JP2014189500A - 電荷輸送性化合物、電子写真感光体、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下記一般式(I)で表される電荷輸送性化合物。式(I)中、Fは正孔輸送性を有する化合物から誘導される有機基を表し、Lはアルキレン基を表し、R1及びR2はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、又はアルキル基を表し、Xは酸素原子、=C(CN)2、=C(COOR)2、又は=C(CN)COORを表し、Rはアルキル基又はアリール基を表し、nは1以上4以下の整数を表す。
【選択図】なし
Description
これらの画像形成装置に用いられる電子写真感光体として、従来からのセレン、セレン−テルル合金、セレン−ヒ素合金、硫化カドミウム等、無機光導電材料を用いた電子写真感光体に比べ、安価で製造性及び廃棄性の点で優れた利点を有する有機光導電材料を用いた有機感光体が主流を占める様になってきている。
また、特許文献4、特許文献5には、長鎖アルキル基を導入したフルオレノン誘導体が開示されている。
下記一般式(I)で表される電荷輸送性化合物。
[式(I)中、Fは正孔輸送性を有する化合物から誘導される有機基を表し、Lはアルキレン基を表し、R1及びR2はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、又はアルキル基を表し、Xは酸素原子、=C(CN)2、=C(COOR)2、又は=C(CN)COORを表し、Rはアルキル基又はアリール基を表し、nは1以上4以下の整数を表す。]
導電性基材と、前記導電性基材上に配置され、電荷発生物質、前記一般式(I)で表される電荷輸送性化合物、及び結着樹脂を含む感光層と、を有する電子写真感光体。
前記感光層が、正孔輸送性物質、電子輸送性物質、前記電荷発生物質、前記一般式(I)で表される電荷輸送性化合物、及び前記結着樹脂を含む単一層である請求項2に記載の電子写真感光体。
前記感光層がフッ素含有樹脂粒子を含む請求項2又は請求項3に記載の電子写真感光体。
請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の電子写真感光体と、
前記電子写真感光体の表面を帯電させる帯電手段と、
帯電した前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
前記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記トナー像を前記電子写真感光体から被転写体に転写する転写手段と、
を備える画像形成装置。
請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の電子写真感光体を備え、画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。
請求項2〜4のいずれか一項に記載の電子写真感光体の表面を帯電させる帯電工程と、
帯電した前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、
前記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像工程と、
前記トナー像を前記電子写真感光体から被転写体に転写する転写工程と、
を備える画像形成方法。
一方、一般式(I)で表される化合物は、電子輸送性と正孔輸送性を併せ持ち、正孔輸送性物質と電子輸送性物質とともに配合することで相溶性が向上し、電気特性を低下させずに感光層の亀裂の発生が抑制され、その結果、感光層の亀裂に起因した画像の黒点の発生が抑制されると考えられる。
本実施形態に係る電荷輸送性化合物は下記一般式(I)で表される構造を有する化合物(以下、「特定電荷輸送性化合物」と称する場合がある。)である。
特に、トリフェニルアミン骨格、N,N,N’,N’−テトラフェニルベンジジン骨格、スチルベン骨格、またはヒドラゾン骨格が好ましく、中でも、トリフェニルアミン骨格、またはN,N,N’,N’−テトラフェニルベンジジン骨格が好ましい。
これらの有機基は置換基を有していてもよく、該置換基としては、炭素数1以上4以下のアルキル基、炭素数1以上4以下のアルコキシ基、炭素数1以上4以下のアルコキシ基で置換されたフェニル基、未置換のフェニル基、炭素数7以上10以下のアラルキル基、またはハロゲン原子が好ましく、中でも、炭素数1以上4以下のアルキル基、または炭素数1以上4以下のアルコキシ基が好ましい。
以下、前記一般式(I)で表される電荷輸送性化合物の例を以下の表に示すが、これに限るものではない。
本実施形態に係る電子写真感光体は、導電性基材と、前記導電性基材上に配置され、前記一般式(I)で表される電荷輸送性化合物及び結着樹脂を含む感光層と、を有する。
図1は、本実施形態に係る電子写真用感光体の構成の一例を概略的に示している。図1に示す電子写真感光体7は、導電性基材2上に下引層4が設けられ、その上に単層型感光層6が設けられている。なお、図1に示す電子写真感光体において、下引層4は設けてもよい。また、感光層6上に摩耗を抑制するための保護層を設けてなくてもよい。以下、代表例として図1に示す電子写真感光体7に基づいて、各要素について説明する。
導電性基材2としては、例えば、アルミニウム、銅、亜鉛、ステンレス、クロム、ニッケル、モリブデン、バナジウム、インジウム、金、白金等の金属又は合金を用いて構成される金属板、金属ドラム、及び金属ベルト、又は、導電性ポリマー、酸化インジウム等の導電性化合物やアルミニウム、パラジウム、金等の金属又は合金を塗布、蒸着、又はラミネートした紙、プラスチックフィルム、ベルト等が挙げられる。ここで、「導電性」とは体積抵抗率が1013Ωcm未満であることをいう。
下引層4は、例えば、結着樹脂に無機粒子を含有して構成される。
無機粒子としては、十分なリーク耐性を得ること、残留電位の上昇を抑制する観点から、粉体抵抗(体積抵抗率)が102Ω・cm以上1011Ω・cm以下のものが望ましく用いられる。
無機粒子の体積平均粒径は50nm以上2000nm以下(望ましくは60nm以上1000nm以下)の範囲であることが望ましい。
アクセプター性化合物としては、例えば、クロラニル、ブロモアニル等のキノン系化合物、テトラシアノキノジメタン系化合物、2,4,7−トリニトロフルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン等のフルオレノン化合物、2−(4−ビフェニル)−5−(4−t−ブチルフェニル)−1,3,4−オキサジアゾールや2,5−ビス(4−ナフチル)−1,3,4−オキサジアゾール、2,5−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)1,3,4−オキサジアゾール等のオキサジアゾール系化合物、キサントン系化合物、チオフェン化合物、3,3’,5,5’テトラ−t−ブチルジフェノキノン等のジフェノキノン化合物等の電子輸送性物質などが望ましく、特にアントラキノン構造を有する化合物が望ましい。さらに、ヒドロキシアントラキノン系化合物、アミノアントラキノン系化合物、アミノヒドロキシアントラキノン系化合物等、アントラキノン構造を有するアクセプター性化合物が望ましく用いられ、具体的にはアントラキノン、アリザリン、キニザリン、アントラルフィン、プルプリン等が挙げられる。
下引層形成用塗布液を調整するための溶媒としては公知の有機溶剤、例えばアルコール系、芳香族系、ハロゲン化炭化水素系、ケトン系、ケトンアルコール系、エーテル系、エステル系等から任意で選択される。溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、iso−プロパノール、n−ブタノール、ベンジルアルコール、メチルセルソルブ、エチルセルソルブ、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、メチレンクロライド、クロロホルム、クロルベンゼン、トルエン等の通常の有機溶剤を用いられる。
さらに下引層4を設けるときに用いる塗布方法としては、ブレード塗布法、ワイヤーバー塗布法、スプレー塗布法、浸漬塗布法、ビード塗布法、エアーナイフ塗布法、カーテン塗布法等の通常の方法が用いられる。
感光層6は、電荷発生物質、前記特定荷輸送性化合物、及び結着樹脂を含んで構成される層であり、さらに、正孔輸送性物質及び電子輸送性物質を含む単一層であることが望ましい。
電荷発生物質としては、ビスアゾ、トリスアゾ等のアゾ顔料、ジブロモアントアントロン等の縮環芳香族顔料、ペリレン顔料、ピロロピロール顔料、フタロシアニン顔料、酸化亜鉛、三方晶系セレン等が挙げられる。
これらの中でも、近赤外域のレーザー露光に対しては、金属及又は無金属フタロシアニン顔料が望ましく、特に、特開平5−263007号公報、特開平5−279591号公報等に開示されたヒドロキシガリウムフタロシアニン、特開平5−98181号公報等に開示されたクロロガリウムフタロシアニン、特開平5−140472号公報、特開平5−140473号公報等に開示されたジクロロスズフタロシアニン、特開平4−189873号公報、特開平5−43823号公報等に開示されたチタニルフタロシアニンがより望ましい。
上記のヒドロキシガリウムフタロシアニン顔料を電子写真感光体の電荷発生材料として用いた場合には、感光体の最適な感度や優れた光電特性が得られる点、及び感光層に含まれる結着樹脂中への分散性に優れているので画質特性に優れる点で特に有効である。
正孔輸送性物質としては、トリアリールアミン系化合物、ベンジジン系化合物、アリールアルカン系化合物、アリール置換エチレン系化合物、スチルベン系化合物、アントラセン系化合物、ヒドラゾン系化合物などの化合物があげられる。これらの正孔輸送物質は1種を単独で又は2種以上を混合して用いられるが、これらに限定されるものではない。
電子輸送性物質としては、ジフェノキノン、ナフトキノン、アントラキノン等のキノン系化合物、テトラシアノキノジメタン系化合物、2,4,7−トリニトロフルオレノン等のフルオレノン化合物、キサントン系化合物、ベンゾフェノン系化合物、シアノビニル系化合物、エチレン系化合物等の電子輸送性化合物が挙げられる。これらの電子輸送物質は1種を単独で又は2種以上を混合して用いられるが、これらに限定されるものではない。
例えば、以下の電子輸送性物質が挙げられるが、これらに限るものではない。
感光層に含まれる結着樹脂としては、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアリレート樹脂、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体、塩化ビニリデン−アクリロニトリル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体、シリコーン樹脂、シリコーンアルキッド樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、スチレン−アルキッド樹脂、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリシラン等が挙げられる。
また、電荷輸送材料(特定電荷輸送化合物、電子輸送物質、正孔輸送物質の総量)の含有量は5質量%以上50質量%以下とすることが望ましい。
また、感光層6には界面活性剤を添加することも好ましい。
界面活性剤としては、フッ素原子、アルキレンオキサイド構造、シリコーン構造のうち少なくとも一種類以上の構造を含む界面活性剤であれば特に制限はないが、上記構造を複数有するものが電荷輸送性化合物との親和性・相溶性が高く感光層形成用塗布液の成膜性が向上し、感光層6のシワ、ムラが抑制されるため、好適である。
パーフルオロアルキルスルホン酸類の市販品としては、例えばメガファックF−114(大日本インキ化学工業株式会社製)、エフトップEF−101、EF102、EF−103、EF−104、EF−105、EF−112、EF−121、EF−122A、EF−122B、EF−122C、EF−123A(以上、JEMCO社製)、A−K、501(以上、ネオス社製)などが挙げられる。
パーフルオロアルキルカルボン酸類の市販品としては、例えばメガファックF−410(大日本インキ化学工業株式会社製)、エフトップ EF−201、EF−204(以上、JEMCO社製)などが挙げられる。
パーフルオロアルキル基含有リン酸エステルの市販品としては、メガファックF−493、F−494(以上、大日本インキ化学工業株式会社製)エフトップ EF−123A、EF−123B、EF−125M、EF−132、(以上、JEMCO社製)などが挙げられる。
また、ポリエーテル消泡剤としては、PE−M、PE−L(以上、和光純薬工業社製)、消泡剤No.1、消泡剤No.5(以上、花王社製)等が挙げられる。
感光層6には、帯電装置で発生するオゾン等の酸化性ガスによる劣化を防止する目的で、酸化防止剤を添加することも望ましい。感光体表面の機械的強度を高め、感光体7が長寿命になると、感光体が酸化性ガスに長い時間接触することになるため、強い酸化耐性が要求される。
酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール系又はヒンダードアミン系が望ましく、有機イオウ系酸化防止剤、フォスファイト系酸化防止剤、ジチオカルバミン酸塩系酸化防止剤、チオウレア系酸化防止剤、ベンズイミダゾール系酸化防止剤、などの公知の酸化防止剤を用いてもよい。酸化防止剤の添加量としては20質量%以下が望ましく、10質量%以下がより望ましい。
更に、感光層6には、残留電位を下げる目的、又は強度を向上させる目的で、各種粒子を添加してもよい。
粒子の一例として、ケイ素含有粒子が挙げられる。ケイ素含有粒子とは、構成元素にケイ素を含む粒子であり、具体的には、コロイダルシリカ、シリコーン粒子等が挙げられる。ケイ素含有粒子として用いられるコロイダルシリカは、平均粒径1nm以上100nm以下、望ましくは10nm以上30nm以下のシリカを、酸性もしくはアルカリ性の水分散液、アルコール、ケトン、又はエステル等の有機溶媒中に分散させたものから選ばれ、一般に市販されているものを使用してもよい。
シリコーン粒子は、化学的に不活性で、樹脂への分散性に優れる小径粒子であり、さらに十分な特性を得るために必要とされる含有量が低いため、架橋反応を阻害することなく、電子写真感光体の表面性状が改善される。すなわち、強固な架橋構造中にバラツキが生じることなく取り込まれた状態で、電子写真感光体表面の潤滑性、撥水性を向上させ、長期にわたって良好な耐磨耗性、耐汚染物付着性が維持される。
感光層6中のシリコーン粒子の含有量は、感光層6の全固形分全量を基準として、望ましくは0.1質量%以上30質量%以下、より望ましくは0.5質量%以上10質量%以下である。
図2は、本実施形態に係る電子写真感光体7を備えた画像形成装置を示す概略構成図である。この画像形成装置100は、図2に示すように電子写真感光体7を備えるプロセスカートリッジ300と、露光装置9(静電潜像形成手段の一例)と、転写装置40(転写手段の一例)と、中間転写体50とを備える。なお、画像形成装置100において、露光装置9はプロセスカートリッジ300の開口部から電子写真感光体7に露光可能な位置に配置されており、転写装置40は中間転写体50を介して電子写真感光体7に対向する位置に配置されており、中間転写体50はその一部が電子写真感光体7に接触して配置されている。
帯電装置8としては、例えば、導電性又は半導電性の帯電ローラ、帯電ブラシ、帯電フィルム、帯電ゴムブレード、帯電チューブ等を用いた接触型帯電器が使用される。また、非接触方式のローラ帯電器、コロナ放電を利用したスコロトロン帯電器やコロトロン帯電器等のそれ自体公知の帯電器等も使用される。
露光装置9としては、例えば、感光体7表面に、半導体レーザ光、LED光、液晶シャッタ光等の光を、目的の像様に露光する光学系機器等が挙げられる。光源の波長は感光体の分光感度領域にあるものが使用される。半導体レーザーの波長としては、780nm付近に発振波長を有する近赤外が主流である。しかし、この波長に限定されず、600nm台の発振波長レーザーや青色レーザーとして400nm以上450nm以下近傍に発振波長を有するレーザーも利用してもよい。また、カラー画像形成のためにはマルチビーム出力が可能なタイプの面発光型のレーザー光源も有効である。
現像装置11としては、例えば、磁性若しくは非磁性の一成分系現像剤又は二成分系現像剤等を接触又は非接触させて現像する一般的な現像装置を用いて行ってもよい。現像装置11としては、上述の機能を有している限り特に制限はなく、目的に応じて選択される。例えば、上記一成分系現像剤又は二成分系現像剤をブラシ、ローラ等を用いて感光体7に付着させる機能を有する公知の現像器等が挙げられる。中でも現像剤を表面に保持した現像ローラを用いるものが望ましい。
転写装置40としては、例えば、ベルト、ローラ、フィルム、ゴムブレード等を用いた接触型転写帯電器、コロナ放電を利用したスコロトロン転写帯電器やコロトロン転写帯電器等のそれ自体公知の転写帯電器が挙げられる。
中間転写体50としては、半導電性を付与したポリイミド、ポリアミドイミド、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエステル、ゴム等のベルト状のもの(中間転写ベルト)が使用される。また、中間転写体50の形態としては、ベルト状以外にドラム状のものも用いられる。
クリーニング装置13は、クリーニングブレード(クリーニング部材)131を有しており、クリーニングブレード131は、電子写真感光体7の表面に接触するように配置されている。
また、潤滑材14を感光体7の表面に供給する繊維状部材132(ロール状)、クリーニングを補助する繊維状部材133(平ブラシ状)を用いた例を示してあるが、これらは必要に応じて設ければよい。
以下において「部」は特に断りのない限り質量基準である。
(電荷輸送性化合物(I−22)の合成)
3-(4-(ビス (3,4-ジメチルフェニル)アミノ)フェニル)プロパン-1-オール 7.2g、9‐オキソ‐9H‐フルオレン‐4‐カルボニルクロリド 4.7gを無水テトラヒドロフラン300mlに加えたのち、トリエチルアミン2.2gを添加し室温で一昼夜撹拌した。不溶分をろ過で除去したのち、カラムクロマトグラフィーで精製し、電荷輸送性化合物(I−22)4.5gを得た。図4に化合物(I−22)のIRスペクトルを示す。
(電荷輸送性化合物(I−7)の合成)
前記、電荷輸送性化合物(I−22)2gに酢酸エチル10ml、マロノニトリル0.1g、ピペリジン0.01gを加え、40℃で5時間撹拌した。反応物をカラムクロマトグラフィーで精製し、電荷輸送性化合物(I−7)0.9gを得た。
以下の如く電子写真感光体を作製した。
酸化亜鉛:(平均粒子径70nm:テイカ社製:比表面積値15m2/g)100質量部をトルエン500質量部と攪拌混合し、シランカップリング剤(KBM502:信越化学工業社製)1.2質量部を添加し、2時間攪拌した。その後トルエンを減圧蒸留にて留去し、120℃で3時間焼き付けを行い、シランカップリング剤表面処理酸化亜鉛を得た。
電荷発生物質としてのCukα特性X線を用いたX線回折スペクトルのブラッグ角度(2θ±0.2°)が少なくとも7.3゜,16.0゜,24.9゜,28.0゜の位置に回折ピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン2質量部、結着樹脂としてのポリカーボネートZ樹脂49質量部、テトラヒドロフラン300質量部からなる混合物を、直径1mmφのガラスビーズを用いてサンドミルにて6時間分散した。得られた分散液に下記構造の正孔輸送性化合物(HT−1)32質量部、下記構造の電子輸送性化合物(ET−14)11質量部、電荷輸送性化合物(I−22)6質量部、シリコーンオイルKP340(信越化学工業社製)0.001質量を添加し、一晩攪拌して感光層形成用塗布液を得た。
作製した感光体上に、オレイン酸1質量%ヘキサン溶液を0.5ml噴霧し、室温で2週間放置し、感光体表面の亀裂を以下の基準で評価した。
A:顕微鏡で観察して問題なし。
B:顕微鏡観察で微細なクラック発生するが実用上問題なし。
C:目視でクラックを確認できる。
耐亀裂性評価用の感光体とは別に作製した画質評価用の感光体を用いて画質評価を行った。画質評価は、室温28℃、湿度85%の環境下で、Brother社製HL5340Dを用い、50%ハーフトーンを印刷し、画像の黒点発生の有無を以下の基準で評価した。
A:黒点発生なし。
B:黒点を確認できるが、画質上問題なし。
C:黒点が多く実用上問題となる。
下記表1に示した組成の感光層形成用塗布液を調製した。
下引層の有無は表1に示す通りとし、表1に示す感光層形成用塗布液を用いて感光層を形成したこと以外は実施例1と同様にして感光体を作製し、評価を行った。
下記表1に示した組成の感光層形成用塗布液を調製した。フッ素粒子としては、 ルブロンL−2(ダイキン工業社製)を用い、全固形分100質量部に対して5質量部添加し、分散助剤として東亜合成社製GF−400 0.01質量部を加えた。
Claims (7)
- 下記一般式(I)で表される電荷輸送性化合物。
[式(I)中、Fは正孔輸送性を有する化合物から誘導される有機基を表し、Lはアルキレン基を表し、R1及びR2はそれぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子、又はアルキル基を表し、Xは酸素原子、=C(CN)2、=C(COOR)2、又は=C(CN)COORを表し、Rはアルキル基又はアリール基を表し、nは1以上4以下の整数を表す。] - 導電性基材と、前記導電性基材上に配置され、電荷発生物質、前記一般式(I)で表される電荷輸送性化合物、及び結着樹脂を含む感光層と、を有する電子写真感光体。
- 前記感光層が、正孔輸送性物質、電子輸送性物質、前記電荷発生物質、前記一般式(I)で表される電荷輸送性化合物、及び前記結着樹脂を含む単一層である請求項2に記載の電子写真感光体。
- 前記感光層がフッ素含有樹脂粒子を含む請求項2又は請求項3に記載の電子写真感光体。
- 請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の電子写真感光体と、
前記電子写真感光体の表面を帯電させる帯電手段と、
帯電した前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
前記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像手段と、
前記トナー像を前記電子写真感光体から被転写体に転写する転写手段と、
を備える画像形成装置。 - 請求項2〜請求項4のいずれか一項に記載の電子写真感光体を備え、画像形成装置に着脱されるプロセスカートリッジ。
- 請求項2〜4のいずれか一項に記載の電子写真感光体の表面を帯電させる帯電工程と、
帯電した前記電子写真感光体の表面に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、
前記電子写真感光体の表面に形成された静電潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像工程と、
前記トナー像を前記電子写真感光体から被転写体に転写する転写工程と、
を備える画像形成方法。
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