JP2014181662A - 送風機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファンの回転に伴って発生する騒音を低減することができる送風機を提供する。
【解決手段】シュラウド16内では車両上下方向における上側および下側の狭小部分32にて空気流れの衝突に起因した渦が発生し易いところ、そのシュラウド16は、その狭小部分32に突出部34を備えているので、シュラウド16の空気流路における空気流れの衝突を抑制することができる。その結果、その空気流れの衝突に起因した渦の発生、要するに空気流れの乱れの発生を抑制し、軸流ファン14の回転に伴う騒音の発生すなわちNZ音の発生を抑えることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、熱交換器に送風する送風機において発生する騒音を低減する技術に関するものである。
熱交換器に送風する送風機が、例えば特許文献1に開示されている。その特許文献1の送風機は、空気流れ方向から見た形状が矩形形状である熱交換器に接続されている。そして、その送風機は、その熱交換器に外気を強制的に供給するクーリングファンと、熱交換器で熱交換された外気をクーリングファンに導くファンシュラウドとを備えている。そのファンシュラウドは、熱交換器からの空気を吹き出す開口部と、その開口部よりも空気流れ上流側に設けられ熱交換器と対向する壁面とを備えている。
そして、ファンシュラウドは、その熱交換器と対向する壁面に、開口部に沿ってその開口部を取り囲むように筒状を成すと共に熱交換器の側に向かって突き出た突起を備えている。この突起により、開口部に流入していく外気が周方向に一様流に近い状態すなわち均一流に近い状態とされるので、送風機の騒音であるNZ音を低減させることが可能である。
特開2005−156040号公報
開口部において空気が吹き出される開口孔である空気流出口は、熱交換器を通過する空気流量を多くして熱交換器の熱交換性能を高くするために、できるだけ大きくされるものである。そのため、空気流出口周りにおいて、その空気流出口の径方向外側におけるファンシュラウドの幅が狭くなり、上記突起の設置スペースが確保できないことがあった。このような場合を考慮して、特許文献1とは異なる方法で送風機の騒音を低減する必要があった。
本発明は上記点に鑑みて、特許文献1とは異なる方法で騒音を低減することができる送風機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、熱交換器(12)に通風し、その熱交換器に対して空気流れ下流側に設けられ、一軸心(CLF)まわりに回転する軸流ファン(14)と、
熱交換器に接続されることにより、その熱交換器を通過した空気を軸流ファンへ導くシュラウド(16)とを備え、
そのシュラウド(16)には、熱交換器からの空気が流入する空気流入口(26a)と、一軸心方向から見たときに空気流入口の内側に配置されその空気流入口からの空気を吹き出す空気流出口(30a)と、空気流入口から空気流出口までの空気流路(28a)とが形成され、
シュラウドは、空気流路での空気流れの衝突に起因した渦の発生を防止するように空気流路内に突き出た突出部(34、334、434、436)を備えていることを特徴とする。
上述の発明によれば、シュラウドは、空気流路での空気流れの衝突に起因した渦の発生を防止するように空気流路内に突き出た突出部を備えているので、空気流出口に向けて収束するように空気流路を流れる空気の乱れが抑制され、その結果、流れの乱れた空気が軸流ファンに吸い込まれ難くなり、送風機の騒音を低減することが可能である。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した括弧内の各符号は、後述する実施形態に記載した各符号に対応したものである。
本発明の第1実施形態における送風機10を表した正面図である。 図1において送風機10を矢印II方向から見た上面図である。 図1のIII−III断面図である。 図1のIV−IV断面図である。 図3のV−V断面図である。 本発明の第2実施形態における送風機10を表した正面図である。 図6のVII−VII断面図である。 本発明の第3実施形態における送風機10を表した正面図である。 図8のIX−IX断面図である。 図8のX−X断面図である。 本発明の第4実施形態における送風機10を表した正面図である。 図11のXII−XII断面図である。 図11のXIII−XIII断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
図1は、本発明が適用される送風機10を表した正面図である。また、図2は、図1において送風機10を矢印II方向から見た上面図である。図1および図2において、矢印DR1、DR2、DR3は互いに直交するものであり、それぞれ車両搭載方向を表している。すなわち、矢印DR1は車両上下方向DR1を表し、矢印DR2は車両左右方向すなわち車両幅方向DR2を表し、矢印DR3は車両前後方向DR3を表している。
送風機10は、ラジエータ12に外気すなわち空気を供給する車両用の軸流送風機である。また、ラジエータ12は、車両の走行用エンジンの冷却水を外気と熱交換させることにより冷却する熱交換器である。
図1および図2に示すように、送風機10は、ラジエータ12に対し車両後方に配設されている。具体的に、送風機10は、ラジエータ12に対し、そのラジエータ12を通過する空気流れ(図2参照)の下流側に設けられており、ラジエータ12を通過した空気を吸引して車両後方に吹き出すものである。なお、ラジエータ12は、各図において送風機10を見易く表示するために、図2にのみ二点鎖線で示されている。また、ラジエータ12は本発明における熱交換器に対応する。
送風機10は、軸流ファン14と、シュラウド16と、軸流ファン14を回転駆動する不図示の電動機とを備えている。例えばその電動機は、ステイすなわち支持部材でシュラウド16に固定されている。
図1のIII−III断面図である図3に示すように、軸流ファン14は、電動機の回転軸に一体回転するように連結されているモータ取付部18と、モータ取付部18から放射状に延びる複数の羽根20と、リング22とを備えている。軸流ファン14は、電動機によってファン軸心CLFまわりに回転させられ、それによりラジエータ12に通風する。その電動機の回転軸心はファン軸心CLFと同じになっている。ファン軸心CLFは、本発明における一軸心に対応し、車両前後方向DR3と平行である。すなわち、軸流ファン14の軸心方向すなわちファン軸心方向は、車両前後方向DR3と同じである。なお、軸流ファン14の回転方向は、図1において矢印ARFで示されている。
リング22は、軸流ファン14の外周部分に設けられている。具体的には図1に示すように、リング22は、羽根20の先端20a(図3参照)を周方向につなぐように、ファン軸心CLFを中心とした円環状に形成されている。
シュラウド16は、ラジエータ12(図2参照)に例えばボルト止め等により固定され接続されている。それにより、図1および図3に示すように、シュラウド16は、ラジエータ12を通過した空気を軸流ファン14へ導くダクド部となっている。シュラウド16は、例えば射出成形などによって成形され、ポリプロピレンなどの樹脂で構成されている。シュラウド16は、空気流入部26と中間部28と空気流出部30とを備えている。シュラウド16では、空気流れ上流側から順に、空気流入部26と中間部28と空気流出部30とが配設されている。
空気流入部26は、ラジエータ12(図2参照)に隣接して連結されている。空気流入部26には、ラジエータ12からの空気が流入する空気流入口26aが形成されている。その空気流入口26aは、ラジエータ12に対向してファン軸心方向に開口している。また、空気流入口26aは、図1に示すように、ラジエータ12の形状に合わせて、車両前後方向DR3から見たときに、車両幅方向DR2に延びる長辺26bと車両上下方向DR1に延びる短辺26cとから構成された矩形形状すなわち長方形形状を成している。車両前後方向DR3から見たときの空気流入口26aの中心位置は、例えばファン軸心CLFに一致している。
図3に示すように、空気流出部30には、空気流入口26aからの空気を吹き出す空気流出口30aが形成されている。この空気流出口30a内には、軸流ファン14が配置されている。そのため、空気流出口30aは、図1に示すように、車両前後方向DR3から見たときに円形状を成している。そして、車両前後方向DR3から見たときの空気流出口30aの中心位置は、例えばファン軸心CLFに一致している。なお、空気流出口30aの形状を表す上記円形状とは、数学的な意味での円に限らず、丸い形状を意味するものである。
また、軸流ファン14が回転するので、図3に示すように、空気流出口30aは、軸流ファン14のリング22との間に所定のクリアランスが生じるように形成されている。
中間部28には、空気流入口26aから空気流出口30aまで空気を導く空気流路28aが形成されている。すなわち、中間部28は、空気流入口26aから空気流出口30aへと窄まるように空気流路28aを形成する空気流路壁28bから構成されている。詳細には、その空気流路壁28bの内側の壁面である空気流路壁面28cが空気流路28aを形成している。
図1に示すように、空気流出口30aは、車両前後方向DR3から見たときに、空気流入口26aの内側に入るように配置されている。すなわち、空気流出口30aの開口面積は、空気流入口26aと比較して小さくなっている。そのため、空気流路28a(図3参照)では、空気は、図1の破線矢印ARairのように、空気流出口30aに向かって収束するように流れる。
図1のように車両前後方向DR3から見たとき、上述したように空気流入口26aの形状が空気流出口30aとは異なるため、シュラウド16には、空気流入口26aと空気流出口30aとの周縁同士の間隔すなわち径方向周縁間隔が広い部分もあれば狭い部分もある。すなわち、その径方向周縁間隔は、ファン軸心CLFまわりの周方向位置によって異なる大きさとなっている。シュラウド16は、その径方向周縁間隔が最も狭くなっている狭小部分32に、空気流路28a内に突き出た突出部34を備えている。なお、その狭小部分32とは、上記径方向周縁間隔が最も狭くなっている周方向位置の一点36だけを意味するのではなく、その一点36からそれの周辺にわたる範囲を意味するものである。
具体的に、突出部34は、車両前後方向DR3から見たときに、車両上下方向DR1において空気流出口30aの上側と下側とにそれぞれ設けられている。言い換えれば、突出部34は、空気流入口26aの一対を成す長辺26bそれぞれと空気流出口30aとの間に設けられている。すなわち、シュラウド16は、車両前後方向DR3から見たときに空気流出口30aを挟んで一対を成すように狭小部分32を有し、その一対を成す狭小部分32のそれぞれに突出部34を備えている。なお、突出部34が設けられている図1の上側と下側との狭小部分32は何れも、上記径方向周縁間隔が最も狭くなっている部分であるが、その径方向周縁間隔が最も狭くなっていることは厳密に解されるものではなく、それぞれの狭小部分32おける径方向周縁間隔に多少の大小関係があっても差し支えない。
また、突出部34は、図1のIV−IV断面図である図4と図3のV−V断面図である図5とに示すように、空気流路28aの内側に向かって膨らむようにして、空気流入口26aから空気流路28aにわたって形成されている。具体的に、突出部34は、図5に示すように、空気流路28aを形成している空気流路壁面28cをその空気流路28aの内側に向かって盛り上げた山形の形状を成している。
また、図1のように車両前後方向DR3から見たとき、突出部34は、ファン軸心CLFと直交しファン軸心CLFを起点として車両上下方向DR1に延びる基準直線L0に対し突出部34の頂点34aが一方にずれるように形成されている。その基準直線L0とは、言い換えれば、突出部34が設けられた狭小部分32において、空気流入口26aの周縁を成す一辺である長辺26bに直交し且つその長辺26bとファン軸心CLFとを軸流ファン14の径方向に結ぶ直線である。
具体的に、突出部34は、車両前後方向DR3から見たときに基準直線L0に対し、軸流ファン14の羽根20が軸流ファン14の矢印ARF方向の回転により基準直線L0から遠ざかる側に偏って配置されている。
例えば、図1での車両上下方向DR1の上側においては、矢印ARF方向に回転する羽根20は右側から基準直線L0に近づき基準直線L0から左側へ遠ざかるので、基準直線L0の左側が、羽根20が基準直線L0から遠ざかる側に該当する。そのため、図1に示す車両上下方向DR1の上側の狭小部分32では、突出部34は、基準直線L0に対して図1の左側に偏って配置されている。その一方で、車両上下方向DR1の下側の狭小部分32では、基準直線L0に対して図1の右側に偏って配置されている。
上述のように構成された送風機10では、図1に示すように、シュラウド16の空気流入口26aが車両幅方向DR2に長い長方形形状であるため、空気流路28a(図3参照)での空気流れは破線矢印ARairのように横方向流れが支配的となる。そのため、車両上下方向DR1におけるシュラウド16の上側および下側の狭小部分32において、仮に突出部34が無ければ、破線矢印ARairのような横方向の空気流れが互いに衝突することに起因して渦が発生する。そして、その渦を伴った空気流れが軸流ファン14に流入すると、送風機10の騒音が大きくなる。
この点、本実施形態によれば、シュラウド16は、車両上下方向DR1における上側および下側の狭小部分32に突出部34を備えているので、空気流路28aにおける空気流れの衝突を抑制することができる。その結果、その空気流れの衝突に起因した渦の発生、要するに空気流れの乱れの発生を抑制し、NZ音の発生すなわち騒音の発生を抑えることができる。すなわち、シュラウド16の突出部34は、空気流路28aでの空気流れの衝突に起因した渦の発生を防止するように空気流路28a内に突き出ている。なお、NZ音とは、軸流ファン14の回転速度と羽根20の枚数とに応じた周期で発生する騒音である。
次に、図1の基準直線L0に対する突出部34の配置位置から生じる効果について説明する。図1において送風機10はファン軸心CLFを中心として点対称形状をしているので、車両上下方向DR1における上側に着目して説明する。軸流ファン14の羽根20は矢印ARFのように回転するので、図1の送風機10のファン軸心CLFよりも上側において、その羽根20は基準直線L0の右側の範囲ではその基準直線L0に近付くように移動する。その一方で、基準直線L0の左側の範囲ではその基準直線L0から遠ざかるように移動する。
そのため、破線矢印ARairで示す横方向の空気流れと軸流ファン14の羽根20との相対速度は、基準直線L0の右側と左側とでは異なる大きさとなる。詳細には、その相対速度は、右側よりも左側において大きくなる。従って、空気流路28aから軸流ファン14に流入する空気流量すなわち軸流ファン14の送風量は、基準直線L0の右側よりも左側において多くなり、軸流ファン14では空気が基準直線L0の左側に偏って流れる。そして、破線矢印ARairで示す空気流れの衝突に起因して渦が生じるとすれば、その渦の発生位置は基準直線L0に対し左側に偏ることになる。
この点、本実施形態によれば、図1に示すように、シュラウド16の突出部34は、車両前後方向DR3から見たときに、基準直線L0に対し左側に偏って、すなわち、軸流ファン14の羽根20が軸流ファン14の回転と共に基準直線L0から遠ざかる側に偏って配置されているので、空気流れの衝突に起因した渦の発生を効果的に抑えることができる。すなわち、基準直線L0に対して例えば逆側に突出部34を設けた場合と比較して、騒音を低減する大きな効果を得ることが可能である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第1実施形態と異なる点を主として説明する。また、本実施形態と対比される前述の実施形態と同一または均等な部分については省略または簡略化して説明する。後述の第3、第4実施形態でも同様である。
図6は、本実施形態の送風機10を表した正面図である。また、図7は、その図6のVII−VII断面図である。図6および図7に示すように、本実施形態の送風機10では、シュラウド16の空気流入口26aは、車両前後方向DR3から見たときに矩形形状を成しているが、第1実施形態とは異なり、正方形形状を成している。
また、突出部34の個々の形状は第1実施形態と同じであるが、突出部34は、シュラウド16の4箇所の狭小部分32それぞれに設けられている。すなわち、シュラウド16において、突出部34が4つ設けられていることが第1実施形態と異なっている。
本実施形態によれば、前述の第1実施形態と同様に、突出部34が渦の発生を抑えるので、送風機10の騒音を低減することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図8は、本実施形態の送風機10を表した正面図である。図9は、図8のIX−IX断面図である。図10は、図8のX−X断面図である。
図8から図10に示すように、本実施形態の送風機10では、シュラウド16は、第1実施形態における一対の突出部34に替えて、一対のリブ部334を備えている。そのリブ部334は、空気流路28a内に突き出た突出部を構成しており、第1実施形態の突出部34と同じ狭小部分32に配置されている。しかし、リブ部334は、第1実施形態の突出部34と異なり、リブ状の形状を備えている。
具体的に、リブ部334は、図10に示すように、中間部28の空気流路壁28bから車両前後方向DR3に沿ってラジエータ12(図2参照)側に突き出ている。そして、リブ部334は、図8のように車両前後方向DR3から見たときに、狭小部分32において基準直線L0に近いほど空気流入口26aの一辺である長辺26bから離れるように形成されている。詳細には、リブ部334は、車両前後方向DR3から見たときに、車両幅方向DR2においてリブ部334に対する基準直線L0側とは反対側からリブ部334に向かう空気流れを空気流路28aの内側に向かわせるように、滑らかに湾曲している。例えば図8の上側のリブ部334に着目すれば、そのリブ部334は、図8の左側からリブ部334に向かう空気流れを空気流路28aの内側に向かわせるように、滑らかに湾曲している。
本実施形態によれば、前述の第1実施形態と同様に、リブ部334が渦の発生を抑えるので、送風機10の騒音を低減することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態では、前述の第3実施形態と異なる点を主として説明する。図11は、本実施形態の送風機10を表した正面図である。図12は、図11のXII−XII断面図である。図13は、図11のXIII−XIII断面図である。
図11から図13に示すように、本実施形態の送風機10では、シュラウド16は、第3実施形態におけるリブ部334と同様の第1リブ部434を備えている。その第1リブ部434は、第3実施形態のリブ部334と同様に湾曲している。
本実施形態では更に、シュラウド16は第2リブ部436を備えている。その第2リブ部436は、図11に示すように、車両前後方向DR3から見たときに、空気流入口26aの長辺26bと空気流入口26aとの間の狭小部分32に、第1リブ部434と共に配設されている。本実施形態では、第1リブ部434および第2リブ部436は一体となって、空気流路28a内に突き出た突出部を構成している。
図11に示すように、第2リブ部436は、車両幅方向DR2において第1リブ部434の基準直線L0側に配設されると共に、第1リブ部434の基準直線L0側の一端434bに接続されており、これにより第1リブ部434に連なっている。すなわち、第1リブ部434および第2リブ部436は、一連のリブを形成している。
図13に示すように、第1リブ部434および第2リブ部436は、第3実施形態におけるリブ部334と同様に、中間部28の空気流路壁28bから車両前後方向DR3に沿ってラジエータ12(図2参照)側に突き出ている。
また、第2リブ部436は、図11のように車両前後方向DR3から見たときに、狭小部分32において第1リブ部434の一端434bから基準直線L0側へ離れるほど空気流入口26aの一辺である長辺26bに近づくように形成されている。具体的には、第2リブ部436は、車両前後方向DR3から見たときに、車両幅方向DR2において第2リブ部436に対する基準直線L0側から第2リブ部436に向かう空気流れを空気流路28aの内側に向かわせるように、滑らかに湾曲している。例えば図11の上側の第2リブ部436に着目すれば、その第2リブ部436は、図11の右側から第2リブ部436に向かう空気流れを空気流路28aの内側に向かわせるように、滑らかに湾曲している。
また、図12および図13に示すように、第1リブ部434の先端434a及び第2リブ部436の先端436aは、車両前後方向DR3においてラジエータ12(図2参照)に当接しておらず、ラジエータ12から離れている。また、図11において、第1リブ部434および第2リブ部436に接する三角状の穴438は、車両前後方向DR3に貫通せずに閉塞されている止まり穴となっている。
本実施形態によれば、前述の第3実施形態と同様に、第1リブ部434および第2リブ部436が渦の発生を抑えるので、送風機10の騒音を低減することができる。
(他の実施形態)
(1)上述の実施形態において、送風機10は、ラジエータ12に空気を流通させるためのものであるが、例えば冷媒を凝縮させる凝縮器など、ラジエータ12以外の熱交換器に空気を流通させるものであっても差し支えない。
(2)上述の実施形態において、ファン軸心方向から見たとき、空気流入口26aは空気流出口30aの中心に配置されているが、空気流出口30aの中心からずれて配置されていても差し支えない。
(3)上述の第2実施形態において、突出部34は第1実施形態のものと同じであるが、その第2実施形態の突出部34は、第3実施形態のリブ部334、または、第4実施形態の第1リブ部434及び第2リブ部436に置き換えられても差し支えない。
(4)上述の第1実施形態において、突出部34は、車両上下方向DR1において空気流出口30aの上側と下側とのそれぞれに設けられているが、その上側と下側との何れか一方にだけ設けられ他方には設けられていなくても差し支えない。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
10 送風機
12 ラジエータ(熱交換器)
14 軸流ファン
16 シュラウド
26a 空気流入口
28a 空気流路
30a 空気流出口
32 狭小部分
34 突出部
CLF ファン軸心(一軸心)

Claims (6)

  1. 熱交換器(12)に通風し、該熱交換器に対して空気流れ下流側に設けられ、一軸心(CLF)まわりに回転する軸流ファン(14)と、
    前記熱交換器に接続されることにより、該熱交換器を通過した空気を前記軸流ファンへ導くシュラウド(16)とを備え、
    該シュラウド(16)には、前記熱交換器からの空気が流入する空気流入口(26a)と、前記一軸心方向から見たときに前記空気流入口の内側に配置され該空気流入口からの空気を吹き出す空気流出口(30a)と、前記空気流入口から前記空気流出口までの空気流路(28a)とが形成され、
    前記シュラウドは、前記空気流路での空気流れの衝突に起因した渦の発生を防止するように前記空気流路内に突き出た突出部(34、334、434、436)を備えていることを特徴とする送風機。
  2. 前記シュラウドは、前記空気流出口と前記空気流入口との周縁同士の間隔が前記一軸心方向から見たときに最も狭くなっている狭小部分(32)に、前記突出部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の送風機。
  3. 前記空気流入口は矩形形状である一方で、前記空気流出口は円形状であり、
    前記突出部は、前記一軸心方向から見たときに、前記狭小部分において前記空気流入口の周縁を成す一辺に直交し該一辺と前記一軸心とを結ぶ基準直線(L0)に対し、前記軸流ファンを構成する羽根(20)が該軸流ファンの回転と共に前記基準直線から遠ざかる側に偏って配置されていることを特徴とする請求項2に記載の送風機。
  4. 前記突出部(34)は、前記空気流路を形成している空気流路壁面(28c)を前記空気流路の内側に向かって盛り上げた山形の形状を成していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の送風機。
  5. 前記突出部(334)は、前記一軸心方向に突き出たリブ(334)で構成され、
    該リブは、前記一軸心方向から見たときに前記基準直線に近いほど前記一辺から離れるように形成されていることを特徴とする請求項3に記載の送風機。
  6. 前記突出部(434、436)は、前記一軸心方向に突き出た第1リブ(434)および第2リブ(436)で構成され、
    前記第1リブは、前記一軸心方向から見たときに前記基準直線に近いほど前記一辺から離れるように形成され、
    前記第2リブは、前記一軸心方向から見たときに、前記第1リブに対し前記基準直線側に配設されると共に該第1リブが有する前記基準直線側の一端(434b)に接続され、該第1リブの一端から前記基準直線側へ離れるほど前記一辺に近づくように形成されていることを特徴とする請求項3に記載の送風機。
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