JP2002200647A - 光学素子、光学素子用金型及び光学素子製造方法 - Google Patents

光学素子、光学素子用金型及び光学素子製造方法

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JP2002200647A
JP2002200647A JP2000403452A JP2000403452A JP2002200647A JP 2002200647 A JP2002200647 A JP 2002200647A JP 2000403452 A JP2000403452 A JP 2000403452A JP 2000403452 A JP2000403452 A JP 2000403452A JP 2002200647 A JP2002200647 A JP 2002200647A
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JP
Japan
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cavity
movable
optical element
insert member
forming
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JP2000403452A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Adachi
宣幸 安達
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造を煩雑化することなく、良好な光学特性
を維持しつつ、外径を光学面の有効径に等しくする程度
の小径化を可能とする。 【解決手段】 光学面12の周囲に形成したランナ部1
0及びタグ部11において、突き出しピンによって押圧
して成型型より離型させる。ランナ部10及びタグ部1
1は、離型後に切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学素子、光学素
子用金型及び光学素子製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金型を用いて、この金型が形成す
るキャビティ内に樹脂材料を射出することにより成型す
る光学素子、いわゆるプラスチックレンズが提案されて
いる。また、このようなプラスチックレンズを成型する
ための光学素子用金型及び光学素子製造方法が提案され
ている。
【0003】従来、正の屈折力を持ったプラスチックレ
ンズを成型するための金型としては、図11に示すよう
に、固定側インサート部材101と、この固定側インサ
ート部材101に対して接離される円環状の可動側キャ
ビティ部材102と、この可動側キャビティ部材102
に嵌合される可動側インサート部材103とを有して構
成されたものが使用されている。これら固定側インサー
ト部材101、可動側キャビティ部材102及び可動側
インサート部材103は、プラスチックレンズの材料と
なる樹脂材料が射出されるキャビティを形成する。固定
側インサート部材101は、プラスチックレンズの一方
の面を形成するキャビティ内壁部となる主面部を有して
いる。可動側キャビティ部材102は、プラスチックレ
ンズの外径部を形成するキャビティ内壁部となる内径部
を有している。そして、可動側インサート部材103
は、プラスチックレンズの他方の面を形成するキャビテ
ィ内壁部となる主面部を有している。
【0004】この金型においては、樹脂材料をキャビテ
ィ内に射出して固化させた後に可動側キャビティ部材1
02及び可動側インサート部材103を固定側インサー
ト部材101から離間させる「型開き」の後、可動側イ
ンサート部材103を、可動側キャビティ部材102に
対し、固定側インサート部材101側に突き出して、成
型されたプラスチックレンズを金型から取り出す構成に
なっている。
【0005】この金型においては、このように、可動側
インサート部材103が突き出されることにより成型さ
れたプラスチックレンズが金型から取り出されるので、
プラスチックレンズに歪みを生じさせずに金型から取り
出すことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
にしてプラスチックレンズを成型する金型においては、
特に、可動側インサート部材103の主面部の形状が凹
面である場合には、この可動側インサート部材103の
可動側キャビティ部材102に対する摺動部分の寿命を
考慮して、図11に示すように、プラスチックレンズの
光学面を形成する主面部の外周側に、PL面(パーティ
ションライン面)と平行な部分、すなわち、「肩」と呼
ばれる平坦部分103aを形成することが必要となる。
【0007】そして、この金型では、成型されるプラス
チックレンズの外径は、可動側キャビティ部材102の
外径によって決まる。平坦部分103aによって成型さ
れる部分は、成型されたプラスチックレンズにおいて
は、光学面の外周縁側に突出されたフランジ部104と
なる。
【0008】そのため、このような金型によって成型さ
れるプラスチックレンズにおいては、光学面の有効径に
フランジ部104の幅を加えたものが実際の外径とな
り、小径化に限界がある。なお、フランジ部104を後
加工によって切除することが考えられるが、切除工程が
煩雑であるうえ、光学面に傷や歪みを与える虞れがある
ため、プラスチックレンズの良好な光学特性を実現する
うえでも好ましくない。
【0009】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、製造を煩雑化することなく、ま
た、良好な光学特性を維持しつつ、外径を光学面の有効
径に等しくする程度の小径化が可能となされた光学素子
を提供しようとするものであり、このような光学素子を
製造するための光学素子用金型及び光学素子製造方法を
提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係る光学素子は、本発明に係る光学素子用
金型を用いて、本発明に係る光学素子製造方法によって
製造されたものである。
【0011】すなわち、この光学素子は、固定側インサ
ート部材とこの固定側インサート部材に対して接離可能
となされた可動側キャビティ部材とこの可動側キャビテ
ィ部材に対して挿入された可動側インサート部材とによ
ってキャビティを形成する金型を用いて、該キャビティ
内に該樹脂材料が射出されることによって形成されたも
のである。
【0012】この金型においては、固定側インサート部
材が、光学素子の一方の面を形成するキャビティ内壁部
となる主面部を有し、可動側キャビティ部材が、光学素
子の外径部を形成するキャビティ内壁部となる内径部を
有し、可動側インサート部材が、光学素子の他方の面を
形成するキャビティ内壁部となる主面部を有している。
そして、可動側インサート部材の外径をφ1、可動側キ
ャビティ部材の内径部の内径をφ2、可動側インサート
部材の主面部の最大有効径をφ3としたとき、以下の
(1)または(2)のいずれかの関係が成立している。 (1) φ1≧φ2≧φ3 (2) 2.2・φ2≧φ1>φ2≧φ3 また、可動側キャビティ部材は、キャビティ内に樹脂材
料が射出されるためのゲート部と、光学素子の外径部に
少なくとも1箇所の外方側に突出されたタグ部を形成す
るためのタグ形成用凹部とを有している。
【0013】そして、このような金型によって成型され
た光学素子は、ゲート部に形成されたランナ部と、タグ
形成用凹部により形成されたタグ部とにおいて、突き出
しピンによって押圧されて離型されたものであることを
特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0015】本発明に係る光学素子であるプラスチック
レンズを成型するための本発明に係る光学素子用金型
は、図1に示すように、固定側インサート部材1と、こ
の固定側インサート部材1に対して接離される円環状の
可動側キャビティ部材2と、この可動側キャビティ部材
2に嵌合される可動側インサート部材3とを有して構成
されている。
【0016】これら固定側インサート部材1、可動側キ
ャビティ部材2及び可動側インサート部材3は、プラス
チックレンズの材料となる樹脂材料が射出されるキャビ
ティを形成する。固定側インサート部材1は、プラスチ
ックレンズの一方の面を形成するキャビティ内壁部とな
る主面部1aを有している。可動側キャビティ部材2
は、プラスチックレンズの外径部を形成するキャビティ
内壁部となる内径部2aを有している。また、可動側イ
ンサート部材3は、プラスチックレンズの他方の面を形
成するキャビティ内壁部となる主面部3aを有してい
る。
【0017】可動側キャビティ部材2は、固定側インサ
ート部材1側に、内方側に突出したフランジ状の部分を
有しており、このフランジ状の部分の内縁部が、キャビ
ティ内壁部となる内径部2aとなっている。可動側イン
サート部材3は、可動側キャビティ部材2に挿入された
とき、外周縁部分により、固定側インサート部材1とに
より、可動側キャビティ部材2のフランジ状の部分を挟
む状態となる。
【0018】すなわち、この金型においては、図2に示
すように、可動側インサート部材3の外径をφ1、可動
側キャビティ部材2の内径部2aの内径をφ2、可動側
インサート部材3の主面部3aの最大有効径をφ3とし
たとき、以下の関係が成立している。
【0019】φ1≧φ2≧φ3 すなわち、以下の(1式)及び(2式)に示す条件式が
成立している。
【0020】φ1≧φ2・・・・・(1式) φ2≧φ3・・・・・(2式) さらに、この金型においては、以下の関係が成立してい
ることが望ましい。
【0021】2.2・φ2≧φ1>φ2≧φ3 すなわち、以下の(3式)及び(4式)に示す条件式が
成立していることが望ましい。
【0022】 2.2≧(φ1/φ2)>1.0・・・・・(3式) φ2≧φ3 ・・・・・(4式) 条件式(3式)は、可動側インサート部材3の外径φ1
と、可動側キャビティ部材2におけるプラスチックレン
ズの外径を作る内径部2aの内径φ2との条件を示し、
この金型上における制約である。
【0023】もしこの条件の下限を外れると、可動側イ
ンサート部材3の形状が、周辺部分で肉薄となってしま
い、鋭利な形状となってしまうため、この部分の機械的
強度が著しく低下し、繰返し使用(成型)が困難とな
る。
【0024】逆に、上限を越えてしまうと、可動側イン
サート部材3の外径が大きくなり、いわゆる「多数個取
り」を考慮したときのダイセットの設計上、ランナの長
さを短くすることができなくなり、また、可動側インサ
ート部材3が大きくなることそのものにより、金型の大
型化、生産コスト増加が招来される。
【0025】また、条件式(4式)は、図3に示すよう
な、可動側インサート部材3と可動側キャビティ部材2
との関係についての条件を示し、仮にもしこの条件を満
足しないと、図4に示すように、キャビティ内に樹脂溜
まりができ、成型されたプラスチックレンズを金型から
取り出すとき、この樹脂溜まりにプラスチックレンズが
引っかかり、離型時に光学面が変形するなどの問題を生
じるため、望ましくない。
【0026】この金型の全体においては、図5に示すよ
うに、固定側インサート部材1は、固定側金型ブロック
4に保持される。また、可動側キャビティ部材2及び可
動側インサート部材3は、可動側金型ブロック5に保持
される。
【0027】そして、可動側キャビティ部材2には、キ
ャビティ内に樹脂材料が射出されるためのゲート部6
と、プラスチックレンズの外径部に少なくとも1箇所の
外方側に突出されたタグ部を形成するためのタグ形成用
凹部7とを有している。これらゲート部6及びタグ形成
用凹部7には、可動側金型ブロック5側から、可動側キ
ャビティ部材2に設けられた挿通孔を経て、突き出しピ
ン8が進入される。これら突き出しピン8は、基端側を
突き出しピン保持ブロック9に支持され、先端側を、可
動側金型ブロック5に設けられた挿通孔及び可動側キャ
ビティ部材2に設けられた挿通孔に挿通させている。
【0028】この金型によって成型され固化されたプラ
スチックレンズは、図6及び図7に示すように、光学面
12の外周側に、ゲート部6に成型されたランナ部10
と、タグ形成用凹部により形成されたタグ部11とが突
出された状態となっている。そして、このプラスチック
レンズは、キャビティ内において成型され、可動側キャ
ビティ部材2及び可動側インサート部材3が固定側イン
サート部材1から離間される「型開き」がなされた後、
ランナ部10と、タグ部11とにおいて、突き出しピン
8によって押圧されて、可動側インサート部材3より離
間され離型される。このプラスチックレンズにおいて
は、このように、ランナ部10とタグ部11とにおいて
押圧されて離型されるので、光学面の変形が防止され
る。
【0029】このプラスチックレンズにおいて、タグ部
11は、ランナ部10を含めて、プラスチックレンズの
外周縁部に等角度間隔で配列された状態に形成される。
例えば、タグ部が1箇所である場合には、このタグ部と
ランナ部とのなす角度は180°であり、タグ部が2箇
所である場合には、図6に示すように、隣接するタグ部
11とランナ部10とのなす角度及びタグ部11同士が
なす角度は120°であり、タグ部が3箇所である場合
には、図7に示すように、隣接するタグ部11とランナ
部10とのなす角度及びタグ部11同士がなす角度は9
0°である。また、タグ部を7箇所とした場合には、隣
接するタグ部11とランナ部10とのなす角度及びタグ
部11同士がなす角度は45°であるこれらランナ部1
0及びタグ部11は、プラスチックレンズの成型後、こ
のプラスチックレンズが離型されるときに、図6及び図
7に示すように、ゲートカッタ(切断機)によって切断
される。なお、タグ部の数を必要以上に増やすことは、
ゲートカッタへの負荷を増やすこととなる。
【0030】なお、図1及び図2においては、プラスチ
ックレンズの光学面を形成する主面部1a,3aは、一
方の曲率が他方の曲率よりも小さく描かれているが、一
方の曲率が他方の曲率よりも大きくともよく、また、各
主面部1a,3aが同一の曲率を有していてもよい。
【0031】上述の実施の形態では、光学面の両面で凸
面であるいわゆる両凸レンズであるプラスチックレンズ
について説明したが、本発明は、このような両凸レンズ
に限定されず、以下に示すように、凹レンズや、凸面と
凹面とを有するメニスカスレンズにも適用することがで
きる。
【0032】すなわち、凸面と凹面とを有する凹レンズ
であるプラスチックレンズを成型する場合には、図8に
示すように、上述した金型と同様に、固定側インサート
部材1、可動側キャビティ部材2及び可動側インサート
部材3を有する金型を用いる。固定側インサート部材1
は、プラスチックレンズの一方の面を形成するキャビテ
ィ内壁部となる主面部1aを有している。可動側キャビ
ティ部材2は、プラスチックレンズの外径部を形成する
キャビティ内壁部となる内径部2aを有している。ま
た、可動側インサート部材3は、プラスチックレンズの
他方の面を形成するキャビティ内壁部となる主面部3a
を有している。これらは、前述した実施の形態と同様で
ある。
【0033】また、可動側キャビティ部材2は、固定側
インサート部材1側に、内方側に突出したフランジ状の
部分を有しており、このフランジ状の部分の内縁部が、
キャビティ内壁部となる内径部2aとなっている。可動
側インサート部材3は、可動側キャビティ部材2に挿入
されたとき、外周縁部分により、固定側インサート部材
1とにより、可動側キャビティ部材2のフランジ状の部
分を挟む状態となる。これらも、前述した実施の形態と
同様である。
【0034】ただし、この金型においては、可動側イン
サート部材3の主面部3aは、固定側インサート部材1
側に凸面状に突出されるとともに、内径部2a内に進入
している。このように内径部2a内に進入する主面部3
aの外周縁部には、PL面(パーティションライン面)
に略々平行な平面部13が形成されている。この平面部
13により、成型されたプラスチックレンズにおいて
は、図9に示すように、凹面である光学面12の周縁部
に平面状の面取り部(「肩」)14が形成される。仮に
この面取り部14がないとすると、プラスチックレンズ
の周縁部分が鋭利なナイフエッジとなってしまい、プラ
スチックレンズを取り扱ううえで不便である。したがっ
て、この面取り部14は、プラスチックレンズの取り扱
い上好ましいものである。
【0035】なお、PL面(固定側インサート部材1と
可動側キャビティ部材2との突き当て面)から可動側イ
ンサート部材3の可動側キャビティ部材2への突き当て
部(フランジ状の部分の側面)までの距離L1とし、P
L面から可動側インサート部材3の主面部3aの周縁部
までの距離をL2とした場合、ゲートの幅を確保するた
めに、以下の関係となっていることが望ましい。
【0036】L1≧L2 なお、図8においては、プラスチックレンズの光学面を
形成する主面部1a,3aは、一方の曲率が他方の曲率
よりも小さく描かれているが、一方の曲率が他方の曲率
よりも大きくともよく、また、各主面部1a,3aが同
一の曲率を有していてもよい。さらに、可動側インサー
ト部材3の主面部3aを凹面とし、固定側インサート部
材1の主面部1aを凸面としてもよい。
【0037】さらに、凸面と凹面とを有するメニスカス
レンズであるプラスチックレンズを成型する場合には、
図10に示すように、上述した金型と同様に、固定側イ
ンサート部材1、可動側キャビティ部材2及び可動側イ
ンサート部材3を有する金型を用いる。固定側インサー
ト部材1は、プラスチックレンズの一方の面を形成する
キャビティ内壁部となる主面部1aを有している。可動
側キャビティ部材2は、プラスチックレンズの外径部を
形成するキャビティ内壁部となる内径部2aを有してい
る。また、可動側インサート部材3は、プラスチックレ
ンズの他方の面を形成するキャビティ内壁部となる主面
部3aを有している。これらは、前述した実施の形態と
同様である。
【0038】また、可動側キャビティ部材2は、固定側
インサート部材1側に、内方側に突出したフランジ状の
部分を有しており、このフランジ状の部分の内縁部が、
キャビティ内壁部となる内径部2aとなっている。可動
側インサート部材3は、可動側キャビティ部材2に挿入
されたとき、外周縁部分により、固定側インサート部材
1とにより、可動側キャビティ部材2のフランジ状の部
分を挟む状態となる。これらも、前述した実施の形態と
同様である。
【0039】そして、この金型においては、可動側イン
サート部材3の主面部3aは、固定側インサート部材1
側に凸面状に突出されるとともに、内径部2a内に進入
している。このように内径部2a内に進入する主面部3
aの外周縁部には、PL面(パーティションライン面)
に略々平行な平面部13が形成されている。この平面部
13により、成型されたプラスチックレンズにおいて
は、凹面である光学面の周縁部に平面状の面取り部
(「肩」)が形成される。
【0040】なお、図10においては、プラスチックレ
ンズの光学面を形成する主面部1a,3aは、一方の曲
率が他方の曲率よりも小さく描かれているが、一方の曲
率が他方の曲率よりも大きくともよく、また、各主面部
1a,3aが同一の曲率を有していてもよい。さらに、
可動側インサート部材3の主面部3aを凹面とし、固定
側インサート部材1の主面部1aを凸面としてもよい。
この金型を用いることにより、屈折力の正負を問わず、
メニスカスレンズを成型加工することができる。
【0041】また、上述の各実施の形態においては、固
定側インサート部材は、一体の部材として示している
が、別体の固定側インサート部材と固定側キャビティ部
材とにより構成されるものとしてもよい。
【0042】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る光学素子を
成型するための金型において、この光学素子は、ランナ
部と、タグ部とにおいて、突き出しピンによって押圧さ
れて離型されたものである。これらランナ部及びタグ部
は、離型後、容易に切断することができる。
【0043】したがって、本発明によれば、いわゆるデ
ジタルカメラやビデオカメラなどにおける撮影用光学系
を構成するプラスチックレンズとして、極めて小径の光
学素子を形成することができる。
【0044】すなわち、本発明は、製造を煩雑化するこ
となく、また、良好な光学特性を維持しつつ、外径を光
学面の有効径に等しくする程度の小径化が可能となされ
た光学素子を提供することができるものであり、このよ
うな光学素子を製造するための光学素子用金型及び光学
素子製造方法を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光学素子を成型するための金型の
構成を示す縦断面図である。
【図2】上記金型における寸法関係を示す縦断面図であ
る。
【図3】上記金型の要部の構成を示す縦断面図である。
【図4】本発明の要件を満たさない状態における金型の
要部の構成を示す縦断面図である。
【図5】上記金型の全体の構成を示す縦断面図である。
【図6】上記金型により成型されたプラスチックレンズ
の形状を示す平面図である。
【図7】上記金型により成型されたプラスチックレンズ
の形状の他の形態を示す平面図である。
【図8】本発明に係る光学素子を成型するための金型の
構成の他の形態を示す縦断面図である。
【図9】上記図8に示した金型の要部の構成を示す縦断
面図である。
【図10】本発明に係る光学素子を成型するための金型
の構成のさらに他の形態を示す縦断面図である。
【図11】従来の光学素子を成型するための金型の構成
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 固定側インサート部材、2 可動側キャビティ部
材、3 可動側インサート部材、8 突き出しピン、1
0 ランナ部、11 タグ部、12 光学面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側インサート部材と、この固定側イ
    ンサート部材に対して接離可能となされた可動側キャビ
    ティ部材と、この可動側キャビティ部材に対して挿入さ
    れた可動側インサート部材とによって、キャビティを形
    成する金型を用いて、該キャビティ内に該樹脂材料が射
    出されることによって形成された光学素子であって、 上記金型においては、上記固定側インサート部材が、上
    記光学素子の一方の面を形成するキャビティ内壁部とな
    る主面部を有し、上記可動側キャビティ部材が、上記光
    学素子の外径部を形成するキャビティ内壁部となる内径
    部を有し、上記可動側インサート部材が、上記光学素子
    の他方の面を形成するキャビティ内壁部となる主面部を
    有し、 上記可動側インサート部材の外径をφ1、上記可動側キ
    ャビティ部材の内径部の内径をφ2、上記可動側インサ
    ート部材の主面部の最大有効径をφ3としたとき、 φ1≧φ2≧φ3 という関係が成立していたともに、可動側キャビティ部
    材は、上記キャビティ内に樹脂材料が射出されるための
    ゲート部と、上記光学素子の外径部に少なくとも1箇所
    の外方側に突出されたタグ部を形成するためのタグ形成
    用凹部とを有しており、 上記ゲート部に形成されたランナ部と、上記タグ形成用
    凹部により形成されたタグ部とにおいて、突き出しピン
    によって押圧されて離型されたことを特徴とする光学素
    子。
  2. 【請求項2】 固定側インサート部材と、この固定側イ
    ンサート部材に対して接離可能となされた可動側キャビ
    ティ部材と、この可動側キャビティ部材に対して挿入さ
    れた可動側インサート部材とによって、キャビティを形
    成する金型を用いて、該キャビティ内に該樹脂材料が射
    出されることによって形成された光学素子であって、 上記金型においては、上記固定側インサート部材が、上
    記光学素子の一方の面を形成するキャビティ内壁部とな
    る主面部を有し、上記可動側キャビティ部材が、上記光
    学素子の外径部を形成するキャビティ内壁部となる内径
    部を有し、上記可動側インサート部材が、上記光学素子
    の他方の面を形成するキャビティ内壁部となる主面部を
    有し、 上記可動側インサート部材の外径をφ1、上記可動側キ
    ャビティ部材の内径部の内径をφ2、上記可動側インサ
    ート部材の主面部の最大有効径をφ3としたとき、 2.2・φ2≧φ1>φ2≧φ3 という関係が成立していたともに、可動側キャビティ部
    材は、上記キャビティ内に樹脂材料が射出されるための
    ゲート部と、上記光学素子の外径部に少なくとも1箇所
    の外方側に突出されたタグ部を形成するためのタグ形成
    用凹部とを有しており、 上記ゲート部に形成されたランナ部と、上記タグ形成用
    凹部により形成されたタグ部とにおいて、突き出しピン
    によって押圧されて離型されたことを特徴とする光学素
    子。
  3. 【請求項3】 固定側インサート部材と、この固定側イ
    ンサート部材に対して接離可能となされた可動側キャビ
    ティ部材と、この可動側キャビティ部材に対して挿入さ
    れた可動側インサート部材とを有し、これら固定側イン
    サート部材、可動側キャビティ部材及び可動側インサー
    ト部材によって、光学素子をなす樹脂材料が射出される
    キャビティを形成し、該キャビティ内に該樹脂材料が射
    出されることによって該光学素子を形成する金型であっ
    て、 上記固定側インサート部材は、上記光学素子の一方の面
    を形成するキャビティ内壁部となる主面部を有し、 上記可動側キャビティ部材は、上記光学素子の外径部を
    形成するキャビティ内壁部となる内径部を有し、 上記可動側インサート部材は、上記光学素子の他方の面
    を形成するキャビティ内壁部となる主面部を有し、 上記可動側インサート部材の外径をφ1、上記可動側キ
    ャビティ部材の内径部の内径をφ2、上記可動側インサ
    ート部材の主面部の最大有効径をφ3としたとき、 φ1≧φ2≧φ3 という関係が成立しているとともに、 可動側キャビティ部材は、上記キャビティ内に樹脂材料
    が射出されるためのゲート部と、上記光学素子の外径部
    に少なくとも1箇所の外方側に突出されたタグ部を形成
    するためのタグ形成用凹部とを有していることを特徴と
    する光学素子用金型。
  4. 【請求項4】 固定側インサート部材と、この固定側イ
    ンサート部材に対して接離可能となされた可動側キャビ
    ティ部材と、この可動側キャビティ部材に対して挿入さ
    れた可動側インサート部材とを有し、これら固定側イン
    サート部材、可動側キャビティ部材及び可動側インサー
    ト部材によって、光学素子をなす樹脂材料が射出される
    キャビティを形成し、該キャビティ内に該樹脂材料が射
    出されることによって該光学素子を形成する金型であっ
    て、 上記固定側インサート部材は、上記光学素子の一方の面
    を形成するキャビティ内壁部となる主面部を有し、 上記可動側キャビティ部材は、上記光学素子の外径部を
    形成するキャビティ内壁部となる内径部を有し、 上記可動側インサート部材は、上記光学素子の他方の面
    を形成するキャビティ内壁部となる主面部を有し、 上記可動側インサート部材の外径をφ1、上記可動側キ
    ャビティ部材の内径部の内径をφ2、上記可動側インサ
    ート部材の主面部の最大有効径をφ3としたとき、 2.2・φ2≧φ1>φ2≧φ3 という関係が成立しているとともに、 可動側キャビティ部材は、上記キャビティ内に樹脂材料
    が射出されるためのゲート部と、上記光学素子の外径部
    に少なくとも1箇所の外方側に突出されたタグ部を形成
    するためのタグ形成用凹部とを有していることを特徴と
    する光学素子用金型。
  5. 【請求項5】 固定側インサート部材と、この固定側イ
    ンサート部材に対して接離可能となされた可動側キャビ
    ティ部材と、この可動側キャビティ部材に対して挿入さ
    れた可動側インサート部材とによって、キャビティを形
    成する金型を用いて、該キャビティ内に該樹脂材料を射
    出することによって光学素子を形成する光学素子製造方
    法であって、 上記金型においては、上記固定側インサート部材が、上
    記光学素子の一方の面を形成するキャビティ内壁部とな
    る主面部を有し、上記可動側キャビティ部材が、上記光
    学素子の外径部を形成するキャビティ内壁部となる内径
    部を有し、上記可動側インサート部材が、上記光学素子
    の他方の面を形成するキャビティ内壁部となる主面部を
    有し、 上記可動側インサート部材の外径をφ1、上記可動側キ
    ャビティ部材の内径部の内径をφ2、上記可動側インサ
    ート部材の主面部の最大有効径をφ3としたとき、 φ1≧φ2≧φ3 という関係が成立しているともに、可動側キャビティ部
    材は、上記キャビティ内に樹脂材料が射出されるための
    ゲート部と、上記光学素子の外径部に少なくとも1箇所
    の外方側に突出されたタグ部を形成するためのタグ形成
    用凹部とを有しており、 上記ゲート部において形成されたランナ部と、上記タグ
    形成用凹部により形成されたタグ部とにおいて、突き出
    しピンによって押圧して成型物を離型させることを特徴
    とする光学素子製造方法。
  6. 【請求項6】 固定側インサート部材と、この固定側イ
    ンサート部材に対して接離可能となされた可動側キャビ
    ティ部材と、この可動側キャビティ部材に対して挿入さ
    れた可動側インサート部材とによって、キャビティを形
    成する金型を用いて、該キャビティ内に該樹脂材料を射
    出することによって光学素子を形成する光学素子製造方
    法であって、 上記金型においては、上記固定側インサート部材が、上
    記光学素子の一方の面を形成するキャビティ内壁部とな
    る主面部を有し、上記可動側キャビティ部材が、上記光
    学素子の外径部を形成するキャビティ内壁部となる内径
    部を有し、上記可動側インサート部材が、上記光学素子
    の他方の面を形成するキャビティ内壁部となる主面部を
    有し、 上記可動側インサート部材の外径をφ1、上記可動側キ
    ャビティ部材の内径部の内径をφ2、上記可動側インサ
    ート部材の主面部の最大有効径をφ3としたとき、 2.2・φ2≧φ1>φ2≧φ3 という関係が成立しているともに、可動側キャビティ部
    材は、上記キャビティ内に樹脂材料が射出されるための
    ゲート部と、上記光学素子の外径部に少なくとも1箇所
    の外方側に突出されたタグ部を形成するためのタグ形成
    用凹部とを有しており、 上記ゲート部において形成されたランナ部と、上記タグ
    形成用凹部により形成されたタグ部とにおいて、突き出
    しピンによって押圧して成型物を離型させることを特徴
    とする光学素子製造方法。
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