JP2014179936A - 測定装置、測定方法および伝送装置 - Google Patents

測定装置、測定方法および伝送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光信号対雑音比の測定を簡易な構成で行うこと。
【解決手段】測定装置110は、第1取得部101と、第2取得部102と、算出部103と、出力部104と、を有する。第1取得部101は、送信装置100aから受信した光信号の第1スペクトルにおける第1波長のパワーと、第1スペクトルにおける第2波長のパワーと、の比を示す第1パワー比を取得する。第2取得部102は、光信号の送信側の第2スペクトルにおける第1波長のパワーと、第2スペクトルにおける第2波長のパワーと、の比を示す第2パワー比を送信装置100aから取得する。算出部103は、第1取得部101によって取得された第1パワー比と、第2取得部102によって取得された第2パワー比と、を用いて、受信装置100bが受信した光信号の光信号対雑音比を算出する。出力部104は、算出部103によって算出された光信号対雑音比を出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、測定装置、測定方法および伝送装置に関する。
従来、光ネットワークの伝送装置において、異常や故障を検出するために、受信した光信号について光信号対雑音比を検出する技術が知られている。たとえば、AM変調を重畳した光信号を狭帯域光フィルタにより、信号中心波長の付近および信号中心波長から所定波長シフトした点においてフィルタリングして、光電変換後のDC(Direct Current)成分およびAC(Alternating Current)成分の比から光信号対雑音比を測定する技術がある(たとえば、下記特許文献1参照)。また、所定の透過特性を有する光フィルタを用いて透過した光の山と谷のパワー比から光信号対雑音比を測定する技術がある(たとえば、下記非特許文献1。)。
米国特許出願公開第2012/0106951号明細書
X.Liu、et al「OSNR Monitoring Method for OOK and DPSK Based on Optical Delay Interferometer」、IEEE PHOTONICS TECHNOLOGY LETTERS,VOL.19,NO.15,AUGUST 1,2007、P.1172−1174
しかしながら、上述した従来技術では、光信号対雑音比を測定する構成が複雑になるという問題がある。
1つの側面では、本発明は、光信号対雑音比の測定を簡易な構成で行うことを目的とする。
本発明の一側面によれば、光信号の受信側の第1スペクトルにおける第1波長のパワーと、前記第1スペクトルにおける前記第1波長とは異なる第2波長のパワーと、の比を示す第1パワー比を取得する第1取得部と、前記光信号の送信側の第2スペクトルにおける前記第1波長のパワーと、前記第2スペクトルにおける前記第2波長のパワーと、の比を示す第2パワー比を取得する第2取得部と、前記第1取得部によって取得された前記第1パワー比と、前記第2取得部によって取得された前記第2パワー比と、を用いて、前記光信号の受信側における光信号対雑音比を算出する算出部と、前記算出部によって算出された前記光信号対雑音比を出力する出力部と、を有する、測定装置、測定方法および伝送装置が提案される。
本発明の一態様によれば、光信号対雑音比の測定を簡易な構成で行うことができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる伝送装置の機能的構成の一例を示す説明図である。 図2は、光信号対雑音比の測定方法の一例を示す説明図である。 図3は、第1波長および第2波長の設定方法の一例を示す説明図である。 図4は、校正係数dの計測を行う送信装置の構成の一例を示す説明図である。 図5は、マルチキャリア信号のパワーを示す説明図である。 図6−1は、本実施の形態にかかるノードを光ネットワークに用いた場合の一例を示す説明図である。 図6−2は、本実施の形態にかかるノードを光ネットワークに用いた場合の他の一例を示す説明図である。 図7−1は、伝送装置の構成の一例を示す説明図である。 図7−2は、伝送装置の構成の他の一例を示す説明図である。 図8は、OSNRモニタ制御装置の詳細構成の一例を示す説明図である。 図9−1は、光パワー検出部の詳細構成の一例を示す説明図である。 図9−2は、光パワー検出部の詳細構成の他の一例を示す説明図である。 図10は、送信装置で波長設定を行う場合の一例を示すシーケンス図である。 図11は、送信装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。 図12は、受信装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。 図13は、受信装置で波長設定を行う場合の一例を示すシーケンス図である。 図14は、送信装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。 図15は、受信装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。 図16は、波長設定処理の詳細を示すフローチャートである。
以下に図面を参照して、本発明にかかる測定装置、測定方法および伝送装置の実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
(実施の形態にかかる伝送装置の機能的構成)
図1は、実施の形態にかかる伝送装置の機能的構成の一例を示す説明図である。図1において、伝送装置100は、送信側の送信装置100aと、受信側の受信装置100bと、を含む。送信装置100aおよび受信装置100bは、測定装置110に接続されている。本実施の形態において、測定装置110は、受信装置100bに含まれるものとするが、送信装置100aに含ませてもよいし、送信装置100aおよび受信装置100bを除く外部の他の装置に含ませてもよい。
測定装置110は、第1取得部101と、第2取得部102と、算出部103と、出力部104と、設定部105と、を有している。第1取得部101は、送信装置100aから受信装置100bが受信した光信号の第1スペクトルにおける第1波長のパワーと、第1スペクトルにおける第2波長のパワーと、から得られるスペクトル形状に関する情報を受信装置100bから取得する。第1波長と第2波長とは異なる。
スペクトル形状に関する情報とは、第1スペクトルにおける第1波長のパワーと第2波長のパワーと、の比を示す第1パワー比の情報であるが、波長とパワーの関係を示した第1スペクトルの形状を示す情報でもよい。第1パワー比は、受信装置100bにおける、第1波長のパワーと、第2波長のパワーと、の比である。第1パワー比の測定は、たとえば受信装置100bにて行うが、送信装置100aにて行ってもよいし、他の装置にて行ってもよい。
第2取得部102は、光信号の送信装置100aの第2スペクトルにおける第1波長のパワーと、第2スペクトルにおける第2波長のパワーと、から得られるスペクトル形状に関する情報を送信装置100aから取得する。スペクトル形状に関する情報とは、第2スペクトルにおける第1波長のパワーと第2波長のパワーと、の比を示す第2パワー比の情報であるが、波長とパワーの関係を示した第2スペクトルの形状を示す情報でもよい。
第2パワー比は、送信装置100aにおける、第1波長のパワーと、第2波長のパワーと、の比であり、具体的には、光信号対雑音比(OSNR:Optical Signal−to−Noise Ratio)を算出するための校正係数である。第2パワー比の測定は、送信装置100aにて行うが、受信装置100bにて行ってもよいし、他の装置にて行ってもよい。
算出部103は、第1取得部101によって取得された第1パワー比と、第2取得部102によって取得された第2パワー比と、を用いて、受信した光信号のOSNRを算出する。算出部103は、所定のOSNR算出式を用いて、OSNRを算出する。出力部104は、算出部103によって算出されたOSNRを出力する。
ここで、光信号を、単一のキャリア信号を用いたシングルキャリア信号とした場合について説明する。シングルキャリア信号とした場合、第1波長は、光信号のスペクトルにおいてパワーが最大となる波長である。また、第2波長は、第1スペクトルにおけるパワーと、第2スペクトルにおけるパワーと、の相違が閾値以下となる波長である。相違とは、たとえば差分や比率である。閾値は、許容できるスペクトル狭窄の限度を表した値である。
第2波長は、相違が閾値以下となる波長のうちの第1波長から最も離れた波長である。つまり、第2波長は、相違が閾値以下となる波長のうちの、パワーの相違が最も大きくなる波長であり、許容できるスペクトル狭窄の限度を示す波長である。
第1波長および第2波長は、設定部105によって設定される。設定部105は、第1スペクトルを示す第1スペクトル情報と、第2スペクトルを示す第2スペクトル情報と、に基づいて、第1波長および第2波長を設定する。第1スペクトル情報は、第1スペクトルの形状を示す情報であり、また、第2スペクトル情報は、第2スペクトルの形状を示す情報である。設定部105は、第1スペクトル情報および第2スペクトル情報を用いて、スペクトル狭窄による影響が少なく且つ光信号のパワーが大きい第2波長を設定することができる。
また、送信装置100aと受信装置100bの間で、波長にズレが生じている場合がある。この場合、設定部105は、第1スペクトルにおいてパワーが最大となる波長と、第2スペクトルにおいてパワーが最大となる波長と、のズレが小さくなる方向に第1スペクトルまたは第2スペクトルの少なくとも一方を波長シフトする。波長シフトは、第1スペクトルを第2スペクトルに合わせてもよいし、第2スペクトルを第1スペクトルに合わせてもよい。
また、各スペクトルをズレが小さくなる方向に、第1スペクトルおよび第2スペクトルをズレ量の半分の量、それぞれシフトさせてもよい。設定部105は、少なくとも一方を波長シフトした第1スペクトルまたは第2スペクトルに基づいて第1波長および第2波長を設定する。これにより、設定部105は、送信装置100aと受信装置100bとの間に生じる波長のズレを考慮して、第1波長および第2波長を設定することができる。
また、第1波長および第2波長の設定は、受信装置100bに含まれる設定部105にて行うが、送信装置100aにて行ってもよいし、他の装置にて行ってもよい。送信装置100aにて第1波長および第2波長の設定を行う場合、第1取得部101は、送信装置100aから送信された、第1波長および第2波長を示す情報に基づいて第1パワー比を取得すればよい。また、第2取得部102は、送信装置100aから送信された、第1波長および第2波長を示す情報に基づいて第2パワー比を取得すればよい。
ここで、光信号をマルチキャリア信号とした場合について説明する。マルチキャリア信号は、波長が隣り合う複数のキャリア信号を、それぞれ間隙を介して配置させた信号である。複数のキャリアとは、2以上のキャリアである。マルチキャリア信号は、シングルキャリア信号に比べて高い伝送能力を有する。マルチキャリア信号とした場合、第2波長は、間隙の部分の波長である。また、第1波長は、第2波長から所定量ずらした波長である。所定量とは、たとえば、一のキャリア信号の帯域以下の量である。
第1波長および第2波長は、設定部105によって設定される。設定部105は、複数のキャリア信号の帯域に関する帯域情報に基づいて、間隙の部分の波長を第2波長に設定するとともに、第2波長から所定量ずらした波長を第1波長に設定する。なお、マルチキャリア信号においても、送信装置100aと受信装置100bの間で、波長にズレが生じている場合には、設定部105は、ズレが小さくなる方向に第1スペクトルまたは第2スペクトルの少なくとも一方を波長シフトすればよい。そして、設定部105は、少なくとも一方を波長シフトした第1スペクトルまたは第2スペクトルに基づいて第1波長および第2波長を設定すればよい。
また、送信装置100aおよび受信装置100bの間で通信可能なネットワーク制御装置(不図示)に通信可能な構成とした場合、第2取得部102は、ネットワーク制御装置を介して送信装置100aから第2パワー比を取得してもよい。ネットワーク制御装置は、第2パワー比である校正係数や、第1波長および第2波長の波長情報を管理する。また、ネットワーク制御装置を介在させない場合、第2取得部102は、測定装置110が送信装置100aから直接受信する制御信号によって第2パワー比を取得すればよい。
このように、本実施の形態では、対象の光信号の受信側と送信側における各スペクトル形状に関する情報を用いて対象の光信号のOSNRを測定することにより、簡易な構成でOSNRを得ることができる。具体的には、マッハツェンダ干渉計フィルタを用いたり、AM変調を重畳したりすることがないため、簡易な構成でOSNRを得ることができる。また、本実施の形態では、スペクトル狭窄によらずOSNRを精度よく測定することができる。
(光信号対雑音比の測定方法について)
図2を用いて、光信号対雑音比(OSNR)の測定方法について説明する。図2は、光信号対雑音比の測定方法の一例を示す説明図である。なお、図2においては、一のキャリア信号で情報を伝送するシングルキャリア信号を用いる場合について説明する。図2において、伝送装置100は、OSNRモニタ200と、光ファイバ221と、増幅器222と、カプラ223と、光ファイバ224と、を有している。
光ファイバ221は、送信装置100aから受信した光を増幅器222へ出力する。増幅器222は、光ファイバ221から出力された光を増幅してカプラ223へ出力する。カプラ223は、増幅器222から出力された光を一部分岐してOSNRモニタ200および光ファイバ224へ出力する。光ファイバ224は、カプラ223から出力された光を他の受信装置100bへ出力する。
OSNRモニタ200は、光パワー検出部201と、OSNRモニタ制御装置202と、波長可変フィルタ203と、を有する。波長可変フィルタ203は、カプラ223から出力された光のうちの透過形状210の光を透過させる。
光パワー検出部201は、カプラ223から出力された被測定信号のうちの波長可変フィルタ203を透過した透過形状210の光のパワーを検出する。OSNRモニタ制御装置202は、波長可変フィルタ203の掃引を制御する。OSNRモニタ制御装置202は、波長可変フィルタ203に透過させる光の中心波長を制御する。
具体的には、OSNRモニタ制御装置202は、波長可変フィルタ203に透過させる光の中心波長を、すなわち、光パワー検出部201によって検出される光のパワーの検出波長を、スペクトル狭窄の影響の少ない波長とすることができる。OSNRモニタ制御装置202は、光パワー検出部201によって検出された光のパワーを用いて、スペクトル211を示すモニタ結果212を出力する。
また、OSNRモニタ制御装置202は、モニタ結果212に示すP1〜P5のうちの2点(たとえば第1波長におけるパワーP1と第2波長におけるパワーP2)の光のパワーを取得する。OSNRモニタ制御装置202は、モニタ結果212のうちの、最大のパワーP1と、P1とは異なるP2と、の2点の光のパワーを取得する。第1波長および第2波長の設定については、図3を用いて後述する。ASE(Amplified Spontaneous Emission)雑音213は、自然放出光が増幅器222などによって増幅された雑音である。
OSNRモニタ制御装置202は、取得した光のパワーを用いて、以下の(1)〜(4)式を用いることにより光信号対雑音比(OSNR)を算出する。
P1=PASE+Psig・・・(1)式
P2=PASE+dPsig・・・(2)式
R=P1/P2・・・(3)式
OSNR=Psig/PASE=(1−R)/(Rd−1)・・・(4)式
ASEは、ASE雑音のパワーである。Psigは、第1波長に対応する最大の光のパワーである。dは、校正係数である。校正係数の計測方法については、図4を用いて後述する。(4)式に示すように、OSNRは、第1波長における光のパワーP1および第2波長における光のパワーP2の2点間のパワー比Rと、校正係数dと、で表される。パワー比Rは第1パワー比であり、校正係数dは第2パワー比である。このようにして、OSNRを算出することができる。以下において、(1)〜(4)式をOSNR算出式という。
(第1波長および第2波長の設定方法の一例)
次に、図3を用いて、モニタ出力P1〜P5のうちのP1,P2の2点を設定する設定方法の一例について説明する。図3は、第1波長および第2波長の設定方法の一例を示す説明図である。図3に示すように、シングルキャリア信号を用いた場合、送信装置100aのスペクトル300および受信装置100bのスペクトル310は、ともに凸形状となっている。受信装置100bのスペクトル310は、第1波長である中心波長から離れるほど、送信装置100aのスペクトル300に比べて、凸形状のスペクトル310のうちの裾野部分311が削られるスペクトル狭窄が生じている。
また、本実施の形態において、スペクトル300およびスペクトル310において、光のパワーがピークとなるP1に対応する波長が第1波長として設定される。なお、スペクトル300がピークとなる第1波長と、スペクトル310がピークとなる第1波長と、にズレがある場合には、どちらかに一致するように波長シフトされる。
また、スペクトル300およびスペクトル310において、第2波長は、以下の(5)式および(6)式を用いることによって算出される。
maxΔSP=SPin_P1−SPin_Y・・・(5)式
SPin_X−SPout_X≦α(Y∈X)・・・(6)式
SPin_P1は、受信装置100bにおける第1波長でのパワーである。SPin_Yは、受信装置100bにおける波長Yでのパワーである。SPin_Xは、送信装置100aにおける波長Xでのパワーである。SPout_Xは、受信装置100bにおける波長Xでのパワーである。αは、送信装置100aおよび受信装置100bにおける光信号のパワーの差分最大値であり、具体的には、許容できるスペクトル狭窄の限度を表した値である。
maxΔSPは、(6)式の条件を満たすXの範囲内において、P1のパワーと、波長Yのパワーとの差分が最大となる値である。(5)式および(6)式を用いることにより、maxΔSPを満たすP2の波長Xを第2波長として設定することができる。以下において、(5)式および(6)式を波長条件式という。
このように、本実施の形態においては、送信装置100aのスペクトル300と、受信装置100bのスペクトル310と、を比較することにより、第2波長をスペクトル狭窄による影響の少ない波長とすることができる。第1波長および第2波長の設定は、送信装置100aまたは受信装置100bにて行うことができる。
(校正係数の計測方法の一例)
ここで、図4を用いて、送信装置100aが行う校正係数dの計測方法の一例について説明する。図4は、校正係数dの計測を行う送信装置の構成の一例を示す説明図である。図4において、送信装置100aは、送信器401と、波長多重部402と、カプラ403と、を有している。送信器401は、入力された波長毎の電気信号を光信号に変換し、光信号を波長多重部402へ出力する。波長多重部402は、送信器401から出力された波長の異なる光信号を波長多重し、カプラ403へ出力する。カプラ403は、波長多重部402から出力された光を一部分岐してOSNRモニタ200へ出力する。
送信装置100aのOSNRモニタ200は、送信装置100aの第1波長における光のパワーであるP’1と、送信装置100aの第2波長における光のパワーP’2と、を測定する。構成係数dは、以下の(7)式および(8)式を用いることによって算出することができる。
P’1=Psig・・・(7)式
P’2=dPsig・・・(8)式
∴d=P’2/P’1
送信装置100aは、受信装置100bに比べてASE雑音が小さい。そのため、送信装置100aにおいて校正係数dを計測することにより、受信装置100bにおいて校正係数dを計測した場合に比べて、精度の高い校正係数dを得ることができる。送信装置100aにおいて増幅器を通過した後の信号を用いて校正係数dを計測した場合であっても、ASE雑音の影響は無視できる程度に小さいため、精度の高い校正係数dを得ることができる。また、送信装置100aにおいて増幅器を通過する前の信号を用いたとすると、ASE雑音が含まれない状態で構成係数dを計測することができるため、より精度の高い校正係数dを得ることができる。以下において、(7)式および(8)式を校正係数算出式という。
ここで、受信装置100bにおいて、WSS(Wavelength Select Switch)の通過によるスペクトル狭窄の影響を考慮した校正係数に補正することも可能である。具体的には、受信装置100bにおいて、WSSの通過段数およびWSSの1段通過あたりの構成係数dの変化量Δdを予め保持しておき、以下の(9)式および(10)式を用いて、OSNRのモニタを行うことも可能である。
d’=k×Δd×d・・・(9)式
Δd=Pb/Pa・・・(10)式
kは、WSSの通過段数である。Δdは、WSSの1段通過あたりの校正係数dの変化量であり、予め設定される値である。Paは、OSNRモニタ200において用いる2点の波長のうちの、光のパワーがピークとなる第1波長における光のパワーである。Pbは、OSNRモニタ200において用いる2点の波長のうちの、第1波長とは異なる第2波長における光のパワーである。このように、Δdは、OSNRモニタ200において用いる2点の波長における透過パワー比として表すことができる。
このように、WSSの通過によるスペクトル狭窄の影響を考慮したOSNRのモニタを行うことにより、受信装置100bにて、スペクトル狭窄に応じて校正係数を補正することができる。したがって、OSNRを高精度に測定することが可能になる。
(マルチキャリア信号に対するOSNRの測定方法について)
次に、図5を用いて、マルチキャリア信号に対するOSNRの測定方法の一例について説明する。図5は、マルチキャリア信号のパワーを示す説明図である。図5に示すように、マルチキャリア信号は、四角形状の2つのキャリア信号500を合わせたスペクトルになっている。なお、シングルキャリア信号では、たとえば100Gbpsの伝送能力を有するが、マルチキャリア信号は、たとえば400Gbpsの伝送能力を有する。
マルチキャリア信号を用いた場合、光パワー検出部201は、カプラ223(図2参照)から出力された被測定信号のうちの波長可変フィルタ203を透過した透過形状510の光のパワーを検出する。OSNRモニタ制御装置202は、波長可変フィルタ203の掃引を制御するとともに、波長可変フィルタ203に透過させる光の中心波長を制御する。送信装置100aにおけるスペクトルの側部は垂直形状になっているものの、受信装置100bにおけるスペクトル511の側部は弓なりの形状になっており、スペクトル狭窄が生じている。
OSNRモニタ制御装置202は、モニタ結果212に示すP1〜P5のうちの2点(たとえばP1,P3)の光のパワーを取得する。P3は、第2波長における光のパワーであり、キャリア信号500間の間隙に位置する。また、P3は、マルチキャリア信号のほぼ中心波長に対応しており、モニタ結果212が最大の光のパワーよりも小さい光のパワーである。P1は、光信号のスペクトルにおいて最大の光のパワーであり、P3から所定量左側にずらした位置として予め定められている。
OSNRモニタ制御装置202は、波長可変フィルタ203に透過させる光の中心波長を制御する。具体的には、OSNRモニタ制御装置202は、波長可変フィルタ203に透過させる光の中心波長を、すなわち、光パワー検出部201によって検出される光のパワーの検出波長を、スペクトル狭窄の影響の少ない波長とすることができる。OSNRモニタ制御装置202は、取得した光のパワーを用いて、以下の各式を用いて信号対雑音比を算出する。
P1=PASE+Psig・・・(1)式
P3=PASE+dPsig・・・(11)式
R=P1/P3・・・(12)式
OSNR=Psig/PASE=(1−R)/(Rd−1)・・・(4)式
ASEは、ASE雑音のパワーである。Psigは、第1波長に対応する最大の光のパワーである。dは、校正係数である。(4)式に示すように、OSNRは、第1波長における光のパワーP1およびを第2波長であるマルチキャリア信号の中心位置におけるパワーP3の、2点間のパワー比Rと校正係数dとで表すことができる。このようにして、OSNRを算出することができる。上述した(1)〜(4)式と同様に、(1)式、(4)式、(11)式および(12)式についても、OSNR算出式という。
このように、マルチキャリア信号を用いる場合、最大のパワーに対応する波長を第1波長とし、マルチキャリア信号の中心位置に対応する波長を第2波長とした。このように、マルチキャリア信号の中心位置における第2波長としたことにより、容易に第2波長を設定することができるとともに、これに伴って容易に第1波長を設定することができる。また、スペクトル狭窄による影響がほとんどない波長を第2波長として設定することができるため、OSNRを高精度に計測することができる。
(本実施の形態にかかるノードを光ネットワークに用いた場合の一例)
図6−1は、本実施の形態にかかるノードを光ネットワークに用いた場合の一例を示す説明図である。図6−1に示すように、光ネットワーク600は、ネットワーク制御装置610と、複数のノード620(620a,620b,620c,620d)と、を有する。ノード620は、伝送装置100を含み、それぞれ通信接続されており、光信号を送受する。また、ノード620は、それぞれ、ネットワーク制御装置610に接続されており、光信号を送受する。
ネットワーク制御装置610は、波長設定情報や校正値情報を管理し、各ノード620に送信する。なお、ネットワーク制御装置610は、ノード620のうちのいずれか1つに含まれる構成としてもよい。このような構成により、ノード620は、ネットワーク制御装置610が管理する波長設定情報や校正値情報を共有することができる。
(本実施の形態にかかるノードを光ネットワークに用いた場合の他の一例)
図6−2は、本実施の形態にかかるノードを光ネットワークに用いた場合の他の一例を示す説明図である。図6−2に示すように、光ネットワーク600は、複数のノード620を有する。ノード620は、それぞれ通信接続されている。各ノード620は、それぞれ監視制御チャンネルを用いて、波長設定情報や校正値情報を共有することができる。
(伝送装置の構成の一例)
次に、図7−1および図7−2を用いて伝送装置100(ノード620)の構成の一例について説明する。図7−1および図7−2においては、図1〜図5において説明した箇所については同様の符号を付し、説明を省略する。
図7−1は、伝送装置の構成の一例を示す説明図である。図7−1に示すように、伝送装置100は、増幅器701と、カプラ702,703,705と、WSS704と、カプラ403と、増幅器706と、波長多重部402と、波長多重分離部710と、3つのOSNRモニタ200a,200b,200cと、を有する。
増幅器701は、他の伝送装置100から入力した光信号を増幅してカプラ702へ出力する。カプラ702は、増幅器701から出力された光信号を一部分岐してWSS704およびカプラ703へ出力する。
カプラ703は、カプラ702から出力された光信号を一部分岐してOSNRモニタ200aおよび波長多重分離部710へ出力する。波長多重分離部710は、カプラ703から出力された光信号を異なる波長毎に分離し、受信器711へ出力する。受信器711は、波長多重分離部710から出力された光信号を電気信号に変換する。
OSNRモニタ200aは、カプラ703から出力された光を用いてOSNRを算出する。波長多重部402は、送信器401から出力された波長の異なる光信号を波長多重し、カプラ403へ出力する。カプラ403は、波長多重部402から出力された光を一部分岐してOSNRモニタ200bとWSS704とへ出力する。OSNRモニタ200bは、カプラ403から出力された光を用いて校正係数を算出したりする。
WSS704は、任意の設定された波長を任意の経路に通過させたり分岐させたりする。WSS704は、設定された波長の光をカプラ705へ出力する。カプラ705は、WSS704から出力された光を一部分岐してOSNRモニタ200cおよび増幅器706へ出力する。増幅器706は、カプラ705から出力された光を増幅し、増幅した光を他のノードに出力する。OSNRモニタ200cは、カプラ705を通過する信号をモニタする。
図7−2は、伝送装置の構成の他の一例を示す説明図である。図7−2に示すように、伝送装置100は、一のOSNRモニタ200と、スイッチ720と、を有する。OSNRモニタ200は、スイッチ720を制御して、カプラ702,703,705の中から一のモニタ対象を切り替え可能にしている。
たとえば、OSNRモニタ200は、スイッチ720を制御して、カプラ703をモニタ対象とすることにより、カプラ703から出力された光を用いてOSNRを算出する。また、OSNRモニタ200は、スイッチ720を制御して、カプラ403をモニタ対象とすることにより、カプラ403から出力された光を用いて校正係数を算出したりする。また、OSNRモニタ200は、スイッチ720を制御して、カプラ705をモニタ対象とすることにより、カプラ705を通過する信号をモニタする。
このように、図7−2に示す伝送装置100は、スイッチ720によってモニタ対象を切り替えることができ、一のOSNRモニタ200を用いて、OSNRの測定や校正係数を算出することができる。
(OSNRモニタ制御装置の詳細構成の一例)
図8は、OSNRモニタ制御装置の詳細構成の一例を示す説明図である。図8に示すように、OSNRモニタ制御装置202は、モニタ制御部801と、光パワー情報保持部802と、モニタ情報保持部803と、OSNR算出部804と、スペクトルモニタ805と、スペクトル比較処理部806と、波長可変フィルタ制御部807と、を有している。モニタ制御部801は、各部802〜807を制御するとともに、ネットワーク制御装置610や他のノードとの接続を制御する。
光パワー情報保持部802は、光パワー検出部201によって検出された光のパワーの検出結果を保持する。モニタ情報保持部803は、校正係数情報や、第1波長および第2波長の波長情報を保持する。OSNR算出部804は、光パワー情報保持部802に保持されている光のパワーの検出結果やモニタ情報保持部803に保持されている校正係数を用いて、所定のOSNR算出式により、OSNRを算出する。
スペクトルモニタ805は、光信号のスペクトルをモニタする。スペクトル比較処理部806は、送信装置100aのスペクトルモニタ805で測定されたスペクトルと、受信装置100bのスペクトルモニタ805で測定されたスペクトルと、を比較して、スペクトル狭窄が小さい箇所の第2波長を決定する。決定した第2波長は、光のパワーがピークとなる第1波長とともに波長情報として、モニタ情報保持部803に保持される。波長可変フィルタ制御部807は、モニタ情報保持部803に保持されている第1波長および第2波長の波長情報を用いて、波長可変フィルタ203を制御する。
モニタ制御部801と、OSNR算出部804と、スペクトルモニタ805と、スペクトル比較処理部806と、波長可変フィルタ制御部807とは、CPU(Central Processing Unit)や、FPGA(Field Programmable Gate Array)などによって実現することができる。また、光パワー情報保持部802と、モニタ情報保持部803とは、RAM(Random Access Memory)等のメモリによって実現することができる。
(光パワー検出部の詳細構成の一例)
次に、図9−1および図9−2を用いて、光パワー検出部201の詳細構成について説明する。図9−1は、光パワー検出部の詳細構成の一例を示す説明図である。図9−1に示すように、光パワー検出部201は、フォトディテクタ901と、ADC(Analog Digital Converter)902と、を有する。フォトディテクタ901は、波長可変フィルタ203から出力された光を光電変換し、光電変換により得られた電気信号をADC902へ出力する。ADC902は、フォトディテクタ901から出力されたアナログの電気信号をデジタルの電気信号に変換する。ADC902は、AD変換した信号をOSNRモニタ制御装置202へ出力する。このような構成により、光パワー検出部201は、光のパワーを検出することができる。
図9−2は、光パワー検出部の詳細構成の他の一例を示す説明図である。図9−2に示すように、光パワー検出部201は、フォトディテクタ901と、ADC902と、増幅器921と、ローパスフィルタ(LPF:Low−pass Filter)922と、を有する。フォトディテクタ901は、光電変換により得られた電気信号を増幅器921へ出力する。増幅器921は、フォトディテクタ901から出力された電気信号を増幅する。
増幅器921は、増幅した電気信号をLPF922へ出力する。LPF922は、増幅器921から出力された電気信号のうち、所定の遮断周波数以下の周波数成分をADC902へ通過させるとともに、遮断周波数よりも高い周波数成分を遮断する。ADC902は、LPF922から出力されたアナログの電気信号をデジタルの電気信号に変換する。このような構成により、光パワー検出部201は、光のパワーを検出することができる。このように、光パワー検出部201としては、図9−1に示した構成または図9−2に示した構成を用いることができる。
次に、図10〜図16を用いて、光ネットワーク600の動作について説明する。まず、図10〜図12を用いて、送信装置で波長設定を行う場合について説明する。
(送信装置で波長設定を行う場合の一例)
図10は、送信装置で波長設定を行う場合の一例を示すシーケンス図である。図10において、まず、受信装置100bは、ネットワーク制御装置610を介して送信装置100aへ、被測定信号の校正係数情報および波長設定情報をリクエストする(ステップS1001)。これを受けて、送信装置100aは、ネットワーク制御装置610を介して受信装置100bへ、スペクトル形状に関する情報をリクエストする(ステップS1002)。
これを受けて、受信装置100bは、スペクトル形状の測定を行って(ステップS1003)、ネットワーク制御装置610を介して送信装置100aへ、スペクトル形状に関する情報を送信する(ステップS1004)。なお、受信装置100bは、ステップS1001において、被測定信号の校正係数情報および波長設定情報のリクエストとともに、スペクトル形状に関する情報を送信してもよい。この場合、ステップS1002およびステップS1003の処理を省略すればよい。
送信装置100aは、受信したスペクトル形状に関する情報を用いて、第1波長および第2波長の設定を行う波長設定や校正係数を算出し(ステップS1005)、ネットワーク制御装置610を介して受信装置100bへ、波長設定情報および校正係数情報を送信する(ステップS1006)。受信装置100bは、受信した波長設定情報および校正係数情報を用いて、OSNRを算出し(ステップS1007)、本シーケンス図における一連のステップを終了する。
(送信装置が行う処理の一例)
次に、図11を用いて、図10のシーケンス図において送信装置100aが行う処理の一例について説明する。図11は、送信装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。図11において、送信装置100aは、ネットワーク制御装置610を介して受信装置100bから、被測定信号の校正係数情報および波長設定情報のリクエストを受信したか否かを判断する(ステップS1101)。
送信装置100aは、被測定信号の校正係数情報および波長設定情報のリクエストを受信するまで待機する(ステップS1101:No)。被測定信号の校正係数情報および波長設定情報のリクエストを受信すると(ステップS1101:Yes)、送信装置100aは、ネットワーク制御装置610を介して受信装置100bへ、スペクトル形状に関する情報のリクエストを送信する(ステップS1102)。
次に、送信装置100aは、ネットワーク制御装置610を介して受信装置100bから、受信装置100bにおけるスペクトル形状に関する情報を受信したか否かを判断する(ステップS1103)。送信装置100aは、スペクトル形状に関する情報を受信するまで待機する(ステップS1103:No)。スペクトル形状に関する情報を受信すると(ステップS1103:Yes)、送信装置100aは、送信装置100aにおけるスペクトル形状を測定するともに(ステップS1104)、第1波長および第2波長の設定を行う波長設定処理を実行する(ステップS1105)。波長設定処理の詳細については図16を用いて後述する。
次に、送信装置100aは、波長可変フィルタ203を掃引して第1波長および第2波長における光のパワーを取得する(ステップS1106)。次に、送信装置100aは、上述した(7)式および(8)式を含む校正係数算出式に基づいて校正係数を算出する(ステップS1107)。次に、送信装置100aは、ネットワーク制御装置610を介して受信装置100bへ、第1波長および第2波長を示す波長設定情報および校正係数情報を送信し(ステップS1108)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
(受信装置が行う処理の一例)
次に、図12を用いて、図10のシーケンス図において受信装置100bが行う処理の一例について説明する。図12は、受信装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。図12において、受信装置100bは、ネットワーク制御装置610を介して送信装置100aへ、被測定信号の校正係数情報および波長設定情報のリクエストを送信する(ステップS1201)。
次に、受信装置100bは、ネットワーク制御装置610を介して送信装置100aから、スペクトル形状に関する情報のリクエストを受信したか否かを判断する(ステップS1202)。受信装置100bは、スペクトル形状に関する情報のリクエストを受信するまで待機する(ステップS1202:No)。スペクトル形状に関する情報のリクエストを受信すると(ステップS1202:Yes)、受信装置100bは、スペクトル形状を測定する(ステップS1203)。
次に、受信装置100bは、ネットワーク制御装置610を介して送信装置100aへ、スペクトル形状に関する情報を送信する(ステップS1204)。なお、ステップS1203の処理は、スペクトル形状に関する情報のリクエストの受信を待たずに行ってもよく、すなわち、ステップS1202の処理を省略してもよい。
次に、受信装置100bは、ネットワーク制御装置610を介して送信装置100aから、波長設定情報および校正係数情報を受信したか否かを判断する(ステップS1205)。受信装置100bは、波長設定情報および校正係数情報を受信するまで待機する(ステップS1205:No)。
波長設定情報および校正係数情報を受信すると(ステップS1205:Yes)、受信装置100bは、波長可変フィルタ203を掃引して第1波長および第2波長における光のパワーを取得する(ステップS1206)。次に、受信装置100bは、上述した(1)〜(4)式を含むOSNR算出式に基づいてOSNRを算出し(ステップS1207)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
上述した処理により、OSNRを算出することができる。なお、図10〜図12では、送信装置100aで波長設定を行う場合について説明したが、以下に、図13〜図15を用いて、受信装置100bで波長設定を行う場合について説明する。
(受信装置で波長設定を行う場合の一例)
図13は、受信装置で波長設定を行う場合の一例を示すシーケンス図である。図13において、まず、受信装置100bは、ネットワーク制御装置610を介して送信装置100aへ、被測定信号の校正係数情報をリクエストする(ステップS1301)。これを受けて、送信装置100aは、スペクトル形状の測定を行って(ステップS1302)、ネットワーク制御装置610を介して受信装置100bへ、スペクトル形状に関する情報を送信する(ステップS1303)。
受信装置100bは、受信したスペクトル形状に関する情報と、受信装置100bにて測定したスペクトルのスペクトル形状に関する情報と、を用いて、第1波長および第2波長の設定を行う波長設定を行う(ステップS1304)。次に、受信装置100bは、ネットワーク制御装置610を介して送信装置100aへ、第1波長および第2波長を示す波長設定情報を送信する(ステップS1305)。
送信装置100aは、受信した波長設定情報を用いて、校正係数を算出し(ステップS1306)、ネットワーク制御装置610を介して受信装置100bへ、校正係数情報を送信する(ステップS1307)。受信装置100bは、受信した校正係数情報を用いて、OSNRを算出し(ステップS1308)、本シーケンス図における一連のステップを終了する。
(送信装置が行う処理の一例)
次に、図14を用いて、図13のシーケンス図において送信装置100aが行う処理の一例について説明する。図14は、送信装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。図14において、送信装置100aは、ネットワーク制御装置610を介して受信装置100bから、被測定信号の校正係数情報のリクエストを受信したか否かを判断する(ステップS1401)。
送信装置100aは、被測定信号の校正係数情報のリクエストを受信するまで待機する(ステップS1401:No)。被測定信号の校正係数情報のリクエストを受信すると(ステップS1401:Yes)、送信装置100aは、スペクトル形状を測定する(ステップS1402)。次に、送信装置100aは、ネットワーク制御装置610を介して受信装置100bへ、スペクトル形状に関する情報を送信する(ステップS1403)。
次に、送信装置100aは、ネットワーク制御装置610を介して受信装置100bから、第1波長および第2波長を示す波長設定情報を受信したか否かを判断する(ステップS1404)。送信装置100aは、波長設定情報を受信するまで待機する(ステップS1404:No)。波長設定情報を受信すると(ステップS1404:Yes)、送信装置100aは、波長可変フィルタ203を掃引して第1波長および第2波長における光のパワーを取得する(ステップS1405)。
次に、送信装置100aは、上述した(7)式および(8)式を含む校正係数算出式に基づいて校正係数を算出する(ステップS1406)。次に、送信装置100aは、ネットワーク制御装置610を介して受信装置100bへ、校正係数情報を送信し(ステップS1407)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。
(受信装置が行う処理の一例)
次に、図15を用いて、図13のシーケンス図において受信装置100bが行う処理の一例について説明する。図15は、受信装置が行う処理の一例を示すフローチャートである。図15において、受信装置100bは、ネットワーク制御装置610を介して送信装置100aへ、被測定信号の校正係数情報のリクエストを送信する(ステップS1501)。
次に、受信装置100bは、ネットワーク制御装置610を介して送信装置100aから、スペクトル形状に関する情報を受信したか否かを判断する(ステップS1502)。受信装置100bは、送信装置100aにおけるスペクトル形状に関する情報を受信するまで待機する(ステップS1502:No)。スペクトル形状に関する情報を受信すると(ステップS1502:Yes)、受信装置100bは、受信装置100bにおけるスペクトル形状を測定する(ステップS1503)。
次に、受信装置100bは、第1波長および第2波長の設定を行う波長設定処理を実行する(ステップS1504)。波長設定処理の詳細については図16を用いて後述する。次に、受信装置100bは、ネットワーク制御装置610を介して送信装置100aへ、第1波長および第2波長を示す波長設定情報を送信する(ステップS1505)。
次に、受信装置100bは、ネットワーク制御装置610を介して送信装置100aから、校正係数情報を受信したか否かを判断する(ステップS1506)。受信装置100bは、校正係数情報を受信するまで待機する(ステップS1506:No)。校正係数情報を受信すると(ステップS1506:Yes)、受信装置100bは、波長可変フィルタ203を掃引して第1波長および第2波長における光のパワーを取得する(ステップS1507)。次に、受信装置100bは、上述した(1)〜(4)式を含むOSNR算出式に基づいてOSNRを算出し(ステップS1508)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。上述した処理により、OSNRを算出することができる。
(波長設定処理の詳細)
次に、図16を用いて、図11のステップS1105および図15のステップS1504に示した波長設定処理の詳細について説明する。なお、図16の説明では、主体を送信装置100aとし、図11のステップS1105における波長設定処理として説明するが、図15のステップS1504に示した波長設定処理の場合には、主体が受信装置100bとなる。
図16は、波長設定処理の詳細を示すフローチャートである。図16において、送信装置100aは、ネットワーク制御装置610に測定信号の種別を問い合わせる(ステップS1601)。具体的には、ステップS1601において、送信装置100aは、測定信号の種別がシングルキャリア信号であるかマルチキャリア信号であるか問い合わせる。ステップS1601の問い合わせの結果、送信装置100aは、シングルキャリア信号であるか否かを判断する(ステップS1602)。シングルキャリア信号である場合(ステップS1602:Yes)、送信装置100aおよび受信装置100bのスペクトルのピーク波長(第1波長)を決定する(ステップS1603)。これにより、シングルキャリア信号において、光のパワーが最大となる波長を第1波長に設定することができる。
次に、送信装置100aは、ピーク波長の差分が閾値以下であるか否かを判断する(ステップS1604)。ピーク波長の差分とは、送信装置100aおよび受信装置100bの装置間の誤差である。ピーク波長の差分が閾値以下ではない場合(ステップS1604:No)、すなわち、装置間の誤差が閾値以下ではない場合、送信装置100aのスペクトル全体を差分量シフトする(ステップS1605)。なお、受信装置100bが行う波長設定処理では、ステップS1605の処理は、受信装置100bのスペクトル全体を差分量シフトさせればよい。
次に、送信装置100aは、送信装置100aのスペクトルと受信装置100bのスペクトルとの比較を行い、上述した(5)式および(6)式を含む波長条件式に基づいて第2波長を決定する(ステップS1606)。次に、送信装置100aは、受信装置100bにおいて取得された第2波長から、ステップS1605においてスペクトル全体をシフトしたシフト量(差分量)を補正し(ステップS1607)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。これにより、第1スペクトルおよび第2スペクトルの各パワーが最大となる波長にズレがある場合に、このズレを考慮して、第1波長および第2波長を設定することができる。
ピーク波長の差分が閾値以下である場合(ステップS1604:Yes)、送信装置100aは、送信装置100aのスペクトルと受信装置100bのスペクトルとの比較を行い、波長の条件式に基づいて第2波長を決定し(ステップS1608)、一連の処理を終了する。なお、ピーク波長の差分が閾値以下であるとは、装置間の誤差が閾値以下であるということである。これにより、シングルキャリア信号において、スペクトル狭窄による影響の少ない波長を第2波長に設定することができる。
ステップS1602において、シングルキャリア信号ではない場合(ステップS1602:No)、送信装置100aおよび受信装置100bのスペクトルのキャリア間中心波長(第2波長)を決定する(ステップS1609)。なお、シングルキャリア信号ではない場合とは、マルチキャリア信号である場合である。次に、送信装置100aは、第2波長から一定量シフトした第1波長を決定し(ステップS1610)、本フローチャートによる一連の処理を終了する。これにより、マルチキャリア信号において、スペクトル狭窄による影響のほとんどない中心波長を第2波長に設定することができるとともに、光のパワーが最大となる波長を第1波長に設定することができる。
以上、説明したように、本実施の形態では、対象の光信号の送信装置100aと受信装置100bにおける各スペクトル形状に関する情報を用いて対象の光信号のOSNRを測定した。具体的には、(1)〜(4)式等のOSNR算出式に示したように、受信装置100bにおける第1波長の光のパワーP1および第2波長の光のパワーP2の2点間のパワー比Rと、校正係数dとを用いて、OSNRを測定した。これにより、簡易な構成でOSNRを得ることができる。
また、光信号がシングルキャリア信号である場合に、第1波長を、光信号のスペクトルにおいてパワーが最大となる波長とし、第2波長を、第1スペクトルにおけるパワーと第2スペクトルにおけるパワーとの相違が閾値以下となる波長とした。具体的には、(6)式の波長条件式を用いて第2波長を導くようにした。これにより、スペクトル狭窄の少ない波長を第2波長に設定することができ、スペクトル狭窄によらずOSNRを精度よく測定することができる。
また、第2波長は、第1スペクトルにおけるパワーと第2スペクトルにおけるパワーとの相違が閾値以下となる波長のうちの第1波長から最も離れた波長とした。具体的には、(5)式の波長条件式を用いて、第2波長を設定するようにした。これにより、第1スペクトルにおけるパワーと第2スペクトルにおけるパワーとの差を大きくすることができ、OSNRの測定精度を向上させることができる。
また、第1スペクトルおよび第2スペクトルの各パワーが最大となる波長にズレがある場合、少なくとも一方のスペクトルを波長シフトして、波長シフトした一方のスペクトルに基づいて第1波長および第2波長を設定するようにした。これにより、送信装置100aと受信装置100bとの間に生じる波長のズレを考慮して、第1波長および第2波長を設定することができ、OSNRの測定精度を向上させることができる。
また、光信号がマルチキャリア信号である場合に、第2波長を、間隙の部分の波長とし、第1波長を、第2波長から所定量ずらした波長とした。これにより、マルチキャリア信号を用いた場合に、スペクトル狭窄によらずOSNRを精度よく測定することができるとともに、マルチキャリア信号による高い伝送能力を得ることができる。
また、本実施の形態では、伝送装置100において、第1スペクトルの形状を示す第1スペクトル情報と、第2スペクトルの形状を示す第2スペクトル情報と、に基づいて、第1波長および第2波長を設定するようにした。したがって、伝送装置100において第1波長および第2波長を設定することができる。なお、第1波長および第2波長の設定は、ネットワーク制御装置610などの他の装置にて行ってもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)光信号の受信側の第1スペクトルにおける第1波長のパワーと、前記第1スペクトルにおける前記第1波長とは異なる第2波長のパワーと、の比を示す第1パワー比を取得する第1取得部と、
前記光信号の送信側の第2スペクトルにおける前記第1波長のパワーと、前記第2スペクトルにおける前記第2波長のパワーと、の比を示す第2パワー比を取得する第2取得部と、
前記第1取得部によって取得された前記第1パワー比と、前記第2取得部によって取得された前記第2パワー比と、を用いて、前記光信号の受信側における光信号対雑音比を算出する算出部と、
前記算出部によって算出された前記光信号対雑音比を出力する出力部と、
を有することを特徴とする測定装置。
(付記2)前記光信号が、単一のキャリア信号を用いたシングルキャリア信号である場合に、
前記第1波長は、前記光信号のスペクトルにおいてパワーが最大となる波長であり、
前記第2波長は、前記第1スペクトルにおけるパワーと、前記第2スペクトルにおけるパワーと、の相違が閾値以下となる波長であることを特徴とする付記1に記載の測定装置。
(付記3)前記第2波長は、前記相違が閾値以下となる波長のうちの前記第1波長から最も離れた波長であることを特徴とする付記2に記載の測定装置。
(付記4)前記第1スペクトルを示す第1スペクトル情報と、前記第2スペクトルを示す第2スペクトル情報と、に基づいて、前記第1波長および前記第2波長を設定する設定部をさらに有することを特徴とする付記2または3に記載の測定装置。
(付記5)前記設定部は、
前記第1スペクトルにおいてパワーが最大となる波長と、前記第2スペクトルにおいてパワーが最大となる波長と、のズレが小さくなる方向に前記第1スペクトルまたは前記第2スペクトルの少なくとも一方を波長シフトして、少なくとも一方を波長シフトした前記第1スペクトルまたは前記第2スペクトルに基づいて前記第1波長および前記第2波長を設定することを特徴とする付記4に記載の測定装置。
(付記6)前記第1取得部は、前記送信側から送信された、前記第1波長および前記第2波長を示す情報に基づいて前記第1パワー比を取得し、
前記第2取得部は、前記送信側から送信された、前記第1波長および前記第2波長を示す情報に基づいて前記第2パワー比を取得する、
ことを特徴とする付記2または3に記載の測定装置。
(付記7)前記光信号が、波長が隣り合う複数のキャリア信号を、それぞれ間隙を介して配置させたマルチキャリア信号である場合に、
前記第2波長は、前記間隙の部分の波長であり、
前記第1波長は、前記第2波長から所定量ずらした波長であることを特徴とする付記1〜6のいずれか一つに記載の測定装置。
(付記8)前記複数のキャリア信号の帯域に関する帯域情報に基づいて、前記間隙の部分の波長を前記第2波長に設定するとともに、前記第2波長から所定量ずらした波長を前記第1波長に設定する設定部をさらに有することを特徴とする付記7に記載の測定装置。
(付記9)光信号の受信側の第1スペクトルにおける第1波長のパワーと、前記第1スペクトルにおける前記第1波長とは異なる第2波長のパワーと、から得られるスペクトル形状に関する情報を取得する第1取得部と、
前記光信号の送信側の第2スペクトルにおける前記第1波長のパワーと、前記第2スペクトルにおける前記第2波長のパワーと、から得られるスペクトル形状に関する情報を取得する第2取得部と、
前記第1取得部によって取得された前記スペクトル形状に関する情報と、前記第2取得部によって取得された前記スペクトル形状に関する情報と、を用いて、前記光信号の受信側における光信号対雑音比を算出する算出部と、
前記算出部によって算出された前記光信号対雑音比を出力する出力部と、
を有することを特徴とする測定装置。
(付記10)光信号の受信側の第1スペクトルにおける第1波長のパワーと、前記第1スペクトルにおける前記第1波長とは異なる第2波長のパワーと、の比を示す第1パワー比を取得し、
前記光信号の送信側の第2スペクトルにおける前記第1波長のパワーと、前記第2スペクトルにおける前記第2波長のパワーと、の比を示す第2パワー比を取得し、
取得した前記第1パワー比と、取得した前記第2パワー比と、を用いて、前記光信号の受信側における光信号対雑音比を算出し、
算出した前記光信号対雑音比を出力する、
ことを特徴とする測定方法。
(付記11)送信側から受信した光信号の第1スペクトルにおける第1波長のパワーと、前記第1スペクトルにおける前記第1波長とは異なる第2波長のパワーと、の比を示す第1パワー比を取得する第1取得部と、
前記光信号の送信側の第2スペクトルにおける前記第1波長のパワーと、前記第2スペクトルにおける前記第2波長のパワーと、の比を示す第2パワー比を前記送信側から取得する第2取得部と、
前記第1取得部によって取得された前記第1パワー比と、前記第2取得部によって取得された前記第2パワー比と、を用いて、前記受信した前記光信号の光信号対雑音比を算出する算出部と、
前記算出部によって算出された前記光信号対雑音比を出力する出力部と、
を有することを特徴とする伝送装置。
(付記12)光信号の受信側の第1スペクトルにおける第1波長のパワーと、前記第1スペクトルにおける前記第1波長とは異なる第2波長のパワーと、の比を示す第1パワー比を前記受信側から取得する第1取得部と、
送信する前記光信号の第2スペクトルにおける前記第1波長のパワーと、前記第2スペクトルにおける前記第2波長のパワーと、の比を示す第2パワー比を取得する第2取得部と、
前記第1取得部によって取得された前記第1パワー比と、前記第2取得部によって取得された前記第2パワー比と、を用いて、前記光信号の受信側における光信号対雑音比を算出する算出部と、
前記算出部によって算出された前記光信号対雑音比を出力する出力部と、
を有することを特徴とする伝送装置。
(付記13)前記第2取得部は、自装置および前記送信側の間で通信可能なネットワーク制御装置を介して前記送信側から前記第2パワー比を取得することを特徴とする付記11または12に記載の伝送装置を有する光ネットワーク。
(付記14)前記第2取得部は、自装置が前記送信側から直接受信する制御信号によって前記第2パワー比を取得することを特徴とする付記11または12に記載の伝送装置を有する光ネットワーク。
100 伝送装置
100a 送信装置
100b 受信装置
101 第1取得部
102 第2取得部
103 算出部
104 出力部
105 設定部
110 測定装置
200 OSNRモニタ
201 光パワー検出部
202 OSNRモニタ制御装置
203 波長可変フィルタ
600 光ネットワーク
610 ネットワーク制御装置
620 ノード
801 モニタ制御部
802 光パワー情報保持部
803 モニタ情報保持部
804 OSNR算出部
805 スペクトルモニタ
806 スペクトル比較処理部
807 波長可変フィルタ制御部

Claims (9)

  1. 光信号の受信側の第1スペクトルにおける第1波長のパワーと、前記第1スペクトルにおける前記第1波長とは異なる第2波長のパワーと、の比を示す第1パワー比を取得する第1取得部と、
    前記光信号の送信側の第2スペクトルにおける前記第1波長のパワーと、前記第2スペクトルにおける前記第2波長のパワーと、の比を示す第2パワー比を取得する第2取得部と、
    前記第1取得部によって取得された前記第1パワー比と、前記第2取得部によって取得された前記第2パワー比と、を用いて、前記光信号の受信側における光信号対雑音比を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された前記光信号対雑音比を出力する出力部と、
    を有することを特徴とする測定装置。
  2. 前記光信号が、単一のキャリア信号を用いたシングルキャリア信号である場合に、
    前記第1波長は、前記光信号のスペクトルにおいてパワーが最大となる波長であり、
    前記第2波長は、前記第1スペクトルにおけるパワーと、前記第2スペクトルにおけるパワーと、の相違が閾値以下となる波長であることを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記第1スペクトルを示す第1スペクトル情報と、前記第2スペクトルを示す第2スペクトル情報と、に基づいて、前記第1波長および前記第2波長を設定する設定部をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の測定装置。
  4. 前記設定部は、
    前記第1スペクトルにおいてパワーが最大となる波長と、前記第2スペクトルにおいてパワーが最大となる波長と、のズレが小さくなる方向に前記第1スペクトルまたは前記第2スペクトルの少なくとも一方を波長シフトして、少なくとも一方を波長シフトした前記第1スペクトルまたは前記第2スペクトルに基づいて前記第1波長および前記第2波長を設定することを特徴とする請求項3に記載の測定装置。
  5. 前記光信号が、波長が隣り合う複数のキャリア信号を、それぞれ間隙を介して配置させたマルチキャリア信号である場合に、
    前記第2波長は、前記間隙の部分の波長であり、
    前記第1波長は、前記第2波長から所定量ずらした波長であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の測定装置。
  6. 前記複数のキャリア信号の帯域に関する帯域情報に基づいて、前記間隙の部分の波長を前記第2波長に設定するとともに、前記第2波長から所定量ずらした波長を前記第1波長に設定する設定部をさらに有することを特徴とする請求項5に記載の測定装置。
  7. 光信号の受信側の第1スペクトルにおける第1波長のパワーと、前記第1スペクトルにおける前記第1波長とは異なる第2波長のパワーと、から得られるスペクトル形状に関する情報を取得する第1取得部と、
    前記光信号の送信側の第2スペクトルにおける前記第1波長のパワーと、前記第2スペクトルにおける前記第2波長のパワーと、から得られるスペクトル形状に関する情報を取得する第2取得部と、
    前記第1取得部によって取得された前記スペクトル形状に関する情報と、前記第2取得部によって取得された前記スペクトル形状に関する情報と、を用いて、前記光信号の受信側における光信号対雑音比を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された前記光信号対雑音比を出力する出力部と、
    を有することを特徴とする測定装置。
  8. 光信号の受信側の第1スペクトルにおける第1波長のパワーと、前記第1スペクトルにおける前記第1波長とは異なる第2波長のパワーと、の比を示す第1パワー比を取得し、
    前記光信号の送信側の第2スペクトルにおける前記第1波長のパワーと、前記第2スペクトルにおける前記第2波長のパワーと、の比を示す第2パワー比を取得し、
    取得した前記第1パワー比と、取得した前記第2パワー比と、を用いて、前記光信号の受信側における光信号対雑音比を算出し、
    算出した前記光信号対雑音比を出力する、
    ことを特徴とする測定方法。
  9. 送信側から受信した光信号の第1スペクトルにおける第1波長のパワーと、前記第1スペクトルにおける前記第1波長とは異なる第2波長のパワーと、の比を示す第1パワー比を取得する第1取得部と、
    前記光信号の送信側の第2スペクトルにおける前記第1波長のパワーと、前記第2スペクトルにおける前記第2波長のパワーと、の比を示す第2パワー比を前記送信側から取得する第2取得部と、
    前記第1取得部によって取得された前記第1パワー比と、前記第2取得部によって取得された前記第2パワー比と、を用いて、前記受信した前記光信号の光信号対雑音比を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された前記光信号対雑音比を出力する出力部と、
    を有することを特徴とする伝送装置。
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