JP2014184654A - ラミネート用複合フィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】 良好なイージーピール性と耐引き裂き強度、耐タルミ性、透明性全てに優れたラミネート用複合フィルムおよびそのラミネートフィルムを提供する。
【解決手段】 外層、中間層、内層からなる複合フィルムであって、前記外層が少なくとも1層のポリアミド樹脂層および少なくとも1層のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物層を含み、前記中間層が少なくとも1層のポリプロピレン樹脂層と1層のイージーピール層を含み、前記内層が少なくとも1層のポリエチレン樹脂またはポリプロピレンとのヒートシールが可能なヒートシール層を含み、前記ポリプロピレン樹脂層の厚みがフィルム総厚みの30〜80%であり、ポリプロピレン樹脂を主成分としたイージーピール層を有し、エルメンドルフ法での引き裂き強度(23℃)が30kg/cm以上であり、ヘーズが10以下であり、総厚みが60μm以下であることを特徴とするラミネート用複合フィルム。
【選択図】なし

Description

本発明は、深絞り包装またはガス置換トレーシール包装におけるポリエチレンをヒートシール層とした蓋材として、イージーピール強度の安定性、耐引き裂き強度、耐タルミ性、透明性が良好なラミネート用複合フィルムおよびそのラミネートフィルムに関するものである。
従来、深絞り包装用またはガス置換トレーシール包装用蓋材のラミネート用原反フィルムとして、酸素バリアー層およびヒートシール層を有する複合フィルムが使用されており、この酸素バリアー層に、延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、延伸ポリプロピレンフィルムまたは無延伸ポリプロピレンフィルムがラミネートされた蓋材が製造されていた。
前記のような蓋材用フィルムは、高剛性の容器と組み合わせた蓋材として使用されることが多く、その場合、イージーピール性を有するものが好んで使用されていた。イージーピール機構は層間剥離タイプ、凝集破壊タイプそれぞれが使用されていたが、各タイプのフィルムはそれぞれに使用上の問題点があり、特にイージーピール性と耐引き裂き強度、耐タルミ性の全てを高水準とすることは困難であった。
層間剥離タイプの場合、ヒートシール層がポリエチレンと接着可能である場合においても剛性・防湿性に優れたPP樹脂を中間層に配することが可能であり、耐引き裂き強度と耐タルミ性に優れる特徴があるが、ヒートシール条件によって部分的にイージーピール強度が強くなり過ぎて開封性を損なったり、剥離層以外でのデラミネーションが発生したりする等、イージーピールの安定性においてやや問題がある。
凝集破壊タイプの場合、深絞り底材用途においては最内層のヒートシール層として凝集破壊層を配する設計が一般的だが、本事例のようなガス充填包装用においては透明性の低下を防ぐために中間層に凝集破壊層を配することが有効となっている。
ポリエチレン系容器用の中間層凝集破壊タイプの場合、各ヒートシール条件におけるイージーピール性が良好であるが、凝集破壊層を挟む形にポリエチレン樹脂層が必要であり、加えて実用水準の層間強度を達成するためにはポリエチレン系接着樹脂も加える必要があるため、一定厚みをポリエチレン樹脂が占める構成となっている。この場合、総厚みを一定に保ったまま実用水準の引き裂き強度を確保するためにはポリアミド樹脂層を厚く配する必要があるが、それによりフィルムの吸湿性が高くなってしまい、ロール状態および包装体作成後のタルミ不良がやや発生しやすくなる問題がある。
特開2009−45762号公報
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、その解決課題は、良好なイージーピール性と耐引き裂き強度、耐タルミ性、透明性全てに優れたラミネート用複合フィルムおよびそのラミネートフィルムを提供することにある。
本発明者は、上記課題に鑑み鋭意検討した結果、特定の構成を採用することによれば、上記課題を容易に解決できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の要旨は、外層、中間層、内層からなる複合フィルムであって、前記外層が少なくとも1層のポリアミド樹脂層および少なくとも1層のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物層を含み、前記中間層が少なくとも1層のポリプロピレン樹脂層と1層のイージーピール層を含み、前記内層が少なくとも1層のポリエチレン樹脂またはポリプロピレンとのヒートシールが可能なヒートシール層を含み、前記ポリプロピレン樹脂層の厚みがフィルム総厚みの30〜80%であり、ポリプロピレン樹脂を主成分としたイージーピール層を有し、エルメンドルフ法での引き裂き強度(23℃)が30kg/cm以上であり、ヘーズが10以下であり、総厚みが60μm以下であることを特徴とするラミネート用複合フィルムに存する。
本発明によれば、良好なイージーピール性と耐引き裂き強度、耐タルミ性、透明性全てに優れたラミネート用複合フィルムおよびそのラミネートフィルムを提供することができ、本発明の工業的価値は高い。
本発明のラミネート用複合フィルムは、外層としてポリアミド樹脂層(以下、「PA層」と省略する場合がある。)およびエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物層を備えているので、耐ピンホール性および酸素バリアー性を備えることができる。また、中間層に凝集破壊タイプのイージーピール層、内層にヒートシール層を備えているので、複合フィルムに安定したイージーピール性と透明性を付与できる。
本発明の複合フィルムはイージーピール層の主成分をポリプロピレンとしており、それによって隣接する中間層に強度と耐タルミ性に優れたPP樹脂層を厚く配することが可能になっている。そのPP樹脂層の厚みはフィルム総厚みの30〜80%であり、その強度によって一定の厚み内においてフィルムの耐引き裂き強度と耐タルミ性を両立させることを可能とした。これにより、フィルム総厚みが60μm以下であっても、エルメンドルフ法での引き裂き強度(23℃)が30kg/cm以上の強度を付与している。
前記イージーピール層は主成分を特にメタロセン触媒重合のポリプロピレンを使用した場合、より良好な層間接着強度を確保することができ、より実用性に優れたフィルムとすることができる。
本発明において、イージーピール強度は、23℃で、4.0N/15mm幅以上15.0N/15mm幅以下であることが好ましい。
前記イージーピール層は厚みが増すことで透明性が低下し、開封時の糸引きや開封強度のばらつきが多くなるため、可能な限り薄く配することが望ましく、そのためにはイージーピール層の厚みの上限値は8μm以下とすることが好ましい。
本発明において、ヒートシール層は、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(EMMA)、エチレン−アクリル酸メチル共重合体(EMA)、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)のアイオノマー、および、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)のアイオノマーからなる群から選ばれる少なくとも1種から構成されていることが好ましい。
本発明において、ヒートシール層にポリエチレンとヒートシールが可能な樹脂を配する場合において最も顕著な効果を発揮するが、本発明の複合フィルムのヒートシール層にはエチレン−プロピレン共重合体(r−PP)やポリプロピレンホモポリマー(h−PP)等のポリプロピレンとヒートシール可能な樹脂を配しても良く、その場合においても本発明による良好な開封性、強度、耐タルミ性、透明性を発揮することができる。
ヒートシール層は透明性およびイージーピールでの開封性を良好とするために可能な限り薄いことが望ましく、その厚みの上限値は10μm以下であることが好ましい。
本発明の複合フィルムは、外層に少なくとも1層のエチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物層(以下、「EVOH層」と省略する場合がある。)を含んでおり、これにより複合フィルムに酸素バリアー性を付与できる。
本発明において、各層間に、少なくとも1層の接着層を有していてもよい。これにより、各層間の接着強度を高めることができる。
本発明のラミネート用複合フィルムは、内層、中間層、および外層から構成されている。「外層」とは、本発明の複合フィルムをラミネート用フィルムとして用いた場合において、ラミネート面になる側の層をいう。また、「内層」とは、このラミネート面とは逆側のヒートシール面となる側の層をいう。そして、「中間層」とは、この内層および外層に挟まれた層をいう。
内層は、少なくとも1層のヒートシール層を含んでおり、該ヒートシール層を構成する材料としては、ヒートシール性を付与できれば特に限定されないが、例えば、ポリプロピレンホモポリマー(h−PP)、エチレン−プロピレン共重合体(r−PP)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(EMMA)、エチレン−アクリル酸メチル共重合体(EMA)、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)のアイオノマー、および、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)のアイオノマーからなる群から選ばれる少なくとも1種から構成されることが好ましく、この中でも、低密度ポリエチレン(LDPE)および/または直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)から構成されることがより好ましい。
ヒートシール層は透明性およびイージーピールでの開封性を良好とするために可能な限り薄いことが望ましく、ヒートシール層の厚みの上限値は10μm以下が好ましく、5μm以下がより好ましく、3μm以下がさらに好ましい。上限値を10μm以下とすることにより、良好な開封性を維持することが可能である。
本発明の複合フィルムの中間層はフィルム総厚みの30%以上、80%未満の厚みを占める、少なくとも1層のポリプロピレン層を有すること、および、ポリプロピレン樹脂を主成分とした凝集破壊タイプのイージーピール層1層を有することを特徴とする。
イージーピール層に使用するポリプロピレンは、メタロセン触媒法によって重合されたエチレン−プロピレン共重合体を主成分とすることが好ましく(樹脂A)、樹脂Aと相溶性の低い樹脂として、ポリエチレン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)のいずれか1種を選択し(樹脂B)、この2種類の樹脂をブレンドすることにより得ることが好ましい。
ブレンドの割合は、樹脂Aの場合、下限は40%以上、好ましくは45%以上、さらに好ましくは50%以上であり、上限は80%以下、好ましくは75%以下、さらに好ましくは70%以下であり、樹脂Bの場合、下限は20%以上、好ましくは25%以上、さらに好ましくは30%以上であり、上限は60%以下、好ましくは55%以下、さらに好ましくは50%以下である。ブレンドの割合を前記範囲に調節することにより、良好なヒートシール性を維持し、適度なイージーピール強度を得られる。
前記イージーピール層は可能な限り薄く配することが望ましく、厚みの上限値は8μm以下が好ましく、6μm以下がより好ましく、4μm以下がさらに好ましい。上限値を8μm以下とすることにより、良好な透明性と開封性を維持することが可能である。
イージーピール強度は、23℃で、下限が4.0N/15mm幅以上、好ましくは6.0N/15mm幅以上、さらに好ましくは8.0N/15mm幅以上であり、上限は15.0N/15mm幅以下、好ましくは13.0N/15mm幅以下、さらに好ましくは12.0N/15mm幅以下である。
イージーピール層はメタロセン触媒法によって重合されたエチレン−プロピレン共重合体を主成分とすることで、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂のどちらとも良好な層間接着性と凝集破壊タイプ特有の開封性に優れた良好なイージーピール性を両立しており、これによって隣接層にPP層を配することが出来る。
このイージーピール層の構成によって、耐引き裂き強度に優れたPP層を厚く配することが可能となり、それによって強度への影響が大きいPA層の厚みを薄くすることが可能とる。PA層の厚みが薄くなることで、吸湿による寸法変化の影響が小さくなり、フィルムのタルミ発生を抑制することができる。
PP層にはポリプロピレンホモポリマーの他に、エチレン−プロピレン共重合体を配することができ、また造核剤等の種々の添加剤を混合することができる。
PP層の厚みは、下限はフィルム総厚みの30%以上、好ましくは40%以上、さらにこのましくは45%以上であり、上限は80%以下、好ましくは75%以下、さらに好ましくは70%以下であり、これによりタルミ防止性と引き裂き強度を確保しながら、バリア性、イージーピール性等の性能をバランス良く発揮することが可能となる。
本発明の複合フィルムの外層は少なくとも1層のPA層、および、少なくとも1層のエチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物樹脂層(EVOH層)を有することを特徴とする。
このPA層では、3員環以上のラクタム、重合可能なω−アミノ酸、ジアミンとジカルボン酸から誘導されるポリアミド樹脂のホモポリマーまたはコポリマーを各々単独で、若しくは混合物として用いることができる。具体的に例示すると、例えば、4ナイロン、6ナイロン、7ナイロン、11ナイロン、12ナイロン、46ナイロン、66ナイロン、69ナイロン、610ナイロン、611ナイロン、6Tナイロン、6Iナイロン、MXD6ナイロン、6−66ナイロン、6−610ナイロン、6−611ナイロン、6−12ナイロン、6−612ナイロン、6−6Tナイロン、6−6Iナイロン、6−66−610ナイロン、6−66−12ナイロン、6−66−612ナイロン、66−6Tナイロン、66−6Iナイロン、6T−6Iナイロン、66−6T−6Iナイロン等が挙げられる。
中でも、PA層を構成するポリアミドとしては、耐ピンホール性の観点から、6ナイロンや6−66ナイロンを用いることが好ましい。また、PA層は2層以上設けることもでき、その場合、各層が異なる種類のポリアミドで形成されていてもよい。
PA層の厚みは特に限定はされないが、下限が複合フィルムの総厚みの5%以上が好ましく、8%以上がより好ましく、10%以上がさらに好ましい。また、上限は60%以下が好ましく、50%以下がより好ましく、40%以下がさらに好ましい。これにより、耐ピンホール強度に優れたフィルムとなる。
本発明の複合フィルムは外層に酸素バリアー性を付与する目的で、少なくとも1層のEVOH層を有する。EVOH層中のエチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物樹脂(EVOH)のエチレン含有率は特に限定されるものではないが、製膜安定性の観点から、下限は32モル%以上が好ましく、38モル%以上がより好ましく、上限は47モル%以下が好ましく、44モル%以下がより好ましい。
EVOHを最外層に配すること外層の濡れ性が向上し、ラミネート加工での接着性が高くなることで、ラミネート強度や加工適性を高めることができる。
また、EVOHのケン化度は90モル%以上が好ましく、95モル%以上がより好ましい。EVOHのエチレン含有量およびケン化度を上記範囲に保つことにより、本発明の複合フィルムの共押出性、複合フィルムの強度を良好なものとすることができる。
EVOH層の厚みは、下限は3μm以上が好ましく、5μm以上がさらに好ましい。また、上限は20μm以下が好ましく、15μm以下がより好ましく、10μm以下がさらに好ましい。EVOH層の厚みの下限を3μm以上とすることにより十分な酸素バリアー性を付与することができ、また、15μm以下とすることで耐ピンホール性の低下を抑制し、安定した製膜が可能となる。
各層の層間剥離強度を高める目的で、必要に応じて接着層を設けることができる。接着層は、一層であってもよいし、複数であってもよい。接着層として使用可能な接着性樹脂は、低密度ポリエチレン(LDPE)、線形低密度ポリエチレン(LLDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)等のポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のオレフィン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−メチルメタアクリレート共重合体(EMMA)、エチレン−エチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレン−メチルアクリレート共重合体(EMA)、エチレン−エチルアクリレート−無水マレイン酸共重合体(E−EA−MAH)、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−メタアクリル酸共重合体(EMMA)、エチレン系アイオノマー(ION)等のエチレン共重合体系樹脂が例示でき、その他、変性ポリオレフィン系樹脂、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体若しくはエチレン系エラストマーに、アクリル酸若しくはメタアクリル酸などの一塩基性不飽和脂肪酸、またはマレイン酸、フマール酸若しくはイタコン酸等の二塩基性脂肪酸の無水物を化学的に結合させたものを例示できる。中でも、ポリエチレンをベースとした接着性樹脂を用いることが好ましい。
接着層を設ける場合、接着層の厚みは、作業性、経済性、取扱い性の観点から、下限は3μm以上が好ましく、5μm以上がより好ましく、8μm以上がさらに好ましい。また上限は特に制限はないが、30μm以下が好ましく、25μm以下がより好ましく、20μm以下がさらに好ましい。接着層の厚みが3μm以上であれば、層間剥離強度を向上させることができる。また接着層が厚過ぎると、透明性の悪化やフィルムの総厚みが厚くなってしまう他、製造コストもかさむため上限は30μm以下であることが望ましい。
本発明のラミネート用複合フィルムの層構成は、外層に少なくとも1層のポリアミド樹脂層を含み、中間層に少なくとも1層のポリプロピレン樹脂層と少なくとも1層の凝集破壊タイプのイージーピール層を含み、内層に少なくとも1層のヒートシール層を含む構成であれば、特に限定されない。
ラミネート用複合フィルムは凝集破壊タイプのイージーピール層を中間層として有するため、良好な透明性を確保することができる。透明性はヘーズ(曇価)によって評価した数値で上限が10.0以下であり、好ましくは8.0以下、さらに好ましくは5.0以下である。
また、ラミネート用複合フィルムの総厚みは、経済性および強度、酸素バリアー性等の種々の物性等を鑑みて30μm以上60μm以下とすることが好ましい。
例えば、PA層(A)、EVOH層(B)、PP層(C)、PE層(D)、イージーピール層(E)、接着層(F)、で表した場合、以下の層構成を形成することができる。中でも好ましい層構成は、下記(1)、(2)、(3)または(4)であり、さらに好ましい層構成は(3)または(4)である。
(1)A/B/F/C/E/D
(2)A/B/F/C/E/C
(3)B/A/F/C/E/D
(4)B/A/F/C/E/C
(5)A/B/A/F/C/E/D
(6)A/B/A/F/C/E/C
例えば、上記の(1)においては、外層が「A/B」に対応し、中間層が「F/C/E」に対応し、内層が「D」に対応している。ただし、この区別は厳密なものではなく、外層が「A/B/F」であり、中間層が「C/E」であり、内層が「D」であってもよいし、外層が「A/B/F/C」であり、中間層が「E」であり、内層が「D」であってもよい。
外層に、「PA層(A)」「EVOH層(B)」が含まれ、中間層に「PP層(C)」「イージーピール層(E)」が含まれ、内層に「ヒートシール層(C、D)」が含まれていれば、特に、各層の境界を区別する必要はない。また、接着層は外層、中間層、内層のどの層に含まれていてもよく、ヒートシール層が外層や中間層に含まれていてもよい。また、複合フィルムにヒートシール性を付与する点から、最内層は、ヒートシール層とする必要がある。
本発明のラミネート用複合フィルムは、公知の方法を用いて作製することができる。例えば、押出ラミネーション法、共押出インフレーション法および共押出Tダイ法等を用いることができ、特に押出ラミネーション法と共押出Tダイ法とを組み合わせた方法を用いることが好ましい。
本発明のラミネート用複合フィルムは、外層にPA層またはEVOH層を有しているため、接着剤または接着性樹脂との良好な接着性を持ち、ドライラミネーション法または押出ラミネーション法でのラミネートフィルム作成に好適に使用することができる。
本発明のラミネート複合用フィルムを使用したラミネートフィルムとしては二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムやポリプロピレンフィルムとのドライラミネーション法によるフィルムが特に有効な実用性能を示す。
上述のラミネートフィルムは特に食品のガス置換包装に好適に使用することができ、本発明の複合フィルムの特性である、強度と透明性、イージーピール性によって、外観、強度と開封性全てに優れた食品包装体を作成することができる。
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
実施例1:
(ラミネート用複合フィルムの作製)
共押出Tダイ法により下記層構成を有する本発明のラミネート用複合フィルムを作製した。
EVOH(8μm)/Ny(12μm)/接着樹脂(5μm)/PP(30μm)/イージーピール(3μm)/LLDPE(2μm)
ここで、「イージーピール」は日本ポリプロ社のメタロセン重合のエチレン−プロピレン共重合体「ウィンテック」を主成分としている。
実施例2:
共押出Tダイ法により下記層構成を有する本発明のラミネート用複合フィルムを作製した。
EVOH(8μm)/Ny(12μm)/接着樹脂(5μm)/PP(30μm)/イージーピール(3μm)/PP(2μm)
ここで、「イージーピール」は日本ポリプロ社のメタロセン重合のエチレン−プロピレン共重合体「ウィンテック」を主成分としている。
実施例3:
共押出Tダイ法により下記層構成を有する本発明のラミネート用複合フィルムを作製した。
EVOH(6μm)/Ny(11μm)/接着樹脂(5μm)/PP(23μm)/イージーピール(3μm)/LLDPE(2μm)
ここで、「イージーピール」は日本ポリプロ社のメタロセン重合のエチレン−プロピレン共重合体「ウィンテック」を主成分としている。
実施例4:
共押出Tダイ法により下記層構成を有する本発明のラミネート用複合フィルムを作製した。
Ny(15μm)/EVOH(8μm)/接着樹脂(5μm)/PP(27μm)/イージーピール(3μm)/LLDPE(2μm)
ここで、「イージーピール」は日本ポリプロ社のメタロセン重合のエチレン−プロピレン共重合体「ウィンテック」を主成分としている。
比較例1:
共押出Tダイ法により下記層構成を有するラミネート用複合フィルムを作製した。
EVOH(8μm)/Ny(30μm)/接着樹脂(5μm)/PE(12μm)/イージーピール(3μm)/LLDPE(2μm)
ここで「イージーピール」は日本ポリエチレン製LLDPEを主成分としている。
比較例2:
共押出Tダイ法により下記層構成を有するラミネート用複合フィルムを作製した。
EVOH(8μm)/Ny(15μm)/接着樹脂(5μm)/PP(22μm)/イージーピール(6μm)/PP(4μm)
比較例3:
共押出Tダイ法により下記層構成を有するラミネート用複合フィルムを作製した。
Ny(15μm)/EVOH(8μm)/接着樹脂(5μm)/LLDPE(27μm)/イージーピール(3μm)/LLDPE(2μm)
ここで、「イージーピール」は日本ポリエチレン製LLDPEを主成分としている。
比較例4:
共押出Tダイ法により下記層構成を有するラミネート用複合フィルムを作製した。
EVOH(8μm)/Ny(12μm)/接着樹脂(5μm)/PP(32μm)/イージーピール(3μm)
ここで、「イージーピール」は日本ポリプロ社のメタロセン重合のエチレン−プロピレン共重合体「ウィンテック」を主成分としている。
比較例5:
共押出Tダイ法により下記層構成を有するラミネート用複合フィルムを作製した。
EVOH(8μm)/Ny(39μm)/接着樹脂(5μm)/PP(3μm)/イージーピール(3μm)/LLDPE(2μm)
ここで、「イージーピール」は日本ポリプロ社のメタロセン重合のエチレン−プロピレン共重合体「ウィンテック」を主成分としている。
<評価方法>
(ヘーズ測定)
23℃、JIS K 7105準拠条件にて、村上色彩技術研究所製ヘーズメーターを用いてヘーズを測定した。
(引き裂き強度測定)
23℃、JIS K 7128準拠条件にて、エルメンドルフ引き裂き強度試験機を用いてフィルムの引き裂き強度を測定した。
(フィルムのラミネート加工)
実施例および比較例で作成したフィルムの外層に二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(12μm)をドライラミネーション法によってラミネートしたフィルムを作成した。
(イージーピール強度)
深絞り包装機(ムルチバック社製、R530)でヒートシールサンプルを作成した。基材はヒートシール層がPE層の場合はAPETとEVOH、PA、PEの積層硬質フィルムを使用してシール温度140℃、シール時間2秒でサンプルを作成し、ヒートシール層がPP層の場合はPPとPA、EVOH,PPの順位積層したフィルムを使用して、シール温度170℃、シール時間2秒でサンプルを作成した。作成したヒートシール部を、15mm幅の短冊状に切断し、引張試験機で200mm/minの速度で剥離したときの最大荷重をイージーピール強度とした。
(タルミ評価)
深絞り包装機(ムルチバック社製、R530)で水を染み込ませたフェルトを内容物としたガス置換深絞り包装体サンプルを作成した。絞り深さは3cmとし、内容物のフェルトに染み込ませる水の量は20mlとした。基材はヒートシール層がPE層の場合はAPETとEVOH、PA、PEの積層硬質フィルムを使用してシール温度140℃、シール時間2秒でサンプルを作成し、ヒートシール層がPP層の場合はPPとPA、EVOH,PPの順位積層したフィルムを使用して、シール温度170℃、シール時間2秒でサンプルを作成した。作成した包装体サンプルを冷蔵庫(−5℃)で1週間保管し、その後のテストフィルムのタルミ度合いを外観より評価した。タルミが見られず、平滑性に優れたものを「◎」、やや平滑性が劣るもののタルミの有無を容易に見分けることができないものお「○」、店頭販売品と同等ではあるものの、タルミの存在が明確に見分けられるものを「△」、タルミによって明らかに商品価値を損なっているものを「×」と評価した。
Figure 2014184654
表1より、実施例1〜4および比較例1〜3、および比較例5のラミネート用複合フィルムはイージーピール層を中間層に有するため、イージーピールフィルムでありながら、ヘーズの値が小さく、良好な透明性を有することが確認された。
表1の引き裂き強度測定結果からは、実施例1〜4のラミネート用複合フィルムは良好な強度を有しており、特に実施例1および実施例3〜4では伸びと強靭さによって引き裂くことができず、測定不可となった。
イージーピール強度については、比較例1〜4および実施例1〜5全てで良好な強度を示しており、有効な実用性を有することを確認した。
タルミ評価については、Ny層が薄く、PP層が厚い構成になるほど優れた外観を示しており、実施例1〜2および比較例4では特に優れた外観であり、実施例3〜4および比較例2においても良好な外観であることを確認した。
本発明のフィルムは、例えば、深絞り包装またはガス置換トレーシール包装におけるポリエチレンをヒートシール層とした蓋材として好適に利用することができる。

Claims (10)

  1. 外層、中間層、内層からなる複合フィルムであって、前記外層が少なくとも1層のポリアミド樹脂層および少なくとも1層のエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物層を含み、前記中間層が少なくとも1層のポリプロピレン樹脂層と1層のイージーピール層を含み、前記内層が少なくとも1層のポリエチレン樹脂またはポリプロピレンとのヒートシールが可能なヒートシール層を含み、前記ポリプロピレン樹脂層の厚みがフィルム総厚みの30〜80%であり、ポリプロピレン樹脂を主成分としたイージーピール層を有し、エルメンドルフ法での引き裂き強度(23℃)が30kg/cm以上であり、ヘーズが10以下であり、総厚みが60μm以下であることを特徴とするラミネート用複合フィルム。
  2. イージーピール層がメタロセン触媒法によって重合されたエチレン−プロピレン共重合体を主成分としている請求項1に記載の複合フィルム。
  3. イージーピール層の副成分が低密度ポリエチレンもしくはエチレン−酢酸ビニル共重合体である請求項1または2に記載の複合フィルム。
  4. イージーピール層の厚みが8μm以下である請求項1〜3のいずれかに記載の複合フィルム。
  5. ヒートシール層が、ポリプロピレンホモポリマー(h−PP)、エチレン−プロピレン共重合体(r−PP)、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(EMMA)、エチレン−アクリル酸メチル共重合体(EMA)、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)のアイオノマー、およびエチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)のアイオノマーからなる群から選ばれる少なくとも1種から構成されている請求項1〜4のいずれかに記載の複合フィルム。
  6. ヒートシール層の厚みが10μm以下である請求項1〜5いずれかに記載の複合フィルム。
  7. イージーピール強度が23℃で4.0N/15mm幅以上15.0N/15mm幅以下である請求項1〜6のいずれかに記載の複合フィルム。
  8. 請求項1〜7いずれかに記載の複合フィルムの外層側に二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムをドライラミネート法によってラミネートした複合フィルム。
  9. 請求項1〜7いずれかに記載の複合フィルムの外層側に二軸延伸ポリプロピレンフィルムをドライラミネート法または押出ラミネート法によってラミネートした複合フィルム。
  10. 請求項1〜7いずれかに記載の複合フィルムの外層側に無延伸ポリプロピレンフィルムをドライラミネート法または押出ラミネート法によってラミネートした複合フィルム。
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