JP2014181102A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】インクを被記録媒体に吐出して該被記録媒体に吐出された該インクを被記録媒体と非接触で乾燥させるヒーターを備える記録装置において、該ヒーターによる乾燥ムラを抑制するとともに、該ヒーターにより該インクから蒸発した蒸気が結露して被記録媒体に付くことを抑制する。
【解決手段】被記録媒体Pにインクを吐出する記録ヘッド4と、記録ヘッド4により被記録媒体Pに吐出された前記インクを被記録媒体Pと非接触で乾燥させるヒーター7と、少なくとも、ヒーター7により被記録媒体Pにおける前記インクが吐出された部分を乾燥させることが可能な位置において、被記録媒体Pを支持して搬送可能な搬送ベルト6と、を備え、搬送ベルト6は、被記録媒体Pと接触可能な複数の突出部10を有し、突出部10における被記録媒体Pとの接触部12と被記録媒体Pとの接触面積は、0.3mm2以下である。
【選択図】図2
【解決手段】被記録媒体Pにインクを吐出する記録ヘッド4と、記録ヘッド4により被記録媒体Pに吐出された前記インクを被記録媒体Pと非接触で乾燥させるヒーター7と、少なくとも、ヒーター7により被記録媒体Pにおける前記インクが吐出された部分を乾燥させることが可能な位置において、被記録媒体Pを支持して搬送可能な搬送ベルト6と、を備え、搬送ベルト6は、被記録媒体Pと接触可能な複数の突出部10を有し、突出部10における被記録媒体Pとの接触部12と被記録媒体Pとの接触面積は、0.3mm2以下である。
【選択図】図2
Description
本発明は、被記録媒体に記録されたインクを乾燥させるヒーターを備える記録装置に関する。
従来から、被記録媒体に記録されたインクを乾燥させるヒーターを備える記録装置が使用されている。このうち、インクを被記録媒体に吐出して記録するインクジェット記録装置においては、被記録媒体に記録されたインクを乾燥させるために、該インクが記録された部分と非接触で乾燥させるヒーターを備える記録装置が一般的に使用されている。インクが記録された部分と接触して乾燥させるヒーターを用いると、該記録された部分とヒーターとの接触により、該記録された部分の画質が低下するためである。
例えば、特許文献1には、媒体支持部であるプラテン側からヒーターにより加熱して被記録媒体を温めて、記録がなされた被記録媒体のインクを乾燥することが可能な記録装置が開示されている。
例えば、特許文献1には、媒体支持部であるプラテン側からヒーターにより加熱して被記録媒体を温めて、記録がなされた被記録媒体のインクを乾燥することが可能な記録装置が開示されている。
また、被記録媒体の搬送機構における媒体支持部として搬送ベルトを備える記録装置が使用されている。特許文献2で開示されるように、記録ヘッドと対向する記録領域における搬送機構として搬送ベルトを備える記録装置のほか、特許文献3で開示されるように、被記録媒体の搬送方向における記録領域の下流側の搬送機構として搬送ベルトを備える記録装置も使用されている。
ここで、特許文献2で開示される記録装置では、搬送ベルトは被記録媒体がずれないように固定する針状の多数の突起が設けられている。また、特許文献2で開示される記録装置では、被記録媒体の乾燥部と対向する領域には媒体支持部が設けられていない。
ここで、特許文献2で開示される記録装置では、搬送ベルトは被記録媒体がずれないように固定する針状の多数の突起が設けられている。また、特許文献2で開示される記録装置では、被記録媒体の乾燥部と対向する領域には媒体支持部が設けられていない。
しかしながら、特許文献1のような、従来の、インクが記録された部分と非接触で乾燥させるヒーターを備える記録装置では、ヒーターにより該インクから蒸発した蒸気が媒体支持部に結露し、被記録媒体が濡れてしまう場合があった。特に、媒体支持部と対向する側から被記録媒体に記録されたインクを乾燥させるヒーターを備える記録装置では、媒体支持部で蒸気が結露して被記録媒体が濡れてしまう場合が多くあった。
一方、特許文献2のような、被記録媒体の乾燥部と対向する領域には媒体支持部が設けられていない構成の記録装置では、該領域において被記録媒体が確りと支持されていないことにより被記録媒体と乾燥部との距離が被記録媒体の搬送と共に変化する。このため、該乾燥部による被記録媒体に記録されたインクの乾燥ムラが生じる場合がある。
また、特許文献3には、インクが記録された部分と非接触で乾燥させるヒーターに関する記載がなく、上記の課題認識がない。
また、特許文献3には、インクが記録された部分と非接触で乾燥させるヒーターに関する記載がなく、上記の課題認識がない。
すなわち、従来の記録装置においては、インクを被記録媒体に吐出して該被記録媒体に記録された該インクを該インクが記録された部分と非接触で乾燥させるヒーターを備える記録装置において、該ヒーターによる乾燥ムラを抑制するとともに、該ヒーターにより該インクから蒸発した蒸気が結露して被記録媒体に付くことを抑制することが十分でない場合があった。
そこで、本発明の目的は、インクを被記録媒体に吐出して該被記録媒体に記録された該インクを該インクが記録された部分と非接触で乾燥させるヒーターを備える記録装置において、該ヒーターによる乾燥ムラを抑制するとともに、該ヒーターにより該インクから蒸発した蒸気が結露して被記録媒体に付くことを抑制することである。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の記録装置は、被記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、前記記録ヘッドにより前記被記録媒体に吐出された前記インクを、前記被記録媒体と非接触で乾燥させるヒーターと、少なくとも、前記ヒーターにより前記被記録媒体における前記インクが吐出された部分を乾燥させることが可能な位置において、前記被記録媒体を支持して搬送可能な搬送ベルトと、を備え、前記搬送ベルトは、前記被記録媒体と接触可能な複数の突出部を有し、前記突出部における前記被記録媒体との接触部と該被記録媒体との接触面積は、0.3mm2以下であることを特徴とする。
ここで、「前記被記録媒体と接触可能な複数の突出部」とは、被記録媒体を搬送ベルトに支持させた場合に、被記録媒体の種類等により接触する場合もあれば接触しない場合もある突出部を含む意味であり、被記録媒体と接触し得る突出部であれば足りる意味である。
本態様によれば、前記突出部における前記被記録媒体との接触部の接触面積は各々0.3mm2以下である。このため、前記被記録媒体に記録されたインクから蒸発した蒸気が前記接触部に結露するには該接触部の面積は十分小さい。すなわち、前記被記録媒体との非接触部で前記蒸気を結露させて前記接触部で前記蒸気の結露を抑制することにより、該接触部に前記蒸気が結露して被記録媒体に付くことを抑制することができる。
また、本態様によれば、前記搬送ベルトは、少なくとも前記ヒーターにより前記インクが記録された部分を乾燥させることが可能な位置において、前記被記録媒体を支持して搬送可能である。このため、被記録媒体とヒーターとの距離が被記録媒体の搬送と共に変化することを抑制でき、該ヒーターによる被記録媒体に記録されたインクの乾燥ムラが生じることを抑制できる。
本態様によれば、前記突出部における前記被記録媒体との接触部の接触面積は各々0.3mm2以下である。このため、前記被記録媒体に記録されたインクから蒸発した蒸気が前記接触部に結露するには該接触部の面積は十分小さい。すなわち、前記被記録媒体との非接触部で前記蒸気を結露させて前記接触部で前記蒸気の結露を抑制することにより、該接触部に前記蒸気が結露して被記録媒体に付くことを抑制することができる。
また、本態様によれば、前記搬送ベルトは、少なくとも前記ヒーターにより前記インクが記録された部分を乾燥させることが可能な位置において、前記被記録媒体を支持して搬送可能である。このため、被記録媒体とヒーターとの距離が被記録媒体の搬送と共に変化することを抑制でき、該ヒーターによる被記録媒体に記録されたインクの乾燥ムラが生じることを抑制できる。
本発明の第2の態様の記録装置は、前記第1の態様において、前記突出部は、少なくとも一部が弾性部材で形成されることを特徴とする。
本態様によれば、前記突出部は少なくとも一部が弾性部材で形成されるので、前記突出部が前記被記録媒体を突き刺すことにより該被記録媒体に損傷を与えることを抑制することができる。
本発明の第3の態様の記録装置は、前記第1又は第2の態様において、前記突出部は、毛状体であることを特徴とする。
本態様によれば、前記突出部は毛状体であるので、簡単な構成で前記接触部の接触面積を各々0.3mm2以下にすることができる。
本発明の第4の態様の記録装置は、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、前記ヒーターにより前記インクから蒸発した蒸気が結露して生じ、前記搬送ベルトにおける前記被記録媒体との非接触部に溜まった液体を、該非接触部から除去する除去部を備えることを特徴とする。
本態様によれば、前記蒸気が結露して生じた液体が前記非接触部に溜まっても、例えばスクレーパーなどの前記除去部によって、これを除去することが可能になる。
本発明の第5の態様の記録装置は、前記第1から第4のいずれか1つの態様において、前記搬送ベルトは、前記搬送部による前記被記録媒体の搬送に伴って従動的に移動可能であることを特徴とする。
本態様によれば、大きな駆動エネルギーを必要とする前記搬送ベルトの駆動源を別途設けることなく、例えば、記録がなされた被記録媒体を巻き取る巻取部の駆動力等により前記被記録媒体を搬送することができる。
本発明の第6の態様の記録装置は、前記第5の態様において、前記搬送ベルトの移動を停止するロック機構を備えることを特徴とする。
本態様によれば、例えば、前記被記録媒体に記録を実行する際において前記搬送ベルトの移動を停止させ、該搬送ベルトをクリーニングする際において該搬送ベルトを移動させるということができる。
本発明の第7の態様の記録装置は、前記第6の態様において、前記搬送ベルトを停止させた状態における前記被記録媒体と前記搬送ベルトとの動摩擦係数は、0.4以上0.6以下であることを特徴とする。
本態様によれば、前記搬送ベルトを停止させた状態における前記被記録媒体と前記搬送ベルトとの動摩擦係数は、0.4以上0.6以下である。該動摩擦係数が0.4未満であると被記録媒体が搬送ベルトから滑ることにより支持不良が発生する場合があり、該動摩擦係数が0.6より大きいと被記録媒体が搬送ベルトから移動しづらくなることにより支持不良が発生する場合があるが、これを抑制できる。
[実施例](図1〜図2)
以下に、本発明の実施例に係る記録装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
最初に、本発明の実施例1に係る記録装置について説明する。該記録装置は水性インクによって被記録媒体に記録可能な記録装置であるが、水性インクを使用可能な記録装置に限定されない。
図1は本発明の実施例1に係る記録装置1の概略側面図を表している。
以下に、本発明の実施例に係る記録装置について、添付図面を参照して詳細に説明する。
最初に、本発明の実施例1に係る記録装置について説明する。該記録装置は水性インクによって被記録媒体に記録可能な記録装置であるが、水性インクを使用可能な記録装置に限定されない。
図1は本発明の実施例1に係る記録装置1の概略側面図を表している。
本実施例の記録装置1は、記録を行うための被記録媒体PのロールR1を送り出すことが可能な被記録媒体Pのセット部2を備えている。なお、本実施例の記録装置1は被記録媒体Pとしてロール式の被記録媒体を使用しているが、このようなロール式の被記録媒体を使用する記録装置に限定されない。例えば、単票式の被記録媒体を用いてもよい。
本実施例の記録装置1は、被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送する際、セット部2は回転方向Cに回転する。
本実施例の記録装置1は、被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送する際、セット部2は回転方向Cに回転する。
また、本実施例の記録装置1は、ロール式の被記録媒体Pを搬送方向Aに搬送するための不図示の複数の搬送ローラーを備える搬送機構15を備えている。
また、本実施例の記録装置1は、被記録媒体Pの搬送方向Aと交差する走査方向Bに記録ヘッド4を往復走査させて記録する記録機構16を備えている。記録ヘッド4は、インクを被記録媒体Pに吐出する。記録ヘッド4から吐出されたインクにより、被記録媒体Pに画像が形成(記録)される。なお、本実施例の記録装置1は、記録ヘッド4を往復走査させて記録する記録機構16を備えているが、インクを吐出するノズルを搬送方向Aと交差する方向に複数設けた所謂ラインヘッドを備える記録装置でもよい。
記録ヘッド4の被記録媒体Pの搬送方向Aにおける下流側には、記録ヘッド4により被記録媒体Pに記録されたインクを該インクが記録された部分と非接触で乾燥させるヒーター7を有する乾燥機構17が備えられている。換言すれば、記録ヘッド4により被記録媒体Pに吐出されたインクを、被記録媒体と非接触で乾燥させるヒーターであればよい。なお、本実施例のヒーター7は赤外線ヒーターであるが、記録ヘッド4により被記録媒体Pに記録されたインクを該インクが記録された部分と非接触で乾燥させるヒーターであれば、その種類、形状及び設置場所等に特に限定はない。
また、乾燥機構17には、ヒーター7によりインクが記録された部分を乾燥させることが可能な位置において、被記録媒体Pを支持して搬送可能な搬送ベルト6が備えられている。また、本実施例の記録装置1では、搬送ベルト6は被記録媒体Pの搬送方向Aの搬送に伴って従動ローラー8、8が回転方向Cに回転することにより移動する。ただし、このような構成に限定されず、搬送ベルト6の駆動機構を備えていてもよい。
また、本実施例の搬送ベルト6はロック機構22を備えており、被記録媒体Pに記録を実行する際において搬送ベルト6の移動を停止させ、該搬送ベルト6をクリーニングする際において該搬送ベルト6を移動させるということができる。なお、本実施例の記録装置1は、搬送ベルト6を停止させた状態において、使用が想定される被記録媒体Pと搬送ベルト6との動摩擦係数は、0.4以上0.6以下である。該動摩擦係数が0.4未満であると被記録媒体Pが搬送ベルト6から滑ることにより支持不良が発生する場合があり、該動摩擦係数が0.6より大きいと被記録媒体Pが搬送ベルト6から移動しづらくなることにより支持不良が発生する場合がある。本実施例の記録装置1はこのような支持不良を抑制できる構成になっている。
下記表1は、被記録媒体Pと搬送ベルト6との動摩擦係数を変えていった場合に、搬送性が良好(支持不良が発生しない)な場合をOKとし、支持不良が発生した場合をNGとして実験した実験結果である。
また、本実施例の記録装置1は、搬送ベルト6における被記録媒体Pと非接触の非接触部11(図2参照)に溜まった、ヒーター7により被記録媒体Pに記録されたインクから蒸発した蒸気が結露して生じた液体を、該非接触部11から除去する除去部としてのスクレーパー9を備えている。
また、記録ヘッド4は、インクを吐出する複数のノズルを有するノズル面Fを備えているが、無端ベルトである搬送ベルト6は、搬送方向Aの上流側から下流側に向けて、ノズル面Fに沿う面から離間するよう傾斜して配置されている。このため、被記録媒体Pが受ける重力を利用して該被記録媒体Pを搬送することができ、搬送負荷を抑制することができる。
また、乾燥機構17の被記録媒体Pの搬送方向Aにおける下流側には、被記録媒体Pを巻き取る際の該被記録媒体Pの張力を調整する役割の張力調整部13が備えられている。そして、張力調整部13の被記録媒体Pの搬送方向Aにおける下流側には、被記録媒体Pを巻き取り可能な巻取部14が備えられている。本実施例の記録装置1は、巻取部14の駆動力により搬送ベルト6を被記録媒体Pとの摩擦力により従動回転させながら、若しくは搬送ベルト6を停止させた状態で、被記録媒体Pを搬送することが可能である。
なお、本実施例の記録装置1では、被記録媒体Pを巻き取る際、巻取部14は回転方向Cに回転する。
なお、本実施例の記録装置1では、被記録媒体Pを巻き取る際、巻取部14は回転方向Cに回転する。
次に、本実施例の搬送ベルト6について詳細に説明する。
図2は、本実施例の搬送ベルト6を表す概略図である。
本実施例の搬送ベルト6は、被記録媒体Pと接触可能な複数の突出部10と、被記録媒体Pと非接触の非接触部11と、を有している。本実施例の突出部10は、少なくとも一部が弾性部材で形成される毛状体であるため、突出部10が被記録媒体Pを突き刺すことにより該被記録媒体Pに損傷を与えることを抑制することができる構成となっているが、このような構成に限定されない。また、突出部10における被記録媒体Pとの接触部12の接触面積は各々0.3mm2以下である。
図2は、本実施例の搬送ベルト6を表す概略図である。
本実施例の搬送ベルト6は、被記録媒体Pと接触可能な複数の突出部10と、被記録媒体Pと非接触の非接触部11と、を有している。本実施例の突出部10は、少なくとも一部が弾性部材で形成される毛状体であるため、突出部10が被記録媒体Pを突き刺すことにより該被記録媒体Pに損傷を与えることを抑制することができる構成となっているが、このような構成に限定されない。また、突出部10における被記録媒体Pとの接触部12の接触面積は各々0.3mm2以下である。
本実施例の接触部12の接触面積は各々0.3mm2以下であるため、被記録媒体Pに記録されたインクから蒸発した蒸気が接触部12に結露するには該接触部12の面積は十分小さい。すなわち、非接触部11で前記蒸気を結露させて接触部12で前記蒸気の結露を抑制することにより、該接触部12に前記蒸気が結露して被記録媒体Pに付くことを抑制することができる構成となっている。
下記表2は、接触部12の接触面積を変えていった場合に、被記録媒体Pに記録されたインクから蒸発した蒸気が接触部12に結露するか否かを実験した実験結果である。具体的には、被記録媒体Pとして布帛を用いて、接触部12の被記録媒体Pとの接触面積を変えていき、被記録媒体Pに前記蒸気が結露して生じた液体のシミが発生するか否かで評価した。前記液体のシミが発生しなかった場合がOKであり、前記液体のシミが発生した場合がNGである。なお、接触部12の素材はエポキシ樹脂を用いた。
[実施例2](図3)
次に、本発明の実施例2に係る記録装置について説明する。
図3は、本発明の実施例2に係る記録装置1における搬送ベルト6を表す概略図である。なお、上記実施例と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
次に、本発明の実施例2に係る記録装置について説明する。
図3は、本発明の実施例2に係る記録装置1における搬送ベルト6を表す概略図である。なお、上記実施例と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
本実施例の記録装置1は、搬送ベルト6に設けられた突出部の形状のみにおいて実施例1の記録装置1と相違する。本実施例の突出部18は、被記録媒体Pとの接触部19が、接触面積が各々0.3mm2以下である範囲内において、実施例1の突出部10の接触部12よりも広くなっている。
[実施例3](図4)
次に、本発明の実施例3に係る記録装置について説明する。
図4は、本発明の実施例3に係る記録装置1における搬送ベルト6を表す概略図である。なお、上記実施例と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
次に、本発明の実施例3に係る記録装置について説明する。
図4は、本発明の実施例3に係る記録装置1における搬送ベルト6を表す概略図である。なお、上記実施例と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。
本実施例の記録装置1は、搬送ベルト6に設けられた突出部の形状のみにおいて実施例1及び2の記録装置1と相違する。本実施例の突出部20は、毛状体ではなく、先端部に平面である接触部21が設けられた円錐形状をしている。なお、被記録媒体Pとの接触部21は、接触面積が各々0.3mm2以下の範囲内である。
なお、上記実施例1から3の記録装置1は、水溶性有機溶剤を含有する水性インクを用いて記録可能な記録装置である。このようなインクを用いた記録装置においては、前記蒸気として水溶性有機溶剤が含まれ、搬送ベルト6に該蒸気が結露すると該水溶性有機溶剤が揮発しづらいために搬送ベルト6に該蒸気が結露して生じた液体が残りやすい場合がある。このため、本発明は、特に、水溶性有機溶剤を含有する水性インクを用いて記録可能な記録装置において有効であるが、このような記録装置に限定されない。
また、搬送部としての該搬送機構15には、被記録媒体Pをプラテン3において加熱可能なプラテンヒーター5を設けてもよい。
なお、本実施例のプラテンヒーター5はプラテン3と対向する位置に設けられた赤外線ヒーターであるが、このようなヒーターに限定されず、プラテン3側から被記録媒体Pを加熱可能なヒーターを用いてもよい。
なお、記録装置におけるヒーターがヒーター7のみであるときは、ヒーターとはヒーター7のことを指す。また、ヒーター7に加え、プラテンヒーター5が設けられているときは、プラテンヒーター5を第1のヒーター、ヒーター7を第2のヒーターと区分する。
なお、本実施例のプラテンヒーター5はプラテン3と対向する位置に設けられた赤外線ヒーターであるが、このようなヒーターに限定されず、プラテン3側から被記録媒体Pを加熱可能なヒーターを用いてもよい。
なお、記録装置におけるヒーターがヒーター7のみであるときは、ヒーターとはヒーター7のことを指す。また、ヒーター7に加え、プラテンヒーター5が設けられているときは、プラテンヒーター5を第1のヒーター、ヒーター7を第2のヒーターと区分する。
1 記録装置、2 セット部、3 プラテン、4 記録ヘッド、
5 プラテンヒーター、6 媒体支持部、7 ヒーター、8 従動ローラー、
9 スクレーパー、10 突出部、11 非接触部、12 接触部、
13 張力調整部、14 巻取部、15 搬送機構、16 記録機構、
17 乾燥機構、18 突出部、19 接触部、20 突出部、21 接触部、
22 ロック機構、P 被記録媒体、
R1 被記録媒体のロール、R2 被記録媒体のロール
5 プラテンヒーター、6 媒体支持部、7 ヒーター、8 従動ローラー、
9 スクレーパー、10 突出部、11 非接触部、12 接触部、
13 張力調整部、14 巻取部、15 搬送機構、16 記録機構、
17 乾燥機構、18 突出部、19 接触部、20 突出部、21 接触部、
22 ロック機構、P 被記録媒体、
R1 被記録媒体のロール、R2 被記録媒体のロール
Claims (7)
- 被記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドにより前記被記録媒体に吐出された前記インクを、前記被記録媒体と非接触で乾燥させるヒーターと、
少なくとも、前記ヒーターにより前記被記録媒体における前記インクが吐出された部分を乾燥させることが可能な位置において、前記被記録媒体を支持して搬送可能な搬送ベルトと、を備え、
前記搬送ベルトは、前記被記録媒体と接触可能な複数の突出部を有し、
前記突出部における前記被記録媒体との接触部と該被記録媒体との接触面積は、0.3mm2以下であることを特徴とする記録装置。 - 請求項1に記載の記録装置において、
前記突出部は、少なくとも一部が弾性部材で形成されることを特徴とする記録装置。 - 請求項1又は2に記載の記録装置において、
前記突出部は、毛状体であることを特徴とする記録装置。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置において、
前記ヒーターにより前記インクから蒸発した蒸気が結露して生じ、前記搬送ベルトにおける前記被記録媒体との非接触部に溜まった液体を、該非接触部から除去する除去部を備えることを特徴とする記録装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の記録装置において、
前記搬送ベルトは、前記搬送部による前記被記録媒体の搬送に伴って従動的に移動可能であることを特徴とする記録装置。 - 請求項5に記載の記録装置において、
前記搬送ベルトの移動を停止するロック機構を備えることを特徴とする記録装置。 - 請求項6に記載の記録装置において、
前記搬送ベルトを停止させた状態における前記被記録媒体と前記搬送ベルトとの動摩擦係数は、0.4以上0.6以下であることを特徴とする記録装置。
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