JP2016166558A - 送風機 - Google Patents

送風機 Download PDF

Info

Publication number
JP2016166558A
JP2016166558A JP2015046153A JP2015046153A JP2016166558A JP 2016166558 A JP2016166558 A JP 2016166558A JP 2015046153 A JP2015046153 A JP 2015046153A JP 2015046153 A JP2015046153 A JP 2015046153A JP 2016166558 A JP2016166558 A JP 2016166558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
pressure surface
air
fan
airflow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015046153A
Other languages
English (en)
Inventor
吉田 憲司
Kenji Yoshida
憲司 吉田
小村 正人
Masato Komura
正人 小村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Nippon Soken Inc filed Critical Denso Corp
Priority to JP2015046153A priority Critical patent/JP2016166558A/ja
Publication of JP2016166558A publication Critical patent/JP2016166558A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】騒音を充分に抑制可能な送風機を提供する。【解決手段】複数の羽根12を有し、回転することによって気流を発生させる軸流ファン10を備え、羽根12の前縁部123の一部に、先細状に突出する複数の山部41で構成されるセレーション40が形成された送風機において、羽根12における正圧面122および負圧面121のうち、負圧面121に、複数の山部41における隣り合う山部41の間に形成される谷部42から羽根12の後縁部124まで延びる凹部51を形成した。【選択図】図3

Description

本発明は、ファンの回転によって気流を発生させる送風機に関する。
従来、羽根の前縁部全体を翼弦方向に複数の三角形の突起を設けて鋸状とする軸流式の送風機が知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1では、前縁部に設けた三角形の突起により縦渦を形成し、前縁部全体で空気の剥離を抑えることで、気流を羽根に密着させて乱流騒音の抑制を図っている。
特開2000−87898号公報
本発明者らは、三角形の突起による騒音抑制のメカニズムを検討した。この検討によれば、前縁部付近では、三角形の突起における気流に対して斜めに交差する一対の外縁それぞれで、当該外縁から羽根の負圧面に向かって回り込む気流(縦渦)が生成され、一対の外縁それぞれで回り込む気流が対となって渦流を形成する。これら渦流により羽根の負圧面の境界層にエネルギが供給され、前縁部における空気の剥離が抑えられることで、気流の乱れによる騒音が抑制されると考えられる。
ところが、本発明者らがさらに検討したところ、従来技術では騒音の抑制効果を充分に発揮できないことがわかった。その理由としては、隣り合う三角形の突起の根元側に形成される谷部は、一対の外縁と異なり、気流が衝突した際に乱れ、負圧面側における気流が安定しないことが要因と考えられる。
本発明は上記点に鑑みて、騒音を充分に抑制可能な送風機を提供することを目的とする。
本発明は、複数の羽根(12)を有し、回転することによって気流を発生させるファン(10)を備える送風機を対象としている。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、羽根の前縁部(123)の少なくとも一部には、先細状に突出する複数の突起(41)で構成される鋸歯状部(40)が形成されており、羽根における正圧面(122)および負圧面(121)のうち、少なくとも負圧面には、複数の突起における隣り合う突起の間に形成される谷部(42)から羽根の後縁部(124)まで延びる凹部(51、52)が形成されていることを特徴としている。
これによれば、羽根の負圧面では、隣り合う突起の間に形成される谷部から後縁部へ至る気流が凹部に沿って流れることで、空気の流れが整流され、負圧面側の気流を安定させることができる。この結果、谷部に起因して生ずる負圧面側の気流の乱れを抑えることができるので、羽根の負圧面における気流の乱れによる騒音を充分に抑制することができる。延いては、送風機のファン効率の向上を図ることができる。
また、請求項2に係る発明は、ファンに連結された回転軸(31)を駆動する駆動部(30)を備え、ファンは、回転軸の軸方向に沿う気流を発生させる軸流ファン(10)であり、羽根には、凹部がファンの回転方向に沿って延びるように形成されていることを特徴としている。
これによれば、隣り合う突起の間に形成される谷部から後縁部へ至る気流が、負圧側凹部によりファンの回転方向に沿って整流されることで、気流の乱れを抑えることができる。この結果、羽根の負圧面における気流の乱れによる騒音を充分に抑制することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
第1実施形態に係る送風機の正面図である。 図1のII−II断面図である。 第1実施形態に係る送風機を空気流れ上流側から見た羽根の上面図である。 図3の羽根の負圧面側における要部を示す拡大図である。 図3のV−V断面図である。 図4の羽根の負圧面側における空気流れを示す図である。 比較例に係る送風機を空気流れ上流側から見た羽根の上面図である。 図7の羽根の負圧面側における空気流れを示す図である。 第2実施形態に係る送風機の羽根を空気流れ上流側から見た上面図である。 第3実施形態に係る送風機の羽根を空気流れ上流側から見た上面図である。 第4実施形態に係る送風機の羽根を空気流れ上流側から見た上面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、先行する実施形態で説明した事項と同一もしくは均等である部分には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する場合がある。また、各実施形態において、構成要素の一部だけを説明している場合、構成要素の他の部分に関しては、先行する実施形態において説明した構成要素を適用することができる。
(第1実施形態)
本実施形態の送風機1の全体構成について、図1、図2を用いて説明する。なお、図1は、空気流れ上流側から見た送風機1の正面図である。なお、図1、図2中の上下方向を示す矢印D1、左右方向を示す矢印D2、前後方向を示す矢印D3は、車両搭載状態での方向を示している。
本実施形態の送風機1は、車両のエンジンルーム内に配置されており、ラジエータ2やコンデンサ(図示略)等の熱交換器に対して供給する気流を発生させるものである。送風機1は、熱交換器と共に各種車載機器を冷却するクーリングモジュールを構成している。
ここで、ラジエータ2は、エンジン冷却水と空気とを熱交換して、エンジン冷却水を冷却する熱交換器である。また、コンデンサは、車両用空調装置を構成する蒸気圧縮式の冷凍サイクルの高圧側冷媒と空気とを熱交換して、高圧側冷媒を冷却・凝縮する熱交換器である。
本実施形態の送風機1は、図2に示すように、ラジエータ2よりも車両後方側であって、ラジエータ2を通過する空気流れの下流側に配置されている。送風機1は、ラジエータ2を通過した空気を吸引して車両後方に向けて吹き出す。
送風機1は、主たる構成要素として、軸流ファン10、シュラウド20、およびモータ30を有する。本実施形態の送風機1は、モータ30の回転軸31の回転により、回転軸31の軸方向(ファン軸心CL1)に沿う気流を発生させる軸流ファン10を備える軸流式の送風機である。
軸流ファン10は、モータ30の回転軸31の回転により、ファン軸心CL1を中心に回転する。図1中の矢印DR1方向が軸流ファン10の回転方向である。軸流ファン10は、モータ30の回転軸31を連結するボス部11、複数の羽根12、リング部13を有する。ボス部11は、円筒状の部材で構成されており、その内周側がモータ30の回転軸31を連結する連結部を構成している。
複数の羽根12は、ボス部11の外周側に放射状に設けられている。各羽根12は、ボス部11の周方向に等間隔となるように配置されている。各羽根12の詳細については後述する。
リング部13は、各羽根12の外周側に設けられた円環状の部材である。リング部13は、図1に示すように、ファン軸心CL1を中心とした円環状であって、図2に示すように、ファン軸心CL1方向に所定長さ延びた円筒状の部材である。
リング部13は、円筒状の側壁131を有している。リング部13は、複数の羽根12それぞれの外周端部と連結している。換言すると、リング部13の側壁131には、複数の羽根12のそれぞれと連結する連結部132が形成されている。なお、ここでいう連結とは、別体として形成された羽根12とリング部13とが繋がっている状態だけでなく、一体として形成された羽根12とリング部13とが連続している状態も含む意味である。
また、リング部13は、側壁131の空気流れ上流側端部に、断面円弧状のベルマウス133が形成されている。本実施形態の軸流ファン10は、ボス部11、複数の羽根12、およびリング部13が、ポリプロピレンなどの樹脂にて一体に成形されている。
続いて、シュラウド20は、ラジエータ2通過後の空気を軸流ファン10に向かって流す空気流路20cを形成している。シュラウド20は、ポリプロピレンなどの樹脂で成形されている。シュラウド20は、ラジエータ2側に空気が流入する空気流入口20aが形成されており、その反対側に空気が流出する空気流出口20bが形成されている。シュラウド20には、その内部における空気流出口20b側に軸流ファン10が配置されている。
より具体的には、シュラウド20は、空気流入部21と、空気流出部22と、中間部23とを有している。空気流入部21は、空気流入口20aが形成されている部分である。空気流入部21の空気流入側は、ラジエータ2に連結されている。空気流入口20aは、ラジエータ2に対向してファン軸心CL1方向に開口している。空気流入口20aの中心位置は、ファン軸心CL1に一致している。
空気流入口20aは、ラジエータ2の熱交換部に対応する矩形形状である。すなわち、空気流入口20aは、図1に示すように、ファン軸心CL1方向から見たとき、車両上下方向D1に延びる辺よりも、車両左右方向D2に延びる辺の方が長い横長の長方形形状である。このため、車両左右方向D2における空気流入部21の内壁と軸流ファン10との距離L2は、車両上下方向D1における空気流入部21の内壁と軸流ファン10との距離L1よりも大きくなっている。
空気流出部22は、空気流出口20bが形成されている部分である。空気流出部22は、その内部に軸流ファン10が配置されている。空気流出部22は、軸流ファン10と接触しないように、軸流ファン10のリング部13との間に隙間、すなわち、クリアランス部24を有するように形成されている。本実施形態の空気流出部22は、リング部13の径方向外側でリング部13に対向する筒状の部分を構成している。
また、空気流出口20bは、ファン軸方向CL1方向に開口している。空気流出口20bは、軸流ファン10に対応した形状である。すなわち、空気流出口20bは、ファン軸心CL1方向から見たとき、円形状である。空気流出口20bの中心位置は、ファン軸心CL1に一致している。
また、本実施形態では、空気流出口20bの半径がリング部13の下流側端部の内径と同じとなるように、空気流出部22の空気流れ最下流部221が、リング部13と対向する部分222よりも内側に突出した形状となっている。空気流出部22の空気流れ最下流部221とリング部13との間に、クリアランス部24へ空気が流入する空気入口25が形成されている。
中間部23は、空気流入部21から空気流出部22まで空気を導く空気流路を形成している。中間部23は、車両左右方向D2における空気流入部21の内壁と軸流ファン10との距離L2が、空気流入部21から空気流出部22に向かって徐々に小さくなっている。従って、中間部23は、流路断面積(開口面積)が、空気流入部21から空気流出部22に向かって徐々に小さくなっている。
本実施形態のシュラウド20は、空気流入部21と空気流出部22と間に中間部23が介在していることで、シュラウド20内部の空気流路20cの流路断面積が空気流入部21から空気流出部22に至る過程で縮小されている。
続いて、モータ30は、軸流ファン10に連結された回転軸31を有し、当該回転軸31を回転駆動する電動式の駆動部である。モータ30は、ステー32によってシュラウド20に固定されている。ステー32は、モータ30を支持する支持部材である。
このように構成される送風機1は、モータ30の回転軸31の回転により軸流ファン10が回転すると、図2中の矢印F1のように、ラジエータ2を通過した空気が、軸流ファン10に吸い込まれ、軸流ファン10からファン軸心CL1に沿って吹き出される。
この際、シュラウド20内における空気流出口20b側の位置A1での圧力は、軸流ファン10の空気吸入側の位置A2での圧力よりも高くなる。このため、図2中の矢印F2のように、軸流ファン10から流出した空気の一部が、空気入口25からクリアランス部24を通って、軸流ファン10の吸入側に逆流する。本実施形態では、軸流ファン10の外周にリング部13を設けているので、リング部13を設けない場合と比較して、この逆流F2が抑制されている。さらに、リング部13の先端側にベルマウス133を設けているので、ベルマウス133を設けない場合と比較して、逆流F2が合流する軸流ファン10の空気流入側の乱流が抑制されている。
次に、図3〜図5を用いて、本実施形態の送風機1の主な特徴部分について説明する。図5に示すように、複数の羽根12は、翼面として、ファン軸心CL1方向における空気流れ上流側の負圧面121、および負圧面121の反対側の正圧面122が形成されている。複数の羽根12は、回転方向DR1前方に位置する前縁部123、および回転方向DR1後方に位置する後縁部124を有している。複数の羽根12は、所定の抑え角α、所定の翼弦長L12を有している。
そして、図3、4に示すように、複数の羽根12の前縁部123には、セレーション(鋸歯状部)40が、羽根12の内周側と外周側との中間付近から外周側に至る領域に形成されている。
セレーション40は、鋸歯状に羽根12の幅方向(軸流ファン10の径方向)に並ぶ三角形状の複数の山部41で構成されている。セレーション40の各山部41は、先細状に突出する突起を構成している。各山部41は、その根元側から先端側に向かうにつれて近づくと共に、その先端で斜めに交差する一対の外縁411、412を有する。山部41は、その先端側から根元側に向かうにつれて、ファン軸心CL1方向の厚み(翼厚)が大きくなっている。
また、セレーション40には、隣り合う山部41の間に谷部42が形成されている。この谷部42は、山部41の根元側において、隣り合う山部41の外縁411、412同士が交差する部分である。
複数の羽根12には、その負圧面121に、セレーション40の谷部42から羽根12の後縁部124まで連続して延びる凹部51が形成されている。本実施形態の凹部51は、軸流ファン10の回転方向DR1に沿って延びるように円弧状に形成されている。すなわち、本実施形態の凹部51は、軸流ファン10のファン軸心CL1を中心とする円の周方向に沿って延びている。
本実施形態では、セレーション40における全て谷部42に対して凹部51が形成されている。従って、本実施形態では、セレーション40における谷部42の数と凹部51の数とが一致している。
本実施形態の凹部51は、図4に示すように、セレーション40の谷部42から羽根12の後縁部124まで延びる細溝部511、および谷部42付近において細溝部511に比べて、幅(軸流ファン10の径方向の幅)が広い幅広部512を有している。
細溝部511は、断面がV字状の溝で構成される。細溝部511は、羽根12の負圧面121側を流れる空気を整流させる機能を果たす。細溝部511は、幅広部512に対して連続した曲面となるように形成されている。
幅広部512は、羽根12の負圧面121における谷部42の周囲に形成されている。幅広部512は、谷部42付近の山部41の外縁411、412に段差が生じないように、丸みを帯びた形状(R形状)を有している。本実施形態の凹部51は、幅広部512によって、山部41の外縁411、412から連続した曲面となっている。
次に、上記構成における送風機1の作動について説明する。本実施形態の軸流ファン10の負圧面121における空気の流れについては、図7に示す比較例に係る送風機J1の軸流ファン10の負圧面121における空気の流れと対比して説明する。なお、比較例に係る送風機J1は、図7に示すように、羽根12の負圧面121に凹部51が形成されていない点が、本実施形態の送風機1と異なっている。
まず、モータ30の回転軸31が回転して、軸流ファン10が回転駆動されると、図2に示すように、ファン軸心CL1方向に沿う気流F1が生成される。この際、各羽根12の前縁部123付近の気流は、図6、図8の気流F3a、F3bに示すように、ファン軸心CL1に垂直な方向、すなわち、羽根12の翼面(負圧面121、正圧面122)に沿う速度成分を有する。
そして、各羽根12の前縁部123付近の気流は、前縁部123におけるセレーション40の山部41の外縁411、412から羽根12の負圧面121側に回り込む気流となり、一対の外縁411、412それぞれで回り込む気流が対となって渦流を形成する。これら渦流により羽根12の負圧面121の境界層にエネルギが供給され、前縁部123における空気の剥離が抑えられる。
ところが、セレーション40の谷部42は、外縁411、412のように斜めに傾斜しておらず、縦渦が生じないことから、図8の比較例で示すように、各羽根12の前縁部123付近の気流がセレーション40の谷部42に衝突した際に、負圧面121から剥離しやすい。谷部42における空気の剥離は、騒音の発生要因となることから好ましくない。
また、本実施形態および比較例に係る送風機1、J1では、各羽根12の前縁部123付近における気流の向きが、図6、図8の気流F3a、F3bに示すように、ファン径方向で異なっている。具体的には、羽根12の内周側における気流F3aは、ファン軸心CL1を中心とする円の周方向に流れる傾向があり、羽根12の外周側における気流F3bは、羽根12の内周側における気流F3aよりも、ファン軸心CL1側に向かって流れる傾向がある。
この要因の1つとしては、シュラウド20内部の空気通路の流路断面積が空気流入部21から空気流出部22に至る過程で縮小されることで、軸流ファン10の外周側における空気の流れが、ファン軸心CL1に向かう速度成分を有することが挙げられる。
特に、本実施形態の送風機1は、車両左右方向D2における空気流入部21の内壁と軸流ファン10との距離L2が、車両上下方向D1における空気流入部21の内壁と軸流ファン10との距離L1よりも大きくなっている。このため、車両上下方向に比べて車両左右方向において、ファン軸心CL1に向かう速度成分が大きくなりやすいと考えられる。なお、本実施形態および比較例に係る送風機1、J1は、軸流ファン10の外周側で空気の流れが縮流することで、リング部13の内周面付近における連結部132の空気流れ下流側の領域A3(図2参照)に、空気流れのよどみが生ずる。
各羽根12の前縁部123付近における気流の向きが、ファン径方向で異なっていると、各羽根12の翼面に沿って流れる気流が不安定となる。特に、羽根12の負圧面121では、山部41の外縁411、412から回り込む気流が生ずることから、正圧面122に比べて、気流の乱れが顕著となる。これらにより、羽根12における負圧面121側と正圧面122側とで気流の向きが乖離してしまう。
負圧面121側および正圧面122側における気流の向きが乖離すると、羽根12における後縁部124で負圧面121側からの空気と正圧面122側からの空気が合流した際に気流が大きく乱れる。このような後縁部124側での気流の乱れは、騒音の発生要因となることから好ましくない。
これらを鑑みて、本実施形態では、羽根12の負圧面121に、セレーション40の谷部42から後縁部124に延びる凹部51を設けている。これによれば、各羽根12の前縁部123付近の気流がセレーション40の谷部42に衝突したとしても、衝突後の気流は、図6の気流F4に示すように凹部51に沿う安定した流れとなる。
これに対して、比較例では、各羽根12の前縁部123付近の気流がセレーション40の谷部42に衝突すると、衝突後の気流は、図8の気流F5に示すように負圧面121で安定しない。
以上説明した本実施形態の送風機1では、羽根12の負圧面121に、セレーション40の谷部42から後縁部124に延びる凹部51を設けるといった特徴的な構成を採用している。
これによれば、セレーション40における隣り合う突起の間に形成される谷部42から後縁部124へ至る気流が、凹部51に沿って流れることで整流される。これより、谷部42に起因して生ずる負圧面121側の気流の乱れを抑えることができる。この結果、羽根12の負圧面121における気流の乱れによる騒音の発生を充分に抑制することが可能となる。さらに、羽根12の負圧面121における気流の乱れが抑制されることで、モータ30の駆動トルクを抑えることができるので、送風機1のファン効率の向上を図ることができる。
具体的には、本実施形態の凹部51は、セレーション40の谷部42付近から後縁部124まで延びる細溝部511を有する。これによれば、セレーション40の谷部42に衝突した気流を整流して、後縁部124側へ導くことができるので、負圧面121側の気流の乱れを抑えることができる。
特に、本実施形態の凹部51は、セレーション40の谷部42の周囲に、谷部42付近の山部41の外縁411、412に段差が生じないように、丸みを帯びた形状に形成された幅広部512を有する。これによれば、セレーション40の谷部42に衝突した気流が凹部51に流れやすくなるので、負圧面121側の空気の剥離を抑えることができる。
さらに、本実施形態では、負圧面121に形成した凹部51を軸流ファン10の回転方向DR1に沿って延びるように形成している。これによれば、セレーション40の谷部42から後縁部124へ至る気流が、凹部51によりファンの回転方向DR1に沿って整流される。これにより、負圧面121側を流れる気流の向きがファンの回転方向D2に揃うことで、負圧面121側における気流同士の衝突が抑えられ、負圧面121側を流れる気流を安定させることができる。この結果、羽根12の負圧面121側における気流の乱れに起因する騒音の発生を抑制することができる。
ここで、前述したように、羽根12における負圧面121は、外縁411、412から羽根12の負圧面121に向かって回り込む気流の影響により、羽根12の正圧面122に比べて、気流の向きが変化しやすい。
このため、本実施形態では、羽根12における正圧面122および負圧面121のうち、負圧面121だけに凹部51を形成する構成を採用している。これによれば、負圧面121側の空気の流れが整流されることで、正圧面122および負圧面121での気流の向きが乖離することを抑制することができる。この結果、羽根12における後縁部124で負圧面121側からの空気と正圧面122側からの空気が合流した際の気流の乱れを抑えることができるので、騒音の発生を抑制することができる。
また、羽根12の負圧面121側だけに凹部51を形成することで、羽根12における翼厚を確保することができるので、凹部51を形成することに伴う羽根12の強度低下を抑えることもできる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態では、セレーション40の一部の谷部42に対して、谷部42付近から羽根12の後縁部124まで延びる細溝部511が形成されている点が第1実施形態と相違している。本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
図9に示すように、本実施形態の羽根12の負圧面121には、セレーション40の一部の谷部42に対して、谷部42付近から羽根12の後縁部124まで延びる細溝部511が形成されている。
具体的には、セレーション40の各谷部42のうち、最も外周側に位置する谷部42と最も内周側に位置する谷部42に対して細溝部511が形成されている。なお、本実施形態では、セレーション40における全ての谷部42に幅広部512が形成されている。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。本実施形態の構成によれば、セレーション40の各谷部42のうち、谷部42から羽根12の後縁部124まで連続して延びる細溝部511が形成されている部位では、谷部42から後縁部124に至る気流が細溝部511に沿って流れることで整流される。これより、負圧面121側の気流の乱れを抑えることができ、送風機1の騒音抑制効果を充分に発揮することが可能となる。
また、本実施形態の構成によれば、セレーション40の一部の谷部42に対して、谷部42から羽根12の後縁部124まで連続して延びる細溝部511を形成することで、細溝部511を形成することに伴う羽根12の強度低下を充分に抑えることができる。
なお、本実施形態では、セレーション40の各谷部42のうち、最も外周側に位置する谷部42と最も内周側に位置する谷部42に対して細溝部511を形成する例について説明したが、凹部51を形成する谷部42は、特定の谷部42に限定されない。例えば、セレーション40の各谷部42のうち、中央側に位置する谷部42に対して凹部51を形成してもよい。
また、本実施形態では、セレーション40における全ての谷部42に幅広部512を形成する例について説明したが、これに限らず、例えば、細溝部511が形成された部位に幅広部512を形成してもよい。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態では、セレーション40の谷部42から羽根12の後縁部124まで延びる凹部51が不連続となっている点が第1実施形態と相違している。本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
図10に示すように、本実施形態の羽根12の負圧面121には、セレーション40の谷部42から羽根12の後縁部124まで延びる凹部51が、細溝部511の一部で不連続となっている。具体的には、本実施形態の細溝部511は、セレーション40の谷部42から羽根12の中央付近まで延びる第1溝部511a、および第1溝部511aから所定間隔をあいた位置から後縁部124まで延びる第2溝部511bで構成されている。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。本実施形態の構成によれば、セレーション40の谷部42から後縁部124へ至る気流が、細溝部511の第1溝部511aに沿って流れることで整流される。これより、谷部42付近における負圧面121側の気流の乱れを抑えることができる。
また、負圧面121における後縁部124側の気流は、細溝部511の第2溝部511bに沿って流れることで整流され、羽根12の後縁部124から流出する。これによれば、負圧面121における後縁部124側の空気の流れが整流されることで、正圧面122および負圧面121での気流の向きが乖離することを抑制することができる。
従って、羽根12における後縁部124で負圧面121側からの空気と正圧面122側からの空気が交差した際の気流の乱れを抑えることができ、騒音抑制効果を充分に発揮することが可能となる。
さらに、本実施形態の如く、細溝部511を第1、第2溝部511a、511bに分割すれば、各溝部511a、511b間で羽根12の翼厚を確保することができる。従って、凹部51を形成することに伴う羽根12の強度低下を抑えることができる。
なお、本実施形態の如く、細溝部511の一部を不連続とする構成は、第2実施形態の如く、セレーション40の一部の谷部42に対して細溝部511を形成する構成に適用してもよい。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。本実施形態では、羽根12における負圧面121および正圧面122の双方に凹部51、52を設けている点が第1実施形態と相違している。本実施形態では、第1実施形態と同様または均等な部分についての説明を省略、または簡略化して説明する。
図11に示すように、本実施形態の各羽根12には、負圧面121だけでなく、正圧面122にもセレーション40の谷部42から羽根12の後縁部124まで連続して延びる凹部52が形成されている。本実施形態の正圧面122側の凹部52は、軸流ファン10の回転方向DR1に沿って延びるように円弧状に形成されている。
そして、本実施形態の正圧面122側の凹部52は、羽根12の厚み方向(ファン軸心CL1方向)に重なり合うように形成されている。なお、正圧面122側の凹部52には、負圧面121側の凹部51と異なり、幅広部512が設けられていない。正圧面122側においては、負圧面121側と異なり、空気の剥離が生じにくいからである。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。従って、本実施形態の構成によれば、第1実施形態と同様の効果を奏する。
特に、本実施形態の構成によれば、各羽根12における正圧面122における気流が凹部52により整流されることで、各羽根12における正圧面122および負圧面121での気流の向きが乖離することを抑制することができる。これにより、羽根12における後縁部124で負圧面121側からの空気と正圧面122側からの空気が交差した際の気流の乱れをより効果的に抑えることができ、送風機1の騒音抑制効果を充分に発揮することが可能となる。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。例えば、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の各実施形態では、羽根12の負圧面121や正圧面122に形成した凹部51、52として、円弧状に延びる形状を有する例を説明したが、これに限定されない。羽根12の負圧面121や正圧面122に形成する凹部51、52としては、円弧状以外の曲線形状や、直線的に延びる形状としてもよい。
(2)上述の各実施形態の如く、凹部51として幅広部512を有する構成とすることが望ましいが、これに限定されず、幅広部512が省略されていてもよい。
(3)上述の各実施形態では、凹部51の細溝部511をV字状の溝で構成する例について説明したが、これに限らず、例えば、凹部51の細溝部511をU字状の溝で構成してもよい。
(4)上述の各実施形態では、セレーション40を、羽根12の前縁部123における一部の領域に形成する例について説明したが、これに限らず、例えば、羽根12の前縁部123における全域にセレーション40を形成してもよい。
(5)上述の各実施形態では、ファンとして軸流ファン10を備える送風機1に本発明を適用する例について説明したが、これに限定されず、例えば、シロッコファン、ターボファン、貫流ファン等の種々のファンに適用することができる。
(6)上述の各実施形態では、送風機1を、車載機器を冷却するクーリングモジュールの送風装置に適用する例について説明したが、これに限定されず、車両用の空調装置で用いられる送風装置に適用してもよい。さらに、車両用に限らず、家庭用や工業用に用いられる送風装置に対して送風機1を適用してもよい。
(7)上述の各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
(8)上述の各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されない。
(9)上述の各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されない。
1 送風機
10 軸流ファン(ファン)
12 羽根
121 負圧面
122 正圧面
123 前縁部
124 後縁部
40 セレーション(鋸歯状部)
41 山部(突起)
42 谷部
51、52 凹部

Claims (4)

  1. 複数の羽根(12)を有し、回転することによって気流を発生させるファン(10)を備え、
    前記羽根の前縁部(123)の少なくとも一部には、先細状に突出する複数の突起(41)で構成される鋸歯状部(40)が形成されており、
    前記羽根における正圧面(122)および負圧面(121)のうち、少なくとも前記負圧面には、前記複数の突起における隣り合う突起の間に形成される谷部(42)から前記羽根の後縁部(124)まで延びる凹部(51、52)が形成されていることを特徴とする送風機。
  2. 前記ファンに連結された回転軸(31)を駆動する駆動部(30)を備え、
    前記ファンは、前記回転軸の軸方向に沿う気流を発生させる軸流ファン(10)であり、
    前記羽根には、前記凹部が前記ファンの回転方向に沿って延びるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の送風機。
  3. 前記羽根には、前記正圧面および前記負圧面のうち、前記負圧面だけに前記凹部(51)が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の送風機。
  4. 前記羽根には、前記正圧面および前記負圧面それぞれに前記凹部(51、52)が形成されており、
    前記正圧面側の前記凹部(52)、および前記負圧面側の前記凹部(51)は、前記羽根の厚み方向に重なり合うように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の送風機。
JP2015046153A 2015-03-09 2015-03-09 送風機 Pending JP2016166558A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015046153A JP2016166558A (ja) 2015-03-09 2015-03-09 送風機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015046153A JP2016166558A (ja) 2015-03-09 2015-03-09 送風機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016166558A true JP2016166558A (ja) 2016-09-15

Family

ID=56898386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015046153A Pending JP2016166558A (ja) 2015-03-09 2015-03-09 送風機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016166558A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170261000A1 (en) * 2014-09-18 2017-09-14 Denso Corporation Blower
CN107178524A (zh) * 2017-05-22 2017-09-19 奥克斯空调股份有限公司 一种鸟翅型低噪音轴流风叶
KR20200005228A (ko) * 2018-07-06 2020-01-15 엘지전자 주식회사

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5773400U (ja) * 1980-10-22 1982-05-06
JPS57202798U (ja) * 1981-06-18 1982-12-23
JPS57202800U (ja) * 1981-06-18 1982-12-23
JPH07158591A (ja) * 1993-12-09 1995-06-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送風機羽根車
DE102010023017A1 (de) * 2010-06-08 2011-12-08 Georg Emanuel Koppenwallner Buckelwalgebläse, Verfahren zur örtlichen Verbesserung der Strömung bei Strömungsmaschinen und Fahrzeugen
CN102465917A (zh) * 2010-11-05 2012-05-23 台达电子工业股份有限公司 风扇结构
JP2014062506A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Denso Corp 送風機
GB2507493A (en) * 2012-10-30 2014-05-07 Solyvent Flakt Ab Air movement fan with protrusions on the leading and trailing edges of the blades
US20140338388A1 (en) * 2013-05-20 2014-11-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Propeller fan and air conditioner having the same

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5773400U (ja) * 1980-10-22 1982-05-06
JPS57202798U (ja) * 1981-06-18 1982-12-23
JPS57202800U (ja) * 1981-06-18 1982-12-23
JPH07158591A (ja) * 1993-12-09 1995-06-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 送風機羽根車
DE102010023017A1 (de) * 2010-06-08 2011-12-08 Georg Emanuel Koppenwallner Buckelwalgebläse, Verfahren zur örtlichen Verbesserung der Strömung bei Strömungsmaschinen und Fahrzeugen
CN102465917A (zh) * 2010-11-05 2012-05-23 台达电子工业股份有限公司 风扇结构
JP2014062506A (ja) * 2012-09-21 2014-04-10 Denso Corp 送風機
GB2507493A (en) * 2012-10-30 2014-05-07 Solyvent Flakt Ab Air movement fan with protrusions on the leading and trailing edges of the blades
US20140338388A1 (en) * 2013-05-20 2014-11-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Propeller fan and air conditioner having the same

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20170261000A1 (en) * 2014-09-18 2017-09-14 Denso Corporation Blower
CN107178524A (zh) * 2017-05-22 2017-09-19 奥克斯空调股份有限公司 一种鸟翅型低噪音轴流风叶
KR20200005228A (ko) * 2018-07-06 2020-01-15 엘지전자 주식회사
KR102537524B1 (ko) 2018-07-06 2023-05-30 엘지전자 주식회사

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6409666B2 (ja) 送風機
US7220102B2 (en) Guide blade of axial-flow fan shroud
JP5880288B2 (ja) 送風機
US9909485B2 (en) Cooling fan module and system
EP3626974B1 (en) Outdoor unit for an air conditioner
WO2014050146A1 (ja) プロペラファン及びこれを備える空気調和機
JP2013119816A (ja) プロペラファン及び空気調和装置の室外機
EP2982866B1 (en) Propeller fan, blower device, and outdoor equipment
CN106062380B (zh) 送风装置
JP4508974B2 (ja) プロペラファン
CN107532612B (zh) 离心式鼓风机
KR20140147712A (ko) 팬쉬라우드 조립체
US8696305B2 (en) Axial fan assembly
WO2016071948A1 (ja) プロペラファン、プロペラファン装置および空気調和装置用室外機
WO2014097627A1 (ja) 遠心ファン
JP2016166558A (ja) 送風機
WO2015125486A1 (ja) 送風装置
WO2016042698A1 (ja) 送風機
JP6224952B2 (ja) 送風装置
WO2019215783A1 (ja) 送風装置及び空気調和装置用室外機
WO2015122134A1 (ja) 送風装置
JPH05312190A (ja) 遠心ファンの羽根車
JP7235996B2 (ja) 送風装置及びそれを備えた空気調和システム
JP6295420B2 (ja) 送風機、およびその送風機を搭載した室外ユニット
US12078187B2 (en) Impeller, fan, and air-conditioning apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190212

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191008