JP2014188880A - レンズ成形用型、及びプラスチックレンズの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ガラス基材11a,12aに形成された成形面の周縁のエッジ部に沿って面取り加工を施すとともに、面取り加工が施された部位に表面粗さRaが0.2μm以下となるように研磨処理を施す。
【選択図】 図6
Description
図1は、本実施形態に係るレンズ成形用型を用いてプラスチックレンズを成形する射出成形装置の一例を示す説明図である。
図1に示す射出成形装置が備える射出装置80は、先端部にノズル85が形成された加熱シリンダ82を有している。この加熱シリンダ82の内部には、駆動部84によって回転及び進退移動が制御されたスクリューが配設されている。
図1に示す射出圧形装置において、型締装置60は、所定の間隔で架台66に立設された固定ダイプレート61とリヤプレート62との間に複数のタイバー63を架設し、可動ダイプレート64が、タイバー63に案内されて移動可能となるように構成されている。そして、固定ダイプレート61と可動ダイプレート64との間には、成形型50が取り付けられており、リヤプレート62と可動ダイプレート64との間には、トグルリンク機構65が取り付けられている。
これにより、トグルリンク機構65を駆動させると、可動ダイプレート64がタイバー63に案内されて進退し、これに伴って、成形型50の開閉と型締めとがなされるようになっている。
図2は、図1に示す成形型50を、その中心軸を通る紙面に垂直な面で切り取った断面を示す断面図であり、型閉じした初期の状態を示している。また、図3は、図2のA−A断面図、図4は、図2のB−B断面図であり、図5は、図3におけるキャビティ3の周囲を拡大して示す要部拡大断面図である。
また、固定型2の型本体8は、二つのインサートガイド部材9と、型板10とを有しており、インサートガイド部材9は、型板10と型取付部材15とによって保持されている。インサートガイド部材9の内部には、レンズ成形用型としてのインサート金型12が、パーティングラインPLに対して直角方向へ摺動可能となるように収納されている。
なお、表面粗さRaは、JIS B0601に準拠して測定した値をいうものとする。
なお、図6は、図5において鎖線で囲んだ部分を拡大して示すガラス基材11aの要部拡大断面図である。
面取り加工を施した部位に研磨処理を施すには、例えば、面取り加工を施した部位を、酸化セリウムなどの研磨剤を含浸させた不織布に押し付けることによって行うことができる。
すなわち、成形面の周縁のエッジ部に沿って面取り加工が施された面と、成形面との間で面性状に差があると、溶融樹脂をキャビティ内に充填する際の衝撃によって、成形面として残された部分と、面取り加工が施された部分との境界付近を起点として、ガラス基材が層状に剥離してしまうが、面取り加工が施された面に表面粗さRaが0.2μm以下の研磨処理を施して、両者の面性状を近似させることで、ガラス基材の剥離による破損を有効に回避することができる。さらに、溶融樹脂をキャビティ内に充填する際の衝撃を緩和して、より有効にガラス基材の破損を回避するには、面取りされた面が凸状のR形状となるように面取り加工を施し、当該面取り加工を施した部位に研磨処理を施すことで、面取り加工が施された面が凸状のR形状となるように研磨するのが好ましい。
すなわち、研磨工程を経て鋼材からなるインサート金型に直接成形面を形成するには、高度の技術と、手間のかかる工程を必要とするが、レンズの光学面を成形する成形面が形成されたガラス基材11a,12aを台座11b,12bに接合してインサート金型11,12を形成することにより、成形面の形成が容易になり、製作工数も短縮することができる。これにより、インサート型11,12を低コストで製造することが可能になる。
なお、ガイドピン18は、成形型50の開閉動作もガイドするように、固定型2側に突出して、固定型2に穿設された挿通孔に挿通されるようになっている。
これとともに、型取付部材16の中央には、成形型50の開閉方向と平行に進退可能にエジェクトピン35が配置されている。型取付部材16に形成された孔37から挿入されたエジェクトロッド38によって、エジェクトピン35に取り付けられた受圧部材36が押圧されると、エジェクトピン35が押し出される。
したがって、型開きに際しては、エジェクトロッド34,38を前進させることによって、成形品の取り出しがなされるようになっている。
以上のような射出成形装置を用いてプラスチックレンズを製造するには、例えば、図8のフローチャートに示す各ステップ(ST1〜ST10)を順に行うことができる。
なお、原料樹脂としては、この種のプラスチックレンズの成形に一般に使用されるポリカーボネート樹脂やアクリル樹脂などの熱可塑性樹脂を用いることができる。
本実施形態では、以上のような手順を繰り返すことによって、射出成形時に溶融樹脂がキャビティ内に充填される際の衝撃によってガラス基材11a,12aが破損してしまうのを抑止しつつ、プラスチックレンズを効率よく製造することができる。
11a,12a ガラス基材
Claims (3)
- 所定形状のプラスチックレンズを成形するための成形面が形成されたガラス基材を備えるレンズ成形用型であって、
前記ガラス基材に形成された成形面の周縁のエッジ部に沿って面取り加工が施され、当該面取り加工を施した部位に表面粗さRaが0.2μm以下となるように研磨処理が施されたことを特徴とするレンズ成形用型。 - 面取りされた面が凸状のR形状となるように面取り加工を施し、当該面取り加工を施した部位に研磨処理を施した請求項1に記載のレンズ成形用型。
- 一対の分割型の間に形成されるキャビティ内に溶融した原料樹脂を射出、充填して所定のレンズ形状のプラスチックレンズを製造するにあたり、
請求項1〜2のいずれか一項に記載のレンズ成形用型を用いて、前記キャビティ内に原料樹脂を射出、充填して所定のレンズ形状に成形することを特徴とするプラスチックレンズの製造方法。
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