JP2010206538A - Wdm伝送システムとwdm伝送システムの光信号対雑音比算出方法及びwdm伝送装置 - Google Patents

Wdm伝送システムとwdm伝送システムの光信号対雑音比算出方法及びwdm伝送装置 Download PDF

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Abstract

【課題】OSNRを正確に測定することが可能な伝送システム等を提供することを目的とする。
【解決手段】送信側伝送装置から受信側伝送装置へと波長分割多重された信号光を伝送するWDM伝送システムにおいて、受信側伝送装置が測定した信号光の第一OSNR値から、送信側伝送装置が測定した信号光の側波帯に起因する第二OSNR値を減算して、側波帯の影響が低減されたASE雑音光の補正OSNRを算出するWDM伝送システムとする。
【選択図】図4

Description

本発明は、WDM伝送システムとWDM伝送システムの光信号対雑音比算出方法及びWDM伝送装置に関する。
情報通信量の増加に対応した大容量、低コストの光ファイバ通信システムとするため、複数の波長を多重して伝送する波長多重伝送方式(WDM:Wavelength Division Multiplexing)が実現されており、波長多重度合いは益々増大する傾向にある。
波長多重度の指標となるチャネル間隔は、国際電気通信連合電気通信標準化部門(ITU−T:International Telecommunications Union Telecommunications Standardization Sector)で標準化されている。標準的なWDMシステムでは、1チャネル(ch)あたり伝送容量10Gbpsの信号を、100GHz(約0.8nm)間隔、または50GHz(約0.4nm)間隔で波長多重化するシステムが知られている。
WDMシステムでは、光ファイバの線路損失を補うためにエルビウム添加光ファイバ増幅器(EDFA:Er−Doped Fiber Amplifer)を中継器に用いる。EDFAを用いたシステムでは、自然放出光(ASE:Amplified Spontaneous Emission)が発生して雑音となり、エラー率(BER:Bit Error Rate)を劣化させる。そのため、信号毎の光信号対雑音比(OSNR:Optical Signal Noise Ratio)の評価が重要になる。
上述したようにWDMシステムでは複数のchを同時に伝送するため、各chの受信端(伝送後)におけるOSNRがch毎に異なるとch毎のBERも異なり、ch間の伝送品質が不均一となる。そこで、各chのOSNRを均一化する手法として、OSNRが均一化するように各chの送信レベルを最適化するプリエンファシス(Preenphasis)方式が用いらる。
プリエンファシス処理では、OSNRを基に送信側の各chのレベルを決定するため、OSNRを正確に測定する必要がある。スペクトラムアナライザにより信号成分のスペクトルとASE成分を測定し、これらに基づいてOSNRを測定・算出する方法は、比較的精度が高い測定方法である。
また、高ビットレートでch間隔が高密度に多重化された光ファイバ通信において、OSNRを正確に測定することができるOSNR測定装置およびOSNR測定方法は、例えば下記特許文献1に提案されている。
特開2008−85883号公報
近年では伝送容量のさらなる増大要求に伴い、各伝送波長の狭間隔化、各伝送波長の高ビットレート化がさらに進みつつある。これにより、伝送信号の変調側波帯成分の影響を受けずに雑音成分のみを測定できる波長ポイントが確保できず、正確な雑音光パワーを得る事ができないため、正確なOSNRを測定する事ができないという課題がある。
本発明は、上述のような問題点に鑑み為されたものであり、OSNRを正確に測定することが可能な伝送システム等を提供することを目的とする。
この発明にかかるWDM伝送システムのある態様では、送信側伝送装置から受信側伝送装置へと波長分割多重された信号光を伝送するWDM伝送システムにおいて、受信側伝送装置が測定した信号光の第一OSNR値から、送信側伝送装置が測定した信号光の側波帯に起因する第二OSNR値を減算して、側波帯の影響が低減されたASE雑音光の補正OSNRを算出することを特徴とする。
また、この発明にかかるWDM伝送システムのある態様では、好ましくは送信側伝送装置が、信号光を波長多重する波長多重部と、波長多重部で波長多重された信号光を増幅する光アンプ部と、の間で分岐された信号光から第二OSNR値を測定して受信側伝送装置へと通知してもよい。
また、この発明にかかるWDM伝送システムのある態様では、さらに好ましくは受信側伝送装置が、信号光の第一OSNR値を測定するWDMモニタ部を備え、WDMモニタ部は、送信側伝送装置から通知された第二OSNR値を第一OSNR値から減算してもよい。
また、この発明にかかるWDM伝送システムのある態様では、さらに好ましくは送信側伝送装置が、信号光を伝送する伝送路を介して受信側伝送装置へと第二OSNR値を伝送してもよい。
また、この発明にかかるWDM伝送システムの他の態様では、受信側伝送装置が、信号光の第一OSNR値を測定するWDMモニタ部と、所定の通信ネットワーク網と接続された監視制御部とを備え、監視制御部は、WDMモニタ部から入力された第一OSNR値から、送信側伝送装置から通知された第二OSNR値を減算することを特徴とする。
また、この発明にかかるWDM伝送システムの他の態様では、好ましくは送信側伝送装置が、所定の通信ネットワーク網を介して受信側伝送装置へと第二OSNR値を伝送してもよい。
また、この発明にかかるWDM伝送システムの光信号対雑音比算出方法のある態様では、送信側伝送装置から受信側伝送装置へと波長分割多重された信号光を伝送するWDM伝送システムの光信号対雑音比算出方法において、受信側伝送装置が信号光の第一OSNR値を測定する工程と、送信側伝送装置が信号光の側波帯に起因する第二OSNR値を測定する工程と、側波帯の影響が低減されたASE雑音光の補正OSNRを算出する為に、第一OSNR値から第二OSNR値を減算する工程とを有することを特徴とする。
また、この発明にかかるWDM伝送システムの光信号対雑音比算出方法のある態様では、好ましくは送信側伝送装置が、信号光を波長多重する波長多重部と、波長多重部で波長多重された信号光を増幅する光アンプ部と、の間で分岐された信号光から第二OSNR値を測定する第二OSNR値測定工程と、第二OSNR値測定工程で測定した第二OSNR値を、受信側伝送装置へと通知する工程とを有してもよい。
また、この発明にかかるWDM伝送装置は、波長分割多重された信号光を伝送するWDM伝送装置において、信号光を波長多重する波長多重部と、波長多重部で波長多重された信号光を増幅する光アンプ部と、波長多重部と光アンプ部との間で信号光を分岐する光分岐部と、光分岐部で分岐された信号光の光信号対雑音比を測定するWDMモニタ部とを備え、WDMモニタ部で測定した光信号対雑音比を、信号光の伝送先に通知することを特徴とする。
また、この発明にかかる他のWDM伝送装置は、波長分割多重された信号光が伝送されるWDM伝送装置において、伝送された信号光を増幅する光アンプ部と、光アンプ部で増幅された信号光を分岐する光分岐部と、光分岐部で分岐された信号光の第一光信号対雑音比を測定するWDMモニタ部とを備え、WDMモニタ部で測定した第一光信号対雑音比から、信号光の伝送元から通知された信号光の側波帯に起因する第二光信号対雑音比を減算して、側波帯の影響が低減されたASE雑音光の光信号対雑音比を算出することを特徴とする。
また、この発明にかかる他のWDM伝送システムは、好ましくは送信側伝送装置が、波長多重された光信号を増幅する光アンプの出力信号光から、光アンプのASE成分を含むOSNRs’を測定し、測定したOSNRs’から、予め得られた光アンプのASE相当分であるOSNRs’’を減算して第二OSNR値を算出することを特徴とする。
また、この発明にかかる他のWDM伝送システムは、さらに好ましくは送信側伝送装置が、光アンプの出力端から分岐された出力信号光のOSNRs’を測定するWDMモニタ部と、OSNRs’’を記憶する記憶部とを備えることを特徴とする。
また、この発明にかかる他のWDM伝送システムは、さらに好ましくはOSNRs’’が、光アンプの製造時において、予め測定されて前記記憶部に記憶された値であることを特徴とする。
また、この発明にかかる他のWDM伝送システムは、さらに好ましくは記憶部が、予め測定された[OSNRs’’n_min]と[OSNRs’’n_max]とを記憶し、送信側伝送装置は、記憶部が記憶する[OSNRs’’n_min]と[OSNRs’’n_max]とに基づいて、OSNRs’’を算出することを特徴とする。
OSNRを正確に測定することが可能な伝送システム等を提供できる。
図1(a)は制御監視光がない場合の波長多重信号光スペクトラムの典型例を示す模式的概念図であり、図1(b)は制御監視光がある場合の波長多重信号光スペクトラムの典型例を示す模式的概念図である。 制御監視光がない信号光を伝送するWDM伝送システム構成例を例示する構成概念図である。 制御監視光がある信号光を伝送するWDM伝送システム構成例を例示する構成概念図である。 実施形態にかかるWDM伝送システム構成例を説明する模式的概念図である。 実施形態にかかるWDM伝送システム構成例を説明する模式的概念図である。 実施形態にかかるWDM伝送システム構成例を説明する模式的概念図である。 WDM信号光のOSNR測定を行うWDMモニタ部の構成を示す模式的概念図である。 算出された光パワー分布からOSNRを算出する典型例を示す概念図である。 狭間隔化に伴うOSNR測定誤差を説明する概念図である。 高ビットレート化に伴うOSNR測定誤差を説明する概念図である。 送信局の伝送装置で検出するOSNRsn情報を説明する概念図である。 OSNRsn情報とOSNRrn情報の差分検出を説明する概念図である。 WDM伝送システムの補正後OSNRn情報の算出処理を説明するフロー図である。 WDMモニタ部の典型的な構成例を説明する模式的概念図である。 光アンプの出力側において分岐した光をWDMモニタ部に入力するWDM伝送システムを説明する概念構成図である。 [OSNRs’’n_min]と[OSNRs’’n_max]との測定処理と記憶処理とを説明するフローチャート図である。 [OSNRs’’n]を算出する例を示すフローチャートである。 光アンプの入出力光パワーモニターの構成を説明する図である。
実施形態の特徴的構成を説明する前提として、WDM伝送システムの構成と機能とについて先に概要を簡略に説明する。図1に示すような波長多重信号を扱うWDM伝送システムの構成例を図2及び図3に示す。図1(a)は、制御監視光(制御監視チャネルとも称する)がない場合の波長多重信号光スペクトラムの典型例を示す模式的概念図である。また、図1(b)は、制御監視光がある場合の波長多重信号光スペクトラムの典型例を示す模式的概念図である。
図1に示すように、信号光はチャンネル1からチャンネルnまでn波長(典型的にはn=40)の光が多重されている。また、信号光の光パワーには主として光アンプに起因するASE雑音光が重畳されている。また、制御監視光は図1(b)に示すように、チャンネル1からチャンネルnまでn波長の通常の信号光とは別異の波長に設けられる。制御監視光は、WDM伝送装置に関する光アンプの波長数やレベル制御等の各種制御情報が付与されている。
図2は、制御監視光がない信号光を伝送するWDM伝送システム2000の構成例を例示する構成概念図である。WDM伝送システム2000は、送信局の伝送装置2100と中継局の伝送装置2200と受信局の伝送装置2300とを備える。中継局の伝送装置2200は、伝送距離が長大化した場合に信号光の強度レベル低下等を補完するために設けられる。
送信局の伝送装置2100は、多重化する波長に対応してトランスポンダ2110(1)乃至トランスポンダ2110(n)の複数のトランスポンダ2110を備える。複数のトランスポンダ2110は、いわゆるSDHやEthernet(登録商標)信号をWDM信号に波長変換する。
波長変換された信号光は、波長多重部2120で多重化されて、光アンプ2130で増幅される。光アンプ2130で増幅された信号光の一部は、カプラ2140で分岐されてWDMモニタ部2150が、OSNR情報(光信号対雑音比情報ともいう)を取得する。OSNR情報は、監視制御部2160にも入力されてネットワーク網2400を介して、複数の局舎を監視制御する制御監視センター2500に通知される。
一方、カプラ2140で分岐されなかった信号光は、伝送路ファイバ2600を経由して中継局の伝送装置2200に伝送される。中継局の伝送装置2200は、伝送されてきた信号光を光アンプ2230で増幅し、伝送路ファイバ2700を経由して受信局の伝送装置2300へと伝送する。
光アンプ2230で増幅された信号光の一部は、カプラ2240で分岐されてWDMモニタ部2250に入力されて、WDMモニタ部2250がOSNR情報を取得する。また、OSNR情報は、監視制御部2260にも入力されてネットワーク網2400を介して、複数の局舎を監視制御する制御監視センター2500に通知される。
伝送路ファイバ2700を経由して受信局の伝送装置2300へと伝送された信号光は、光アンプ2330で増幅されて、カプラ2340を介して波長多重部2320に入力される。波長多重部2320で多重解除された信号光は、各波長(各チャネル)ごとに不図示の各トランスポンダへと入力される。
カプラ2340で分岐された信号光は、WDMモニタ部2350が、OSNR情報を取得する。OSNR情報は、監視制御部2360に入力されてネットワーク網2400を介して、複数の局舎を監視制御する制御監視センター2500に通知される。
また、図3は、制御監視光がある信号光を伝送するWDM伝送システム3000の構成例を例示する構成概念図である。図3において、WDM伝送システム3000とWDM伝送システム2000とで対応する同一構成については、説明が重複するので同一の符号を付してその説明を省略することとする。
WDM伝送システム3000とWDM伝送システム2000との相違は、主として制御監視光の有無による局舎間の制御通信機能を具備しているか否かということなる。制御監視光は、WDMシステム監視用の管理情報や、光アンプなどの制御情報の転送に用いられる。
従って、WDM伝送システム3000の各伝送装置2100,2200,2300は、制御監視光を伝送装置間で送受する為の制御監視光送受信部2170,2270,2370を備える。また、WDM伝送システム3000の各伝送装置2100,2200,2300は、制御監視光を伝送装置間で分岐・重畳する為のFIL(Filter:フィルター)2180,2280,2290,2390を備える。
上述したようにWDM伝送システム2000,3000は、局舎毎にWDMモニタ部2150,2250,2350を備えており、増幅後の信号光の各波長毎にOSNRを測定し、監視制御部2160,2260,2360とネットワーク網2400を介して制御監視センター2500にて全局舎2100,2200,2300のOSNR情報を監視している。
制御監視センター2500の監視目的は、OSNRの劣化状況を見て主信号のエラーを事前予防することにある。すなわち、OSNRの劣化状況、典型的にはASE雑音光の状態をリアルタイムで監視することにより、制御監視センター2500は、通信障害の予防や発見が可能となるだけではなく、万一通信障害が生じた場合の原因の解析が可能となるものである。換言すれば、OSNRは、各波長の伝送品質状態をチェックするデータとして利用することができる。
また、図7は、WDM信号光のOSNR測定を行うWDMモニタ部2150,2250,2350の典型的構成を示す模式的概念図である。図7に示すWDMモニタ部700は、分光器710を用いて空間的に分光した信号光をPD(フォトダイオード)アレイ720に照射して一定波長間隔毎(各チャネル毎)の光パワーを検出する。
PDアレイ720が光電変換した光パワーは電流電圧変換部730で電流電圧変化され、A/D変換部740でディジタル信号へと変換された後、演算部750に入力される。演算部750は、検出された光パワーのディジタル値から近似曲線計算により光パワー分布(スペクトラム)を算出する。
また、WDMモニタ部700は上述の構成例に限定されることはなく、分光器710と不図示の波長可変フィルタ(例えばスペクトルアナライザー)と単一のPDとにより、WDMモニタ部700を構成してもよい。図8は、上述のように算出された光パワー分布(スペクトラム)からOSNRを算出した典型例を示す概念図である。図8(a)に示す信号光は、WDMモニタ部700が図8(b)に示すように測定・演算できる。
図8(b)に示すように、各波長のピーク光パワーS(dBm)と、そのピーク波長の両側に対して一定波長(波長グリッドの中間地点かそれより近傍が望ましい)離れた波長の雑音光パワーN1、N2(dBm)を算出する。また、雑音光パワー帯域を0.1nmとする為の測定器固有の補正計数C(dB)を用いて、下記式(1)に基づいてOSNRを算出する。
Figure 2010206538
WDM伝送システム2000とWDM伝送システム3000とは、図9に示す狭間隔化に伴うOSNR測定誤差や、図10に示す高ビットレート化に伴うOSNR測定誤差をキャンセル補正する手段を有さない。図9は、狭間隔化に伴うOSNR測定誤差を説明する概念図である。また、図10は、高ビットレート化に伴うOSNR測定誤差を説明する概念図である。
すなわち、通信情報量の増大化により、40波から80波に高密度化、または10Gbpsから40Gbpsへと高ビットレート化する信号光に対応可能なWDM伝送システムが必要となる。なお、10Gbpsから40Gbpsへと高ビットレート化すると変調周波数は高くなる。
(第一の実施形態)
図4乃至図6は、実施形態にかかるWDM伝送システム構成例を説明する模式的概念図である。図4乃至図6においては、図2及び図3に示す構成と同一の部位については、説明が重複するので同一の符号を付してその説明を省略することとする。図4乃至図6に示すWDM伝送システムは、送信局においてトランスポンダーからの各信号光を波長多重部(マックスデマックスとも称する)にて波長多重し、波長多重された光信号を光アンプの手前に配置したカプラ(光分岐部とも称する)で分岐し、分岐先にWDMモニタ部を配置する。
図4に示すWDM伝送システム4000においては、送信局の伝送装置4100が、光アンプ2130の手前でカプラ2140により分岐された信号光からOSNRsn(小文字のsは送り手側(send)を意味し、小文字のnはチャネル数(波長)を意味するものとする、以下同様)情報を取得する。具体的には、WDMモニタ部2150が、カプラ2140により分岐された信号光からOSNRsn情報を取得する。WDMモニタ部2150が取得したOSNRsn情報は、制御監視光送受信部4170が制御監視光に付加し、OSNRsn情報が付加された制御監視光は、FIL2180で信号光に付加されて伝送される。
WDMモニタ部が2150測定したOSNRsn(単位はdB、nはチャンネル番号で波長1〜波長n)は、例えばWDM伝送システム4000の波長多重数が、40波であれば、OSNRs1〜OSNRs40のOSNR情報となる。WDMモニタ部2150が測定したOSNRsn情報は、図11に示すように光アンプのASE雑音光成分を含まないため、伝送信号の側波帯成分をOSNR情報という形で数値化したものに対応する。図11は、送信局の伝送装置4100で検出するOSNRsn情報を説明する概念図である。
中継局の伝送装置4200は、OSNRsn情報を制御監視光送受信部4270で受信し、制御監視光送受信部4270が更に下流の受信局の伝送装置4300に転送する。また、中継局の伝送装置4200は、自局のWDMモニタ部4250にOSNRsn情報を通知する。
WDMモニタ部4250は、通知されたOSNRsn情報と、カプラ2240で分岐された信号光から測定したOSNRrn(小文字のrは受け手側を意味する、以下同様)情報とから、側波帯の影響を低減除去した補正OSNRを算出する。算出した補正OSNRは、主として光アンプ2130のASE雑音光の影響を反映するものであり、これによりWDMモニタ部4250は、正確な雑音成分を得ることが可能となる。補正OSNRは、監視制御部2260からネットワーク網2400を介して制御監視センター2500に通知される。
受信局の伝送装置4300は、制御監視光送受信部4370で受信したOSNRsn情報を、受信局の伝送装置4300のWDMモニタ部4350に通知するのみで、下流の転送先がないので下流への転送処理は不要である。
WDMモニタ部4350は、通知されたOSNRsn情報と、カプラ2340で分岐された信号光から測定したOSNRrn(小文字のrは受け手側を意味する、以下同様)情報とから、側波帯の影響を低減除去した補正OSNRを算出する。算出した補正OSNRは、主として光アンプ2130と光アンプ2230とのASE雑音光の影響を反映するものであり、これによりWDMモニタ部4350は、正確な雑音成分を得ることが可能となる。補正OSNRは、監視制御部2360からネットワーク網2400を介して制御監視センター2500に通知される。
中継局の伝送装置4200と受信局の伝送装置4300とにおいては、光アンプ2230,2330の出力端にカプラ2240,2340を各々設け、カプラ2240,2340の分岐先にWDMモニタ部4250,4350を配置する。また、WDMモニタ部4250,4350は周知の手法でOSNRを測定してもよく、測定値をOSNRrn(単位はdB、nはチャンネル番号で波長1〜波長n)とする。この場合に、光アンプ2230,2330の手前にカプラ2240,2340(光分岐部)を設けても良いが、OSNR特性が多少劣化する懸念も想定される。
上述のように、中継局の伝送装置4200と受信局の伝送装置4300とのWDMモニタ部4250,4350において、受信したOSNRsn情報と、自局で測定したOSNRrn情報と、には図12に示すような差分があり、この差分がASE雑音成分である。図12は、OSNRsn情報とOSNRrn情報の差分検出を説明する概念図である。
従って、WDMモニタ部4250,4350は、各チャンネルの変調側波帯成分を除去した比較的正確な補正後OSNRn(単位はdB、nはチャンネル番号で1〜波長数)を下記式(2)に示す演算を行うことで算出する事ができる。
Figure 2010206538
上述の式(2)によりチャンネルごとに算出した補正後OSNRn情報は、監視制御部2260とネットワーク網2400とを介して制御監視センター2500に通知される。また、WDM伝送システム4000の補正後OSNRn情報の算出フローについて図13を用いて説明する。図13は、WDM伝送システム4000の補正後OSNRn情報の算出処理を説明するフロー図である。
(ステップS130)
送信局の伝送装置4100は、光アンプ2130手前のカプラ2140で光分岐したWDM光信号から、WDMモニタ部2150がOSNRsnを測定演算をしてOSNRsn情報として数値化する。WDMモニタ部2150は、数値化したOSNRsnを制御監視光送受信部4170に通知する。
(ステップS140)
制御監視光送受信部4170は、WDMモニタ部2150から通知されたOSNRsn情報を、監視制御光を用いた通信機能により下流の中継局の伝送装置4200へと送出する。
なお、OSNRsn情報の通知は、WDMモニタ部2150によるOSNR測定周期(例えば数十〜数百msec)に整合させて、常に継続的に更新して通知することが好ましい。これにより、WDM伝送システム4000は、最新の伝送品質を監視する事等が可能となる。
(ステップS150)
OSNRsn情報を通知された受け取り先が、中継局の伝送装置4200であれば、ステップS160へと進む。OSNRsn情報を通知された受け取り先が、中継局の伝送装置4200でなければ、ステップS170へと進む。
(ステップS160)
中継局の伝送装置4200は、通知されたOSNRsn情報をそのままさらに下流の受信局に転送する。中継局の伝送装置4200は、自局の下流にさらに中継局がある場合には、下流の中継局に転送する。より具体的には、制御監視光送受信部4270が、通知されたOSNRsn情報を下流に転送する。
(ステップS170)
制御監視光送受信部4270は、通知されたOSNRsn情報をWDMモニタ部4250に通知する。なお、ステップS160とステップS170とは順不同であり、制御監視光送受信部4270はステップS160とステップS170とを同時に実行してもよい。
(ステップS180)
WDMモニタ部4250は、カプラ2240で分岐された信号光のOSNRを測定して数値化されたOSNRrn情報を生成する。
(ステップS190)
WDMモニタ部4250は、上述した式(2)の演算処理を実行し、補正OSNRn情報を算出する。WDMモニタ部4250は、例えば図14に説明する構成としてもよい。図14は、WDMモニタ部4250の典型的な構成例を説明する模式的概念図である。
より具体的には、演算部4252は、OSNRrn測定部4251が測定したカプラ2240で分岐された信号光のOSNRを測定して数値化したOSNRrn情報と、制御監視光送受信部4270から入力されたOSNRsn情報とから、上述した式(2)の演算処理を実行し、補正OSNRn情報を算出する。
(ステップS200)
WDMモニタ部4250は、算出した補正OSNRn情報を監視制御部2260へと通知する。監視制御部2260は、ネットワーク網2400を介して算出した補正OSNRn情報を制御監視センター2500へと通知する。
(第二の実施形態)
図4と図5とに示すWDM伝送システム4000とWDM伝送システム5000とは、各々制御監視光を用いて下流の中継局の伝送装置4200または受信局の伝送装置4300にOSNRsn情報の通知をする典型的構成を示すものである。また、図6のWDM伝送システム6000は、監視制御部2260,2360とネットワーク網2400とを介して下流の中継局、受信局にOSNRsn情報の通知をする典型的構成を示すものである。
また、図5においてWDM伝送システム5000は、制御監視光送受信部4170,4270経由で受信したOSNRsn情報を監視制御部2260に通知する点と、補正OSNRnの算出演算処理を監視制御部2260でする点において、WDM伝送システム4000と異なる。
すなわち、WDM伝送システム5000において、WDMモニタ部4250は、OSNRsn情報を通知されることはなく、上述した式(2)による補正OSNRnの算出演算処理をしない。なお、中継局の伝送装置4200が、制御監視光送受信部4270でOSNRsn情報を転送する点は、WDM伝送システム4000の構成及び処理と同一であるので説明を省略する。
また、図6においてWDM伝送システム6000は、中継局の伝送装置4200と受信局の伝送装置4300とともにネットワーク網2400経由でOSNRsn情報を監視制御部2260,2360が受信する点が異なり、監視制御部2260,2360が上述した式(2)により補正後OSNRnを算出する点については、WDM伝送システム5000と同一である。
すなわち、WDM伝送システム6000において、制御監視光送受信部4170は、WDMモニタ部2150から通知されたOSNRsn情報を制御監視光に載せずに、監視制御部2160に通知する。また、監視制御部2160は、通知されたOSNRsn情報をネットワーク網2400を介して中継局の伝送装置4200と受信局の伝送装置4300へと通知する。従って、WDM伝送システム6000は、制御監視光を有さない信号光による通信形態を用いる伝送システムにおいても利用することが可能であるので好ましい。
WDM伝送システム4000においては、伝送する信号光とOSNRsn情報とが共に同一の伝送路ファイバを介して伝送されるので、信号光の障害とOSNRsn情報の通知障害とがいわば同期状態であるといえる。このため、信号光が正常に伝送されている場合に、OSNRsn情報が通知されないという状態が生じ難いので好ましい。
(第三の実施形態)
図15は、送信局の伝送装置e100の光アンプ2130の出力側に配置したカプラ2140で光を分岐し、分岐した光をWDMモニタ部2150に入力するWDM伝送システム14000を説明する概念構成図である。WDM伝送システム14000は、中継局の伝送装置e200と受信局の伝送装置e300とにおける光アンプ2230,2330とカプラ2240,2340との配置構成を共通とできるので好ましい。
図15に示すWDM伝送システム14000においては、WDMモニタ部2150で測定された[OSNRs’n](単位は(dB)、nはチャンネル番号で1〜波長数に対応する)が、光アンプ2130(送信アンプに対応する)のASE成分を含んだ値となる。
このため、光アンプ2130のASE成分に相当する[OSNRs’’n]を、WDMモニタ部2150で測定された[OSNRs’n]から減算し、主信号の側波帯成分である[OSNRsn]を算出することとする。
Figure 2010206538
ここで、[OSNRs’’n]は、光アンプ2130の製造時に、予め測定して光アンプ2130に記憶させた[OSNRs’’n_min]情報と[OSNRs’’n_max]情報とから算出する。
[OSNRs’’n_min]と[OSNRs’’n_max]とは、図16に記載のフローにより、光アンプ2130に記録する。このため、光アンプ2130は、[OSNRs’’n_min]と[OSNRs’’n_max]とを記憶するメモリを有していてもよい。図16は、[OSNRs’’n_min]と[OSNRs’’n_max]との測定処理と記憶処理とを説明するフローチャート図である。
(ステップS1510)
製造時にチャンネル1の波長の波長光源を、送信局の伝送装置e100の光アンプ2130への最小入力光パワーPmin(dB)で光アンプ2130に入力する。また、光アンプ2130の出力におけるチャンネル1のOSNRを、光スペクトラムアナライザ測定器を用いて測定する。
そして、光スペクトラムアナライザ測定器を用いて測定した値を[OSNRs’’1_min](dB)情報とし、光アンプ2130が備えるフラッシュメモリ等の記憶部に記憶する。
(ステップS1520)
チャンネル1の波長の波長光源を、送信局の伝送装置e100の光アンプ2130への最大入力光パワーPmax(dB)で光アンプ2130に入力する。また、光アンプ2130の出力におけるチャンネル1のOSNRを、光スペクトラムアナライザ測定器を用いて測定する。
そして、光スペクトラムアナライザ測定器を用いて測定した値を[OSNRs’’1_max](dB)情報とし、光アンプ2130が備えるフラッシュメモリ等の記憶部に記憶する。
(ステップS1530)
上述したステップS1510とステップS1520とにおける測定と測定値の記憶とを、各々チャンネルnまで行う。これにより、光アンプ2130の記憶部は予め[OSNRs’’1_min]〜[OSNRs’’n_min]と、[OSNRs’’1_max]〜[OSNRs’’n_max]とを記憶することとなる。
光アンプ2130は、予め記憶している[OSNRs’’n_min]と[OSNRs’’n_max]とをWDMモニタ部2150に通知する。そして、光アンプ2130から通知を受けたWDMモニタ部2150は、図17に記載するフローに従って[OSNRs’’n]を算出することができる。図17は、[OSNRs’’n]を算出する例を示すフローチャートである。
WDM伝送システム14000は、光アンプ2130への光入力レベルが、通常±3dBの範囲に収まる。このため、図17を用いて説明した処理フローに記載する1次線形近似でも[OSNRs’’n]の値を精度良く算出することが可能である。また、複数の入力レベルのOSNRを測定し、多項式曲線近似を用いて演算処理してもよい。
(ステップS1610)
光アンプ2130は、送信局の伝送装置e100の光アンプ2130のトータル光入力パワー値Pin_total(dBm)を、WDMモニタ部2150に通知する。
(ステップS1620)
送信局の伝送装置e100のWDMモニタ部2150は、各波長のピークパワーPout_n(dBm)を測定し、下記式(4)により平均光パワーPaveを算出する。
Figure 2010206538
(ステップS1630)
トータル光入力パワー値Pin_total(dBm)と、各波長のピークパワーPout_n(dBm)と、平均光パワーPaveとを下記式(5)に代入して伝送装置e100の光アンプ2130へ入力される各チャンネルの光パワー値Pin_n(dBm)を算出する。
Figure 2010206538
(ステップS1640)
光アンプ2130が予め記憶している[OSNRs’’n_min](dB)と[OSNRs’’n_max](dB)とを用いて、WDM伝送システム14000が、下記式(6)により各チャンネルの[OSNRs’’n]を算出する。
Figure 2010206538
但し、図16に示したPmin(dB)と、Pmax(dB)と、上述のステップS1630におけるPin_n(dB)とは、Pmin<Pin_n<Pmaxとなるように選択されているものとする。
また、図18に示すように光アンプ2130は、一般に入力端に配置された入力端光カプラ1810と、出力端に配置された出力端光カプラ1820とを備える。また、入力端光カプラ1810と出力端光カプラ1820との分岐先に、各々PD(フォトダイオード)1830,1840を配置する事で、光アンプ2130は、波長多重された光信号やASE雑音を含む全てトータルの光パワーを電気信号へと光電変換してモニタする機能を有する。図18は、光アンプ2130の入出力光パワーモニターの構成を説明する図である。
このような光アンプ2130のトータルの光パワーモニタ機能を用いて、図17を用いて説明した処理フローのPin_total値を測定するものとする。また、WDM伝送システム14000は、光アンプ2130への入力パワーの各チャンネルのバラツキについては、光アンプの出力の各チャンネルのパワーを代用して判断している。
このため、各チャンネルの[OSNRs’’n]の値に対して、若干の誤差が発生することとなる。従って、図4,図5,図6を用いて説明したWDM伝送システム4000,WDM伝送システム5000,WDM伝送システム6000の方が、WDM伝送システム14000よりも精度良く[OSNRs’’n]を測定できるという意味においては好ましいシステムとなる。
また、[OSNRs’’n]を算出する演算処理部については特に上述にて説明をしなかったが、監視制御部2160にて処理してもよい。しかし、監視制御部2160での演算処理に限定されることはなく、WDM伝送システム14000の他の部位において演算処理してもよい。
上述のようにして算出された[OSNRsn]から、[補正OSNRn]を各中継局の伝送装置e200または/及び受信局の伝送装置e300で算出するWDM伝送システム14000の構成は、図4〜図6で説明したWDM伝送システム4000,WDM伝送システム5000,WDM伝送システム6000と同様の構成とすることができる。
また、[OSNRsn]から、[補正OSNRn]をWDM伝送システム14000の各中継局の伝送装置e200または/及び受信局の伝送装置e300で算出する方法は、図13の処理フローを用いて説明した処理フローと同様の方法にて実現できる。このため、説明の重複を避けるために、WDM伝送システム14000の構成については、WDM伝送システム6000等と対応する部位には対応する符号を付して、ここではその説明を省略する。
本実施形態に例示するWDM伝送システム等は、伝送波長の狭間隔化や伝送波長の高ビットレート化が進んだ場合においても、各波長のOSNRを比較的正確に測定する事ができる。また、ASE雑音光と側波帯とが表示モニター上で区別できない場合においても、上述の構成と処理とによりより正確な雑音成分を検出可能となる。
本発明のWDM伝送システムとWDM伝送装置等は、各実施形態での説明に限定されるものではなく、自明な範囲で適宜その構成を変更し自明な範囲でその動作及び処理を適宜変更し、または適宜組み合わせて用いることができる。
本発明は、WDM光伝送分野に利用できる。
4000・・WDM伝送システム、4100・・送信局の伝送装置、4170・・制御監視光送受信部、4200・・中継局の伝送装置、4250・・WDMモニタ部、4251・・OSNRrn測定部、4252・・演算部、4270・・制御監視光送受信部、4300・・受信局の伝送装置、4350・・WDMモニタ部、4370・・制御監視光送受信部。

Claims (14)

  1. 送信側伝送装置から受信側伝送装置へと波長分割多重された信号光を伝送するWDM伝送システムにおいて、
    前記受信側伝送装置が測定した前記信号光の第一OSNR値から、前記送信側伝送装置が測定した前記信号光の側波帯に起因する第二OSNR値を減算して、前記側波帯の影響が低減されたASE雑音光の補正OSNRを算出する
    ことを特徴とするWDM伝送システム。
  2. 請求項1に記載のWDM伝送システムにおいて、
    前記送信側伝送装置は、前記信号光を波長多重する波長多重部と、前記波長多重部で波長多重された前記信号光を増幅する光アンプ部と、の間で分岐された前記信号光から前記第二OSNR値を測定して前記受信側伝送装置へと通知する
    ことを特徴とするWDM伝送システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載のWDM伝送システムにおいて、
    前記受信側伝送装置は、前記信号光の前記第一OSNR値を測定するWDMモニタ部を備え、
    前記WDMモニタ部は、前記送信側伝送装置から通知された前記第二OSNR値を前記第一OSNR値から減算する
    ことを特徴とするWDM伝送システム。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のWDM伝送システムにおいて、
    前記送信側伝送装置は、前記信号光を伝送する伝送路を介して前記受信側伝送装置へと前記第二OSNR値を伝送する
    ことを特徴とするWDM伝送システム。
  5. 請求項1または請求項2に記載のWDM伝送システムにおいて、
    前記受信側伝送装置は、前記信号光の前記第一OSNR値を測定するWDMモニタ部と、所定の通信ネットワーク網と接続された監視制御部とを備え、
    前記監視制御部は、前記WDMモニタ部から入力された前記第一OSNR値から、前記送信側伝送装置から通知された前記第二OSNR値を、減算する
    ことを特徴とするWDM伝送システム。
  6. 請求項5に記載のWDM伝送システムにおいて、
    前記送信側伝送装置は、前記所定の通信ネットワーク網を介して前記受信側伝送装置へと前記第二OSNR値を伝送する
    ことを特徴とするWDM伝送システム。
  7. 送信側伝送装置から受信側伝送装置へと波長分割多重された信号光を伝送するWDM伝送システムの光信号対雑音比算出方法において、
    前記受信側伝送装置が前記信号光の第一OSNR値を測定する工程と、
    前記送信側伝送装置が前記信号光の側波帯に起因する第二OSNR値を測定する工程と、
    前記側波帯の影響が低減されたASE雑音光の補正OSNRを算出する為に、前記第一OSNR値から前記第二OSNR値を減算する工程と、を有する
    ことを特徴とするWDM伝送システムの光信号対雑音比算出方法。
  8. 請求項7に記載のWDM伝送システムの光信号対雑音比算出方法において、
    前記送信側伝送装置は、
    前記信号光を波長多重する波長多重部と、前記波長多重部で波長多重された前記信号光を増幅する光アンプ部と、の間で分岐された前記信号光から前記第二OSNR値を測定する第二OSNR値測定工程と、
    前記第二OSNR値測定工程で測定した前記第二OSNR値を、前記受信側伝送装置へと通知する工程と、を有する
    ことを特徴とするWDM伝送システムの光信号対雑音比算出方法。
  9. 波長分割多重された信号光を伝送するWDM伝送装置において、
    前記信号光を波長多重する波長多重部と、前記波長多重部で波長多重された前記信号光を増幅する光アンプ部と、前記波長多重部と前記光アンプ部との間で前記信号光を分岐する光分岐部と、前記光分岐部で分岐された前記信号光の光信号対雑音比を測定するWDMモニタ部と、を備え、
    前記WDMモニタ部で測定した前記光信号対雑音比を、前記信号光の伝送先に通知する
    ことを特徴とするWDM伝送装置。
  10. 波長分割多重された信号光が伝送されるWDM伝送装置において、
    伝送された前記信号光を増幅する光アンプ部と、前記光アンプ部で増幅された前記信号光を分岐する光分岐部と、前記光分岐部で分岐された前記信号光の第一光信号対雑音比を測定するWDMモニタ部と、を備え、
    前記WDMモニタ部で測定した前記第一光信号対雑音比から、前記信号光の伝送元から通知された前記信号光の側波帯に起因する第二光信号対雑音比を減算して、前記側波帯の影響が低減されたASE雑音光の光信号対雑音比を算出する
    ことを特徴とするWDM伝送装置。
  11. 請求項1に記載のWDM伝送システムにおいて、
    前記送信側伝送装置は、
    波長多重された光信号を増幅する光アンプの出力信号光から、前記光アンプのASE成分を含むOSNRs’を測定し、
    前記測定したOSNRs’から、予め得られた前記光アンプのASE相当分であるOSNRs’’を減算して前記第二OSNR値を算出する
    ことを特徴とするWDM伝送システム。
  12. 請求項11に記載のWDM伝送システムにおいて、
    前記送信側伝送装置は、
    前記光アンプの出力端から分岐された前記出力信号光の前記OSNRs’を測定するWDMモニタ部と、
    前記OSNRs’’を記憶する記憶部と、
    を備える
    ことを特徴とするWDM伝送システム。
  13. 請求項12に記載のWDM伝送システムにおいて、
    前記OSNRs’’は、前記光アンプの製造時において、予め測定されて前記記憶部に記憶された値である
    ことを特徴とするWDM伝送システム。
  14. 請求項12または請求項13に記載のWDM伝送システムにおいて、
    前記記憶部は、予め測定された[OSNRs’’n_min]と[OSNRs’’n_max]とを記憶し、
    前記送信側伝送装置は、前記記憶部が記憶する[OSNRs’’n_min]と[OSNRs’’n_max]とに基づいて、前記OSNRs’’を算出する
    ことを特徴とするWDM伝送システム。
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