JP2005299991A - 換気制御装置、換気システムおよび換気方法 - Google Patents

換気制御装置、換気システムおよび換気方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 厨房の状況が変化する場合でも厨房における環境の悪化を有効に抑えることができる換気制御装置、換気システムおよび換気方法を提供する。
【解決手段】 熱源を有する調理装置20が設けられた厨房SKを換気するための厨房排気装置11を制御するコントローラ40に関する発明であって、取得部41と、制御部42とを備えている。取得部41は、調理装置20に関する温度情報を取得する。制御部42は、取得部41が取得する温度情報に応じて厨房排気装置11の換気量を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、換気制御装置、換気システムおよび換気方法、特に、熱源を有する調理装置が設けられた厨房を換気制御するための換気制御装置、換気システムおよび換気方法に関する。
近年、建築基準法等において、建築物に対する機械換気設備の設置が原則的に義務付けられる等、室内環境を換気によって改善することに関心が高まってきている。特に、加熱調理器具等が用いられる厨房においては、熱、油煙、調理臭、ミスト等の調理に伴い発生する調理雰囲気によって作業環境が悪化しがちであり、換気による環境改善が重要となる。しかし、単純に自然換気を行うだけでは、室内外の圧力差や温度差等の自然条件の変化によって換気の実効性が左右されてしまう等、十分な換気を行うことができるとは限らないことがある。
これに対して、最近では、以下の特許文献1において示すように、ガス加熱調理器具のガス管等にガス流量計を設け、ガス流量に基づいて換気制御を行う換気装置が提案されている。また、以下の特許文献2に示す加熱調理器具のON・OFFスイッチに従って換気扇を駆動させる換気装置や、以下の特許文献3に示す加熱調理器具の強弱スイッチに従って換気扇を駆動させる換気装置等が提案されており、それぞれ厨房の環境改善を図るための工夫が施されている。
特開平8−121830号公報 特開2002−206758号公報 特開平11−141935号公報
従来の換気装置による換気では、自然換気による換気と比較した場合においては厨房の環境改善が図られている。
しかし、上記の特許文献1にあるガス流量に基づいた換気制御では、ガスが使用されていない場合の厨房の状況変化を換気制御に反映させることが困難で、厨房における環境が悪化してしまうおそれがある。この点は、上記の特許文献2にある加熱調理器具のON・OFFスイッチや上記の特許文献3にある加熱調理器具の強弱スイッチ等による換気制御についても同様であり、厨房の状況変化が換気制御に十分に反映されているとは言い難い。
本発明は上述した点に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、厨房の状況が変化する場合でも厨房における環境の悪化を有効に抑えることができる換気制御装置、換気システムおよび換気方法を提供することにある。
第1の発明は、熱源を有する調理装置が設けられた厨房を換気するための換気装置を制御する換気制御装置に関する発明であって、取得部と、制御部とを備えている。取得部は、調理装置に関する温度情報を取得する。制御部は、取得部が取得する温度情報に応じて換気装置の換気量を制御する。ここでの調理器具に関する温度としては、調理装置の温度、調理装置近傍の気温、調理装置の調理対象の温度等が含まれる。
従来の換気制御装置では、ガス流量、加熱調理器具のON・OFFスイッチや加熱調理器具の強弱スイッチ等に基づいた換気を行うだけであり、厨房の状況変化が換気制御に十分に反映されているとは言い難いため、厨房における環境が悪化してしまうおそれがある。
これに対して、第1の発明では、制御部が、調理装置に関する温度情報に応じて換気装置の換気量を制御する。このため、調理装置が設けられている厨房の温度状況の変化を換気装置の換気量の制御に反映させることが可能になる。したがって、厨房の状況が変化する場合でも、厨房における環境の悪化を有効に抑えることができるようになる。
第2の発明は、第1の発明において、取得部は、複数の調理装置に関する温度情報を取得する。制御部は、複数の調理装置に関する温度情報に基づいて調理装置の使用状況を判断することにより換気装置の換気量を制御する。
ここでは、取得部において取得された複数の調理装置に関する温度情報に基づいて、制御部が、調理装置の使用状況を判断して、換気装置の換気量を制御する。このため、各調理装置の稼働状況等に応じて、換気装置の換気量を必要な量に調整できるようになる。このため、調理装置の稼働状況を換気装置に換気量に反映させることが可能となり、不必要な換気運転を抑えた省エネによる換気を行うことが可能になる。
第3の発明は、第2の発明において、制御部は、複数の調理装置に関する温度情報に基づいて調理装置の使用台数を推定することにより換気装置の換気量を制御する。
ここでは、制御部によって、複数の調理装置のうちの使用されている調理装置の台数が推定され、推定された使用台数に応じて段階的に換気量を変更する制御を行うことができ、必要に応じた換気量の制御が可能になる。
第4の発明は、第1から第3の発明のいずれか1つの発明において、取得部は、調理装置の温度と、調理装置近傍の気温と、調理装置の調理対象の温度との少なくともいずれか1つについての温度情報を取得する。
ここでは、取得部が取得する調理装置に関する温度が、調理装置の温度、調理装置近傍の気温や調理装置の調理対象の温度のような場合であっても、制御部が厨房の状況変化を反映させた換気制御を行うことで、厨房における環境の悪化を有効に抑えることが可能になる。
第5の発明は、熱源を有する調理装置が設けられた厨房の換気を行うための換気システムに関する発明であって、換気装置と、温度検知装置と、制御装置とを備えている。換気装置は、厨房の換気を行う。温度検知装置は、調理装置に関する温度を検知することができる。制御装置は、温度検知装置が検知する温度に応じて換気装置の換気量を制御する。ここでの調理器具に関する温度としては、調理装置の温度、調理装置近傍の気温、調理装置の調理対象の温度等が含まれる。
従来の換気システムでは、ガス流量、加熱調理器具のON・OFFスイッチや加熱調理器具の強弱スイッチ等に基づいた換気を行うだけであり、厨房の状況変化が換気制御に十分に反映されているとは言い難いため、厨房における環境が悪化してしまうおそれがある。
これに対して、第5の発明では、制御装置が、温度検知装置によって検知される調理装置に関する温度情報に応じて換気装置の換気量を制御する。このため、調理装置が設けられている厨房の温度状況の変化を換気装置の換気量の制御に反映させることが可能になる。したがって、厨房の状況が変化する場合でも、厨房における環境の悪化を有効に抑えることができるようになる。
第6の発明は、第5の発明において、調理装置は、少なくとも第1調理器と第2調理器とを有している。温度検知装置は、第1調理器に関する温度の検知が可能な第1温度検知部と、第2調理器に関する温度の検知が可能な第2温度検知部とを有している。制御装置は、第1温度検知部と第2温度検知部とによって検知された温度に応じて換気装置の換気量を制御する。
ここでは、温度検知装置の第1温度検知部において取得される第1調理器に関する温度情報と、第2温度検知部において取得される第2調理器に関する温度情報とに応じて、制御装置が換気装置の換気量を制御する。このため、調理装置が第1調理器と第2調理器との少なくとも2つの調理装置を有している場合であっても、それぞれの調理装置に関する温度情報に応じて厨房における換気装置の換気量を必要な量に調整できるようになる。このため、第1調理器の稼働状況と第2調理器の稼働状況とのそれぞれの稼働状況を換気装置に換気量に反映させることが可能となり、不必要な換気運転を抑えた省エネによる換気を行うことが可能になる。
第7の発明は、第6の発明において、制御装置は、第1温度検知部が検知する第1調理器に関する温度情報と、第2温度検知部が検知する第2調理器に関する温度情報とに基づいて、調理器の使用台数を推定することにより換気装置の換気量を制御する。
ここでは、制御装置によって、第1調理器と第2調理器との2台の調理器のうち使用されている調理器の台数が推定され、推定された使用台数に応じて段階的に換気量を変更する制御を行うことができ、必要に応じた換気量の制御が可能になる。
第8の発明は、第6または第7の発明において、換気装置は、第1調理器に対応して配置される第1換気器と、第2調理器に対応して配置される第2換気器とを有している。制御装置は、第1温度検知部の温度情報に基づいて第1換気器の換気量を制御し、第2温度検知部の温度情報に基づいて第2換気器の換気量を制御する。
ここでは、制御装置は、第1調理器に対応して第1換気器の換気量を制御し、第2調理器に対応して第2換気器の換気量を制御することができるようになる。このため、換気器ごとに運転・停止制御や換気量調整制御等を行うことが可能になり、部分的に換気が必要となるような場合であっても換気装置全体を稼働させる必要がなく、第1換気器もしくは第2換気器を必要に応じて稼働させることができるようになり、不必要な換気運転を抑えた省エネ換気を行うことが可能になる。
第9の発明は、第6から第8の発明のいずれか1つの発明において、第1調理器に対応して配置される第1換気用フードと、第2調理器に対応して配置される第2換気用フードとをさらに備えている。温度検知装置は、第1換気用フードの温度と第2換気用フードの温度を取得する。
ここでは、温度検知装置が取得する調理装置に関する温度が、第1換気用フードの温度と第2換気用フードの温度の場合であっても、制御装置が厨房の状況変化を反映させた換気制御を行うことで、厨房における環境の悪化を有効に抑えることが可能になる。
第10の発明は、第5から第8の発明のいずれか1つの発明において、温度検知装置は、調理装置の温度と、調理装置近傍の気温と、調理装置による調理対象の温度との少なくともいずれか1つの温度を取得する。
ここでは、温度検知装置が取得する調理装置に関する温度が、調理装置の温度、調理装置近傍の気温や調理装置の調理対象の温度のような場合であっても、制御装置が厨房の状況変化を反映させた換気制御を行うことで、厨房における環境の悪化を有効に抑えることが可能になる。
第11の発明は、第5から第10の発明のいずれか1つの発明において、調理装置は、グリドル、グリル、コンロ、フライヤー、オーブン、電子レンジ、ゆで麺器、蒸し器、湯煎器、電磁調理器、食洗器もしくは炊飯器のうちの少なくともいずれか1つである。なお、これらの調理装置は、電気により稼働するものであってもよく、ガスを必要とするものであってもよい。
ここでは、調理装置として、グリドル、グリル、コンロ、フライヤー、オーブン、電子レンジ、ゆで麺器、蒸し器、湯煎器、電磁調理器、食洗器もしくは炊飯器のうちの少なくともいずれか1つを採用した場合であっても、制御装置が厨房の状況変化を反映させた換気制御を行うことで、厨房における環境の悪化を有効に抑えることが可能になる。
第12の発明は、熱源を有する調理装置が設けられた厨房の換気を行うための換気方法に関する発明であって、第1ステップと、第2ステップとの2つの工程から構成されている。第1ステップでは、調理装置に関する温度を検知する。第2ステップでは、第1ステップで検知される温度に応じて厨房を換気する。ここでの調理器具に関する温度としては、調理装置の温度、調理装置近傍の気温、調理装置の調理対象の温度等が含まれる。
ガス流量、加熱調理器具のON・OFFスイッチや加熱調理器具の強弱スイッチ等に基づいた換気を行う従来の方法では、厨房の状況変化が換気制御に十分に反映されているとは言い難く、厨房における環境が悪化してしまうおそれがある。
これに対して、第12の発明では、第1ステップにおいて、調理装置に関する温度を検知する。そして、第2ステップにおいて、第1ステップで検知した温度に応じて厨房を換気する。このため、調理装置が設けられている厨房の温度状況の変化を換気装置の換気量に反映させることが可能になる。したがって、厨房の状況が変化する場合でも、厨房における環境の悪化を有効に抑えることができるようになる。
第13の発明は、第12の発明において、第2ステップでは、第1ステップで検知される温度に応じて調理装置の使用台数を推定することにより換気量を定める。
ここでは、第2ステップにおいて、第1ステップで検知される温度に応じて調理装置の使用台数を推定されるため、推定された使用台数に応じて段階的に換気量を変更する制御を行うことができ、必要に応じた換気量の制御が可能になる。
第1の発明では、厨房の状況が変化する場合でも、厨房における環境の悪化を有効に抑えることができるようになる。
第2の発明では、不必要な換気運転を抑えた省エネによる換気を行うことが可能になる。
第3発明では、推定された使用台数に応じて段階的に換気量を変更する制御を行うことができ、必要に応じた換気量の制御が可能になる。
第4の発明では、調理装置の温度、調理装置近傍の気温や調理装置の調理対象の温度のような場合であっても、制御部が厨房の状況変化を反映させた換気制御を行うことで、厨房における環境の悪化を有効に抑えることが可能になる。
第5の発明では、厨房の状況が変化する場合でも、厨房における環境の悪化を有効に抑えることができるようになる。
第6の発明では、不必要な換気運転を抑えた省エネによる換気を行うことが可能になる。
第7の発明では、推定された使用台数に応じて段階的に換気量を変更する制御を行うことができ、必要に応じた換気量の制御が可能になる。
第8の発明では、不必要な換気運転を抑えた省エネ換気を行うことが可能になる。
第9の発明では、制御装置が厨房の状況変化を反映させた換気制御を行うことで、厨房における環境の悪化を有効に抑えることが可能になる。
第10の発明では、調理装置の温度、調理装置近傍の気温や調理装置の調理対象の温度のような場合であっても、制御装置が厨房の状況変化を反映させた換気制御を行うことで、厨房における環境の悪化を有効に抑えることが可能になる。
第11の発明では、制御装置が厨房の状況変化を反映させた換気制御を行うことで、厨房における環境の悪化を有効に抑えることが可能になる。
第12の発明では、厨房の状況が変化する場合でも、厨房における環境の悪化を有効に抑えることができるようになる。
第13の発明では、推定された使用台数に応じて段階的に換気量を変更する制御を行うことができ、必要に応じた換気量の制御が可能になる。
<換気システムの外観構成等>
本発明の一実施形態が採用された換気システムの全体構成を図1、ブロック構成部を図2において、それぞれに示す。また、本換気制御が適用される場合の各構成要素間の関係を図3において示す。
換気システムは、厨房SKと客室SGとを有する厨房含有空間SIを対象に換気制御を行うためのシステムであって、主に、客室給気装置5と、厨房排気装置11と、厨房給気装置15と、センサ30と、コントローラ40とを備えている。なお、ここでの厨房SKと客室SGとは、厨房含有空間SI内で空間的に連続している関係にある。また、客室SGには客室SGの空気を調和させるための空気調和装置3が設けられており、厨房SKには熱源を有する調理装置20が設けられている。この調理装置20は、コンロ21a、フライヤー21b、グリル21cの3つの調理器21から構成されている。
客室給気装置5は、厨房含有空間外SO(以下、単に屋外SOという。)の空気を客室SGに対して取り込む装置であって、インバータ7と、客室給気用換気扇6とを有している。インバータ7は、コントローラ40に対して接続されて周波数制御が行われる。客室給気用換気扇6は、インバータ7の周波数制御を介して、客室SGに取り込む空気量が調整されるように回転される。
厨房排気装置11は、厨房SKの空気を屋外SOに対して送り出すための装置であって、インバータ13と、厨房排気用換気扇12とを有している。インバータ13は、コントローラ40に対して接続されて周波数制御が行われる。厨房排気用換気扇12は、インバータ13の周波数制御を介して、屋外SOに対して送り出される空気量が調整されるように回転される。ここでの、厨房排気装置11の排気によって、厨房において発生する温度、湿度、油煙等の調理雰囲気が、厨房SKから屋外SOに向けて排出される。
厨房給気装置15は、屋外SOの空気を厨房SKに対して取り込む装置であって、インバータ17と、厨房給気用換気扇16とを有している。インバータ17は、コントローラ40に対して接続されて周波数制御が行われる。厨房給気用換気扇16は、インバータ17の周波数制御を介して、厨房SKに取り込む空気量が調整されるように回転される。なお、ここでの厨房給気装置15は、厨房排気装置11とは離れた位置に配置される。これは、厨房排気装置11から排気された調理雰囲気が再び厨房SKに取り込まれてしまうことを防ぐためである。
センサ30は、厨房SKの調理器21の温度をセンシングする調理器温度センサ31と、厨房SKの気温をセンシングする厨房温度センサ32と、客室SGの温度および湿度をセンシングする客室温湿度センサ35と、屋外SOの温度および湿度をセンシングする屋外温湿度センサ36とを有している。このうち、調理器温度センサ31は、コンロ温度センサ31a、フライヤー温度センサ31b、グリル温度センサ31cとから構成されており、これらは厨房SKに設置されたコンロ21a、フライヤー21b、グリル21cに対応して、それぞれの調理器21の温度を測定可能となるように配置される。これらによってセンシングされた各情報は、コントローラ40の取得部41において受信される。なお、ここでの厨房温度センサ32は、調理器21と客室SGとの間付近において、調理器21の温度変化を敏感に感じることができる位置に配置される。これにより、厨房SKの温度変化を素早く検知することができ、厨房SKの状況変化をコントローラ40による換気制御に対してより迅速に反映させることができるようになる。このため、厨房SKにおいて発生した調理雰囲気が拡散してしまう前にできるだけ素早く調理雰囲気を捕らえて屋外SOに排出することができる。
コントローラ40は、取得部41と、制御部42とを有している。取得部41は、厨房排気装置11の排気量に関する情報、すなわちインバータ13の周波数情報を常時あるいは定期的に取得する。また、取得部41は、センサ30の調理器温度センサ31a,31b,31cと、客室温湿度センサ35と、屋外温湿度センサ36とからそれぞれ情報を取得する。
制御部42には、各調理器21(コンロ21a,フライヤー21b,グリル21c)ごとに、必要排気量の値があらかじめ設定される。そして、客室給気装置5の単位時間当たりの給気量(以下、単に「給気量」という。)が厨房排気装置11の単位時間当たりの排気量(以下、単に「排気量」という。)を越えないように、厨房給気装置15も稼働している場合には厨房給気装置15と客室給気装置5の合計給気量が厨房排気装置11の排気量を越えないように、取得部41が取得した厨房排気装置11の排気量の情報とセンサ30からの情報と各調理器21ごとにあらかじめ設定されている必要排気量の値とに応じて、厨房排気装置11の排気量と客室給気装置5、厨房給気装置15の給気量を制御する。これにより、客室SGに対して厨房SKを負圧の状態に維持でき、厨房SKから客室SGに向かう気流を抑え、客室SGから厨房SKに向かう気流を増加させることができる。これにより、ここでの換気システムでは、厨房SKで発生する調理雰囲気が客室SGに対して漏れ出してしまうことを効果的に抑えることができる。
<換気システムによる換気制御動作>
以下に、上述した換気システムの換気制御動作を説明する。
厨房SKにおいては、熱源を有している調理装置20のコンロ21a、グリル21b、フライヤー21bのいずれかが、調理者によって稼働されることにより、厨房SKにおける温度の上昇が生じる。なお、フライヤー21bを用いた場合についても、油煙が発生すると共に厨房SKにおける温度が上昇する。
調理器温度センサ31は、上述のようにして厨房SKの調理器21の温度を測定し、コントローラ40は、取得部41において厨房SKにおける気温の上昇について把握する。例えば、コンロ21aが稼働されて、コンロ温度センサ31aによって温度が検知されると、コントローラ40はその温度の上昇を把握できる。
このようにして、厨房SKの温度を把握したコントローラ40は、制御部42によって、客室給気装置5、厨房排気装置11や厨房給気装置15を制御する。この制御部42では、主に、以下に述べる温度換気制御と給排気バランス制御と外気冷房制御との3つの観点から制御が行われる。
1つ目の観点として、コントローラ40の制御部42では、あらかじめ設定されている各調理器21(コンロ21a,フライヤー21b,グリル21c)ごとの運転時に要する排気量と調理器温度センサ31から得られる情報とに応じて、厨房排気装置11の排気量を調整するという、温度換気制御が行われる。すなわち、ここでは、コンロ温度センサ31aがコンロ21aの温度を測定し、フライヤー温度センサ31bがフライヤー21bの温度を測定し、グリル温度センサ31cがグリル21cの温度を測定する。そして、コントローラ40の制御部42が、これらの測定結果に基づいてそれぞれの調理器21が稼働中か否かを判断・推定し、図4において示すように、稼働中と推定された調理器21特有の運転時に要する排気量に基づいて、厨房排気装置11の排気量の調整が行われる。また、設定されている各調理器21ごとの運転時に要する排気量の値を基準に、対応して設置されている各調理器温度センサ31から得られる温度に応じて、運転時に要する排気量の設定値に対して以下に述べる調理器別補正係数21aV,21bV,21cVによる補正が行われる。なお、調理雰囲気以外の環境負荷に対する排気の必要性(必要最低限の換気量の確保)の観点から、調理器21のすべてが稼働していないと推定される場合であっても、必要最低限の所定の換気量が確保される。ここでは、厨房排気装置11の排気面速度が、一般的に良いとされている0.4m/s以上の状況を少なくとも確保できるように制御される。
2つ目の観点として、コントローラ40の制御部42では、客室給気装置5、厨房排気装置11や厨房給気装置15を制御して各給気量や排気量を調整し、客室給気装置5の給気量と厨房給気装置15の給気量との合計量が、厨房排気装置11の排気量を越えないように調整するという、給排気バランス制御が行われる。図5において示すように、従来の換気システムでは厨房の排気量制御とは無関係に給気量を一定の給気量5cとして特に変更させないで給気を行っており、厨房の排気量を下げる制御を行った場合に、給排気バランスが崩れ、厨房が客室に対して正圧の状態となる(図5における「排気量=給気量」のラインを下回る領域)ことがある。この場合、厨房において発生した調理雰囲気が客室に対して大量に漏れ出してしまうことある。これに対して、ここでの給排気バランス制御では、客室給気装置5の給気量と厨房給気装置15の給気量との合計量が、厨房排気装置11の排気量を越えないように制御を行う(図5の「排気量>給気量」のラインへシフトさせる。)。これによって、客室SGに対して厨房SKが負圧の状態となるように制御され、厨房SKにおいて発生する調理雰囲気の客室SGに対する漏れ出しが抑えられることになる。
3つ目の観点として、コントローラ40の制御部42では、厨房温度センサ32と客室温度センサ35と屋外温度センサ36とからそれぞれ温度情報を取得して、客室SGや厨房SKについて外気を積極的に取り込むことが有効となるタイミングを考慮した外気冷房制御が行われる。この外気冷房制御については、後述する。
すなわち、ここでは、厨房SKの温度の上昇に伴って厨房排気装置11の排気量を上げつつ、客室給気装置5の給気量と厨房給気装置15との合計との関係において厨房SKと客室SGとの給排気バランスが維持され、所定の条件下において屋外SOの空気を積極的に取り込んで外気冷房を行うという制御が行われる。
(一日の換気制御の例)
以下に、一日の屋外SOの気温の変化と外気冷房との関係を示した図6および各時間帯における換気制御を個別に説明した図7を用いて、本換気システムによる一日の換気制御の一例を説明する。ここでは、屋外SOの気温が低い場合において、その低い温度の空気を積極的に客室SGや厨房SKに対して取り込むんで冷房するという、省エネによる冷房を説明する。
図6において、屋外SOの気温の変化を、実線の放物線によって示している。また、時間軸に平行に引かれている実線は客室SGにおける設定温度を示しており、点線は厨房SKにおいて設けられている空気調和装置3の設定温度を示している。ここでの、厨房SKは、調理器21から発生する熱によって気温が高くなりがちであるため、厨房SKにおける設定温度は、客室SGにおける設定温度よりも高い値とされている。
ここで、図6において、屋外SOの気温が厨房SKの設定温度よりも高い時間帯は(図6のT1で示す時間帯)、厨房SKに対しても客室SGに対してもなるべく外気は取り込まないように制御する。これは、屋外SOの気温の方が高く、外気冷房に適さない状況だからである。このT1の時間帯では、制御部42は、例えば、図7のCASE1において示すように、厨房排気装置11からの排気量を100%とした場合に、客室給気装置5の給気量が10%、厨房給気装置15の給気量が80%の比率となるように調整される。これにより、厨房SKが負圧となるように維持して調理装置20から生ずる油煙等の調理雰囲気が客室SGに向けて漏れ出してしまうことを抑えつつ、このような調理雰囲気を屋外SOに向けて有効に排出することができ、客室SGの快適性を向上させることができる。また、客室SGについては、換気に必要な量の空気の取り込みを確保しつつ、気温のより高い屋外SOの空気の取り込みを抑えることで、厨房SKの不必要な温度上昇を防いでいる。
屋外SOの気温が厨房SKの設定温度よりも低く客室SGの設定温度よりも高い時間帯は(図6のT2−1,T2−2で示す時間帯)、厨房SKの温度状況が厨房SKの設定温度よりも高い状態であれば厨房SKに対して外気冷房を促進させ、客室SGに対しての外気冷房はできるだけ控える。厨房SKの設定温度よりも屋外SOの気温の方が低く、客室SGの外気冷房は有効ではないが、厨房SKの外気冷房が有効となるからである。このT2の時間帯では、制御部42は、例えば、図7のCASE2において示すように、厨房排気装置11からの排気量を100%とした場合に、客室給気装置5の給気量が10%、厨房給気装置15の給気量が80%の比率となるように調整する。これにより、厨房SKが負圧となるように維持して調理雰囲気の客室SGへの漏れ出しを抑え、屋外SOに向けて有効に排出することができ、調理装置20から生ずる熱で気温が上がりがちな厨房SKを中心に外気冷房を行うことができる。これにより、省エネによって厨房SKの冷房を行い、厨房SKの空間を快適な状態にすることができる。なお、ここでの厨房SKに対する外気冷房は、厨房SKの気温が非常に高い状態となっている場合等には、厨房排気装置11の排気量と厨房給気装置15の給気量との両方について、より多い量に調整する制御が行われる。この場合には、高温となっている厨房SKの空気が屋外SOの冷たい空気と迅速に入れ替えられ、厨房SKの快適性をより迅速に向上させたり、快適性をより効果的に向上させることができる。
屋外SOの気温が客室SGの設定温度よりも低い時間帯は(図6のT3−1,T3−2で示す時間帯)、厨房SKの温度状況が厨房SKの設定温度よりも高い状態であれば厨房SKに対して外気冷房を促進させ、客室SGの温度状況が客室SGの設定温度よりも高い状態であれば客室SGに対する外気冷房についても促進させる。客室SGの設定温度よりも屋外SOの気温の方が低く、厨房SKおよび客室SGへの外気冷房が有効となるからである。このT3の時間帯では、制御部42は、例えば、図7のCASE3において示すように、厨房排気装置11からの排気量を100%とした場合に、客室給気装置5の給気量が50%、厨房給気装置15の給気量が40%の比率となるように調整する。これにより、厨房SKが負圧となるように維持して調理雰囲気の客室SGへの漏れ出しを抑え、屋外SOに向けて有効に排出することができる。また、調理装置20から生ずる熱によって暑くなりがちな厨房SKだけでなく、客室SGに対しても積極的に外気冷房を行う。これにより、客室SGに設けられている空気調和装置3の空調負荷の低減を図ることも可能となり、省エネにより客室SGおよび厨房SKの両空間を快適な状態にすることができる。
<換気システムにおける換気制御動作の流れ>
第1実施形態における換気システムの換気制御動作の流れについて、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS1では、初期設定として、様々な値をコントローラ40に設定する。まず、各調理器21ごとにおける運転時に要する排気量について、コンロ21aとフライヤー21bとグリル21cとについてそれぞれ入力し、稼働中の調理器21の組み合わせに応じた厨房排気装置11の必要排気量V(以下の表1参照)を定めて設定する。
なお、ここでは、各調理器21の運転時に要する排気量ごとに、その温度状況に応じて補正するための調理器別補正係数21aV,21bV,21cVについての設定も行う。この調理器別補正係数21aV,21bV,21cVは、各調理器21の運転時に要する排気量に対して、その稼働中の調理器21の温度状況が反映されるように設定する。例えば、フライヤー21bが長時間稼働されてその温度が上昇した場合に、フライヤー21bの運転時に要する排気量の設定値に対して、フライヤー補正係数21bVとフライヤー温度センサ31bで検知される温度等とにより求まるフライヤー補正分を加減して、厨房排気装置11の必要排気量Vに反映させる制御が行われる。ここでの各調理器21ごとの運転時に要する排気量や、調理器別補正係数21aV,21bV,21cVについては、各調理器21における調理の性質や稼働に要する火力等に応じて定められる。例えば、フライヤー21bでは油煙が発生することが考慮された値が定められ、グリル21cでは火力が大きいことが考慮された値が設定される。
具体的には、以下の表1に示すように設定される。
Figure 2005299991
なお、表1において示すように、コンロ21a,フライヤー21b,グリル21cのすべてが稼働していない状態であっても、必要排気量V=V0の値を確保するように設定する。これは、建築基準法に定める必要最低限の換気量を確実に確保するために設定される。なお、表1において、例えば、調理器21のうち、コンロ21aとグリル21cとが稼働中の場合の必要排気量Vを必要排気量V=V5と設定されている場合に、さらにコンロ補正分とグリル補正分が反映され、厨房排気装置11の必要排気量Vが制御される。
なお、以下の表2において示すように、厨房温度センサ32の検知する温度に応じた客室給気装置5と厨房給気装置15との適切な給気量の配分の設定を行う。これにより、厨房SKの快適性維持に必要な換気制御を行うだけでなく、客室SGや厨房SKに対する外気冷房制御によって省エネ運転が可能となる。
Figure 2005299991
表2では、必要排気量Vを1.0とした場合の客室給気装置5の給気量と厨房給気装置15の給気量との給気配分α1,α2について示している。ここでは、上述した換気制御の図6,図7に対応したものを例に挙げて示している。客室給気装置5の給気配分α1と厨房給気装置15の給気配分α2とは、屋外温湿度センサ36により得られる屋外SOの温度・湿度と、厨房温度センサ32により得られる厨房SKの温度と、客室温湿度センサ35により得られる客室SGの温度・湿度との関係および所定の温湿度条件に基づいて設定する。さらに、ここでの給気配分α1,α2は、厨房SKが客室SGに対して負圧にならない範囲で、かつ上述の厨房SKや客室SGに対する外気冷房が有効となるように設定する。また、温度の比較において、ハンチングをさけるために、ここでは所定のヒステリシスを設けておく。
なお、上述の表2におけるα1,α2を基準としつつ、屋外SOの空気と外気冷房の対象空間の空気とのエンタルピー(乾燥空気の有する顕熱と水蒸気の有する顕熱および潜熱との合計、すなわち湿り空気の保有する熱量の総和)の差を配分比率に反映させるための配分補正係数C(C1,C2,C3)を設定する。これにより、例えば、冷房時にはエンタルピーがより低い空間における空気を積極的に取り込むように配分補正係数Cによって配分比率を補正して、より効果的な外気冷房、環境改善および空調負荷の低減化を図ることが可能になっている。また、この補正において温度および湿度が考慮されていることで、例えば、気温および湿度が低い空気による外気冷房を促進させる等、体感温度についての快適性の向上を図ることも可能になっている。
例えば、上述のCASE2のように、客室SGの外気冷房は抑えて厨房SKの外気冷房のみが有効となる環境条件下において、厨房SKの温度が非常に高くなっている状況等においては、厨房SKの温度を下げるために厨房排気装置11の必要排気量Vが高い値に設定されてしまい、これに伴い客室給気装置5の給気量もその比率を維持するために高い値に設定されてしまうことになるため、客室SGに対して高温多湿の不要な外気を必要以上に取り込んでしまう場合がある。これに対して、α1,α2の給気配分比率を客室SGの空気と屋外SOの空気とのエンタルピー差および厨房SKの空気と屋外SOの空気とのエンタルピー差をそれぞれ考慮した配分補正係数C2を適切に設定して補正することで、客室SGへの給気量は必要最低限の量に抑えて客室SGの空調負荷を低減させつつ、厨房SKの環境改善を迅速化させる制御を行うことができる。
また、例えば、上述のCASE3のように、客室SGの外気冷房も厨房SKの外気冷房も両方とも有効となる環境条件下において、厨房SKの気温および湿度が非常に高い状況となっており(例えば37℃で80%)、客室SGの気温や湿度(例えば20℃で40%)と屋外SOの気温や湿度(例えば18℃で40%)との差が、厨房SKの気温や湿度と屋外SOの気温や湿度との差と比べてわずかであるような状況下においては、外気冷房は客室SGに対しても厨房SKに対してもいずれも有効な環境条件ではあるものの、客室SGの環境改善の必要性は少なく厨房SKの環境改善の必要性が高い場合等、厨房SKの環境をより迅速に改善させたい状況もありえる。このように、厨房SKの環境が屋外SOの温度や湿度と著しく異なる環境であるならば、配分補正係数C2と同様に、α1,α2の給気配分比率を客室SGの空気と屋外SOの空気とのエンタルピー差および厨房SKの空気と屋外SOの空気とのエンタルピー差をそれぞれ考慮した配分補正係数C3を適切に設定して補正することで、温度差の著しい厨房SKの外気冷房を優先させて、客室給気装置5の給気配分α1を減らしてその分を厨房給気装置15の給気配分α2の増加分に割り当てるように補正することができる。
また、例えば、上述のCASE1のように、客室SGの外気冷房も厨房SKの外気冷房も控えるべき環境条件の場合には、α1,α2の給気配分比率を客室SGの空気と屋外SOの空気とのエンタルピー差および厨房SKの空気と屋外SOの空気とのエンタルピー差をそれぞれ考慮した配分補正係数C1を適切に設定して補正することで、客室SKの環境を優先して必要最低限度の換気量に制御して、客室SGにおける空調負荷を低減させることも可能となる。
なお、厨房SKと屋外SOとの間に設けられている窓が曇ることを防止するために、所定の温湿度条件を満たさない場合には、CASE3の給気配分による制御を行うように、具体的な所定の温湿度条件と共に設定する。ここでの所定の温湿度条件とは、窓面の曇りを抑えることができる厨房SKと屋外SOとの両空間の温度と湿度との条件である。
上述の様々な初期設定が終了すると、ステップS2へ移行する。
ステップS2では、コントローラ40の取得部41が、センサ30の調理器温度センサ31と厨房温度センサ32と客室温湿度センサ35と屋外温湿度センサ36とから、それぞれの温度や湿度の情報を取得する。
ステップS3では、コントローラ40の制御部42が、厨房SKの温度と客室SGの温度と屋外SOの温度とを比較して、ステップS1で設定されているCASE1〜3のいずれかを選定して給気配分α1・α2を定めて、センサ30から得られる屋外SO,客室SG,厨房SKのそれぞれのエンタルピーを反映させた配分補正係数C1,C2,C3により補正を行い、(α1+α2)<1の条件を満たすようにして、客室給気装置5と厨房給気装置15との給気配分を定める。
ステップS4では、制御部42が、センサ30の調理器温度センサ31により得られる各調理器21の温度に基づいて、コンロ21a,フライヤー21b,グリル21cのいずれが稼働中であるか判断する。ここで、少なくとも1つの調理器21が稼働中であれば、ステップS5へ移行する。また、すべての調理器21が停止している場合には、ステップS6に移行する。
ステップS5では、制御部42が、センサ30の調理器温度センサ31により得られる各調理器21の温度に基づいて、コンロ21a,フライヤー21b,グリル21cのうち稼働中の調理器21を推定し、ステップS1で設定されている表1を参照することで必要排気量V(V1〜V6)を定めて、稼働中の調理器21に対応した調理器別補正係数21aV,21bV,21cVによる補正を行い、厨房排気装置11の排気量を定める。
ステップS6では、制御部42が、厨房排気装置11の排気量を必要最低限の換気量V0に定める。
ステップS7では、制御部42が、厨房排気用換気扇12の排気量がステップS5もしくはステップS6で定められた必要排気量Vとなるように、インバータ13の周波数を制御する。また、制御部42は、客室給気用換気扇6の給気量がV(1−α1)となり、厨房給気用換気扇16の給気量がV(1−α2)となるように、インバータ7,17の周波数をそれぞれ制御する。
ステップS7の動作が終了した後に、一定時間の間隔をおいて、以上のステップS2〜S7を繰り返す。
<特徴>
(1)
従来の換気装置では、ガス加熱調理器具のガス管等にガス流量計を設け、このガス流量計から得られるガス流量に基づいて換気制御を行ったり、加熱調理器具のフードに温度センサを設定して、所定の温度を検出した場合に換気扇を駆動させたり、加熱調理器具のスイッチのON・OFFに従って換気扇を駆動させたり、加熱調理器具の強弱スイッチに従って換気扇を駆動させる等、厨房の環境を改善させるための換気態様について様々な工夫が施されている。
しかし、このような従来の換気では、例えば、ガス加熱調理器具について、ガス流量に従って換気を行っていると、調理終了後にガス流量がゼロになった場合においては厨房に熱気等の調理雰囲気が多く残存していることもあり、ガス流量が多い場合に換気が必要になるとは必ずしもいえないことがある。このため、厨房における環境を十分に改善できなかったり、不必要な換気をしてしまったり、省エネ化を図ることができなかったりする等の問題がある。このように、従来の換気制御装置では、ガス流量、加熱調理器具のON・OFFスイッチや加熱調理器具の強弱スイッチ等に基づいた換気を行うだけで、厨房の状況変化が換気制御に十分に反映されているとは言い難く、厨房における環境十分に改善することは難しい。
これに対して、上記実施形態における換気システムでは、コントローラ40が、調理装置20の温度に応じて厨房排気装置11の換気量を制御する。すなわち、ここでは、コンロ21a,フライヤー21b,グリル21cごとの運転に要する排気量に対して、さらに調理器別補正係数21aV,21bV,21cVによる各調理器温度センサ31a、31b、31cの検知温度に応じた補正を行うことにより厨房排気装置11の必要排気量Vが定められる。このため、調理装置20が設けられている厨房SKの温度状況の変化を厨房排気装置11の換気量の制御に反映させることが可能になる。したがって、厨房SKの状況が変化する場合でも、厨房における環境の悪化を有効に抑えることができる。
また、厨房SKにおける温度が大幅に上昇した場合には、厨房排気装置11の排気量や厨房給気装置15の給気量についても同様に大幅に上げる制御を行うことで、厨房SKにおける温度の上昇をより効果的に抑えることができる。また、ガス流量や温度に関する閾値等を設けて単に換気状態を切り換えるような従来の換気制御と比べて、本換気システムでは、厨房SKの状況変化をコントローラ40による換気制御により詳細に反映させることができ、厨房SKの環境改善をより効果的にすることができる。
また、厨房の調理装置がガス調理装置等である場合に、従来の換気制御装置では、ガス調理装置による調理終了直後にガス流量がゼロとなった場合に、単純に換気運転を停止させる等の制御が行われており、厨房に熱気が残存したままの状態となってしまうことがある。しかし、上記第1実施形態における換気制御によると、調理器温度センサ31の検知温度に応じた適切な換気制御は、ガス調理終了後も厨房SKの温度が高い状態のままであえれば続行させることができ、厨房SKにおける調理者の快適性を向上させることができる。さらに従来必要とされているガス流量計を不要とした構成にすることができる。
また、厨房SKの温度が高い状態では、厨房SKの湿度や油煙量等についても比較的多い状態となりがちであるが、上記換気制御により、厨房SKにおける湿度や油煙量等が多い状況についても改善させることが可能になる。
(2)
厨房において調理器が複数存在し、稼働中の調理器と稼働していない調理器とがある場合に、稼働中の調理器の温度のみに基づいた換気制御を行ったり、稼働していない調理器の温度のみに基づいて換気制御を行ったりすると、厨房における温度状態が適切に反映されず悪化してしまうおそれがある。これに対して、上記実施形態における換気システムでは、コントローラ40の換気制御によって、調理器21a、21b、21cのそれぞれの稼働状況(温度に基づく)を反映させた換気制御を行うことが可能になり、厨房SKにおける環境の悪化をより有効に抑えつつ、不必要な換気運転を抑えた省エネによる換気を行うことが可能になる。
(3)
厨房含有空間SIの換気制御において、調理器21の稼働台数が1台の場合と2台の場合とでは、必要な排気量が異なることがある。これに対して上述した第1実施形態の換気システムでは、稼働中の調理器21の稼働台数を温度により推定して必要排気量Vを求めることで換気制御することで、厨房SKの環境を改善するのに必要十分な換気量による制御を行うことができる。
<第1実施形態の変形例>
(A)
上記第1実施形態における換気システムでは、調理器温度センサ31は、コンロ温度センサ31aと、フライヤー温度センサ31bと、グリル温度センサ31cとから構成されており、厨房SKに設置されたコンロ21a、フライヤー21b、グリル21cに対応して、それぞれの調理器21の温度を測定している。しかし、各調理器温度センサ31の温度の測定対象としては、このような各調理器自体の温度に限られるものではなく、各調理器21の近傍の気温や、各調理器において調理される調理対象自体の温度(フライヤー21bの油温度等)、厨房SKの温度状態に影響を与えるような温度を測定するための対象であればよい。また、調理器温度センサ31の測定対象を、調理装置20の近傍の気温とすることで、厨房SKの状況変化をより迅速に検知でき、迅速な換気制御を可能として調理雰囲気の拡散があまり進行していない段階で、調理雰囲気をできるだけ逃さず捕らえて、屋外SOに向けて効果的に排出することができる。
(B)
上記第1実施形態における換気システムでは、センサ30のうちの調理器温度センサ31a、31b、31cは、複数台設置されており、それぞれの場所の温度を検知している。これに対して、厨房SKの大きさが比較的小さい場合や、厨房SKに設置されている調理装置20台数が少なかったり熱源による火力等が小さい場合には、調理器温度センサ31は、1つから構成されており、厨房SKの一カ所に設置されているものであってもよい。
(C)
上記第1実施形態における調理装置20では、コンロ21a、グリル21b、フライヤー21bの3つから構成されている場合を例に挙げて説明した。しかし、ここでの調理装置20としては、これらに限られるものではなく、上述したものの他に、グリドル,オーブン,電子レンジ,ゆで麺器,蒸し器,湯煎器,電磁調理器,食洗器もしくは炊飯器等から構成され、その調理器の数についても2以上のより多い調理器によって構成されていてもよい。
(D)
上記第1実施形態における換気制御では、厨房SKおよび客室SGの設定温度に基づいて制御を行っている。これに対して、換気制御を行っている時点での厨房SKの気温や客室SGの気温に基づいて制御を行うようにしてもよい。
(E)
上記第1実施形態における換気システムでは、調理器21は、コンロ21a,フライヤー21b,グリル21cの3種類であり、稼働中の調理器21を推定することで厨房排気装置11の排気量の制御を行っている。これに対して、調理器21としては、1種類から構成されている換気システムであってもよく、この場合には、図9に示すように、その種類の調理器21について設定されている排気量と、稼働中の調理器21の推定台数とに基づいて、厨房排気装置11の排気量を制御するようにしてもよい。また、複数種類の調理器21が種類ごとに単数・複数設置されている場合であってもよく、この場合には、各調理器21の種類に応じて設定されている排気量と、それぞれの種類の稼働中の推定台数とに基づいて、総合的に厨房排気装置11の排気量を調整するようにしてもよい。
(F)
上記第1実施形態におけるコントローラ40の取得部41は、厨房排気装置11の換気量の判断に、インバータ13の周波数を参照している。これに対して、この他にも、例えば、厨房排気装置11の風量、消費電力もしくはこれらの変化量等の情報を参照してもよい。
<第2実施形態>
上述した第1実施形態では、本発明の一実施形態として、厨房SKを有する厨房含有空間SIを換気するための換気システムについて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、図10において示すように、厨房含有空間SIの換気を行うものは、客室給気装置5と、厨房排気装置11と、厨房給気装置15と、センサ30と、コントローラ40とを有している換気装置50であってもよい。このような、1個の換気装置50としても、上記第1実施形態の換気システムと同様の効果を奏することができる。なお、上述した各変形例は、この換気装置50に対しても適用することができる。
<第3実施形態>
上述した第1実施形態では、本発明の一実施形態として、厨房SKを有する厨房含有空間SIを換気するための換気システムについて説明した。
しかし、本発明はこれに限られるものではなく、図11,図12において示すように、厨房含有空間SIの換気を行うものは、客室給気装置5と、複数の厨房排気装置11を有する厨房排気装置群10と、厨房給気装置15と、センサ30と、コントローラ40とから構成される換気システムであってもよい。このような、換気システムであっても、上記第1実施形態の換気システムと同様の効果を奏することができる。なお、上述した各変形例は、この換気システムに対しても適用することができる。
また、ここでは、厨房排気装置群10が、コンロ21aに対応して配置される厨房排気装置11aと、フライヤー21bに対応して配置される厨房排気装置11bと、グリル21cに対応して配置される厨房排気装置11cとを有している。そして、厨房排気装置11a、厨房排気装置11b、厨房排気装置11cは、上述した第1実施形態の厨房排気装置11と同様に、それぞれインバータ13a、13b、13cと、厨房排気用換気扇12a、12b、12cとを有している。また、センサ30の調理器温度センサ31は、各調理器21ごとに対応して設けられているフード60(61a、61b、61c)の温度を測定する。なお、換気制御については、上述の第1実施形態と同様である。
ここでは、各調理器21a、21b、21cに対してそれぞれ厨房排気装置11a、11b、11cが設けられている。このため、コントローラ40は、それぞれ厨房排気装置11a、11b、11cについて、それぞれの換気量を制御することができ、各調理器21に対応して設けられているフード60の温度に応じた換気制御により、厨房SKの環境をより詳細に調整することができるようになる。また、例えばコンロ21aが停止中の場合には厨房排気装置11aも停止制御する等、厨房排気装置11a、11b、11cごとに運転・停止制御や換気量調整制御等を行うことが可能になり、調理器21の一部が稼働中で部分的に換気が必要となる場合であっても、厨房排気装置群10の全体を稼働させる必要がなく、厨房排気装置11a、11b、11cを必要に応じて稼働させることができ、不必要な換気運転を抑えた省エネ換気制御を行うことが可能になる。すなわち、フライヤー21bのみが稼働している場合には、厨房排気装置11bのみを運転すれば足りる場合もあり、厨房排気装置11a、11b、11cのそれぞれについて対応する調理器21の稼働状況に応じた排気量としてそれぞれの排気量を違えることも可能であり、省エネで高効率な排気を実現することができる。また、調理器温度センサ31の測定対象のフード61a、61b、61cの温度として、調理器21の近傍の位置を対象とすることで、厨房の状況変化を換気制御に対してより迅速に反映させることができ、調理雰囲気の拡散があまり進行していない段階で、調理雰囲気をできるだけ逃さず捕らえて、屋外SOに向けて効果的に排出させることができる。
なお、上述の第1〜3実施形態による換気制御は、空間内の温度や湿度等が不均一な状態となりがちな換気対象であれば適応することができ、上記実施形態と同様な考え方により給排気の制御を行うことで、上述と同様な環境の改善を図ることが可能になる。
本発明によれば、厨房の状況が変化する場合であっても、厨房における環境の悪化を有効に抑えることが可能になるため、熱源を有する調理装置が設けられた厨房を換気するための換気装置、換気システムまたは換気方法への適用が特に有用である。
第1実施形態の換気システムの概略構成図。 第1実施形態の換気システムのブロック構成図。 第1実施形態の換気制御における各構成の関係を示す図。 調理装置の運転状況と必要排気量との関係を示す図。 給気量と排気量とのバランス関係の説明図。 一日の温度変化と外気冷房を行うタイミングとの関係の説明図。 温度状況に応じた給気量と排気量とのバランスの関係を示す図。 換気制御の流れを示すフローチャート。 調理器の稼働台数と必要排気量との関係を示す図。 第2実施形態の換気装置のブロック構成図。 第3実施形態の換気装置のブロック構成図。 第3実施形態の換気制御における各構成の関係を示す図。
符号の説明
11 換気装置(厨房排気装置)
11a 第1換気器(厨房排気装置)
11b 第2換気器(厨房排気装置)
20 調理装置
21a 調理装置,第1調理器,(コンロ)
21b 調理装置,第2調理器,(フライヤー)
31 温度検知装置,(調理器温度センサ)
31a 第1温度検知部,(コンロ温度センサ)
31b 第2温度検知部,(フライヤー温度センサ)
40 換気制御装置,(コントローラ)
41 取得部
42 制御部
61a 第1換気用フード
61b 第2換気用フード
SK 厨房

Claims (13)

  1. 熱源を有する調理装置(20)が設けられた厨房(SK)を換気するための換気装置(11)を制御する換気制御装置(40)であって、
    前記調理装置(20)に関する温度情報を取得する取得部(41)と、
    前記取得部(41)が取得する温度情報に応じて前記換気装置(11)の換気量を制御する制御部(42)と、
    を備えた換気制御装置(40)。
  2. 前記取得部(41)は、複数の前記調理装置(21a,21b)に関する温度情報を取得し、
    前記制御部(42)は、複数の前記調理装置(21a,21b)に関する温度情報に基づいて前記調理装置(21a,21b)の使用状況を判断することにより前記換気装置(11)の換気量を制御する、
    請求項1に記載の換気制御装置(40)。
  3. 前記制御部(42)は、複数の前記調理装置(21a,21b)に関する温度情報に基づいて前記調理装置(21a,21b)の使用台数を推定することにより前記換気装置(11)の換気量を制御する、
    請求項2に記載の換気制御装置(40)。
  4. 前記取得部(41)は、前記調理装置(21a,21b)の温度と、前記調理装置(21a,21b)近傍の気温と、前記調理装置(21a,21b)の調理対象の温度との少なくともいずれか1つについての温度情報を取得する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の換気制御装置(40)。
  5. 熱源を有する調理装置(20)が設けられた厨房(SK)の換気を行うための換気システムであって、
    前記厨房(SK)を換気する換気装置(11)と、
    前記調理装置(20)に関する温度の検知が可能な温度検知装置(31)と、
    前記温度検知装置(31)が検知する温度に応じて前記換気装置(11)の換気量を制御する制御装置(40)と、
    を備えた換気システム。
  6. 前記調理装置(20)は、少なくとも第1調理器(21a)と第2調理器(21b)とを有しており、
    前記温度検知装置(31)は、前記第1調理器(21a)に関する温度の検知が可能な第1温度検知部(31a)と、前記第2調理器(21b)に関する温度の検知が可能な第2温度検知部(31b)とを有しており、
    前記制御装置(40)は、前記第1温度検知部(31a)と前記第2温度検知部(31b)とによって検知された温度に応じて前記換気装置(11)の換気量を制御する、
    請求項5に記載の換気システム。
  7. 前記制御装置(40)は、前記第1温度検知部(31a)が検知する前記第1調理器(21a)に関する温度情報と、前記第2温度検知部(31b)が検知する前記第2調理器(21b)に関する温度情報とに基づいて、前記調理器(21a,21b)の使用台数を推定することにより前記換気装置(11)の換気量を制御する、
    請求項6に記載の換気システム。
  8. 前記換気装置(11)は、前記第1調理器(21a)に対応して配置される第1換気器(11a)と、前記第2調理器(21b)に対応して配置される第2換気器(11b)とを有しており、
    前記制御装置(40)は、前記第1温度検知部(31a)の温度情報に基づいて前記第1換気器(11a)の換気量を制御し、前記第2温度検知部(31b)の温度情報に基づいて前記第2換気器(11b)の換気量を制御する、
    請求項6または7に記載の換気システム。
  9. 前記第1調理器(21a)に対応して配置される第1換気用フード(61a)と、前記第2調理器(21b)に対応して配置される第2換気用フード(61b)とをさらに備え、
    前記温度検知装置(31)は、前記第1換気用フード(61a)の温度と前記第2換気用フード(61b)の温度を取得する、
    請求項6から8のいずれか1項に記載の換気システム。
  10. 前記温度検知装置(31)は、前記調理装置(21a,21b)の温度と、前記調理装置(21a,21b)近傍の気温と、前記調理装置(21a,21b)による調理対象の温度との少なくともいずれか1つの温度を取得する、
    請求項5から8のいずれか1項に記載の換気システム。
  11. 前記調理装置(21a,21b)は、グリドル、グリル、コンロ、フライヤー、オーブン、電子レンジ、ゆで麺器、蒸し器、湯煎器、電磁調理器、食洗器もしくは炊飯器のうちの少なくともいずれか1つである、
    請求項5から10のいずれか1項に記載の換気システム。
  12. 熱源を有する調理装置(20)が設けられた厨房(SK)の換気を行うための換気方法であって、
    前記調理装置(20)に関する温度を検知する第1ステップと、
    前記第1ステップで検知される温度に応じて厨房(SK)を換気する第2ステップと、
    を備えた換気方法。
  13. 前記第2ステップでは、前記第1ステップで検知される温度に応じて前記調理装置(21a,21b)の使用台数を推定することにより前記換気量を定める、
    請求項12に記載の換気方法。
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