JP7002287B2 - ドレッシング用ウェーハ及びドレッシング方法 - Google Patents

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本発明は、研削砥石の研削面の目立てを行うドレッシングウェーハ及びそのドレッシングウェーハを用いたドレッシング方法に関する。
シリコンなどの半導体ウェーハを研削装置の保持テーブルにおいて保持し、研削砥石などの研削部材によって研削していると、研削砥石に含まれるダイヤモンド砥粒が摩滅するなどして研削状態が悪化する場合がある。このような場合は、研削対象の半導体ウェーハに代えて、砥粒を結合材によって整形したドレス部材を保持テーブルにおいて保持し、このドレス部材を研削砥石が研削することにより、研削砥石のコンディションを回復させることが可能である。下記特許文献1には、研削抵抗値の波形に基づいて砥石をドレッシングするタイミングを制御する方法が記載されている。
特開平9-29630号公報
しかし、上記のような研削装置では、ドレス部材を保持テーブルにセットする作業を作業者が手作業にて行っている。これは、多くのドレス部材が多孔質の部材によって形成され、ウェーハ搬送用に研削装置に備えた平坦な吸着部を有する搬送手段では吸着して搬送できないからである。このため、セットすべきドレス部材を間違えるなどの作業者の作業ミスが生じ得る。作業者に作業ミスが生じると、研削砥石のドレスが適切に行われず、研削砥石のコンディションを完全に回復させることができないおそれが生じる。また、手作業により半導体ウェーハとドレス部材とを交換するため、生産性を低下させるという問題もある。
本発明は、このような問題にかんがみなされたもので、研削装置において、保持テーブルへのドレス部材のセットを手作業によって行うことによる作業ミス及び生産性の低下を防ぐことにある。
本発明に係るドレッシング用ウェーハは、砥粒を結合材によって整形したドレス部材を備え、研削部材の研削砥石の研削面の目立てを行うドレッシング用ウェーハであって、研削すべき被加工物と同材質のウェーハの一方の面を研削することにより凹部と該凹部を囲繞する外周余剰領域とが形成されたウェーハの該凹部内に砥石目立て用ドレス部材が収容され、該砥石目立て用ドレス部材の表面は、外周余剰領域の一方の面と同一高さに形成する。
また、本発明に係るドレッシング方法は、被加工物を吸着して搬送する搬送機構と、被加工物を保持する保持テーブルとを有し、該保持テーブルに保持された被加工物の一方の面を研削部材によって研削する研削装置において、該保持テーブルに該搬送機構によって搬送された前記ドレッシング用ウェーハを保持し、前記研削砥石が該ドレッシングウェーハを研削することにより、該研削砥石の整形及び目立てを行うドレッシング方法であり、該研削砥石にダイヤモンド砥粒が含まれ、研削装置には、被加工物を収容するカセットを備え、該ダイヤモンド砥粒が摩滅して研削状態が悪化すると、カセット内に収容されたドレッシング用ウェーハを搬送機構によって該カセットから取り出して該保持テーブルに載置し、該研削砥石のドレッシング実施後、該搬送機構によって該ドレッシングウェーハを該保持テーブルから該カセットに収容する。
本発明に係るドレッシング用ウェーハは、砥石目立て用ドレス部材が凹部に収容され、外周余剰領域が凹部を囲繞するため、エアのリークを生じさせることなく吸着されて搬送されることが可能となる。また、砥石目立て用ドレス部材の表面を外周余剰領域の一方の面と同一高さに形成することにより、ドレッシング用ウェーハをより確実に吸着することができる。
本発明に係るドレッシング方法は、搬送機構を備え、保持テーブルに保持された被加工物の一方の面を研削部材によって研削する研削装置において、搬送機構によって搬送されたドレッシング用ウェーハを保持テーブルに保持し、研削砥石がドレッシングウェーハを研削することにより研削砥石の整形及び目立てを行うため、人手を介在させずに、研削砥石のドレッシングを行うことができ、生産性の低下を防ぐことができる。
ドレッシング用ウェーハの例を示す断面図である。 ドレッシング用ウェーハの例を示す斜視図である。 研削装置の例を示す斜視図である。 搬送機構がドレッシング用ウェーハを吸引保持した状態を示す断面図である。
図1及び図2に示すドレッシング用ウェーハ10は、研削砥石の目立てに用いられるもので、表面10aの中央部に形成された凹部11と、凹部11を囲繞する外周余剰領域12とを有している。凹部11には、砥石目立て用ドレス部材13が収容されている。
凹部11は、表面10aの中央部を研削砥石で円形に研削することにより形成されている。外周余剰領域12は、研削砥石による研削対象となるウェーハと同じ材質により形成されている。ドレッシング用ウェーハ10の裏面10bは、研削対象のウェーハと同じ材質のみによって平面状に形成されている。
凹部11に収容された砥石目立て用ドレス部材13は、ホワイトアルミナ(WA)、グリーンカーボン(GC)等の砥粒をビトリファイド、レジノイド等の結合材によって整形して形成されており、焼成後のものが凹部11に収容されている。砥石目立て用ドレス部材13の表面は、外周余剰領域12の上面と同一高さに形成されている。砥石目立て用ドレス部材自体は多孔質であるために反りやすいが、外周余剰領域12は、研削対象のウェーハと同じ材料によって形成され、十分な厚みを有するため、ドレッシング用ウェーハWは、全体として反りにくくなっており、搬送等の取り扱いも容易となっている。なお、ドレッシングボード4を構成する結合材及び砥粒は、ドレッシングの対象となる研削砥石に応じて変更される。また、ドレッシング用ウェーハ10は、液体の砥石目立て用ドレス部材13を凹部11に収容した後に焼成して形成してもよい。
図3に示す研削装置20は、図1及び図2に示したドレッシング用ウェーハ10が使用される研削装置の一例であり、複数の保持テーブル30によって保持されたウェーハを研削手段31によって研削する装置である。
研削装置20の前部のカセット載置領域21には、ロードカセット211及びアンロードカセット212が載置されている。ロードカセット211及びアンロードカセット212は、複数段のスロットを備えており、ロードカセット211には研削前のウェーハが複数収容され、アンロードカセット212には研削後のウェーハが収容される。また、ロードカセット211には、図1及び図2に示したドレッシング用ウェーハ10も収容される。
ロードカセット211及びアンロードカセット212の近傍には、ロードカセット211からのウェーハの搬出及びアンロードカセット212へのウェーハの搬入を行う搬送機構である搬出入ロボット22が配設されている。この搬出入ロボット22は、アーム部221と、アーム部221の先端に設けられた保持部222とから構成されている。
保持部222の可動範囲には、ロードカセット211から搬出したウェーハが載置されウェーハの中心を一定の位置に位置合わせする中心合わせ手段23が配設されている。中心あわせ手段23は、ウェーハが載置される載置テーブル231と、複数の位置合わせ部材232とを備えている。
保持部222の可動範囲には、研削後のウェーハを洗浄する洗浄手段24が配設されている。
中心合わせ手段23の近傍には、研削前のウェーハを中心合わせ手段23から保持テーブル30に搬送する搬送機構である第1搬送手段25が配設されている。第1搬送手段25は、旋回及び昇降可能なアーム部251と、アーム部251の先端に配設された吸着部252とを備えている。
洗浄手段24の近傍には、研削後のウェーハを洗浄手段24に搬送する搬送機構である第2搬送手段26が配設されている。第2搬送手段26は、旋回及び昇降可能なアーム部261と、アーム部261の先端に配設された吸着部262とを備えている。
複数の保持テーブル30は、ターンテーブル27によって公転及び自転可能に支持されている。また、ターンテーブル27の公転によって保持テーブル30が位置しうる位置の上方には、研削手段31を構成する粗研削手段31aと仕上げ研削手段31bとが配設されている。ターンテーブル27の周囲には、保持テーブル30に保持されたウェーハの厚さを計測する厚さ計測手段28が、粗研削手段31aと仕上げ研削手段31bとに対応して2箇所に設けられている。
粗研削手段31aと仕上げ研削手段31bとでは、研削砥石の種類以外は同様に構成されるため、同様に構成される部位については共通の符号を付して説明する。
粗研削手段31a及び仕上げ研削手段31bは、Z方向の軸心を有する図示しないスピンドルに装着された研削部材311と、スピンドルを回転させるモータ312とを備えている。粗研削手段31aの研削部材311は、基台313と、基台313の下面に円環状に固着された複数のセグメント砥石である粗研削砥石314aとを備えている。一方、仕上げ研削手段31bは、基台313と、基台313の下面に円環状に固着された複数のセグメント砥石である仕上げ研削砥石314bとを備えている。粗研削砥石314a及び仕上げ研削砥石314bは、ダイヤモンド砥粒を結合材によって整形して形成されている。
粗研削手段31a及び仕上げ研削手段31bは、研削送り手段32によってそれぞれZ方向に送られる。研削送り手段32は、Z方向の軸心を有するボールネジ321と、ボールネジ321と平行に配設された一対のガイドレール322と、ボールネジ321の一端に連結されボールネジ321を回転させるモータ323と、ボールネジ321に螺合するナットを備えるとともに側部がガイドレール322に摺接する昇降基台324とを備えている。2つの昇降基台324は粗研削手段31a及び仕上げ研削手段31bをそれぞれ支持しており、モータ323がボールネジ321を回転させると昇降基台324がガイドレール322にガイドされてZ方向に昇降し、これにともない粗研削手段31a及び仕上げ研削手段31bもZ方向に昇降する構成となっている。
このように構成される研削装置20では、ロードカセット211に、研削対象のウェーハWが複数収容されるとともに、図1及び図2に示したドレッシング用ウェーハ10も収容される。ドレッシング用ウェーハ10は、例えば最上段のスロットなど、あらかじめ決められた場所に収容される。なお、ウェーハWの表面には保護テープTが貼着されている。ウェーハWの材質に特に制限はないが、ここではシリコンとする。
まず、搬出入ロボット22の保持部222がロードカセット211に進入し、一枚のウェーハWを吸着する。次に、保持部222がロードカセット211から退避し、中心合わせ手段23の載置テーブル231に、保護テープT側を下にした状態でウェーハWを載置する。そして、すべての位置合わせ部材232が載置テーブル231の中心に向かって移動することにより、ウェーハWの中心位置が一定の位置に合わされる。
次に、第1搬送手段25の吸着部252が載置テーブル231に載置されたウェーハWの裏面を吸着し、アーム部251の旋回により、第1搬送手段25に最も近い位置にある保持テーブル30の上方に搬送される。そして、吸着部252が下降して吸着を解除することにより、ウェーハWの保護テープT側が保持される。
次いで、ターンテーブル27の回転によって、保持テーブル30に保持されたウェーハWが粗研削手段31aの下方に移動する。そして、保持テーブル30を回転させ、モータ312が研削部材311を回転させるとともに研削送り手段32が粗研削手段31aを下降させ、回転する粗研削砥石314aをウェーハWの裏面に接触させて粗研削する。ウェーハWの研削中は、厚さ計測手段28の第1ゲージ281がウェーハWの裏面に接触し、厚さ計測手段28の第2ゲージ282が保持テーブル30の上面に接触する。そして、厚さ計測手段28は、両ゲージの高さ位置の差によって保護テープTの厚さとウェーハWの厚さとの合計値を求める。保護テープTの厚さとウェーハWの厚さとの合計値が所定の値に達すると、研削送り手段32が粗研削手段31aを上昇させ、粗研削を終了する。
次に、ターンテーブル27が所定角度回転することにより、粗研削されたウェーハWを保持した保持テーブル30が仕上げ研削手段31bの下方に移動する。そして、保持テーブル30を回転させながら、モータ312が研削部材311を回転させるとともに研削送り手段32が仕上げ研削手段31bを下降させ、回転する仕上げ研削砥石314bをウェーハWの裏面に接触させて仕上げ研削する。ウェーハWの研削中は、粗研削時と同様に、厚さ計測手段28によって保護テープTの厚さとウェーハWの厚さとの合計値を求め、当該合計値が所定の値に達すると、研削送り手段32が仕上げ研削手段31bを上昇させ、仕上げ研削を終了する。
仕上げ研削終了後は、ターンテーブル27が所定角度回転し、仕上げ研削されたウェーハWを保持する保持テーブル30が第2搬送手段26の近傍に移動する。そして、第2搬送手段26の吸着部262がウェーハWの裏面を吸着保持し、洗浄手段24に搬送する。そして、洗浄により研削屑等が除去された後、搬出入ロボット22の保持部222によって保護テープT側が保持され、保持部222がアンロードカセット212に進入して吸着を解除することにより、アンロードカセット212の所定のスロットに保護テープTが貼着されたままの状態でウェーハWが収容される。このように、ロードカセット211に収容されたすべてのウェーハWについて、同様の研削及び洗浄が行われ、アンロードカセット212に収容される。
こうしてウェーハWの研削を行うと、粗研削砥石314a及び仕上げ研削砥石314bに含まれるダイヤモンド砥粒が摩滅するなどして研削状態が悪化するため、適宜のタイミングで、粗研削砥石314a及び仕上げ研削砥石314bの研削面のドレッシングを行う。なお、ダイヤモンド砥粒が摩滅するなどして研削状態が悪化したか否かは、例えばモータ312の負荷抵抗が所定値以上となったか否かによって判断することができる。
ドレッシング時は、ウェーハWの研削時と同様に装置が動作する。すなわち、まず、ロードカセット211の所定のスロットから搬出入ロボット22がドレッシング用ウェーハ10を搬出して中心合わせ手段23の載置テーブル231に載置する。ここで、研削対象のウェーハWがシリコンウェーハであるため、これに合わせて、ドレッシング用ウェーハ10を構成する外周余剰領域12もシリコンによって形成されている。なお、研削対象のウェーハがシリコン以外の材料により形成されている場合は、ドレッシング用ウェーハ10の外周余剰領域12も、そのシリコン以外の材料と同じ材料により形成される。
砥石目立て用ドレス部材13は多孔質であるが、外周余剰領域12は多孔質ではないため、搬出入ロボット22がドレッシング用ウェーハ10を搬出して中心合わせ手段23に搬送するにあたっては、搬出入ロボット22の保持部222がドレッシング用ウェーハ10の外周余剰領域12を吸引することにより、エアのリークを生じさせることなくドレッシング用ウェーハ10を保持することができる。
ドレッシング用ウェーハ10が載置テーブル231に載置されると、位置合わせ部材232が載置テーブル231に中止に向けて移動することにより、ドレッシング用ウェーハ10の中心位置が一定の位置に合わされる。
次に、第1搬送手段25の吸着部252が載置テーブル231に載置されたドレッシング用ウェーハ10の表面10aを吸着し、アーム部251の旋回により、第1搬送手段25に最も近い位置にある保持テーブル30の上方に搬送される。そして、吸着部252が下降して吸着を解除することにより、ドレッシング用ウェーハ100の保護テープT側が保持される。砥石目立て用ドレス部材13の表面は、外周余剰領域12の上面と同一高さに形成されているため、第1搬送手段25によるドレッシング用ウェーハ10搬送時は、第1搬送手段25の吸着部252が砥石目立て用ドレス部材13の全面及び外周余剰領域12の一部を吸引することにより、エアのリークを生じさせることなくドレッシング用ウェーハ10を保持することができる。
次に、ターンテーブル27の回転によって、保持テーブル30に保持されたドレッシング用ウェーハ10が粗研削手段31aの下方に移動する。そして、保持テーブル30を回転させ、モータ312が研削部材311を回転させるとともに研削送り手段32が粗研削手段31aを下降させ、回転する粗研削砥石314aをドレッシング用ウェーハ10の表面10aに接触させて研削する。
ドレッシング用ウェーハ10の表面10aは、砥石目立て用ドレス部材13と、シリコン製の外周余剰領域12とによって構成されているため、粗研削砥石314aは、砥石目立て用ドレス部材13とシリコンとに交互に接触し、粗研削砥石314aの下面(研削面)がドレッシングされる。外周余剰領域12が研削対象のウェーハWと同じ材質により形成されているため、粗研削砥石314aをウェーハWの研削に適した状態に目立てし整形することができる。
次に、ターンテーブル27が所定角度回転することにより、ドレッシング用ウェーハ10を保持した保持テーブル30が仕上げ研削手段31bの下方に移動する。そして、保持テーブル30を回転させながら、モータ312が研削部材311を回転させるとともに研削送り手段32が仕上げ研削手段31bを下降させ、回転する仕上げ研削砥石314bをドレッシング用ウェーハ10の表面10aに接触させて研削する。
仕上げ研削砥石314bは、砥石目立て用ドレス部材13とシリコンとに交互に接触し、仕上げ研削砥石314bの下面(研削面)がドレッシングされる。外周余剰領域12が研削対象のウェーハWと同じ材質により形成されているため、仕上げ研削砥石314bをウェーハWの研削に適した状態に目立てし整形することができる。さらに、砥石目立て用ドレス部材13の表面は、外周余剰領域12の上面と同一高さに形成されているため、仕上げ研削砥石314bのドレッシングを円滑に行うことができる。
こうして仕上げ研削砥石314bのドレッシングが行われた後、ターンテーブル27が所定角度回転し、ドレッシング用ウェーハ10を保持する保持テーブル30が第2搬送手段26の近傍に移動する。そして、第2搬送手段26の吸着部262がドレッシング用ウェーハ10の表面10aを吸着保持し、洗浄手段24に搬送する。図4に示すように、第2搬送手段26は、吸引路263を介して吸着部262に吸引源264が接続されており、第2搬送手段26によるドレッシング用ウェーハ10の搬送時は、第2搬送手段26の吸着部262が砥石目立て用ドレス部材13の全面及び外周余剰領域12の一部を吸引する。砥石目立て用ドレス部材13の表面は、外周余剰領域12の上面と同一高さに形成されているため、エアのリークを生じさせることなくドレッシング用ウェーハ10を保持することができる。
そして、洗浄により研削屑等が除去された後、搬出入ロボット22の保持部222によってドレッシング用ウェーハ10の裏面10bが保持され、保持部222がロードカセット211の所定のスロットに進入して吸着を解除することにより、ロードカセット211の元のスロットにドレッシング用ウェーハ10が収容される。
以上のように、本発明では、ドレッシング用ウェーハ10を吸着して搬送できるようにしたため、装置に備えた搬送機構によってドレッシング用ウェーハ10を保持テーブルに搬送して研削砥石をドレッシングすることができる。したがって、作業者による手作業が不要となるため、生産性が低下するのを防ぐことができ、作業ミスを低減することもできる。
なお、図1及び図2に示したドレッシング用ウェーハ10では、凹部11、外周余剰領域12及び砥石目立て用ドレス部材13の外形を円形としたが、これらの形状は円形には限定されず、円形以外の形状、例えば矩形でもよい。また、砥石目立て用ドレス部材13の種類の異なる複数のドレッシング用ウェーハ10をロードカセット211に収容しておき、被加工物の材質に応じて対応するドレッシング用ウェーハ10を搬出してドレッシングしてもよい。
上記実施形態では、ロードカセット211にドレッシング用ウェーハ10を収容することとしたが、ドレッシングウェーハをアンロードカセット212に収容しておいてもよい。さらに、ドレッシング前とドレッシング後とで収容するカセットが変更されてもよい。
10:ドレッシング用ウェーハ
11:凹部
12:外周余剰領域
13:砥石目立て用ドレス部材
20:研削装置
211:ロードカセット 212:アンロードカセット
22:搬出入ロボット 221:アーム部 222:保持部
23:中心合わせ手段 231:載置テーブル 232:位置合わせ部材
24:洗浄手段
25:第1搬送手段 251:アーム部 252:吸着部
26:第2搬送手段 261:アーム部 262:吸着部
27:ターンテーブル 28:厚さ計測手段 281:第1ゲージ 282:第2ゲージ
30:保持テーブル
31:研削手段 31a:粗研削手段 31b:仕上げ研削手段
311:研削部材 312:モータ 313:基台
314a:粗研削砥石 314b:仕上げ研削砥石
32:研削送り手段 321:ボールネジ 322:ガイドレール 323:モータ
324:昇降基台

Claims (2)

  1. 砥粒を結合材によって整形したドレス部材を備え、研削部材の研削砥石の研削面の目立てを行うドレッシング用ウェーハであって、
    研削すべき被加工物と同材質のウェーハの一方の面を研削することにより凹部と該凹部を囲繞する外周余剰領域とが形成されたウェーハの該凹部内に砥石目立て用ドレス部材が収容され
    該砥石目立て用ドレス部材の表面は、該外周余剰領域の一方の面と同一高さに形成することを特徴とする
    ドレッシング用ウェーハ。
  2. 被加工物を吸着して搬送する搬送機構と、被加工物を保持する保持テーブルとを有し、該保持テーブルに保持された被加工物の一方の面を前記研削部材によって研削する研削装置において、
    該保持テーブルに、該搬送機構によって搬送された請求項1に記載のドレッシング用ウェーハを保持し、前記研削砥石が該ドレッシングウェーハを研削することにより、該研削砥石の整形及び目立てを行うドレッシング方法であって、
    該研削砥石にダイヤモンド砥粒が含まれ、該研削装置には、被加工物を収容するカセットを備え、
    該ダイヤモンド砥粒が摩滅して研削状態が悪化すると、該カセット内に収容された該ドレッシング用ウェーハを該搬送機構によって該カセットから取り出して該保持テーブルに載置し、該研削砥石のドレッシング実施後、該搬送機構によって該ドレッシングウェーハを該保持テーブルから該カセットに収容することを特徴とする
    ドレッシング方法。
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