JP2014188824A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出部をスペース効率良く配置することができる。
【解決手段】記録媒体Aを支持する支持ステージ11と、支持された記録媒体Aに記録を行う記録ユニット31を有し、X軸方向において支持ステージ11を横断するように架け渡された記録処理部12と、支持ステージ11に対し、記録処理部12をY軸方向に移動させるY軸移動部13と、記録処理部12におけるY軸方向後側に配置され、異物衝突時における衝撃を吸収するリアバンパー部141と、記録媒体Aと記録ユニット31との間の距離が、所定値未満か否かを検出する第1の検出部121と、を備え、第1の検出部121は、少なくとも一部がリアバンパー部141の内部に配置されている。
【選択図】図9

Description

本発明は、ステージ上の記録媒体に対し記録ユニットが移動して記録が行われる、いわゆるフラットベッドタイプの記録装置に関するものである。
従来、この種の記録装置として、記録媒体を支持するステージ部と、ステージ部に対向する記録ユニットと、記録ユニットを主走査方向(Y軸方向)に往復動可能に支持するYバー(Y軸支持部材)と、Yバーの両端部を支持する一対の支柱と、各支柱が連結され、各支柱およびYバーを介して、記録ユニットを副走査方向(X軸方向)に移動させるX軸移動機構と、を備えたものが知られている(特許文献1参照)。
特開2012−210781号公報
ところで、この種の記録装置において、記録ユニットと記録媒体との間の距離が所定の距離であるか否かを検出する検出部を搭載することが考えられる。
しかしながら、単に検出部を搭載しようとすると、検出部用の特段の配置スペースを設けなければならず、装置全体が大きくなってしまうという問題があった。
本発明は、検出部をスペース効率良く配置することができる記録装置を提供することを課題としている。
本発明の記録装置は、記録媒体を支持する支持面を有するステージと、ステージに支持された記録媒体に記録を行う記録ユニットを有し、第1の方向においてステージを横断するように架け渡された記録処理部と、ステージに対し、記録処理部を第1の方向に対し交差すると共に、支持面に沿う第2の方向に移動させる移動部と、記録処理部における第2の方向の一方側および他方側の少なくとも一方に配置され、異物が衝突した場合の衝撃を吸収するバンパー部と、記録ユニットとステージとの対向方向における記録媒体と記録ユニットとの間の距離が、所定値未満か否かを検出する検出部と、を備え、検出部は、少なくとも一部がバンパー部の内部に配置されることを特徴とする。
この構成によれば、衝撃吸収のためのバンパー部の内部空間を利用して、検出部を配置することで、検出部用の特段の配置スペースを設ける必要がない。よって、検出部をスペース効率よく配置することができ、記録装置全体を小型化することができる。
この場合、異物に衝突したバンパー部の挙動を検出するセンサー部を、更に備えたことが好ましい。
この構成によれば、記録処理部に異物が衝突したことを検出することができるので、この際、移動部の駆動停止等を迅速に行うことができる。
上記の記録装置において、検出部は、記録媒体と接触可能な接触部と、バンパー部に支持され、接触部の基部を回転自在に支持する回転軸と、接触部の姿勢を保持する姿勢保持部材と、記録媒体に接触した接触部の回転を検出する回転検出部と、を有することが好ましい。
この構成によれば、記録処理部の移動に伴って、接触部に記録媒体が接触すると、接触部が回転し、この回転を回転検出部が検出する。このように、記録媒体の表面を極力傷つけることなく簡単な構成で、記録媒体と記録ユニットとの間の距離が所定値未満であるか否かを検出することができる。また、第2の方向各位置において、記録媒体と記録ユニットとの間の距離が所定値未満であるか否かを検出することができるので、第2の方向に凹凸や撓み(浮き)があり、部分的に所定値未満であった場合にも、これを検出することができる。
上記の記録装置において、検出部は、第1の方向に並んで配置され、記録処理部の移動に伴って、記録媒体と接触可能な複数の接触部と、バンパー部に支持され、複数の接触部の基部を回転自在に支持する回転軸と、複数の接触部の姿勢を保持する姿勢保持部材と、記録媒体に接触した各接触部の回転をそれぞれ検出する複数の回転検出部と、を有することが好ましい。
この構成によれば、記録処理部の移動に伴って、各接触部に記録媒体が接触すると、各接触部が回転し、この回転を回転検出部が検出する。このように、記録媒体を極力傷つけることなく簡単な構成で、記録媒体と記録ユニットとの間の距離が所定値未満であるか否かを検出することができる。また、第2の方向各位置において、記録媒体と記録ユニットとの間の距離が所定値未満であるか否かを検出することができるので、第2の方向に凹凸や撓み(浮き)があり、部分的に所定値未満であった場合にも、これを検出することができる。さらに、第1の方向に並んで配置された複数の接触部と、各接触部の回転を検出する複数の回転検出部とを用いることで、第1の方向に凹凸や撓み(浮き)があり、部分的に所定値未満であった場合に、これを精度良く検出することができる。しかも、各接触部は、記録媒体の幅に比して狭幅であるため、撓みづらく、先端部(記録媒体側の端部)を精度良く形成することができ、記録媒体に極力近づけて配置することができる(検出精度の向上)。
この場合、回転検出部毎の検出結果を報知する報知部を、更に備えたことが好ましい。
この構成によれば、記録媒体において、第2の方向のどの位置に、凹凸や撓み(浮き)が生じているかを、ユーザーが、容易に認識することができる。
一方、回転検出部は、接触部に固定されると共に、回転に伴いバンパー部の内面に相対的に押圧され、当該押圧により、接触部の回転を検出することが好ましい。
この構成によれば、回転検出部を接触部上に配置することで、回転検出部用の特段の配置スペースを設ける必要がない。よって、検出部を小型化することができ、バンパー部の内部に容易に配置することができる。
また、バンパー部は、姿勢保持部材を、接触部を押える押え位置と、押え位置から退避した退避位置との間でスライド自在に支持し、検出部は、姿勢保持部材を押え位置側に付勢する付勢ばねを、更に有することが好ましい。
第2の方向の前側から後側に記録処理部を移動するときに、接触部に対し後方から記録媒体が接触して、当該接触部に強い荷重がかかると、姿勢保持部材によって前方への回転が押え込まれるので、荷重が逃げず、接触部や記録媒体を破損させてしまう虞がある。
これに対し、上記の構成によれば、このような強い荷重がかかると、付勢ばねの付勢に抗して、姿勢保持部材が押え位置から退避位置にスライド移動して、接触部の前方への回転を許容する。このように、荷重を逃がすことができるので、接触片や記録媒体の破損を防止することができる。
本実施形態に係る記録装置を示した外観斜視図である。 支持ステージの一部および装置カバーの一部を省略した記録装置を示した正面図である。 支持ステージおよびY軸移動部周りを示したA面断面図である。 装置カバーを省略した記録処理部を示した斜視図である。 装置カバーを省略した記録処理部を示した正面図である。 サイドフレームおよびこれに組み込まれた昇降移動部周りを示した内側面図である。 検出機構を示した概略側面図である。 検出機構を示した概略正面図である。 リア衝突検出部および第1の検出部を示した斜視図(a)、正面図(b)およびB‐B’断面図(c)である。 記録装置による記録動作を示したフローチャートである。
以下、添付の図面を参照し、本発明の一実施形態に係る記録装置について説明する。この記録装置は、紫外線硬化インクをインクジェット方式で吐出することにより、記録媒体に所望の画像を記録するものである。また、本記録装置は、支持ステージに支持された記録媒体に対し記録ヘッドを移動させて記録を行う、いわゆるフラットベッドタイプの記録装置である。また、記録媒体としては、例えば、厚紙、木材、タイル、プラスチックボード、段ボール等の厚みが異なる記録媒体を想定している。なお、各図に示す通り、X軸(左右)方向、Y軸(前後)方向およびZ軸(上下)方向を規定して、以降説明する。Y軸方向およびX軸方向は、支持ステージの支持面(セット面)に沿った方向である。また、図1中の手前側を、記録装置の前側とし、図1中の奥側を、記録装置の後側とする。
図1および図2に示すように、記録装置1は、キャスター付きの4本の脚材10で支持され、記録媒体Aを支持する支持ステージ(ステージ)11と、支持された記録媒体Aに対峙する記録ユニット31を有したガントリー型の記録処理部12と、記録処理部12を支持し、支持ステージ11に対し記録処理部12をY軸方向(第2の方向)に移動させるY軸移動部(移動部)13と、を備えている。記録処理部12は、支持ステージ11上をX軸方向(第1の方向)に横断するように架け渡されている。一方、Y軸移動部13は、支持ステージ11の裏面側に当該支持ステージ11と重畳して配置されており、支持ステージ11の裏面側で、記録処理部12を移動自在に支持している。
また、記録装置1は、異物の衝突検出や記録媒体Aの高さ検出を行う検出機構14と、上記各部を制御する制御機構15と、を備えている(いずれも図7参照)。制御機構15は、検出機構14の検出結果に基づいて、Y軸移動部13の駆動停止等を行う。
次に図1ないし図3を参照して、支持ステージ11について説明する。なお、図3は、支持ステージ11およびY軸移動部13周りを後側から見たA面断面図である。図1ないし図3に示すように、支持ステージ11は、Y軸方向に延在する梁状の左右一対の構造形材21と、一対の構造形材21の間で縦横に配置された複数本の支持材22と、一対の構造形材21および複数本の支持材22に支持され、記録媒体Aが吸着セットされる吸着テーブル23と、吸着テーブル23の前方に配置された操作パネル部24と、を有している。吸着テーブル23は、記録媒体Aを支持する支持面を有している。そして、支持ステージ11は、各構造形材21の端部で、それぞれ脚材10に支持されている。操作パネル部24の右半部には、開閉扉24aが広く設けられている。記録処理部12を手作業でメンテナンスする際には、記録処理部12を手前側(Y軸方向前側)に移動させると共に、当該開閉扉24aを開放して、開閉扉24aから記録処理部12のメンテナンスを行う。
図4および図5に示すように、記録処理部12は、支持された記録媒体Aに対峙する記録ユニット31と、記録ユニット31を支持し、記録ユニット31をX軸方向に移動させるX軸移動部32と、X軸移動部32を支持する直立状の横架フレーム33と、横架フレーム33をX軸方向両側で支持する左右一対のサイドフレーム34と、一対のサイドフレーム34の基部側同士を連結する連結フレーム35と、これらを覆う装置カバー(図1参照)36と、を備えている。横架フレーム33は、支持ステージ11上を横断するようにX軸方向に延在している。また、各サイドフレーム34は、支持ステージ11の下まで延在し、連結フレーム35は、支持ステージ11の下で両サイドフレーム34の下端部と連結されている。なお、Y軸移動部13は、連結フレーム35上に配置されており、連結フレーム35と支持ステージ11とを連結している。
また、図1および図2に示すように、記録処理部12は、支持ステージ11から左右に突出した一対の突出部分12aを有している。すなわち、記録処理部12は、支持ステージ11に対しX軸方向に突出する左右一対の突出部分12aと、支持ステージ11の表面側(上側)で、支持ステージ11に対しX軸方向において重畳する重畳部分12bとを有している。
図4および図5に示すように、記録ユニット31は、2つの記録ヘッド52を搭載したキャリッジユニット53と、キャリッジユニット53に対して左右に配置された一対の紫外線照射ユニット54と、を有している。各紫外線照射ユニット54は、紫外線を照射する紫外線照射LEDを有し、記録ヘッド52によって吐出・着弾された紫外線硬化インクに紫外線を照射して、紫外線硬化インクを硬化(定着)させる。
各記録ヘッド52は、圧電素子(ピエゾ素子)により吐出駆動されるインクジェットヘッドであり、Y軸方向に延在する色別複数のノズル列(図示省略)を有している。すなわち、複数色の紫外線硬化インクを吐出可能に構成されている。また、記録ヘッド52は、そのノズル面で記録媒体Aと対面する。そして、2つの記録ヘッド52のノズル面は、同一高さとなっている。なお、本実施形態においては、ピエゾ方式のインクジェットヘッドを用いたが、これに限るものではなく、例えばサーマル方式や静電方式のインクジェットヘッド等を用いても良い。また、これらオンデマンド型のインクジェットヘッドに限らず、コンティニュアス型のインクジェットヘッドを用いても良い。
X軸移動部32は、横架フレーム33に支持され、記録ユニット31をX軸方向に往復動自在に支持する上下一対のガイド軸61と、一対のガイド軸61に沿って記録ユニット31を直動駆動するX軸駆動機構62と、を備えている。
X軸駆動機構62は、一対のガイド軸61に沿ってX軸方向に延在するタイミングベルト63と、タイミングベルト63を架け渡した主動プーリー66および従動プーリー64と、タイミングベルト63と記録ユニット31(キャリッジ51)とを連結する連結固定部(図示省略)と、主動プーリー66を駆動するキャリッジモーター65と、を備えている。X軸移動部32では、キャリッジモーター65が正逆回転することで、タイミングベルト63を介して記録ユニット31を一対のガイド軸61上でX軸方向に往復動させる。この往復動に伴って、各記録ヘッド52を吐出駆動することにより、記録処理が行われる。
次に図4ないし図6を参照して、サイドフレーム34について説明する。図4ないし図6に示すように、各サイドフレーム34には、記録ユニット31を上下方向に移動させ、支持ステージ11に対し記録ユニット31を接近および離間させる昇降移動部69が組み込まれている。具体的には、各サイドフレーム34は、横架フレーム33を支持する箱型のフレーム本体68と、フレーム本体68と連結フレーム35とを連結し、フレーム本体68を昇降移動させる昇降移動部69と、を備えている。
一対のサイドフレーム34では、各昇降移動部69により、各フレーム本体68を昇降移動させることで、各フレーム本体68、横架フレーム33およびX軸移動部32を介して、記録ユニット31を昇降移動させる。これにより、支持ステージ11および、支持ステージ11に支持された記録媒体Aに対し、記録ユニット31を接近または離間させる(ギャップ調整)。すなわち、各昇降移動部69により、各フレーム本体68、横架フレーム33、X軸移動部32、記録ユニット31および、これらを覆う装置カバー36が昇降する。よって、昇降移動部69により昇降する可動体は、各フレーム本体68、横架フレーム33、X軸移動部32、記録ユニット31および装置カバー36である。
フレーム本体68は、横架フレーム33を支持すると共に、その内側(支持ステージ11側)に、各昇降移動部69の可動側を固定する固定板部68aを有している。
昇降移動部69は、連結フレーム35に対し、フレーム本体68を昇降自在に支持する前後一対の昇降ガイド機構71と、一対の昇降ガイド機構71の間に配置され、フレーム本体68を上下方向に直動駆動する昇降駆動機構72と、昇降駆動機構72を駆動する昇降駆動モーター(図示省略)と、を備えている。各昇降ガイド機構71は、LMガイド(登録商標)機構で構成されている。また、昇降駆動機構72は、ボールねじ機構で構成されている。
図3に示すように、Y軸移動部13は、支持ステージ11の裏面側の左右両端に位置し、支持ステージ11に対し、記録処理部12をY軸方向にスライド自在に支持する左右一対のリニアガイド機構86と、支持ステージ11の裏面側の中央に位置し、支持ステージ11に対し、記録処理部12をY軸方向に移動させるY軸移動機構87と、Y軸移動機構87を駆動する駆動モーター88と、を備えている。各リニアガイド機構86は、LMガイド機構で構成されている。また、Y軸移動機構87は、ボールねじ機構で構成されている。
次に図1、図7ないし図9を参照して、検出機構14について説明する。図7および図8に示すように、検出機構14は、衝突検出部101と、媒体検出部102と、昇降衝突検出部103と、を備えている。衝突検出部101は、記録処理部12のY軸方向における一方側および他方側(前後)に配置され、Y軸移動部13により移動させた記録処理部12に、異物が衝突したことを検出する。媒体検出部102は、記録媒体Aの表面側および側面側に臨み、Z軸方向(記録ユニット31と支持ステージ11との対向方向)における記録ヘッド52のノズル面と記録媒体Aの記録ヘッド52側の端部との間の距離を検出する。言い換えれば、媒体検出部103は、記録媒体Aの高さ(吸着テーブル23の支持面から記録媒体Aの上端部までの距離)を検出する。昇降衝突検出部103は、支持ステージ11(記録媒体A)に対向する位置で記録処理部12に搭載され、昇降移動部69により昇降させる可動体に、異物が衝突したことを検出する。
図1、図7および図8に示すように、衝突検出部101は、記録処理部12の重畳部分12bの前側(Y軸方向一方側)に配置された左右2つのフロント衝突検出部106と、記録処理部12の各突出部分12aの前側および後側(Y軸方向他方側)にそれぞれ配置された4個のサイド衝突検出部107と、記録処理部12の重畳部分12bの後側に配置されたリア衝突検出部108と、を有している。
各フロント衝突検出部106は、重畳部分12bの前側において、重畳部分12bの下端部に配置されたフロントバンパー部111と、フロントバンパー部111の後側に配置され、フロントバンパー部111の挙動を検出するフロントセンサー部112と、を有している。
フロントバンパー部111は、記録処理部12に対し、前後に進退自在に支持されると共に、図外の押圧ばねによって、装置カバー36から離れる方向に付勢されている。フロントバンパー部111は、その中空構造と、押圧ばねの付勢力によって、異物衝突時における衝撃を吸収する。フロントバンパー部111は、異物や記録媒体Aと接触した場合に押圧ばねの付勢力に抗して移動する。フロントセンサー部112は、異物や記録媒体Aの接触によるフロントバンパー部111の移動を検出して、異物や記録媒体Aの衝突を検出する。図8に示すように、2つのフロント衝突検出部106の2つのフロントバンパー部111は、X軸方向に並んで配置されている。この2つのフロントバンパー部111を合わせたX軸方向の幅は、重畳部分12bの全幅を包含する幅(X軸方向の長さ)を有している。かかる構成によれば、記録媒体Aにおいて、X軸方向に凹凸や撓み(浮き)があり、部分的に所定の高さを超えていた場合に、これを精度良く検出することができる。
なお、各フロント衝突検出部106は、記録媒体Aの高さが所定の第1上限値h1以上である場合に、記録媒体Aがフロントバンパー部111に接触するように、配置されている。すなわち、各フロント衝突検出部106により、記録媒体Aの高さが第1上限値h1以上であるか否かを検出することができる。第1上限値h1の高さは、記録ヘッド52のノズル面より高い位置である。
各サイド衝突検出部107は、各突出部分12aの前側および後側において、配置部材115を介して、各突出部分12aの下端部に配置されたサイドバンパー部113と、サイドバンパー部113の背面側に配置され、サイドバンパー部113の挙動を検出するサイドセンサー部114と、を有している。サイドバンパー部113の構成は、前述したフロントバンパー部111と同様であるため、詳細な説明は省略する。サイドセンサー部114は、異物の接触によるサイドバンパー部113の移動を検出し、異物の衝突を検出する。また、各サイドバンパー部113は、突出部12aの全幅を包含する幅(X軸方向の長さ)を有している。
図7に示すように、各サイドバンパー部113は、配置部材115により、鉛直方向(Z軸方向)における突出部分12aの下端部よりも低い位置に配置されている。また、各サイドパンパー部113は、鉛直方向において支持ステージ11より低い位置に配置されている。さらに言えば、各サイドバンパー部113の鉛直方向における位置は、ユーザーが脚材10に腕を絡めたときに、この腕の衝突を検出することができるように、支持ステージ11の下面から標準的な腕の太さ分だけ、低い位置に設定されている。
また、突出部分12aの前側に配置されたサイド衝突検出部107のサイドバンパー部113は、配置部材115により、Y軸方向においてフロントバンパー部111より前方に突出した位置に配置されている。
図7および図8に示すように、媒体検出部102は、記録媒体Aの表面側に対峙し、記録ヘッド52のノズル面と記録媒体Aとの間の距離が第1の所定値L1未満か否かを検出する第1の検出部(検出部)121と、記録媒体Aの側面側に対峙し、記録ヘッド52のノズル面と前記記録媒体Aとの間の距離が第2の所定値L2(L1<L2)を超えたか否かを検出する第2の検出部122と、を有している。第1の所定値L1は、記録ヘッド52がZ軸方向における所定の位置に配置された場合に、記録媒体Aに対して正常に記録を行うことができる、ノズル面と記録媒体Aとの間の距離の下限値である。第2の所定値L2は、記録ヘッド52がZ軸方向における所定の位置に配置された場合に、記録媒体Aに対して正常に記録を行うことができる、ノズル面と記録媒体Aとの間の距離の上限値である。本実施形態においては、第1の所定値L1は1.0mmであり、第2の所定値L2は5.0mmである。
なお、言い換えれば、第1の検出部121は、記録媒体Aの高さが、所定の第2上限値h2(h2<h1)を超えたか否かを検出し、第2の検出部122は、記録媒体Aの高さが、所定の下限値h3(h3<h2)未満であるか否かを検出する。第2上限値h2の高さは、記録ヘッド52より低い位置である。第2の上限値h2が上述の第1の所定値L1に対応し、下限値h3が上述の第2の所定値L2に対応する。
第1の検出部121および第2の検出部122は、いずれも記録処理部12に搭載されている。ひいては、第1の検出部121および第2の検出部122は、昇降移動部69により昇降される可動体に搭載されており、媒体検出部102は、当該可動体に対する記録媒体A(の表面)の相対的な高さを検出する。これにより、媒体検出部102は、記録ヘッド52に対する記録媒体A表面の相対的な位置(高さ)を検出し、記録ヘッド52のノズル面と記録媒体Aとの間の距離を検出する。
第1の検出部121は、基部を回転自在に支持された接触片151と、接触片151の回転を検出する接触式センサー部153とを有し、記録媒体Aの接触に伴う接触片151の回転の有無を、接触式センサー部153により検出して、記録ヘッド52のノズル面と記録媒体Aとの間の距離が第1の所定値L1未満か否かを検出する(詳細は後述する)。
第2の検出部122は、支持ステージ11を挟んで対向配置された受発光部129および反射部130を有する。受発光部129は、反射部130に向かって検出光を照射すると共に、反射部130で反射した検出光を受光する。すなわち、記録ヘッド52のノズル面と記録媒体Aとの間の距離が第2の所定値L2以下であれば、記録媒体Aが検出光を妨げるので、受発光部129が検出光を受光しない。一方、記録ヘッド52のノズル面と記録媒体Aとの間の距離が第2の所定値L2を超えていた場合には、記録媒体Aが検出光を妨げないので、受発光部129が検出光を受光する。このように、第2の検出部122は、検出光の受光の有無に基づいて、記録ヘッド52のノズル面と記録媒体Aとの間の距離が第2の所定値L2を超えたか否か検出する。
昇降衝突検出部103は、支持ステージ11に臨むように重畳部分12bの下面側に配置され、縦横に並ぶように配置された複数の接触部材131と、各接触部材131の背面(上側)にそれぞれ配置され、各接触部材131の挙動を検出する複数の昇降センサー部132と、を備えている。各接触部材131は、異物に接触して衝突を検出するための接触子である。一方、各昇降センサー部132は、異物の接触による接触子の移動を検出して、衝突を検出する検出子である。
ここで図7ないし図9を参照して、リア衝突検出部108および第1の検出部121について説明する。図7ないし図9に示すように、リア衝突検出部108は、重畳部分12bの後側において、重畳部分12bの下端部に配置されたリアバンパー部(バンパー部)141と、リアバンパー部141の背面側(前側)に配置され、リアバンパー部141の挙動を検出するリアセンサー部(センサー部)142と、を有している。
リアバンパー部141は、異物や記録媒体Aに接触して衝突を検出するための接触子であり、背面および下面を開放した箱型に形成されている。また、リアバンパー部141は、装置カバー36に対し、前後に進退自在に支持されると共に、図外の押圧ばねによって、装置カバー36から離れる方向に付勢されている。リアバンパー部141は、その中空構造と、押圧ばねの付勢力によって、異物衝突時における衝撃を吸収する。なお、リアバンパー部141は、重畳部分12bの全幅を包含する幅(X軸方向の長さ)を有している。
一方、リアセンサー部142は、リアバンパー部141の背面側に設けられた被接触部141aに接触し、異物や記録媒体Aの接触によるリアバンパー部141の移動を検出して、異物や記録媒体Aの衝突を検出する接触式の検出子である。
そして、リア衝突検出部108は、フロント衝突検出部106と同様、記録媒体Aの高さが所定の第1上限値h1以上である場合に、記録媒体Aがリアバンパー部141に接触するように、配置されている。
図9に示すように、第1の検出部121は、一部がリアバンパー部141の内部に配置されるように、リアバンパー部141に搭載されている。第1の検出部121は、記録処理部12の移動に伴って、記録媒体Aの表面に接触可能な接触片(接触部)151と、左右両端でリアバンパー部141に支持され、接触片151の基部を回転自在に支持する回転軸152と、接触片151上に配置され、記録媒体Aに接触した接触片151の回転を検出する接触式センサー部(回転検出部)153と、接触片151と前面側で接触し、接触片151を直立姿勢から後方に傾けた検出姿勢に保持する棒状の姿勢保持部材154と、左右両端部で姿勢保持部材154を後方に付勢する左右一対の付勢ばね155と、を備えている。記録処理部12の移動に伴って、検出姿勢の接触片151の先端に記録媒体Aが接触すると、接触片151が後方に回転し、この回転を接触式センサー部153が検出する。これにより、記録ヘッド52のノズル面と記録媒体Aとの間の距離が第1の所定値L1未満か否か(記録媒体Aの表面が、第2上限値h2を超えた高さであるか否か)を検出する。
接触片151は、記録媒体Aに接触する接触板部161と、先端側に接触板部161を固定した板状の固定部材162と、固定部材162の基端側で左右両端からそれぞれ後方に屈曲して形成され、回転軸152が挿通される軸相通孔163aを有する左右一対の取付板部163と、を備えている。接触板部161は、記録媒体Aの全幅を包含する幅(X軸方向の長さ)を有している。
なお、接触板部161は、固定部材162に対し高さ調整可能に固定されている。この高さ調整により、記録ヘッド52のノズル面と記録媒体Aとの間の距離が第1の所定値L1未満の場合には、接触片151が記録媒体Aとの接触により回転し、ノズル面と記録媒体Aとの間の距離が第1の所定値L1以上の場合には、接触片151が、記録媒体Aと接触しないように調整される。ここでいう「接触しない」とは、記録媒体Aと接触片151とが完全に接触しない場合だけでなく、記録媒体Aと接触片151とが接触した場合でも接触式センサー部153により接触片151の回転を検出しない場合や、記録媒体Aと接触片151とが接触し、かつ接触式センサー部153により接触片151の回転を検出した場合でも、例えば検出した接触片151の回転角度が検出誤差等を考慮した所定の回転角度以下である場合を含む。なお、第1の検出部121によって、正常に検出可能な検出可能範囲は、第2上限値h2超第1上限値h1以下となっている。すなわち、第1の検出部121による検出可能範囲と、フロント衝突検出部106やリア衝突検出部108による検出可能範囲とは、一部重なるように構成されている。
接触式センサー部153は、リアバンパー部141の表面側の内面に臨むように、X軸方向中央で固定部材162に固定されている。そして、接触式センサー部153は、常にリアバンパー部141の表面側の内面に接触しており、異物に接触した接触片151の回転に伴って、リアバンパー部141の内面に相対的に押圧される。接触式センサー部153は、この押圧を検出することで、接触片151の回転を検出する。
姿勢保持部材154は、固定部材162の前側に接触する棒状部材で構成されており、左右両端部で、リアバンパー部141に前後にスライド自在に支持されている。具体的には、姿勢保持部材154は、接触片151の前側を押える押え位置P1と、押え位置P1から前方に退避した退避位置P2との間でスライド自在に支持されている。一方、各付勢ばね155は、一端がリアバンパー部141に係止され、他端が姿勢保持部材154に係止されており、姿勢保持部材154を後方に付勢している。この一対の付勢ばね155の付勢力により、姿勢保持部材154は、常に接触片151の固定部材162に押し付けられると共に、押え位置P1側に付勢されている。すなわち、一対の付勢ばね154の付勢力により姿勢保持部材154が接触片151を押圧することで、接触片151が、起立姿勢から後方に傾いた検出姿勢に保持されている。厳密には、接触式センサー部153がリアバンパー部141の内面から受ける反力と、一対の付勢ばね154の付勢力との釣り合いにより、接触片151が検出姿勢に維持されている。
また、姿勢保持部材154は、スライド自在に支持されていると共に、一対の付勢ばね154の付勢力により、押え位置P1側に押圧されている。これにより、姿勢保持部材154は、接触片151に前方への強い荷重がかかったとき、一対の付勢ばね154の付勢力に抗して前方に退避可能に構成されている。これによって、記録処理部12をY軸方向前側から後側に移動して、接触片151に対し、後方から異物や記録媒体Aが接触(衝突)したときに、姿勢保持部材154が前方に退避して、接触片151の前方への回転を許容する。
次に図10を参照して、記録装置1による記録動作について説明する。記録動作は、記録ユニット12をY軸方向の後側(奥側)から前側(手前側)に移動させ、異常検出を行う予備動作と、予備動作の後に、記録ユニット12をY軸方向の前側(手前側)から後側(奥側)に移動させ、記録処理を行う本動作とで行われる。
図10に示すように、まず、記録装置1は、制御機構15により、衝突検出部101、媒体検出部102および昇降衝突検出部103を有効(ON)にし(S1)、その後、ギャップ調整処理を開始する(S2)。ギャップ調整処理では、ユーザーによって入力された記録媒体Aの厚み(高さ)またはギャップ値に基づいて、昇降移動部69を駆動させ、記録媒体Aの表面と、記録ヘッド52のノズル面との間隔が所定のギャップとなるように、記録ユニット31を昇降させる。このとき、昇降衝突検出部103により異物の衝突(挟み込み)が検出されると(S3:Yes)、これを受けた制御機構15は、昇降移動部69を制御し、可動体を可能な限り上昇させて(S4)、操作パネル24にエラーを報知させた後、記録動作を終了する。
一方、異物の衝突が検出されずに(S3:No)、ギャップ調整処理を終了したら(S5)、予備動作を開始する(S6)。予備動作では、各検出部を有効にした状態で且つ、記録ユニット31をX軸方向右端のホーム位置P(図8参照)に移動させた状態から、Y軸移動部13を駆動させ、記録処理部12をY軸方向の後側から前側に移動させる。このとき、サイド衝突検出部107により、異物の衝突が検出されると(S7:Yes)、これを受けた制御機構15は、Y軸移動部13の駆動を停止させ(S8)、操作パネル24にエラーを報知させた後、記録動作を終了する。一方、フロント衝突検出部106により、異物や記録媒体Aの衝突が検出されると(S9:Yes)、これを受けた制御機構15は、Y軸移動部13の駆動を停止させ(S10)、昇降移動部69を制御して、可動体を可能な限り上昇させて(S11)、操作パネル24にエラーを報知させた後、記録動作を終了する。
一方、異物や記録媒体Aの衝突が検出されずに(S7:No、S8:No)、予備動作を終了したら(S12)、制御機構15は、予備動作中の媒体検出部102の検出結果に基づいて、記録ヘッド52のノズル面と記録媒体Aとの間の距離(記録媒体Aの高さ)が許容範囲内(下限値L1以上、上限値L2以下)であるか否かを判定する(S13)。すなわち、第1の検出部121の接触式センサー部153により、予備動作中、一度も接触片151の回転を検出せず、且つ、第2の検出部122の受発光部129により、予備動作中、一度も検出光の受光を検出しなかった場合には、ノズル面と記録媒体Aとの間の距離(記録媒体Aの高さ)が許容範囲内であると判定する。一方、予備動作中、接触式センサー部153による接触片151の回転の検出、または、受発光部129による検出光の受光の検出があった場合には、ノズル面と記録媒体Aとの間の距離(記録媒体Aの高さ)が許容範囲外であると判定する。ノズル面と記録媒体Aとの間の距離(記録媒体Aの高さ)が許容範囲外であると判定されると(S14:No)、本動作を行わずに、記録動作を終了する。
一方、ノズル面と記録媒体Aとの間の距離(記録媒体Aの高さ)が許容範囲内であると判定されると(S14:Yes)、本動作を開始する(S15)。本動作では、記録処理部12をY軸方向の前側から後側に間欠的に移動させると共に、X軸移動部32により記録ユニット31をX軸方向に移動させつつ、記録ヘッド52からインクを吐出させる。このとき、サイド衝突検出部107により、異物の衝突が検出されると(S16:Yes)、これを受けた制御機構15は、Y軸移動部13の駆動を停止させ(S17)、操作パネル24にエラーを報知させた後、記録動作を終了する。一方、リア衝突検出部108により、異物や記録媒体Aの衝突が検出されると(S18:Yes)、これを受けた制御機構15は、Y軸移動部13の駆動を停止させ(S19)、昇降移動部69を制御して、可動体を可能な限り上昇させて(S20)、操作パネル24にエラーを報知させた後、記録動作を終了する。
一方、異物や記録媒体Aの衝突が検出されずに(S16:No、S18:No)、本動作を終了したら(S21)、各検出部を無効(OFF)にして(S22)、記録動作を終了する。
以上のような構成によれば、衝撃吸収のためのリアバンパー部141の内部空間を利用して、第1の検出部121を配置することで、第1の検出部121用の特段の配置スペースを設ける必要がない。よって、第1の検出部121をスペース効率よく配置することができ、記録装置1全体を小型化することができる。
また、リアバンパー部141の挙動を検出するリアセンサー部142を備えることで、記録処理部12に異物が衝突したことを検出することができるので、この際、Y軸移動部13の駆動停止等を迅速に行うことができる。
さらに、第1の検出部121を、上記接触片151、回転軸152および接触式センサー部153により構成することで、記録媒体Aの表面を極力傷つけることなく簡単な構成で、記録媒体Aと記録ユニット31との間の距離が所定値(第1の所定値L1)未満であるか否かを検出することができる。また、Y軸方向各位置において、記録媒体Aと記録ユニット31との間の距離が所定値未満であるか否かを検出することができるので、Y軸方向に凹凸や撓み(浮き)があり、部分的に所定値未満であった場合にも、これを検出することができる。
またさらに、接触式センサー部153を接触片151上に配置することで、接触式センサー部153に特段の配置スペースを設ける必要がない。よって、第1の検出部121を小型化することができ、リアバンパー部141の内部に容易に配置することができる。
また、姿勢保持部材154を、一対の付勢ばね155の付勢に抗して、前方に退避可能に構成することで、記録動作時等において、接触片151に対し後方から記録媒体Aが接触(衝突)した場合にも、接触片151にかかる強い荷重を逃がすことができるので、接触片151や記録媒体Aの破損を防止することができる。
なお、本実施形態においては、単一の接触片151と、当該接触片151の回転を検出する単一の接触式センサー部153とにより、上限検出を行う構成であったが、第1の検出部121が、X軸方向に並んで配置された複数の接触片151と、各接触片151の回転をそれぞれ検出する複数の接触式センサー部153とを備え、これらにより、検出を行う構成であっても良い。かかる場合、複数の接触片151は、X軸方向に並んで配置されており、複数の接触片151を合わせたX軸方向の幅が、記録媒体Aを包含する幅を有する構成とする。かかる構成によれば、X軸方向に凹凸や撓み(浮き)があり、部分的に所定値未満であった場合に、これを精度良く検出することができる。しかも、各接触片151は、記録媒体Aの幅に比して狭幅であるため、撓みづらく、先端部(記録媒体A側の端部)を精度良く形成することができ、記録媒体Aに極力近づけて配置することができる(検出精度の向上)。
また、第1の検出部121が、複数の接触片151と、複数の接触式センサー部153を備えた構成において、接触式センサー部153毎の検出結果を報知する報知部(例えば、表示部)を更に備えた構成であっても良い。かかる構成によれば、記録媒体Aにおいて、X軸方向のどの位置に、凹凸や撓み(浮き)が生じているかを、ユーザーが、容易に認識することができる。
さらに、本実施形態においては、リアバンパー部141に、第1の検出部121を搭載する構成であったが、フロントバンパー部111に、第1の検出部121を搭載する構成であっても良い。かかる場合にも、第1の検出部121は、一部がフロントバンパー部111の内部に配置されるように、フロントバンパー部11に搭載される。
またさらに、本実施形態においては、記録ユニット31をXY方向に移動して記録を行う記録装置1に本発明を適用したが、ラインヘッドを有した記録ユニット31を、Y軸方向のみに移動して記録を行う記録装置1(いわゆるラインプリンター)に本発明を適用する構成であっても良い。
さらに、本実施形態においては、第2の検出部122において、受発光部129から出射された光が、記録媒体Aの側面により遮断される構成であったが、受発光部129から出射された光が、支持ステージ11の側面により遮断される構成であっても良い。すなわち、記録ヘッド52のノズル面と記録媒体Aとの間の距離が、第2の所定値L2以下の場合に、検出光を妨げる構成であれば良い。また、第1の検出部121として接触式の検出機構、第2の検出部122として光学式の検出機構を採用したが、第1の検出部121および第2の検出部122の検出機構の構成は上記構成に限定されない。
1:記録装置、 11:支持ステージ、 12:記録処理部、 13:Y軸移動部、 31:記録ユニット、 121:第1の検出部、 141:リアバンパー部、 142:リアセンサー部、 151:接触片、 152:回転軸、 153:接触式センサー部、 154:姿勢保持部材、 155:付勢ばね、 A:記録媒体

Claims (7)

  1. 記録媒体を支持する支持面を有するステージと、
    前記ステージに支持された前記記録媒体に記録を行う記録ユニットを有し、第1の方向において前記ステージを横断するように架け渡された記録処理部と、
    前記ステージに対し、前記記録処理部を前記第1の方向に対し交差すると共に、前記支持面に沿う第2の方向に移動させる移動部と、
    前記記録処理部における前記第2の方向の一方側および他方側の少なくとも一方に配置され、異物が衝突した場合の衝撃を吸収するバンパー部と、
    前記記録ユニットと前記ステージとの対向方向における前記記録媒体と前記記録ユニットとの間の距離が、所定値未満か否かを検出する検出部と、を備え、
    前記検出部は、少なくとも一部が前記バンパー部の内部に配置されていることを特徴とする記録装置。
  2. 異物に衝突した前記バンパー部の挙動を検出するセンサー部を、更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記検出部は、
    前記記録媒体と接触可能な接触部と、
    前記バンパー部に支持され、前記接触部の基部を回転自在に支持する回転軸と、
    前記接触部の姿勢を保持する姿勢保持部材と、
    前記記録媒体に接触した前記接触部の回転を検出する回転検出部と、を有することを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 前記検出部は、
    前記第1の方向に並んで配置され、前記記録処理部の移動に伴って、前記記録媒体と接触可能な複数の接触部と、
    前記バンパー部に支持され、前記複数の接触部の基部を回転自在に支持する回転軸と、
    前記複数の接触部の姿勢を保持する姿勢保持部材と、
    前記記録媒体に接触した前記各接触部の回転をそれぞれ検出する複数の回転検出部と、を有することを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  5. 前記回転検出部毎の検出結果を報知する報知部を、更に備えたことを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記回転検出部は、前記接触部に固定されると共に、前記回転に伴い前記バンパー部の内面に相対的に押圧され、当該押圧により、前記接触部の回転を検出することを特徴とする請求項3ないし5のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 前記バンパー部は、前記姿勢保持部材を、前記接触部を押える押え位置と、前記押え位置から退避した退避位置との間でスライド自在に支持し、
    前記検出部は、前記姿勢保持部材を前記押え位置側に付勢する付勢ばねを、更に有することを特徴とする請求項3ないし6のいずれか1項に記載の記録装置。
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