JP2014187532A - 投影装置、投影方法及び投影プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プロジェクタのCPUは、入力される画像の横縦比を変更して歪み補正を行う補正モードか否か判別し(ステップS6)、そうであれば、スクリーンで投影される画像の横縦比を変更して矩形画像として投影するための歪み補正処理パラメータを決定し(ステップS10)、画像変換部にて該歪み補正処理パラメータに基づく幾何学補正を入力画像について実施していくことで、歪み補正された画像の投影を行う。
【選択図】図2
Description
第1実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態に係る投影装置は、出力表示素子としてマイクロミラー表示素子を用いたDigital Light Processing(DLP)(登録商標)方式を用いている。本実施形態に係る投影装置としてのプロジェクタ1の構成の概略を図1に示す。プロジェクタ1は、入出力コネクタ部11と、入出力インターフェース(I/F)12と、画像変換部13と、投影処理部14と、マイクロミラー素子15と、光源部16と、ミラー17と、投影レンズ18と、CPU19と、メインメモリ20と、プログラムメモリ21と、操作部22と、姿勢センサ23と、音声処理部24と、スピーカ25と、レンズ調整部26と、姿勢調整部27と、電動脚部28と、システムバスSBと、を有する。
まず、プロジェクタ1の投影動作を説明する。この投影動作は、CPU19の制御の下、投影処理部14が実行するものである。光源部16の動作は、投影処理部14により制御される。投影処理部14は、光源部16内の各色を発する半導体レーザやLEDのオン又はオフや、それら光源と蛍光体との組み合わせなどを変化させることで、例えば赤色光(R)、緑色光(G)、青色光(B)の3色の光を、光源部16から順次射出させる。投影処理部14は、光源部16からマイクロミラー素子15に順次、赤色光、緑色光、及び青色光を入射させる。
前記ステップS3において歪み補正モード設定を読み出したならば、処理はステップS4に進む。このステップS4においては、CPU19は、前記読み出した歪み補正モードとして「画素利用率最大」モードが設定されているかどうかを判別する。ここで、「画素利用率最大」モードが設定されている場合には、処理はステップS5に進む。このステップS5においては、前記取得されている相対角度及び画角情報に基づいて、補正前歪み四角形abcdの形状を判別(認識)し、横縦比を維持したまま画素利用率が最大となるような切り抜き方法で投影画像をスクリーン2上で矩形画像となるように幾何学補正するための歪み補正処理パラメータを決定する。ここで、画素利用率が最大となるような切り抜き方法とは、補正前歪み四角形abcdの高画素密度側の辺、例えば辺acに補正後矩形a’b’c’d’の辺a’c’の少なくとも一点(頂点a’、頂点c’、辺a’c’、のどれか)が接し、補正前四角形abcdの内側に補正後矩形a’b’c’d’が内接するように切り抜くものである。なお、「画素利用率最大」モードにおいて、必ずしも画素利用率が最大となるようにする必要は無く、画素利用率が「向上」するような切り抜き方法としても構わないことは勿論である。
そこで、例えば、相対角度がh=v=−15°の場合、図3及び図17に示すように画素利用率は79.1%であるが、横縦比の変更を許容することで、図3及び図5に示すように画素利用率を84.9%に上げることが可能となる。この例の場合、図3及び図16に示すような横縦比1.78が図3及び図4に示すように横縦比1.96となり、Δ横縦比は+10.1%と「条件2」を満たしている。
第2実施形態について説明する。ここでは、第1実施形態との相違点について説明し、同一の部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。本実施形態では、歪み補正の際にロール角も調整し得るようにすることで、さらに画素利用率を高めることができるようにしたものである。
図7は、図14の状態の後、z軸を回転軸として矢印方向に角度rだけ回転させた場合を表している。図8はその詳細である。ここで、図8(A)及び(B)は、図15(A)及び(B)と同様である。図8(C)において、z軸を回転軸として矢印方向に三つ目の角度である角度rだけ回転させる。これにより、x軸とy軸はそれぞれ点線に移動する。図8(D)の三つの矢印は、先ず水平方向に角度hだけ回転させ、次に垂直方向に角度vだけ回転させ、さらにロール角度rだけ回転させた後のプロジェクタ座標系である。このとき、x軸は、もはや水平ベース3に対して平行ではない。
すなわち、前記第1実施形態と同様にして、取得されている相対角度及び画角情報に基づいて、補正前歪み四角形abcdの形状を判別し、横縦比を維持したまま画素利用率が最大となるような切り抜き方法での歪み補正処理パラメータを決定した後、本実施形態では、処理はステップS21に進む。
前記第2実施形態では、電動脚部28を用いてロール角を変更するようにしたが、ロール角変更機構はそのようなものに限定されない。
[1]
画像を入力して被投影体に投影する投影装置であって、
前記被投影体で投影される画像を矩形画像として投影されるように補正する歪み補正手段を備え、
前記歪み補正手段は、前記入力される画像の横縦比を変更して歪み補正を行う補正モードを含むことを特徴とする投影装置。
前記歪み補正手段は、当該投影装置の出力表示素子の画素利用率を向上させるように補正することを特徴とする[1]に記載の投影装置。
前記歪み補正手段は、前記横縦比が所定の範囲になるように補正することを特徴とする[1]又は[2]に記載の投影装置。
前記歪み補正手段は、前記入力される画像の元の横縦比からの横縦比の変化が所定の範囲になるように補正することを特徴とする[1]乃至[3]のうち何れか一に記載の投影装置。
前記歪み補正手段は、前記入力される画像の元の横縦比を維持する維持モードを更に備えることを特徴とする[1]乃至[4]のうち何れか一に記載の投影装置。
投影画像がロールするようにロール角を変更するロール角変更手段を更に備え、
前記歪み補正手段は、前記ロール角変更手段により変更されるロール角を考慮して、歪み補正を行うことを特徴とする[1]乃至[5]のうち何れか一に記載の投影装置。
前記ロール角変更手段により変更されるロール角の方向を通知する通知手段を更に備えることを特徴とする[6]に記載の投影装置。
前記通知手段は、前記ロール角を更に通知することを特徴とする[7]に記載の投影装置。
変更可能な複数の横縦比を提示するための提示手段と、
提示された複数の横縦比の内の一つのユーザ選択を受け付ける選択手段と、
を更に備えることを特徴とする[1]乃至[8]のうち何れか一に記載の投影装置。
横縦比を変更した場合の効果をユーザに通知する通知手段を更に備えることを特徴とする[1]乃至[9]のうち何れか一に記載の投影装置。
横縦比が変更された場合の変更度合いをユーザに通知する通知手段を更に備えることを特徴とする[1]乃至[10]のうち何れか一に記載の投影装置。
当該投影装置と前記被投影体との相対角度を取得する取得手段を更に備え、
前記歪み補正手段は、前記取得手段で取得された相対角度に基づいて、補正することを特徴とする[1]乃至[11]のうち何れか一に記載の投影装置。
前記取得手段は、
前記被被投影体までの複数の点までの距離を測定する測距手段を含み、
前記測距手段で測定された測定結果に基づいて、前記相対角度を取得することを特徴とする[12]に記載の投影装置。
当該投影装置の姿勢を検出する姿勢検出手段を更に備え、
前記取得手段は、前記姿勢検出手段で検出された検出結果に基づいて、前記相対角度を取得することを特徴とする[12]又は[13]に記載の投影装置。
画像を入力して被投影体に投影する投影装置における投影方法であって、
前記入力される画像の横縦比を変更して歪み補正を行う補正モードか否か判別するモード判別工程と、
前記横縦比を変更して歪み補正を行う補正モードである場合、前記被投影体で投影される画像の横縦比を変更して矩形画像として投影されるように補正する歪み補正工程と、
を備えることを特徴とする投影方法。
画像を入力して被投影体に投影する投影装置におけるコンピュータに、
前記入力される画像の横縦比を変更して歪み補正を行う補正モードか否か判別することと、
前記横縦比を変更して歪み補正を行う補正モードである場合、前記被投影体で投影される画像の横縦比を変更して矩形画像として投影されるように補正することと、
を実行させるための投影プログラム。
Claims (16)
- 画像を入力して被投影体に投影する投影装置であって、
前記被投影体で投影される画像を矩形画像として投影されるように補正する歪み補正手段を備え、
前記歪み補正手段は、前記入力される画像の横縦比を変更して歪み補正を行う補正モードを含むことを特徴とする投影装置。 - 前記歪み補正手段は、当該投影装置の出力表示素子の画素利用率を向上させるように補正することを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
- 前記歪み補正手段は、前記横縦比が所定の範囲になるように補正することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の投影装置。
- 前記歪み補正手段は、前記入力される画像の元の横縦比からの横縦比の変化が所定の範囲になるように補正することを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち何れか一に記載の投影装置。
- 前記歪み補正手段は、前記入力される画像の元の横縦比を維持する維持モードを更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうち何れか一に記載の投影装置。
- 投影画像がロールするようにロール角を変更するロール角変更手段を更に備え、
前記歪み補正手段は、前記ロール角変更手段により変更されるロール角を考慮して、歪み補正を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項5のうち何れか一に記載の投影装置。 - 前記ロール角変更手段により変更されるロール角の方向を通知する通知手段を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の投影装置。
- 前記通知手段は、前記ロール角を更に通知することを特徴とする請求項7に記載の投影装置。
- 変更可能な複数の横縦比を提示するための提示手段と、
提示された複数の横縦比の内の一つのユーザ選択を受け付ける選択手段と、
を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項8のうち何れか一に記載の投影装置。 - 横縦比を変更した場合の効果をユーザに通知する通知手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項9のうち何れか一に記載の投影装置。
- 横縦比が変更された場合の変更度合いをユーザに通知する通知手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項10のうち何れか一に記載の投影装置。
- 当該投影装置と前記被投影体との相対角度を取得する取得手段を更に備え、
前記歪み補正手段は、前記取得手段で取得された相対角度に基づいて、補正することを特徴とする請求項1乃至請求項11のうち何れか一に記載の投影装置。 - 前記取得手段は、
前記被被投影体までの複数の点までの距離を測定する測距手段を含み、
前記測距手段で測定された測定結果に基づいて、前記相対角度を取得することを特徴とする請求項12に記載の投影装置。 - 当該投影装置の姿勢を検出する姿勢検出手段を更に備え、
前記取得手段は、前記姿勢検出手段で検出された検出結果に基づいて、前記相対角度を取得することを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の投影装置。 - 画像を入力して被投影体に投影する投影装置における投影方法であって、
前記入力される画像の横縦比を変更して歪み補正を行う補正モードか否か判別するモード判別工程と、
前記横縦比を変更して歪み補正を行う補正モードである場合、前記被投影体で投影される画像の横縦比を変更して矩形画像として投影されるように補正する歪み補正工程と、
を備えることを特徴とする投影方法。 - 画像を入力して被投影体に投影する投影装置におけるコンピュータに、
前記入力される画像の横縦比を変更して歪み補正を行う補正モードか否か判別することと、
前記横縦比を変更して歪み補正を行う補正モードである場合、前記被投影体で投影される画像の横縦比を変更して矩形画像として投影されるように補正することと、
を実行させるための投影プログラム。
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