JP2014181618A - 攪拌装置付き水中ポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水中ポンプ本体3の運転開始時の一定時間だけ、水中ポンプ本体の吐出流の少なくとも一部を水槽内に噴出する攪拌装置4付きの水中ポンプ装置2において、攪拌装置の詰まりを確実に防止して、攪拌装置の性能を安定して確保する。
【解決手段】ポンプ装置には、吐出流が所定の主流方向に流れるように区画する経路が形成されており、経路の途中位置から分岐しかつ、ポンプ装置側から攪拌装置側に向かう分岐方向に、吐出流を流す分岐孔29が、経路を構成する壁面に開口し、攪拌装置は、分岐孔に接続されている。水中ポンプ装置は、分岐孔の開口29aの一部を塞ぐように配置されかつ、攪拌装置内に異物が進入することを防止する異物進入防止部材711をさらに備えている。
【選択図】図5

Description

ここに開示する技術は、水槽内に設置される水中ポンプ装置に関し、特に、水中ポンプの運転開始時に一定時間だけ、水中ポンプの羽根車が吐出した吐出流の少なくとも一部を水槽内に噴出することで、水槽内の攪拌を行う攪拌装置付きの水中ポンプ装置に関する。
この種の水中ポンプ装置に付設される攪拌装置は、水中ポンプ本体の運転開始時に噴流を一定時間吐出して水槽内を攪拌することで、水槽内の砂、汚泥、浮遊油脂、スカム等を水中に巻き上げ、それらを後続するポンプ運転により水中ポンプ本体に吸い込んで排出できるようにしたものであり、この攪拌装置によって、水槽内に砂や汚泥が滞留又は堆積したり、浮遊油脂やスカムが槽壁等に固着したりすることが抑制され、槽内を洗浄できる効果が得られる。
このような攪拌装置として、従来、特許文献1〜3に開示されたものがある。この特許文献1〜3に係る攪拌装置では、水中ポンプ本体の運転開始時に、羽根車から吐出された吐出流の少なくとも一部が攪拌装置の内部に流入するとともに、攪拌装置が、この吐出流を、噴出孔を通じて水槽内に噴出することで水槽内が攪拌され、その後に攪拌装置内部のボール弁が吐出流の負圧により噴出孔を塞いで、攪拌装置からの噴出を停止するようになっている。
このうち、特許文献1に係る水中ポンプ装置では、羽根車を収容するポンプケーシングに分岐孔を貫通形成すると共に、攪拌装置を、この分岐孔に連通するようにケーシングの外周面に取り付けている。
また、特許文献2に係る水中ポンプ装置では、水中ポンプ本体の吐出口に連結されかつ、水中ポンプ本体を、水槽内に固定された排出管に対して着脱する着脱装置を有する着脱用接続管に、攪拌装置を取り付けている。さらに、特許文献3に係る水中ポンプ装置では、水中ポンプ本体と着脱用接続管との間を連結する連結部に、攪拌装置を一体的に設けている。
特開第4919389号公報 特許第3570861号公報 特許第4704113号公報
ところで、この攪拌装置付きの水中ポンプ装置の使用環境によっては、水中ポンプ本体の運転時に異物がポンプケーシング内に吸い込まれることがある。ここで、水中ポンプ本体は、所定の大きさまでの異物の通過を許容するように構成されていて(通過粒径を、例えばポンプ口径比100%等に設定していて)、経路の途中で詰まることなく、吐出流と共に異物を水槽の外まで排出することができるとしても、攪拌装置については、ポンプ本体と同程度の通過粒径を確保しておらず、この異物が吐出流と共に攪拌装置に吸い込まれたときには、その攪拌装置内の通路断面が極小となる箇所で異物が詰まってしまい、攪拌装置が作動できなくなって、その性能を確保できなくなる場合がある。
この点につき、例えば特許文献1に記載された水中ポンプ装置では、ポンプケーシングの内周面に開口する分岐孔の開口縁部を円弧状にすることで、主に繊維状の異物が、開口縁部に引っ掛かって堆積し、この分岐孔の開口を閉塞することを抑制するようにしている。しかしながら、このような対策では、例えば固形状の異物が攪拌装置に吸い込まれることを効果的に防止することはできず、改善の余地がある。また、特許文献1に記載された技術は、ポンプケーシングの内周面に形成される開口縁部の形状を特定の形状にすることが必要であるため、既存乃至既設の水中ポンプ装置に適用することは困難であると共に、特許文献2や特許文献3に記載されているように、ポンプケーシングとは異なる箇所に攪拌装置を取り付ける構成については適用が難しいという問題もある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、攪拌装置付きの水中ポンプ装置において、攪拌装置の詰まりを確実に防止して、攪拌装置の性能を安定して確保することにある。
ここに開示する技術は、攪拌装置付き水中ポンプ装置に係り、この装置は、水槽内に設置されかつ、断続的に運転するように構成された水中ポンプ本体、及び、当該水中ポンプ本体の吐出口に接続されかつ、前記水中ポンプ本体の羽根車から吐出された吐出流を前記水槽の外まで搬送するように構成された排出管部を有するポンプ装置と、前記ポンプ装置に取り付けられかつ、前記水中ポンプ本体の運転開始時の一定時間だけ、当該水中ポンプ本体の前記吐出流の少なくとも一部を前記水槽内に噴出することによって、当該水槽内の攪拌を行うよう構成された攪拌装置と、を備える。
そして、前記ポンプ装置には、前記吐出流が所定の主流方向に流れるように区画する経路が形成されており、前記経路の途中位置から分岐しかつ、前記ポンプ装置側から前記攪拌装置側に向かう分岐方向に、前記吐出流を流す分岐孔が、前記経路を構成する壁面に開口し、前記攪拌装置は、前記分岐孔に接続されており、前記分岐孔の一部を塞ぐように配置されかつ、当該分岐孔を通じて前記攪拌装置内に異物が進入することを防止する異物進入防止部材をさらに備えている。
ここで、攪拌装置は、水中ポンプ本体に取り付けられる場合(例えば、水中ポンプ本体において羽根車を収容するポンプケーシングに取り付けられる場合等)、及び、水中ポンプ本体に接続される排出管部に取り付けられる場合(例えば、特許文献2に記載されているように、水中ポンプ本体の設置に利用される着脱用接続管等に取り付けられる場合や、特許文献3に記載されているように、攪拌装置が一体的に設けられた連結部が、ポンプケーシングと着脱用接続管との間に介設される場合)がある。
また、水中ポンプ本体の羽根車から吐出される吐出流には、その水中ポンプ本体においてポンプケーシング内を流れる流れ、水中ポンプ本体の吐出口を通って水中ポンプ本体から、水槽内に設置された固定排出管内へと吐出される流れ、及び、固定排出管内を流れる流れが含まれる。従って、水中ポンプ本体と排出管部との双方を含むポンプ装置において、吐出流が所定の主流方向に流れるように区画する経路には、前記のポンプケーシング内、着脱用接続管内、及び、固定排出管内等が含まれる。
前記の構成によると、ポンプ装置には、吐出流が流れる経路に開口する分岐孔が設けられており、水中ポンプ本体の運転開始時には、吐出流の少なくとも一部が、この開口及び分岐孔を通ってポンプ装置に取り付けられた攪拌装置に供給され、この攪拌装置を通じて、水槽内に吐出流が噴出される。これにより、水中ポンプ本体の運転開始時の一定時間だけ、この噴流によって水槽内が攪拌される。
前記構成の攪拌装置付き水中ポンプ装置には、分岐孔の一部を塞ぐように、異物進入防止部材が配置されている。この異物進入防止部材は、吐出流の通過を許容しつつも、水中ポンプ本体に吸い込まれて吐出流と共に流れる異物とは干渉して、当該異物が攪拌装置に進入することを防止する機能を有し、これにより、攪拌装置が、異物によって詰まることが確実に防止される。尚、水中ポンプ本体に吸い込まれた異物は、水中ポンプ本体から排出管部を経て水槽の外に排出される。こうして攪拌装置の詰まりを防止する結果、攪拌装置の性能が安定して確保される。
前記異物進入防止部材は、前記分岐孔の前記開口の一部を塞ぐように、前記主流方向に延びて配置されており、前記主流方向に延びる異物進入防止部材の、前記分岐方向において前記ポンプ装置側に相当する縁部は、前記主流方向の上流側から下流側に向かうに従い、前記分岐孔の前記開口に対して、前記分岐方向の前記攪拌装置側から前記ポンプ装置側の方向に傾く部位を含んでいる、としてもよい。ここで、異物進入防止部材の縁部は、その主流方向の上流端から下流端までの全域にわたって傾くように構成してもよいし、その一部のみが傾くように構成してもよい。一部のみが傾く構成においては特に、主流方向の上流端を含む部位が傾くように構成することが、後述する異物に進入防止効果を有効に発揮する上で、好ましい。
この構成によると、ポンプ装置内の経路に沿って、主流方向の上流側から下流側へと吐出流と共に流れる異物は、分岐孔内へと進入しようとしたときに、その開口の一部を塞ぐように主流方向に延びて配置された異物進入防止部材における、分岐方向のポンプ装置側に相当する縁部に当接する。このときに、当該異物進入防止部材の前記縁部は、少なくとも一部の部位が、前記主流方向の上流側から下流側に向かうに従い、分岐孔の開口に対して、分岐方向の攪拌装置側からポンプ装置側の方向に傾くように構成されている。このため、異物は、その縁部に沿うように、主流方向の上流側から下流側に向かうに従い、分岐方向の攪拌装置側からポンプ装置側の方向へと移動をする。つまり、分岐孔から離れる方向に異物が移動をするようになるから、その異物は、吐出流と共に、再び主流方向に沿って流れるようになる。こうして、攪拌装置内への異物の進入が効果的に回避される。
前記異物進入防止部材の、前記分岐方向における前記ポンプ装置側に相当する縁部は、なめらかな形状に構成されている、としてもよい。
水中ポンプ本体が吸い込む可能性のある異物は、固形物、及び、繊維物の、主に2種類に分類され、繊維物はさらに、多数の繊維が塊状になったもの、及び、ばらばらになったもの(例えば髪の毛等の、いわゆる繊維状の異物)の2種類に区分される。このうち、固形物や、塊状の繊維物は、攪拌装置内での詰まりを生じる可能性が有り、その進入を防止する必要がある一方で、ばらばらになった繊維状の異物は、攪拌装置内で詰まることなく通過し得るので、その進入を許容することができる。
一方で、繊維状の異物は、分岐孔の開口の一部を閉塞するように配置される異物進入防止部材に引っ掛かって、そこに堆積し、その結果、分岐孔を閉塞してしまう可能性がある。
異物進入防止部材の縁部を、なめらかな形状に構成することは、異物進入防止部材に、繊維状の異物が引っ掛かることを抑制し、分岐孔の閉塞を有効に回避する。従って、「なめらかな形状」は、言い換えると繊維状の異物の絡みが生じない程度に、角が取れていることを意味する。この構成によって、攪拌装置の性能の安定確保に有利になる。
前記異物進入防止部材は、前記分岐方向において最も前記ポンプ装置側に位置する端部が、前記分岐孔の前記開口を挟んだ前記分岐方向の両側について所定の範囲内に位置している、としてもよい。すなわち、異物進入防止部材は、その端部が、分岐孔の開口の近傍に位置していることが好ましい。
こうすることで、分岐孔内への異物の進入を効果的に防止することが可能になり、攪拌装置内の詰まりを防止することは勿論のこと、分岐孔内の詰まりも防止される。
また、異物進入防止部材の端部は、ポンプ装置内、具体的には水中ポンプ本体のケーシング内や排出管部内において主流方向に流れる吐出流の近傍に位置することになるから、前述したように、仮に、繊維状の異物が、異物進入防止部材に引っ掛かったとしても、引っ掛かった異物が、主流方向に流れる吐出流の圧力を受けて、異物進入防止部材から外れる可能性が高くなる。このことは、異物進入防止部材に異物が堆積することを抑制して、攪拌装置を安定的に作動させる上で有利になる。
前記異物進入防止部材は、前記分岐孔内において、前記主流方向の上流側に対応する基端から下流側に対応する先端に向かって延びる棒状の部材によって構成され、前記棒状の異物進入防止部材は、その基端が前記分岐孔内における前記主流方向の上流側の壁面において片持ち状態で支持されると共に、その先端と前記分岐孔内における前記主流方向の下流側の壁面との間には、所定の隙間が設けられている、としてもよい。
この構成では、異物進入防止部材を片持ち状態で支持することで、この異物進入防止部材の先端(つまり、異物進入防止部材における主流方向の下流側に相当する端部)は、分岐孔の内壁とは接しておらず、この先端は、分岐孔内において、いわば浮かんでいる。また、先端と分岐孔内における前記主流方向の下流側の壁面との間には、所定の隙間が設けられている。
これにより、固形物や塊状の繊維物は、異物進入防止部材と干渉をすることによって、攪拌装置内に進入することが防止される。所定の隙間は、攪拌装置内の詰まりが生じない大きさの異物の通過を許容する一方で、攪拌装置内の詰まりが生じる大きさの異物の通過を阻止する大きさに設定すればよい。
また、前述の通り、仮に、繊維状の異物が異物進入防止部材に引っ掛かったとしても、その異物は、分岐孔の内壁に接していない先端から、抜けることが可能になるため、異物進入防止部材に異物が堆積することが防止され、分岐孔の閉塞が防止される。
その結果、水中ポンプ本体の運転開始時に、攪拌装置が確実に作動をして攪拌装置の性能が確実に確保される。
前記異物進入防止部材は、前記分岐孔内を横切るように、前記主流方向に沿って配置された板状の部材によって構成されている、としてもよい。
板状の異物進入防止部材を、分岐孔内を横切るように配置することで、異物の進入が効果的に防止される。
前記分岐孔は、前記水中ポンプ本体において、前記羽根車を収容するポンプケーシングの内周面に開口しており、前記攪拌装置は、前記ポンプケーシングに取り付けられている、としてもよい。
また、これとは異なり、前記排出管部は、前記水中ポンプ本体を、前記水槽内に固定された固定排出管に対し着脱可能に設置する着脱装置を有する着脱用接続管を含み、前記分岐孔は、前記着脱用接続管の内周面に開口しており、前記攪拌装置は、前記着脱用接続管に取り付けられている、としてもよい。
前記異物進入防止部材は、前記分岐孔が開口している部材に対し固定されている、としてもよい。
前記ポンプ装置において前記攪拌装置が取り付けられる部位には、取付座が設けられ、前記攪拌装置付き水中ポンプ装置は、前記異物進入防止部材と一体的に設けられた取付部材をさらに備え、前記取付部材は、前記攪拌装置と前記取付座との間に挟持されることで、前記異物進入防止部材を前記分岐孔の前記開口の一部を塞ぐように配置させるよう構成されている、としてもよい。
以上説明したように、前記の攪拌装置付き水中ポンプ装置によると、ポンプ装置に設けられた経路に開口する分岐孔に対し、その開口の一部を塞ぐように、異物進入防止部材を配置することで、異物が、この開口を通じて攪拌装置に進入し、攪拌装置が、異物によって詰まってしまうことを確実に防止することができる。
下水ポンプ設備の全体構成を示す断面図である。 水中ポンプ装置の水槽内での設置状態を一部省略して示す側面図である。 水中ポンプ装置の平面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図4のV−V線断面図である。 異物進入防止装置が取り付けられた分岐孔の部分を拡大して示す断面図である。 実施形態1に係る異物進入防止部材の斜視図である。 実施形態1に係る異物進入防止部材の底面図である。 変形例に係る異物進入防止部材の(a)A−A線断面図、(b)平面図である。 変形例に係る異物進入防止部材を示す、図5対応図である。 変形例に係る異物進入防止部材の底面図である。 実施形態2に係る異物進入防止部材を示す、図5対応図である。 実施形態2に係る異物進入防止部材を示す、図6対応図である。 実施形態2に係る異物進入防止部材の(a)B−B線断面図、(b)平面図である。 変形例に係る異物進入防止部材の断面図である。 変形例に係る異物進入防止部材の断面図である。 変形例に係る異物進入防止部材の平面図である。 変形例に係る異物進入防止部材の(a)C−C線断面図、(b)平面図である。 変形例に係る異物進入防止部材の断面図である。 変形例に係る異物進入防止部材の断面図である。 変形例に係る異物進入防止部材の平面図である。 実施形態3に係る異物進入防止部材を示す、図5対応図である。 実施形態3に係る異物進入防止部材を示す、図6対応図である。 実施形態3に係る異物進入防止部材を示す(a)平面図、(b)正面図である。 変形例に係る異物進入防止部材を示す、図5対応図である。 他の実施形態に係る異物進入防止部材の取付例を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態は例示である。
(攪拌装置付き水中ポンプ装置の全体構成)
図1は、実施形態に係る攪拌装置付き水中ポンプ装置が設置された水槽としての下水中継ポンプ槽を示している。図1〜4において、符号1は、流入口5及びマンホール11を有する下水中継ポンプ槽、符号2は、水中ポンプ本体3と、ポンプ槽1に固定設置された固定排出管6を含む排出管部60とを有する水中ポンプ装置である。図例では、水中ポンプ本体3に、攪拌装置4が付設されている。水中ポンプ本体3は電動モータ3bを有しており、ポンプ槽1内に流入口5より流入した下水は、その水位が所定の運転レベル以上になると、所定の停止レベルに水位が低下するまで、電動モータ3bの作動による水中ポンプ本体3の運転により該水中ポンプ本体3に吸い込まれた後に固定排出管6から排出される。この水中ポンプ本体3の運転制御のために、ポンプ槽1内に運転用フロートスイッチ101、停止用フロートスイッチ102及び異常水位警報用フロートスイッチ103が設けられ、ポンプ槽1の上方に制御盤10が設けられている。
攪拌装置4が付設された水中ポンプ本体3(尚、以下においては、攪拌装置4が付設された水中ポンプ本体3を、単に水中ポンプ本体3と呼ぶ場合がある)は、ポンプ槽1のマンホール11よりガイドパイプ12を伝って槽内底部に降ろされ、着脱装置13により該ポンプ槽1に着脱自在に設置される。水中ポンプ本体3の昇降のためにマンホール11の蓋14と水中ポンプ本体3とが昇降用チェーン15によって連結されている。昇降用チェーン15は攪拌装置4を含む水中ポンプ本体3の重心を通る垂直線上で、水中ポンプ本体3の頂面部に接続されている。着脱装置13は、水中ポンプ本体3をポンプ槽1内に固定された固定排出管6に結合するものであり、この結合により水中ポンプ本体3が固定排出管6に支持される。
すなわち、図2に示すように、着脱装置13は、水中ポンプ本体3のポンプケーシング3aにおけるポンプ吐出管部25に取り付けられた、着脱フランジ部16及びフック17を有する着脱用接続管22と、固定排出管6の基端フランジ部18とによって構成されている。着脱用接続管22は、排出管部60の一部を構成する。フック17は、着脱フランジ部16の上部との間に下方に開口した係合凹部を形成し、固定排出管6の基端フランジ部18の上部には当該係合凹部に嵌る係合部18aが形成されている。この係合凹部と係合部18aとの嵌合により、水中ポンプ本体3は固定排出管6に支持され、該水中ポンプ本体3の自重により着脱フランジ部16を固定排出管6の基端フランジ部18に押し当てるモーメントが働いて、両者は隙間なく接続される。フック17及び係合部18aの互いの当接面には、前記嵌合を案内するとともに、前記フランジ部16,18同士を密に接続するためのテーパが形成されている。
図3に示すように、前記水中ポンプ本体3のポンプケーシング3aにはその側方に突出するポンプ吐出管部25が一体に形成されており、このポンプ吐出管部25の先端に前記着脱用接続管22が取り付けられている。着脱用接続管22には、前記着脱フランジ部16と、ガイドパイプ12に摺動自在に係合するガイド23とが設けられている。前記ガイドパイプ12は2本あり、着脱用接続管22にはガイド23が2つ設けられている。
図3及び図4に示すように、前記水中ポンプ本体3は遠心ポンプからなり、そのポンプケーシング3aは、羽根車(図示せず)を収容するポンプ室27を内有する渦巻き型ポンプケーシングからなる。図示省略の羽根車は、異物の通過が可能なノンクロッグタイプに構成されており、これにより、水中ポンプ本体3は、通過粒径が所定以上に(例えば、ポンプ口径比100%に)設定されている。尚、ノンクロッグタイプとは異なるタイプの羽根車を採用することも可能である。ポンプケーシング3aの下部には吸込口30が開口されている。また、ポンプケーシング3aには前記ポンプ吐出管部25が一体に形成され、このポンプ吐出管部25内にポンプ室27と連通するポンプ吐出口26が開口している。このポンプ吐出口26は、前記着脱装置13によって水中ポンプ本体3(正確には、水中ポンプ本体3におけるポンプケーシング3aのポンプ吐出管部25)が固定排出管6に結合されたときに、該固定排出管6内と連通する。
また、図3及び図5に示すように、ポンプケーシング3aには、前記ポンプ吐出管部25内のポンプ吐出口26に対し、図5で矢印にて示すポンプ室内水流(つまり、羽根車から吐出されかつ、ポンプ室内を区画するポンプケーシング3aの内壁によって案内される吐出流)の上流側(図5で時計回り方向)の近傍に分岐管部28が一体に形成され、この分岐管部28内に、ポンプ室27から攪拌装置4に、吐出流の少なくとも一部を分岐して流す分岐孔29が設けられ、ポンプケーシング3aのポンプ室27を区画する内壁に開口している。尚、分岐管部28は、ポンプケーシング3aにおける、ポンプ吐出口26の近傍以外の箇所に設けることも可能である。
前記攪拌装置4は、水中ポンプ装置2の運転開始時、水中ポンプ本体3の吐出流の一部又は全部を槽内に吐出させるものである。図3及び図4に示すように、その攪拌装置4のケーシング31は、ポンプケーシング3aの前記分岐管部28に取り付けられるケーシング本体45と、その下側に結合されたダイヤフラムカバー46とを備え、ケーシング本体45の上側に保護カバー47が設けられている。
ケーシング本体45とダイヤフラムカバー46とよりなるケーシング31内は、図に示すように、下部ダイヤフラム48によって、ボール弁49を収容する上部の弁収容部51と、下部の作動流体としてのオイルを収容する下部オイル室52とに区画形成されている。下部ダイヤフラム48は例えばゴム製のもので、その周縁部がケーシング本体45とダイヤフラムカバー46とに挟持されている。
一方、ケーシング本体45の頂部には凹部が形成されていて、該凹部の周縁部と保護カバー47との間に、例えばゴム等からなる上部ダイヤフラム53の周縁部が挟持されて、該ケーシング本体45の凹部と上部ダイヤフラム53とによって上部オイル室54が形成されている。保護カバー47は上部ダイヤフラム53を保護するものである。
下部オイル室52と上部オイル室54とは、ケーシング本体45、ダイヤフラムカバー46及び下部ダイヤフラム48に形成されたオイル通路55によって連通し、ダイヤフラムカバー46にオイル通路55のオイル流量を調整する調整弁56が取り付けられている。
ケーシング本体45の上部には、水中ポンプ本体3のポンプケーシング3aにおける分岐孔29を通過した吐出流を該ケーシング本体45内部に導入するための流入部32が設けられている。ケーシング本体45は水中ポンプ本体3のポンプケーシング3aに対し、ケーシング本体45の流入部32上流端に形成したフランジ32aをポンプケーシング3aの分岐管部28の端面(つまり、取付座28a)に締結することで取り付けられる(尚、後述の通り、流入部32のフランジ32aと分岐管部28の取付座28aとの間には、異物進入防止部材711用の取付部材712が介在する。図5、6も参照)。そして、流入部32の内部には、水中ポンプ本体3のポンプ室27と弁収容部51とを連通させる噴流用通路57が形成されており、この噴流用通路57を介して、水中ポンプ本体3のポンプケーシング3aの分岐孔29から弁収容部51へ噴流が流入する。
一方、ケーシング本体45の上部において流入部32と反対側には、該流入部32から流入した吐出流を外部に噴出させる噴出部33が設けられている。この噴出部33は、前記弁収容部51の内部を流れる吐出流によって該弁収容部51内にエジェクタ効果を発生させるエジェクタ機構34と、このエジェクタ機構34を通過した吐出流をポンプ槽1内に噴出する噴出口36を有するノズル35とを備え、このノズル35はエジェクタ機構34の下流端に取り付けられている。
エジェクタ機構34は、弁収容部51に通じて該弁収容部51から吐出流を流出させる流出孔58を有し、この流出孔58の上流端にはボール弁49が着座可能な弁座59が設けられている。このように構成されたエジェクタ機構34においては、弁収容部51の内部を吐出流が通過することによって、該弁収容部51内に吐出流による圧力が生じて、静圧が低下する。
ダイヤフラムカバー46はケーシング31の底壁を構成し、この底壁は下部ダイヤフラム48を底壁に沿わせて収めるべく下方へ突出した凸曲面状に形成されている。そうして、該底壁の周囲に、当該攪拌装置4を平坦面上で自立させる設置部を構成する3本の脚62,62が設けられている(図4では1本のみ図示)。
前記3本の脚62,62のうちの1つの脚62の内側には、該脚62の上部と凸曲面状底壁との間にわたって延びる下方へ膨出した膨出部が形成され、当該脚62と膨出部とによって前記調整弁56の取付部63が形成されている。すなわち、当該脚62の外面から膨出部へ延びる調整弁取付孔が形成され、該取付孔に調整弁56がねじ込まれている。
次に、前記構成の水中ポンプ装置2の作動を説明する。水中ポンプ本体3の始動前は、図4に実線にて示すように、攪拌装置4におけるボール弁49が弁収容部51の下方の下部ダイヤフラム48上にあって流出孔58及び噴出口36は開の状態にある。この状態で電動モータ3bの作動により水中ポンプ本体3を起動すると、その羽根車の回転によりポンプケーシング3aの吸込口30から下水が吸い込まれると共に、羽根車から吐出される。吐出流の一部は、分岐孔29から攪拌装置4の噴流用通路57を介して弁収容部51に流入し、流出孔58を介してノズル35の噴出口36からポンプ槽1内へ噴出する。これによりポンプ槽1内が攪拌される。
そして、弁収容部51を下水が通過することにより、弁収容部51に負圧が発生し、この負圧によって、オイルが上部オイル室54から下部オイル室52に移動するのに合わせて、上部ダイヤフラム53が下降するとともに、下部ダイヤフラム48が上側に膨らむように偏倚して、その上にあるボール弁49を押し上げ始める。
運転開始から約20〜50秒経過すると、下部ダイヤフラム48が完全に膨らんで上方に突出した状態になり、図4に仮想線にて示すように、この下部ダイヤフラム48にボール弁49が押し上げられて弁座59に着座し流出孔58(噴出口36)を閉じる。これにより、ノズル35からの下水の噴出は停止し、下水はポンプ吐出管部25(ポンプ吐出口26)及び着脱用接続管22を通って固定排出管6へ圧送されるようになる。そして、ボール弁49が弁座59に押し当てられた状態で弁収容部51内が正圧になり、上部ダイヤフラム53、下部ダイヤフラム48及びオイルはポンプ始動前の状態に戻る。
一方、水中ポンプ装置2の作動が停止すると、前記ボール弁49は弁座59から離脱して下部ダイヤフラム48の上に落ちる。尚、運転開始からボール弁49が流出孔58を閉じるまでの時間は、前記調整弁56によって調整することができる。
このような攪拌装置4の作動により、ポンプ槽1内の砂、汚泥、浮遊油脂、スカム等は、前記噴流によって攪拌され、水中ポンプ本体3に吸い込まれた後に固定排出管6から排出される。このため、水槽内に砂や汚泥が滞留乃至堆積したり、浮遊油脂やスカムが槽壁等に固着したりすることが抑制される。
また、ポンプ槽1内の汚水が攪拌されると、水面近傍の汚水も攪拌されるため、大気からの酸素の供給も積極的に行われ、曝気が促進される。
そして、この攪拌装置4付きの水中ポンプ装置2には、攪拌装置4への異物の進入を防止する異物進入防止部材が取り付けられている。以下、この異物進入防止部材の構成について、図を参照しながら詳細に説明する。
(実施形態1)
実施形態1に係る異物進入防止部材711は、図5〜8に示すように、棒状の部材によって構成されており、この棒状の異物進入防止部材711は、取付部材712と一体化されている。異物進入防止部材711は、分岐孔29の一部を閉塞するように構成されている。
取付部材712は、ポンプケーシング3aに一体的に設けられた分岐管部28の外側面によって構成される取付座28aと、攪拌装置4のフランジ32aとの間に挟持され、攪拌装置4を、ポンプケーシング3aに対して固定するための埋込ボルト410によって共締めされることで、異物進入防止部材711を、分岐孔29内の所定位置に配置するように構成されている。取付部材712は、図7、8に示すように、概略正方形の、所定厚みを有する平板であり、その四隅には、埋込ボルト410が貫通するボルト孔7121がそれぞれ形成されていると共に、その中央には、前記分岐孔29に連続して、分岐孔29の一部を構成すると共に、攪拌装置4の噴流用通路57に連通する連通孔7122が貫通形成されている。
異物進入防止部材711は、図6に示すように、分岐孔29内の上下方向の略中央位置において、図5に矢印で示す主流方向(具体的に、ここでの主流方向は、図示省略の羽根車の回転に伴い吐出された吐出流が、ポンプケーシング3aのポンプ室27内を区画する内壁に沿って流れる方向に相当し、図5においては概略時計回り方向である)の上流側に相当する分岐孔29内の壁面から、主流方向の下流側に向かって延びて配設されており、その先端と分岐孔29内における主流方向の下流側の壁面との間には、所定の隙間Sが設けられている(図8参照)。図例では、異物進入防止部材711の先端は、分岐孔29の中心軸付近に位置している。このように、棒状の異物進入防止部材711は、その基端が分岐孔29内における主流方向の上流側の壁面において片持ち状態で支持されており、その先端は、分岐孔29内の壁面には接触せずに、浮いた状態になっている(図5、6参照)。
異物進入防止部材711はまた、その主流方向の上流側から下流側に向かうに従い、分岐方向について、攪拌装置側からポンプ装置側へと、分岐孔29の開口29aに対して傾くように配置されている。ここで、分岐方向は、図5に矢印で示すように分岐孔29の孔軸方向であって、ポンプ装置側(図5における左上側)から攪拌装置側(図5における右下側)へと向かう方向である。異物進入防止部材711が傾いて配置されることにより、図5に端的に示されるように、この棒状の異物進入防止部材711において、分岐方向のポンプ装置側に相当する縁部711aは、主流方向の上流側から下流側に向かうに従い、分岐孔29の開口29aに対して、分岐方向の攪拌装置側からポンプ装置側の方向に傾くように構成されている。また、異物進入防止部材711の先端、言い換えると、異物進入防止部材711において分岐方向において最もポンプ装置側に位置する端部は、分岐孔29の開口29aよりも攪拌装置側でかつ、この開口29aの近傍に位置している。
さらに、図7に示すように、棒状の異物進入防止部材711は、分岐方向においてポンプ装置側に相当する縁部711aにアールが設けられており、これによって、角が取れた、なめらかな形状に構成されている。
このような構成の異物進入防止部材711は、次のようにして製造可能である。つまり、所定の矩形状に切り出した平板の中央部に、棒状の異物進入防止部材711を構成する部位を残して、連通孔7122を構成する貫通孔を形成すると共に、ボルト孔7121を四隅それぞれに貫通形成する。また、異物進入防止部材711を構成する部位において、水中ポンプ本体3に取り付けた際に、分岐方向のポンプ装置側に相当する縁部にアール加工を施すと共に、当該部位を所定の角度となるように曲げる。こうして、取付部材712と一体化した異物進入防止部材711を、比較的低コストで製造することが可能になる。
以上のような構成により、前述の通り、水中ポンプ本体3の運転開始時であって、攪拌装置4が作動をする所定期間においては、羽根車から吐出されかつ、ポンプケーシング3a内を流れる吐出流の少なくとも一部が、ポンプケーシング3aの内周面に形成された開口29a及び分岐孔29を通って攪拌装置4内へと流れ込むが、吐出流と共に、例えば固形状の異物や、塊状になった繊維状の異物が開口29aを通じて分岐孔29内に進入しようとしても、そうした異物は、異物進入防止部材711と干渉して、分岐孔29内に進入することが防止される。特に、異物進入防止部材711は、主流方向の上流側から下流側に向かうに従い、分岐方向の攪拌装置側からポンプ装置側へと傾いて配置されているため、主流方向の上流側から流れてきて、分岐孔29内へと進入しようとする異物が、異物進入防止部材711の、分岐方向のポンプ装置側に相当する縁部711aに当接することで、ポンプ装置側へと押し戻されるようになる。このことにより、当該異物は、吐出流れと共に、水中ポンプ本体3のポンプ吐出管部25から固定排出管6を通じて、ポンプ槽1の外に排出することが可能になる。
また、異物進入防止部材711と干渉せずに、分岐孔29内に進入可能な大きさの、固形状の異物や塊状の繊維状異物は、攪拌装置4内において詰まりを生じることなく、攪拌装置4の噴出口36から、吐出流と共にポンプ槽1内に噴出される。また、ばらばらの繊維状の異物も、異物進入防止部材711と干渉せずに攪拌装置4内へと進入するが、このような繊維状の異物もまた、攪拌装置4内で詰まりを生じることなく、攪拌装置4の噴出口36から、吐出流と共にポンプ槽1内に噴出される。従って、異物進入防止部材711の先端と、分岐孔29の壁面との隙間Sは、攪拌装置4の通過を許容し得る異物の大きさに基づいて、設定すればよい。つまり、隙間Sは、攪拌装置4内において最も通路断面積が小さい箇所の大きさに応じて、当該箇所の大きさよりも小に設定すればよい。
また、異物進入防止部材711における、分岐方向のポンプ装置側の縁部711aが、なめらかな形状に構成されていることで、ばらばらの繊維状の異物が、この異物進入防止部材711に引っ掛かってしまうことが抑制される。また、繊維状の異物が、異物進入防止部材711に、仮に引っ掛かったとしても、異物進入防止部材711は片持ち状態に構成されていて、主流方向の下流側に相当する先端が、分岐孔29内で非接触の状態で浮かんでいると共に、その先端が、分岐孔29の開口29aの近傍に位置していることから、引っ掛かった異物は、その先端から外れ易くなる。こうして、異物進入防止部材711に異物が堆積してしまい、分岐孔29を塞いでしまうような事態が、未然に回避される。
こうして、攪拌装置4は、水中ポンプ装置2の通過粒径と同程度の通過粒径には設定されていないものの、水中ポンプ装置2に付設して使用される攪拌装置4が、異物によって詰まってしまうことや、分岐孔29が閉塞してしまうことが回避される結果、攪拌装置4の性能を安定的かつ、確実に発揮させることが可能になる。
また、この異物進入防止部材711は、取付部材712を水中ポンプ本体3と攪拌装置4との間に挟持することで、分岐孔29内に配置することが可能であるため、既存の水中ポンプ本体3や、ポンプ槽1に既設の攪拌装置4付きの水中ポンプ装置2に対して、後付けで取り付けることが可能になる、という利点がある。尚、既設の水中ポンプ本体3に後付けする場合、取付部材712を介在させる分だけ、攪拌装置4の埋込ボルト410の長さを長くする等の、軽微な変更は必要である。
(変形例)
尚、図示は省略するが、前述した異物進入防止部材711において、分岐方向において最もポンプ装置側に位置する端部を、分岐孔29の開口29aよりもポンプ装置側に位置づけてもよい。但し、異物進入防止部材711の先端を、分岐孔29の開口29aよりも大幅にポンプ装置側、つまり、ポンプケーシング3aの内方に位置づけると、ポンプ室27内を流れる吐出流の妨げになると共に、その流体力によって異物進入防止部材711の振動等を引き起こす可能性もある。そこで、異物進入防止部材711の先端を、分岐孔29の開口29aよりもポンプ装置側に位置づける場合も、分岐孔29の開口29aの近傍に位置づけることが好ましい。
図9は、異物進入防止部材713を、所定の角度に曲げた丸棒によって構成した変形例を示している。つまり、この異物進入防止部材713は、所定長さでかつ、横断面円形の棒材を、所定の角度に曲げ加工して構成されている。この異物進入防止部材713は、取付部材714に固定されている。取付部材714は、前述した取付部材712と同様に、4つのボルト孔7141及び円形の連通孔7142が形成された平板状の部材であり、外周面から連通孔7142の内周面まで延びる取付孔7143が、平板に沿うように形成されている。異物進入防止部材713は、この取付孔7143に、連通孔7142側から内挿されて固定されている。図示は省略するが、取付部材714を、ポンプケーシング3aの分岐管部28における取付座28aと、攪拌装置4のフランジ32aとの間に挟持して固定したときには、異物進入防止部材713は、図5、6に示す異物進入防止部材711と同様に、分岐孔29内の所定位置に、開口29aに対して傾いて配置され、異物の進入を防止する機能を発揮する。
この異物進入防止部材713はまた、丸棒によって構成されていることで、分岐方向におけるポンプ装置側に相当する縁部713aがなめらかな形状になっている。このため、繊維状の異物が引っ掛かることが抑制され、異物進入防止部材713に、繊維状の異物が堆積してしまうことが防止される。
図10は、異物進入防止部材715の形状に係る変形例を示している。この異物進入防止部材715は、図5に示す異物進入防止部材711と比較して明らかなように、取付部材712から、分岐孔29の内周面に沿ってポンプ装置側に延びた後に屈曲して、主流方向の上流側から下流側に向かって、開口29aに対し傾いて延びるように構成されている。その結果、この異物進入防止部材715は、その先端が、分岐孔29の中心位置でかつ、分岐孔29の開口29aに、ほぼ一致する位置に、位置している。このような形状の異物進入防止部材715もまた、図5等に示す異物進入防止部材と同様の機能を発揮することが可能である。
図11は、異物進入防止部材716の形状に係る別の変形例を示している。この異物進入防止部材716は、図8に示す異物進入防止部材711のように上下方向の中央位置において主流方向の上流側から下流側に向かって延びるのではなく、主流方向の上流側の壁面でかつ、上下方向の中央位置よりも下側の位置から、斜め上向き(つまり、分岐孔29の中心軸に向かう方向)に延びた後に、上下方向の中央位置において、主流方向の上流側から下流側に向かって水平方向に延びている。尚、図示は省略するが、異物進入防止部材716は、分岐方向に対しては、攪拌装置側からポンプ装置側に向かって傾くように構成されている。こうした形状の異物進入防止部材716もまた、攪拌装置4の詰まりが生じるような異物と干渉して、分岐孔29内への異物の進入を確実に防止すると共に、繊維状の異物が、異物進入防止部材716に引っ掛かって堆積してしまうことを防止し得る。
(実施形態2)
図12〜14は、実施形態2に係る異物進入防止部材721を示している。この異物進入防止部材721は、棒状に構成された、実施形態1に係る異物進入防止部材とは異なり、板状の部材によって構成されている。具体的に、板状の異物進入防止部材721は、分岐孔29内を横切るように、上下方向に間隔を空けて2枚配置されている。
この異物進入防止部材721に一体的に設けられる取付部材722は、前述した取付部材712と同様に、4つのボルト孔7221と連通孔7222とが形成された平板状である。この取付部材722にはまた、その連通孔7222の開口縁部における、主流方向の上流側に相当する部位(図14の紙面における右側の部位)と下流側に相当する部位(図14の紙面における左側の部位)のそれぞれに、板状の異物進入防止部材721を配置するための固定部7223が、例えば溶接によって固定されている。各固定部7223は、図12に示すように、分岐孔29の内壁に沿って、分岐方向のポンプ装置側に向かって延びて配置される。尚、固定部は、図例とは異なり、連通孔7222の開口縁部の全周に亘って延びることで、全体として筒状となる構成としてもよい。筒状の固定部は、分岐孔29に内嵌するように配置されることになる。
板状の異物進入防止部材721は、分岐孔29内に配置したときに主流方向及び分岐方向のそれぞれに拡がるように構成されており、主流方向の上流側に相当する端縁部及び下流側に相当する端縁部がそれぞれ、前記の固定部7223に、例えば溶接によって固定されている。こうして、板状の異物進入防止部材721において、分岐方向におけるポンプ装置側に相当する縁部721aは、図12に示すように、分岐孔29の開口29aの近傍に位置している。これにより、異物(特に固形状の異物や塊状の繊維物)が分岐孔29内に進入しようとしても、異物進入防止部材721と干渉して、異物が分岐孔29内に進入することが防止される。
また、板状の異物進入防止部材721における、ポンプ装置側に相当する縁部721aは、図12及び図14(a)に示すように、主流方向の上流側から下流側に向かうに従って、分岐孔29の開口29aに対して、分岐方向の攪拌装置側からポンプ装置側に傾くように構成されている。これにより、前述したように、分岐孔29内への異物の進入が、より一層、効果的に防止される。尚、板状の異物進入防止部材721における、ポンプ装置側に相当する縁部721aをなめらかな形状にしてもよい。
また、各異物進入防止部材721の、最もポンプ装置側に位置する部位を、分岐孔29の開口29aよりも攪拌装置4側に配置してもよい。
(変形例)
図15、16は、板状の異物進入防止部材の、ポンプ装置側に相当する縁部の形状に係る変形例を、それぞれ示している。具体的に図15の変形例は、異物進入防止部材723の縁部723aを、円弧状に構成している。これにより、主流方向の上流側の部位(つまり、図15における紙面右側の部位)では、主流方向の上流側から下流側に向かうに従って、分岐孔29の開口29aに対して、分岐方向の攪拌装置側からポンプ装置側に、縁部723aが傾くことになる。従って、この形状の異物進入防止部材723でも、固形状の異物の進入防止効果を有効に発揮する。尚、図例では、異物進入防止部材723の縁部723aを円弧状にしているが、円弧に限らず、湾曲した形状にしてもよい。また、その縁部723aにおいて最もポンプ装置側に位置する箇所(つまり、円弧の場合には、主流方向の中央に相当する)を、主流方向の上流側又は下流側にずらしてもよい。
また、図16の変形例は、異物進入防止部材724の縁部724aを、図14に示す異物進入防止部材721のように分岐方向について傾けるのではなく、真っ直ぐに構成している。このような形状の異物進入防止部材724は、特に固形状の異物や、塊状の繊維物が、分岐孔29内に進入することを防止する上で、有効である。
図17は、板状の異物進入防止部材725を、分岐孔29における上下方向の中央位置に、1枚だけ配置する例を示している。この異物進入防止部材725の形状は、図14、15、16に示す異物進入防止部材のいずれであってもよい。異物進入防止部材の配置数は、適宜の数に設定することが可能である。
図18は、板状の異物進入防止部材726を、片持ち状に支持する構成例を示している。この例では、取付部材722の連通孔7222の開口縁部における、主流方向の上流側に相当する部位(つまり、図18の紙面における右側の部位)にのみ、固定部7223を、例えば溶接によって固定している。そして、2枚の異物進入防止部材726それぞれにおける、主流方向の上流側に相当する端縁部を、前記の固定部7223に、例えば溶接によって固定している。こうして、2枚の異物進入防止部材726を、分岐孔29内において、上下方向に間隔を空けて配置しつつ、各異物進入防止部材726の、主流方向の下流側の端部は、分岐孔29の内壁とは非接触にしている。
各異物進入防止部材726は、図18(a)に示すように、ポンプ装置側に相当する縁部726aが、主流方向の上流側から下流側に向かうに従って、分岐孔29の開口29aに対して、分岐方向の攪拌装置側からポンプ装置側に傾くように構成されている。
このような構成の異物進入防止部材726においても、固形状の異物や塊状の繊維物が、分岐孔29内に進入することが、効果的に防止される。また、異物進入防止部材726の、主流方向の下流側の端部が、分岐孔29の内壁に対して非接触であるため、ばらばらの繊維状の異物が異物進入防止部材726に引っ掛かったとしても、その異物は外れ易くなる。尚、図示は省略するが、異物進入防止部材726の、主流方向の長さを図例よりも短くして(つまり、図18における紙面左右方向の長さを短くして)、主流方向の下流側の端部と、分岐孔29の内壁との間隔を、図18の例よりも大に設定してもよい。
図19、20はそれぞれ、図18に示す片持ち支持の板状異物進入防止部材について、形状に係る変形例を示している。つまり、図19の変形例は、板状の異物進入防止部材727における、ポンプ装置側の縁部727aが、図15に示す異物進入防止部材723と同様に円弧状に構成されている。尚、縁部を湾曲形状に構成してもよい。また、図20の変形例は、板状の異物進入防止部材728における、ポンプ装置側の縁部728aが、図16に示す異物進入防止部材724と同様に、分岐方向に真っ直ぐに構成されている。
図21に示す変形例は、片持ち支持の板状異物進入防止部材729を、一枚だけにした構成例であり、この異物進入防止部材729の形状は、図18、19、20に示す形状のいずれであってもよい。
(実施形態3)
図22〜24は、実施形態3に係る異物進入防止部材731を示している。この異物進入防止部材731は、水中ポンプ本体3のポンプケーシング3aに対して固定されている。具体的に、異物進入防止部材731は、分岐孔29の開口29aの一部を閉塞するように、主流方向に延びて配置される本体部7311と、この本体部7311の主流方向の両側部に一体的に固定された2本の取付ボルト7312と、を備えている。このうち、本体部7311は、上下に所定の間隔を開けて配置されかつ、それぞれ分岐方向に湾曲する2本の部材7313を含んで構成されている(図23、図24(a)参照)。この湾曲した部材7313によって、分岐方向においてポンプ装置側に相当する縁部の形状が湾曲するようになり、その結果、この縁部における主流方向の上流側の部位(図24における紙面右側の部位)では、主流方向の上流側から下流側に向かうに従って、分岐孔29の開口29aに対して、分岐方向の攪拌装置側からポンプ装置側に、縁部が傾くことになる。
この異物進入防止部材731は、前述したように、ポンプケーシング3aに対して取付固定されており、そのために、ポンプケーシング3aにおける分岐管部28には、異物進入防止部材731を取り付けるためのボルト孔281、281が、分岐孔29を間に挟んだ両側位置のそれぞれにおいて、ポンプケーシング3aの内外を連通するように形成されている。異物進入防止部材731は、その各取付ボルト7312が、ポンプケーシング3aの内側から、各ボルト孔281内に挿入されかつ、ポンプケーシング3aの外側からナット7314が締め付けられることで、ポンプケーシング3aに取付固定されている。
こうして異物進入防止部材731の本体部7311は、分岐孔29の開口29aの一部を閉塞するように配置されるようになり、異物(特に、固形状の異物や塊状の繊維状異物)が、分岐孔29内に進入することが防止される。
尚、ポンプケーシング3aに取付固定する異物進入防止部材の本体部の形状は、図22に示すような形状に限らず、種々の形状を採用することが可能である。例えば図25に示すように、異物進入防止部材732の本体部7321を、主流方向の上流側から下流側に向かうに従い、分岐孔29の開口に対して、分岐方向の攪拌装置側からポンプ装置側に傾くような形状にしてもよい。
(他の実施形態)
攪拌装置4は、前述の通り、ポンプケーシング3aにおいてポンプ吐出管部25の近傍に配置する他にも、適宜の位置に取り付けることが可能である。攪拌装置4の取付位置に応じて、異物進入防止部材の配置も変更される。
また、前述した各実施形態は、攪拌装置4が、ポンプケーシング3aに付設される構成において、異物進入防止部材を設けるものであったが、攪拌装置は、ポンプケーシング3a以外に、例えば特許文献2に記載されているように着脱用接続管に付設される場合もある。その場合は、着脱用接続管に分岐孔と取付座とが設けられるため、図示は省略するが、例えば取付座と攪拌装置との間に取付部材を介在させることで、その取付部材に一体的に設けた異物進入防止部材を、分岐孔の開口の一部を塞ぐように配置することが可能になる。この構成には、前述した図5〜図21に示す各構成を、適宜、適用することが可能である。また、着脱用接続管に対して、異物進入防止部材を取付固定するようにしてもよい。この構成には、前述した図22〜図25に示す各構成を、適宜、適用することが可能である。
さらに、図26に示すように、例えば特許文献3に記載されているような、ポンプケーシング3aと、着脱用接続管22との間に介設されて吐出流路の一部を構成する連結部64に攪拌装置4を一体的に設けた構成では、取付部材を、連結部64と攪拌装置4との間に挟持することはできない。しかしながら、取付部材712をポンプケーシング3aと連結部64との間に介在させてこれを挟持すると共に、異物進入防止部材711は、その取付部材712から主流方向(つまり、ここでは、連結部64の管軸方向に相当する)に延びて配置することにより、図8に示した異物進入防止部材711と同様の異物進入防止部材711を、連結部64に設けられた分岐孔29の一部を閉塞するように、配置することが実現する。また、図22〜図25に示すような分岐孔が開口している部材に対し固定する構成であれば、特許文献3に記載されている構成にも、比較的容易に適用することが可能である。
1 ポンプ槽(水槽)
22 着脱用接続管
2 水中ポンプ装置
26 ポンプ吐出口(吐出口)
28a 取付座
29 分岐孔
29a 開口
3 水中ポンプ本体
3a ポンプケーシング
4 攪拌装置
6 固定排出管
60 排出管部
711、713、715〜716 異物進入防止部材
711a、713a 縁部
712、714 取付部材
721、723〜729 異物進入防止部材
721a、723a、724a、726a、727a、728a 縁部
722 取付部材
731、732 異物進入防止部材
732 異物進入防止部材

Claims (10)

  1. 水槽内に設置されかつ、断続的に運転するように構成された水中ポンプ本体、及び、当該水中ポンプ本体の吐出口に接続されかつ、前記水中ポンプ本体の羽根車から吐出された吐出流を前記水槽の外まで搬送するように構成された排出管部を有するポンプ装置と、
    前記ポンプ装置に取り付けられかつ、前記水中ポンプ本体の運転開始時の一定時間だけ、当該水中ポンプ本体の前記吐出流の少なくとも一部を前記水槽内に噴出することによって、当該水槽内の攪拌を行うよう構成された攪拌装置と、を備え、
    前記ポンプ装置には、前記吐出流が所定の主流方向に流れるように区画する経路が形成されており、前記経路の途中位置から分岐しかつ、前記ポンプ装置側から前記攪拌装置側に向かう分岐方向に、前記吐出流を流す分岐孔が、前記経路を構成する壁面に開口し、
    前記攪拌装置は、前記分岐孔に接続されており、
    前記分岐孔の一部を塞ぐように配置されかつ、当該分岐孔を通じて前記攪拌装置内に異物が進入することを防止する異物進入防止部材をさらに備えている攪拌装置付き水中ポンプ装置。
  2. 請求項1に記載の攪拌装置付き水中ポンプ装置において、
    前記異物進入防止部材は、前記分岐孔の前記開口の一部を塞ぐように、前記主流方向に延びて配置されており、
    前記主流方向に延びる異物進入防止部材の、前記分岐方向において前記ポンプ装置側に相当する縁部は、前記主流方向の上流側から下流側に向かうに従い、前記分岐孔の前記開口に対して、前記分岐方向の前記攪拌装置側から前記ポンプ装置側の方向に傾く部位を含んでいる攪拌装置付き水中ポンプ装置。
  3. 請求項2に記載の攪拌装置付き水中ポンプ装置において、
    前記異物進入防止部材の、前記分岐方向における前記ポンプ装置側に相当する縁部は、なめらかな形状に構成されている攪拌装置付き水中ポンプ装置。
  4. 請求項2又は3に記載の攪拌装置付き水中ポンプ装置において、
    前記異物進入防止部材は、前記分岐方向において最も前記ポンプ装置側に位置する端部が、前記分岐孔の前記開口を挟んだ前記分岐方向の両側について所定の範囲内に位置している攪拌装置付き水中ポンプ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の攪拌装置付き水中ポンプ装置において、
    前記異物進入防止部材は、前記分岐孔内において、前記主流方向の上流側に対応する基端から下流側に対応する先端に向かって延びる棒状の部材によって構成され、
    前記棒状の異物進入防止部材は、その基端が前記分岐孔内における前記主流方向の上流側の壁面において片持ち状態で支持されると共に、その先端と前記分岐孔内における前記主流方向の下流側の壁面との間には、所定の隙間が設けられている攪拌装置付き水中ポンプ装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の攪拌装置付き水中ポンプ装置において、
    前記異物進入防止部材は、前記分岐孔内を横切るように、前記主流方向に沿って配置された板状の部材によって構成されている攪拌装置付き水中ポンプ装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の攪拌装置付き水中ポンプ装置において、
    前記分岐孔は、前記水中ポンプ本体において、前記羽根車を収容するポンプケーシングの内周面に開口しており、
    前記攪拌装置は、前記ポンプケーシングに取り付けられている攪拌装置付き水中ポンプ装置。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の攪拌装置付き水中ポンプ装置において、
    前記排出管部は、前記水中ポンプ本体を、前記水槽内に固定された固定排出管に対し着脱可能に設置する着脱装置を有する着脱用接続管を含み、
    前記分岐孔は、前記着脱用接続管の内周面に開口しており、
    前記攪拌装置は、前記着脱用接続管に取り付けられている攪拌装置付き水中ポンプ装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の攪拌装置付き水中ポンプ装置において、
    前記異物進入防止部材は、前記分岐孔が開口している部材に対し固定されている攪拌装置付き水中ポンプ装置。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の攪拌装置付き水中ポンプ装置において、
    前記ポンプ装置において前記攪拌装置が取り付けられる部位には、取付座が設けられ、
    前記異物進入防止部材と一体的に設けられた取付部材をさらに備え、
    前記取付部材は、前記攪拌装置と前記取付座との間に挟持されることで、前記異物進入防止部材を前記分岐孔の前記開口の一部を塞ぐように配置させるよう構成されている攪拌装置付き水中ポンプ装置。
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JP2020200817A (ja) * 2019-06-13 2020-12-17 新明和工業株式会社 水中ポンプ装置およびそれを用いた水中ポンプシステム

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