JP4899098B2 - 光ロス検出装置 - Google Patents

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    • H04B10/0791Fault location on the transmission path

Description

本発明は光ロス検出装置に関し、特に光ロス(LOL:Loss Of Light)の検出処理を行う光ロス検出装置に関する。
近年、光コアネットワークとして、ITU−T勧告のOTN(Optical Transport Network)と呼ばれる規格が、光伝送の基本アーキテクチャとして利用されており開発が進んでいる。WDM(Wavelength Division Multiplexing)の光伝送を基礎としたOTNでは、電話サービスだけでなく、IP(Internet Protocol)やイーサネット(登録商標)系サービスの信号なども統一的に扱えるようにしている。
図16は一般的なWDM装置の構成を示す図である。WDM装置50は、送信側にトランスポンダ部51とWDM部52を有し、受信側にWDM部53とトランスポンダ部54を有する。
トランスポンダ部51は、nチャネル分のトランスポンダ51−1〜51−nから構成され、WDM部52は、合波器52aとWDMポストアンプ52bから構成される。WDM部53は、分波器53aとWDMプリアンプ53bから構成され、トランスポンダ部54は、nチャネル分のトランスポンダ54−1〜54−nから構成される。なお、合分波器には、通常、AWG(Arrayed Wave-guide Grating:回折格子型導波路)が使用され、アンプには、EDFA(Erbium Doped Fiber Amplifier)が使用される。
トランスポンダ51−1〜51−nは、クライアント側から送信された複数の光信号のそれぞれを受信すると、WDMに適した波長帯域にそれぞれ変換し(広帯域→狭帯域へ波長変換)、合波器52aは、波長変換後の複数波長を合波してWDM信号を生成する。WDMポストアンプ52bは、WDM信号を増幅して光ファイバ伝送路Fを介し、ネットワーク5へ送出する。
WDMプリアンプ53bは、ネットワーク5から光ファイバ伝送路Fを介して流れてきたWDM信号を受信すると増幅し、分波器53aは、波長フィルタリングを行って、増幅後のWDM信号を波長毎の光信号に分波して出力する。トランスポンダ54−1〜54−nは、各波長の光信号を受信すると、元の波長帯域に変換し(狭帯域→広帯域へ波長変換)、クライアント側へ出力する。
なお、トランスポンダ54−1〜54−nは、機器内部に光アンプや分散補償器を有しており(図示せず)、分波器53aから分波された光信号は、光アンプによって増幅され、分散補償器によって、光ファイバ伝送路F上で生じた波長分散の補償が施されて、分散補償後に波長変換が行われる。
また、トランスポンダ54−1〜54−nは、入力光信号のパワーにもとづき、光ロス(LOL)検出を行い、光ロスが生じている場合には、光アンプに対してシャットダウン(Shutdown)制御を行ったり、例えば可変分散補償器を使用している場合、分散補償動作を停止させるなどの制御を行う。
従来の光伝送制御として、増幅された光信号から自然放出光を除去する光フィルタの波長を光信号の波長に合わせて、受信感度の劣化、アラームの誤発出を防ぐ技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
また、各チャネルの光信号を合波する場合に、同一波長の光信号のコヒーレントクロストークノイズの影響を低減した技術が提案されている(例えば、特許文献2)。
特開平11−317709号公報(段落番号〔0026〕〜〔0035〕、第1図) 特開2004−247780号公報(段落番号〔0074〕〜〔0080〕、第1図)
図17は光信号のスペクトルの様子を示す図で、図の左側が短波長側、右側が長波長側である。光ファイバ伝送路Fを通過する光信号のスペクトルの様子と、分波器53aによって分波されてトランスポンダ部54に入力される光信号の様子を示している。光ファイバ伝送路Fを流れる光信号は、ASE(Amplified Spontaneous Emission)光により光信号の光レベルが持ち上げられている。また、ASE光は、一般的には波長依存性があり、図に示すように、EDFAの波長増幅領域(L-bandでは1560nm〜1630nm)で同じレベルではなく、右肩下がりの傾き、すなわち、長波長側で減少する特性を持っている。
このため、送信側のトランスポンダ51−1〜51−nの光信号出力が一定であっても、伝送路上のEDFAによって増幅された光信号のASE光のパワーは波長に対して一定ではないため、各チャネルの光主信号成分のパワーが同一であったとしても、分波器53aの通過後にトランスポンダ54−1〜54−nに入力される光信号の入力パワーは波長に対して一定にはならない。
図18はトランスポンダの光受信耐力の概念図である。トランスポンダの光受信耐力は、光信号の入力パワーと光信号対雑音比:OSNR(Optical Signal Noise Ratio)とで規定される。OSNRは、光信号のレベルとASE光のレベルとの比率である。
チャネルCH2は、光入力パワーも十分にあり、OSNRも規格を満足するため(光主信号成分(データ成分)がASE光成分よりも規格を満足する程度に十分大きい)、トランスポンダはチャネルCH2の受信が可能である(チャネルCH2のデータ認識可能)。チャネルCH1は、光入力パワーは十分にあるが、ASE光のノイズ成分が光主信号成分よりもはるかに大きく、OSNRの規格を満足しないためトランスポンダはチャネルCH1を受信できない(チャネルCH1のデータ認識不可)。チャネルCH3は、チャネルCH2、チャネルCH1よりも光入力パワーは低いが、OSNRの規格を満足するため受信処理可能である。
ここで、OSNRは、光信号の周波数、装置の変調方式及び受信性能等によって決定されるが、10Gbpsの光信号にてOOB−FEC(Out Of Band−Forward Error Correction:帯域外誤り訂正機能)を使用してNRZ(Non Return to Zero)で変調した場合、一般にOSNR耐力は15dB程度になる。また、10Gbps伝送から40Gbps伝送へ伝送ビットレートが4倍になると、OSNR規定は約6dBアップする。
トランスポンダでは、上記のように、到達した光信号が光入力パワーとOSNRとの条件を満たしているならば、その光信号を受信処理することが可能ではあるが、従来のトランスポンダが有する光ロス検出機能では、光入力パワーのみで光信号を受信しているか否かを判断しているため、チャネルCH1のように、光ロスが生じている場合でも正常に光ロス検出を行えず、光信号が正常に受信できるものと誤認識をしてしまう場合があった。
図19は従来のトランスポンダの光ロス検出の問題点を説明する図である。光ロス検出しきい値は、トランスポンダにOSNRの規格を満足した信号がエラーフリー(BER=1.0e-12以下)になる光のパワーレベルを示している。
チャネルCH1は光信号の入力がなく、トランスポンダに入力される光は、ASE光のみとなっている。このような状態で、チャネルCH1の光入力パワーが光ロス検出しきい値を超えてしまうと、従来の光ロス検出機能では、光入力レベルのみで判断しているため、チャネルCH1では、光主信号成分が存在しないにもかかわらず、チャネルCH1に光主信号が入力していると誤認識してしまい、光ロスが生じていることを検出できないといった問題があった。
従来のように、すべての波長チャネルに対して同じ光ロス検出しきい値が設定された光ロス検出制御では、特に短波長側に割り当てられた波長チャネルに光主信号成分が存在しない場合には、その波長チャネルのASE光成分の光レベルだけで、光ロス検出しきい値を超えてしまうことがあるため、光主信号成分が存在しないにもかかわらず、光ロスを検出できないといった現象が生じ、光ロス検出精度の低下を引き起こしていた。
また、正常な光ロス検出ができないと、光アンプに対するシャットダウン制御や分散補償器に対する分散補償量の調整動作制御が意図したとおりにはできなくなる。
例えば、光アンプのシャットダウン制御ができないと、トランスポンダに入力される光レベルの急激な変化に対して、EDFAの過渡応答により、分散補償器やその他の構成部に強い光が入力してしまい部品を壊すおそれがある。つまり、光ロスが生じている場合、すなわち、各波長の主信号成分の光レベルが所定の値以下となっている場合には光アンプをシャットダウンする制御を行い、光ロスが復旧して急激に光入力レベルが大となっても光アンプからの光出力レベルを抑圧して、光アンプの後段の構成部に強度の強い光が入射することを回避する、という制御ができなくなる。
さらに、分散補償器の一例として、分散補償器内部の導波路の長さを変更して分散補償量を機械的に調整する構成を有するものがある。このような分散補償器を使用しているときに、光ロス検出ができないと、ASE光のみの入力で不要な機械的動作を長時間継続させてしまうことになり、分散補償器の機械的な可動部分を早期に劣化させてしまうことになる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、光主信号成分がない場合に確実に光ロス検出を行って光伝送品質の向上を図った光ロス検出装置を提供することを目的とする。
記課題を解決するために、分波器による分波後の光信号の光ロス検出装置が提供される。光ロス検出装置は、前記分波器に応じて決まる帯域幅を有するASE光の光雑音レベルに対して光信号対雑音比を満足するために必要な光入力レベルである補正レベルを挿入損失分も含めて算出する補正レベル算出部と、前記補正レベルと、初期しきい値のレベルとを比較し、比較結果にもとづいて、前記光ロスを検出するための光ロス検出しきい値を設定する光ロス検出しきい値設定部と、運用時の光信号の入力レベルと、前記光ロス検出しきい値のレベルとを比較して、前記光入力レベルが前記光ロス検出しきい値より小さい場合は、前記光ロスの発生とみなす光ロス検出部と、を有し、前記光ロス検出しきい値設定部は、前記補正レベルが前記初期しきい値よりも大きい場合には、前記光ロス検出しきい値として前記補正レベルを設定し、前記補正レベルが前記初期しきい値よりも小さい場合には、前記光ロス検出しきい値として前記初期しきい値を設定する。
実に光ロス検出を行うことができ、光ロス検出の精度及び光伝送品質の向上を図ることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は光ロス検出装置の原理図である。第1の実施の形態の光ロス検出装置10は、補正レベル算出部11、光ロス検出しきい値設定部12、光ロス検出部13から構成される。
補正レベル算出部11は、光雑音レベルが最大のときの光信号対雑音比(以下、OSNR)を満足するために必要な光入力レベルである補正レベルPcを算出する。この場合、光信号(主信号+雑音)の光入力レベルから、設定値を減算して補正レベルPcを生成する。補正レベルPcの具体的な算出方法は後述する。
光ロス検出しきい値設定部12は、補正レベルPcと、あらかじめ設定してある初期しきい値Tdefとを比較し、比較結果にもとづいて、光ロスを検出するための光ロス検出しきい値Thを設定する。
具体的には、補正レベルPcが初期しきい値Tdefよりも大きい場合には、光ロス検出しきい値Thとして補正レベルPcを設定する。また、補正レベルPcが初期しきい値Tdefよりも小さい場合には、光ロス検出しきい値Thとして初期しきい値Tdefを設定する。
光ロス検出部13は、光信号の入力レベルと、光ロス検出しきい値設定部12であらかじめ求めておいた光ロス検出しきい値Thのレベルとを比較して、入力レベルが光ロス検出しきい値Thより小さい場合は、光ロスの発生とみなし、アラームの発出やその他所定の制御を行う。
次に光ロス検出装置10を適用したトランスポンダの構成について説明する。なお、以降では、光ロスをLOLとも表記する。
図2はトランスポンダの構成を示す図である。トランスポンダ2は、例えば、WDMの光伝送を基礎とするOTN規格に適合した光伝送装置であり、図16で上述したトランスポンダ51−1〜51−n、54−1〜54−nに対して使用可能である。
トランスポンダ2は、WB Mod(Wide Band Module:広帯域光インタフェース部)21、OTN LSI22、NB Mod(Narrow Band Module:狭帯域光インタフェース部)23、カプラC1、プリアンプ(EDFA)24、25、分散補償器26、PD(Photo Diode)27、AD(Analog/Digital)コンバータ28、制御部20から構成される。
クライアント側から入力された光信号に対し、WB Mod21は、O/E変換を行い、OTN LSI22は、O/E後の信号に対して、ディジタルラッパー(Digital Wrapper)機能によって、OTNのフォーマットに変換する(データの前後をOTNヘッダとFECで包む(wrapping))。NB Mod23は、OTN LSI22からの出力信号にE/O変換を行い、WDM用の狭帯域に波長変換してネットワーク側へ出力する(NB Mod23から出力される光信号は、その後、図16の合波器52aによって、他のトランスポンダで処理された光信号と共に合波されて、ネットワーク側へ出力される)。
ネットワーク側から入力された光信号に対し、カプラC1は、入力光信号(ネットワーク側から送信されて、図16の分波器53aによって分波された入力光信号)を2分岐し、一方は主信号受信用としてプリアンプ24へ出力し、他方はLOL検出用としてPD27へ出力する。
プリアンプ24は、入力光信号を増幅し、分散補償器26は、伝送路上で生じた分散の分散補償を行い、プリアンプ25は、分散補償後の光信号を再度増幅する。NB Mod23は、増幅信号をO/E変換し、OTN LSI22は、O/E後の電気信号のディジタルラッピングを終端する。WB Mod21は、終端後の信号をE/O変換し、広帯域に波長変換してクライアント側へ出力する。
一方、PD27は、カプラC1から分岐されたモニタ用の光信号の光入力パワー(光入力レベル)をアナログ電気信号に変換し、ADコンバータ28は、光入力パワーを示すアナログ信号をディジタル信号に変換して制御部20へ通知する。制御部20は、図1で示した補正レベル算出部11、光ロス検出しきい値設定部12及び光ロス検出部13の機能を含み、ディジタル変換された光入力パワーをパフォーマンス・モニタ値として内部レジスタに格納し、システムソフトウェアにより、LOL検出制御を行う。
制御部20は、WB Mod21、OTN LSI22及びNB Mod23に対して、データ設定等を含む運用制御を行う。また、プリアンプ24、25に対しては、LOLを検出したときには、EDFAの励起光の出力を止めるシャットダウン制御を行い、LOLが復旧したときには、励起光を出力させてシャットダウン解除制御を行う。さらに、分散補償器26に対しては、LOLを検出したときには、分散補償の調整動作を停止する制御を行い、LOLが復旧したときには、分散補償の調整を開始する制御を行う。
次にトランスポンダ2における第1の実施の形態のLOL検出制御について詳しく説明する。
図3はLOL検出制御を説明するための光信号のスペクトルの様子を示す図である。図3において、横方向は波長を示し、左側が短波長、右側が長波長である。
ネットワーク側から受信した、チャネルCH1は、チャネルCH2に比べて、ネットワーク内のアンプ通過時にASE光が多く付加されるチャネルであって、チャネルCH1の光入力パワーをPin1、チャネルCH2の光入力パワーをPin2とする。
制御部20は、チャネルCH1の入力パワーPin1から、設定値R(例えば、10dB)を減算して、ASE光が最大のときのOSNRを満足するために必要な補正レベルPc1を求める。そして、補正レベルPc1と初期しきい値Tdefとを比較する。
チャネルCH1において、Pc1>Tdefである。このように補正レベルが初期しきい値よりも高い場合は、LOL検出しきい値Thは補正レベルPc1とし、制御部20は、チャネルCH1に対してのLOL検出には、補正レベルPc1をしきい値として使用する。
同様に、制御部20は、チャネルCH2の入力パワーPin2から設定値Rを減算して、補正レベルPc2を求める。そして、補正レベルPc2と初期しきい値Tdefとを比較する。
チャネルCH2において、Pc2<Tdefである。このように初期しきい値が補正レベルよりも高い場合は、LOL検出しきい値Thは初期しきい値Tdefとし、制御部20は、チャネルCH2に対してのLOL検出には、初期しきい値Tdefをしきい値として使用する。
次に補正レベルPcの算出方法について説明する。本発明では、設定値Rを10dBとし、光信号の入力パワーから10dB低いレベルを補正レベルPcと設定する。以下に10dBとした根拠を説明する。
OSNRの規格は、以下の式(1)で定義される。なお、Psigは、光信号のパワー[mW]、PASEはASE光のパワー[mW]である。
OSNR[dB]=10×log10(Psig/PASE) ・・・(1)
図4、図5はASE光と光主信号を含むスペクトルを示す図である。図4は、OSNR規格の定義にもとづく、0.1nm帯域での光主信号パワーとASE光パワーとを示している。図5は、トランスポンダ2の実際の入力のスペクトルであり、0.6nm帯域での光信号パワーとASE光パワーとを示している。ここで、トランスポンダ2に入力されるASE光の帯域幅は、分波器(AWGなど)の特性によって決まる。本実施例では0.6nmとする。
このように、通常、OSNR規格の光主信号パワーとASE光パワーの比と、トランスポンダ2に入力する光主信号パワーとASE光パワーの比は一致しない。
ここで、0.1nmの帯域幅でのASE光パワーをmW単位で表したPASE1をdBm単位に換算すると、以下の式(2)となる。
ASE1[dBm]=10×log10(PASE1[mW]) ・・・(2)
また、0.6nmの帯域幅でのASE光パワーをmW単位で表したPASE2をdBm単位に換算すると以下の式(3)となる。
ASE2[dBm]=10×log10(PASE2[mW]) ・・・(3)
また、0.1nmの帯域幅でのASE光パワーと、0.6nmの帯域幅でのASE光パワーとの比は、図4、図5に示す斜線部の面積比に等しいので、以下の式(4)で表せる。
ASE2=(0.6/0.1)×PASE1 ・・・(4)
式(4)の両辺の対数をとると以下の式(5)になる。
10×log10ASE2=10×log10((0.6/0.1)×PASE1
=10×log10(0.6/0.1)
+10×log10ASE1 ・・・(5)
式(2)、(3)を用いて式(5)を変形すると式(6)となる。
ASE2=10×log10(0.6/0.1)+ASE1 ・・・(6)
そして、10×log10(0.6/0.1)をΔASEと置いて、以下の式(7)を得る。
ASE1=ASE2−ΔASE ・・・(7)
一方、式(7)を用いて、上述のOSNR規格の式(1)を変形すると以下の式(8)となる。ただし、10×log10sigをSと置いた。
OSNR=10×log10(Psig/PASE1
=10×log10sig−10×log10ASE1
=S−ASE1=S−ASE2+ΔASE ・・・(8)
ここで、トランスポンダ2に入力されるASE光パワー(ASE2)は、システムで実際に測定し、最悪値として−10.6dBmになることがわかっている。またOSNRの規格としては、OSNRは20.6dBより大きいという規定がある。さらに、ΔASE=10×log10(0.6/0.1)=7.8dBであるので、これらの値を式(8)に代入する。
OSNR=S−ASE2+ΔASE>20.6 ・・・(9a)
S>20.6+ASE2−ΔASE=20.6+(−10.6)−7.8
=2.2 ・・・(9b)
式(9b)から、OSNRを満足するための光信号の最小入力パワーのレベルは+2.2dBmであることがわかる。したがって、OSNRの規格を満足する入力光において、光信号とASE光との光パワーのレベル差(+2.2−(−10.6))の最低値は12.8dBとなる。
ただし、ここまでの計算は、コネクタの損失などを含んでいない計算であるため、実際の光信号の入力パワーは、コネクタ等の損失分低くなると考えられる。このため、本発明では、設定値Rを12.8dBとするのではなく、10dBと設定し、入力光信号に対して10dB分低いレベルを補正レベルPcとして設定する。
以上説明したように、第1の実施の形態によれば、波長チャネル毎の入力光信号からLOL検出しきい値Thを決めることにより、光主信号成分を持たないASE光成分のみの波長チャネルに対して、光信号断であることを確実に検出することができ、また、LOL検出時のプリアンプ24、25のシャットダウン制御や分散補償器26の分散補償値調整制御を誤りなく実行することが可能になる。
次に第2の実施の形態の光ロス検出装置について説明する。第1の実施の形態では、初期状態(システム起動時)から光主信号が入力されている場合を想定し、光主信号に関するパラメータPsigなどを計算に利用してLOL検出しきい値を求めた。しかし、システム起動時に、光主信号の入力が必ずあるとは限らず、ASE光だけの光信号が最初から入力された場合には、LOL検出しきい値を正しく決めることができない。したがって、第2の実施の形態では、システム起動時に光主信号の入力がない場合において、LOL検出しきい値の設定制御を行うものである。
図6は光ロス検出装置の原理図である。第2の実施の形態の光ロス検出装置30は、光入力検出部31、光主信号判別部32、補正しきい値生成部33、光ロス検出しきい値設定部34、光ロス検出部35から構成される。
光入力検出部31は、光信号の入力検出を行う。この場合、最初の光入力検出には、初期光入力検出しきい値T0を使用し、同一波長チャネルに対して2回目以降の光入力検出処理には、補正しきい値生成部33で生成された補正しきい値Tcを使用する。
光主信号判別部32は、光信号の中に光主信号が含まれているか否かを判別する。補正しきい値生成部33は、光信号の中に光主信号が含まれておらず、ASE光のみ含まれている場合には、光入力検出部31で光信号の入力検出に使用された初期光入力検出しきい値T0に一定値αを加算して補正しきい値Tcを生成し、しきい値レベルを増加させる。
光ロス検出しきい値設定部34は、ASE光のレベルと、補正しきい値Tcとにもとづいて、光ロスを検出するための光ロス検出しきい値Thを設定する。光ロス検出部35は、光信号の入力レベルと、光ロス検出しきい値Thのレベルとを比較して、入力レベルが光ロス検出しきい値Thより小さい場合は、光ロスの発生とみなす。
ここで、補正しきい値生成部33は、ASE光のみを含む光信号のレベルが補正しきい値Tcより低くなるまで、しきい値レベルを増加させる処理を繰り返し行い、光ロス検出しきい値設定部34は、ASE光のレベルを超えた補正しきい値Tcを光ロス検出しきい値Tcとして設定する。
例えば図では、ある波長チャネルにASE光のみが入力されており、このASE光に対して、光入力検出時に初期光入力検出しきい値T0のしきい値レベルを増加させる処理を行い、4回目の補正しきい値TcがASE光レベルを超えた時点で、4回目の補正しきい値Tcを光ロス検出しきい値Thと設定している。
次に光ロス検出装置30を適用したトランスポンダの動作について説明する。トランスポンダの構成については図2のトランスポンダ2と同じである。なお、図6の光入力検出部31、補正しきい値生成部33、光ロス検出しきい値設定部34及び光ロス検出部35の機能は、図2の制御部20が有しており、図6の光主信号判別部32の機能は、図2のNB Mod23に含まれる。
トランスポンダ2は、初期設定時のみNB Mod23のR_IN_ALM信号を利用する。R_IN_ALM信号は、NB Mod23内部のCDR(Clock and Data Recovery)からの出力信号で、光信号が入力されてデータ(光主信号)が検出されると“L”が出力され、ASE光のみの場合は、データの入力がないため“H”となる。したがって、R_IN_ALM信号を用いて、初期状態で入力された光が、光主信号を含むかASE光のみかを判断することができる。
このとき、NB Mod23に入力光信号が到達するためには、プリアンプ24、25のシャットダウン解除を行わなければならない。そこで、タイマを制御部20に設けることにより一定時間だけプリアンプ24、25のシャットダウンを解除し、NB Mod23に入力光信号を到達させてデータが検出できるか否かを判断する。
光主信号(データ)がない場合は、タイマのタイムアウトが発生するので、タイムアウト発生時にプリアンプ24、25をシャットダウンさせ、初期光入力検出しきい値T0に、+αdBm(例えば、+3dBm)分加算して補正しきい値Tcを作成する。
このように、ASE光レベルと初期光入力検出しきい値T0との比較→1回目の補正しきい値Tcの作成(ASE光レベル>初期光入力検出しきい値T0の場合)→ASE光レベルと1回目の補正しきい値Tcとの比較→2回目の補正しきい値Tcの作成(ASE光レベル>1回目の補正しきい値Tcの場合)→・・・といった制御を、段階的にレベル上昇した補正しきい値TcがASE光レベルを超えるところまで繰り返し行い、ASE光レベルを超えた補正しきい値TcをLOL検出しきい値Thと設定する。
図7はLOL検出しきい値Thの設定フローを示す図である。
〔S1〕制御部20は、トランスポンダ2への入力光信号Pinと初期光入力検出しきい値T0を比較して、Pin>T0ならばステップS2へいき、そうでなければステップS1の比較処理を繰り返す。
〔S2〕タイマをスタートする。
〔S3〕プリアンプ24、25のシャットダウンを解除する。
〔S4〕NB Mod23から出力されるR_IN_ALM信号が“L”ならば(光主信号の入力がある場合)、ステップS5へいき、“H”ならば(光主信号の入力がなくASE光のみの場合)、ステップS6へいく。
〔S5〕光主信号が入力光信号内に含まれる場合は、第1の実施の形態で行ったLOL検出しきい値設定制御を実行する。
〔S6〕ASE光のみが入力しており、タイマがタイムアウトを発生する。
〔S7〕制御部20は、プリアンプ24、25をシャットダウンさせる。
〔S8〕制御部20は、光入力検出しきい値T0を+α(+3dBm)高い値に設定して補正しきい値Tcを生成しステップS1へ戻る。ステップS1では、光入力検出しきい値T0を補正しきい値Tcに変更して、以降の比較処理を補正しきい値Tcを用いて行う。
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、ASE光レベルを超えるところまで段階的にレベル上昇した補正しきい値Tcを生成し、ASE光レベルを超えた補正しきい値TcをLOL検出しきい値Thと設定し、このLOL検出しきい値Thを用いて光ロス検出を行う構成とした。これにより、ASE光のみを入力とした場合であっても、LOL検出を確実に行うことが可能になる。
次に参考までに実際に設計したトランスポンダ2の詳細な構成及び動作について以降説明する。図8は制御部20の構成を示す図である。制御部20(Control FPGA)内部の機能ブロック図の一部を示している。LOL ALM検出しきい値は、外部のEEPROM(などの不揮発メモリ)に格納されており、Control FPGAがリセットから復旧時には、EEPROMからLOL ALM検出しきい値が読み込まれて、内部レジスタ(Register A)に格納される。入力光の光PWRは、A/DコンバータにてDigital変換された後、Control FPGAのRegister B、LOLしきい値比較部、 LOL検出判定部に格納される。LOLしきい値比較部では、Register AのLOL検出しきい値と入力光のパワーからLOL検出しきい値を決定し、LOL検出判定部に通知する。LOL検出判定部は、LOL検出しきい値と入力光のパワーを比較し、LOL ALMを検出するとPreAMP、分散補償器制御部に通知するとともに、Register CのLOL検出bitに“1”を書込み、LOL検出フラグを立てる。
図9はControl FPGAのLOLしきい値比較部とLOL検出判定部の詳細ブロック図である。LOLしきい値比較部は、Register AからLOLしきい値情報の取込みと入力PWRによって決められたLOL検出しきい値をRegister Aに書込む機能部(PTH)、入力PWRから−10dBmのレベルを計算する機能部(−10dBm)、PTHに+3dBmの光レベルを計算する機能部(PTH+3)、LOLしきい値比較を行わない(SEL出力なし)とLOLしきい値選択をPTH+3かPIN-10で行うかを決定するselector(SEL)、PTHとPTH+3またはPTH-10を比較して高い光レベルを選択しLOL検出判定部に通知する機能部(COMP1)からなる。
LOL検出判定部は、LOLしきい値比較部からのLOLしきい値情報と入力PWRを比較する機能部(COMP2)、入力PWRがPTHより高いPWRになったときにスタートするタイマ(Timer1)、LOL ALM解除時にスタートするタイマ(Timer2)、NB ModからR_IN_ALM信号が“L”になったことをラッチする機能部(Latch1)、LOL ALM解除をラッチする機能部(Latch2)、Latch1とCOMP2の情報によりLOL ALMを宣言したり、LOL検出用にPreAMP、分散補償器を制御させる信号を送信する機能部(LOL CONT)から構成される。NB Modは、PreAMPや分散補償器の後段にあるため、R_IN_ALM信号を利用するためにはPreAMPや分散補償器を動作させる必要がある。
図10はPower on reset(PORST)からPTH DEF以下のレベルの信号が入力、または入力光がない場合の処理の流れを示している。PORST解除後、PTH DEFがRegister AからLOLしきい値比較部に読み込まれ、LOL検出しきい値部に通知される。このときLOLしきい値比較部のSELは出力を停止し、PTH DEFがLOL検出判定部に通知される。LOL検出判定部はPINとPTH DEFを比較し、PIN<PTH DEFなのでLOL ALMを宣言する。
図11、図12はPORSTからPTH DEF以上のPWRのASE光が入力された場合の処理の流れを示している。PIN>PTH DEFの場合、LOL検出判定部のCOMP2は光入力正常状態になり、LOL検出判定部にあるTimer1をスタートさせる。またLOL CONTはControl部にPreAMP、分散補償器の制御を行うControl部に制御開始の信号を通知し、Control部はPreAMPのshutdown解除、分散補償器の調整動作を開始する。
この信号は、R_IN_ALM信号が“H”でかつCOMP2の出力が正常であるときのみアサートされる。PreAMPや分散補償器が動作開始しても、ASE光が入力されているのでR_IN_ALM信号は“H”のままである。したがってLOL CONTは、Register Cに対してはLOL ALMを宣言したままである。Timer1は、ある一定時間後にtimeoutを発生させる。
このtimeoutが発生したことはLOLしきい値比較部のSELに通知されると同時にLOL CONTはControl部に対してPreAMPのshutdown制御や分散補償器の調整停止を指示する。LOLしきい値比較部のSELはPTH+3を選択して、COMP1に通知する。COMP1はPTH+3はPTHより+3dBm高いレベルなのでLOL検出しきい値としてPTH+3がPTHとしてLOL検出判定部に通知され、COMP2はPINとPTHを比較する。
このときLOLしきい値比較部のPTHには、PTH+3が新たにPTHとして書込まれる。これらの処理は、PIN<PTHになる、または光信号が入力されるまで繰り返される。Timer1のtimeout発生までの時間は、NB ModのCDRがPORSTからデータを正常に検出できるまでの最長時間から決定することができる。
本発明ではDPQSK変調方式を採用しているためNB Mod内部に符号干渉計を含んでいる。このため、NB Mod内部のCDRがデータを検出するまでの最長時間は120sec程度になる。
図13、図14は光信号が入力された場合の処理の流れを示している。光信号が入力されるとLOLしきい値比較部の−10dBmは、PIN-10を計算する。同時にLOL検出判定部のCOMP2は、PINとPTHを比較する。正常な光信号が入力された場合、PIN>PTH DEFなのでTimer1がスタートする。
また、NB ModからのR_IN_ALM信号が“L”になりLatch1 でラッチされる。COMP2、R_IN_ALM信号も正常状態なのでLOL ALMが解除される。LOL検出判定部はLOL ALMが解除されると、LOL検出判定部のtimer1を停止し、timer2をスタートさせる。
LOL検出判定部外部のPreAMPや分散補償器制御部にもLOL ALM解除が通知される。また、Latch1でラッチされた信号はLOLしきい値比較部に通知され、SELはCOMP1に通知される比較対象のTH値としてPIN-10を選択する。このとき、Register AからPTH DEFを読込みPTH=PTH DEFに設定する。COMP1は、PTH DEFとPIN-10比較し、LOL検出しきい値をLOL検出判定部に通知する。LOL ALM解除時にスタートしたtimer2は、timer1と同様にある一定時間経過後にtimeoutを発生させるが、このtimeout発生時にLOL ALM解除状態の信号をLatch2でラッチする。
ラッチされたLOL ALM解除状態の信号は、LOLしきい値比較部に通知され、COMP1の動作を停止させる。これは、伝送路や対向側のトランスポンダの出力低下によってLOLしきい値が変動することを防ぐためである。COMP1はラッチされたLOL解除信号が入力されたときの値を保持し、さらにRegister AにLOL検出しきい値を書込む。
図15はLOL検出復旧時の動作の流れを示している。トランスポンダへの光入力がなくなるとCOMP2ではPIN<PTHとなるため、LOL CONTはRegister CにLOL ALMを宣言し、CONTROL部はPreAMP、分散補償器の動作停止の制御を行う。R_IN_ALM信号は、入力がなくなるため“H”になるがLatch1が“L”にラッチしているため、R_IN_ALM号による制御が行われない。
またLatch2でラッチした信号も保持されるためLOLしきい値比較部のCOMP1が保持している値は、LOL検出時に変化しない。光入力が復旧した場合は、COMP2でPIN>PTHとあればLOL CONTがRegister CにLOL ALM解除を通知し、Control部はPreAMPのshutdown解除や分散補償器の分散補償値の調整を開始させる。
LOLしきい値比較部とLOL検出判定部は外部から初期化設定できる機能部を有する。初期化機能は、伝送路の変更などによりASE光の分布が大きく変化し、トランスポンダへの入力PWRが変動する場合に手動で行われる。
(付記1) 光ロスの検出処理を行う光ロス検出装置において、
光雑音レベルが最大のときの光信号対雑音比を満足するために必要な光入力レベルである補正レベルを算出する補正レベル算出部と、
前記補正レベルと、初期しきい値のレベルとを比較し、比較結果にもとづいて、光ロスを検出するための光ロス検出しきい値を設定する光ロス検出しきい値設定部と、
運用時の光信号の入力レベルと、前記光ロス検出しきい値のレベルとを比較して、前記光入力レベルが前記光ロス検出しきい値より小さい場合は、前記光ロスの発生とみなす光ロス検出部と、
を有し、
前記光ロス検出しきい値設定部は、前記補正レベルが前記初期しきい値よりも大きい場合には、前記光ロス検出しきい値として前記補正レベルを設定し、前記補正レベルが前記初期しきい値よりも小さい場合には、前記光ロス検出しきい値として前記初期しきい値を設定する、
ことを特徴とする光ロス検出装置。
(付記2) 前記光ロス検出しきい値設定部は、波長チャネル毎に前記光ロス検出しきい値を設定し、前記光ロス検出部は、前記光ロス検出しきい値設定部で算出された前記光ロス検出しきい値を用いて、波長チャネル個別に光ロス検出を行うことを特徴とする付記1記載の光ロス検出装置。
(付記3) 前記補正レベル算出部は、前記光信号のパワーをPsig、前記光雑音信号のパワーをPASEとしたときの前記光対雑音比であるOSNRを以下の式(1)で表し、
OSNR=10×log10(Psig/PASE) ・・・(1)
前記光対雑音比の規格で設定された前記光雑音信号の帯域幅をB1、装置に実際に入力する前記光雑音信号の帯域幅をB2、前記帯域幅B1の前記光雑音信号のデシベル値をASE1、前記帯域幅B2の前記光雑音信号のデシベル値をASE2としたときの関係式を式(6a)で表し、
ASE2=10×log(B2/B1)+ASE1 ・・・(6a)
前記式(1)、(6a)にもとづいて、装置に入力する前記光雑音信号が最大のときに前記光対雑音比の規定を満たす前記光信号パワーPsigの最小値を求め、さらに前記光雑音信号の最大値と前記光信号の最小値とのレベル差の概略最低値を求めて、前記光信号の入力レベルから前記概略最低値を減算した値を前記補正レベルとすることを特徴とする付記1記載の光ロス検出装置。
(付記4) 光ロスの検出処理を行う光ロス検出装置において、
光信号の入力検出を行う光入力検出部と、
前記光信号の中に光主信号が含まれているか否かを判別する光主信号判別部と、
前記光信号の中に前記光主信号が含まれておらず、光雑音信号のみ含まれている場合には、前記光信号の入力検出に使用されたしきい値に一定値を加算して補正しきい値を生成し、しきい値レベルを増加させる補正しきい値生成部と、
前記光雑音信号のレベルと、前記補正しきい値とにもとづいて、光ロスを検出するための光ロス検出しきい値を設定する光ロス検出しきい値設定部と、
前記光信号の入力レベルと、前記光ロス検出しきい値のレベルとを比較して、前記入力レベルが前記光ロス検出しきい値より小さい場合は、前記光ロスの発生とみなす光ロス検出部と、
を有し、
前記補正しきい値生成部は、前記光雑音信号のレベルが前記補正しきい値より低くなるまで、しきい値レベルを増加させる処理を繰り返し行い、
前記光ロス検出しきい値設定部は、前記光雑音信号のレベルを超えた前記補正しきい値を前記光ロス検出しきい値として設定する、
ことを特徴とする光ロス検出装置。
(付記5) 前記光ロス検出しきい値設定部は、波長チャネル毎に前記光ロス検出しきい値を設定し、前記光ロス検出部は、前記光ロス検出しきい値設定部で算出された前記光ロス検出しきい値を用いて、波長チャネル個別に光ロス検出を行うことを特徴とする付記4記載の光ロス検出装置。
(付記6) 光ロスの検出処理を行う光ロス検出装置において、
光信号の入力検出を行う光入力検出部と、前記光信号の中に光主信号が含まれているか否かを判別する光主信号判別部と、前記光信号の中に前記光主信号が含まれておらず、光雑音信号のみ含まれている場合には、前記光信号の入力検出に使用されたしきい値に一定値を加算して補正しきい値を生成し、しきい値レベルを増加させる補正しきい値生成部と、前記光雑音信号のレベルと、前記補正しきい値とにもとづいて、光ロスを検出するための第1の光ロス検出しきい値を設定する第1の光ロス検出しきい値設定部と、前記光信号の入力レベルと、前記第1の光ロス検出しきい値のレベルとを比較して、前記入力レベルが前記第1の光ロス検出しきい値より小さい場合は、前記光ロスの発生とみなす第1の光ロス検出部と、から構成される第1の光ロス検出制御部と、
前記光雑音信号が最大のときの光対雑音比を満足するために必要な補正レベルを算出する補正レベル算出部と、前記補正レベルと、初期しきい値のレベルとを比較し、比較結果にもとづいて、光ロスを検出するための第2の光ロス検出しきい値を設定する第2の光ロス検出しきい値設定部と、前記光信号の入力レベルと、前記第2の光ロス検出しきい値のレベルとを比較して、前記入力レベルが前記第2の光ロス検出しきい値より小さい場合は、前記光ロスの発生とみなす第2の光ロス検出部と、から構成される第2の光ロス検出制御部と、
を有し、
システム起動時に入力した前記光信号の中に前記光主信号が含まれておらず、前記光雑音信号のみ含まれている場合には、
前記補正しきい値生成部は、前記光雑音信号のレベルが前記補正しきい値より低くなるまで、しきい値レベルを増加させる処理を繰り返し行い、
前記第1の光ロス検出しきい値設定部は、前記光雑音信号のレベルを超えた前記補正しきい値を前記第1の光ロス検出しきい値として設定し、
システム起動時に入力した前記光信号の中に前記光主信号が含まれている場合には、
前記第2の光ロス検出しきい値設定部は、前記補正レベルが前記初期しきい値よりも大きい場合には、前記補正レベルを前記第2の光ロス検出しきい値と設定し、前記補正レベルが前記初期しきい値よりも小さい場合には、前記初期しきい値を前記第2の光ロス検出しきい値と設定する、
ことを特徴とする光ロス検出装置。
(付記7) 前記補正レベル算出部は、前記光信号のパワーをPsig、前記光雑音信号のパワーをPASEとしたときの前記光対雑音比であるOSNRを以下の式(1)で表し、
OSNR=10×log10(Psig/PASE) ・・・(1)
前記光対雑音比の規格で設定された前記光雑音信号の帯域幅をB1、装置に実際に入力する前記光雑音信号の帯域幅をB2、前記帯域幅B1の前記光雑音信号のデシベル値をASE1、前記帯域幅B2の前記光雑音信号のデシベル値をASE2としたときの関係式を式(6a)で表し、
ASE2=10×log(B2/B1)+ASE1 ・・・(6a)
前記式(1)、(6a)にもとづいて、装置に入力する前記光雑音信号が最大のときに前記光対雑音比の規定を満たす前記光信号パワーPsigの最小値を求め、さらに前記光雑音信号の最大値と前記光信号の最小値とのレベル差の概略最低値を求めて、前記光信号の入力レベルから前記概略最低値を減算した値を前記補正レベルとすることを特徴とする付記6記載の光ロス検出装置。
光ロス検出装置の原理図である。 トランスポンダの構成を示す図である。 LOL検出制御を説明するための光信号のスペクトルの様子を示す図である。 ASE光と光主信号を含むスペクトルを示す図である。 ASE光と光主信号を含むスペクトルを示す図である。 光ロス検出装置の原理図である。 LOL検出しきい値の設定フローを示す図である。 制御部の構成を示す図である。 Control FPGAのLOLしきい値比較部とLOL検出判定部の詳細ブロック図である。 Power on reset(PORST)からPTH DEF以下のレベルの信号が入力、または入力光がない場合の処理の流れを示す図である。 PORSTからPTH DEF以上のPWRのASE光が入力された場合の処理の流れを示す図である。 PORSTからPTH DEF以上のPWRのASE光が入力された場合の処理の流れを示す図である。 光信号が入力された場合の処理の流れを示す図である。 光信号が入力された場合の処理の流れを示す図である。 LOL検出復旧時の動作の流れを示す図である。 一般的なWDM装置の構成を示す図である。 光信号のスペクトルの様子を示す図である。 トランスポンダの光受信耐力の概念図である。 従来のトランスポンダの光ロス検出の問題点を説明する図である。
符号の説明
10 光ロス検出装置
11 補正レベル算出部
12 光ロス検出しきい値設定部
13 光ロス検出部
Pc 補正レベル
Tdef 初期しきい値
Th 光ロス検出しきい値

Claims (5)

  1. 分波器による分波後の光信号の光ロスの検出処理を行う光ロス検出装置において、
    前記分波器に応じて決まる帯域幅を有するASE光の光雑音レベルに対して光信号対雑音比を満足するために必要な光入力レベルである補正レベルを挿入損失分も含めて算出する補正レベル算出部と、
    前記補正レベルと、初期しきい値のレベルとを比較し、比較結果にもとづいて、前記光ロスを検出するための光ロス検出しきい値を設定する光ロス検出しきい値設定部と、
    運用時の光信号の入力レベルと、前記光ロス検出しきい値のレベルとを比較して、前記光入力レベルが前記光ロス検出しきい値より小さい場合は、前記光ロスの発生とみなす光ロス検出部と、
    を有し、
    前記光ロス検出しきい値設定部は、前記補正レベルが前記初期しきい値よりも大きい場合には、前記光ロス検出しきい値として前記補正レベルを設定し、前記補正レベルが前記初期しきい値よりも小さい場合には、前記光ロス検出しきい値として前記初期しきい値を設定する、
    ことを特徴とする光ロス検出装置。
  2. 前記光ロス検出しきい値設定部は、波長チャネル毎に前記光ロス検出しきい値を設定し、前記光ロス検出部は、前記光ロス検出しきい値設定部で算出された前記光ロス検出しきい値を用いて、波長チャネル個別に光ロス検出を行うことを特徴とする請求項1記載の光ロス検出装置。
  3. 光ロスの検出処理を行う光ロス検出装置において、
    光信号の入力検出を行う光入力検出部と、
    記光信号の中に光雑音信号のみ含まれている場合には、前記光信号の入力検出に使用されたしきい値に一定値を加算して補正しきい値を生成し、しきい値レベルを増加させる補正しきい値生成部と、
    前記光雑音信号のレベルと、前記補正しきい値とにもとづいて、前記光ロスを検出するための光ロス検出しきい値を設定する光ロス検出しきい値設定部と、
    前記光信号の入力レベルと、前記光ロス検出しきい値のレベルとを比較して、前記入力レベルが前記光ロス検出しきい値より小さい場合は、前記光ロスの発生とみなす光ロス検出部と、
    を有し、
    前記補正しきい値生成部は、前記光雑音信号のレベルが前記補正しきい値より低くなるまで、しきい値レベルを増加させる処理を繰り返し行い、
    前記光ロス検出しきい値設定部は、前記光雑音信号のレベルを超えた前記補正しきい値を前記光ロス検出しきい値として設定する、
    ことを特徴とする光ロス検出装置。
  4. 前記光ロス検出しきい値設定部は、波長チャネル毎に前記光ロス検出しきい値を設定し、前記光ロス検出部は、前記光ロス検出しきい値設定部で算出された前記光ロス検出しきい値を用いて、波長チャネル個別に光ロス検出を行うことを特徴とする請求項3記載の光ロス検出装置。
  5. 分波器による分波後の光信号の光ロスの検出処理を行う光ロス検出装置において、
    光信号の入力検出を行う光入力検出部と、前記光信号の中に光雑音信号のみ含まれている場合には、前記光信号の入力検出に使用されたしきい値に一定値を加算して補正しきい値を生成し、しきい値レベルを増加させる補正しきい値生成部と、前記光雑音信号のレベルと、前記補正しきい値とにもとづいて、光ロスを検出するための第1の光ロス検出しきい値を設定する第1の光ロス検出しきい値設定部と、前記光信号の入力レベルと、前記第1の光ロス検出しきい値のレベルとを比較して、前記入力レベルが前記第1の光ロス検出しきい値より小さい場合は、前記光ロスの発生とみなす第1の光ロス検出部と、から構成される第1の光ロス検出制御部と、
    前記分波器に応じて決まる帯域幅を有するASE光の前記光雑音信号に対して光対雑音比を満足するために必要な補正レベルを挿入損失分も含めて算出する補正レベル算出部と、前記補正レベルと、初期しきい値のレベルとを比較し、比較結果にもとづいて、前記光ロスを検出するための第2の光ロス検出しきい値を設定する第2の光ロス検出しきい値設定部と、前記光信号の入力レベルと、前記第2の光ロス検出しきい値のレベルとを比較して、前記入力レベルが前記第2の光ロス検出しきい値より小さい場合は、前記光ロスの発生とみなす第2の光ロス検出部と、から構成される第2の光ロス検出制御部と、
    を有し、
    システム起動時に入力した前記光信号の中に光主信号が含まれておらず、前記光雑音信号のみ含まれている場合には、
    前記補正しきい値生成部は、前記光雑音信号のレベルが前記補正しきい値より低くなるまで、しきい値レベルを増加させる処理を繰り返し行い、
    前記第1の光ロス検出しきい値設定部は、前記光雑音信号のレベルを超えた前記補正しきい値を前記第1の光ロス検出しきい値として設定し、
    システム起動時に入力した前記光信号の中に前記光主信号が含まれている場合には、
    前記第2の光ロス検出しきい値設定部は、前記補正レベルが前記初期しきい値よりも大きい場合には、前記補正レベルを前記第2の光ロス検出しきい値と設定し、前記補正レベルが前記初期しきい値よりも小さい場合には、前記初期しきい値を前記第2の光ロス検出しきい値と設定する、
    ことを特徴とする光ロス検出装置。
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