JP5921479B2 - 加熱調理器及びプログラム - Google Patents

加熱調理器及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5921479B2
JP5921479B2 JP2013066908A JP2013066908A JP5921479B2 JP 5921479 B2 JP5921479 B2 JP 5921479B2 JP 2013066908 A JP2013066908 A JP 2013066908A JP 2013066908 A JP2013066908 A JP 2013066908A JP 5921479 B2 JP5921479 B2 JP 5921479B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distance measuring
heated
heating unit
pan
distance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013066908A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014190630A (ja
Inventor
智 相墨
智 相墨
孝平 小林
孝平 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Gas Co Ltd filed Critical Tokyo Gas Co Ltd
Priority to JP2013066908A priority Critical patent/JP5921479B2/ja
Publication of JP2014190630A publication Critical patent/JP2014190630A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5921479B2 publication Critical patent/JP5921479B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Induction Heating Cooking Devices (AREA)
  • Electric Stoves And Ranges (AREA)

Description

本発明は、加熱調理器及びプログラムに関する。
磁石によるON/OFF機能を有する鍋有無検知用スイッチにより、取っ手を掴んで鍋等の被加熱物を持ち上げる際に、燃焼炎を弱火にする機能を有するコンロが一般に提供されている。
また、点火性能を向上させるために、中火程度の火力位置で点火する機能を有するコンロが提供されている。
更に、コンロにおいて、平面視でバーナの中心部を中心位置として複数重の同心円状又はほぼ同心円状に光学式検出手段を並べて、被加熱物の外径を検出することが開示されている。光学式検出手段は、天板の下方側に位置し、天板に形成された光透過窓を通して上方に光を照射し、かつ被加熱物の底部にて反射してくる反射光を検出するとされている(特許文献1参照)。
特開2006−241481号公報
しかしながら、鍋有無検知用スイッチは、被加熱物の外径を検知するものではないため、被加熱物を五徳に置いた際に、弱火の状態から鍋を持ち上げる前の火力に戻ってしまう。
また、中火程度の火力位置で点火する機能は、鍋の外径による火力制御ではないため、小径鍋の場合に鍋周りに炎が溢れることが考えられる。
更に、上記した特許文献1に係る従来例では、光学式検出手段を複数重の同心円状に並べるため、構造が複雑となる。
本発明は、上記事実を考慮して、簡易な構成で、支持部材の上に載置された被加熱物の外径を細かく判別できるようにすることを目的とする。
請求項1の発明(加熱調理器)は、被加熱物を加熱するための加熱部と、天板の下方で且つ五徳よりも前記加熱部の径方向外側に配置され、前記加熱部の径方向内側かつ斜め上方に向かう方向において、前記加熱部の上方に配置された前記被加熱物までの距離を検出する測距センサと、前記測距センサの検出値に基づいて、前記被加熱物の外径を少なくとも3種類に判別する制御部と、を有している。
請求項1に記載の加熱調理器では、天板の下方で且つ五徳よりも加熱部の径方向外側に設けられた測距センサの検出値に基づいて、制御部が、被加熱物の外径を少なくとも3種類に判別する。この測距センサは、加熱部の径方向内側かつ斜め上方に向かう方向において、被加熱物までの距離を検出するので、多くの測距センサを配置する必要がない。このため、簡易な構成で、支持部材の上に載置された被加熱物の外径を細かく判別することができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の加熱調理器において、前記測距センサが、加熱部の周囲に3箇所以上配置され、前記制御部は、前記測距センサの検出値における異常値の有無を更に判別することを特徴としている。
請求項2に記載の加熱調理器では、加熱部の周囲に3箇所以上配置された測距センサにより、各々の測距センサから被加熱物までの距離をそれぞれ検出することができる。そして、制御部が、測距センサの検出値における異常値の有無を判別する。異常値がある場合、加熱部の中心と被加熱物の中心との間に、位置ずれがあると考えることができる。このため、支持部材の上に載置された被加熱物の外径を判別すると共に、被加熱物の位置ずれを検出することができる。
請求項3の発明は、請求項2に記載の加熱調理器において、前記制御部は、前記異常値がある場合に、警告を発することを特徴としている。
請求項3に記載の加熱調理器では、小径の被加熱物の位置ずれに対して警告を発することができる。このため、加熱調理器の使用者に、小径の被加熱物を適切な位置に載置するよう促すことができる。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の加熱調理器において、前記制御部は、前記被加熱物の外径に応じて、前記加熱部の出力を調節することを特徴としている。
請求項4に記載の加熱調理器では、被加熱物が大きい場合には加熱部の出力を上げ、被加熱物の外径が小さい場合には加熱部の出力を下げることができる。このため、被加熱物の外径に応じて、加熱部の出力を適切に設定することができる。
請求項5の発明は、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の加熱調理器において、前記加熱部の周囲の前記天板上に設けられ、前記加熱部の上方に前記被加熱物を支持する支持部材を有し、前記制御部は、前記測距センサの検出値が予め定められた範囲内にある場合に警告を発することを特徴としている。
測距センサの検出値が予め定められた範囲内にある場合、天板上に汚れ等の障害物が有ると考えることができる。請求項5に記載の加熱調理器では、このような場合に警告を発することができる。このため、加熱調理器の使用者に、天板上の障害物を除去するよう促すことができる。
請求項6の発明(プログラム)は、コンピュータに、天板の下方で且つ五徳よりも加熱部の径方向外側に配置され、前記加熱部の径方向内側かつ斜め上方に向かう方向において、前記加熱部の上方に配置された被加熱物までの距離を検出する3つ以上の測距センサの検出値に基づいて、前記被加熱物の外径を少なくとも3種類に判別するステップと、前記測距センサの検出値における異常値の有無を更に判別するステップと、前記異常値がある場合に、警告を発するステップと、前記測距センサの検出値が予め定められた範囲内にある場合に警告を発するステップと、前記被加熱物の外径に応じて、前記加熱部の出力を調節するステップと、を実行させるためのプログラムである。
請求項6に記載のプログラムでは、コンピュータに各ステップを実行させることにより、被加熱物の外径の判別、位置ずれがある場合の警告、天板上の障害物検知、及び被加熱物の外径に応じた加熱部の出力調節を行うことができる。
以上説明したように、本発明によれば、簡易な構成で、支持部材の上に載置された被加熱物の外径を細かく判別できるようにすることができる、という優れた効果が得られる。
加熱調理器を示す平面図である。 測距センサの配置を示す斜視図である。 制御部の構成を示すブロック図である。 五徳上に載置された4種類の鍋の直径を示す平面図である。 測距センサによる距離の測定原理を模式的に示す側面図である。 プログラムの流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。
(加熱調理器)
図1において、本実施形態に係る加熱調理器10は、例えばガスコンロであり、加熱部の一例たるバーナ11,12,13と、測距センサ21,22,23と、制御部14(図3)と、を有している。
バーナ11,12,13は、鍋20を加熱するために、ガスを燃焼させて火炎を発生させる装置である。バーナ11,12,13の周囲には、天板16が設けられている。バーナ11,12,13の周囲の天板16上には、支持部材の一例たる五徳31,32,33がそれぞれ設けられている。この五徳31,32,33は、例えばバーナ11,12,13の中心Oと、例えば同心に配置されている。五徳31,32,33は、バーナ11,12,13の上方に、被加熱物の一例たる鍋20(図2)をそれぞれ支持する部材である。バーナ11,12,13の火力は、火力調節弁24(図3)により設定できるようになっている。
図2に示されるように、測距センサ21,22,23は、天板16の下方に配置され、バーナ11の径方向内側かつ斜め上方に向かう方向において、鍋20までの距離を検出する測定器である。具体的には、測距センサ21,22,23は、各々の測距センサから鍋20までの距離を検出する。測距センサ21,22,23は、例えば発光部と受光部を有する光センサである。天板16には透明部26が設けられており、測距センサ21は、この透明部26を通じて、例えばバーナ11の中心の鉛直線上方に向けてレーザ等の光18を照射し、鍋20からの反射光を受光するようになっている。測距センサ22,23についても同様である。なお、光18の照射方向は、バーナ11の径方向内側かつ斜め上方であればよいので、バーナ11の中心の鉛直線上方に限られず、該鉛直線上方から外れていてもよい。
図1に示されるように、測距センサは、バーナ11の周囲に3箇所以上配置されている。本実施形態では、測距センサ21,22,23が、バーナ11の中心Oと同心の円周上に、例えば120°毎に3箇所配置されている。また、測距センサ21,22,23は、バーナ11の中心Oを基準として、五徳31よりもそれぞれ外側に配置されている。この測距センサ21,22,23によって、鍋20の外径や位置を3方向から検出できるようになっている。
ここで、図4,図5を参照して、測距センサ21による距離の測定原理について説明する。この測定原理は、測距センサ22,23についても同様である。図4に示されるように、鍋20の外径(直径)の基準として、14cm、16cm、18cm、20cmの4種類を設定する。測距センサ21,22,23が検出する鍋20までの距離X,Y,Zは、外径が14cmの鍋20に対しては最も大きくなり、外径が20cmの鍋20に対しては最も小さくなる。
図5に示されるように、測距センサ21は、天板16の下方から透明部26を通じて、バーナ11の径方向内側かつ斜め上方に向かって光を照射して、鍋20までの距離を検出するようになっている。従って、鍋20の中心をバーナ11の中心Oに一致させると、測距センサ21から鍋20までの距離Xを求めることができる。外径が14cmの場合の距離をX14とし、外径が16cmの場合の距離をX16とし、外径が18cmの場合の距離をX18とし、外径が20cmの場合の距離をX20とする。更に、天板16までの距離をXとし、距離X20と距離Xとの中間の距離をXとする。これらの距離X14,X16,X18,X20,X,Xは、測距センサ21の配置に基づいて、幾何学的に算出することができる。
測距センサ21,22,23の検出値が予め定められた範囲内にある場合、具体的には、X>X≧X、Y>Y≧Y、又はZ>Z≧Zである場合、天板16上又は天板16に近い高さ位置に、距離測定の障害となるものが存在することになる。この場合、測距センサ21,22,23の測定方向の天板16上に、汚れ等の障害物があると判定することができる。測距センサ21,22,23の検出値(距離X,Y,Z)が小さ過ぎる場合とは、このように、検出値に対応する高さが、天板16の高さ以上、かつ鍋底38(被加熱物の底面の高さ又は五徳31の高さ)と天板16との間の中間の高さ未満となる場合である。距離Xを例に挙げると、距離Xは、X20とXとの間で適宜変更することができるので、検出値が小さ過ぎるかどうかの判断基準も、適宜変更することができる。最大でも、X20>X≧Xである。距離Y,Zについても同様である。
14≧X>X16である場合、鍋20の外径は、「14cm以上16cm未満」に区分される。X16≧X>X18である場合、鍋20の外径は、「16cm以上18cm未満」に区分される。X18≧X>X20である場合、鍋20の外径は、「18cm以上20cm未満」に区分される。
距離X20は、鍋底38までの距離と一致するように固定値に設定される。これにより、測距センサ21で検出した距離Xについて、X20≧X≧Xである場合、鍋20の外径は、「20cm以上」に区分される。例えば外径が34cmの場合も、「20cm以上」に区分される。
なお、本実施形態では、測距センサ21,22,23を用いているので、外径等の判定は、3つの検出値に基づいて行われる。例えば測距センサ21のみを用いる場合には、1つの検出値で外径等の判定が行われる。
次に、図3において、制御部14は、測距センサ21,22,23の検出値に基づいて、鍋20の外径を少なくとも3種類に判別する例えばコンピュータである。この制御部14は、例えばCPU34(Central Processing Unit)、ROM35(Read Only Memory)、RAM36(Random Access Memory)を有している。本実施形態では、図6に示されるように、鍋20の外径が4種類に判別される。
制御部14は、前記測距センサの検出値における異常値の有無を更に判別することができる。また、制御部14は、鍋20の位置ずれがある場合に、警告を発する。この警告には、図3に示されるように、例えば鍋誤セットアラーム28が用いられる。記異常値がある場合、バーナ11の中心O(図4)と鍋20の中心との間に、位置ずれがあると考えることができる。
制御部14は、測距センサ21,22,23の検出値が予め定められた範囲内にある場合に警告を発する。この警告には、図3に示されるように、例えば障害物アラーム30が用いられる。測距センサ21,22,23の検出値が、予め定められた範囲内にある場合、天板16上に汚れ等の障害物があると考えることができる。
更に、制御部14は、鍋20の外径に応じて、バーナ11の出力を調節することができる。この出力の調節は、火力調節弁24を操作することにより行われる。火力調節弁24は、例えばラッチ弁(ラッチ式電磁弁)を有して構成されている。なお、火力調節弁24は、特定の形式のものに限定されるものではない。火力調節は、例えば点火火力及び最大火力を調節するものであるが、これに限られず、点火後の通常動作時の火力を調節するものであってもよい。
(プログラム)
本実施形態に係るプログラムは、上記加熱調理器10を制御するプログラムであって、コンピュータの一例たる制御部14(図3)に、図6のフローチャートに示されるステップS1〜S5を実行させるためのプログラムである。ステップS1に入る前に、ステップS0において、五徳31上における鍋20の有無が判別される。具体的には、測距センサ21,22,23で検出された距離X,Y,Zについて、X14≧X>X,Y14≧Y>Y,Z14≧Z>Zの何れかが真である場合に、鍋20があるものと判定できる。ステップS0の次にはステップS4があるが、該ステップS4については後述する。ステップS4の次がステップS1である。
ステップS1では、鍋20までの距離を検出する測距センサ21,22,23の検出値(距離X,Y,Z)に基づいて、鍋20の外径を判別する。具体的には、ステップS111において、測距センサ21が検出した鍋20までの距離Xが、X14≧X>X16であるか否かの条件分岐を行う。この条件式が真の場合、ステップS112において、測距センサ22が検出した距離Yが、Y14≧Y>Y16であるか否かの条件分岐を行う。この条件式が真の場合、ステップS113において、測距センサ23が検出した距離Zが、Z14≧Z>Z16であるか否かの条件分岐を行う。この条件式が真の場合、S114において、鍋20の外径が14cm以上16cm未満であると判別される。なお、図6のステップS114では、「14cm以上16未満」の区分が「14〜16cm」と表されている。
ステップS111の条件式(X14≧X>X16)が偽の場合、ステップS121においてX16≧X>X18であるか否かの条件分岐を行う。この条件式が真の場合、ステップS122において、距離Yが、Y16≧Y>Y18であるか否かの条件分岐を行う。この条件式が真の場合、ステップS123において、距離Zが、Z16≧Z>Z18であるか否かの条件分岐を行う。この条件式が真の場合、S124において、鍋20の外径が16cm以上18cm未満であると判別される。なお、図6のステップS124では、「16cm以上18未満」の区分が「16〜18cm」と表されている。
ステップS121の条件式(X16≧X>X18)が偽の場合、ステップS131においてX18≧X>X20であるか否かの条件分岐を行う。この条件式が真の場合、ステップS132において、距離Yが、Y18≧Y>Y20であるか否かの条件分岐を行う。この条件式が真の場合、ステップS133において、距離Zが、Z18≧Z>Z20であるか否かの条件分岐を行う。この条件式が真の場合、S134において、鍋20の外径が18cm以上20cm未満であると判別される。なお、図6のステップS134では、「18cm以上20未満」の区分が「18〜20cm」と表されている。
ステップS131の条件式(X18≧X>X20)が偽の場合、ステップS141においてX20≧Xであるか否かの条件分岐を行う。この条件式が真の場合、ステップS142において、距離Yが、Y20≧Yであるか否かの条件分岐を行う。この条件式が真の場合、ステップS143において、距離Zが、Z20≧Zであるか否かの条件分岐を行う。この条件式が真の場合、S144において、鍋20の外径が20m以上であると判別される。
ステップS112,S113,S122,S123,S132,S133,S142,S143において、各条件式が偽となった場合には、ステップS2において、測距センサ21,22,23の検出値に異常値があると判定される。この場合、バーナ11の中心Oと鍋20の中心との位置ずれが有り、鍋20が誤セット状態であると判定できる。中でも、ステップS112,S113,S122,S123において、各条件式が偽となった場合には、外径が18cm未満の小径の鍋20が使用され、かつ位置ずれが有る(誤セット状態である)と判定できる。
ステップS3では、測距センサ21,22,23の検出値に異常値がある場合、具体的には、鍋20の位置ずれがある(誤セット状態である)場合に、警告を発する。この警告は、例えば鍋誤セットアラーム28(図3)を作動させることにより行う。加熱調理器10の使用者は、この警告を受けて、ステップS6において、鍋20の位置ずれが解消されるように鍋位置を調整することができる。なお、ステップS114,S124,S134,S144において、鍋20の外径が判別された場合には、同時に、該鍋20Sが位置ずれなく正常にセットされていると判定できる。従って、鍋誤セットアラーム28は、ステップS114,S124,S134,S144に至ったところで解除される。
ステップS4では、例えば測距センサ21の検出値(距離X)が予め定められた範囲内にある場合に警告を発する。距離Xが予め定められた範囲にある場合とは、距離Xが、X>X≧Xである場合である。ステップS41において、X>X≧Xである場合、距離Xが小さ過ぎるので、ステップS42において、天板16上に汚れ等の障害物があると考えることができる。図6では記載を省略しているが、Y>Y≧Y又はY>Y≧Yの場合も同様である。そして、ステップS43において、警告を発する。この警告は、例えば障害物アラーム30を作動させることにより行う。加熱調理器10の使用者は、この警告を受けて、天板16の障害物を除去することができる。なお、ステップS41からステップS111へ移行した際には、測距センサ21,22,23の測定方向の天板16上に、汚れ等の障害物が存在しないことになるため、障害物アラーム30は解除される。
ステップS5では、鍋20の外径に応じて、バーナ11の出力を調節する。このバーナ11の火力は、点火火力及び点火後の通常動作時の最大火力を意味する。ステップS7において、使用者が点火ボタンを押すと、ステップS8において、ステップS5での設定火力(点火火力)に応じてラッチ弁(ラッチ式電磁弁)が開く。続いてステップS9において、バーナ11が点火される。点火後は通常動作となり、ステップS5で設定された最大火力の範囲内で火力調節を適宜行うことができる。なお、鍋位置を調整するステップS6と、点火ボタンを押すステップS7は、何れも使用者が行う行為であり、プログラムを構成するものではないが、便宜上フローチャートに記載している。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1において、本実施形態に係る加熱調理器10は、上記したプログラムに沿って制御される。制御の流れは、上記したとおりである。コンピュータに、プログラムの各ステップを実行させることにより、鍋20の外径の大小、位置ずれがある場合の警告、天板16に汚れ等の障害物がある場合の警告、及び鍋20の外径に応じたバーナ11の出力調節を行うことができる。
加熱調理器10では、天板16の下方に設けられた測距センサ21,22,23の検出値に基づいて、制御部14が、鍋20の外径を判別する。図2に示されるように、この測距センサ21,22,23は、バーナ11の径方向内側かつ斜め上方に向かう方向において、鍋20までの距離を検出するので、多くの測距センサを例えば複数の同心円状に多層的に配置する必要がない。このため、簡易な構成で、鍋20の外径を細かく判別することができる。
また加熱調理器10では、バーナ11の周囲に3箇所以上配置された測距センサ21,22,23により、各々の測距センサ21,22,23から鍋20までの距離X,Y,Zをそれぞれ検出することができる。そして、制御部14が、その距離X,Y,Zに基づいて、測距センサ21,22,23の検出値における異常値の有無を判別する。異常値がある場合、バーナ11の中心Oと鍋20の中心との間に、位置ずれがあると考えることができる。このため、鍋20の外径を判別すると共に、鍋20の位置ずれを検出することができる。
更に、制御部14は、鍋20の位置ずれに対して警告を発することができる。このため、加熱調理器10の使用者に、鍋20を適切な位置に載置するよう促すことができる。
測距センサ21,22,23の検出値が予め定められた範囲内にある場合、天板16上に汚れ等の障害物が有ると考えることができる。制御部14は、このような場合に警告を発することができる。このため、加熱調理器10の使用者に、天板16上の障害物を除去するよう促すことができる。
更に制御部14は、鍋20の外径が大きい場合にはバーナ11の火力を上げ、鍋20の外径が小さい場合にはバーナ11の火力を下げることができる。この火力は、例えば点火火力と、点火後の通常動作時における最大火力である。このため、鍋20の外径に応じて、バーナ11の点火火力を適切に設定することができる。またこれによって、点火時及び通常動作時における鍋20の周りの炎の溢れを抑制することができる。
[他の実施形態]
被加熱物は、鍋20に限られるものではなく、フライパン、やかん等(図示せず)の、平面視で略円形の調理器具である。
加熱部は、バーナ11に限られず、ラジエントヒータや誘導加熱装置等であってもよい。つまり、加熱調理器10は、ガスコンロに限られず、ラジエントヒータ式調理器や誘導加熱式調理器等であってもよい。加熱部がラジエントヒータである場合、五徳31,32,33を用いない構成としてもよい。加熱部が誘導加熱装置である場合、一般に五徳31,32,33は用いられない。
測距センサ21,22,23の配置は3箇所に限られず、2箇所以下又は4箇所以上であってもよい。測距センサ21の配置を1箇所とする場合、図1に二点鎖線で示されるように、最も奥側の位置とすることが望ましい。
制御部14が、プログラムにより動作するコンピュータであるものとしたが、これに限られず、論理回路を適宜用いてもよい。
位置ずれの警告は、鍋誤セットアラーム28のような聴覚的警告手段に限られず、LED等を用いた視覚的警告手段によるものであってもよい。測距センサ21の検出値が小さ過ぎる場合(障害物)の警告についても同様である。
なお、位置ずれの判別を行わない構成としてもよい。また、位置ずれの判別を行いつつ、位置ずれの警告を発しない構成としてもよい。更に、鍋20の外径に応じたバーナ11の出力の調節を行わない構成としてもよい。上記プログラムでいえば、ステップS2〜S4を適宜省略してもよい。
また、五徳31,32,33を用いない場合、天板16上に鍋20が直接載置されるため、該鍋20と、汚れ等の障害物とを区別することが難しくなる。従って、このような場合、制御部14が警告(障害物アラーム30)を発しない構成としてもよい。なお、五徳31,32,33を用いつつ、警告(障害物アラーム30)を発しない構成としてもよい。
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10・・・加熱調理器、11・・・バーナ(加熱部)、14・・・制御部、16・・・天板、20・・・鍋(被加熱物)、21,22,23・・・測距センサ、31・・・五徳(支持部材)、O・・・中心、S1,S2,S3,S4,S5・・・ステップ

Claims (6)

  1. 被加熱物を加熱するための加熱部と、
    天板の下方で且つ五徳よりも前記加熱部の径方向外側に配置され、前記加熱部の径方向内側かつ斜め上方に向かう方向において、前記加熱部の上方に配置された前記被加熱物までの距離を検出する測距センサと、
    前記測距センサの検出値に基づいて、前記被加熱物の外径を少なくとも3種類に判別する制御部と、
    を有する加熱調理器。
  2. 前記測距センサが、加熱部の周囲に3箇所以上配置され、
    前記制御部は、前記測距センサの検出値における異常値の有無を更に判別する請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記制御部は、前記異常値がある場合に、警告を発する請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記制御部は、前記被加熱物の外径に応じて、前記加熱部の出力を調節する請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の加熱調理器。
  5. 前記加熱部の周囲の前記天板上に設けられ、前記加熱部の上方に前記被加熱物を支持する支持部材を有し、
    前記制御部は、前記測距センサの検出値が予め定められた範囲内にある場合に警告を発する請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の加熱調理器。
  6. コンピュータに、
    天板の下方で且つ五徳よりも加熱部の径方向外側に配置され、前記加熱部の径方向内側かつ斜め上方に向かう方向において、前記加熱部の上方に配置された被加熱物までの距離を検出する3つ以上の測距センサの検出値に基づいて、前記被加熱物の外径を少なくとも3種類に判別するステップと、
    前記測距センサの検出値における異常値の有無を更に判別するステップと、
    前記異常値がある場合に、警告を発するステップと、
    前記測距センサの検出値が予め定められた範囲内にある場合に警告を発するステップと、
    前記被加熱物の外径に応じて、前記加熱部の出力を調節するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
JP2013066908A 2013-03-27 2013-03-27 加熱調理器及びプログラム Active JP5921479B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013066908A JP5921479B2 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 加熱調理器及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013066908A JP5921479B2 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 加熱調理器及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014190630A JP2014190630A (ja) 2014-10-06
JP5921479B2 true JP5921479B2 (ja) 2016-05-24

Family

ID=51837052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013066908A Active JP5921479B2 (ja) 2013-03-27 2013-03-27 加熱調理器及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5921479B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105020749A (zh) * 2015-08-03 2015-11-04 广东美的厨房电器制造有限公司 感测组件、燃气灶、抽油烟机、厨具、预警方法及系统
JP7117882B2 (ja) * 2018-04-04 2022-08-15 リンナイ株式会社 加熱調理装置
CN112344386B (zh) * 2020-09-25 2023-10-13 深圳Tcl新技术有限公司 火力调节方法、设备及存储介质
CN112325338B (zh) * 2020-09-25 2023-10-13 深圳Tcl新技术有限公司 灶具火力调节系统、方法、点火装置及灶具

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4410363B2 (ja) * 2000-01-13 2010-02-03 株式会社ハーマンプロ ガスこんろの燃焼制御装置
JP2003317917A (ja) * 2002-04-26 2003-11-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘導加熱調理機器
JP4502685B2 (ja) * 2004-03-31 2010-07-14 大阪瓦斯株式会社 コンロ
JP2006242481A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Osaka Gas Co Ltd コンロ
JP4851920B2 (ja) * 2006-11-30 2012-01-11 大阪瓦斯株式会社 コンロ
JP4879222B2 (ja) * 2008-06-06 2012-02-22 三菱電機株式会社 誘導加熱調理器
JP2010108796A (ja) * 2008-10-31 2010-05-13 Hitachi Appliances Inc 誘導加熱調理器
JP2010270994A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Rinnai Corp ガスコンロ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014190630A (ja) 2014-10-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5921479B2 (ja) 加熱調理器及びプログラム
JP4828634B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP4853036B2 (ja) 誘導加熱装置
JP5388203B2 (ja) ガスコンロ
JP4410363B2 (ja) ガスこんろの燃焼制御装置
JP2007103085A (ja) 加熱調理器
EP3508793B1 (en) Stove guard using a broad field of view
JP5286144B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP4933988B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5921478B2 (ja) 加熱調理器及びプログラム
JP4998128B2 (ja) 誘導加熱調理器およびその誘導加熱調理器用鍋
JP5410105B2 (ja) 赤外線温度測定装置
JP2012177496A (ja) レンジフード
JP4933989B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP5395533B2 (ja) コンロ装置及びコンロ付き調理台装置
JP2011023159A (ja) 加熱調理器
JP5107081B2 (ja) 加熱調理器用の温度検出装置
JP5148570B2 (ja) こんろ
JP5209383B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2007287373A (ja) 加熱調理器
JP2006078079A (ja) 調理装置とプログラム
JP2014190631A (ja) コンロ
KR101723601B1 (ko) 조리기기 화재예측감지장치 및 방법
JP2007172961A (ja) 誘導加熱装置
JP6831515B2 (ja) コンロ

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20140822

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140828

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150205

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160412

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5921479

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250