JP2003004237A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

Info

Publication number
JP2003004237A
JP2003004237A JP2001186591A JP2001186591A JP2003004237A JP 2003004237 A JP2003004237 A JP 2003004237A JP 2001186591 A JP2001186591 A JP 2001186591A JP 2001186591 A JP2001186591 A JP 2001186591A JP 2003004237 A JP2003004237 A JP 2003004237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
heating
equilibrium
predetermined
cooking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001186591A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3670224B2 (ja
Inventor
Seiji Moriguchi
誠治 森口
Tadao Yamashita
忠夫 山下
Hiroyuki Yamada
弘之 山田
Atsushi Komuro
篤史 小室
Shuichi Katayanagi
秀一 片柳
Hisato Takeuchi
久人 竹内
Mayuko Kato
真由子 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rinnai Corp
Original Assignee
Rinnai Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rinnai Corp filed Critical Rinnai Corp
Priority to JP2001186591A priority Critical patent/JP3670224B2/ja
Priority to TW090130150A priority patent/TW533296B/zh
Priority to KR10-2001-0080077A priority patent/KR100411738B1/ko
Publication of JP2003004237A publication Critical patent/JP2003004237A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3670224B2 publication Critical patent/JP3670224B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C3/00Stoves or ranges for gaseous fuels
    • F24C3/12Arrangement or mounting of control or safety devices
    • F24C3/126Arrangement or mounting of control or safety devices on ranges
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24CDOMESTIC STOVES OR RANGES ; DETAILS OF DOMESTIC STOVES OR RANGES, OF GENERAL APPLICATION
    • F24C3/00Stoves or ranges for gaseous fuels
    • F24C3/008Ranges

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 調理中の調理物に水分を加えて調理する場合
に、煮込み料理と蒸し焼き料理とを判別して、煮込み料
理の時には焦付き防止手段が働き、蒸し焼き料理の時に
は焦付き防止手段が働かない加熱調理器の制御装置を実
現する。 【解決手段】 加熱開始温度71から昇温74し、その
後に冷却され、冷却後に再度昇温する74aパターンを
検知し、その冷却時の最低温度78が第2所定温度77
以上である場合と、加熱開始時85から平衡現象を検知
86するまでの経過時間が第1所定時間87よりも短い
場合と、平衡温度79より第3所定温度81だけ高い温
度から更に第4所定温度82だけ高い温度にまで上昇す
るのに要した時間が第2所定時間80以内である場合等
は蒸し焼き料理であると見なし、平衡温度79を解除し
て焦付き防止手段が作動しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、調理容器に被調
理物を入れて加熱調理する加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】 例えば味噌汁を調理する場合を考え
る。味噌汁は、調理開始時に調理容器に水が入れられ、
それが加熱されて沸騰するという過程を経て造られる。
内容物の温度は水温から上昇して100℃に至り、10
0℃で安定する。沸騰した味噌汁を加熱しつづけると水
分が蒸発し、水分が蒸発しきった後も加熱を続けると内
容物の温度は100℃以上に上昇する。従って内容物の
温度が100℃で安定している状態からさらに昇温した
ことを検知して加熱を停止する機構を加熱調理器に組み
込むことによって、調理中の内容物から水分が蒸発しき
った後も加熱を続け、内容物が調理容器に焦付いてしま
うのを防止することができる。
【0003】調理容器内の内容物の温度を直接的に測定
することは難しい。それに対して、調理容器の温度は比
較的に測定しやすい。内容物の温度と調理容器の温度は
良く相関する。もっとも内容物の温度と調理容器の温度
は必ずしも一致しない。内容物の温度が100℃で安定
しているときに、調理容器の温度が105℃で安定して
いたり、あるいは、110℃で安定していたりする。調
理容器の安定温度は、調理容器の材質や加熱力によって
変化する。例えば、内容物の温度が100℃で安定して
いるときの土鍋の外側表面の安定温度は高く、銅鍋の場
合には低い。しかしながら、いずれの場合にも、内容物
から水分が蒸発しきった後も加熱を続けると、調理容器
温度は安定温度から昇温し始める。
【0004】そこで、調理容器に接触して調理容器温度
を測定する温度センサを加熱調理器に組み込み、調理容
器温度が安定した現象(以下では平衡現象といい、その
安定温度を平衡温度という)の発生を監視し、平衡現象
の発生後に調理容器温度が平衡温度から上昇したとき
に、加熱手段による加熱を強制的に停止させる手段を組
み込んだ加熱調理器が開発されている。この加熱調理器
によると、内容物から水分が蒸発しきった後も加熱を続
けて内容物が調理容器に焦げ付いてしまうことを防止で
きる。
【0005】もっとも、加熱調理器で調理するものは煮
込み料理に限られず、炒め料理や焼きもの料理等があ
り、炒め料理や焼きもの料理の際にまで焦付き防止手段
が働いてしまうと、炒め料理や焼きもの料理ができなく
なってしまうという不都合が生じる。そこで調理開始時
からの調理容器温度の昇温パターンから調理種類を判別
し、調理種類によって、焦付き防止手段の作動を許容し
たり禁止したりする技術が開発されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 調理の1つの方法
に、まず炒め、ついで煮込む方法が知られている。例え
ばカレー料理の場合には、最初に肉や野菜を炒め、つい
で水を加えて煮込む。この場合、調理の完成まじかでは
煮込み料理であり、前記した焦付き防止手段が働くこと
が好ましい。調理の他の1つの方法に、蒸し焼きに相当
する方法が知られている。例えば、ギョウザ料理の場合
には、加熱された調理容器にギョウザを入れ、ついで少
量の水を入れ、水分が蒸発した後も加熱を続けてギョウ
ザを焼き上げる。調理の完成時には焼きもの料理であ
り、焦付き防止手段が働くとギョウザを焼き上げること
ができない。
【0007】ギョウザ料理に代表される蒸し焼き調理を
する場合、調理容器温度は平衡温度でしばらく平衡し、
ついで昇温することから、煮込み料理の温度変化パター
ンと一致し、前記した焦付き防止手段が働いてしまう。
これではうまく調理することができない。蒸し焼き料理
を煮込み料理から区別する為に、調理開始時の温度上昇
パターンに着目すると、確かに味噌汁等を調理する場合
の温度上昇パターンとは相違するために、煮込み料理で
はないと判別し、焦付き防止手段を働かせないことがで
きる。しかし、この方式を採用すると、カレー料理等の
場合にまで煮込み料理でないと判別され、焦付き防止手
段が働かなくなってしまう。現状では、カレー料理に代
表される最初に炒めてから煮込む調理と、ギョウザ料理
に代表される蒸し焼き調理とを区分し、前者の場合には
焦付き防止手段を機能させ、後者の場合には焦付き防止
手段を機能させないようにする技術がない。
【0008】本発明は、調理中の調理物に水分を加えて
調理する場合に、煮込み料理と蒸し焼き料理とを判別
し、煮込み料理のときには焦付き防止手段が働き、蒸し
焼き料理のときには焦付き防止手段が働かない加熱調理
器の実現を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段と作用と効果】 本発明の
加熱調理器は、加熱手段と、調理容器の温度を検知する
温度センサと、温度センサで検知される温度が「平衡温
度となり、その後に平衡温度から第1所定温度以上昇温
した」ときに加熱手段の加熱量をゼロまたはゼロに近づ
けるように減少させる焦付き防止手段とを持つ。例え
ば、図7に例示されるように、調理容器温度70が、平
衡温度79から第1所定温度83だけ昇温したとき(8
4)に、加熱量を減少させて焦付きの発生を防止する。
本発明の加熱調理器の1つの特徴は、温度センサが、
「加熱開始温度71から昇温し(74)、その後に冷却
され(76)、冷却後に再度昇温する(74a)」パタ
ーンを検知し、その冷却時の最低温度78が第2所定温
度77以上の場合には、焦付き防止手段が作動するのを
禁止することである。なお、焦付き防止手段が作動する
のを禁止するためには、コンピュータで実行する焦付き
防止処理の実行を禁止したり、あるいは、焦付き防止手
段が作動するときの温度(図示84の温度)を通常なら
到達しないほどの高い温度に設定し、正常であれば焦付
き防止処理が実行されないようにする。これは、以下に
説明する「禁止」について一般的に共通するものであ
る。
【0010】調理開始時からの各種昇温パターンのう
ち、加熱開始温度から昇温し(74)、その後に冷却さ
れ(76)、冷却後に再度昇温する(74a)パターン
は、炒めた後に水を加えて煮込むカレー料理に代表され
る煮込み料理と、加熱した後に少量の水を入れて蒸して
から焼き上げるギョウザに代表される蒸し焼き料理の何
れかであることが多い。煮込み料理と蒸し焼き料理とで
は、加熱中に加える水の量が異なる。煮込み料理で加え
る水の量に比べて蒸し焼き料理で加える水の量は少量で
あるため、蒸し焼き料理では水を加えることに起因する
温度低下は小さい。本発明では、煮込み料理と蒸し焼き
料理とでは、加熱中に加える水の量が異なり、これに起
因して調理容器の温度低下の幅が異なることに着目して
調理方法の違いを判別する。本発明の加熱調理器では、
「昇温し、冷却され、冷却後に再度昇温する」温度変化
パターンにおいて、冷却(76)から再昇温(74a)
に転じるときの温度(最低温度78)を検知し、この最
低温度78を第2所定温度77と比較する。第2所定温
度77と比較することによって、多量の水を加えた煮込
み料理であるのか、少量の水を加えた蒸し焼き料理であ
るのかを判別することができる。実際に調理してみる
と、上記の最低温度78は、煮込み料理であるときと、
蒸し焼き料理であるときとではっきり相違し、両者の間
に信頼のできる閾値が存在する。本発明によると、第2
所定温度77を、煮込み料理と蒸し焼き料理を的確に判
別することができる値に設定することができ、的確に設
定することができるために、煮込み料理と蒸し焼き料理
を的確に判別することができる。この結果、煮込み料理
では焦付き防止手段が作動し、蒸し焼き料理では焦付き
防止手段が作動することを禁止することができる。
【0011】本発明の加熱調理器の他の1つの特徴は、
図7に例示するように、加熱開始時85から平衡現象を
検知する(86)までの経過時間が、第1所定時間87
よりも短い場合に、焦付き防止手段が作動することを禁
止する。
【0012】様々な調理方法があるのに対応して様々な
昇温パターンが存在する。例えば、炒め料理では調理容
器温度は上昇し続け、平衡温度を検知しない。てんぷら
等の揚げ物料理でも、平衡温度を検知しない。カレーに
代表される炒めてから煮込む料理では、平衡温度を検知
するが、平衡になるまでに長時間を要する。種々調べた
ところ、短時間のうちに平衡現象となるのは、蒸発しき
ることを予定して少量の水を加える蒸し焼き調理である
可能性が高いことを確認した。加熱開始時85から平衡
温度を検知する(86)までの経過時間は、蒸し焼き調
理とその他の調理の場合とでは明確に相違し、両者の間
に信頼のできる閾値が存在する。本発明では、第1所定
時間87を、煮込み料理と蒸し焼き料理を的確に判別す
ることができる値に設定することができ、的確に設定す
ることができるために、煮込み料理と蒸し焼き料理を的
確に判別することができる。
【0013】本発明の加熱調理器の他の1つの特徴は、
図7に例示するように、平衡温度79より第3所定温度
81だけ高い温度からさらに第4所定温度82だけ高い
温度にまで上昇するのに要した時間が第2所定時間80
以内であるときに、焦付き防止手段が作動することを禁
止する。ここで、「平衡温度79より第3所定温度81
だけ高い温度」は、焦付き防止手段が作動する「平衡温
度79より第1所定温度83だけ高い温度」よりも低い
のみならず、「平衡温度79より第3所定温度81だけ
高い温度から更に第4所定温度82だけ高い温度」もま
た「平衡温度79より第1所定温度83だけ高い温度」
よりも低いか等しい。
【0014】加熱開始時から加熱を続けることによって
平衡現象を検知した場合、その後も加熱し続けると、調
理物内の水分が蒸発して温度が平衡温度79以上に上昇
し始める。煮込み料理の場合、調理容器に接する部分の
内容物からは水分が無くなっても、調理容器の中央部に
はまだ水分が残っている部分が存在する。熱は、水分が
無くなった部分を平衡温度79以上に加熱することと、
残っている水分を蒸発させることの両方に使われる。こ
のため、平衡温度79から上昇するときの上昇スピード
は遅い。実際に調理してみると、上記の上昇スピード
は、煮込み料理であるときと、蒸し焼き料理であるとき
とではっきりと相違し、両者の間に信頼のできる閾値が
存在する。本発明によると、第3所定温度81と第4所
定温度82と第2所定時間80を、煮込み料理と蒸し焼
き料理を的確に判別することができる関係に設定するこ
とができ、的確に設定することができるために、煮込み
料理と蒸し焼き料理を的確に判別することができる。
【0015】本発明の加熱調理器の1つの特徴は、図7
に例示するように、加熱開始時85から、平衡温度79
よりも第1所定温度83だけ高い温度(これは焦付き防
止手段を作動させる温度である)にまで上昇するのに要
した時間が、第3所定時間88以内であるときに、焦付
き防止手段が作動することを禁止する。先にも述べたよ
うに、様々な調理方法のうち、短時間で平衡現象となる
のは、蒸発しきることを予定して少量の水を加える蒸し
焼き調理である可能性が高い。このために、蒸し焼き調
理の場合にのみ、平衡温度よりも第1所定温度だけ高い
温度に迅速に到達する。実際に調理してみると、平衡温
度79よりも第1所定温度83だけ高い温度にまで上昇
するのに要する時間は、煮込み料理であるときと蒸し焼
き料理であるときとでははっきり相違し、両者の間に信
頼のできる閾値が存在する。本発明によると、第3所定
時間88を、煮込み料理と蒸し焼き料理を的確に判別す
ることができる値に設定することができ、的確に設定す
ることができるために、煮込み料理と蒸し焼き料理を的
確に判別することができる。
【0016】本発明の加熱調理器の場合、請求項1から
4のうちの少なくとも2以上の事象が生じたときにの
み、焦付き防止手段が作動するのを禁止することが好ま
しい。焦付き防止手段の作動を禁止することによって、
蒸し焼き料理の途中で加熱量が減少して調理に不具合が
生じることは無くなる。しかしながら、むやみに焦付き
防止手段が働くのを禁止してしまうと、焦付き防止する
必要があるときに焦付きが防止されないことがある。本
発明の加熱調理器によれば、蒸し焼き料理であることを
より確実に判別し、蒸し焼き料理である場合にのみ焦付
き防止手段が働かないように制御することが可能とな
り、安全性が高まる。
【0017】本発明の加熱調理器の場合、請求項1から
4のうちの少なくとも1の事象が生じ、かつ、加熱しな
ければ到達しない第5所定温度72からさらに第6所定
温度73だけ高い温度にまで上昇するのに要した時間が
第4所定時間75以内であるときに、焦付き防止手段が
作動するのを禁止することが好ましい。調理開始時に水
を加えて煮込む味噌汁のような煮物料理に比べ、炒め物
のような油物料理の場合は、第5所定温度72からさら
に第6所定温度73だけ高い温度にまで上昇するのに要
した時間は短時間である。本発明によれば、第4所定時
間75を煮物料理と油物料理を的確に判別することがで
きる値に設定することができ、的確に設定することがで
きるために、煮物料理と蒸し焼き料理を的確に判別する
ことができる。従って、蒸し焼き料理である場合にのみ
焦付き防止手段が働かないようにすることが可能とな
り、安全性が高まる。
【0018】図7に例示するように、加熱開始時85か
ら平衡温度を検知する(86)までの時間と比較する第
1所定時間87(請求項2)、平衡温度79よりも第3
所定温度81だけ高い温度からさらに第4所定温度82
だけ高い温度にまで上昇するのに要した時間と比較する
第2所定時間80(請求項3)、加熱開始時85から平
衡温度79よりも第1所定温度83だけ高い温度にまで
上昇するのに要した時間と比較する第3所定時間88
(請求項4)の各時間は、平衡温度によって切換えるこ
とが好ましい。この場合、例えばギョウザ料理やヤキソ
バ料理のように、多様な蒸し焼き料理を判別することが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】 本発明を具現化した好適な実施
形態について、図1〜図6を用いて説明する。図1は本
実施の形態に係るガスこんろの外観斜視図であり、図2
は図1のガスこんろの内部構成を示すブロック図であ
り、図3〜図5は図1のガスこんろの動作を示すフロー
チャートであり、図6は図1のガスこんろで蒸し焼き料
理を調理する際の経過時間と検知温度の関係を示すグラ
フである。
【0020】図1に示すガスこんろ10は、天上部に標
準バーナ12と強火力バーナ14を備え、これらはバー
ナの能力が異なっている。ガスこんろ10の内部にはグ
リルバーナ16を備えている。ガスこんろ10の前正面
には、各こんろ12、14、16の点火・消火と火力調
整を行なうための、標準バーナ用点火操作つまみ18と
強火力バーナ用点火操作つまみ20とグリルバーナ用点
火操作つまみ22とがそれぞれ取付けられている。点火
用の乾電池の交換時を知らせる電池交換サイン24と点
火の確認がしづらいグリルバーナ16用のグリル点火確
認ランプ26が設けられ、これらはLEDの点灯によっ
て表示される。
【0021】標準バーナ12と強火力バーナ14との中
心部にはそれぞれ標準バーナ用温度センサ12aと強火
力バーナ用温度センサ14aとが備えられている。これ
らの温度センサ12a、14aは、標準バーナ12や強
火力バーナ14によって加熱される調理容器の底部に接
触して温度を検知するためのサーミスタを内蔵してい
る。温度センサ12a、14aは内部にバネ(図示省
略)が取付けられ、上向きの弾性が付加されている。調
理容器がこんろに載せられると、この調理容器の底部に
より温度センサ12aあるいは14aが下向きに押圧さ
れる。なお、調理容器の温度と内容物の温度は必ずしも
一致しないが、調理容器内の内容物の温度を直接的に測
定することは難しいため、内容物の温度と良く相関し、
比較的に測定しやすい調理容器の温度を検知することに
よって様々な制御を行なう。
【0022】図2に示すように、ガス管30は各バーナ
にガスを供給するために標準バーナ用供給管32と強火
力バーナ用供給管34とグリルバーナ用供給管36との
3本に分岐している。各供給管32、34、36にはメ
イン弁32a、34a、36aと安全弁32b、34
b、36bが設けられている。メイン弁32a、34
a、36aはそれぞれガスこんろ10の前正面に取付け
られた標準バーナ用点火操作つまみ18と強火力バーナ
用点火操作つまみ20とグリルバーナ用点火操作つまみ
22によって手動で開弁・閉弁され、各点火操作つまみ
18、20、22の開弁の度合いによりガス供給量が調
整される。安全弁32b、34b、36bはそれぞれ各
点火操作つまみ18、20、22によって手動で開弁さ
れた後は、制御部46により開弁維持や閉弁が制御され
る。標準バーナ用供給管32はさらに2本に分岐してお
り、一方には電磁弁32cが設けられ、もう一方にはオ
リフィス32dが設けられている。電磁弁32cの開弁
・閉弁が制御部46によって制御されることによって標
準バーナ12へのガス供給量が2段階に調整される。電
磁弁32cが開弁された状態のときはガスが多量に供給
されてバーナは大火となり、電磁弁32cが閉弁された
状態のときはガスの供給量が抑制されてバーナは小火と
なる。
【0023】標準バーナ12と強火力バーナ14とグリ
ルバーナ16の近傍にはそれぞれ点火電極38、40、
42とサーモカップル38a、40a、42aが取付け
られている。点火電極38、40、42は乾電池を電力
源とするイグナイタ44と接続して火花放電し、各バー
ナ12、14、16に点火する。サーモカップル38
a、40a、42aは、各バーナの燃焼熱によって起電
力を発生する。起電力の発生を検知することで、バーナ
が着火したことを確認することができる。操作パネル5
0には制御部46によって制御されている自動消火温度
の設定キー(図示省略)と設定状態を表示するLED
(図示省略)が設けられている。
【0024】制御部46のマイクロコンピュータには安
全弁32b、34b、36bやサーモカップル38a、
40a、42aが接続され、着火・失火の検知を行なっ
て安全弁32b、34b、36bの開閉を制御する。ま
た、マイクロコンピュータには標準バーナ用温度センサ
12aと強火力バーナ用温度センサ14aが接続され、
検知温度によって平衡温度の設定や焦付き防止手段、油
加熱防止手段等の制御がなされる。なお、これらの制御
は後で詳しく説明する。
【0025】次に、図3〜図5を用いてガスこんろ10
の標準バーナ12と強火力バーナ14の制御の動作を説
明する。図3のステップS10において操作つまみ18
または20が操作されると(YES)、メイン弁32a
または34aと安全弁32bまたは34bが開弁し、バ
ーナ12または14に点火される。バーナ12または1
4に点火後に、温度センサ12aまたは14aによる温
度検知が開始される。温度センサ12aまたは14aが
検知する容器温度Tが90℃以上になると(ステップS
20でYES)、ステップS30で平衡温度Thの検知
が開始される。
【0026】平衡温度Thの検知条件について説明す
る。制御部46は、温度センサ12aまたは14aが検
知する容器温度Tを15秒毎にサンプリングする。平衡
とする第1の条件は、15秒毎にサンプリングした容器
温度Tの30秒毎の温度差が±2℃以内であり、且つ、
これを連続して5回満たすことである。第2の条件は、
第1の条件を満たしたときの最初にサンプリングした容
器温度Tと最後にサンプリングした容器温度Tとの差が
±5℃以内であることである。これら2つの条件を共に
満たした時、最後にサンプリングした容器温度Tを平衡
温度Thとして設定する。なお、平衡条件の判別と、平
衡温度の設定技術の詳細は、特公平7−15330号公
報に記載のものである。
【0027】平衡温度Thの検知が開始され(ステップ
S30)、容器温度Tが更に昇温して105℃(請求項
6の第5所定温度)に達すると(ステップS40でYE
Sとなると)、タイマ1をスタートさせる(ステップS
50)。タイマ1は、105℃からそれよりも20℃
(請求項6の第6所定温度)高い125℃にまで上昇す
るのに要した時間(ステップS60でYESとなるまで
の時間)を測定する。105℃(第5所定温度)から1
25℃(第2所定温度)にまで上昇するのに要した時間
をΔt1とすると、ステップS70ではΔt1を35秒
(請求項6の第4所定時間)と比較し、35秒を超えな
いときは(ステップS70でNO)蒸し焼き料理の可能
性があることから、ステップS80以降に進む。Δt1
が35秒(第4所定時間)以上のときには、蒸し焼き料
理の可能性が低いことから、ステップS300に進む。
あるいは、35秒以内に容器温度Tが125℃に達した
か否かを見ても良い。即ち、容器温度Tが125℃まで
昇温したか否かを判定する(ステップS60)よりも前
に、35秒が経過したか否かを判定(ステップS70)
しても良い。この手順によるとΔt1が35秒を超えな
いうちに(ステップS70がNOを判定しているうち
に)125℃まで昇温した場合はステップS80に進
む。125℃にまで昇温しないうちにΔt1が35秒以
上経過する場合はステップS300に進む。後記するよ
うに、ステップS300以降は、焦付き防止のための処
理であり、加熱しなければ到達しない第5所定温度(1
05℃)からさらに第6所定温度(20℃)だけ高い温
度にまで上昇するのに要した時間が、第4所定時間(3
5秒)以上であれば、焦付き防止手段の作動を禁止しな
い。
【0028】調理容器温度Tが125℃に到達した後、
加熱中の調理物に水分が加えられると温度上昇していた
調理物の温度が下がり、容器温度Tが下がることから、
ステップS80で容器温度Tの最低温度Tminの検知
が開始される。最低温度Tminが検知されると(即ち
下降した容器温度Tが上昇に転じると)、その最低温度
Tminが第2所定温度(この場合87℃)と比較され
る(ステップS90)。最低温度Tminが第2所定温
度(この場合87℃)以上であれば(YES)、加えら
れた水分は少量であり、蒸し焼き料理かもしれないと見
なされてステップS100に進み、87℃より低ければ
(NO)加えられた水分は多量であり、煮込み料理であ
ると見なされて図4のステップS300に進む。あるい
は、ステップS80で最低温度Tminを検出し、その
最低温度Tminを第2所定温度(87℃)と比較する
処理(ステップS90)のかわりに、容器温度Tを常時
モニタし、モニタした容器温度Tが87℃未満となるこ
とを検出し、87℃未満となった場合はステップS30
0に進むようにしても良い。即ち、容器温度Tが87℃
未満とならない場合はそのままステップS100に進
み、容器温度Tが87℃未満となった場合は煮込み料理
であると見なされてステップS300以降の焦付き防止
のための処理に進むようにしても良い。
【0029】ステップS100で前記した条件を満たす
平衡温度Thが検知されると(YES)、ステップS1
10以降において、検知された平衡温度Thの温度範囲
によって2通りの制御がなされる。平衡温度Thが14
0℃より低いとき(YES)はステップS120に進
み、平衡温度Thが140℃以上のとき(NO)はステ
ップS200に進む。一方、ステップS100で、平衡
温度Thが検知されなければ(NO)、炒め料理、揚げ
もの料理、あるいは焼きもの料理であると見なされて図
5のステップS400に進む。
【0030】ステップS120で、調理開始から平衡温
度Thが検知されるまでに要した時間t1が500秒
(請求項2の第1所定時間)より短いとき(YES)、
蒸し焼き料理の可能性が高いことから、ステップS13
0以降に進む。調理開始から平衡温度Thが検知される
までに要した時間t1が500秒以上であるとき(ステ
ップS120でNO)は、平衡温度Thが検知されるま
でに長時間要しているため、煮込み料理であると見なさ
れて図4のステップS300に進む。
【0031】ステップS130では、平衡温度Thより
20℃(請求項3の第3所定温度)高い温度が検知され
るときに(YES)、タイマ2をスタートさせる(ステ
ップS140)。平衡温度Thより20℃(第3所定温
度)高い温度となったときにタイマ2が計時を始める
(ステップS140)。タイマ2は、平衡温度Thより
も20℃高い温度からさらに10℃(第4所定温度)高
い温度にまで上昇する(ステップS150でYESとな
るまで)に要した時間を測定する。平衡温度Thよりも
20℃(第3所定温度)高い温度よりも更に10℃(第
4所定温度)高い温度とは、平衡温度Thよりも30℃
高い温度である。平衡温度Thよりも20℃高い温度か
ら、平衡温度Thよりも30℃高い温度にまで上昇する
のに要した時間を時間Δt2とすると、ステップS16
0ではΔt2を10秒と比較し、10秒以上であれば
(YES)、さらにステップS170でΔt2を50秒
(請求項3の第2所定時間)と比較し、50秒を超えな
いとき(ステップS170でNO)、蒸し焼き料理の可
能性が高いことから、ステップS180以降に進む。一
方、Δt2が50秒(第2所定時間)以上であれば(ス
テップS170でYESであれば)、温度上昇の速度が
緩やかであることから煮込み料理であると見なされてス
テップS300に進む。なお、平衡温度Thより20℃
(第3所定温度)高い温度からさらに10℃(第4所定
温度)上昇するのに要した時間Δt2が10秒を超えな
いときは(ステップS160でNO)、「鍋上げ判定」
される(ステップS280)。なお、「鍋上げ判定」に
ついては後述する。
【0032】ステップS180で、調理開始時から、平
衡温度Thよりも30℃(第1所定温度)高い温度が検
知されるまでに要した時間t2が600秒(請求項4の
第3所定時間)を超えないとき(YES)、「ギョウザ
判定」がなされて(ステップS190)平衡温度Thが
解除される(ステップS290)。平衡温度Thが解除
されると、焦付き防止処理は実行さえない。平衡温度T
hを解除することは、焦付き防止処理を禁止することに
相当する。一方、600秒以上経過していれば(N
O)、調理開始から平衡温度Thより30℃高い温度が
検知されるまでに長時間要しているため、煮込み料理で
あると見なされてステップS300に進む。
【0033】以上によって、下記の処理が実行されてい
ることがわかる。 (1) 温度センサ12aまたは14aが、「加熱開始
温度(室温)から昇温し(ステップS60でYES)、
その後に冷却され、冷却後に再度昇温する」パターンを
検知し、その冷却時の最低温度Tminが第2所定温度
(87℃)以上であり(ステップS90でYES)、
(2) 加熱開始時から平衡温度Thを検知するまでの
経過時間が第1所定時間(500秒)よりも短く(ステ
ップS120でYES)、(3) 平衡温度よりも第3
所定温度(20℃)だけ高い温度からさらに第4所定温
度(10℃)だけ高い温度にまで上昇するのに要した時
間が第2所定時間(50秒)以内であり(ステップS1
70でNO) (4) 調理開始時から、平衡温度Thよりも第1所定
温度(30℃)だけ高い温度にまで上昇するのに要した
時間が第3所定時間(600秒)以内であり、しかも、
(5) 加熱しなければ到達しない第5所定温度(10
5℃)からさらに第6所定温度(20℃)だけ高い温度
にまで上昇するのに要した時間が第4所定時間(35
秒)以内であるときに、平衡温度Thを解除し(ステッ
プS290)、図4の焦付き防止処理が開始されるのを
禁止している。ここでは、(1)〜(4)の事象がAN
Dで生じたときに焦付き防止処理を禁止するが、(1)
〜(4)のうちの2または3以上の事象がANDで生じ
たときに焦付き防止処理を禁止しても良いし、いずれか
1の事象が生じたときに焦付き防止処理を禁止しても良
い。あるいは、(1)〜(4)のうちのいずれか1の事
象と(5)の事象が生じたときに、焦付き防止処理を禁
止しても良い。
【0034】ステップS110で平衡温度Thが140
℃以上のとき(NO)は、ステップS200に進む。ス
テップS200で、調理開始から平衡温度Thが検知さ
れるまでに要した時間t1が600秒(請求項2の第1
所定時間)より短いとき(YES)、蒸し焼き料理の可
能性が高いことから、ステップS210以降に進む。調
理開始から平衡温度Thが検知されるまでに要した時間
t1が600秒以上であるとき(ステップS200でN
O)は、平衡温度Thが検知されるまでに長時間要して
いるため、煮込み料理であると見なされて図4のステッ
プS300に進む。
【0035】ステップS210では、平衡温度Thより
20℃(請求項3の第3所定温度)高い温度が検知され
るときに(YES)、タイマ3をスタートさせる(ステ
ップS220)。平衡温度Thより20℃(第3所定温
度)高い温度となったときにタイマ3が計時を始める
(ステップS220)。タイマ3は、平衡温度Thより
も20℃高い温度からさらに10℃(第4所定温度)高
い温度にまで上昇する(ステップS230でYESとな
るまで)に要した時間を測定する。平衡温度Thよりも
20℃(第3所定温度)高い温度よりも更に10℃(第
4所定温度)高い温度とは、平衡温度よりも30℃高い
温度である。平衡温度Thよりも20℃高い温度から、
平衡温度Thよりも30℃高い温度にまで上昇するのに
要した時間を時間Δt2とすると、ステップS240で
は、Δt2を10秒と比較し、10秒以上であれば(Y
ES)、さらにステップS250でΔt2を60秒(請
求項3の第2所定時間)と比較し、60秒を超えないと
き(ステップS250でNO)、蒸し焼き料理の可能性
が高いことから、ステップS260以降に進む。一方、
Δt2が60秒(第2所定時間)以上であれば(ステッ
プS250でYESであれば)、温度上昇の速度が緩や
かであることから煮込み料理であると見なされてステッ
プS300に進む。なお、平衡温度Thよりも20℃
(第3所定温度)高い温度から更に10℃(第4所定温
度)上昇するのに要した時間Δt2が10秒を超えない
ときは(ステップS240でNO)、「鍋上げ判定」さ
れる(ステップS280)。「鍋上げ判定」については
後述する。
【0036】ステップS260で、調理開始時から、平
衡温度Thよりも30℃(第1所定温度)高い温度が検
知されるまでに要した時間t2が700秒(請求項4の
第3所定時間)を超えないとき(YES)、「ヤキソバ
判定」がなされて(ステップS270)平衡温度Thが
解除される(ステップS290)。なお、「ヤキソバ判
定」については後述する。一方、700秒以上経過して
いれば(NO)、調理開始から平衡温度Thより30℃
高い温度が検知されるまでに長時間要しているため、煮
込み料理であると見なされてステップS300に進む。
【0037】以上によって、下記の処理が実行されてい
ることがわかる。 (1) 温度センサ12aまたは14aが、「加熱開始
温度(室温)から昇温し(ステップS60でYES)、
その後に冷却され、冷却後に再度昇温する」パターンを
検知し、その冷却時の最低温度Tminが第2所定温度
(87℃)以上であり(ステップS90でYES)、
(2) 加熱開始時から平衡温度Thを検知するまでの
経過時間が第1所定時間(600秒)よりも短く(ステ
ップS200でYES)、(3) 平衡温度よりも第3
所定温度(20℃)だけ高い温度からさらに第4所定温
度(10℃)だけ高い温度にまで上昇するのに要した時
間が第2所定時間(60秒)以内であり(ステップS2
50でNO)、(4) 調理開始時から、平衡温度Th
よりも第1所定温度(30℃)だけ高い温度にまで上昇
するのに要した時間が第3所定時間(700秒)以内で
あり、しかも、(5) 加熱しなければ到達しない第5
所定温度(105℃)からさらに第6所定温度(20
℃)だけ高い温度にまで上昇するのに要した時間が第4
所定時間(35秒)以内であるときに、平衡温度Thを
解除し(ステップS290)、図4の焦付き防止処理が
開始されるのを禁止している。ここでは、(1)〜
(4)の事象がANDで生じたときに焦付き防止処理を
禁止するが、(1)〜(4)のうちの2または3以上の
事象がANDで生じたときに焦付き防止処理を禁止して
も良いし、いずれか1の事象が生じたときに焦付き防止
処理を禁止しても良い。あるいは、(1)〜(4)のう
ちのいずれか1の事象と(5)の事象が生じたときに、
焦付き防止処理を禁止しても良い。
【0038】ステップS120〜S190の処理と、ス
テップS200〜S270の処理を比較すると明らか
に、平衡温度Thが140℃以下の場合と以上の場合と
で、第1所定時間を変え(以下の場合には500秒、以
上の場合には600秒)、第2所定時間を変え(以下の
場合には50秒、以上の場合には60秒)、第3所定時
間を変えている(以下の場合には600秒、以上の場合
には700秒)。このことによって、ギョウザであれ、
ヤキソバであれ、その種類を問わないで、蒸し焼き料理
であることを判別することに成功している。
【0039】先に触れた「鍋上げ判定」(ステップS2
80)について説明する。ステップS160又はステッ
プS240で、平衡温度Thより20℃高い温度が検知
されてからそれよりも更に10℃高い温度が検知される
までに要した時間が10秒を超えないときに(NO)、
鍋上げ判定がなされ(ステップS280)、平衡温度T
hが解除される(ステップS290)。即ち、10秒未
満の間に容器温度Tが10℃以上上昇するような急激な
温度上昇が検知されると、加熱途中に調理容器を持ち上
げたことによって温度センサで検知される容器温度Tが
急激に上昇したものと見なされ、平衡温度Thが解除さ
れる。平衡温度Thが解除されると、図4を用いて後述
する焦付き防止手段が作動しないため、調理に不具合が
生じない。
【0040】図4のステップS300で平衡温度Thが
検知された場合には、その後に平衡温度Thから第1所
定温度(この場合30℃)以上昇温したときに、即ち、
ステップS310でYESとなったときに、焦付き防止
手段が作動し、安全弁32bまたは34bが閉じられて
ガス供給が絶たれ、加熱量がゼロに落とされて焦付きが
防止される(ステップS320)。また、エラー報知さ
れる(ステップS330)。このエラー報知は操作つま
み18、20が操作されてメイン弁32aまたは34a
が閉じられるまで(ステップS340でYESとなるま
で)継続される。一方ステップS300で平衡温度Th
が検知されなければ、油を用いた炒め料理や焼きもの料
理であると見なされ、図5のステップS400に進む。
【0041】加熱によって調理物の水分が沸騰している
間は、調理容器温度は平衡温度に保たれる。しかし、調
理物から水分が蒸発しきった後も加熱を続けると調理物
が調理容器に焦げ付いてしまう。上述のような焦付き防
止手段が備えられていることにより、平衡温度Thとな
り、その後に平衡温度Thから第1所定温度(この場合
30℃)以上昇温したときに加熱手段の加熱量をゼロま
たはゼロに近づけるように減少させることによって焦付
きを防止することができる。
【0042】図5のステップS400で、温度センサで
検知された容器温度Tが240℃以上となると(YE
S)、タイマ3をスタートさせる(ステップS41
0)。容器温度Tが240℃以上となってから45秒未
満の間に(ステップS420でNO)、容器温度Tが2
60℃まで昇温したとき(ステップS430でYES)
には、油過熱防止温度Tcutを260℃に設定してス
テップS460に進む。容器温度Tが260℃に昇温す
るまでに45秒以上経過したときは(ステップS420
でYES)、油過熱防止温度Tcutを280℃に設定
してステップS460に進む。260℃又は280℃に
設定された油過熱防止温度Tcut以上の温度が継続し
て3.5秒以上検知されると(ステップS460でYE
S)、油過熱防止手段が作動し、安全弁32b、34b
が閉じられ、ガス供給が絶たれ、加熱量がゼロに減少さ
れる(ステップS470)。またエラー報知される(ス
テップS480)。このエラー報知は操作つまみ18、
20が操作されてメイン弁32a、34aが閉じられる
まで(ステップS490でYES)継続される。なお、
油過熱防止温度Tcut以上の温度の継続検知時間が
3.5秒未満であるとき(ステップS460でNO)、
240℃未満の温度が検知されれば(ステップS500
でYES)油加熱防止温度Tcutを設定しなし、24
0℃未満には低下しなければ、継続検知を再開する。
【0043】調理物中の油分が加熱されて容器温度Tが
350℃程度の高温に達すると、油の自然発火が起こり
危険である。油過熱防止手段は制御装置によって油料理
であるとみなされたとき、つまり加熱中に平衡温度Th
が検知されず、温度上昇をし続ける場合に働く。240
℃から260℃に上昇するのに要する時間が45秒未満
であるとき、即ち急速に20℃の昇温が検知されたとき
は、油量が少量であり、油温がすでに高温となっており
危険であるため、油過熱防止温度Tcutを低めの26
0℃に設定して、油過熱防止手段が作動しやすくする。
240℃から260℃に上昇するのに要する時間が45
秒以上であるとき、即ち緩やかな20℃の昇温が検知さ
れたときは、油過熱防止温度Tcutを280℃に設定
して、油過熱防止手段が作動しづらくする。これによ
り、高温域での温度上昇においては昇温の速度に合わせ
て適切な油過熱防止温度Tcutが設定される。その油
過熱防止温度Tcutによって油加熱防止手段が作動
し、油の自然発火を未然に防ぐことが可能となる。
【0044】次に、先に述べた「ギョウザ判定」と「ヤ
キソバ判定」について説明する。これらの蒸し焼き料理
の調理中の調理容器の容器温度Tは図6に示すグラフの
ように表される。一般にギョウザは、はじめに油を用い
て焼き、その後水を少量加えて蓋をして蒸し焼きにし、
水分が蒸発した後に蓋を取って焼き付けるという行程で
調理される。「ギョウザ判定」を行なうに当たっては次
に示す4つの条件を満たす必要がある。
【0045】第1の条件は、加熱されて調理が開始さ
れ、容器温度Tが上昇して平衡状態が検知されるまでの
間に温度下降し、且つその最低温度Tminが87℃
(第2所定温度)以上であることである。即ち、加熱に
より昇温した調理物に水を加えることによって容器温度
Tは温度下降するが、ギョウザの場合では加える水が少
量であるため最低温度Tminが高めの値をとることか
ら、最低温度Tminが87℃以上のときに検知するよ
うにする。これによって、調理中に加える水分が多量で
ある煮込み料理とギョウザの調理とを判別することがで
きる。
【0046】第2の条件は、平衡温度Thが検知され、
且つその温度が140℃を超えず、さらにその平衡温度
Thが検知されるまでに要した時間t1が500秒(第
1所定時間)以内であることである。即ち、ギョウザの
調理は、はじめに油で短時間焼いた後に水を加え、加え
た水の沸騰によって100℃程度に維持され、短時間で
平衡温度Thが検知される。このことから、平衡温度T
hが140℃未満であり、且つt1が500秒以内のと
きに検知するようにする。これによって、油で炒める行
程が長く、高温で平衡現象が生じる他の調理と区別する
ことができる。
【0047】第3の条件は、検知された平衡温度Thよ
り20℃(第3所定温度)高い温度から更に10℃(第
4所定温度)高い温度まで昇温するのに要する時間Δt
2が50秒(第2所定時間)を超えないことである。即
ち、ギョウザの調理では、加える水分が少量であるため
に加熱中に短時間で水分が蒸発してしまい、その後の温
度上昇の速度が速いのでΔt2が50秒を超えない短時
間のときに検知するようにする。これによって、水分の
多い煮込み料理と区別することができる。
【0048】第4の条件は、調理開始時から平衡温度T
hより30℃(第1所定温度)高い温度に達するまでに
要した時間t2が600秒(第3所定時間)を超えない
ことである。即ち、ギョウザの調理では、加える水分が
少量であるために加熱中に短時間で水分が蒸発してしま
い、その後の温度上昇の速度が速いのでt2が600秒
以内の短時間のときに検知するようにする。これによっ
て、平衡状態を検知するのに長時間を要する他の調理と
区別することができる。
【0049】第5の条件は、加熱しなければ到達しない
105℃(第5所定温度)からさらに20℃(第6所定
温度)だけ高い温度にまで上昇するのに要した時間が第
4所定時間(35秒)以内であることである。ギョウザ
料理の場合には、加熱初期に急速に温度上昇するはずで
あるから、この条件もギョウザ料理か否かを判定するの
に有用である。
【0050】以上に述べた5つの条件をすべて満たした
とき、「ギョウザ判定」がなされて平衡温度Thが解除
される。これによって、ギョウザの調理途中で誤って焦
付き防止手段が作動してしまい、調理に不具合が生じる
ことがなくなる。
【0051】ギョウザ料理の場合、早い段階で水を加え
ることがあり、この場合、第1条件が判別されない場合
がある。そこで、第2条件から第4条件までがANDで
検知されたときに、ギョウザ料理と判定しても良い。こ
の場合、加熱開始時の温度を検知し、それが70℃未満
であることを更に条件としてもよい。前記した第1条件
を、「最低温度Tminが87℃以上であるか、あるい
は、加熱開始時温度が70℃未満であること」と置き換
えるのである。この場合、早い段階で水を加えた場合で
もギョウザ料理であることを判別し、焦付き防止処理が
実行されるのを禁止することができる。
【0052】但し、この条件を用いると、キンピラ料理
等のように、水分の少ない煮込み料理の場合にも、ギョ
ウザ料理と判定して焦付き防止処理が実行されるのを禁
止することがある。このために、加熱開始時温度が70
℃未満であり、第2条件から第4条件が成立した場合に
は、焦付き防止処理を実行する温度(平衡温度に第1所
定温度を加えた温度)を他の場合よりも上昇させること
によって、焦付き防止処理が働きにくくするようにして
もよい。この場合、正常にギョウザ料理が進行すれば、
高く設定された焦付き防止温度以上になる前にギョウザ
料理は完成し、焦付き防止処理は働かない。これもま
た、焦付き防止手段が作動することを禁止する1つの方
法である。この場合、正常であれば焦付き防止手段が作
動しないものの、異常に温度上昇すれば焦付き防止手段
が働き、一層の安全性が確保される。
【0053】一般にヤキソバは、はじめに油を用いて具
材を炒め、その後ソース等の液体調味料を加えて水分が
蒸発するまで炒めるという行程で調理する。ヤキソバ判
定を行なうに当たっては次に示す5つの条件を満たす必
要がある。第1の条件は、調理が開始されて加熱され、
容器温度Tが上昇して平衡状態が検知されるまでの間に
温度下降し、且つその最低温度Tminが87℃(第2
所定温度)以上であることである。即ち、加熱により昇
温した調理物に水を加えることによって容器温度Tは温
度下降するが、ギョウザの場合と同様にヤキソバの場合
も加える調味料などの水分が少量であるため最低温度T
minは高めの値をとることから、最低温度Tminが
87℃以上のときに検知するようにする。これによっ
て、調理中に加える水分が多量である煮込み料理とヤキ
ソバの調理とを判別することができる。
【0054】第2の条件は、平衡温度Thが検知され、
且つその温度が140℃以上であり、さらにその平衡温
度Thが検知されるまでに要した時間t1が600秒
(第1所定時間)以内であることである。即ち、ギョウ
ザの調理と比べてヤキソバの調理は、はじめに油で炒め
る時間が長いため、その間に容器温度Tが昇温し、ま
た、温度上昇にやや時間を要することから、平衡温度T
hが140℃以上で、且つt1が600秒以内のときに
検知するようにする。これによって、低めの温度で平衡
現象が生じる他の調理と区別することができる。
【0055】第3の条件は、検知された平衡温度Thよ
り20℃(第3所定温度)高い温度から更に10℃(第
4所定温度)高い温度まで昇温するのに要する時間Δt
2が60秒(第2所定時間)を超えないことである。即
ち、ギョウザの調理と同様にヤキソバの調理では、加え
る調味料等の水分が少量であるために加熱中に短時間で
水分が蒸発してしまい、その後の温度上昇の速度が速
い。しかし、ギョウザの調理と比べて、はじめに油で炒
める時間が長いために温度上昇にやや時間を要すること
から、Δt2がギョウザの調理の場合よりは長めである
60秒を超えないときに検知するようにする。これによ
って、水分の多い煮込み料理と区別することができる。
【0056】第4の条件は、調理開始時から平衡温度T
hより30℃(第1所定温度)高い温度に達するまでに
要した時間t2が700秒(第3所定時間)を超えない
ことである。即ち、ギョウザの調理と同様にヤキソバの
調理では、加える水分が少量であるために加熱中に短時
間で水分が蒸発してしまい、その後の温度上昇の速度が
速い。しかし、ギョウザの調理と比べてヤキソバの調理
は、はじめに油で炒める時間が長いために温度上昇にや
や時間を要することから、t2がギョウザの調理よりは
長めであるが、他の料理に比べれば短時間の700秒以
内のときに検知するようにする。これによって、平衡状
態を検知するのに長時間を要する他の調理と区別するこ
とができる。
【0057】第5の条件は、加熱しなければ到達しない
105℃(第5所定温度)からさらに20℃(第6所定
温度)だけ高い温度にまで上昇するのに要した時間が第
4所定時間(35秒)以内であることである。ギョウザ
の調理の場合と同様にヤキソバの調理の場合にも、加熱
初期に急速に温度上昇するはずであるから、この条件も
ヤキソバの調理か否かを判定するのに有用である。
【0058】以上に述べた5つの条件をすべて満たした
とき、「ヤキソバ判定」がなされて平衡温度Thが解除
される。これによって、ヤキソバの調理途中で誤って焦
付き防止手段が作動してしまい、調理に不具合が生じる
ことがなくなる。
【0059】以上のことから、調理中の調理物に水分を
加えて調理する場合に、煮込み料理と蒸し焼き料理とを
判別することができ、煮込み料理のときには焦付き防止
手段が働き、蒸し焼き料理のときには焦付き防止手段が
働かない加熱調理器が実現する。なお、蒸し焼き料理の
場合、平衡温度Thを解除することによって、焦付き防
止手段は作動しないが油加熱防止手段は働く。加熱によ
り容器温度Tが温度上昇し続けても加熱力が抑制され、
自然発火が起こることはない。このように、どのような
調理においても焦付き防止手段、あるいは油加熱防止手
段が作動するため、安全対策は万全である。
【0060】以上、本発明の実施の形態の加熱調理器の
制御装置について説明したが、本発明の適用範囲は上記
の実施例に何ら限定されるものではない。即ち、本発明
は、当事者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した
形態で実施することができる。例えば、本実施の形態で
はギョウザとヤキソバの調理について説明したが、加熱
途中で水分を加えて蒸し焼きにする他の調理であればど
んな調理においても制御可能である。例えば、本実施の
形態では調理開始からの時間を計時したが、これは着火
時点や平衡状態を検知する以前の所定温度に達した時点
から計時しても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係るガスこんろの外観斜視
図。
【図2】 同ガスこんろの内部構成を示すブロック図。
【図3】 同ガスこんろの動作を示すフローチャート。
【図4】 同ガスこんろの動作を示すフローチャート。
【図5】 同ガスこんろの動作を示すフローチャート。
【図6】 同ガスこんろで蒸し焼き料理を調理する際の
経過時間と検知温度の関係を示すグラフ。
【図7】 同ガスこんろで蒸し焼き料理を調理する際の
経過時間と検知温度の関係を示すグラフ。
【符号の説明】
10:ガスこんろ 12:標準バーナ 12a:標準バーナ用温度センサ 14:強火力バーナ 14a:強火力バーナ用温度センサ 16:グリルバーナ 18:標準バーナ用点火操作つまみ 20:強火力バーナ用点火操作つまみ 22:グリルバーナ用点火操作つまみ 24:電池交換サイン 26:グリル点火確認ランプ 30:ガス管 32:標準バーナ用供給管 32a:メイン弁 32b:安全弁 32c:電磁弁 32d:オリフィス 34:強火力バーナ用供給管 34a:メイン弁 34b:安全弁 36:グリルバーナ用供給管 36a:メイン弁 36b:安全弁 38:点火電極 38a:サーモカップル 40:点火電極 40a:サーモカップル 42:点火電極 42a:サーモカップル 44:イグナイタ 46:制御部 48:操作基板 50:操作パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 弘之 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リ ンナイ株式会社内 (72)発明者 小室 篤史 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リ ンナイ株式会社内 (72)発明者 片柳 秀一 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リ ンナイ株式会社内 (72)発明者 竹内 久人 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リ ンナイ株式会社内 (72)発明者 加藤 真由子 愛知県名古屋市中川区福住町2番26号 リ ンナイ株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱手段と、調理容器の温度を検知する
    温度センサと、温度センサで検知される温度が「平衡温
    度となり、その後に平衡温度から第1所定温度以上昇温
    した」ときに加熱手段の加熱量をゼロまたはゼロに近づ
    けるように減少させる焦付き防止手段とを持つ加熱調理
    器において、 温度センサが「加熱開始温度から昇温し、その後に冷却
    され、冷却後に再度昇温する」パターンを検知し、その
    冷却時の最低温度が第2所定温度以上の場合には、焦付
    き防止手段が作動するのを禁止する加熱調理器。
  2. 【請求項2】 加熱手段と、調理容器の温度を検知する
    温度センサと、温度センサで検知される温度が「平衡温
    度となり、その後に平衡温度から第1所定温度以上昇温
    した」ときに加熱手段の加熱量をゼロまたはゼロに近づ
    けるように減少させる焦付き防止手段とを持つ加熱調理
    器において、 加熱開始時から平衡温度を検知するまでの経過時間が第
    1所定時間よりも短い場合には、焦付き防止手段が作動
    するのを禁止する加熱調理器。
  3. 【請求項3】 加熱手段と、調理容器の温度を検知する
    温度センサと、温度センサで検知される温度が「平衡温
    度となり、その後に平衡温度から第1所定温度以上昇温
    した」ときに加熱手段の加熱量をゼロまたはゼロに近づ
    けるように減少させる焦付き防止手段とを持つ加熱調理
    器において、 平衡温度よりも第3所定温度だけ高い温度からさらに第
    4所定温度だけ高い温度にまで上昇するのに要した時間
    が第2所定時間以内であるときに、焦付き防止手段が作
    動することを禁止する加熱調理器。
  4. 【請求項4】 加熱手段と、調理容器の温度を検知する
    温度センサと、温度センサで検知される温度が「平衡温
    度となり、その後に平衡温度から第1所定温度以上昇温
    した」ときに加熱手段の加熱量をゼロまたはゼロに近づ
    けるように減少させる焦付き防止手段とを持つ加熱調理
    器において、 加熱開始時から、平衡温度よりも第1所定温度だけ高い
    温度にまで上昇するのに要した時間が第3所定時間以内
    であるときに、焦付き防止手段が作動することを禁止す
    る加熱調理器。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のうちの少なくとも2以
    上の事象が生じたときにのみ、焦付き防止手段が作動す
    ることを禁止する加熱調理器。
  6. 【請求項6】 請求項1から4のうち少なくとも1の事
    象が生じ、かつ、加熱しなければ到達しない第5所定温
    度からさらに第6所定温度だけ高い温度にまで上昇する
    のに要した時間が第4所定時間以内であるときに、焦付
    き防止手段が作動するのを禁止する加熱調理器。
  7. 【請求項7】 請求項2の第1所定時間、請求項3の第
    2所定時間、または、請求項4の第3所定時間が、検知
    された平衡温度によって切換えられることを特徴とする
    請求項2から6のいずれかに記載の加熱調理器。
JP2001186591A 2001-06-20 2001-06-20 加熱調理器 Expired - Fee Related JP3670224B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001186591A JP3670224B2 (ja) 2001-06-20 2001-06-20 加熱調理器
TW090130150A TW533296B (en) 2001-06-20 2001-12-05 Heating cooker
KR10-2001-0080077A KR100411738B1 (ko) 2001-06-20 2001-12-17 가열조리기

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001186591A JP3670224B2 (ja) 2001-06-20 2001-06-20 加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003004237A true JP2003004237A (ja) 2003-01-08
JP3670224B2 JP3670224B2 (ja) 2005-07-13

Family

ID=19026016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001186591A Expired - Fee Related JP3670224B2 (ja) 2001-06-20 2001-06-20 加熱調理器

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP3670224B2 (ja)
KR (1) KR100411738B1 (ja)
TW (1) TW533296B (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010127488A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Rinnai Corp 加熱調理器
JP2010145019A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Harman Pro:Kk 加熱調理器
WO2011096214A1 (ja) * 2010-02-03 2011-08-11 パナソニック株式会社 誘導加熱調理器およびその制御方法
WO2011155200A1 (ja) * 2010-06-10 2011-12-15 パナソニック株式会社 誘導加熱調理器
WO2011155180A1 (ja) * 2010-06-07 2011-12-15 パナソニック株式会社 誘導加熱調理器
WO2011155195A1 (ja) * 2010-06-09 2011-12-15 パナソニック株式会社 誘導加熱調理器
WO2011155187A1 (ja) * 2010-06-08 2011-12-15 パナソニック株式会社 誘導加熱調理器
WO2011155188A1 (ja) * 2010-06-09 2011-12-15 パナソニック株式会社 誘導加熱調理器
WO2011155193A1 (ja) * 2010-06-10 2011-12-15 パナソニック株式会社 誘導加熱調理器
KR101411264B1 (ko) * 2012-11-29 2014-06-27 린나이코리아 주식회사 가스레인지의 과열방지 기능 자동 해제방법
JP5827222B2 (ja) * 2010-06-10 2015-12-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 誘導加熱調理器
JP5838314B2 (ja) * 2010-06-09 2016-01-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 誘導加熱調理器

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7217199B2 (ja) * 2019-05-17 2023-02-02 リンナイ株式会社 加熱調理器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3077150B2 (ja) * 1990-02-09 2000-08-14 松下電器産業株式会社 調理器
JP2848015B2 (ja) * 1991-05-17 1999-01-20 松下電器産業株式会社 調理器
JP2664015B2 (ja) * 1993-04-30 1997-10-15 リンナイ株式会社 調理装置

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010127488A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Rinnai Corp 加熱調理器
JP2010145019A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Harman Pro:Kk 加熱調理器
WO2011096214A1 (ja) * 2010-02-03 2011-08-11 パナソニック株式会社 誘導加熱調理器およびその制御方法
WO2011096216A1 (ja) * 2010-02-03 2011-08-11 パナソニック株式会社 誘導加熱調理器及びその制御方法
WO2011096215A1 (ja) * 2010-02-03 2011-08-11 パナソニック株式会社 誘導加熱調理器及びその制御方法
JP5684153B2 (ja) * 2010-02-03 2015-03-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 誘導加熱調理器及びその制御方法
JP5675657B2 (ja) * 2010-02-03 2015-02-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 誘導加熱調理器及びその制御方法
JP5592410B2 (ja) * 2010-02-03 2014-09-17 パナソニック株式会社 誘導加熱調理器およびその制御方法
JPWO2011155180A1 (ja) * 2010-06-07 2013-08-01 パナソニック株式会社 誘導加熱調理器
JP5887516B2 (ja) * 2010-06-07 2016-03-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 誘導加熱調理器
WO2011155180A1 (ja) * 2010-06-07 2011-12-15 パナソニック株式会社 誘導加熱調理器
WO2011155187A1 (ja) * 2010-06-08 2011-12-15 パナソニック株式会社 誘導加熱調理器
WO2011155188A1 (ja) * 2010-06-09 2011-12-15 パナソニック株式会社 誘導加熱調理器
WO2011155195A1 (ja) * 2010-06-09 2011-12-15 パナソニック株式会社 誘導加熱調理器
JP5838314B2 (ja) * 2010-06-09 2016-01-06 パナソニックIpマネジメント株式会社 誘導加熱調理器
WO2011155193A1 (ja) * 2010-06-10 2011-12-15 パナソニック株式会社 誘導加熱調理器
JP5827222B2 (ja) * 2010-06-10 2015-12-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 誘導加熱調理器
WO2011155200A1 (ja) * 2010-06-10 2011-12-15 パナソニック株式会社 誘導加熱調理器
KR101411264B1 (ko) * 2012-11-29 2014-06-27 린나이코리아 주식회사 가스레인지의 과열방지 기능 자동 해제방법

Also Published As

Publication number Publication date
KR100411738B1 (ko) 2003-12-18
JP3670224B2 (ja) 2005-07-13
TW533296B (en) 2003-05-21
KR20020096830A (ko) 2002-12-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3670224B2 (ja) 加熱調理器
JP4125845B2 (ja) 加熱調理器
KR940008514B1 (ko) 곤로의 제어장치
KR20120053581A (ko) 가스 레인지의 불꽃 자동 조절방법
JP2011038678A (ja) こんろ
JP2020173067A (ja) ガスコンロ
JP4382971B2 (ja) 加熱調理器
JP3016967B2 (ja) 調理器用自動消火装置
JP3026638B2 (ja) ガスこんろ
JP2669739B2 (ja) 加熱調理器
JP2664015B2 (ja) 調理装置
JP3904171B2 (ja) 加熱調理器
KR940008517B1 (ko) 곤로의 제어장치
JPH05256445A (ja) こんろの制御装置
JPH0462316A (ja) こんろの制御装置
JPH0826989B2 (ja) こんろの制御装置
JPH0462315A (ja) こんろの制御装置
JPH09310860A (ja) 加熱調理器
JPH06129644A (ja) 過熱防止機能付き加熱調理器
JPH05196234A (ja) 加熱調理器
JPH06129643A (ja) 加熱調理器
JPH09310857A (ja) 加熱調理器
JPH0544922A (ja) こんろの制御装置
JPH05272759A (ja) 加熱調理器
JPH05302714A (ja) こんろの制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050131

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050412

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3670224

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080422

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090422

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090422

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100422

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110422

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110422

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120422

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130422

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140422

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees