JP2014188748A - 延伸フィルムの製造方法及びフィルム延伸設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルムに擦り傷や波板状のシワを発生させることなく、搬送方向に延伸する。
【解決手段】低速ローラ対21と高速ローラ対22とのローラ周速差により、フィルム15が搬送方向に延伸される。延伸後のフィルム15は冷却ローラ25,26により冷却される。高速ローラ22aと冷却ローラ25の間にスリッタ31が配されている。スリッタ31により、フィルム15が幅方向で中央部と両側縁部とに切り離される。肉厚な両側縁部が切除されるため、冷却ローラ25,26上でフィルム15に凹凸が発生することがない。凹凸に起因する擦り傷やシワの発生が抑えられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、一対のローラの周速差によりフィルムを搬送方向に延伸する延伸フィルムの製造方法及びフィルム延伸設備に関する。
一般に、熱可塑性樹脂フィルムの製造は大きく分けて、溶液製膜法と溶融製膜法とに分類される。溶液製膜法では、熱可塑性樹脂が溶剤に溶解されたドープをダイから支持体、例えば冷却ドラムや乾燥バンド上に流延した後、剥がしてフィルムとする。また、溶融製膜法は、熱可塑性樹脂を押出機で溶融した後、ダイから支持体、例えば冷却ドラム上に押し出した後、剥がしてフィルムにする。
これらの方法により製膜された熱可塑性フィルム、例えばセルロースアシレートフィルムは、通常、縦方向(搬送方向)、横方向(幅方向)に延伸することによって、面内レターデーション(Re)、厚み方向のレターデーション(Rth)を発現させる。これにより、液晶表示装置の位相差フィルムとして使用する際に、視野角拡大を図ることができる。
熱可塑性フィルムを縦方向に延伸する場合には、複数本の予熱ローラで熱可塑性フィルムを予熱した後に、一対の延伸ローラの周速差により縦方向に延伸加工する(例えば、特許文献1,2参照)。この延伸加工では、予熱ローラや延伸ローラなどにより、フィルムを加熱して縦延伸する。また、縦延伸後には冷却ローラにより冷却して、次の工程に送っている。このようにフィルムに各ローラを接触させた状態で加熱または冷却を行うため、フィルム幅方向にシワが発生したり、このシワに起因して擦り傷が発生したりする。
例えば、特許文献1では、複数本の予熱ローラにフィルムが接触して、フィルム表面に擦り傷が発生したり、シワが発生したりすることを防止するために、複数本の予熱ローラと上流側の延伸ローラの周速度を、各ローラへのフィルム接触前後での温度変化に基づき、下流に向かうに従い次第に増速させて、各予熱ローラ間に適度な張力を付与して擦り傷やシワの発生を抑えている。また、特許文献2では、縦延伸後にフィルムを急冷することにより、擦り傷の発生を抑えている。
特開2007−54683号公報 特開2011−207168号公報
ところで、最近の液晶表示装置は、軽量、薄型、高品質が求められるようになり、使用されるフィルムも、例えば25μm〜100μm程度の薄く高品質なものが求められている。このような薄型フィルムを縦延伸して製造する場合には、特許文献1,2のような予熱ローラによる予熱方法や、フィルムの急冷方法でも限界があり、フィルム表面に擦り傷が発生したり、シワが発生したりすることがあり、改善が求められていた。
本発明はこのような課題を解決するものであり、フィルムの薄手化に対応可能であり、フィルムに擦り傷やシワを発生させることのない延伸フィルムの製造方法及びフィルム延伸設備を提供することを目的とする。
薄膜化に伴う擦り傷やシワの発生原因を鋭意検討した結果、次のような知見を得た。先ず、縦延伸後には、幅が縮むネックインによってフィルムの両側縁部が肉厚になる。この肉厚部分はネックイン時に力が加わり、残留応力が他の部分に比べて大きくなる。肉厚部を両端に有する薄膜フィルムが冷却ローラに入ると、残留応力の影響や、冷却緩和でのフィルム搬送方向での収縮量が両端の肉厚部と中央部とでは異なることなどから、冷却によって幅方向中央部に比べて両側縁部の搬送方向フィルム長さが短くなる。そのため、冷却途中でフィルムの全幅における平面性が悪化し、凹凸ができてしまう。このようなフィルムを冷却ローラや搬送ローラにより接触させて搬送すると、フィルムが局所的に強く擦れ、フィルムに擦り傷やシワが発生するとの知見を得た。
上記知見に基づき、本発明の延伸フィルムの製造方法は、帯状の熱可塑性樹脂からなるフィルムを搬送方向に延伸して延伸フィルムを製造する際に、縦延伸工程、冷却工程、フィルムの両側縁部除去工程を含む。縦延伸工程は、搬送方向に離間して配置され、フィルムに接触してフィルムを加熱する上流側低速ローラと下流側高速ローラとの周速差により、フィルムを搬送方向に延伸する。冷却工程は、縦延伸工程を経たフィルムに接触する冷却ローラによりフィルムを冷却する。フィルムの両側縁部除去工程は、縦延伸工程と冷却工程との間でフィルムの幅方向両側縁部を除去する。
また、本発明のフィルム延伸設備は、帯状の熱可塑性樹脂からなるフィルムを搬送方向に延伸して延伸フィルムを製造する。このフィルム延伸設備は、縦延伸部と冷却部と側縁部除去部とを備える。縦延伸部は、搬送方向に離間して配置され、フィルムに接触してフィルムを加熱する上流側低速ローラと、下流側高速ローラとの周速差により、フィルムを搬送方向に延伸する。冷却部は、縦延伸部からのフィルムに接触する冷却ローラによりフィルムを冷却する。側縁部除去部は、下流側高速ローラと冷却ローラの間に配置され、フィルムの幅方向両側縁部を中央部から切り離して除去する。
フィルムの両側縁部除去工程では、幅方向両側縁部の膜厚が変化を開始する膜厚変化開始点からフィルムの両側縁までの幅をWFSとした際に、膜厚変化開始点からフィルムの両側縁に向かってWFS×0.2以内で、フィルム幅方向の中央部と両側縁部とを切り離して幅方向両側縁部を除去することが好ましい。
縦延伸工程では、上流側低速ローラと下流側高速ローラとの間のフィルム長さLSを、延伸前のフィルム幅W1で除した縦延伸アスペクト比(LS/W1)が、0.01以上0.5以下であることが好ましい。
縦延伸工程では、フィルムのガラス転移温度をTgとした際に、上流側低速ローラにより、フィルムを(Tg−20)℃以上(Tg+20)℃以下の延伸温度Teに加熱し、下流側高速ローラにより、フィルムを(Tg−100)℃以上(Tg−5)℃以下に冷却することが好ましい。
縦延伸工程の前にフィルムを(Te−40)℃以上(Tg−5)℃以下に予熱する予熱工程を含むことが好ましい。予熱工程は、予熱室内に加熱風を供給してフィルムを予熱することが好ましい。また、予熱工程は、フィルムの搬送方向を変更しパスを長くするための複数の搬送方向変更部材にフィルムを掛け渡して搬送することが好ましい。
本発明によれば、縦延伸によるネックインの影響で肉厚となったフィルムの両側縁部が除かれるので、フィルムの冷却中に、フィルムが搬送方向で部分的に縮むことに起因するフィルム凹凸の発生が抑えられる。これにより、フィルムの擦り傷やシワの発生が無くなる。
本発明のフィルム延伸設備の一例の概要を示す側面図である。 縦延伸冷却後のフィルム幅方向におけるフィルムの厚み分布の一例を示すグラフである。 スリッタの概要を示す平面図である。 送風による予熱部を有する別実施形態のフィルム延伸設備の一例の概要を示す側面図である。 複数の予熱域を有する別実施形態の予熱部の一例の概要を示す側面図である。 フリーローラを温度制御する別実施形態の予熱部の一例の概要を示す側面図である。 ターンバーを用いる別実施形態の予熱部の概要を示す側面図である。
図1に示すように、本発明のフィルム延伸設備10は予熱部11、縦延伸部12、冷却部13を備える。フィルム延伸設備10には、入口側に前工程装置9が接続され、出口側に後工程装置14が接続される。前工程装置9としては、図示しない製膜設備、フィルム送出装置などがある。製膜設備としては周知の溶液製膜設備、溶融製膜設備などが用いられる。フィルム送出装置は、製膜設備からフィルム15が直接送られる場合と異なり、製膜後にロール状に巻き取られたロールフィルムからフィルム15を引き出して、フィルム15を供給する。後工程装置14として、縦延伸の後に、横延伸する場合に用いられるクリップテンタや、フィルム巻取り装置などがある。縦延伸に続いて横延伸を連続して行わない場合には、クリップテンタが省略され、フィルム巻取り装置によりロール状にフィルム15が巻き取られる。
延伸するフィルム15は熱可塑性樹脂フィルムであれば良く、例えば位相差フィルムなどの光学フィルムに用いるのに適しているセルロースアシレートやノルボルネン系樹脂、アクリル、ポリカーボネート製などのフィルム15が好ましい。
予熱部11は、予熱ローラ対16、第1予熱ローラ17、第2予熱ローラ18を備える。予熱ローラ対16は、入口予熱ローラ16aとニップローラ16bとを有し、フィルム15をニップして搬送する。入口予熱ローラ16a、第1予熱ローラ17、第2予熱ローラ18にはフィルム15がクロス掛けで渡される。これにより、フィルム15と各予熱ローラ16a,17,18との接触面積が増えて、効率良く予熱が行われる。
予熱温度は、延伸可能となる温度よりも低い温度にする必要がある。そこで、フィルム15のガラス転移温度をTgとした際に、フィルム15を(Tg−40)℃以上(Tg−5)℃以下に予熱して、縦延伸部12にフィルム15を送る。具体的には、入口予熱ローラ16aでフィルム15を(Tg−60)℃以上(Tg−35)℃以下に予熱し、第1予熱ローラ対17でフィルム15を(Tg−50)℃以上(Tg−25)℃以下に予熱し、第2予熱ローラ対18でフィルム15を(Tg−40)℃以上(Tg−5)℃以下に予熱する。
予熱部11を経て一定温度に予熱されたフィルム15は、縦延伸部12に送られる。縦延伸部12は、低速ローラ対21、高速ローラ対22を備える。低速ローラ対21は低速ローラ21aとニップローラ21bとを有する。高速ローラ対22は、高速ローラ22aとニップローラ22bとを有する。低速ローラ21a、高速ローラ22aには、温調媒体循環部から個別に温調媒体、例えば、水やオイル、水蒸気等が供給される。この温調媒体の循環供給によって、各ローラ21a,22aは所望の表面温度に設定される。例えば、低速ローラ21aは(Tg−20)℃以上(Tg+20)℃以下であり、高速ローラ22aは(Tg−100)℃以上(Tg−5)℃以下である。このような温度範囲に設定されることにより、25μm以上100μm以下の薄いフィルム15に対して、均一な縦延伸が可能になる。
縦延伸部12で縦延伸されたフィルム15は、第1冷却ローラ25及び第2冷却ローラ26に巻き掛けられて搬送され、冷却される。各冷却ローラ25,26には温調媒体循環部から個別に温調媒体が供給され、各ローラ25,26は所望の表面温度に設定される。例えば、第1冷却ローラ25は(Tg−40)℃以下であり、第2冷却ローラ26は(Tg−50)℃以下である。冷却後のフィルム15は、搬送ローラ27,28により、後工程装置14に送られる。
各ローラ16a,17,18,21a,22a,25,26には、図示は省略したが、モータが接続されており、所望の回転速度で回転が可能になっている。縦延伸部12では、低速ローラ21aと高速ローラ22aの周速差によって、フィルム15は搬送方向に引き延ばされて縦延伸される。低速ローラ21aと高速ローラ22aの周速差は延伸倍率によって適宜変更されるが、例えば2m/min以上100m/min以下の範囲で設定することが好ましい。
縦延伸を行う際には、縦延伸倍率は、1.0より大きく1.5以下の範囲であることが好ましい。縦延伸倍率が1.0より大きく1.5以下の範囲である場合に、好適に厚みムラの発生を抑制でき、発現するレターデーションの分布ムラも抑制される。
また、上流側低速延伸ローラ21aと下流側高速ローラ22aの間のフィルム15の長さLsを、延伸前のフィルム15の幅W1で除した縦延伸アスペクト比(Ls/W1)が0.01以上0.5以下であることが好ましい。この縦延伸アスペクト比が小さいほど、ネックインが小さくなり、フィルム幅方向の膜厚分布において、中央部15aの均一膜厚部の割合が大きくなる。これにより、後に説明するスリッタ31で切除されるフィルム両側縁部15bの幅を小さくすることができ、その分だけ製品となる中央部15aを増やすことができ、製品ロスを抑えることができる。
予熱部11で、フィルム15を(Te−40)℃以上に予熱することにより、縦延伸部12の低速ローラ21aでのフィルム15への加熱時の温度上昇量が大きくなり過ぎることがなく、低速ローラ21a上で波板状のシワの発生が抑えられる。また、予熱部11で、フィルム15を(Tg−5)℃以下に予熱することにより、予熱部11内でフィルム15が延伸されることがなく、縦延伸部12で均一に延伸することができる。
縦延伸部12と冷却部13との間には、スリッタ31が配されている。スリッタ31は、1対のロール刃31a,31bを有し、フィルム15を搬送方向に切断する。これにより、フィルム15は幅方向で中央部15aと両側縁部(図2参照)15bとに切り離される。
図2に示すように、フィルム15は、膜厚変化開始点P1からフィルム15の両側縁に向けてオフセット量OS1だけずらした切断線CL1で切断される。
図2は、フィルム15をスリッタ31で切断することなく縦延伸冷却した時のフィルム15の幅方向における膜厚分布を示している。フィルム15の両側縁部15bはネックインによって、膜厚Ftが両側縁に向かうに従い次第に厚くなっている。
膜厚変化開始点P1は、フィルム幅方向の中央部15aと両側縁部15bの膜厚Ftが変化を開始する点である。この膜厚変化開始点P1を切断位置とすることも可能である。しかし、この場合には、スリッタ31で切り離されるフィルム両側縁部15bの幅が大きくなり、製品となり得るフィルム中央部15aがその分だけ小さくなり、製品ロスが大きくなる。これを防止するために、次の冷却工程で擦り傷が発生することがない位置まで、膜厚変化開始点P1から側縁に向けてオフセット量OS1だけ切断線CL1をずらしている。
オフセット量OS1は、例えば次のようにして求める。膜厚変化開始点P1からフィルムの両側縁までの幅をWFSとした際に、この幅WFSに係数0.2を乗じた値(WFS×0.2)とする。
スリッタ31で中央部15aから切り離された両側縁部15bは、ロータリカッタ32に送られて、切片に切断される。切片はリサイクル部33に送られ、フィルム15の原料などとしてリサイクルされる。リサイクル部33は、図示しない風送手段により切片を風送し、クラッシャ、セパレータなどを経て微小切片とし、この微小切片をサイロに貯留する。
縦延伸部12で縦延伸されたフィルム15は、後工程装置14の例えばフィルム巻取り機によって、フィルムロールに巻き取られる。
本実施形態では、縦延伸によるネックインの影響で肉厚となったフィルム両側縁部15bが除かれるので、フィルム15の冷却中に、フィルム15が搬送方向で部分的に縮むことに起因する凹凸の発生が抑えられる。これにより、冷却ローラ25,26による冷却中にフィルム15の擦り傷やシワの発生が無くなる。
また、冷却前にスリッタ31により両側縁部15bを中央部15aから切り離しているため、冷却ローラ25,26で擦り傷やシワが発生することなく冷却することができる。しかも、図2に示すように、膜厚変化開始点P1から側縁に向けてオフセット量OS1だけ切断線CL1をずらしてスリッタ31により両側縁部15bを中央部15aから切り離しているため、中央部15aをできる限り広く残すことができ、製品ロスを抑えることができる。
次に、図1に示す予熱ローラ16a,17,18を用いた予熱に代えて、図4に示すように、送風による予熱部44を有する別実施形態のフィルム延伸設備45について説明する。図1に示すように、予熱ローラ16a,17,18を用いて直接接触によるフィルム15の予熱を行うと、フィルム15が薄くなるにしたがって、予熱ローラ16a,17,18上でフィルム15が熱膨張して波板状になることがある。この波板状の膨張は、フィルム15にシワや擦り傷を発生させる虞れがある。フィルム15への直接接触による熱伝導に代えて、送風による加熱とすることで、予熱ローラ16a,17,18上でフィルム15の波板状の膨張が抑えられる。特に、フィルム15の延伸前の厚みが、25μm以上100μm以下である薄膜フィルムに対して、予熱によるシワや擦り傷の発生が抑えられる。
前工程装置9とフィルム延伸設備45との間には、テンション調節部46が設けられている。テンション調節部46はフリーローラ47a,47b間のテンションローラ48をシフト機構49により昇降させて、予熱部44内のフィルム15のテンションを一定に維持する。予熱部44内のフィルムテンションは20N/m以上200N/m以下が好ましい。20N/m以上であると、フリーローラ55の回転不良が生じることがなく、フィルム15への擦り傷の発生が抑えられる。また、200N/m以下であると、予熱部11内で縦延伸が生じることがなく、縦延伸部12で適正な縦延伸が行われる。
予熱部11は、予熱室50を備える。予熱室50内には、上下方向に離間して複数のフリーローラ(搬送方向変更部材)55が配されている。これらフリーローラ55間にフィルム15が交互に巻き掛けられることによって、フィルム15が各ローラ55間で上下方向に搬送され、予熱室50内のフィルム経路(パス)が長く設定されている。
予熱室50のフィルムパス長は予熱温度やフィルム15の搬送速度にもよるが、例えば5m以上50m以下が好ましい。フリーローラ55は、例えば直径が80mmであり、フィルム15の巻き掛けによるフィルム15とフリーローラ55との接触面積が小さくされている。フリーローラ55の直径は、好ましくは40mm以上150mm以下である。40mm以上であるとフリーローラ55に撓みが生じることがなく、撓みに起因する回転ムラや傷の発生が抑えられる。また、150mm以下であると、フリーローラ55との接触時間が適正な範囲になり、シワが抑制される他に、フリーローラ55の回転不良に起因するフィルム15の擦り傷の発生が抑えられる。フリーローラ55は、外周面がハードクロムメッキされていることが好ましい。ハードクロムメッキが施されることにより、フィルム15との密着性が向上し、フィルム15が滑りにくくなる。
予熱部44内には、例えば上側に送気ノズル61が、下側に排気ノズル62が配されている。送気ノズル61及び排気ノズル62にはダクト63を介して送風機64及び温度調節器65が接続されている。温度調節器65は、加熱媒体例えば空気を所望の温度に加熱する。送風機64は、ダクト63を介して、温度調節器65で温度が調節された空気を送気ノズル61に送る。送気ノズル61からは加熱空気が送り出され、この加熱風66によって予熱部11内のフィルム15を一定温度に予熱する。加熱風66は予熱室50内でフィルム15の側方から回り込み、フィルム15の上面及び下面の全体を予熱する。
加熱風66による予熱温度は、延伸可能となる温度(延伸温度)Teよりも低い温度にする必要がある。そこで、フィルム15のガラス転移温度をTgとした際に、予熱部44内に加熱風66を供給してフィルム15を(Tg−40)℃以上(Tg−5)℃以下に予熱する。なお、送気ノズル61からの加熱風の吹き出し速度は2m/sec以上15m/sec以下が好ましい。2m/sec以上であると、予熱室50の温度を均一に保つことができ、延伸ムラの発生が無くなる。また、15m/sec以下であると、フィルム15のばたつきに起因する擦り傷の発生が無くなる。なお、予熱部44を送風による予熱室50から構成した以外は上記実施形態と同じ構成であり、同一構成部材には同一符号が付してある。
本実施形態では、予熱室50に加熱風66を送り込み、加熱風66によって加熱するため、予熱ローラからの直接接触による熱伝導によってフィルム15が熱膨張して波板状になることがなく、シワや擦り傷の発生が抑えられる。
なお、一つの予熱室50を同一温度で予熱すると、フリーローラ55の温度も予熱室50の室温に近い同じ温度になりうる。このため、予熱室50に入ったフィルム15は、予熱室50の出口温度まで高められた入口側のフリーローラ55に接触するため、フィルム15が熱膨張してフィルム幅方向に凹凸を繰り返す波板状のシワになる懸念がある。これを防ぐために、フリーローラ55の熱伝達による加熱を抑えるべく、フリーローラ55の直径をできるだけ細くし、またそのラップ角も小さくすることで、フリーローラ55からフィルム15への熱伝導を抑える。このため、フィルム搬送速度が40m/minの場合に、フリーローラ55の直径を40mm以上150mm以下にして、加熱風66で加熱されたフリーローラ55がフィルム15に接触しても、熱膨張して変形を起こさないようにする。実際には、フリーローラ55は、連続して送られてくるフィルム15(予熱室50の温度よりも低い温度である)との接触によって、予熱室50内の温度よりも低い温度になっているので、フリーローラ55へのフィルム接触により熱変形は発生しないこともある。
上記実施形態では、1個の予熱室50でフィルム15を加熱しているが、図5に示すように、予熱室68を隔壁69によりフィルム搬送方向に複数個に区画した予熱域68a〜68cを有する予熱部70としてよい。なお、上記実施形態と同一構成部材には同一符号が付してある。この場合には、各予熱域68a〜68cに、送気ノズル61、排気ノズル62、ダクト63、送風機64、温度調節器65を設けて、各予熱域68a〜68c内の温度をフィルム搬送方向で次第に高くなるように設定する。隣接する予熱域68a〜68c間の温度差は、例えば20℃以上50℃以下である。この温度差が20℃未満であると、所望の温度、例えば180℃に到達させるのに多数の予熱域が必要になり、区画数が増大する分だけ設備効率が低下する。また、温度差が50℃を超えると、隣接する予熱域間で空気のやり取りによる温度不均一が発生し、フィルム15に温度ムラが生じて延伸ムラにつながる。
各予熱域68a〜68cの区画数は、予熱温度に応じて増減する。例えば、一つの予熱室68を同一温度で予熱すると、予熱室68に入ったフィルム15は、予熱室68の出口温度まで高められた入口側のフリーローラ55に接触するため、フィルム15が熱膨張しフィルム幅方向に凹凸を繰り返す波板状のシワになる懸念がある。これを防ぐために、加熱風66で加熱されたフリーローラ55がフィルム15に接触しても熱膨張して変形を起こさない程度に、各予熱域68a〜68cの予熱温度を小さく設定する。そして、複数の予熱域68a〜68cによって縦延伸に可能な温度にまで、段階的に予熱する。
また、予熱室68を複数個に区画する代わりに、図6に示すように、一つの予熱室79において、各フリーローラ80に温調機構82a〜82cにより、温調媒体を供給して、フリーローラ80の表面温度をグループ毎に温度調節する予熱部83としてもよい。この場合には、入口側から順にグループ毎にフリーローラ80の表面温度を高くする。各フリーローラ80の表面温度は、フィルム15が接触し熱膨張により波板状のシワが発生することがない温度に設定する。なお、温度調節はグループ毎に行う他に、フリーローラ80毎に温度調節してもよい。更には、図5に示すように区画された予熱室68内のフリーローラ55に対して、同様にして温度調節してもよい。隣接する下流側グループと上流側グループのフリーローラ80の温度差は50℃以下であり、最上流グループのフリーローラ80は予熱室79の外部室温から(Tg−40)℃以上(Tg−5)℃以下の範囲である。
上記各実施形態では、フリーローラ55,80を用いて、予熱室50,68,79内でのフィルムパス長を長く設定しているが、フリーローラ55,80に代えて、図7に示すように、ターンバー(搬送方向変更部材)85を用いた予熱部86としても良い。この場合には、ターンバー85に、送風機87及び温度調節器88を接続して、ターンバー85に浮上空気を供給する。浮上空気は予熱室84の予熱温度と同じに設定しても、または低く設定してもよい。なお、図6及び図7においては、予熱室79,89は図4と同様に、送風機64及び温度調節器65を備えるが、図示は省略している。また、図5の実施形態と同様に、予熱室79,89を複数に区画し、これら各予熱室79,89に対して、送風機64及び温度調節器65を設け、予熱室毎に予熱温度を設定し、入口側から出口側に向かうに従い次第に予熱温度を高くしてもよい。また、図6の実施形態のフリーローラ80と同様に、各ターンバー85からの浮上空気の温度を、各ターンバー85個別に、またはグループ毎に変えて、予熱室89の入口から出口に向かうに従い、温度を次第に高くしてもよい。
フィルム15として、セルロースアシレートフィルムを用い、予熱、縦延伸、冷却を行った。縦延伸部12では、上流側低速ローラ対21と下流側高速ローラ対22とによる1段の縦延伸を行った。前工程装置9としてフィルム送出機を用い、フィルムロールからフィルム15を引き出して予熱部11に送出し、後工程装置14として、フィルム巻取り機を用い、フィルム15を巻き取ってフィルムロールとした。予熱温度を130℃、延伸温度を150℃、延伸倍率を1.5倍、延伸長さを300mm、冷却温度を100℃、フィルム搬送速度を2m/min、延伸前フィルム幅を600mm、延伸前フィルム厚100μm、延伸後フィルム幅580mm、延伸後の中央部均一膜厚部W2(図2参照)の幅480mm、肉厚部の幅WFSが50mmに対して、膜厚変化開始点P1から側縁方向へのオフセット量OS1を15mm、10mm(WFS×0.2)、0mm、−10mm、両側縁部15bの切断無しのように条件を変えて、実験を行った。なお、膜厚変化開始点P1は、延伸後の中央部均一膜厚が、延伸前フィルム(原反フィルム)の膜厚ばらつきを超え大きくなった点を用いた。延伸前フィルムの膜厚ばらつきは、膜厚最大値(Ftmax)から膜厚最小値(Ftmin)を引いた差(Ftmax−Ftmin)であり、1.5μmである。
オフセット量OS1を10mm、0mm、−10mmとした時には擦り傷やシワの発生が無かった。また、両側縁部15bの切断無しや、オフセット量OS1が15mmの場合には、擦り傷やシワが発生した。なお、擦り傷は、マイクロスコープ観察により、幅が0.05mm以上、深さが0.02mm以上の場合に、NG(不良)と評価した。シワは目視観察により視認可能であればNGと評価した。
10,45 フィルム延伸設備
11,44,70,83,86 予熱部
12 縦延伸部
13 冷却部
15 フィルム
16a,17,18 予熱ローラ
21a 低速ローラ
22a 高速ローラ
25,26 冷却ローラ
31 スリッタ
50,68,79,84,89 予熱室
55,80 フリーローラ
61 送気ノズル
62 排気ノズル
85 ターンバー

Claims (14)

  1. 帯状の熱可塑性樹脂からなるフィルムを搬送方向に延伸して延伸フィルムを製造する方法において、
    前記搬送方向に離間して配置され、前記フィルムに接触して前記フィルムを加熱する上流側低速ローラと下流側高速ローラとの周速差により、前記フィルムを前記搬送方向に延伸する縦延伸工程と、
    前記縦延伸工程を経たフィルムに接触する冷却ローラにより前記フィルムを冷却する冷却工程と、
    前記縦延伸工程と冷却工程との間で前記フィルムの幅方向両側縁部を除去する側縁部除去工程と
    を含む延伸フィルムの製造方法。
  2. 前記側縁部除去工程では、前記幅方向両側縁部の膜厚が変化を開始する膜厚変化開始点から前記フィルムの両側縁までの幅をWFSとした際に、前記膜厚変化開始点から前記両側縁に向かってWFS×0.2以内で、フィルム幅方向の中央部と両側縁部とを切り離して前記幅方向両側縁部を除去する請求項1記載の延伸フィルムの製造方法。
  3. 前記縦延伸工程では、前記上流側低速ローラと前記下流側高速ローラとの間のフィルム長さを延伸前のフィルム幅で除した縦延伸アスペクト比が0.01以上0.5以下である請求項1または2記載の延伸フィルムの製造方法。
  4. 前記縦延伸工程では、前記フィルムのガラス転移温度をTgとした際に、前記上流側低速ローラにより、前記フィルムを(Tg−20)℃以上(Tg+20)℃以下の延伸温度Teに加熱し、前記下流側高速ローラにより、前記フィルムを(Tg−100)℃以上(Tg−5)℃以下に冷却する請求項1から3いずれか1項記載の延伸フィルムの製造方法。
  5. 前記縦延伸工程の前に前記フィルムを(Te−40)℃以上(Tg−5)℃以下に予熱する予熱工程を含む請求項4記載の延伸フィルムの製造方法。
  6. 前記予熱工程は、予熱室内に加熱風を供給して前記フィルムを予熱する請求項5記載の延伸フィルムの製造方法。
  7. 前記予熱工程は、前記フィルムの搬送方向を変更しパスを長くするための複数の搬送方向変更部材に前記フィルムを掛け渡して搬送する請求項5または6記載の延伸フィルムの製造方法。
  8. 帯状の熱可塑性樹脂からなるフィルムを搬送方向に延伸して延伸フィルムを製造するフィルム延伸設備において、
    前記搬送方向に離間して配置され、前記フィルムに接触して前記フィルムを加熱する上流側低速ローラと、下流側高速ローラとの周速差により、前記フィルムを前記搬送方向に延伸する縦延伸部と、
    前記縦延伸部からのフィルムに接触する冷却ローラにより前記フィルムを冷却する冷却部と、
    前記下流側高速ローラと前記冷却ローラの間に配置され、前記フィルムの幅方向両側縁部を中央部から切り離して除去する側縁部除去部とを備えるフィルム延伸設備。
  9. 前記幅方向両側縁部の膜厚が変化を開始する膜厚変化開始点からフィルムの両側縁までの幅をWFSとした際に、前記膜厚変化開始点からフィルムの両側縁に向かってWFS×0.2以内で、フィルム幅方向の中央部と両側縁部とを切り離して前記幅方向両側縁部を除去する請求項8記載のフィルム延伸設備。
  10. 前記上流側低速ローラと前記下流側高速ローラとの間のフィルム長さを延伸前のフィルム幅で除した縦延伸アスペクト比が0.01以上0.5以下である請求項8または9記載のフィルム延伸設備。
  11. 前記縦延伸部は、前記フィルムのガラス転移温度をTgとした際に、前記上流側低速ローラにより、前記フィルムを(Tg−20)℃以上(Tg+20)℃以下の延伸温度Teに加熱し、前記下流側高速ローラにより、前記フィルムを(Tg−100)℃以上(Tg−5)℃以下に冷却する請求項8から10いずれか1項記載のフィルム延伸設備。
  12. 前記縦延伸部に対して前記フィルム搬送方向上流側に予熱部を有し、前記予熱部は、前記フィルムを(Te−40)℃以上(Tg−5)℃以下に予熱する請求項11記載のフィルム延伸設備。
  13. 前記予熱部は、予熱室と、前記予熱室内に加熱風を供給する送風ノズルとを有し、前記送風ノズルからの加熱風により前記フィルムを予熱する請求項12記載のフィルム延伸設備。
  14. 前記予熱部は、前記フィルムの搬送方向を変更する複数の搬送方向変更部材を有し、前記フィルムは前記搬送方向変更部材に掛け渡される請求項12または13記載のフィルム延伸設備。
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