JP2017206993A - ファン装置 - Google Patents

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Fumiya Hara
史哉 原
文庸 渡邉
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Abstract

【課題】冷却風の風量を向上する。【解決手段】複数のモータ固定部271を連結する円弧状の連結部272を有するモータマウント27を備える。モータマウント27は、連結部272の外周面272aに、回転軸31の一端側から他端側に向けてボス部11の外周面に沿って流れた気流を回転軸31の中心方向に案内する曲面形状のガイドGが形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、空気を送風するファン装置に関するものである。
従来、車両に用いられる熱交換器を冷却するファン装置として、シュラウドと、シュラウドに取り付けられた電動モータと、電動モータの回転軸の一端側に取り付けられたファンブレード等を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−270463号公報
上記特許文献1に記載されたファン装置は、電動モータの回転軸の一端側から他端側に向けてボス部の外周面に沿って冷却風が流れる。本発明者らは、この冷却風の空気流れについて検討を重ねた結果、ボス部の外周面に沿った気流を阻害する要因が複数あることが分かった。
第1の要因は、図8に示すように、ボス部11の外周面に沿って流れる冷却風F1がシュラウドの一部を構成する円弧状のモータマウント27の連結部272の外周面に沿って流れたときに、モータマウント27の連結部272の空気流れ下流側の縁部で冷却風に矢印F3に示すようなよどみが発生することである。特に、冷却風F1の風量を大きくするためボス部11の外周径を小さくすると、ボス部11の外周径とモータマウント27の連結部272との間の段差が大きくなるためよどみも大きくなる。このようなよどみが発生すると、ボス部11の外周面に沿う冷却風F1の流れが阻害され、冷却風F1の風量が低下するといったことが分かった。
第2の要因は、図9に示すように、モータ内を流れるモータ冷却風F4が直角に近い大きな角度でボス部11の外周面に沿う冷却風F1と合流することである。このようにモータ内を流れるモータ冷却風F4とボス部11の外周面に沿う冷却風F1とが大きな角度で合流すると、ボス部11の外周面に沿う冷却風F1の流れが阻害され、この冷却風F1の風量が低下するといったことが分かった。
本発明は上記問題に鑑みたもので、冷却風の風量を向上することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、空気を送風するファン装置であって、モータ(30)の回転軸(31)の一端側に固定されるとともに複数の羽根(12)を連結する円筒状のボス部(11)を有し、回転軸の一端側から他端側に向けて気流を発生させるファン(10)と、モータを固定するための複数のモータ固定部(271)および該複数のモータ固定部を連結する環状または円弧状の連結部(272)を有するモータマウント(27)と、を備え、モータマウントは、連結部の外周面(272a)に、回転軸の一端側から他端側に向けてボス部の外周面に沿って流れた気流を回転軸の中心方向に案内する曲面形状のガイド(G)が形成されている。
これによれば、連結部の外周面(272a)に形成された曲面形状のガイド(G)により、回転軸の一端側から他端側に向けてボス部の外周面に沿って流れる気流の一部は回転軸の中心方向に案内される。これにより、モータマウントの連結部の空気流れ下流側の縁部で発生するよどみが低減され、ボス部の外周面に沿って流れる冷却風の流量を向上することができる。
また、上記目的を達成するため、請求項4に記載の発明は、空気を送風するファン装置であって、モータ(30)の回転軸(31)の一端側に固定されるとともに複数の羽根(12)を連結する円筒状のボス部(11)を有し、回転軸の一端側から他端側に向けて気流を発生させるファン(10)と、モータを固定するための複数のモータ固定部(271)および該複数のモータ固定部を連結する環状または円弧状の連結部(272)を有するモータマウント(27)と、を備え、モータマウントは、連結部の外周面に、ボス部の内周側からボス部と連結部の外周面の間を通って連結部の径外方向へ流れるモータ冷却風を、回転軸の軸方向と平行となる方向に案内する曲面形状のガイド(G)が形成されている。
これによれば、連結部の外周面に形成された曲面形状のガイド(G)により、ボス部の内周側からボス部と連結部の外周面の間を通って連結部の径外方向へ流れるモータ冷却風が、回転軸の軸方向と平行となる方向に案内され、モータ内を流れるモータ冷却風とボス部の外周面に沿う冷却風とがより小さな角度で合流するので、ボス部の外周面に沿う冷却風の風量を向上することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態の送風機の正面図である。 図1中のII−II線に沿った断面図である。 第1実施形態のモータマウントの外観斜視図である。 第1実施形態の送風機の冷却風の流れを示した図である。 第2実施形態の送風機の断面図である。 第2実施形態のモータマウントの外観斜視図である。 第2実施形態の送風機のモータマウントの連結部に形成されたガイドに沿う冷却風の流れを示した図である。 課題を説明するための図であって、モータマウントの空気流れ下流側の縁部で発生する冷却風のよどみについて説明するための図である。 課題を説明するための図であって、モータ冷却風の流れを示した図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態のファン装置を有する送風機の構成について、図1〜図3を用いて説明する。なお、図1は、空気流れ下流側から見た送風機1の正面図である。図2は、図1中のII−II線に沿った断面図である。図3は、モータマウントの外観斜視図である。なお、図1、図2中の上下方向を示す矢印DR1、左右方向を示す矢印DR2、前後方向を示す矢印DR3は、車両搭載状態での方向を示している。
本実施形態の送風機1は、車両のエンジンルーム内に配置されており、熱交換器としてのラジエータ2を冷却するための空気を送風するものである。なお、ラジエータ2は、エンジン冷却水と空気とを熱交換して、エンジン冷却水を冷却する熱交換器である。
本実施形態の送風機1は、図2に示すように、ラジエータ2よりも車両後方側であって、ラジエータ2を通過する空気流れの下流側に配置されている。送風機1は、ラジエータ2を通過した空気を吸引して車両後方に向けて吹き出す。
送風機1は、主たる構成要素として、軸流ファン10、シュラウド20およびモータ30を有する。本実施形態の送風機1は、モータ30の回転軸31の回転により、回転軸31の軸方向(ファン軸心CL1)に沿う気流を発生させる軸流ファン10を備える軸流式の送風機である。
軸流ファン10について説明する。軸流ファン10は、モータ30の回転軸31の一端側に取り付けられ、モータ30の回転軸31の回転により、ファン軸心CL1を中心に回転する。図1中の矢印AR方向が軸流ファン10の回転方向である。
軸流ファン10は、ボス部11、複数の羽根12、リング部13を有する。ボス部11は、モータ30の回転軸31の一端側に固定されるとともに複数の羽根12を連結している。ボス部11は、円筒状の部材で構成されており、その内部には、後述するモータ30のロータ32が設けられている。ボス部11は、ロータ32内に設けられた不図示のベアリングを介してモータ30の回転軸31の軸まわりに回転自在となっている。
複数の羽根12は、ボス部11の外周側に放射状に設けられている。各羽根12は、ボス部11の周方向に等間隔となるように配置されている。
ボス部11の内周側には、複数のモータ冷却用リブ110が形成されている。モータ冷却用リブ110は、ボス部11の内周面の全体にわたって形成されている。モータ冷却用リブ110は、それぞれファン周方向に並んで設けられている。複数のモータ冷却用リブ110は、それぞれファン径方向に対し、ファン軸心CL1の径方向外側ほどファン回転方向DR1と反対方向へずれるように傾いている。
モータ冷却用リブ110は、モータ30の外部からモータ30の内部に空気を導入して、モータ30内部を冷却するものである。モータ冷却用リブ110が設けられたボス部11の回転により、モータ30の外部の空気がモータ30の内部へ導入される。
リング部13は、各羽根12の外周側に設けられた円環状の部材である。リング部13は、ファン軸心CL1を中心とした円環状であって、図2に示すように、ファン軸心CL1方向に所定長さ延びた円筒状の部材である。
リング部13は、円筒状の側壁131を有している。リング部13は、複数の羽根12それぞれの外周端部と連結している。また、リング部13は、側壁131の空気流れ上流側端部に、断面円弧状のベルマウス132が形成されている。本実施形態の軸流ファン10は、ボス部11、複数の羽根12、およびリング部13が、ポリプロピレンなどの樹脂にて一体に成形されている。ただし、軸流ファン10の材質は、樹脂に限られるものではなく、例えば、金属のように樹脂以外の材質のものを用いて構成することもできる。
次に、シュラウド20について説明する。シュラウド20は、ラジエータ2通過後の空気を軸流ファン10に向かって流す空気流路20cを形成している。シュラウド20は、ラジエータ2側に空気が流入する空気流入口20aが形成されており、その反対側に空気が流出する空気流出口20bが形成されている。シュラウド20には、その内部における空気流出口20b側に軸流ファン10が配置されている。
シュラウド20は、モータ30を固定するモータ固定部としてのモータマウント27、このモータマウント27を支持する複数のステー26等を有している。モータマウント27および複数のステー26等は、ポリプロピレンなどの樹脂で一体成形されている。ただし、シュラウド20は、樹脂に限られるものではなく、例えば、金属のように樹脂以外の材質のものを用いて構成することもできる。なお、図3では、モータマウント27と一体で生成されたステー26を省略して示してあるが、実際には、図1に示すようにモータマウント27には、複数のステー26が放射状に一体成形されている。
図3に示すように、モータマウント27は、複数のモータ固定部271、連結部272、外側リンク部273および接続部274を有している。複数のモータ固定部271、連結部272、外側リンク部273および接続部274は、樹脂により一体成形されている。
各モータ固定部271は、モータ30の本体を固定するためのものである。各モータ固定部271には、モータ30の本体を固定するための不図示のボルトを挿入する穴部271aが形成されている。
連結部272は、複数のモータ固定部371を連結するものであり、円弧状を成している。連結部272の中央に形成される開口部27bにモータ30の本体の一部が配置され、モータ30がモータ固定部271にボルトを用いて固定されるようになっている。
外側リンク部273は、連結部272の外周側に配置されて複数のモータ固定部371を連結するものである。連結部272と外側リンク部273の間には、空気通路27aが形成されている。接続部274は、連結部272と外側リンク部273を接続するものである。ボス部11の外周面に沿って流れる冷却風は、連結部272と外側リンク部273の間に形成された空気通路27aを流れる。
次に、モータ30について説明する。モータ30は、アウターロータ型の電動モータである。モータ30は、軸流ファン10のボス部11に連結された回転軸31を有し、該回転軸31を回転駆動する電動式の駆動部である。モータ30は、ロータ32、モータカバー37等を有している。ロータ32は、いずれも不図示のヨークおよび永久磁石を含んで構成され、回転軸31とともに回転軸31の軸心CL1を中心に回転する。モータカバー37は、樹脂または金属製の部材で構成され、ロータ32の回転を制御する不図示の制御回路等を覆っている。
このように構成される送風機1は、モータ30の回転軸31の回転により軸流ファン10が回転すると、ラジエータ2を通過した空気が、軸流ファン10に吸い込まれ、軸流ファン10からファン軸心CL1方向にボス部11の外周面に沿って吹き出される。
次に、本実施形態の送風機1の主な特徴部分について説明する。モータマウント27は、円弧状の連結部272を有している。図2に示したように、本実施形態のモータマウント27は、連結部272の外周面272aに、回転軸31の一端側から他端側に向けてボス部11の外周面に沿って流れる気流を回転軸31の中心方向に案内する曲面形状のガイドがG形成されている。
このガイドGは、連結部272の外周面272aに回転軸31の一端側から他端側に進むにつれて外周径が縮小するように形成されている。また、ガイドGは、連結部272の外周面に回転軸31の一端側から他端側に進むにつれて外周径の縮小する度合いが徐々に大きくなっている。
また、連結部272のうちガイドGが形成された部位の最大外周径は、ボス部11の外周径と同じになっている。すなわち、ボス部11の外周と、連結部272のうちガイドが形成された部位の最大外周との間に段差が生じないよう構成されている。
モータ30の回転軸31の回転により軸流ファン10が回転すると、ラジエータ2を通過した冷却風が、軸流ファン10に吸い込まれ、図4中の矢印F1のように、軸流ファン10からファン軸心CL1方向にボス部11の外周面に沿って吹き出される。
ここで、本実施形態の送風機1は、連結部272の外周面272aに、曲面形状のガイドGが形成されているので、回転軸31の一端側から他端側に向けてボス部11の外周面に沿って流れる気流の一部は回転軸31の中心方向に案内される。これにより、図4中の矢印F3のようなよどみが低減され、ボス部11の外周面に沿って流れる冷却風の流量を向上することが可能となる。
上記した構成によれば、ファン装置は、モータ30の回転軸31の一端側に固定されるとともに複数の羽根12を連結する円筒状のボス部11を有し、回転軸31の一端側から他端側に向けて気流を発生させるファン10と、モータ30を固定するための複数のモータ固定部271および該複数のモータ固定部271を連結する環状または円弧状の連結部272を有するモータマウント27と、を備えている。そして、モータマウント27は、連結部272の外周面272aに、回転軸31の一端側から他端側に向けてボス部11の外周面に沿って流れた気流を回転軸31の中心方向に案内する曲面形状のガイドGが形成されている。
これによれば、連結部272の外周面272aに形成された曲面形状のガイドGにより、回転軸31の一端側から他端側に向けてボス部11の外周面に沿って流れる気流の一部は回転軸31の中心方向に案内される。これにより、モータマウント27の連結部272の空気流れ下流側の縁部で発生するよどみが低減され、ボス部11の外周面に沿って流れる冷却風の流量を向上することができる。
なお、ガイドGは、連結部272の外周面に回転軸31の一端側から他端側に進むにつれて外周径が縮小するように形成することができる。
また、連結部272のうちガイドGが形成された部位の最大外周径は、ボス部11の外周径以下となっているので、連結部272のうちガイドGが形成された部位の最大外周径がボス部11の外周径よりも大きくなっている場合と比較して、よりボス部11の外周面に沿って流れる冷却風の流量を向上することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る送風機の構成について、図5、図6を用いて説明する。図5は、本実施形態の送風機の断面図である。また、図6は、本実施形態のモータマウントの外観斜視図である。上記第1実施形態のファン装置は、モータマウント27の連結部272の外周面272aに、回転軸31の一端側から他端側に向けてボス部11の外周面に沿って流れた気流を回転軸31の中心方向に案内する曲面形状のガイドを形成した。
これに対し、本実施形態のファン装置は、モータマウント27は、連結部272の外周面272aに、ボス部11の内周側からボス部11と連結部272の外周面272aの間を通って連結部272の径外方向へ流れるモータ冷却風を、回転軸31の軸方向と平行となる方向に案内する曲面形状のガイドGが形成されている。
本実施形態のモータマウント27は、連結部272の外周面272aに、ボス部11の内周側からボス部11と連結部272の外周面272aの間を通って連結部272の径外方向へ流れるモータ冷却風を、回転軸31の軸方向と平行となる方向に案内する曲面形状のガイドGが形成されている。
ガイドGは、連結部272の外周面272aに回転軸31の一端側から他端側に進むにつれて外周径が拡大するように形成されている。また、ガイドGは、連結部272の外周面に回転軸31の一端側から他端側に進むにつれて外周径の拡大する度合いが徐々に小さくなっている。
また、連結部272のうちガイドGが形成された部位の最大外周径は、ボス部11の外周径と同じになっている。すなわち、ボス部11の外周と、連結部272のうちガイドが形成された部位の最大外周との間に段差が生じないよう構成されている。
上記第1実施形態で説明したように、ボス部11の内周側には、複数のモータ冷却用リブ110が形成されている。このモータ冷却用リブ110が設けられたボス部11の回転により、モータ30の外部の空気がモータ冷却風としてボス部11の内側へ導入される。
そして、ボス部11の内側へ導入されたモータ冷却風は、ボス部11の内周側からボス部11と連結部272の外周面272aの間を通って連結部272の径外方向へ流れ、ボス部11の外周面に沿って流れた冷却風と合流する。このような空気流れにより、モータ30内の部品が冷却される。
ここで、本実施形態の送風機1のモータマウント27は、連結部272の外周面に、ボス部11の内周側からボス部11と連結部272の外周面の間を通って連結部272の径外方向へ流れるモータ冷却風を、回転軸31の軸方向と平行となる方向に案内する曲面形状のガイドGが形成されている。
このような曲面形状のガイドGにより、図7中の矢印F4に示すように、ボス部11の内周側からボス部11と連結部272の外周面の間を通って連結部272の径外方向へ流れるモータ冷却風が、回転軸31の軸方向と平行となる方向に案内される。これにより、モータ内を流れるモータ冷却風F4とボス部11の外周面に沿う冷却風とがより小さな角度で合流し、ボス部11の外周面に沿う冷却風の風量低下が抑制される。
上記した構成によれば、ファン装置は、モータ30の回転軸31の一端側に固定されるとともに複数の羽根12を連結する円筒状のボス部11を有し、回転軸31の一端側から他端側に向けて気流を発生させるファン10と、モータを固定するための複数のモータ固定部271および該複数のモータ固定部を連結する環状30または円弧状の連結部272を有するモータマウント27と、を備えている。そして、モータマウント27は、連結部272の外周面に、ボス部11の内周側からボス部11と連結部272の外周面の間を通って連結部272の径外方向へ流れるモータ冷却風を、回転軸31の軸方向と平行となる方向に案内する曲面形状のガイドGが形成されている。
これによれば、連結部272の外周面に形成された曲面形状のガイドGにより、ボス部11の内周側からボス部11と連結部272の外周面の間を通って連結部272の径外方向へ流れるモータ冷却風が、回転軸31の軸方向と平行となる方向に案内され、モータ内を流れるモータ冷却風とボス部の外周面に沿う冷却風とがより小さな角度で合流するので、ボス部11の外周面に沿う冷却風の風量を向上することができる。
また、ガイドGは、連結部272の外周面に回転軸31の一端側から他端側に進むにつれて外周径が拡大するように形成することができる。
また、連結部272のうちガイドGが形成された部位の外周径は、ボス部の外周径以下となっているので、連結部272のうちガイドGが形成された部位の外周径が、ボス部の外周径よりも大きくなっている場合と比較して、よりボス部11の外周面に沿って流れる冷却風の流量を向上することができる。
(他の実施形態)
(1)上記各実施形態では、車両に搭載される熱交換器としてラジエータ2を冷却するファン装置を例に説明したが、例えば、車両用空調装置において高圧側冷媒と空気とを熱交換して、高圧側冷媒を冷却・凝縮するコンデンサを冷却するものとして構成することもできる。また、車両に搭載される熱交換器以外のものを冷却するものとして構成することもできる。
(2)上記各実施形態の連結部272は、円弧状を成しているが、円弧状以外の形状、例えば、円形状として構成してもよい。
(3)上記第1実施形態では、連結部272のうちガイドが形成された部位の最大外周径が、ボス部11の外周径と同じになるよう構成したが、連結部272のうちガイドが形成された部位の最大外周径が、ボス部11の外周径よりも小さくなるように構成してもよい。
(4)上記第2実施形態では、連結部272のうちガイドが形成された部位の最大外周径が、ボス部11の外周径と同じになるよう構成したが、連結部272のうちガイドが形成された部位の最大外周径が、ボス部11の外周径よりも小さくなるように構成しても、ボス部11の外周径よりも大きくなるよう構成してもよい。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の材質、形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の材質、形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その材質、形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
・上記実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、モータ(30)の回転軸(31)の一端側に固定されるとともに複数の羽根(12)を連結する円筒状のボス部(11)を有し、回転軸の一端側から他端側に向けて気流を発生させるファン(10)と、モータを固定するための複数のモータ固定部(271)および該複数のモータ固定部を連結する環状または円弧状の連結部(272)を有するモータマウント(27)と、を備え、モータマウントは、連結部の外周面(272a)に、回転軸の一端側から他端側に向けてボス部の外周面に沿って流れた気流を回転軸の中心方向に案内する曲面形状のガイド(G)が形成されている。
・上記実施形態の一部または全部で示された第2の観点によれば、連結部の外周面に回転軸の一端側から他端側に進むにつれて外周径が縮小するようにガイドを形成することで、回転軸の一端側から他端側に向けてボス部の外周面に沿って流れた気流を回転軸の中心方向に案内することができる。
・上記実施形態の一部または全部で示された第3の観点によれば、連結部のうちガイドが形成された部位の最大外周径は、ボス部の外周径以下となっているので、モータマウントの連結部の空気流れ下流側の縁部で発生するよどみをより低減することができ、冷却風の風量をより向上することができる。
・上記実施形態の一部または全部で示された第4の観点によれば、モータ(30)の回転軸(31)の一端側に固定されるとともに複数の羽根(12)を連結する円筒状のボス部(11)を有し、回転軸の一端側から他端側に向けて気流を発生させるファン(10)と、モータを固定するための複数のモータ固定部(271)および該複数のモータ固定部を連結する環状または円弧状の連結部(272)を有するモータマウント(27)と、を備え、モータマウントは、連結部の外周面に、ボス部の内周側からボス部と連結部の外周面の間を通って連結部の径外方向へ流れるモータ冷却風を、回転軸の軸方向と平行となる方向に案内する曲面形状のガイド(G)が形成されている。
・上記実施形態の一部または全部で示された第5の観点によれば、連結部の外周面に回転軸の一端側から他端側に進むにつれて外周径が拡大するようにガイドを形成することで、ボス部の内周側からボス部と連結部の外周面の間を通って連結部の径外方向へ流れるモータ冷却風を、回転軸の軸方向と平行となる方向に案内することができる。
・上記実施形態の一部または全部で示された第6の観点によれば、連結部のうちガイドが形成された部位の外周径は、ボス部の外周径以下となっているので、ボス部の外周面に沿う冷却風の流れをより向上することができる。
1 送風機
10 ファン
11 ボス部
12 羽根
20 シュラウド
27 モータマウント
271 モータ固定部
272 連結部
30 モータ

Claims (6)

  1. 空気を送風するファン装置であって、
    モータ(30)の回転軸(31)の一端側に固定されるとともに複数の羽根(12)を連結する円筒状のボス部(11)を有し、前記回転軸の一端側から他端側に向けて気流を発生させるファン(10)と、
    前記モータを固定するための複数のモータ固定部(271)および該複数のモータ固定部を連結する環状または円弧状の連結部(272)を有するモータマウント(27)と、を備え、
    前記モータマウントは、前記連結部の外周面(272a)に、前記回転軸の一端側から他端側に向けて前記ボス部の外周面に沿って流れた前記気流を前記回転軸の中心方向に案内する曲面形状のガイド(G)が形成されているファン装置。
  2. 前記ガイドは、前記連結部の外周面に前記回転軸の一端側から他端側に進むにつれて外周径が縮小するように形成されている請求項1に記載のファン装置。
  3. 前記連結部のうち前記ガイドが形成された部位の最大外周径は、前記ボス部の外周径以下となっている請求項1または2に記載のファン装置。
  4. 空気を送風するファン装置であって、
    モータ(30)の回転軸(31)の一端側に固定されるとともに複数の羽根(12)を連結する円筒状のボス部(11)を有し、前記回転軸の一端側から他端側に向けて気流を発生させるファン(10)と、
    前記モータを固定するための複数のモータ固定部(271)および該複数のモータ固定部を連結する環状または円弧状の連結部(272)を有するモータマウント(27)と、を備え、
    前記モータマウントは、前記連結部の外周面に、前記ボス部の内周側から前記ボス部と前記連結部の外周面の間を通って前記連結部の径外方向へ流れるモータ冷却風を、前記回転軸の軸方向と平行となる方向に案内する曲面形状のガイド(G)が形成されているファン装置。
  5. 前記ガイドは、前記連結部の外周面に前記回転軸の一端側から他端側に進むにつれて外周径が拡大するように形成されている請求項4に記載のファン装置。
  6. 前記連結部のうち前記ガイドが形成された部位の外周径は、前記ボス部の外周径以下となっている請求項4または5に記載のファン装置。
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