設することになる。この場
合、温度検知手段１５の温度検知精度は、結晶化ガラス
等の物性や厚さ（通常３〜４ｍｍ）、熱伝導係数、比
熱、比重に左右され随分低いものとなる。例えば、鍋に
おけるてんぷら油などの自然発火温度３４０〜３６０℃
を結晶化ガラス等の板と加熱コイル８との間に設けた温
度検知手段１５により検知しようとした場合には、実際
の鍋の温度より温度検知手段１５で検知する温度は大幅
に遅れるため、鍋が自然発火温度にゆうに達している時
点になってから自然発火温度を検知することになり、有
効な防火対策の情報とはならない。
電磁調理器において検知するには、加熱作業面を構成し
ている耐熱性の結晶化ガラス等の板と加熱コイル８との
間に温度検知手段１５を配設することになる。この場
合、温度検知手段１５の温度検知精度は、結晶化ガラス
等の物性や厚さ（通常３〜４ｍｍ）、熱伝導係数、比
熱、比重に左右され随分低いものとなる。例えば、鍋に
おけるてんぷら油などの自然発火温度３４０〜３６０℃
を結晶化ガラス等の板と加熱コイル８との間に設けた温
度検知手段１５により検知しようとした場合には、実際
の鍋の温度より温度検知手段１５で検知する温度は大幅
に遅れるため、鍋が自然発火温度にゆうに達している時
点になってから自然発火温度を検知することになり、有
効な防火対策の情報とはならない。
【００１７】この点、換気装置２の鍋直上位置に温度検
知手段１５を配備すれば、直接的に加熱調理機器１上の
鍋等の温度を時間遅れなく検知でき、この温度情報によ
り加熱調理機器１の加熱入力を制御することにより、鍋
等の熱損傷やてんぷら火災といった事故を未然に防止す
ることができる。こうした意味でこの加熱換気キッチン
システムは、加熱調理機器１と換気装置２とが厨房機能
の維持保全に相互扶助関係をもって連繋して働くものと
いえる。
知手段１５を配備すれば、直接的に加熱調理機器１上の
鍋等の温度を時間遅れなく検知でき、この温度情報によ
り加熱調理機器１の加熱入力を制御することにより、鍋
等の熱損傷やてんぷら火災といった事故を未然に防止す
ることができる。こうした意味でこの加熱換気キッチン
システムは、加熱調理機器１と換気装置２とが厨房機能
の維持保全に相互扶助関係をもって連繋して働くものと
いえる。
【００１８】なお、加熱調理機器１の加熱手段としては
換気装置２との連繋では電磁加熱式のものが構成し易い
が、ガス燃焼によるものでも電磁バルブ等の採用により
適用することは可能である。また、加熱調理機器１に的
確な温度情報を提供できる単独の換気装置２としても有
効性は備わるものである。
換気装置２との連繋では電磁加熱式のものが構成し易い
が、ガス燃焼によるものでも電磁バルブ等の採用により
適用することは可能である。また、加熱調理機器１に的
確な温度情報を提供できる単独の換気装置２としても有
効性は備わるものである。
【００１９】
【発明の効果】請求項１の発明によれば、換気装置と加
熱調理機器が厨房機能の維持保全に関与する加熱換気キ
ッチンシステムが得られる。
熱調理機器が厨房機能の維持保全に関与する加熱換気キ
ッチンシステムが得られる。
【００２０】請求項２の発明によれば、換気装置と加熱
調理機器が厨房機能の維持保全に相互扶助関係をもって
連繋する加熱換気キッチンシステムが得られる。
調理機器が厨房機能の維持保全に相互扶助関係をもって
連繋する加熱換気キッチンシステムが得られる。
【００２１】請求項３の発明によれば、請求項１又は請
求項２のいずれかに係る前記効果とともに換気装置と加
熱調理機器の連繋が容易になる。
求項２のいずれかに係る前記効果とともに換気装置と加
熱調理機器の連繋が容易になる。
【００２２】請求項４の発明によれば、加熱調理機器と
の連繋を図ることができる換気装置が得られる。
の連繋を図ることができる換気装置が得られる。
【００２３】請求項５の発明によれば、請求項４に係る
前記効果とともに厨房の安全対策を講じることができ
る。
前記効果とともに厨房の安全対策を講じることができ
る。
【図１】 実施の形態の加熱換気キッチンシステムを示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図２】 実施の形態の加熱換気キッチンシステムの構
成を示す断面構成図である。
成を示す断面構成図である。
【図３】 実施の形態の加熱換気キッチンシステムの電
気系統のブロック構成図である。
気系統のブロック構成図である。
【図４】 従来の換気装置の断面図である。
１ 加熱調理機器、 ２ 換気装置、 ３ 送風機、
８ 加熱コイル、 １１ 制御回路、 １２ 送受信
部、 １３ 制御回路、 １４ 送受信部、 １５ 温
度検知手段。
８ 加熱コイル、 １１ 制御回路、 １２ 送受信
部、 １３ 制御回路、 １４ 送受信部、 １５ 温
度検知手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 信昌 東京都千代田区丸の内二丁目２番３号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 桑澤 宏康 東京都千代田区丸の内二丁目２番３号 三 菱電機株式会社内 Ｆターム(参考） 3L056 BD02 BD07 BE05 BF02 3L058 BK09
Claims (5)
- 【請求項１】 加熱手段を備えた加熱調理機器の上方
に、室内の空気を室外へ送風機により排気する換気装置
を配置し、その加熱調理機器には加熱手段のオン／オフ
を電気信号として出力する出力手段を設け、前記換気装
置には前記出力手段からの電気信号を受信する受信手段
を設け、この受信手段が受信したオン／オフの電気信号
に基づいてその送風機をオン／オフさせるようにした加
熱換気キッチンシステム。 - 【請求項２】 請求項１に記載の加熱換気キッチンシス
テムであって、換気装置に加熱調理機器上の加熱状態を
検知する温度検知手段を設け、この温度検知手段の検知
温度が設定値以上になった場合、前記加熱調理機器の加
熱手段の加熱動作を停止させる制御手段を備えた加熱換
気キッチンシステム。 - 【請求項３】 請求項１又は請求項２のいずれかに記載
の加熱換気キッチンシステムであって、加熱手段を、加
熱コイルを持つ電磁加熱器で構成した加熱換気キッチン
システム。 - 【請求項４】 加熱手段を備えた加熱調理機器の上方に
おいて室内の空気を室外へ送風機により排気する換気装
置であって、前記加熱調理機器上の加熱状態を検知する
温度検知手段を設け、この温度検知手段の出力に応じて
送風機をオン／オフ制御するようにした換気装置。 - 【請求項５】 請求項４に記載の換気装置であって、温
度検知手段の検知温度が設定値以上になった場合、加熱
調理機器の加熱手段を停止させる信号を出力し、かつ送
風機を停止させる制御手段を備えた換気装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001000534A JP2002206758A (ja) | 2001-01-05 | 2001-01-05 | 加熱換気キッチンシステム及び換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001000534A JP2002206758A (ja) | 2001-01-05 | 2001-01-05 | 加熱換気キッチンシステム及び換気装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002206758A true JP2002206758A (ja) | 2002-07-26 |
Family
ID=18869305
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001000534A Pending JP2002206758A (ja) | 2001-01-05 | 2001-01-05 | 加熱換気キッチンシステム及び換気装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002206758A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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