JP2014181724A - 貯油板を備えた直動案内ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】保持板6には,ケーシング3に保持するためのパイプ7が配設され,パイプ7の両端部69がエンドキャップ4に支持されている。パイプ7には,中空部に潤滑油を貯留する貯油室55が形成されており,貯油室55の両端部69が貯油板10にそれぞれ連通して貯油室55の潤滑油が貯油板10に流動可能に構成されている。保持板6には,パイプ7を嵌挿するため長手方向に伸びる通し孔9が形成され,貯油板10には,パイプ7の端部69が嵌合するパイプ用突出部27が形成されている。
【選択図】図3
Description
前記保持板には,前記長手方向に沿って前記保持板を前記ケーシングに保持するための固定部材が配設され,前記固定部材の両端部が前記エンドキャップに支持されており,前記固定部材には,前記固定部材の長手方向に沿って前記潤滑油を貯留する貯油室が形成されており,前記貯油室の両端が前記貯油板にそれぞれ連通して前記貯油室の前記潤滑油が前記貯油板に流動可能に構成されていることを特徴とする直動案内ユニットに関する。
図1には,この発明による直動案内ユニットの実施例として,貯油板10を備えた四条列ローラタイプの直動案内ユニットが図示されている。この直動案内ユニットの実施例では,スライダ2を構成するケーシング3の下面の長手方向に伸びる凹溝46には,防塵構造として内面シール5が設けられている。この直動案内ユニットは,転動体であるローラ11をスライダ2に保持するため保持板6が設けられている。この実施例では,転動体としてローラ11を使用したタイプが図示されているが,ボールタイプにも適用できることは勿論である。この直動案内ユニットは,例えば,軌道レール1の幅寸法が45mm程度のサイズで長尺に形成されており,転動体としてローラ11が使用され,ローラ11間にはセパレータ12が配列されているタイプが使用されている。また,この実施例は,スライダ2の形状がフランジタイプであり,スライダ2には,ワーク,機器等の相手部材との固定用の取付け用ねじ孔56が形成されている。この直動案内ユニットは,両側面39に形成された逃げ溝38に一対の軌道面21(第1軌道面)が形成された長尺な軌道レール1,及び軌道面21に対向してそれぞれ形成された軌道面22(第2軌道面)を備え且つ軌道面21と軌道面22との間に形成される軌道路18を転走する転動体であるローラ11を介して軌道レール1に跨架して相対移動するスライダ2から構成されている。スライダ2は,軌道面22及びそれらに平行に伸びるリターン路13が形成されたケーシング3,ケーシング3の長手方向の両端面52にそれぞれ固着され且つリターン路13と軌道路18とを連通する方向転換路19,20が形成されたエンドキャップ4,ローラ11に潤滑油を給油するためエンドキャップ4にそれぞれ配設された貯油板10,貯油板10側に位置してエンドキャップ4の端面53に配設されたリップ部17を備えたエンドシール16,並びに軌道面22に対してローラ11を保持する保持板6から構成されている。保持板6は,金属やプラスチック等の樹脂材料で形成されている。ここで,貯油板10としては,多孔質成形体やファイバに潤滑油を含浸した潤滑油含浸部材で形成されている。この直動案内ユニットでは,図3に示すように,ケーシング3にねじ穴40が形成されており,固定ボルト41がエンドシール16の取付け用穴及びエンドキャップ4の取付け用穴48に挿通されてケーシング3のねじ穴40にねじ込まれ,それによってケーシング3に,エンドキャップ4,エンドシール16及びエンドキャップ4とエンドシール16とに挟持された貯油板10が固定される。軌道レール1には,ベース等に取り付けるための取付け用孔57が形成され,また,ケーシング3には,ワークや機器を取り付けるための取付け用ねじ孔56が形成されている。
2 スライダ
3 ケーシング
4 エンドキャップ
6 保持板
7 パイプ
8 凹溝
9 通し孔
10 貯油板
11 ローラ(転動体)
13 リターン路
18 軌道路
19,20 方向転換路
21,22 軌道面
23,24 案内面
25 凹溝
26 凸部
27 パイプ用突出部
34 パイプ保持用孔
49 側面
55 貯油室
Claims (10)
- 両側面に第1軌道面が形成された長尺な軌道レール,及び前記第1軌道面に対向して形成された第2軌道面を備え且つ前記第1軌道面と前記第2軌道面との間に形成される軌道路を転動する転動体を介して前記軌道レールに跨架して相対移動するスライダから成り,前記スライダは,前記第2軌道面と前記第2軌道面に平行に伸びるリターン路を備えたケーシング,前記ケーシングの長手方向の両端にそれぞれ固着され且つ前記リターン路と前記軌道路とを連通する方向転換路を備えたエンドキャップ,前記転動体に潤滑油を給油するため前記エンドキャップにそれぞれ配設され且つ前記潤滑油が含浸された貯油板,及び前記第2軌道面に対して前記転動体を保持する保持板を有することから成る直動案内ユニットにおいて,
前記保持板には,前記長手方向に沿って前記保持板を前記ケーシングに保持するための固定部材が配設され,前記固定部材の両端部が前記エンドキャップに支持されており,
前記固定部材には,前記固定部材の長手方向に沿って前記潤滑油を貯留する貯油室が形成されており,
前記貯油室の両端が前記貯油板にそれぞれ連通して前記貯油室の前記潤滑油が前記貯油板に流動可能に構成されていることを特徴とする直動案内ユニット。 - 前記固定部材は,断面形状が円形又は多角形状のパイプに形成されており,前記パイプの中空部が前記貯油室に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の直動案内ユニット。
- 前記保持板には,前記パイプを嵌挿するため長手方向に伸びる通し孔が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の直動案内ユニット。
- 前記保持板には,前記パイプを嵌入するため長手方向に伸びる前記軌道レール側に開口する凹溝が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の直動案内ユニット。
- 前記パイプの前記両端部は,前記エンドキャップに形成されたパイプ保持用孔にそれぞれ嵌挿されて,前記保持板を前記ケーシングに対して接する状態に位置決め支持されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の直動案内ユニット。
- 前記パイプの前記両端部には,前記貯油板に設けた突出部がそれぞれ嵌入して,前記突出部が前記貯油室に露出し,前記パイプが前記スライダの長手方向に位置決め支持されていることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の直動案内ユニット。
- 前記パイプに形成された前記貯油室は,中空状,又は多孔質成形体やファイバーの潤滑油含浸部材が充填されていることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の直動案内ユニット。
- 前記第1軌道面と前記第2軌道面は,前記転動体であるローラがそれぞれ転動し,前記保持板は,断面が実質的に三角形状に形成され,該三角形状の二辺から形成される凸部は,二条列の前記ローラの端面をそれぞれ案内する長手方向に伸びる案内面に形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の直動案内ユニット。
- 前記保持板の前記凸部は,前記ケーシングの前記軌道面間に形成された長手方向に伸びる凹溝に係合していることを特徴とする請求項8に記載の直動案内ユニット。
- 前記貯油板は,前記潤滑油を含浸した多孔質成形体やファイバで形成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の直動案内ユニット。
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