JP2014180739A - 研削装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】研削装置の稼動を停止することなく、研削砥石のドレッシングを行えるようにすることを目的とする。
【解決手段】研削装置1には、ドレッシングボード40を収容するドレッシングボードラック50と、ドレッシングボードラック50に収容されるドレッシングボード40を保持テーブル10に搬送する搬送手段60と、を備えているため、ドレッシングボード40を保持テーブル10に搬送して保持させ、研削砥石26のドレッシングを実施することができる。したがって、装置の稼働を一時停止することなく研削砥石26のドレッシングを行えるため、研削対象が難研削材により形成された板状ワークWであっても連続して研削することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ドレッシングボードを用いて研削砥石の整形及び目立てを行うことができる研削装置に関する。
被加工物を研削する研削装置は、被加工物を保持する保持テーブルと、保持テーブルに保持された被加工物を研削する研削砥石を装着した研削ホイールとを少なくとも備えている。研削装置は、被加工物を研削砥石により押圧しつつ所定の厚みに至るまで研削することができる。
研削装置において板状ワークを研削する場合には、ドレッシング部材を用いて研削砥石の目立て(ドレス)作業を行っている。この目立て作業では、研削ホイールの研削砥石に適合したドレッシング部材を使用する必要がある(例えば、下記の特許文献1を参照)。
また、保持テーブルと研削砥石との平行出しのために、ドレッシング部材を用いて被加工物に接触する研削砥石の研削面を整形している。具体的には、研削砥石の研削面を整形するための基準となる保持テーブルの保持面に、均等な厚みを有する板状のドレッシングボードを吸引保持させ、ドレッシングボードを研削砥石によって研削することにより該研削砥石の研削面を整形している(例えば、下記の特許文献2を参照)。
特開2007−175825号公報 特開2009−142906号公報
しかし、上記したような研削装置において、難研削材や大口径化された板状ワークを研削砥石によって研削すると、研削砥石の研削面が目つぶれもしくは偏磨耗を起こすことがある。
そのような場合は、複数の板状ワークの研削の途中で適宜研削加工を一時停止し、ドレッシング部材を用いて研削砥石の研削面の整形及び目立てを行っているが、保持テーブルに対する板状ワークとドレッシングボードとの交換を人手により行っているため、ドレッシングのために装置の稼働を停止しなければならず、時間がかかってしまうという問題がある。また、難研削材や大口径化した板状ワークを研削する際には、1枚の板状ワークの研削の途中でドレッシングを行う必要も生じ、特に時間を要する。
本発明は、上記の事情にかんがみてなされたものであり、研削装置において、効率よく研削砥石のドレッシングを行えるようにすることに発明の解決すべき課題がある。
本発明は、板状ワークを保持する保持面を有する保持テーブルと、該保持テーブルを回転させる回転手段と、回転可能なスピンドルと該スピンドルに装着され環状に研削砥石を配置した研削ホイールとを含む研削手段と、該保持テーブルに対して該研削手段を接近及び離反させる研削送り手段と、該研削ホイールの該研削砥石の目立て及び整形を行うドレッシングボードとを少なくとも備えた研削装置であって、該ドレッシングボードは、該保持テーブルに保持される下面となる被保持面を有し、該被保持面と反対側の上面に均一な厚みを有する板状のドレッシング部材を配設して構成されており、該研削装置には、該ドレッシングボードを収容するドレッシングボードラックと、該ドレッシングボードラックに収容される該ドレッシングボードを該保持テーブルに搬送する搬送手段と、を備えている。
上記研削装置は、研削手段に装着される研削ホイールを認識する認識部と、該認識部が認識する該研削ホイールに応じてドレッシングボードを選択するドレッシングボード選択部と、該研削ホイールと該ドレッシングボードとに応じて、少なくとも該研削ホイールの回転速度と前記研削送り手段の送り速度と前記保持テーブルの回転速度とからなるドレッシング条件を制御する制御部と、を含んで構成される。
本発明にかかる研削装置には、ドレッシングボードを収容するドレッシングボードラックと、ドレッシングボードラックに収容されるドレッシングボードを保持テーブルに搬送する搬送手段と、を備えているため、ドレッシングの必要がある場合は搬送手段がドレッシングボードをドレッシングボードラックから保持テーブルに搬送することで、研削砥石のドレッシングを行えるため、研削対象が難研削材により形成された板状ワークであっても装置を停止させずに効率よくドレッシングを行うことができ、加工時間を短くすることができる。
上記研削装置には、研削ホイールを認識する認識部と、認識部が認識した研削ホイールに応じてドレッシングボードを選択するドレッシングボード選択部と、を含んでいるため、研削ホイールを構成する研削砥石の種類に応じてドレッシングボードに収容された数種のドレッシングボードの中から最適なものを選択することができる。さらに、研削装置には、認識部が認識した研削ホイールとドレッシングボード選択部が選択したドレッシングボードとに応じて、ドレッシング条件を制御する制御部を含んでいるため、研削砥石とドレッシングボードの種類とに応じて最適なドレッシング条件を設定することで、ドレッシングを効率よく実施することができる。
研削装置の構成を示す斜視図である。 研削装置の部分的な構成を側面側からみた断面図である。 ドレッシングボードを搬出する状態を示す部分側面図である。 第一の洗浄手段によりドレッシングホードを洗浄する状態を側面側からみた断面図である。 ドレッシングボードを研削する状態を示す部分側面図である。 第二の洗浄手段によりドレッシングホードを洗浄する状態を側面側からみた断面図である。
1 装置構成
図1に示す研削装置1は、被加工物である板状ワークWに研削加工を行うとともに、研削砥石のドレッシングを行うことができる研削装置である。研削装置1は、Y軸方向にのびる基台2を備えている。基台2のY軸方向前部には、研削前の板状ワークを収容するカセット4aと、これに隣接して研削後の板状ワークを収容するカセット4bとが配設されている。
カセット4a及びカセット4bの近傍には、カセット4aから研削前の板状ワークWを搬出するとともに、カセット4bに研削後の板状ワークWを搬入する搬出入手段5が配設されている。搬出入手段5の可動範囲には、研削前の板状ワークWの位置決めをするための仮置きテーブル6と、研削後の板状ワークWに付着した研削屑等を除去するスピンナー洗浄装置7とが配設されている。
基台2の上面中央部には、Y軸方向に移動可能な移動基台11が配設され、移動基台11上において板状ワークWを保持する保持面10aを有する保持テーブル10が配設されている。保持テーブル10は、吸引源に接続されており、図2に示す回転手段13により可能な構成となっている。移動基台11が蛇腹12の伸縮をともなってY軸方向に移動すると、保持テーブル10に対して板状ワークWの着脱を行う着脱領域P1と板状ワークWを研削する加工領域P2とに保持テーブル10を位置づけることができる。
基台2のY軸方向後部には、Z軸方向にのびるコラム3が立設されている。コラム3の側方においては研削送り手段30を介して板状ワークWに研削を行う研削手段20が配設されている。研削手段20は、Z軸方向に軸心を有するスピンドル21と、スピンドル21を囲繞するハウジング22と、スピンドル21の一端に接続されたモータ23と、スピンドル21の下端にマウント24を介して装着された研削ホイール25と、研削ホイール25の下部に円環状に固着された研削砥石26とを少なくとも備えている。研削砥石26は、その下面が被加工物に接触する研削面26aとなっており、例えばダイヤモンド砥粒等をレジンボンドやビトリファイドなどの接着部材によって固定して構成されている。
研削送り手段30は、Z軸方向にのびるボールネジ31と、ボールネジ31の一端に接続されたモータ32と、ボールネジ31と平行にのびる一対のガイドレール33と、研削手段20に接続された昇降部34とを少なくとも備えている。昇降部34は、一方の面にハウジング22が連結されており、他方の面の側部側に一対のガイドレール33が摺接するとともに、中央部に形成されたナットにボールネジ31が螺合している。そして、モータ32がボールネジ31を駆動することにより研削手段20をZ軸方向に昇降させることができる。
図1に示すように、スピンナー洗浄装置7の上方には、複数種類のドレッシングボード40を収容するドレッシングボードラック50が配設されている。ドレッシングボード40は、研削砥石の整形及び目立ての際に用いられる。ドレッシングボード40は、円形状の基材41と、基材41よりも小径のドレッシング部材44とにより構成されている。基材41は、保持テーブル10に保持される面が被保持面42となっており、被保持面42と反対側にある面である上面43にドレッシング部材44が配設されている。ドレッシング部材44は、その材質が特に限定されるものではないが、例えば、WA砥粒(ホワイトアランダム)やGC砥粒(グリーンカーボン)などにより形成されている。
ドレッシングボードラック50は、その内部において上下方向に複数の棚部51が形成されている。棚部51は、図示の例では4つ設けられており、各棚部51にドレッシングボードを1つずつ載置可能となっている。ドレッシングボードラック50は、前方側が開口した開口部52を有しており、開口部52を介してドレッシングボード40を進退させることが可能となっている。
図1に示すように、基台2の上面中央部には、門型のコラム9が保持テーブル10の移動方向(Y軸方向)と直交するX軸方向に延在して立設されている。コラム9の前部においてX軸方向送り手段70を介してドレッシングボード40を保持テーブル10に対して搬送する搬送手段60が配設されている。図2に示すように、搬送手段60は、屈曲可能なアーム部61と、吸着部62を複数備える吸着パッド63と、Z軸方向に昇降可能な昇降部64とにより少なくとも構成されている。
X軸方向送り手段70は、X軸方向にのびるボールネジ71と、ボールネジ71の一端に接続されたモータ72と、ボールネジ71と平行にのびる一対のガイドレール73と、搬送手段60に連結された移動部74とを備えている。移動部74の後部には一対のガイドレール73が摺接するとともに移動部74の中央部に形成されたナットにボールネジ71が螺合している。そして、モータ72がボールネジ71を駆動することにより、移動部74とともに搬送手段60をX軸方向に移動させることができる。
図1及び図2に示すように、搬送手段60の可動範囲にドレッシングボード40の洗浄を行う第1の洗浄手段14が配設されている。第1の洗浄手段14は、ドレッシングボード40を構成する基材41の被保持面42を洗浄するロール状の洗浄部14aを備えている。第1の洗浄手段14には、洗浄水供給源16が接続されており、洗浄部14aに洗浄水を供給することができる。
搬送手段60が配設されたコラム9の前部と反対側の後部において基材41の上面43を洗浄する第2の洗浄手段15が配設されている。図2に示す第2の洗浄手段15は、シリンダ15aと、シリンダ15aの内部を上下に移動するピストン15bと、洗浄水を下方に噴出する噴出口15cとを備えている。噴出口15cには、洗浄水供給源17が接続されている。
研削装置1には、研削ホイール25の種類を認識する認識部80と、認識部80が認識する研削ホイール25の種類に応じてドレッシングボード40を選択するドレッシングボード選択部81とを備えている。認識部80は、研削ホイール25に固着された研削砥石26の種類を記憶しておくホイール情報記憶部を有している。ドレッシングボード選択部81は、認識部80において認識する研削砥石26の種類とその研削砥石26のドレッシングに最適なドレッシングボードとの対応関係を記憶するボード情報記憶部を有するとともに、搬送手段60に接続されており、認識部80が認識した研削ホイール25にあわせてドレッシングボードラック50に収容された数種のドレッシングボード40のうちから最適なものを選択し、選択されたドレッシングボード40を、搬送手段60によってドレッシングボードラック50から保持テーブルに搬送することができる。
さらに、研削装置1には、認識部80で認識された研削ホイール25とドレッシングボード選択部81で選択されたドレッシングボード40とに応じて、少なくとも研削ホイール25の回転速度と研削送り手段30の研削送り速度と保持テーブル10の回転速度とからなるドレッシング条件を制御する制御部82を備えている。制御部82は、少なくともCPU及びメモリを備えており、回転手段13、研削手段20及び研削送り手段30に接続されている。
2 研削装置の動作例
図1に示す板状ワークWは、被加工物の一例であって、特に限定されるものではない。板状ワークWは、研削される面が上面Waとなっており、上面Waと反対側の面が保持テーブル10の保持面10aに載置される下面Wbとなっている。板状ワークWは、例えば、難研削材により形成されている。そして、研削前の板状ワークWは、カセット4aに複数収容されている。
(1)板状ワークの研削工程
搬出入手段5は、カセット4aから研削前の板状ワークWを1枚取り出し、仮置きテーブル6に搬送する。仮置きテーブル6によって板状ワークWの位置合わせをした後、第1の搬送手段8aは、着脱領域P1で待機する保持テーブル10の保持面10aに板状ワークWを載置する。その後、保持テーブル10は、吸引源の作動により板状ワークWを保持面10aで吸引保持するとともに、図2に示した回転手段13によって例えば、矢印A方向に回転する。
次に、蛇腹12の伸縮をともない移動基台11がY軸方向に移動し、保持テーブル10を研削手段20の下方に移動させる。研削送り手段30は、モータ32によってボールネジ31を駆動することにより、研削手段20を保持テーブル10に保持された板状ワークWに向けて下降させる。研削手段20は、スピンドル21を回転させながら、研削砥石26で板状ワークWを押圧しながら所望の厚みに達するまで研削する。そして、板状ワークWが所望の厚みに達した時点で、研削送り手段30により研削手段20を上昇させ、研削を終了する。
研削終了後、移動基台11がY軸方向に移動することにより、保持テーブル10を着脱領域P1に移動させる。第2の搬送手段8bは、研削後の板状ワークWを保持テーブル10からスピンナー洗浄装置7に搬送する。スピンナー洗浄装置7は板状ワークWに付着した研削屑等を除去する。その後、搬出入手段5により板状ワークWをカセット4bに収容する。このようにして、一枚の板状ワークWに対する研削加工が終了する。そして、次の板状ワークWに対しても上記同様の研削工程を繰り返し実施する。
(2)研削砥石のドレッシング工程
複数の板状ワークWを連続して加工すると研削砥石26に目つぶれや偏磨耗が発生するため、研削装置1では、先の板状ワークWを研削した後、保持テーブル10に搬送される次の板状ワークWを研削する前に、研削砥石26によってドレッシングボード40を研削し、研削砥石26の研削面26aの整形及び目立てを実施する。
オペレータは、研削ホイール25に装着して使用する研削砥石の種類情報と、研削砥石の種類に応じたドレッシングボードの種類とをあらかじめ認識部80に入力しておく。また、オペレータは、どのドレッシングボードがドレッシングボードラック50の何段目の棚部51に収容しているのかをドレッシングボード選択部81に記憶させておく。さらに、オペレータは、使用する研削ホイールに固着された研削砥石の種類及びドレッシングボードの種類に応じたドレッシング条件をあらかじめ制御部82に設定しておく。
板状ワークWに対して研削を実施した後、図1に示すX軸方向送り手段70が作動することにより、移動部74がガイドレール73に沿ってX軸方向に移動し、搬送手段60の吸着パッド63をドレッシングボードラック50の近傍に移動させる。
図2に示すドレッシングボード選択部81は、認識部80が認識している研削砥石26の種類に合わせて、ドレッシングボードラック50に収容されている数種のドレッシングボード40の中から最適なものを選択し、その選択した情報を搬送手段60に送る。
図3に示すように、搬送手段60は、ドレッシングボード選択部81から送られてきた情報に基づいて吸着パッド63を開口部52の前方に位置づけるとともに、ドレッシングボード選択部81が選択したドレッシングボードが収容されている棚部51の高さに吸着パッド63を合わせ、開口部52からドレッシングボードラック50の内部に進入させる。次いで、吸着パッド63は、複数の吸着部62によって、ドレッシング部材44が載置されていない部分となる基材41の周縁側の上面43を吸着する。
その後、図4に示すように、アーム部61が旋回し、吸着パッド63に吸着保持されたドレッシングボード40を第1の洗浄手段14に搬送する。第1の洗浄手段14は、洗浄部14aをドレッシングボード40の被保持面42に接触させ、その状態でY軸方向に移動させることにより基材41の被保持面42を洗浄する。洗浄中は、洗浄水供給源16から洗浄水を被保持面42に向けて供給する。
基材41の被保持面42を洗浄した後、搬送手段60は、ドレッシングボード40を基材41の被保持面42側を下にむけて保持テーブル10に搬送する。図5に示すように、保持テーブル10は、ドレッシングボード40を保持面10aにおいて吸引保持し、研削手段20の下方に移動する。このように、被保持面42を洗浄してからドレッシングボード40を保持テーブル10に搬送することにより、保持テーブル10の保持面10aが汚れないため、後に保持される板状ワークが汚染されるのを防止することができる。
ここで、制御部82は、あらかじめ設定されたドレッシング条件に基づいて、回転手段13、研削手段20及び研削送り手段30を制御する。具体的には、回転手段13が作動し、保持テーブル10を所定の回転速度で例えば矢印A方向に回転させつつ、研削送り手段30が、研削手段20を所定の研削送り速度で保持テーブル10に対して接近する方向に下降させる。さらに、研削手段20が、所定の回転速度でスピンドル21を、例えば矢印B方向に回転させる。そして、回転する研削砥石26によってドレッシング部材44を押圧しながら研削することによって研削砥石26のドレッシングを実施する。このようにして、目つぶれもしくは偏磨耗した研削砥石26の研削面26bの整形及び目立てを行う。
研削砥石26のドレッシングを実施した後、ドレッシングボード40には研削屑が付着することがあるため、第2の洗浄手段15によって洗浄する。具体的には、図6に示すように、移動基台11がY軸方向に移動することにより、保持テーブル10を第2の洗浄手段15の下方に移動させる。シリンダ15a内をピストン15bが下方に移動し、噴出口15cを保持テーブル10に保持されたドレッシングボード40の上方に下降させる。そして、洗浄水供給源17が作動し、噴出口15cからドレッシングボード40に向けて洗浄水を噴出する。
洗浄水によってドレッシングボード40を洗浄したら、搬送手段60によって、ドレッシングボードラック50の所定の棚部51に洗浄済みのドレッシングボード40を載置する。このようにして研削砥石26のドレッシング工程が終了した後、研削が行われていない次の板状ワークWに対して上記した板状ワークの研削工程を実施する。
以上のように、研削装置1では、複数の板状ワークWを研削するときに、装置の稼働を一時停止することなく研削砥石26のドレッシングを行えるため、研削対象が難研削材のより形成された板状ワークや大口径化された板状ワークであっても装置の稼働を止めることなく研削することができ、加工時間を短くすることができる。
実施形態で示した研削装置1では、少なくとも4種類の研削砥石を使用することができ、研削砥石の種類に応じて少なくとも4種類のドレッシングボードを使用することができる。研削装置1では、使用する研削砥石の種類及びドレッシングボードの種類とこれらに対応するドレッシング条件として、例えば、下記の第1例〜第4例のいずれかに設定して上記の研削砥石のドレッシング工程を実施することが可能となっている。研削ホイール25は、いずれも径がφ200mmのものを使用する。
1 第1例
粗研削用の研削砥石を装着した研削ホイールに対し、株式会社ディスコが提供するドレッシングボード(WA80LV)を使用し、以下の条件でドレッシングを行う。
[ドレッシング条件]
(1)スピンドルの回転速度:2000rpm
(2)研削送り速度(Z軸送り速度):5mm/sec
(3)保持テーブルの回転速度:40rpm
2 第2例
レジンボンド砥粒により構成される仕上げ研削用の研削砥石を装着した研削ホイールに対し、株式会社ディスコが提供するドレッシングボード(GC2000NB50)を使用し、以下の条件でドレッシングを行う。
[ドレッシング条件]
(1)スピンドルの回転速度:2000rpm
(2)研削送り速度(Z軸送り速度):1mm/sec
(3)保持テーブルの回転速度:40rpm
3 第3例
ビトリファイド砥粒により構成される仕上げ研削用の研削砥石を装着した研削ホイールに対し、株式会社ディスコが提供するドレッシングボード(WA4000NV21)を使用し、以下の条件でドレッシングを行う。
[ドレッシング条件]
(1)スピンドルの回転速度:2000rpm
(2)研削送り速度(Z軸送り速度):1mm/sec
(3)保持テーブルの回転速度:40rpm
4 第4例
微細な固定砥粒により構成される仕上げ研削用の砥石を装着したポリグラインド(Poligrind)ホイールに対し、株式会社ディスコが提供するドレッシングボード(WA10000NV21)を使用し、以下の条件でドレッシングを行う。
[ドレッシング条件]
(1)スピンドルの回転速度:2000rpm
(2)研削送り速度(Z軸送り速度):0.5mm/sec
(3)保持テーブルの回転速度:40rpm
1:研削装置 2:基台 3:コラム 4a:カセット 4b:カセット
5:搬出入手段 6:仮置きテーブル 7:スピンナー洗浄装置 8a:第1の搬送手段
8b:第2の搬送手段 9:コラム 10:保持テーブル 10a:保持面
11:移動基台 12:蛇腹 13:回転手段 14:第1の洗浄手段 14a:洗浄部
15:第2の洗浄手段 15a:シリンダ 15b:ピストン 15c:噴出口
16,17:洗浄水供給源 20:研削手段 21:スピンドル 22:ハウジング
23:モータ 24:マウント 25:研削ホイール 26:研削砥石 26a:研削面
30:研削送り手段 31:ボールネジ 32:モータ 33:ガイドレール
34:昇降部 40:ドレッシングボード 41:基材 42:被保持面 43:上面
44:ドレッシング部材 50:ドレッシングボードラック 51:棚部 52:開口部
60:搬送手段 61:アーム部 62:吸着部 63:吸着パッド 64:昇降部
70:X軸方向送り手段 71:ボールネジ 72:モータ 73:ガイドレール
74:移動部 80:認識部 81:ドレッシングボード選択部 82:制御部

Claims (2)

  1. 板状ワークを保持する保持面を有する保持テーブルと、該保持テーブルを回転させる回転手段と、回転可能なスピンドルと該スピンドルに装着され環状に研削砥石を配置した研削ホイールとを含む研削手段と、該保持テーブルに対して該研削手段を接近及び離反させる研削送り手段と、該研削ホイールの該研削砥石の目立て及び整形を行うドレッシングボードとを少なくとも備えた研削装置であって、
    該ドレッシングボードは、該保持テーブルに保持される下面となる被保持面を有し、該被保持面と反対側の上面に均一な厚みを有する板状のドレッシング部材を配設して構成されており、
    該研削装置には、該ドレッシングボードを収容するドレッシングボードラックと、
    該ドレッシングボードラックに収容される該ドレッシングボードを該保持テーブルに搬送する搬送手段と、を備えた研削装置。
  2. 前記研削手段に装着される研削ホイールを認識する認識部と、
    該認識部が認識する該研削ホイールに応じてドレッシングボードを選択するドレッシングボード選択部と、
    該研削ホイールと該ドレッシングボードとに応じて、少なくとも該研削ホイールの回転速度と前記研削送り手段の送り速度と前記保持テーブルの回転速度とからなるドレッシング条件を制御する制御部と、を含んで構成される請求項1記載の研削装置。
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