JP2015220553A - 測定装置、測定方法および伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】波長分割多重通信のスーパーチャネルを構成するサブチャネル毎に、送信電力の異常を検出する。【解決手段】OCM20は、制御部25と、スペクトラム解析部24とを有する。制御部25は、波長分割多重通信におけるスーパーチャネルを構成するサブチャネル毎に、ナイキストパルス化された光信号のスペクトラムの中心周波数の設計値を特定する。スペクトラム解析部24は、サブチャネル毎に、特定された中心周波数の設計値を中心として、サブチャネルの周波数帯域よりも狭い帯域における光信号の電力を測定する。【選択図】図1

Description

本発明は、測定装置、測定方法および伝送システムに関する。
波長多重通信において、通信トラフィックの増加に伴い、通信速度の更なる向上が求められている。通信速度を向上させるための手段として、光帯域の周波数利用効率を向上させる方法がある。例えば、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)技術やNyquist−WDM(Wavelength Division Multiplexing)技術では、従来よりも狭い周波数帯域に複数のチャネルを配置することができ、周波数利用効率を向上させることができる。
このようなOFDM技術やNyquist−WDM技術等を利用して、複数のサブチャネルの光信号を多重化し、一つの光信号として伝送するスーパーチャネル方式を適用することにより100Gbps以上の通信速度を実現する伝送システムが検討されている。
特開2012−175417号公報 特開2013−201495号公報
ところで、光信号の周波数は、光信号の送信元の装置の発光素子の特性に依存して変化する。そのため、送信元の装置から送信された各サブチャネルの光信号の中心周波数は、装置環境の変化や装置の経年変化等により、仕様で予め定められた各サブチャネルの中心周波数からずれる場合がある。しかし、その場合であっても、光信号の周波数スペクトラムの強度が局所的にピークとなる周波数をサブチャネルの中心周波数と推定して、サブチャネルの信号強度を測定することができる。また、光信号の周波数スペクトラムの強度が谷になる周波数をサブチャネル間の境界として検出することにより、検出した境界の中央をサブチャネルの中心周波数と推定して、サブチャネルの信号強度を測定することもできる。
しかし、周波数利用効率を向上させるために、従来よりも狭い周波数帯域に複数のサブチャネルが配置される場合、サブチャネルの間隔も狭くなるため、サブチャネル間における光信号の周波数スペクトラムの強度の谷間も狭くなる。そのため、従来の電力測定装置の分解能では、サブチャネル間の境界を検出することができず、サブチャネルの信号強度を精度よく測定することができない。
また、Nyquist−WDM技術では、光信号がナイキストパルス化されるため、周波数スペクトラムの外形は矩形状となる。そのため、光信号の周波数スペクトラムの強度が局所的にピークとなる周波数が必ずしもサブチャネルの中心周波数に近いとは限らず、局所的なピークからサブチャネルの中心周波数を推定することはできない。そのため、Nyquist−WDM技術を用いた場合には、従来の電力測定装置では、サブチャネルの信号強度を精度よく測定することができない。
そのため、サブチャネル毎に光信号が出力されているか否かを正しく判定することができず、スーパーチャネル全体としての伝送品質が悪かった場合に、異常が発生したサブチャネルを特定することができない。
本願に開示の技術は、波長分割多重通信のスーパーチャネルを構成するサブチャネル毎に送信電力の異常を検出する。
1つの側面では、測定装置は、特定部と、測定部とを有する。特定部は、波長分割多重通信のスーパーチャネルを構成するサブチャネル毎に、ナイキストパルス化された光信号のスペクトラムの中心周波数の設計値を特定する。測定部は、サブチャネル毎に、特定された中心周波数の設計値を中心として、サブチャネルの周波数帯域よりも狭い帯域における光信号の電力を測定する。
1実施形態によれば、波長分割多重通信のスーパーチャネルを構成するサブチャネル毎に送信電力の異常を検出することができる。
図1は、実施例1における伝送システムの一例を示す図である。 図2は、周波数スロットの一例を示す説明図である。 図3は、スーパーチャネルの構成の一例を示す説明図である。 図4は、チャネルテーブルの一例を示す図である。 図5は、周波数変動の影響を説明するための説明図である。 図6は、実施例1におけるOCMの動作の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施例2における伝送システムの一例を示す図である。 図8は、制御装置の一例を示すブロック図である。 図9は、装置情報テーブルの一例を示す図である。 図10は、減衰量の調整過程の一例を示す説明図である。 図11は、実施例2における制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 図12は、OCMの機能を実現するコンピュータの一例を示す図である。
以下に、本願の開示する測定装置、測定方法および伝送システムの実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例は開示の技術を限定するものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[伝送システム1の構成]
図1は、実施例1における伝送システム1の一例を示す図である。本実施例における伝送システム1は、送信装置10およびOCM(Optical Channel Monitor)20を有する。送信装置10は、光ファイバケーブル等の伝送路3を介して光通信網2に接続される。OCM20は、送信装置10と光通信網2との間の伝送路3に設けられたカプラ4に接続される。
送信装置10は、複数の送信器11−1〜n、複数のVOA(Variable Optical Attenuation)12−1〜n、および合波器13を有する。なお、以下では、複数の送信器11−1〜nおよびVOA12−1〜nのそれぞれを区別することなく総称する場合に、それぞれ送信器11およびVOA12と記載する。
それぞれの送信器11は、送信データに応じて異なる光信号を出力する。それぞれの送信器11は、光信号を、ロールオフ率αが例えば0.5以下であるナイキストパルスに波形成形してVOA12へ出力する。それぞれのVOA12は、送信器11から出力された光信号の電力の減衰量を調整することにより、送信器11から出力された光信号の電力を所定の電力に調整する。合波器13は、それぞれのVOA12によって電力が調整されたそれぞれの波長の光信号を多重化して伝送路3を介して光通信網2へ出力する。
ここで、送信装置10によって送信される光信号のチャネル構成について説明する。図2は、ITU−T G.694.1において規定されている周波数スロットの一例を示す説明図である。ITU−T G.694.1において、それぞれの周波数スロットは、中心周波数およびスロット幅で規定される。周波数スロットの中心周波数f0は、以下の関係式(1)に示すように、193.1THzを基準として、6.25GHzのn倍(nは整数)の周波数に割り当てられる。
Figure 2015220553
また、周波数スロットのスロット幅Wは、以下の関係式(2)に示すように、12.5GHzのm倍(mは自然数)で規定される。
Figure 2015220553
周波数スロット同士が互いに重ならない限り、どのような周波数スロットの組み合わせも許容されている。それぞれの周波数スロットは、例えば図2に示すように、mおよびnの組み合わせで表現される。例えば、図2に示すように、m=19、n=6の組み合わせは、中心周波数が193.21875THzであり、帯域幅が75GHzの周波数スロットを示す。
図3は、スーパーチャネルの構成の一例を示す説明図である。それぞれの周波数スロットには、例えば図3に示すようなスーパーチャネルが設定される。スーパーチャネルには、1つ以上のサブチャネル#1〜#nが含まれる。本実施例では、スーパーチャネルの中心周波数をf0、スーパーチャネルに含まれるそれぞれのサブチャネルの中心周波をf1、f2、・・・、fnと定義する。また、スーパーチャネルの中心周波数f0からそれぞれのサブチャネルの中心周波数f1、f2、・・・、fnまでのオフセットを、それぞれ、Δf1、Δf2、・・・、Δfnと定義する。
本実施例において、送信装置10から送信される光信号は、ロールオフ率αが例えば0.5以下であるナイキストパルスに波形成形される。そのため、スーパーチャネルに含まれるそれぞれのサブチャネルの周波数スペクトラムの外形は、例えば図3に示すように、上部が平坦な略矩形状となる。
図1に戻って説明を続ける。OCM20は、BPF(Band Pass Filter)21、フォトダイオード22、ADC(Analog to Digital Converter)23、スペクトラム解析部24、制御部25、受付部26、出力部27、および保持部28を有する。OCM20は、測定装置の一例である。スペクトラム解析部24は、測定部の一例である。制御部25は、特定部の一例である。
保持部28は、チャネルテーブル280を保持する。図4は、チャネルテーブル280の一例を示す図である。チャネルテーブル280には、それぞれのスーパーチャネルのタイプを識別するチャネルタイプ281に対応付けて、スーパーチャネルに含まれるサブチャネル数282と、それぞれのサブチャネルの周波数オフセット値283とが格納される。
例えば、図4に示すように、チャネルタイプ281が「400G−A」のスーパーチャネルには、2つのサブチャネルが含まれている。また、例えば、スーパーチャネルの中心周波数f0から、チャネル番号が#1のサブチャネルの中心周波数f1のオフセット値は、−38(GHz)である。また、例えば、スーパーチャネルの中心周波数f0から、チャネル番号が#2のサブチャネルの中心周波数f2のオフセット値は、+38(GHz)である。チャネルテーブル280を参照することにより、制御部25は、各サブチャネルの中心周波数の設計値を迅速に特定することができる。
BPF21は、指定された周波数を中心として、所定帯域の光信号を通過させる波長可変フィルタである。BPF21は、送信装置10が出力した光信号を、伝送路3を介して受信し、受信した光信号の中で、制御部25から指定された周波数を中心として、所定帯域幅の光信号をフォトダイオード22へ通過させる。BPF21の通過帯域の帯域幅は、サブチャネルの帯域幅よりも狭い。BPF21の通過帯域の帯域幅は、例えば、サブチャネルの帯域幅の例えば1/6以上かつ1/5以下であることが好ましい。本実施例において、BPF21の通過帯域の帯域幅は、例えば6GHzである。
フォトダイオード22は、BPF21を通過した光信号を受信し、受信した光信号の電力に応じた電圧をADC23へ出力する。ADC23は、フォトダイオード22から出力された電圧を、出力された電圧に応じたディジタル値に変換し、変換したディジタル値をスペクトラム解析部24へ出力する。スペクトラム解析部24は、ADC23から出力されたディジタル値に基づいてBPF21を通過した光信号の周波数スペクトルを解析する。そして、スペクトラム解析部24は、BPF21を通過した光信号の電力を算出し、算出した光信号の電力の情報を制御部25へ送る。
受付部26は、スーパーチャネルの中心周波数を特定するnの値と、スーパーチャネルのチャネルタイプとを、OCM20のユーザから受け付ける。そして、受付部26は、受け付けたn値およびチャネルタイプを制御部25へ送る。なお、受付部26は、通信回線を介して、ユーザが操作する汎用コンピュータ等の他の装置から、n値およびチャネルタイプを受け付けてもよい。
制御部25は、受付部26からn値およびチャネルタイプを受け取った場合に、受け取ったm値およびn値を、前述の関係式(1)に適用して、スーパーチャネルの中心周波数f0の設計値を算出する。
次に、制御部25は、保持部28内のチャネルテーブル280を参照して、受け取ったチャネルタイプに対応付けられているチャネル数を特定する。そして、制御部25は、特定したチャネル数分のオフセット値を、チャネルテーブル280から抽出する。そして、制御部25は、スーパーチャネルに含まれるそれぞれのサブチャネルの中心周波数f1〜fnの設計値を算出する。そして、制御部25は、算出したそれぞれのサブチャネルの中心周波数f1〜fnの設計値を、指定周波数としてBPF21へ送る。
次に、制御部25は、スペクトラム解析部24から、それぞれのサブチャネルの光信号の電力の測定値を受け取る。そして、制御部25は、受け取った測定値に基づいて、許容範囲よりも高いまたは低い電力を出力しているサブチャネルの有無を判定する。制御部25は、各サブチャネルについて測定された電力が、例えば、以下の関係式(3)を満たすか否かを判定する。
Figure 2015220553
ここで、P(i)は、スペクトラム解析部24によって算出されたi番目のサブチャネルの電力を示す。ΔPth(Low)は、許容範囲の下限値であり、例えば−3dBである。また、ΔPth(High)は、許容範囲の上限値であり、例えば+3dBである。また、Paveは、スーパーチャネルに含まれる全てのサブチャネルについて測定された電力の平均値であり、例えば以下の算出式(4)を用いて算出される。
Figure 2015220553
各サブチャネルについて測定された電力の中に、上記の関係式(3)を満たさないものが存在する場合、制御部25は、そのサブチャネルの識別情報(例えばチャネル番号等)を出力部27へ送る。
出力部27は、制御部25から受け取ったサブチャネルの識別情報を、ディスプレイ等の出力装置に出力する。なお、出力部27は、制御部25から受け取ったチャネル番号を、通信回線を介して、他の装置へ送信してもよい。
ここで、送信装置10から出力される光信号の周波数は、送信器11内の発光素子の特性に依存する。そのため、温度上昇や経年変化等の影響により、サブチャネルの中心周波数が設計値からずれる場合がある。図5は、周波数変動の影響を説明するための説明図である。
例えば、図5の符号50に示すように、サブチャネルの設計上の中心周波数がfkであっても、送信器11内の発光素子の特性により、例えば符号51や符号52に示すように、サブチャネルの中心周波数がfkから、fk'やfk"へずれる場合がある。
ここで、送信装置10から送信された光信号は、ロールオフ率αが例えば0.5以下であるナイキストパルスに波形成形されているため、それぞれのサブチャネルの周波数スペクトラムの外形は、図5に示すように上部が平坦な略矩形状となる。そのため、BPF21の通過帯域が、サブチャネルのスペクトラムにおいて上部が平坦な範囲内にあれば、サブチャネルの中心周波数が多少ずれたとしても、スペクトラム解析部24は、サブチャネルの中心周波数付近と同程度の測定結果を得ることができる。
本実施例において、BPF21の通過帯域の帯域幅は、サブチャネルの帯域幅よりも狭い。また、BPF21の通過帯域の帯域幅は、好ましくは、サブチャネルの帯域幅の例えば1/6以上かつ1/5以下である。これにより、サブチャネルの中心周波数が、発光素子の特性に応じて多少ずれたとしても、スペクトラム解析部24は、サブチャネルの中心周波数付近と同程度の測定結果を得ることができる。
ただし、本実施形態において、BPF21の通過帯域の帯域幅は、サブチャネルの帯域幅(例えば32GHz)よりも狭い(例えば6GHz)。そして、BPF21は、1つのサブチャネルに対して通過帯域を走査しない。そのため、スペクトラム解析部24によってサブチャネル毎に算出された電力P(i)は、実際に出力されたサブチャネルの電力よりも低い値となる。
しかし、制御部25は、スーパーチャネルに含まれるそれぞれのサブチャネルについて、同じ条件で電力を測定するため、サブチャネル間の電力の相対的な関係を求めることは可能である。そのため、制御部25は、スペクトラム解析部24によってサブチャネル毎に算出された電力に基づいて、許容範囲よりも高いまたは低い電力を出力している異常なサブチャネルを検出することが可能となる。
[OCM20の動作]
図6は、実施例1におけるOCM20の動作の一例を示すフローチャートである。例えば、受付部26がスーパーチャネルの中心周波数を特定するn値と、スーパーチャネルのチャネルタイプとを、OCM20のユーザから受け付けた場合に、OCM20は、本フローチャートに示す動作を開始する。
まず、受付部26は、受け付けたn値およびチャネルタイプを制御部25へ送る(S100)。制御部25は、制御部25から受け取ったn値を、前述の関係式(1)に適用して、スーパーチャネルの中心周波数f0の設計値を算出する(S101)。
次に、制御部25は、保持部28内のチャネルテーブル280を参照して、受付部26から受け取ったチャネルタイプに対応付けられているチャネル数を特定する。そして、制御部25は、特定したチャネル数分のオフセット値を、チャネルテーブル280から抽出する(S102)。
次に、制御部25は、スーパーチャネルに含まれるサブチャネルの中で、未選択のサブチャネルを1つ選択する(S103)。そして、制御部25は、選択したサブチャネルについて、ステップS101で算出したスーパーチャネルの中心周波数f0を、ステップS102で抽出したオフセット値に相当する周波数分ずらして、サブチャネルの中心周波数の設計値を算出する(S104)。そして、制御部25は、算出したサブチャネルの中心周波数の設計値を、指定周波数としてBPF21へ送る。BPF21は、制御部25から指定された周波数を、通過帯域の中心周波数に設定する(S105)。
フォトダイオード22は、BPF21を通過した光信号の電力に応じた電圧をADC23へ出力する。ADC23は、フォトダイオード22から出力された電圧をディジタル値に変換し、変換したディジタル値をスペクトラム解析部24へ出力する。スペクトラム解析部24は、ADC23から出力されたディジタル値に基づいてBPF21を通過した光信号の周波数スペクトルを解析し、BPF21を通過した光信号の電力を測定する(S106)。そして、スペクトラム解析部24は、測定した光信号の電力を制御部25へ送る。
次に、制御部25は、スーパーチャネルに含まれる全てのサブチャネルを選択したか否かを判定する(S107)。未選択のサブチャネルがある場合(S107:No)、制御部25は、再びステップS103に示した処理を実行する。
一方、スーパーチャネルに含まれる全てのサブチャネルを選択した場合(S107:Yes)、制御部25は、前述の算出式(4)を用いて、スーパーチャネルに含まれるサブチャネルの平均電力を算出する(S108)。
次に、制御部25は、それぞれのサブチャネルについて、算出した平均電力との差分を算出する。そして、制御部25は、平均電力との差が許容範囲外のサブチャネルが存在するか否か、即ち、前述の関係式(3)を満たさないサブチャネルが存在するか否かを判定する(S109)。関係式(3)を満たさないサブチャネルが存在する場合(S109:Yes)、制御部25は、関係式(3)を満たさないサブチャネルの識別情報(例えばチャネル番号等)を、出力部27へ送る。出力部27は、制御部25から受け取ったサブチャネルの識別情報を、ディスプレイ等の出力装置へ出力し(S110)、OCM20は、本フローチャートに示す動作を終了する。
一方、スーパーチャネルに含まれる全てのサブチャネルの電力が関係式(3)を満たす場合(S109:No)、OCM20は、本フローチャートに示す動作を終了する。なお、スーパーチャネルに含まれる全てのサブチャネルの電力が関係式(3)を満たす場合(S109:No)、制御部25は、異常なしを示す情報を出力部27へ送り、出力部27は、異常なしを示す情報をディスプレイ等の出力装置へ出力してもよい。
[実施例1の効果]
上述したように、本実施例のOCM20によれば、波長分割多重通信のスーパーチャネルを構成するサブチャネル毎に、送信電力の異常を検出することができる。
[伝送システム1の構成]
図7は、実施例2における伝送システム1の一例を示す図である。本実施例における伝送システム1は、送信装置10、複数のOCM20、受信装置30、および制御装置40を有する。受信装置30は、光ファイバケーブル等の伝送路3を介して光通信網2に接続され、送信装置10から送信された光信号を受信する。なお、以下に説明する点を除き、図7において、図1と同じ符号を付した構成は、図1における構成と同一または同様の機能を有するため説明を省略する。
送信装置10は、複数の送信器11−1〜n、複数のVOA12−1〜n、合波器13、および制御部14を有する。それぞれのVOA12は、送信器11から出力された光信号の電力の減衰量を、制御部14から受け取った調整量に応じて制御する。制御部14は、制御装置40からサブチャネル毎の減衰量の調整値を受信した場合に、それぞれのサブチャネルの減衰量を制御するVOA12に、受信した調整値を送る。
それぞれのOCM20は、BPF21、フォトダイオード22、ADC23、スペクトラム解析部24、制御部25、保持部28、および通信部29を有する。通信部29は、通信回線を介して、制御装置40からn値およびチャネルタイプの情報を受信した場合に、受信したn値およびチャネルタイプの情報を制御部25へ送る。また、通信部29は、制御部25から、サブチャネル毎の電力の情報を受け取った場合に、受け取ったサブチャネル毎の電力の情報を、通信回線を介して制御装置40へ送る。
制御装置40は、それぞれのOCM20からサブチャネル毎の電力の情報を受信する。そして、制御装置40は、受信したサブチャネル毎の電力の情報に基づいて、それぞれのサブチャネル設定する減衰量の調整値を算出する。そして、制御装置40は、算出したサブチャネル毎の調整値を、通信回線を介して送信装置10へ送信する。
[制御装置40の構成]
図8は、制御装置40の一例を示すブロック図である。制御装置40は、調整値算出部41、保持部42、測定指示部43、および受付部44を有する。
保持部42は、装置情報テーブル420を保持する。図9は、装置情報テーブル420の一例を示す図である。装置情報テーブル420には、例えば図9に示すように、それぞれの送信装置10または受信装置30を識別する装置ID421に対応付けて、装置情報422、OCM_ID423、およびOCM情報424が格納される。装置情報422は、装置ID421に対応する送信装置10または受信装置30に関する情報である。装置情報422には、装置ID421に対応する送信装置10または受信装置30との通信に用いられる情報、例えばIPアドレスやMACアドレス等が含まれる。
OCM_ID423は、装置ID421に対応する送信装置10または受信装置30が送信または受信する光信号を測定可能なOCM20を識別する情報である。OCM情報424は、OCM_ID423に対応するOCM20に関する情報であり、OCM20との通信に用いられる情報、例えばIPアドレスやMACアドレス等が含まれる。
受付部44は、スーパーチャネルの中心周波数を特定するnの値と、スーパーチャネルのチャネルタイプと、送信装置10の装置IDと、受信装置30の装置IDとを、制御装置40のユーザから受け付ける。そして、受付部44は、受け付けたn値、チャネルタイプ、送信装置10の装置ID、および受信装置30の装置IDを、調整値算出部41および測定指示部43へ送る。なお、受付部44は、通信回線を介して、ユーザが操作する汎用コンピュータ等の他の装置から、n値、チャネルタイプ、送信装置10の装置ID、および受信装置30の装置IDを受け付けてもよい。
測定指示部43は、n値、チャネルタイプ、送信装置10の装置ID、および受信装置30の装置IDを受付部44から受け取った場合に、保持部42内の装置情報テーブル420を参照して、受け取った装置IDに対応するOCM情報をそれぞれ抽出する。そして、測定指示部43は、受付部44から受け取ったn値およびチャネルタイプの情報を、抽出したOCM情報に対応するOCM20へ、通信回線を介してそれぞれ送信することにより、サブチャネル毎の光信号の電力測定をOCM20に指示する。
調整値算出部41は、n値、チャネルタイプ、送信装置10の装置ID、および受信装置30の装置IDを受付部44から受け取った場合に、保持部42内の装置情報テーブル420を参照する。そして、調整値算出部41は、受け取った装置IDに対応付けられている装置情報およびOCM情報を、装置情報テーブル420からそれぞれ抽出する。そして、測定指示部43は、サブチャネル毎の電力の情報を、送信装置10の装置IDに対応付けられているOCM20から受信した場合に、受信した電力の情報をPadd(i)として保持する。ここで、Padd(i)は、送信装置10が送信したi番目のサブチャネルにおける光信号の電力を示す。
また、サブチャネル毎の電力の情報を、受信装置30の装置IDに対応付けられているOCM20から受信した場合に、受信した電力の情報をPdrop(i)として保持する。ここで、Pdrop(i)は、受信装置30が受信したi番目のサブチャネルにおける光信号の電力を示す。
そして、調整値算出部41は、受信装置30において、サブチャネル間の光信号の電力偏差が小さくなるように、送信装置10から送信されるサブチャネル毎の光信号の減衰量の調整値を算出する。調整値算出部41は、下記の算出式(5)を用いて、送信装置10においてサブチャネル毎に設定する減衰量の調整値ΔVOA(i)を算出する。調整値ΔVOA(i)は、i番目のサブチャネルにおける光信号の電力について設定される、減衰量の調整値を示す。
Figure 2015220553
ここで、Loss(i)は、例えば下記の算出式(6)を用いて算出される。
Figure 2015220553
また、上記した算出式(5)におけるAveLossは、例えば下記の算出式(7)を用いて算出される。
Figure 2015220553
そして、調整値算出部41は、算出したサブチャネル毎の光信号の減衰量の調整値ΔVOA(i)を、通信回線を介して送信装置10へ送信する。送信装置10の制御部14は、受信したサブチャネル毎の調整量を、それぞれのサブチャネルの電力の減衰量を調整するVOA12へ送る。それぞれのVOA12は、それぞれのサブチャネルiの電力について、現在の減衰量に、受け取った減衰量の調整量ΔVOA(i)を適用する。これにより、それぞれのサブチャネルiの調整後の送信電力Padd(i,after)は、以下の関係式(8)のようになる。
Figure 2015220553
ここで、送信装置10の減衰量の調整過程について、図10を用いて説明する。図10は、減衰量の調整過程の一例を示す説明図である。送信装置10からの送信された光信号は、光通信網2を通過する際に、光通信網2を構成する光ファイバの損失や誘導ラマン散乱効果等により減衰する。減衰量は、一般的に波長によって異なる。また、光通信網2内に設けられる光増幅器や光フィルタには、波長依存性があり、光信号を中継する際に、波長毎に電力の偏差が発生する場合がある。
例えば図10の符号55に示すように、サブチャネル間の電力偏差が少ない光信号が送信装置10から送信されたとしても、光通信網2を通過して受信装置30に届く際には、例えば符号56に示すように、サブチャネル間の電力偏差が増加する場合がある。そして、例えば、符号56に示した電力偏差では、電力の低いサブチャネルの信号品質(例えばビットエラーレート)が悪化する場合があり、その場合には、複数のサブチャネルを含むスーパーチャネル全体としての信号品質も悪化することになる。
そこで、本実施例の制御装置40は、送信装置10の送信端に設けられたOCM20に、サブチャネル毎の送信電力Padd(i)を測定させ、受信装置30の受信端に設けられたOCM20に、サブチャネル毎の受信電力Pdrop(i)を測定させる。そして、制御装置40は、前述の算出式(6)を用いて、サブチャネルの毎に、送信電力Padd(i)と受信電力Pdrop(i)との差分をLoss(i)として算出する。そして、制御装置40は、前述の算出式(7)を用いて、Loss(i)の平均値AveLossを算出する。
そして、制御装置40は、前述の算出式(5)を用いて、サブチャネルの毎に、平均値AveLossとLoss(i)の差分の半分を、調整値ΔVOA(i)として算出する。そして、制御装置40は、送信装置10に指示して、サブチャネル毎に、算出した調整値ΔVOA(i)を、現在の送信電力Padd(i)に適用させる。これにより、送信装置10から送信される各サブチャネルにおける光信号の電力は、例えば図10の符号57に示すようになる。
これにより、制御装置40は、例えば図10の符号58に示すように、送信装置10から送信される各サブチャネルにおける光信号の電力偏差を、小さくすることができる。これにより、信号品質が極端に悪いサブチャネルの発生を抑えることができ、スーパーチャネル全体としての信号品質の悪化を抑えることができる。
[制御装置40の動作]
図11は、実施例2における制御装置40の動作の一例を示すフローチャートである。例えば、受付部44がスーパーチャネルのn値と、スーパーチャネルのチャネルタイプと、送信装置10の装置IDと、受信装置30の装置IDとを、制御装置40のユーザから受け付けた場合に、制御装置40は、本フローチャートに示す動作を開始する。
まず、受付部44は、受け付けたn値、チャネルタイプ、送信装置10の装置ID、および受信装置30の装置IDを、調整値算出部41および測定指示部43へ送る。測定指示部43は、保持部42内の装置情報テーブル420を参照して、受付部44から受け取った送信装置10の装置IDに対応するOCM情報と、受け取った受信装置30の装置IDに対応付けられているOCM情報とを、それぞれ抽出する(S200)。そして、測定指示部43は、受付部44から受け取ったn値およびチャネルタイプの情報を、抽出したOCM情報に対応するOCM20へ、通信回線を介してそれぞれ送信する(S201)。
次に、調整値算出部41は、保持部42内の装置情報テーブル420を参照して、受付部44から受け取った装置IDに対応付けられている装置情報およびOCM情報を、それぞれ抽出する。そして、測定指示部43は、送信装置10側のOCM20および受信装置30側のOCM20のそれぞれから、サブチャネル毎の電力の情報を受信する(S202)。
次に、調整値算出部41は、前述の算出式(5)〜(7)を用いて、サブチャネル毎の減衰量の調整値を算出する(S203)。そして、調整値算出部41は、算出したサブチャネル毎の調整値を、通信回線を介して送信装置10へ送信し(S204)、制御装置40は、本フローチャートに示した動作を終了する。
[実施例2の効果]
上述したように、本実施例の制御装置40によれば、受信装置30において、サブチャネル間の受信電力の偏差を低く抑えることができる。これにより、受信装置30において、受信信号の品質を向上させることができる。
[変形例]
なお、本願に開示の技術は、上記した実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
上記した実施例1において、OCM20は、サブチャネル毎にサブチャネルよりも狭い帯域で測定された電力に基づいて、許容範囲外の大きさの電力が送信されているサブチャネルを検出する。しかし、開示の技術はこれに限られない。
例えば、OCM20の制御部25は、サブチャネル毎に、BPF21の通過帯域の帯域幅と、スペクトラム解析部24が算出した電力とに基づいて、単位周波数あたりの電力密度を算出する。それぞれのサブチャネルの帯域幅は既知であるため、制御部25は、算出した電力密度に、サブチャネルの帯域幅を乗じて、それぞれのサブチャネル全体の電力を推定してもよい。そして、制御部25は、サブチャネル毎に、算出したサブチャネル全体の電力に基づいて、異常な電力が送信されているサブチャネルか否かを判定するようにしてもよい。これにより、複数のサブチャネルの中で、正常な電力が送信されているサブチャネルの数が、異常な電力が送信されているサブチャネルの数よりも少ない場合であっても、異常な電力が送信されているサブチャネルを検出することができる。
また、上記した実施例1または2において、OCM20の制御部25は、保持部28内のチャネルテーブル280を参照して、スーパーチャネルに含まれるそれぞれのサブチャネルの中心周波数f1〜fnの設計値を算出する。しかし、開示の技術はこれに限られず、制御部25は、スーパーチャネルの中心周波数f0およびチャネルタイプに基づいて、所定の演算によりスーパーチャネルに含まれるそれぞれのサブチャネルの中心周波数f1〜fnの設計値を算出してもよい。この場合、OCM20内には、チャネルテーブル280を保持する保持部28は不要となる。
[OCM20のハードウェア構成]
なお、上記した各実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをコンピュータで実行することで実現できる。そこで、以下では、上記実施例と同様の機能を有するプログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図12は、OCM20の機能を実現するコンピュータ70の一例を示す図である。
図12において、OCM20の機能を実現するコンピュータ70は、通信インターフェイス71、操作インターフェイス72、表示インターフェイス73、ROM74、CPU75、RAM76、およびHDD77を有する。
HDD77には、例えば図12に示すように、測定処理プログラム770が予め記憶される。CPU75は、測定処理プログラム770をHDD77から読み出してRAM76に展開する。この測定処理プログラム770については、図1または図7に示した各々の構成要素と同様、適宜統合または分離してもよい。また、HDD77に格納される各データは、全てのデータが常にHDD77内に格納される必要はなく、処理に必要なデータがHDD77に格納されればよい。
CPU75は、測定処理プログラム770を、測定処理プロセス760として機能させる。この測定処理プロセス760は、HDD77から読み出した各種データを適宜RAM76上に割り当てられた領域に展開し、この展開した各種データに基づいて各種処理を実行する。
上記した実施例1におけるOCM20では、CPU75が、測定処理プログラム770を読み込んで実行することにより、BPF21、フォトダイオード22、ADC23、スペクトラム解析部24、制御部25、受付部26、出力部27、および保持部28と同様の機能を発揮する。
また、上記した実施例2におけるOCM20では、CPU75が、測定処理プログラム770を読み込んで実行することにより、BPF21、フォトダイオード22、ADC23、スペクトラム解析部24、制御部25、保持部28、および通信部29と同様の機能を発揮する。
なお、上記した実施例1における測定処理プロセス760は、図1に示したOCM20において実行される処理、例えば図6に示した処理を実行する。CPU75が仮想的に実現する各処理部は、全ての処理部が、CPU75によって常に実現される必要はなく、処理に必要な処理部が仮想的に実現されればよい。
なお、上記の測定処理プログラム770については、必ずしも最初からHDD77やROM74内に記憶させておく必要はない。例えば、コンピュータ70に挿入されるフレキシブルディスク、いわゆるFD、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカード等の可搬型記録媒体に各プログラムが記憶される。そして、コンピュータ70がこれらの可搬型記録媒体から各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。また、各プログラムを記憶させた他のコンピュータまたはサーバ装置等から、公衆回線、インターネット、LAN、WAN等を介して、コンピュータ70が各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。
1 伝送システム
2 光通信網
3 伝送路
4 カプラ
10 送信装置
11 送信器
12 VOA
13 合波器
14 制御部
20 OCM
21 BPF
22 フォトダイオード
23 ADC
24 スペクトラム解析部
25 制御部
26 受付部
27 出力部
28 保持部

Claims (6)

  1. 波長分割多重通信におけるスーパーチャネルを構成するサブチャネル毎に、ナイキストパルス化された光信号のスペクトラムの中心周波数の設計値を特定する特定部と、
    サブチャネル毎に、特定された中心周波数の設計値を中心として、サブチャネルの周波数帯域よりも狭い帯域における光信号の電力を測定する測定部と
    を有することを特徴とする測定装置。
  2. 前記測定部によってサブチャネル毎に測定された光信号の電力に基づいて、複数のサブチャネルの平均電力との差が所定範囲外のサブチャネルの情報を出力する出力部
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
  3. それぞれのスーパーチャネルの構成を識別するチャネルタイプに対応付けて、スーパーチャネルの中心周波数からのそれぞれのサブチャネルの中心周波数のオフセット値を保持する保持部と、
    チャネルタイプの指定を受け付ける受付部と
    をさらに有し、
    前記特定部は、前記受付部が受け付けたチャネルタイプに対応するスーパーチャネルについて、サブチャネル毎の中心周波数のオフセット値を前記保持部から抽出し、スーパーチャネルの中心周波数から、抽出したオフセット値に相当する周波数分オフセットした周波数を、ナイキストパルス化された光信号のスペクトラムの中心周波数の設計値として特定することを特徴とする請求項1または2に記載の測定装置。
  4. 前記測定部は、サブチャネル毎に、前記特定部によって特定された中心周波数の設計値を中心として、サブチャネルの周波数帯域の1/6以上かつ1/5以下の帯域の光信号の電力を測定することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の測定装置。
  5. コンピュータが、
    スーパーチャネルを構成するサブチャネル毎に、ナイキストパルス化された光信号のスペクトラムの中心周波数の設計値を特定し、
    サブチャネル毎に、特定した中心周波数の設計値を中心として、サブチャネルの周波数帯域よりも狭い帯域における光信号の電力を測定する
    処理を実行することを特徴とする測定方法。
  6. 制御装置と、
    波長分割多重通信におけるスーパーチャネルを構成するサブチャネル毎に、送信側の通信装置から送信された光信号の電力を測定する第1の測定装置と、
    前記サブチャネル毎に、受信側の通信装置において受信される光信号の電力を測定する第2の測定装置と
    を有し、
    前記第1の測定装置および前記第2の測定装置のそれぞれは、
    前記サブチャネル毎に、ナイキストパルス化された光信号のスペクトラムの中心周波数の設計値を特定する特定部と、
    前記サブチャネル毎に、特定された中心周波数の設計値を中心として、前記サブチャネルの周波数帯域よりも狭い帯域における光信号の電力を測定する測定部と
    を有し、
    前記制御装置は、
    前記第1の測定装置および前記第2の測定装置のそれぞれに、前記サブチャネル毎の光信号の電力測定を指示する測定指示部と、
    前記第1の測定装置による測定結果および前記第2の測定装置による測定結果に基づいて、前記受信側の通信装置において前記サブチャネル間の光信号の電偏差が小さくなるように、前記送信側の通信装置から送信される前記サブチャネル毎の光信号の減衰量の調整値を算出し、算出した調整値を前記送信側の通信装置へ送信する調整値算出部と
    を有することを特徴とする伝送システム。
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