JP2011016240A - 記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 被記録材のインクミストによる汚れを防ぐとともに、被記録材に生じたコックリングによる記録ヘッド等との接触を防止してインク汚れを防ぐことができる記録装置を提供する。
【解決手段】 プラテン8に支持された被記録材Pに記録ヘッド7からインクを吐出して記録を行う。プラテンの搬送上流側に搬送手段20を配し、搬送下流側に搬送手段21を配する。プラテンに複数の搬送方向のリブ8a、8bを設ける。下流側搬送手段は、複数のリブと対応する位置に搬送方向に形成された凸部14aと複数の凸部の間に形成され凸部より低い複数の凹部14bとが形成された搬送ベルトを具備する。下流側搬送手段は搬送ベルトに静電吸着力を付与する帯電ローラ13を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 プラテン8に支持された被記録材Pに記録ヘッド7からインクを吐出して記録を行う。プラテンの搬送上流側に搬送手段20を配し、搬送下流側に搬送手段21を配する。プラテンに複数の搬送方向のリブ8a、8bを設ける。下流側搬送手段は、複数のリブと対応する位置に搬送方向に形成された凸部14aと複数の凸部の間に形成され凸部より低い複数の凹部14bとが形成された搬送ベルトを具備する。下流側搬送手段は搬送ベルトに静電吸着力を付与する帯電ローラ13を有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は記録ヘッドから被記録材へインクを吐出して記録を行う記録装置に関する。
記録装置には、被記録材を支持するためのプラテンと対向する位置に記録ヘッドを配し、プラテンの搬送上流側および搬送下流側に配された搬送手段によって搬送される被記録材に記録ヘッドからインクを吐出して記録を行う構成のものがある。近年では、縁なし記録を高画質で行うことが要請されており、そのために、プラテンの搬送下流側の搬送手段のみで被記録材を搬送するときの搬送精度の向上が要請されている。一方、搬送下流側の搬送手段のみで搬送するときは、記録された被記録材を保持するため、拍車を使用して一対の回転体による保持力を小さく抑えながら、記録面を傷つけたり、汚したりすることがないようにして搬送している。
そこで、例えば特許文献1には、記録された被記録材を網状の搬送ベルトで搬送するとともに、被記録材の外に吐出されたインクを搬送ベルトの下方に配したインク受けで回収しながら縁なし記録を行う記録装置が開示されている。また、例えば特許文献2には、電子写真による記録部の搬送上流側と搬送下流側のそれぞれに静電吸着ベルトからなるベルト搬送手段を配した記録装置が開示されている。
一方では、縁なし記録の高画質化のためには、搬送手段の搬送精度の向上、特に記録ヘッドの上流側および下流側の2つの搬送手段による搬送から下流側の搬送手段のみによる搬送へ移行するときの搬送精度の向上が要請される。また、高密度記録で高画質を実現していることもあり、被記録材に着弾せずに浮遊するインクミストの発生量が増えている。このため、インクミストによって記録装置内や被記録材を汚してしまうことがある。また、高密度記録により多量のインクを吸収した被記録材が伸びることで、被記録材が波打つコックリングの現象が発生することもあり、このコックリングのために被記録材が記録ヘッドに接触してインク汚れが生じることもある。
そこで、特許文献1では、網状の搬送ベルトにより被記録材の搬送を行い、縁なし記録において被記録材の外に吐出されたインクを搬送ベルトの下方に配したインク受けで回収している。しかし、この特許文献1の構成では、被記録材の外に吐出されたインクが網状のベルトを汚してしまうので、被記録材のインク汚れを確実に防ぐことはできない。
また、特許文献2では、記録部の下流側の搬送手段が被記録材の幅方向に平らなベルトで構成されいる。このため、この構成をインクジェット記録装置で実施した場合、被記録材に発生したコックリングは記録部に接近する方向にしか波打つことができず、被記録材が記録ヘッドに接触してインク汚れが生じる可能性がある。
また、特許文献2では、記録部の下流側の搬送手段が被記録材の幅方向に平らなベルトで構成されいる。このため、この構成をインクジェット記録装置で実施した場合、被記録材に発生したコックリングは記録部に接近する方向にしか波打つことができず、被記録材が記録ヘッドに接触してインク汚れが生じる可能性がある。
本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたものであり、従来の装置の改良を目的とする。本発明のより具体的な目的は、被記録材のインクミストによる汚れを防ぐとともに、被記録材のコックリングによる記録ヘッド等との接触を防止することで被記録材のインク汚れを防止することができる記録装置を提供することである。
本発明は、被記録材へインクを吐出して記録する記録ヘッドと、記録ヘッドと対向する位置で被記録材を支持するプラテンと、前記プラテンの搬送上流側に配された上流側搬送手段と、前記プラテンの搬送下流側に配された下流側搬送手段と、を備えた記録装置において、前記プラテンに複数の搬送方向のリブを設け、前記下流側搬送手段は、前記複数のリブと対応する位置に搬送方向に形成された複数の第1の面と前記複数の第1の面の間に形成され前記第1の面より低い複数の第2の面とを有する搬送ベルトと、前記搬送ベルトを駆動するための駆動ローラと、前記搬送ベルトに張力を付与する従動ローラと、前記搬送ベルトに被記録材を静電吸着させるための吸着力を付与する帯電手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、被記録材のインクミストによる汚れを防ぐとともに、被記録材のコックリングによる記録ヘッド等との接触を防止することで被記録材のインク汚れを防止することができる記録装置が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一または対応部分を示すものである。図1は、一実施形態に係る記録装置の縦断面図である。給紙部1は、給紙ローラ2の回転により、記録紙等のシート状の被記録材Pを1枚ずつ装置本体内部へ給送する。この場合、給紙部1に積載された被記録材は、給紙ローラ2と不図示の分離ローラとの摩擦力の差によって、1枚ずつ分離されて矢印方向へ給送される。装置本体の内部には、記録ヘッド7を搭載して往復移動するキャリッジ23を備えた記録部50と、記録ヘッド7により記録される被記録材Pを支持するために記録ヘッド7と対向する位置に配されたプラテン8と、が配されている。本実施形態に係る記録装置は、画像情報に基づいて記録ヘッド7から被記録材Pへインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置である。
プラテン8の搬送上流側には上流側搬送手段20が配され、プラテン8の搬送下流側には下流側搬送手段21が配されている。上流側搬送手段20は、駆動ローラである搬送ローラ5と、搬送ローラ5に押圧されて従動回転するピンチローラ6とを備えている。下流側搬送手段21は、搬送ベルト14と、搬送ベルト14に駆動を伝達する駆動ローラ11と、搬送ベルト14に張力を付与しながら従動回転する従動ローラ12と、搬送ベルト14に静電吸着力を付与する帯電手段を構成する帯電ローラ13と、を備えている。
上流側搬送手段20の搬送上流側には、被記録材Pの前後端(紙端)を検知するための検知レバー3と紙端センサ4からなる紙端検知手段55が配されている。給送もしくは搬送される被記録材Pの前端もしくは後端を紙端検知手段55で検知することにより、被記録材Pの搬送位置を検知することができる。給紙部1から給送された被記録材Pは、上流側搬送手段20と下流側搬送手段21によって装置本体内を矢印方向に搬送され、プラテン8に支持される領域に対して記録部50による記録が行われる。記録部50では、キャリッジ23の移動に同期して記録ヘッド7から被記録材Pへインクを吐出する1ライン分の画像形成と、搬送ローラ5による所定ピッチの搬送とを交互に繰り返すことで、被記録材Pの全域に対する記録が行われる。記録された被記録材Pは、下流側搬送手段21により矢印方向へ搬送された後、不図示の排紙トレイへ排出される。下流側搬送手段21は、記録された被記録材Pを装置本体の外部へ排出する排紙部65を構成している。
記録装置には、CPU、メモリおよびI/O回路等を備えたコントローラからなる制御手段60が設けられている。この制御手段60は、内部メモリに予め格納された制御プログラムに従い、駆動モータや各種装置の動作を制御する。これにより、被記録材の給送および搬送の動作を制御するとともに、画像情報に基づいて記録ヘッド7を制御することにより、被記録材に画像を記録していく。制御手段60は、さらに装置全体の動作やそのタイミングを制御している。
図2は本実施形態に係る記録装置の制御手段60の構成を示すブロック図である。CPU30には、ROM31、RAM32、EEPROM37、給紙部1、上流側搬送手段20、下流側搬送手段21、記録ヘッド7(その駆動部)、キャリッジ23(その駆動部)および紙端センサ4がパスを介して接続されている。また、CPU30には、パスを介して、帯電ローラ13により搬送ベルト14に付与される静電吸着力を制御する吸着力制御手段24が接続されている。そして、CPU30は、インターフェイス部33を介して、ホストコンピュータ35のプリンタドライバ34に接続されている。
CPU30による制御動作は、ROM31に内蔵されたプログラムにより制御される。ホストコンピュータ35からプリンタドライバ34を介して送信された記録情報は、記録装置側のデータ受信部36で受信される。データ受信部36は記録装置の状態によりデータの授受を行い、受信データはRAM32に格納される。ホストコンピュータ35からの記録命令により、CPU30は給紙部1、搬送手段20、21、キャリッジ23および記録ヘッド7を制御し、被記録材Pに対する記録動作を制御する。
図3は下流側搬送手段21からなる排紙部65をプラテン8とともに示す平面図である。プラテン8の上面には、被記録材Pの下面を支持するための、搬送方向に延びる複数のリブ8a、8bが設けられている。この複数の搬送方向に延びるリブは、搬送上流側のリブ8aと搬送下流側のリブ8bとで構成されており、複数の上流側のリブ8aと複数の下流側のリブ8bは搬送方向と交差する方向に所定間隔ごとの同じ位置に配されている。
上流側のリブ8aと下流側のリブ8bとの間には、縁なし記録(余白なし記録)を行うときに被記録材Pの外に吐出されたインクを受けるためのインク受け部10が設けられている。インク受け部10の内部には、被記録材Pの外に吐出されたインクを保持するためのインク吸収体9が配されている。インク吸収体9は、例えば不織布、紙、多孔質材、繊維材など、インク吸収性を有する材質であれば、各種の材質のものを使用できる。このようなインク受け部9を設けることにより、縁なし記録を行う場合でも、被記録材Pのインク汚れを確実に防止することができる。
プラテン8の下流側に配された搬送ベルト14には、プラテン8の複数のリブ8a、リブ8bの搬送方向と交差する方向の位置(ピッチ間隔の各位置)と対応する各位置に、搬送方向に延びる凸部14aが設けられている。各凸部14aは、被記録材Pを吸着する凸面を形成している。搬送ベルト14の複数のリブ8a、リブ8bのピッチ間隔の各位置と対応しない位置、つまり搬送方向と交差する方向に配された各凸部14aの間には、各凸部14aより低くなった凹部14bとなっている。
このように、本実施形態では、プラテン8には、搬送方向と交差する方向の所定間隔ごとに配された、複数の搬送方向に延びるリブ8a、8bが設けられている。また、下流側搬送手段21の搬送ベルト14には、搬送方向と交差する方向の複数のリブ8a、8bと対応する位置に形成された複数の第1の面と、各第1の面の間に形成された第1の面より低い複数の第2の面とが形成されている。各第1の面は上述の各凸部14aで形成され、各凹部14bは上述の各凸部14aの間の各凹部14bで形成されている。下流側搬送手段21は、搬送ベルト14を駆動するための駆動ローラ11と、搬送ベルト14に張力を付与する従動ローラ12と、搬送ベルト14に被記録材Pを静電吸着させるための吸着力を付与する帯電手段を構成する帯電ローラ13とを備える。
下流側搬送手段21は、帯電手段としての帯電ローラ13を誘電体である搬送ベルト14に密着させ、搬送ベルト14に生じる電界により当該搬送ベルトに静電吸着力を発生させる。この静電吸着力によって被記録材Pを搬送ベルト14に吸着して搬送する。この場合、帯電体である帯電ローラ13により搬送ベルト14に印加される電界の強さ制御することにより搬送ベルト14の静電吸着力を制御することができる。つまり、電界を強くするほど搬送ベルト14に静電吸着力を増大させて被記録材Pを強い力で吸着することができ、電界を相対的に弱くすることにより相対的に弱い静電吸着力で吸着することができる。また、電界を無くすことにより吸着力を無くすこともできる。
図4は被記録材Pが搬送ベルト14に吸着されている状態を示す部分横断面図である。図5は搬送ベルト14の幅方向位置と吸着力の関係を示す説明図である。記録装置の制御部60には、被記録材Pを搬送ベルト14に静電吸着させるための吸着力、すなわち帯電ローラ13により搬送ベルト14に付与される静電吸着力を制御するための吸着力制御手段24が設けられている。この吸着力制御手段24の制御動作はCPU30により制御され、帯電ローラ13の電圧を増減することにより、誘電体である搬送ベルト14の静電吸着力を増減するように制御される。そして、本実施形態では、吸着力制御手段24は、搬送ベルト14の凸部(第1の面)14aと凹部(第2の面)14bのそれぞれに異なった吸着力を発生させるように個別に制御可能に構成されている。
例えば、凹部14bの吸着力が凸部14aの吸着力より大きくなるように制御することで、縁なし記録のために被記録材Pの外に吐出されたインクから発生したインクミストを積極的に凹部14bへ導いてトラップすることができる。これにより、被記録材Pを吸着して支持する凸部14aに付着するインクミストの量を低減することができ、搬送ベルト14上のインクミストにより被記録材Pが直接的に汚されることを防止できる。
また、図4に示すように、記録された被記録材Pの染み込みインクによるコックリングの谷の部分が搬送ベルト14の凹部14bの吸着力により記録ヘッド7から離間する方向へ引き寄せられる。このため、被記録材Pがコックリングにより記録ヘッド7に接触することが防止され、記録ヘッド7との接触に起因するインク汚れも防止される。この場合、プラテンの各リブ8a、8bの搬送下流側の対応位置に搬送ベルト14の凸部14aが配されているので、被記録材Pの幅方向のコックリングが規則正しく発生することになる。このため、被記録材Pをコックリングの谷の部分で記録ヘッド7から離間する方向に確実に引き寄せることができる。
さらに、凹部14bの吸着力が凸部14aの吸着力より大きくなるよう制御する際に、図5に示すように、凸部14aと凹部14bとで吸着力が連続的(アナログ的)に変化するように制御をしてもよい。このような吸着力の制御により、搬送ベルト14の凹部14bにおいて、コックリングの谷の部分に生じる乱れを低減しながら被記録材Pを記録ヘッドから離間させる方向に引き寄せることができる。これによって、被記録材Pが記録ヘッド7に接触してインク汚れが発生することを、より確実に防ぐことができる。
次に、吸着力制御手段24による搬送ベルト14の第1の面である凸部14aと第2の面である凹部14bの静電吸着力の具体的な制御態様について説明する。図6は、記録過程の前半において被記録材Pの後端が給紙部1にかかっている状態を示す縦断面図である。図7は、図6の状態から記録が進み、記録過程の中盤において被記録材Pの後端部が給紙部1から抜けた後であって未だ上流側搬送手段20にかかっている状態を示す縦断面図である。図8は、図7の状態からさらに記録が進み、被記録材Pが上流側搬送手段20を抜けて下流側搬送手段21のみで搬送されている状態を示す縦断面図である。被記録材Pの記録は、このような前半、中盤、後半の過程を経て行われる。
被記録材Pが記録過程のいずれの状態(段階)にあるかは、紙端センサ4により検知された情報により判定することができる。そして、図6〜図8の各記録過程では被記録材Pの搬送負荷が異なるため、本実施形態では、それぞれの記録過程で搬送量の微調整が行われている。また、本実施形態では、この搬送量の微調整と共に、被記録材Pの各記録過程の搬送位置に応じて、吸着力制御手段24により搬送ベルト14の凸部14aおよび凹部14bの吸着力の個別に制御している。このような吸着力の制御により、搬送負荷の変化に対応しながら搬送量の微調整をより精確に行うことができる。つまり、被記録材Pの搬送精度を向上させることができる。
また、被記録材Pの材質等の紙種によっても搬送負荷が異なるので、吸着力制御手段24は、紙種に応じて搬送ベルト14の凸部14aと凹部14bの吸着力を個別に制御する構成にしても良い。また、被記録材Pの紙サイズによっても搬送負荷が異なるので、吸着力制御手段24は、紙サイズに応じて搬送ベルト14の凸部14aと凹部14bの吸着力を個別に制御する構成にしても良い。また、画像記録で被記録材Pに付与されて染み込んだインク量によっても搬送負荷が異なるので、吸着力制御手段24は、記録ヘッド7から被記録材Pへ吐出されたインク吐出量、もしくは画像記録により被記録材Pに付与されたインク量に応じて、搬送ベルト14の凸部14aと凹部14bの吸着力を個別に制御する構成にしても良い。以上のような被記録材Pの搬送位置、紙種、紙サイズ、インク付与量に応じた吸着力の制御は、必要に応じて、それぞれを個別に実施しても良く、適宜組み合わせて実施しても良く、あるいは全てを同時に実施しても良い。このような吸着力の制御によっても、搬送負荷の変化に対応しながら搬送量の微調整をより精確に行うことができ、被記録材Pの搬送精度を向上させることができる。
以上説明した実施形態に係る記録装置によれば、被記録材のインクミストによる汚れを防ぐとともに、被記録材のコックリングによる記録ヘッド等との接触を防止することで被記録材のインク汚れを防止することができ、さらに、被記録材の搬送負荷の変化に対応して搬送ベルトの吸着力を変化させることにより搬送精度を向上させることができる記録装置が提供される。
なお、以上説明した実施形態では、記録ヘッドを搭載して往復移動するキャリッジを用いるシリアルタイプの記録装置を例に挙げた。本発明は、被記録材の搬送方向の副走査のみで記録するラインタイプなど、他の走査方式の記録装置にも同様に適用可能である。また、被記録材の材質は、紙、プラスチックシート、印画紙、布など、画像形成が可能であれば、種々の材質のものを使用できる。
7 ト記録ヘッド
8 プラテン
8a、8b リブ
9 インク吸収体
10 インク受け部
11 駆動ローラ
12 従動ローラ
13 帯電ローラ
14 搬送ベルト
14a 凸部(第1の面)
14b 凹部(第2の面)
20 上流側搬送手段
21 下流側搬送手段
24 吸着力制御手段
P 被記録材
8 プラテン
8a、8b リブ
9 インク吸収体
10 インク受け部
11 駆動ローラ
12 従動ローラ
13 帯電ローラ
14 搬送ベルト
14a 凸部(第1の面)
14b 凹部(第2の面)
20 上流側搬送手段
21 下流側搬送手段
24 吸着力制御手段
P 被記録材
Claims (8)
- 被記録材へインクを吐出して記録する記録ヘッドと、記録ヘッドと対向する位置で被記録材を支持するプラテンと、前記プラテンの搬送上流側に配された上流側搬送手段と、前記プラテンの搬送下流側に配された下流側搬送手段と、を備えた記録装置において、
前記プラテンに複数の搬送方向のリブを設け、
前記下流側搬送手段は、前記複数のリブと対応する位置に搬送方向に形成された複数の第1の面と前記複数の第1の面の間に形成され前記第1の面より低い複数の第2の面とを有する搬送ベルトと、前記搬送ベルトを駆動するための駆動ローラと、前記搬送ベルトに張力を付与する従動ローラと、前記搬送ベルトに被記録材を静電吸着させるための吸着力を付与する帯電手段と、を備えることを特徴とする記録装置。 - 搬送ベルトに被記録材を静電吸着させるための吸着力を制御する吸着力制御手段を備え、前記吸着力制御手段は前記第1の面の吸着力と前記第2の面の吸着力を個別に制御可能であることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
- 前記吸着力制御手段は、前記第1の面の吸着力と前記第2の面の吸着力を、被記録材の搬送位置に応じて個別に制御可能であることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
- 前記吸着力制御手段は、前記第1の面の吸着力と前記第2の面の吸着力を、被記録材の紙種に応じて個別に制御可能であることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
- 前記吸着力制御手段は、前記第1の面の吸着力と前記第2の面の吸着力を、被記録材のサイズに応じて個別に制御可能であることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
- 前記吸着力制御手段は、前記第1の面の吸着力と前記第2の面の吸着力を、記録ヘッドから被記録材へ吐出されたインク吐出量に応じて個別に制御可能であることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
- 前記プラテンは、縁なし記録のときに被記録材の外に吐出されたインクを受けるためのインク受け部を有することを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の記録装置。
- 前記インク受けの内部に、被記録材の外に吐出されたインクを保持するためのインク吸収体が配されていることを特徴とする請求項7に記載の記録装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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2009
- 2009-07-07 JP JP2009160574A patent/JP2011016240A/ja active Pending
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