JP2014189514A - くすみ改善化粧料 - Google Patents

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【課題】本発明者らは、肌色自身がくすんでいなくとも、毛穴等の凹凸や肌のたるみにより、肌が黄色く、くすんで見えることを見出した(「凹凸くすみ」ともいう。)本発明では、単にパール顔料を含有させた下地化粧料では十分に改善されない、凹凸くすみによる肌のくすみを改善する化粧料を提供することを課題とする。
【解決手段】少なくとも、a)赤色の干渉色を呈する顔料、及びb)青色の干渉色を呈する顔料、を含有する化粧料により、上記課題を解決する。
【選択図】なし

Description

本発明は化粧料に関し、特にくすみ改善に優れた効果を発揮する下地化粧料に関する。
下地化粧料には、使用した時の化粧効果に加え、その発色のよさが求められる。特にくすみを改善し、つや感を呈するために、パール顔料を化粧料に配合する技術が開発されている。例えば、特許文献1には、真珠光沢顔料を化粧料に配合することで、肌につや感や透明感を与え、肌を美しく自然に見せる技術が開示されている。
また、特許文献2には、日照時間が短い時期に好適なメークアップ化粧料が開示され、具体的には2種類の紫色の干渉色を有するパール光沢粉体を含有させたメークアップ化粧料が開示されている。
また、特許文献3には、干渉色を呈する薄片状基板粉末の表面に、酸化亜鉛層を形成することで、干渉性顔料が元来有する透明感やくすみ補正効果に加え、ぎらつきを抑制することができると開示されている。
特開平4−128211号公報 特開2005−255633号公報 特開2009−280542号公報
上記特許文献等に記載されているように、肌のくすみ改善などの目的で、化粧料にパール顔料を含有させることが研究されている。
一方で本発明者らは、肌のくすみについて研究を重ね、肌色自身がくすんでいなくとも、毛穴等の凹凸や肌のたるみにより、肌が黄色く、くすんで見えることを見出した。以下、本明細書では、肌色自身のくすみではなく、毛穴等の凹凸や肌のたるみにより肌が黄色く、くすんで見える現象を「凹凸くすみ」ともいう。
本発明者らが検討したところでは、従来用いられているパール顔料を含有させた下地化粧料では、凹凸くすみの改善は不十分であった。本発明は、単にパール顔料を含有させた下地化粧料では十分に改善されない、「凹凸くすみ」による肌のくすみを改善する化粧料を提供することを課題とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく検討したところ、赤色系の干渉色を呈する顔料と、青色系の干渉色を呈する顔料とを含む化粧料により、上記課題を解決できることを見出した。本発明は以下のとおりである。
[1]少なくとも以下の2種類の顔料を含有する化粧料。
a)赤色の干渉色を呈する顔料
b)青色の干渉色を呈する顔料
[2]前記顔料(a)及び(b)の配合量は、合計で、化粧料総量に対し1質量%以上、10質量%以下である、[1]に記載の化粧料。
[3]前記顔料(a)及び(b)の配合量の比が、1:1〜1:10である、[1]又は[2]に記載の化粧料。
[4]前記顔料(a)及び(b)は、板状粉体に酸化チタンを被覆してなる顔料である、[1]〜[3]のいずれかに記載の化粧料。
[5]更に、カラスムギエキス、アクリル酸アルキルコポリマーアンモニウム、シクロペンタシロキサン、及び(アクリル酸アルキル/ジメチコン)コポリマーからなる群から選択される少なくとも1種を含有する、[1]〜[4]のいずれかに記載の化粧料。
[6]下地化粧料である、[1]〜[5]のいずれかに記載の化粧料。
本発明によれば、肌色自身のくすみではなく、毛穴等の凹凸や肌のたるみによる肌のくすみ(凹凸くすみ)を改善することができる化粧料が提供される。
本発明の実施態様に係る化粧料は、少なくとも以下の2種類の顔料を含有する化粧料である。
a)赤色の干渉色を呈する顔料
b)青色の干渉色を呈する顔料
本発明では、a)、b)2種類の顔料を含有させることで、肌の「凹凸くすみ」を改善することができる化粧料を提供する。
本発明者らは、肌のくすみについて研究を重ね、肌色自身がくすんでいなくとも、毛穴等の凹凸や肌のたるみにより、肌が黄色く、くすんで見えることを見出した(凹凸くすみ)。そして、「凹凸くすみ」は、従来くすみ改善に用いられているパール顔料を単に配合した化粧料では十分改善されなかった。
そこで本発明者らが検討したところ、「凹凸くすみ」を改善するためには、赤色系の干渉色を呈する顔料と、青色系の干渉色を呈する顔料とを化粧料に配合させることが必要であることを見出した。より詳細に説明すると、凹凸くすみによる肌の黄色くすみを、「光の三原色」を応用し、赤色パールと青色パールの干渉により白く見せることができることに想到した。
本実施態様で用いるa)赤色の干渉色を呈する顔料、及びb)青色の干渉色を呈する顔料(以下、両顔料をまとめて「パール顔料」とも称する)は、板状粉体の表面を有色金属酸化物で被覆した顔料である。
板状粉体としては、雲母、マイカ、セリサイト、タルク、カオリン、合成マイカ、合成セリサイト、板状二酸化チタン、板状シリカ、板状酸化アルミ、窒化硼素、硫酸バリウム、板状チタニア・シリカ複合酸化物等があげられる。これらのうち、マイカ、合成マイカであることが好ましい。
有色金属酸化物としては、酸化鉄、酸化チタン、酸化銅、酸化コバルト、酸化クロム、酸化ニッケル等があげられ、特に酸化チタンが好ましい。
パール顔料は、有色金属酸化物の被覆層の厚みにより干渉色が変化する。本実施態様に用いるパール顔料において、a)赤色の干渉色を呈する顔料における有色金属酸化物の被覆層の厚みは、通常10nm以上、好ましくは100nm以上、また通常1000nm以下、好ましくは500nm以下である。また、本実施態様に用いるパール顔料において、b)青色の干渉色を呈する顔料における有色金属酸化物の被覆層の厚みは、通常10nm以上、好ましくは100nm以上、また通常1000nm以下、好ましくは500nm以下である。
本実施態様に用いるパール顔料は、顕微鏡観察による平均一次粒子径が通常1μm以上
、好ましくは5μm以上、また通常200μm以下、好ましくは100μm以下である。
また、本実施態様に用いるパール顔料の平均厚さは、通常1μm以上、好ましくは5μm以上、また通常200μm以下、好ましくは100μm以下である。
本実施態様に用いるパール顔料は、その製造方法は特段限定されず、既知の方法により製造すれば良い。例えば、板状粉体の水分散溶液に、有色金属酸化物前駆体の水溶液を添加し、焼成することにより得ることができる。
また、パール顔料は、シリコーン化合物、フッ素化合物等で表面処理されていても良い。
一方でパール顔料については市販品も存在することから、市販品を使用することもできる。
a)赤色の干渉色を呈する顔料の市販品としては、チミロンスプレンディッドRED(メルク社製)、フラメンコレッド(エンゲルハード社製)、クロイゾネレッド(エンゲルハード社製)などがあげられるがこれらに限られない。
b)青色の干渉色を呈する顔料の市販品としては、チミロンスーパーブルー(メルク社製)、フラメンコブルー(エンゲルハード社製)、クロイゾネブルー(エンゲルハード社製)などがあげられるが、これらに限られない。
本実施態様では、a)赤色の干渉色を呈する顔料、及びb)青色の干渉色を呈する顔料の含有量は、合計で、化粧料全体に対し通常1質量%以上、10質量%以下であり、好ましくは2質量%以上、5質量%以下である。
また、a)赤色の干渉色を呈する顔料、及びb)青色の干渉色を呈する顔料の含有量の比は、通常1:10〜1:1であり、1:5〜1:2であることが好ましい。
a)顔料及びb)顔料の含有量の合計を上記範囲とすることで、また、a)顔料及びb)顔料の含有量の比を上記範囲とすることで、色調を緩やかに改善し、素材感を維持しながら、肌の黄くすみを改善することができる。
本発明の実施態様に係る化粧料は、上記説明した2種類の顔料以外を含有させること以外は特段限定されず、通常化粧料で使用される任意成分を適宜含有することができる。
この様な任意成分としては、例えば:マカデミアナッツ油、アボカド油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、パーム油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化油、モクロウ、硬化ヒマシ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、ホホバロウ等のオイル、ワックス類;
流動パラフィン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素類;
オレイン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級脂肪酸類;
セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール類;
イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成エステル油類;
ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタ
シロキサン、ドデカメチルシクロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン、アミノ変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等の油剤類;
脂肪酸セッケン(ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等)、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル等のアニオン界面活性剤類;
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド等のカチオン界面活性剤類;
ベタイン系界面活性剤(アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)、イミダゾリン系両性界面活性剤(2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等)、アシルメチルタウリン等の両性界面活性剤類;
ソルビタン脂肪酸エステル類(ソルビタンモノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等) 、グリセリン脂肪酸類(モノステアリン酸グリセリン等)、プロピレングリコール脂肪酸エステル類(モノステアリン酸プロピレングリコール等)、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル、POEソルビタン脂肪酸エステル類(POEソルビタンモノオレエート、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン等)、POEソルビット脂肪酸エステル類(POE−ソルビットモノラウレート等)、POEグリセリン脂肪酸エステル類(POE−グリセリンモノイソステアレート等)、POE脂肪酸エステル類(ポリエチレングリコールモノオレート、POEジステアレート等) 、POEアルキルエーテル類(POE2−オクチルドデシルエーテル等)、POEアルキルフェニルエーテル類(POEノニルフェニルエーテル等)、プルロニック型類、POE・POPアルキルエーテル類(POE・POP2−デシルテトラデシルエーテル等)、テトロニック類、POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等)、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシド等の非イオン界面活性剤類;
ポリエチレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジグリセリン、イソプレングリコール、1,2−ペンタンジオール、2,4−ヘキシレングリコール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール等の多価アルコール類;
ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム等の保湿成分類;
グアガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、ペクチン、マンナン、デンプン、キサンタンガム、カードラン、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、グリコーゲン、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、ムコイチン硫酸、ヒドロキシエチルグアガム、カルボキシメチルグアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸,キチン、キトサン、カルボキシメチルキチン、寒天、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレングリコール、ベントナイト等の増粘剤;
表面を処理されていても良い、マイカ、タルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、無水ケイ酸(シリカ)、酸化アルミニウム、硫酸バリウム等の粉体類;
表面を処理されていても良い、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青、酸化チタン、酸化亜鉛の無機顔料類;
表面を処理されていても良い、雲母チタン、魚燐箔、オキシ塩化ビスマス等のパール剤類;
レーキ化されていても良い赤色202号、赤色228号、赤色226号、黄色4号、青色404号、黄色5号、赤色505号、赤色230号、赤色223号、橙色201号、赤色213号、黄色204号、黄色203号、青色1号、緑色201号、紫色201号、赤色
204号等の有機色素類;
ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマー等の有機粉体類;
パラアミノ安息香酸系紫外線吸収剤、アントラニル酸系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、桂皮酸系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、糖系紫外線吸収剤、2−(2'−ヒドロキシ−5'−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、4−メトキシ−4'−t−ブチルジベンゾイルメタン等の紫外線吸収剤類;
エタノール、イソプロパノール等の低級アルコール類;
ビタミンA又はその誘導体、ビタミンB塩酸塩、ビタミンBトリパルミテート、ビタミンBジオクタノエート、ビタミンB又はその誘導体、ビタミンB12、ビタミンB15又はその誘導体等のビタミンB類、α−トコフェロール、β−トコフェロール、γ−トコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類、ビタミンD類、ビタミンH、パントテン酸、パンテチン、ピロロキノリンキノン等のビタミン類;
などが好ましく例示できる。
また、本発明の化粧料は下地化粧料に適用することが好ましく、その場合の剤型としては、クリーム剤型、乳液剤型、エッセンス剤型、ゲル剤型、粉体剤型の何れをも取ることができる。
下地化粧料とする場合、さらに肌の凹凸改善効果、たるみ改善効果を有するものを合わせて配合することが好ましい。このような効果を有する成分としては水溶性ポリマー、油溶性ポリマー、植物エキスなどがあげられる。
水溶性ポリマーとしては、ヒドロキシエチルピルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、キサンタンガム、デキストラン、ポリビニルカルボマー、アクリル・メタクリル酸アルキル共重合体などが例示され、特にアクリル酸アルキルコポリマーアンモニウムを配合することが好ましい。
油溶性ポリマーとしては、シリコーン樹脂が例示され、シクロペンタシロキサンなどの環状シロキサンや(アクリル酸アルキル/ジメチコン)コポリマーなどのアクリル酸とシロキサンの共重合体を配合することが好ましい。
植物エキスとしては、ローズヒップオイル、クララエキス、スギナエキス、カラスムギエキス、シモツケ草エキスなどが例示され、特にカラスムギエキスが好ましい。
これらの成分の含有量は、化粧料に配合可能な量であれば特段限定されないが、通常0.01質量%以上、好ましくは0.1質量%以上、また通常10質量%以下、好ましくは1質量%以下である。
以下、実施例を用いて本発明をより詳細に説明するが、本発明が以下の実施例のみに限定されないことはいうまでもない。
<実施例1〜12、比較例1〜3>
表1に記載の処方により(単位:質量%)、実施例1〜12乃至比較例1〜3に係る下地化粧料を得た。
すなわち、まず、成分(ロ)を80℃に加熱し、均一に溶解させた。その後、温度を80℃に保ったまま、成分(ハ)を添加し、ディスパーを用いて4000rpmで5分間撹拌し、成分(ハ)を成分(ロ)に均一に分散させた。次に成分(イ)を80℃に加熱して均一に溶解させた後、温度を80℃に保ちながら、撹拌下、成分(イ)に成分(ロ)及び(ハ)の混合物を徐々に添加し、乳化混合物を得た。その後混合物を冷却し、温度が45℃になったところで成分(ホ)を添加した。そのまま室温まで冷却を続け、実施例1〜12乃至比較例1〜3に係る下地化粧料を得た。
Figure 2014189514
<評価>
肌のくすみを気にしている20代〜60代の被験者の全顔の毛穴数をロボスキン((株)インフォワード社製)により測定し、毛穴数1500以下の被検者を通常くすみ肌群、毛穴数2500以上の被験者を凹凸くすみ群とし、各群10名を選出した。次に実施例1〜12及び比較例1〜3の化粧料を各群のパネラーの肌に塗布した後、透明感及びくすみに関して、熟練評価者5名で評価を行った。
各パネラーの評価値の平均値を実施例1〜12及び比較例1〜3の評価値とした結果を、表2に示す。
なお、評価基準は以下のとおりである。
透明感:
透明感が非常にある ・・・5点
透明感がある ・・・4点
透明感がややある ・・・3点
透明感がほとんどない ・・・2点
透明感が全くない ・・・1点
くすみ:
くすみが全くない ・・・5点
くすみがほぼない ・・・4点
くすみがわずかにある ・・・3点
くすみがある ・・・2点
くすみがかなりある ・・・1点
Figure 2014189514
表2から明らかなように、本発明に係る化粧料は、a)赤色の干渉色を呈する顔料及びb)青色の干渉色を呈する顔料を併用することで、従来の化粧料では十分に改善されない、いわゆる「凹凸くすみ」を改善することができる。

Claims (6)

  1. 少なくとも以下の2種類の顔料を含有する化粧料。
    a)赤色の干渉色を呈する顔料
    b)青色の干渉色を呈する顔料
  2. 前記顔料(a)及び(b)の配合量は、合計で、化粧料総量に対し1質量%以上、10質量%以下である、請求項1に記載の化粧料。
  3. 前記顔料(a)及び(b)の配合量の比が、1:1〜1:10である、請求項1又は2に記載の化粧料。
  4. 前記顔料(a)及び(b)は、板状粉体に酸化チタンを被覆してなる顔料である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化粧料。
  5. 更に、カラスムギエキス、アクリル酸アルキルコポリマーアンモニウム、シクロペンタシロキサン、及び(アクリル酸アルキル/ジメチコン)コポリマーからなる群から選択される少なくとも1種を含有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化粧料。
  6. 下地化粧料である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の化粧料。
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