JP2018101471A - 加熱調理器 - Google Patents

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【課題】複数の加熱部上に大型の調理器具を架け渡した状態で加熱調理する場合の加熱の過不足を低減し、調理の出来上がりに優れ、高い安全性を有する加熱調理器を提供する。【解決手段】予め定められた所定の大きさで略四角形状の大型調理器具4を複数の加熱部30,31上に架け渡した状態で加熱可能な加熱調理器において、所定位置に大型調理器具4が載置されたときの少なくとも3か所のコーナ部に対応するトッププレート2の下方位置に、コーナ部近接センサ8a,8b,8cを設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、調理器具を加熱する複数の加熱部を備えた加熱調理器に関する。特に、本発明は、複数の加熱部上に大型の調理器具を架け渡した状態で加熱調理が可能な加熱調理器に関する。
一般に、コンロバーナや加熱コイルなどの加熱部を複数有する加熱調理器では、各加熱部上に各加熱部で加熱可能な範囲内の大きさを有する調理器具が載置され、単独で加熱調理が行われる。一方、大量の被調理物を一度に加熱調理するために、1つの加熱部で加熱可能な範囲よりも十分に大きな調理プレートや調理鍋などの大型の調理器具が用いられる場合がある。このような大型の調理器具を専用の加熱調理器を用いることなく加熱調理するために、複数の加熱部上に調理器具を架け渡した状態で加熱調理することが提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2011−29097号公報
ところで、特許文献1の加熱調理器では、複数の加熱部のそれぞれで調理器具を用いて個別に加熱調理する場合と、複数の加熱部上に大型の調理器具を架け渡した状態で加熱調理する場合とを区別するために、2つの加熱部間の中間部に渦電流検出を行う副電磁誘導コイルを設け、副電磁誘導コイルに出力を行ったときにコイル渦電流が検出されるかどうかから、トッププレート上の大型の調理器具の存在を確認している。
しかしながら、複数の加熱部上に架け渡される大型の調理器具を用いると、調理器具が前後左右にある程度ずれた状態でも、加熱部間の中間部の副電磁誘導コイルで調理器具が検知されてしまう。その結果、調理器具のずれの小さな加熱部では調理器具が加熱される一方、調理器具のずれの大きな加熱部では調理器具の温度が上昇せず、加熱に過不足が生じやすい。しかも、調理器具の大きさは様々であるから、任意の大きさの調理器具で加熱調理が行われて、調理器具のずれが生じると、部分的な加熱の過不足が生じやすい。その結果、調理の進行状態が各加熱部で異なってくるという問題や、調理器具が局部的に高温になるだけでなく、その輻射熱によりトッププレートが高温になるという問題がある。
本発明は上記課題を解決するものであり、本発明の目的は、複数の加熱部上に大型の調理器具を架け渡した状態で加熱調理する場合の加熱の過不足を低減し、もって、調理の出来上がりに優れ、高い安全性を有する加熱調理器を提供することにある。
本発明は、トッププレートと、所定距離離間して配設された複数の加熱部とを備え、予め定められた所定の大きさで略四角形状の大型調理器具を複数の加熱部上に架け渡した状態で加熱可能な加熱調理器であって、
大型調理器具は、トッププレート上の所定位置に載置されるように設定されており、
所定位置に大型調理器具が載置されたときの少なくとも3か所のコーナ部に対応するトッププレートの下方位置に、調理器具の有無を検知するコーナ部近接センサを有する加熱調理器である。
上記加熱調理器では、複数の加熱部上に大型調理器具を架け渡した状態で加熱調理する場合、予め定められた所定の大きさで略四角形状の大型調理器具が専用の調理器具として用いられるから、大型調理器具が複数の加熱部上に適切に配置された場合、コーナ部はトッププレート上の所定位置に固定される。そして、上記加熱調理器は、所定位置に略四角形状の大型調理器具が載置されたときの少なくとも3か所のコーナ部に対応するトッププレートの下方位置に、調理器具の有無を検知するコーナ部近接センサを有するから、大型調理器具が所定位置からずれているかどうかを精度よく確実に判定できる。
好ましくは、上記加熱調理器は、さらに、
大型調理器具を用いて加熱調理するための大型調理モードを設定可能な調理モード設定手段と、
調理モード設定手段で大型調理モードが設定されると、コーナ部近接センサで調理器具が検知されるかどうかを判定する調理器具判定手段と、
複数の加熱部の加熱量を制御する加熱制御手段と、を有する。
上記加熱調理器によれば、専用の大型調理モードを設定する調理モード設定手段を有するから、複数の加熱部のそれぞれで調理器具を用いて個別に加熱調理する場合でなく、大型調理器具を用いて加熱調理する場合にのみコーナ部近接センサでの調理器具の載置の有無の判定を実行させ、その判定結果に基づいて複数の加熱部の加熱量を制御できる。また、調理モード設定手段で大型調理モードが設定された場合にのみコーナ部近接センサで調理器具の有無が判定されるから、複数の加熱部のそれぞれで調理器具を用いて単独で加熱調理する場合や、トッププレート上に調理に使用されない調理器具が置かれている場合のコーナ部近接センサの誤検知を防止できる。
好ましくは、上記加熱調理器において、
加熱制御手段は、加熱調理開始時に、少なくとも3つのコーナ部近接センサで調理器具が検知されない限り、全ての加熱部での加熱を禁止する。
上記加熱調理器によれば、専用の調理器具である略四角形状の大型調理器具を用いて加熱調理する場合、少なくとも3つのコーナ部近接センサで調理器具が検知されなければ、全ての加熱部での加熱を禁止させるから、大型調理器具が部分的に加熱される状態で加熱調理が開始されるのを確実に防止できる。
好ましくは、上記加熱調理器は、さらに、
加熱制御手段は、加熱調理中に、調理器具を検知しているコーナ部近接センサが2つ以下になると、各加熱部の温度センサの検知温度の温度差が所定の閾値未満であるかどうかを判定し、
各加熱部の温度センサの検知温度の温度差が所定の閾値未満である場合、所定の再設定用判定時間内に少なくとも3つのコーナ部近接センサで調理器具が検知されるまで、全ての加熱部での加熱量を低減させ、
各加熱部の温度センサの検知温度の温度差が所定の閾値以上である場合、所定の再設定用判定時間内に少なくとも3つのコーナ部近接センサで調理器具が検知されるまで、全ての加熱部での加熱を停止させる。
加熱調理中に、調理器具を検知しているコーナ部近接センサが2つ以下になると、略四角形状の大型調理器具が所定位置からずれている可能性がある。一方、少なくとも3つのコーナ部近接センサで調理器具が検知されない場合でも、各加熱部に設けられた温度センサの検知温度の温度差が所定の閾値未満であれば、各加熱部の加熱可能な範囲に大型調理器具が存在している程度のずれと考えられる。このようなずれの状態では、いずれの加熱部でも調理を進行させることができるものの、ずれの少ない加熱部とずれの大きな加熱部とで調理の進行状態が異なってくる。従って、所定の再設定用判定時間内に大型調理器具が所定位置に戻されるまで、全ての加熱部の加熱量を低減させた状態で加熱調理を継続させることにより、調理時間を遅延させることなく、調理の仕上がりのばらつきが抑えられる。
これに対して、加熱調理中に、調理器具を検知しているコーナ部近接センサが2つ以下になり、且つ各加熱部の温度センサの検知温度の温度差が所定の閾値以上であれば、加熱部の加熱可能な範囲から大型調理器具が外れている可能性が高い。そのため、加熱調理を継続させると、ずれの少ない加熱部とずれの大きな加熱部とで調理の進行状態に大きな差が生じると考えられる。従って、所定の再設定用判定時間内に大型調理器具が所定位置に戻されるまで、全ての加熱部の加熱を停止させることにより、各加熱部での調理の仕上がりのばらつきが抑えられる。
以上のように、本発明によれば、複数の加熱部上に大型調理器具を架け渡した状態で加熱調理する場合、専用の略四角形状の大型調理器具を用いるとともに、少なくとも3つのコーナ部近接センサにより大型調理器具の有無を検知するから、所定位置からの大型調理器具のずれを確実に判定できる。これにより、大型調理器具がずれた状態での加熱調理の開始や継続を防止できる。従って、本発明によれば、各加熱部上での加熱の過不足を防止できるから、調理の出来上がりに優れ、高い安全性を有する加熱調理器を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器の一例を示す概略平面図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器に大型調理器具を配設した状態の一例を示す概略平面図であり、(a)は、大型調理器具が所定位置に配設されている状態を、(b)は、大型調理器具が所定位置からずれて配設されている状態を示す。 図3は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器の制御回路の一例を示すブロック図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る加熱調理器における制御動作の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本実施の形態に係る加熱調理器を具体的に説明する。
図1は、誘導加熱調理器に適用した本実施の形態の加熱調理器の一例を示す概略平面図である。図1に示すように、この誘導加熱調理器は、トッププレート2と、トッププレート2の下方に、加熱部として、電磁誘導によって調理鍋やフライパン等を加熱させる左右の加熱コイル30,31とを備える。これらの加熱コイル30,31は、図示しない上方に開口する箱状の本体ケース内に左右方向で所定距離離間させた状態で収容されており、本体ケースの開口部がトッププレート2によって被閉されている。加熱部としては、コンロバーナや加熱ヒータを用いてもよいし、異なる種類の加熱部を組み合わせてもよい。また、3つ以上の加熱部を設けてもよい。なお、本明細書では、使用者が位置するトッププレート2の手前側を前方、奥側を後方といい、前後方向に幅方向に直交する方向を左右方向といい、前後方向に高さ方向に直交する方向を上下方向という。
加熱コイル30,31はそれぞれ単独で加熱制御可能に構成されているとともに、専用の大型調理器具を左右の加熱コイル30,31上に架け渡した状態で加熱コイル30,31を同時に加熱制御可能に構成されている。なお、本実施の形態では、加熱コイル30,31を単独で使用する場合、加熱コイル30の最大加熱量は、加熱コイル31のそれよりも大きく設定されているが、専用の大型調理器具が使用される場合、加熱コイル30の最大加熱量は、加熱コイル31の最大加熱量と同一となるように制限される。
トッププレート2は、耐熱強化ガラスからなる。トッププレート2には、各加熱コイル30,31が単独で使用される場合の鍋などを載置させるための円状の個別用載置表示部20,21と、大型調理器具を載置させるための大型調理器具の底面と略同一の大きさの略長方形状の大型用載置表示部24とが記載されている。また、トッププレート2の前方には、加熱コイル30,31を単独で使用して加熱調理する場合の操作部60,61及び表示部70,71と、大型調理器具を使用して加熱調理する場合の操作部66及び表示部72とが設けられている。
各操作部60,61には、各加熱コイル30,31が単独で使用される場合に加熱調理を開始させる加熱スイッチ(個別調理モード設定部)62,64と、加熱コイル30,31の加熱量を個別に変更する個別加熱量変更スイッチ63,65とが設けられており、操作部66には、大型調理器具を用いて加熱調理する場合の加熱スイッチ(大型調理モード設定部)67と、加熱コイル30,31の加熱量を同期させて変更する同期加熱量変更スイッチ68とが設けられている。表示部70,71,72には、加熱量レベルや警告が表示される。
トッププレート2の大型用載置表示部24の3か所のコーナ部近傍の裏面にはそれぞれ、コーナ部近接センサ8a,8b,8cがトッププレート2に接触するように配置されている。これらのコーナ部近接センサ8a,8b,8cの検知信号は、後述する制御装置Cに出力される。
コーナ部近接センサ8a,8b,8cとしては、例えば、磁性体の近接を検知する磁気感応スイッチ(近鉄スイッチ)、反射型の非接触赤外線センサや光センサ、静電容量型近接センサなどが用いられる。これらの中でも、調理器具の形状や色が制限されず、また鉄製の大型調理器具に対して応答性に優れる磁気感応スイッチが好ましい。
トッププレート2の個別用載置表示部20,21の中心部近傍の裏面には、サーミスタなどの接触式の温度センサ40,41がトッププレート2の裏面に接触するように配置されている。これらの温度センサ40,41の検知信号は、制御装置Cに出力される。
図2は、トッププレート2上に調理プレート4を載置した状態を示す概略平面図であり、(a)は、所定位置の大型用載置表示部24上に適切に調理プレート4が載置されている状態を、(b)は、所定位置から調理プレート4がずれて載置されている状態を示す。本実施の形態の大型調理器具は、鉄製で略長方形状の調理プレート4からなる。調理プレート4は、誘導加熱調理器である場合、磁性体であれば特に限定されず、例えば、ステンレス製のものであってもよい。また、加熱部としてコンロバーナを有する加熱調理器である場合、鉄製以外に、例えば、銅製などの他の金属製のものであってもよい。
調理プレート4の長辺及び短辺の長さはそれぞれ、トッププレート2上に調理プレート4が載置されたときに左右の加熱コイル30,31が調理プレート4で完全に覆われるように、左加熱コイル30の左端から右加熱コイル31の右端までの距離よりも長く、各加熱コイル30,31の前後端の距離よりも長く設定されている。なお、調理プレート4は、コーナ部近接センサ8a,8b,8cで上方の調理器具の有無を検知可能な形状であれば長辺及び短辺が略同一長さの略正方形状であってもよい。また、コーナ部は、所定のRを有するコーナR部に形成されていてもよいし、切り欠かれていてもよい。
図2(a)に示すように、調理プレート4が適切に配置されている場合、全てのコーナ部近接センサ8a,8b,8cで調理器具が検知される。これに対して、図2(b)に示すように、略長方形状の調理プレート4が所定位置からずれて配置された場合、少なくとも1つのコーナ部近接センサ8a上から調理プレート4が離れるため、調理器具が検知されない状態となる。特に、略四角形状の大型調理器具の隅部であるコーナ部に対応した位置にコーナ部近接センサ8a,8b,8cを設ければ、少しのずれでも調理器具が検知されなくなるため、早期に調理プレート4のずれを判定できる。従って、略長方形状の調理プレート4を用いる場合、少なくとも3か所、好ましくは4か所のコーナ部に対応するトッププレート2の下方にコーナ部近接センサを設け、これらによって調理器具が検知されれば、所定位置に専用の調理プレート4が配置されていると判断できる。これにより、調理プレート4がずれた状態での加熱調理の開始や、加熱調理中に調理プレート4がずれた場合の加熱調理の継続を防止できる。
なお、図示しないが、トッププレート2の大型用載置表示部24の長辺の中間部の裏面に、上方の調理器具の有無を検知する中間部近接センサをトッププレート2に接触するように配置させてもよい。このように、コーナ部近接センサ8a,8b,8cだけでなく、中間部近接センサを設けることにより、さらに大型調理器具のずれを精度よく検知できる。また、加熱コイル30,31上にそれぞれ調理器具を設置し、単独で加熱調理するときに誤って加熱スイッチ67を操作した場合、コーナ部近接センサ8a,8b,8cで各調理器具が検知されても、中間部近接センサで上方の調理器具が検知されないから、調理モードの設定を誤った場合や、使用されていない調理器具がトッププレート2上に置かれている場合の誤検知も防止できる。
図3に示すように、本実施の形態の誘導加熱調理器の制御装置Cには、上記コーナ部近接センサ8a,8b,8c、加熱コイル30,31、温度センサ40,41、加熱スイッチ62,64,67、加熱量変更スイッチ63,65,68、表示部70,71,72などが接続されている。図示しないが、制御装置Cには、CPU、ROM、RAM、タイマ等を備え、制御プログラムが格納されたマイクロコンピュータが組み込まれている。また、制御装置Cは、機能構成として、加熱スイッチ67が操作されると、コーナ部近接センサ8a,8b,8cの検知信号に基づいて、これらの近接センサ8a,8b,8c上の調理器具の有無を判定する調理器具判定部90、温度センサ40,41の検知信号に基づいて、調理器具の温度を判定する温度判定部91、加熱コイル30,31の加熱量を制御する加熱制御部92、所定の異常が生じた場合に表示部72から異常を報知させる報知制御部93などを備える。
図4は、本実施の形態の誘導加熱調理器で大型調理器具を用いて加熱調理する場合の制御動作の一例を示すフローチャートである。
使用者が図示しない電源スイッチをオン操作すると、誘導加熱調理器は待機状態となり、次いで、使用者が大型調理器具を用いた加熱調理を行うために操作部66で加熱スイッチ67をオン操作すると、各コーナ部近接センサ8a,8b,8cで調理器具の有無の判定が開始される(ステップST1〜ST3)。そして、全てのコーナ部近接センサ8a,8b,8cで調理器具が検知されると、同期加熱量変更スイッチ68の設定に応じて加熱コイル30,31の加熱量が同期制御されて加熱調理が開始される(ステップST4〜ST5)。
一方、コーナ部近接センサ8a,8b,8cのいずれかで調理器具が検知されない場合(ステップST4で、No)、タイマをスタートさせ、加熱コイル30,31の加熱を開始させることなく、調理プレート4が載置されていないか、または調理プレート4のずれを使用者に認知させるため、表示部72を点滅させて警告を報知させる(ステップST6)。そして、再設定用判定時間(例えば、1分間)が経過するまでに全てのコーナ部近接センサ8a,8b,8cで調理器具が検知されなければ(ステップST7で、Yes)、待機状態に戻る(ステップST1)。これにより、調理プレート4が載置されておらず、異なる調理器具が載置されている状態や調理プレート4がずれた状態での加熱調理の開始を防止できる。
加熱調理が開始すると、コーナ部近接センサ8a,8b,8cでの調理器具の検知が継続され、加熱調理中に、コーナ部近接センサ8a,8b,8cのいずれかで調理器具が検知されない場合(ステップST8で、No)、同様に、タイマをスタートさせ、表示部72を点滅させて警告を報知させる(ステップST9)。
次いで、温度センサ40,41の検知温度の温度差が所定の閾値(例えば、10℃)未満であるかどうかが判定される(ステップST10)。すなわち、調理プレート4が加熱コイル31の加熱可能な範囲内でずれていれば、ある程度の加熱は可能であるため、温度センサ40の検知温度と、温度センサ41の検知温度との温度差は小さい。一方、所定位置からの調理プレート4のずれが大きくなると、これらの検知温度の温度差が大きくなる。その結果、加熱コイル30上の調理プレート4での調理の進行状態と、加熱コイル31上のそれとは異なってくる可能性がある。このため、検知温度の温度差が所定の閾値未満であれば、再設定用判定時間(例えば、1分間)が経過するまで、加熱コイル30,31の加熱量を最小加熱量に低下させる(ステップST11〜12)。これにより、低い加熱量で両加熱コイル30,31による加熱調理を継続させつつ、調理の仕上がりのばらつきが抑えられる。そして、加熱量を低下させた後、再設定用判定時間が経過しても、コーナ部近接センサ8a,8b,8cのいずれかで調理器具が検知されなければ、検知温度の温度差が閾値未満であっても、全ての加熱コイル30,31の出力を停止させる(ステップST13)。これにより、より高い安全性を確保することができる。
一方、検知温度の温度差が所定の閾値以上であれば、再設定用判定時間が経過するまで、全ての加熱コイル30,31の出力を停止させる(ステップST14〜ST15)。これにより、各加熱コイル30,31上での調理の仕上がりのばらつきが抑えられる。
なお、再設定用判定時間が経過するまでに全てのコーナ部近接センサ8a,8b,8cで調理器具が検知されると、加熱コイル30,31の加熱量を元に戻して加熱調理を継続させる(ステップST16)。これにより、適切な加熱量で調理プレート4の加熱を継続させることができる。
以上のように、本実施の形態の誘導加熱調理器によれば、大量の被調理物を一度に調理するための調理器具として専用の所定の大きさで略四角形状の調理プレート4が用いられるから、複数の加熱コイル30,31上に調理プレート4を架け渡した状態で加熱調理するにあたって、トッププレート2上の所定位置に調理プレート4を載置できる。そして、トッププレート2上で略四角形状の調理プレート4の位置が固定されているから、トッププレート2の少なくとも3か所のコーナ部に対応する下方位置に設けたコーナ部近接センサ8a,8b,8cで調理プレート4の有無を検知すれば、所定位置からの調理プレート4のずれを精度よく確実に検知できる。これにより、調理プレート4がずれた状態での加熱調理の開始や加熱調理の継続を防止できるから、調理プレート4の加熱の過不足が防止され、均等に調理プレート4を加熱できる。従って、本実施の形態の誘導加熱調理器によれば、調理の出来上がり及び安全性を向上させることができる。
(その他の実施の形態)
(1)上記実施の形態では、大型調理器具として略四角形状の調理プレートが用いられているが、調理器具の種類は特に限定されない。例えば、略四角形状の底面を有する調理鍋であってもよい。
(2)上記実施の形態では、2つの加熱部上に架け渡した大型調理器具が用いられているが、3つ以上の加熱部上に架け渡す大型調理器具が用いられてもよい。
(3)上記実施の形態では、大型調理器具を所定位置に載置するために大型用載置表示部が記載されたトッププレートが用いられているが、トッププレートに位置合わせ用の突起等を設けてもよい。また、ガスコンロの場合、大型調理器具が所定位置に載置されるように五徳で大型調理器具の所定部分を保持させてもよい。
2 トッププレート
8a,8b,8c コーナ部近接センサ
30,31 加熱コイル(加熱部)
40,41 温度センサ

Claims (4)

  1. トッププレートと、所定距離離間して配設された複数の加熱部とを備え、予め定められた所定の大きさで略四角形状の大型調理器具を複数の加熱部上に架け渡した状態で加熱可能な加熱調理器であって、
    大型調理器具は、トッププレート上の所定位置に載置されるように設定されており、
    所定位置に大型調理器具が載置されたときの少なくとも3か所のコーナ部に対応するトッププレートの下方位置に、調理器具の有無を検知するコーナ部近接センサを有する加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器は、さらに、
    大型調理器具を用いて加熱調理するための大型調理モードを設定可能な調理モード設定手段と、
    調理モード設定手段で大型調理モードが設定されると、コーナ部近接センサで調理器具が検知されるかどうかを判定する調理器具判定手段と、
    複数の加熱部の加熱量を制御する加熱制御手段と、を有する加熱調理器。
  3. 請求項2に記載の加熱調理器において、
    加熱制御手段は、加熱調理開始時に、少なくとも3つのコーナ部近接センサで調理器具が検知されない限り、全ての加熱部での加熱を禁止する加熱調理器。
  4. 請求項2または3に記載の加熱調理器は、さらに、
    各加熱部に設けられた各加熱部上の調理器具の温度を検知する温度センサと、を備え、
    加熱制御手段は、加熱調理中に、調理器具を検知しているコーナ部近接センサが2つ以下になると、各加熱部の温度センサの検知温度の温度差が所定の閾値未満であるかどうかを判定し、
    各加熱部の温度センサの検知温度の温度差が所定の閾値未満である場合、所定の再設定用判定時間内に少なくとも3つのコーナ部近接センサで調理器具が検知されるまで、全ての加熱部での加熱量を低減させ、
    各加熱部の温度センサの検知温度の温度差が所定の閾値以上である場合、所定の再設定用判定時間内に少なくとも3つのコーナ部近接センサで調理器具が検知されるまで、全ての加熱部での加熱を停止させる加熱調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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