JP2014179494A - 基板処理装置および吐出ヘッド待機方法 - Google Patents

基板処理装置および吐出ヘッド待機方法 Download PDF

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Abstract

【課題】吐出ヘッドの待機時における吐出口の乾燥を防止するとともに基板の処理を行う際の液だれを防止する。
【解決手段】基板処理装置では、吐出ヘッド31の待機時に、待機位置に位置する吐出ヘッド31の吐出面311が、貯溜槽44に貯溜された浸漬液49に浸漬される。これにより、吐出面311に設けられた複数の吐出口、および、吐出口に連続する処理液流路の乾燥を防止することができる。その結果、微細な吐出口が詰まることを抑制または防止することができる。吐出ヘッド31による基板の処理が再開される際には、貯溜槽44内の浸漬液49が排出された後、液除去部により吐出面311に付着している浸漬液49が除去される。これにより、吐出ヘッド31を基板上へと移動する際等に、吐出面311に残留している浸漬液49が基板上に落下して付着する(いわゆる、液だれが生じる)ことを防止することができる。
【選択図】図9

Description

本発明は、基板を処理する基板処理装置、および、基板処理装置における吐出ヘッド待機方法に関する。
従来より、半導体基板(以下、単に「基板」という。)の製造工程では、基板処理装置を用いて酸化膜等の絶縁膜を有する基板に対して様々な処理が施される。例えば、基板の表面に洗浄液を供給することにより、基板の表面上に付着したパーティクル等を除去する洗浄処理が行われる。
特許文献1の基板洗浄装置では、基板の外側の待機位置に位置する処理用ノズルの近傍に液滴除去ノズルが設けられ、液滴除去ノズルから処理用ノズルに気体が吹き付けられることにより、処理用ノズルからの意図しない液垂れの防止が図られている。
特許文献2では、基板上に塗布液を吐出して膜を形成する膜形成装置において、塗布液吐出ノズルの吐出口に洗浄液を噴射することにより、吐出口に付着した汚染物を除去し、その後、吐出口に噴射された洗浄液を吸引して排液するとともに吐出口を乾燥させる技術が提案されている。
特許文献3では、基板に処理液を塗布して塗布膜を形成する塗布装置において、スリット状の吐出口から処理液を吐出するノズルを待機させる際に、ノズルの流路内の処理液を当該処理液の溶剤に置換した状態で保持する技術が提案されている。また、処理液を溶剤に置換した後のノズルの先端を、ケーシングに貯溜された溶剤の中に浸漬することも提案されている。
一方、特許文献4の液処理装置では、処理液供給ノズルの待機時に、ノズル内の処理液を吸引してノズル流路の吐出口近傍に空気層を形成し、さらに、ノズル先端を処理液の溶剤に浸漬した状態で吸引することにより、空気層の外側に溶剤層を形成する技術が開示されている。
国際公開第2007/132609号 特開2001−232250号公報 特開2012−43949号公報 特開2006−302934号公報
ところで、基板処理装置として、吐出ヘッドに設けられた複数の微細な吐出口から、基板に向けて処理液の微小液滴を吐出して基板に対する処理を行う装置が知られている。このような装置では、吐出ヘッドの待機時に吐出口が乾燥する等して詰まってしまうことがある。そこで、吐出口近傍に処理液を付与して乾燥を防止することが考えられるが、吐出ヘッドの使用を再開する際に、吐出ヘッドに付着している処理液が基板上に落下して付着する(いわゆる、液だれが生じる)おそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、吐出ヘッドの待機時における吐出口の乾燥を防止するとともに基板の処理を行う際の液だれを防止することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、基板を処理する基板処理装置であって、基板を保持する基板保持部と、前記基板保持部の周囲を囲むカップ部と、前記カップ部の内側にて前記基板保持部の上方に配置され、吐出面に設けられた吐出口から前記基板に向けて処理液を吐出する吐出ヘッドと、前記吐出ヘッドを前記基板保持部の上方から前記カップ部の外側の待機位置へと移動する供給部移動機構と、前記カップ部の外側に配置され、前記待機位置に位置する前記吐出ヘッドの前記吐出面が浸漬される浸漬液を貯溜する貯溜槽と、前記吐出面から前記浸漬液を除去する液除去部とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の基板処理装置であって、前記供給部移動機構により前記吐出ヘッドが前記貯溜槽に対して相対的に近づく方向に移動し、前記吐出ヘッドの前記吐出面が前記貯溜槽内の前記浸漬液に浸漬され、前記浸漬液が前記貯溜槽から排出されることにより、または、前記供給部移動機構により前記吐出ヘッドが前記貯溜槽から遠ざかる方向に相対的に移動することにより、前記吐出面が前記浸漬液から離間し、前記吐出面が前記浸漬液から離間した後に、前記吐出面に残留する浸漬液が前記液除去部により除去される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の基板処理装置であって、前記吐出面が前記浸漬液に浸漬された状態で、前記吐出口からの前記処理液の吐出が継続的に、または、断続的に行われる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の基板処理装置であって、前記吐出面が前記浸漬液から離間するよりも前に、前記吐出口からの前記処理液の吐出が停止される。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記液除去部が、前記吐出ヘッドに向けてガスを噴出するガス噴出部である。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の基板処理装置であって、前記液除去部が、前記貯溜槽内において前記吐出ヘッドに向けて前記ガスを噴出する。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の基板処理装置であって、前記貯溜槽の上方を覆う蓋部が設けられ、前記蓋部に、前記吐出ヘッドの下端部が挿入される挿入口が設けられる。
請求項8に記載の発明は、請求項5に記載の基板処理装置であって、前記液除去部が、前記基板保持部から遠ざかる方向へと前記ガスを噴出する。
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記吐出面が前記浸漬液に浸漬された状態で、前記貯溜槽内への前記浸漬液の供給、および、前記貯溜槽からの前記浸漬液の排出が、継続的に、または、断続的に行われる。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の基板処理装置であって、前記浸漬液が、前記貯溜槽の底部から供給され、前記貯溜槽の上部から排出される。
請求項11に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記吐出ヘッドが、内部に前記処理液を保持するとともに外面の一部が前記吐出面であるヘッド本体部と、前記ヘッド本体部に取り付けられ、前記ヘッド本体部内の前記処理液に振動を付与することにより、前記吐出口から前記処理液を吐出させる圧電素子とを備え、前記吐出面が前記浸漬液に浸漬された状態で、前記圧電素子が駆動されることにより、前記貯溜槽内の前記浸漬液に振動が付与される。
請求項12に記載の発明は、請求項1ないし11のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記浸漬液が、前記処理液と同じ液体である。
請求項13に記載の発明は、請求項1ないし12のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記吐出面が、前記浸漬液に対する親和性が高い親液性材料により形成される。
請求項14に記載の発明は、請求項1ないし13のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記吐出ヘッドから前記基板に向けて吐出される前記処理液により、前記基板の洗浄処理が行われる。
請求項15に記載の発明は、カップ部により周囲を囲まれた基板保持部の上方にて前記カップ部の内側に配置されるとともに吐出面に設けられた吐出口から前記基板保持部に保持された基板に向けて処理液を吐出する吐出ヘッドを備える基板処理装置において、前記吐出ヘッドを待機させる吐出ヘッド待機方法であって、a)前記吐出ヘッドを前記カップ部の内側から前記カップ部の外側へと移動する工程と、b)前記吐出ヘッドを、浸漬液が貯溜された貯溜槽に対して相対的に近づく方向に移動し、前記吐出ヘッドの前記吐出面を前記浸漬液に浸漬する工程と、c)前記浸漬液を前記貯溜槽から排出することにより、または、前記吐出ヘッドを前記貯溜槽から遠ざかる方向に相対的に移動することにより、前記吐出面を前記浸漬液から離間させる工程と、d)前記吐出面に残留する浸漬液を除去する工程と、e)前記吐出ヘッドを前記カップ部の内側へと移動する工程とを備える。
本発明では、吐出ヘッドの待機時における吐出口の乾燥を防止するとともに基板の処理を行う際の液だれを防止することができる。
一の実施の形態に係る基板処理装置の正面図である。 基板処理装置の平面図である。 吐出ヘッドの底面図である。 吐出ヘッドの断面図である。 制御ユニットの機能を示すブロック図である。 ヘッド待機部の平面図である。 ヘッド待機部および吐出ヘッドを示す図である。 吐出ヘッドの待機動作の流れを示す図である。 ヘッド待機部および吐出ヘッドを示す図である。 ヘッド待機部および吐出ヘッドを示す図である。 吐出口の詰まりの割合を示す図である。 ヘッド待機部および吐出ヘッドを示す図である。 基板処理装置の平面図である。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る基板処理装置1の正面図である。図2は、基板処理装置1の平面図である。図2では、基板処理装置1の向きを図1から変更している。基板処理装置1は、半導体基板9(以下、単に「基板9」という。)を1枚ずつ処理する枚葉式の装置である。基板処理装置1では、基板9に対して処理液が吐出されて所定の処理が行われる。本実施の形態では、処理液である洗浄液の液滴を基板9上に吐出することにより、基板9上からパーティクル等を除去する洗浄処理が行われる。基板処理装置1では、例えば、直径約20μmの液滴が、基板9に向けてスプレー状に吐出される。
図1および図2に示すように、基板処理装置1は、基板保持部21と、カップ部22と、基板回転機構23と、処理液供給部3と、供給部移動機構35と、保護液供給部36と、ヘッド待機部4と、チャンバ6と、後述する制御ユニットとを備える。チャンバ6は、基板保持部21、カップ部22、基板回転機構23、処理液供給部3、供給部移動機構35、保護液供給部36およびヘッド待機部4等の構成を内部空間60に収容する。図1および図2では、チャンバ6を破線にて示し、チャンバ6の内部を図示している。
基板保持部21は、チャンバ6内において基板9の一方の主面91(以下、「上面91」という。)を上側に向けた状態で基板9を保持する。基板9の上面91には、回路パターン等の微細パターンが形成されている。カップ部22は、基板9および基板保持部21の周囲を囲む略円筒状の部材である。基板回転機構23は、基板保持部21の下方に配置される。基板回転機構23は、基板9の中心を通るとともに基板9の上面91に垂直な回転軸を中心として、基板9を基板保持部21と共に水平面内にて回転する。
処理液供給部3は、処理液を下方に向けて吐出する吐出ヘッド31と、吐出ヘッド31に接続される処理液配管32と、基板処理装置1の外部の処理液供給源から供給される処理液を処理液配管32を介して吐出ヘッド31に向けて圧送するポンプ33とを備える。処理液配管32は、吐出ヘッド31への処理液の供給を行う処理液供給配管318(図4参照)と、吐出ヘッド31からの処理液の回収を行う処理液回収配管319(図4参照)とを備える。吐出ヘッド31は、カップ部22の内側において基板保持部21の上方に配置される。換言すれば、吐出ヘッド31の下面は、カップ部22の上部開口220と、基板9の上面91との間に位置する。吐出ヘッド31は、後述する複数の吐出口から相互に分離した微小な液滴を連続的に吐出する装置である。吐出ヘッド31により、基板9の上面91に向けて処理液の微小液滴が吐出される。処理液としては、純水(好ましくは、脱イオン水(DIW:deionized water))、炭酸水、アンモニア水と過酸化水素水との混合液等の液体が利用される。吐出ヘッド31からの処理液の設計上の吐出方向は、上下方向(すなわち、重力方向)におよそ平行である。
図3は、吐出ヘッド31の下面311を示す底面図である。吐出ヘッド31の下面311には、複数の微細な吐出口314が設けられる。以下、吐出ヘッド31の下面311を「吐出面311」という。複数の吐出口314は、それぞれが図3中の左右方向に略直線状に延びる4つの吐出口列を備える。各吐出口列では、複数の吐出口314が所定の配列ピッチにて配列される。各吐出口314の直径は、およそ5μm〜10μmである。図3では、各吐出口314を実際よりも大きく、吐出口314の個数を実際よりも少なく描いている。後述するように、吐出ヘッド31は供給部移動機構35により、基板9に対向する位置と、ヘッド待機部4に対向する位置との間で移動するが、吐出ヘッド31の吐出面311は当該移動にかかわらず、ほぼ水平に維持される。
図4は、吐出ヘッド31の縦断面図である。吐出ヘッド31は、ヘッド本体部312と、圧電素子315とを備える。ヘッド本体部312の内部には、処理液を保持する空間である処理液保持部316が設けられる。処理液保持部316の一方の端部は、処理液供給配管318を介して吐出ヘッド31に処理液を供給する処理液供給源およびポンプ33に接続される。処理液保持部316の他方の端部は、処理液回収配管319を介して吐出ヘッド31からの処理液を回収する処理液回収部に接続される。当該処理液回収部は、基板処理装置1の外部に設けられる。ヘッド本体部312の外面の一部である下面は、上述の吐出面311である。複数の吐出口314はそれぞれ処理液流路317を介して処理液保持部316に接続される。圧電素子315は、ヘッド本体部312の上面に取り付けられる。圧電素子315により、ヘッド本体部312を介してヘッド本体部312内の処理液に振動が付与されることにより、複数の吐出口314のそれぞれから処理液の微小液滴が吐出される。
ヘッド本体部312は、吐出面311も含めて、後述する浸漬液49(図7参照)に対する親和性が高い親液性材料により形成される。浸漬液49として純水が利用される場合、ヘッド本体部312は、吐出面311も含めて親水性材料により形成される。
図1および図2に示すように、供給部移動機構35は、アーム351と、回転軸352と、ヘッド回転機構353と、ヘッド昇降機構354とを備える。アーム351は、回転軸352から水平方向に延びる。アーム351の先端部には、吐出ヘッド31が取り付けられる。ヘッド回転機構353は、吐出ヘッド31をアーム351と共に回転軸352を中心として水平方向に回転する。ヘッド昇降機構354は、吐出ヘッド31をアーム351と共に上下方向に移動する。ヘッド回転機構353は、例えば、電動モータを備える。ヘッド昇降機構354は、例えば、ボールねじ機構および電動モータを備える。
保護液供給部36は、吐出ヘッド31に直接的または間接的に固定され、保護液を斜め下方に向けて吐出する。図1および図2に示す例では、保護液供給部36はアーム351に取り付けられ、吐出ヘッド31に間接的に固定される。保護液としては、上述の処理液と同様に、純水(好ましくは、脱イオン水)、炭酸水、アンモニア水と過酸化水素水との混合液等の液体が利用される。保護液は処理液と同じ種類の液体でもよく、異なる種類の液体でもよい。
基板処理装置1では、保護液供給部36から基板9の上面91に向けて液柱状に吐出された保護液が、吐出ヘッド31の下方において基板9上に広がることにより、吐出ヘッド31の真下に所定の厚さの保護液の膜(以下、「保護液膜」という。)が形成される。保護液供給部36は、ヘッド回転機構353およびヘッド昇降機構354により、吐出ヘッド31と共に移動する。
図5は、制御ユニット7の機能を示すブロック図である。図5では、制御ユニット7以外の構成も併せて描いてる。制御ユニット7は、処理制御部71と、メンテナンス制御部76とを備える。
図1および図2に示す基板処理装置1において基板9の処理が行われる際には、まず、基板9がチャンバ6内に搬入されて基板保持部21により保持される。基板9の搬入時には、吐出ヘッド31は、図2に二点鎖線にて示すように、カップ部22の外側に配置されたヘッド待機部4上にて待機している。基板9が基板保持部21により保持されると、処理制御部71により基板回転機構23が駆動され、基板9の回転が開始される。
続いて、処理制御部71により供給部移動機構35のヘッド回転機構353およびヘッド昇降機構354が駆動され、吐出ヘッド31および保護液供給部36が、ヘッド待機部4上から上昇して回転し、カップ部22の上方へと移動した後に下降する。これにより、吐出ヘッド31および保護液供給部36が、カップ部22の上部開口220を介してカップ部22の内側かつ基板保持部21の上方へと移動する。次に、保護液供給部36から基板9上への保護液の供給が開始され、基板9の上面91の一部を覆う保護液膜が形成される。また、吐出ヘッド31の複数の吐出口314(図3参照)から、保護液膜が形成された基板9の上面91に向けて処理液の吐出(すなわち、微小液滴の噴射)が開始される。保護液膜は、複数の吐出口314からの処理液の基板9上における設計上の複数の着液点(すなわち、微小液滴の着弾点)を覆う。
吐出ヘッド31から保護液膜に向けて噴射された多数の微小液滴は、基板9の上面91上の保護液膜に衝突し、保護液膜を介して基板9の上面91に間接的に衝突する。そして、基板9の上面91に付着しているパーティクル等の異物が、処理液の微小液滴の衝突による衝撃により基板9上から除去される。換言すれば、処理液の微小液滴により保護液膜を介して基板9に間接的に付与される運動エネルギーにより、基板9の上面91の洗浄処理が行われる。
このように、処理液の微小液滴が保護液膜を介して基板9に衝突することにより、微小液滴が直接的に基板に衝突する場合に比べて、基板9の上面91に形成されたパターン等にダメージを与えることを防止または抑制しつつ、基板9の洗浄処理を行うことができる。また、基板9上の洗浄処理が行われる部位が保護液により覆われているため、基板9上から除去されたパーティクル等が、基板9の上面91に再付着することを防止または抑制することができる。
基板処理装置1では、保護液および処理液の吐出と並行して、ヘッド回転機構353による吐出ヘッド31および保護液供給部36の回動が行われる。吐出ヘッド31および保護液供給部36は、回転中の基板9の中央部の上方と基板9の外縁部の上方との間にて、水平に往復移動を繰り返す。これにより、基板9の上面91全体に対して洗浄処理が行われる。基板9の上面91に供給された保護液および処理液は、基板9の回転により、基板9のエッジから外側へと飛散する。基板9から飛散した保護液および処理液は、カップ部22により受けられて廃棄または回収される。
吐出ヘッド31からの処理液による所定の処理(すなわち、基板9の洗浄処理)が終了すると、保護液および処理液の吐出が停止される。吐出ヘッド31および保護液供給部36は、ヘッド昇降機構354によりカップ部22の上部開口220よりも上側まで上昇する。そして、ヘッド回転機構353により、基板保持部21および基板9の上方からヘッド待機部4の上方へと移動する。
図6は、ヘッド待機部4を拡大して示す平面図である。ヘッド待機部4は、待機ポッド41と、液除去部47とを備える。図7は、待機ポッド41の外壁等を断面にて示すヘッド待機部4の縦断面図である。図6および図7では、ヘッド待機部4の上方に位置する吐出ヘッド31等を二点鎖線にて併せて示す。図6および図7に示す待機ポッド41は、カップ部22(図1および図2参照)の外側に配置される略直方体状の容器であり、内部に液体を貯溜することができる。具体的には、待機ポッド41の内部空間40に配置される貯溜槽44に液体49(以下、「浸漬液49」という。)が貯溜される。
浸漬液49としては、純水(好ましくは、脱イオン水(DIW:deionized water))、炭酸水、アンモニア水と過酸化水素水との混合液等の液体が利用される。浸漬液49は、吐出ヘッド31から吐出される処理液と同じ種類の液体でもよく、異なる種類の液体でもよい。好ましくは、浸漬液49は上記処理液と同じ液体である。
待機ポッド41の内部空間40の上部は蓋部43により覆われる。蓋部43には、吐出ヘッド31および保護液供給部36にそれぞれ対応する第1開口431および第2開口432が設けられる。図7では、吐出ヘッド31のみを図示し、保護液供給部36の図示は省略する(図9,図10,図12においても同様)。
貯溜槽44は、略直方体状の容器であり、貯溜槽44の上部は開口している。貯溜槽44の上方は、上述の蓋部43により覆われており、貯溜槽44は、蓋部43に設けられた第1開口431の下方に位置する。図7に示すように、貯溜槽44の底部には、浸漬液配管45が接続される。浸漬液配管45は、基板処理装置1の外部の浸漬液供給源から供給される浸漬液49を、待機ポッド41に設けられた貯溜槽44へと導く。貯溜槽44の底部から供給された浸漬液49は、貯溜槽44内において上方へと流れ、貯溜槽44の上部開口441から溢れることにより貯溜槽44から排出される。貯溜槽44における浸漬液49の液面は、貯溜槽44の上部開口441と略同一の高さになる。貯溜槽44の上部から排出された浸漬液49は、待機ポッド41の底部に設けられた浸漬液排出管46により、基板処理装置1の外部へと排出される。なお、浸漬液配管45は、浸漬液供給源のみならず、貯溜槽44内の液体等を吸引する吸引機構(図示省略)にも接続される。
液除去部47は、待機ポッド41の外側面に設けられる。液除去部47が固定される待機ポッド41の側面は、貯溜槽44の側面でもあるため、液除去部47は貯溜槽44の外側面に設けられる、と捉えることもできる。液除去部47は窒素ガス等のガスをほぼ水平に噴出するガス噴出部である。液除去部47は、貯溜槽44の上部開口441よりも下方(すなわち、浸漬液49の液面よりも下方)に位置しているため、貯溜槽44の内部に向けて上記ガスをほぼ水平に噴出することができる。液除去部47の高さは、浸漬液49に浸漬されて待機中の吐出ヘッド31の吐出面311と略同一の高さに設定されている。
図8は、基板9に対する処理が終了した吐出ヘッド31の待機動作の流れを示す図である。基板9に対する処理が終了した吐出ヘッド31は、上述のように、供給部移動機構35のヘッド回転機構353およびヘッド昇降機構354により、カップ部22の内側からカップ部22の外側へと移動し、ヘッド待機部4の上方に位置する(ステップS11)。
続いて、メンテナンス制御部76によりヘッド昇降機構354が制御されることにより、吐出ヘッド31が待機ポッド41に向かって下降する。そして、図9に示すように、吐出ヘッド31の下端部が、蓋部43の第1開口431を介して待機ポッド41に挿入され、待機ポッド41内に収容される。第1開口431は、吐出ヘッド31の下端部が挿入される挿入口である。以下の説明では、図9に示す吐出ヘッド31の位置を「待機位置」という。
待機位置に位置する吐出ヘッド31の下端部は、待機ポッド41内において、貯溜槽44内に予め貯溜された浸漬液49に浸漬される。具体的には、吐出面311、および、吐出ヘッド31の側面のうち吐出面311から約5mm上側の部位までが浸漬液49に浸漬される(ステップS12)。これにより、吐出面311が浸漬液49により被覆され、チャンバ6内の雰囲気から隔離される。待機位置における吐出ヘッド31の上下方向の位置、すなわち、吐出ヘッド31の吐出面311が浸漬液49に浸漬された状態における吐出ヘッド31の上下方向の位置は、基板9に向けて処理液を吐出する際の吐出ヘッド31の上下方向の位置(図1参照)と等しい。貯溜槽44への浸漬液49の貯溜は、例えば、吐出ヘッド31から基板9に処理液が吐出されている間に行われる。
吐出ヘッド31が図7に示す位置(すなわち、待機位置の上方の位置)から図9に示す待機位置へと下降し、吐出面311が貯溜槽44内の浸漬液49に浸漬される際には、図6に示す保護液供給部36も吐出ヘッド31と共に下降する。保護液供給部36は、蓋部43の第2開口432を介して待機ポッド41に挿入されて待機ポッド41内に収容される。待機ポッド41内では、吐出ヘッド31の下端部が収容される空間と、保護液供給部36が収容される空間とは隔壁411により隔離される。保護液供給部36が収容される空間には、液体は貯溜されない。
吐出ヘッド31は、次の使用時まで、図9に示す待機位置において吐出面311が浸漬液49に浸漬された状態にて待機する。待機中の吐出ヘッド31では、メンテナンス制御部76による制御により、複数の吐出口314(図3参照)からの処理液の吐出が継続的に行われる(ステップS13)。待機位置において吐出ヘッド31から浸漬液49へと吐出される処理液の流量は、上述の基板9の処理時において吐出ヘッド31から基板9に向けて吐出される処理液の流量よりも小さい。換言すれば、待機位置における吐出ヘッド31では、いわゆるスローリークが行われる。なお、待機中の吐出ヘッド31からの処理液の吐出は、必ずしも継続的に行われる必要はなく、断続的に行われてもよい。ただし、複数の吐出口314の詰まりをより一層抑制するという観点からは、吐出ヘッド31からの処理液の吐出は、継続的に行われることがより好ましい。
ヘッド待機部4では、吐出面311が浸漬液49に浸漬された状態で、浸漬液配管45からの貯溜槽44内への浸漬液49の供給、および、貯溜槽44の上部開口441からの浸漬液49の排出が、継続的に行われる。これにより、貯溜槽44内では常に、下側から上側に向かう浸漬液49の流れが維持される。
吐出ヘッド31による基板9の処理が再開される際には、メンテナンス制御部76による制御により、吐出ヘッド31の複数の吐出口314からの処理液の吐出(スローリーク)が停止される(ステップS14)。また、浸漬液配管45からの浸漬液49の供給も停止される。続いて、浸漬液配管45に接続された上述の吸引機構が駆動され、貯溜槽44内の浸漬液49が、浸漬液配管45を介して貯溜槽44外へと排出される。これにより、図10に示すように、吐出ヘッド31の吐出面311が、貯溜槽44に貯溜されていた浸漬液49から離間する(ステップS15)。上述の吐出口314からのスローリークの停止は、吐出面311の浸漬液49からの離間直前に行われることが好ましい。
吐出面311が浸漬液49から離間すると、吐出面311および液除去部47の双方が貯溜槽44内の雰囲気に露出する。次に、メンテナンス制御部76により制御される液除去部47から、待機位置に位置する吐出ヘッド31に向けて、略水平方向にガスが噴出する。液除去部47によるガスの噴射は、吐出ヘッド31の吐出面311および吐出面311近傍の部位に対して行われ、これにより、吐出面311および吐出面311近傍に付着している(すなわち、残留している)浸漬液49が吹き飛ばされて除去される(ステップS16)。既述のように、液除去部47の高さは、浸漬液49に浸漬中の吐出ヘッド31の吐出面311と略同一の高さに設定されているため、貯溜槽44から浸漬液49を排出するだけで、吐出ヘッド31を上下方向に移動することなく、液除去部47から吐出面311に向けて直ちにガスを噴射することができる。したがって、液除去部47からのガスの噴出は、貯溜槽44内(すなわち、待機ポッド41内)において行われる。
吐出面311から浸漬液49が除去されると、ヘッド昇降機構354により吐出ヘッド31が待機位置から上昇して待機ポッド41の外部へと移動する。そして、ヘッド回転機構353により吐出ヘッド31が回転して基板9の上方に位置し、ヘッド昇降機構354により下降することにより、カップ部22の内側へと移動する(ステップS17)。その後、既述のように、吐出ヘッド31による基板9の処理が行われる。
以上に説明したように、基板処理装置1では、吐出ヘッド31の待機時に、待機位置に位置する吐出ヘッド31の吐出面311が、貯溜槽44に貯溜された浸漬液49に浸漬される。これにより、吐出面311に設けられた複数の吐出口314、および、吐出口314に連続する処理液流路317の乾燥を防止することができる。その結果、微細な吐出口314が詰まることを抑制または防止することができる。また、チャンバ6内のミスト等が待機中の吐出ヘッド31の吐出面311に付着することを防止することもできる。
図11は、上述の基板処理装置1と比較例の基板処理装置とで、待機時における吐出口の詰まりを比較した図である。比較例の基板処理装置では、貯溜槽内に浸漬液を貯溜せずに吐出ヘッドの下端部を待機ポッド内に挿入し、吐出口からの処理液の吐出を停止した状態で吐出ヘッドを待機させる。すなわち、比較例の基板処理装置では、吐出ヘッドの吐出面は雰囲気中に露出しており、待機開始から徐々に乾燥する。
一方、本実施の形態に係る基板処理装置1では、上述のように、貯溜槽44に貯溜された浸漬液49に吐出面311が浸漬された状態で吐出ヘッド31を待機させる。ただし、比較例の基板処理装置との比較を容易にするために、当該比較試験では、上述の吐出ヘッド31から浸漬液49への処理液の吐出(スローリーク)は停止している。図11中の縦軸は、1週間の待機後に詰まりを生じた吐出口数の全吐出口数に対する割合を示す。図11中の横軸の番号(1)〜(3)は、基板処理装置1、および、比較例の基板処理装置のそれぞれにおいて試験に利用された同構造の3つの吐出ヘッドを示す。図11に示すように、比較例の基板処理装置では、待機開始から1週間後には約10%の吐出口に詰まりが生じるが、基板処理装置1では、吐出口314の詰まりは発生していない。
上述のように、基板処理装置1では、吐出ヘッド31による基板9の処理が再開される際に、液除去部47により吐出面311に付着している浸漬液49が除去される。これにより、吐出ヘッド31を基板9上へと移動する際等に、吐出面311に残留している浸漬液49等の液体が基板9上に落下して付着する(いわゆる、液だれが生じる)ことを防止することができる。このように、基板処理装置1では、吐出ヘッド31からの液だれを防止することができるため、基板処理装置1の構造は、基板9を清浄に保つことが重要である基板9の洗浄処理に特に適している。
基板処理装置1では、吐出ヘッド31を、浸漬液49が貯溜された貯溜槽44に向けて下降させることにより、吐出面311を容易に浸漬液49に浸漬することができる。また、浸漬液49を貯溜槽44から排出することにより、吐出面311を浸漬液49から容易に離間させることができる。さらに、吐出面311が浸漬液49から離間した後に液除去部47を駆動することにより、吐出面311から浸漬液49を容易に除去することができる。
上述のように、ヘッド待機部4では、液除去部47から吐出ヘッド31に向けてガスを噴出することにより、吐出面311からの浸漬液49の除去を簡単な構成で実現することができる。また、吐出ヘッド31へのガスの噴射が、貯溜槽44内にて行われることにより、吐出面311から除去された(すなわち、吹き飛ばされた)浸漬液49のミスト等が、貯溜槽44の外部へと拡散することを抑制することができる。これにより、浸漬液49のミスト等が、ヘッド待機部4の周囲へと拡散することが抑制される。その結果、浸漬液49のミスト等が基板9に付着することを抑制することができる。
さらに、貯溜槽44の上方を覆う蓋部43が設けられることにより、貯溜槽44の外部へと拡散した浸漬液49のミスト等が、待機ポッド41の外部へと拡散することを抑制することができる。これにより、浸漬液49のミスト等がヘッド待機部4の周囲へと拡散することを、より一層抑制することができる。なお、蓋部43の第1開口431からのミスト等の流出は、第1開口431に挿入された吐出ヘッド31により抑制される。
ヘッド待機部4では、液除去部47によるガスの噴射は、必ずしも、貯溜槽44内に位置する吐出面311に対して行われる必要はない。例えば、吐出ヘッド31を待機位置から少し上昇させて、吐出面311を待機ポッド41内、かつ、貯溜槽44の上方に位置させた状態で、吐出面311に対するガスの噴射が行われてもよい。この場合であっても、上記と同様に、浸漬液49のミスト等が、ヘッド待機部4の周囲へと拡散することを抑制することができる。
また、図12に示すように、液除去部47が待機ポッド41の上方に配置され、待機位置から上昇して待機ポッド41の上方に位置する吐出ヘッド31の吐出面311に向けてガスが噴射されてもよい。この場合、液除去部47は、図13に示すように、基板保持部21から遠ざかる方向へとガスを噴出するように、吐出ヘッド31と基板保持部21との間に配置されることが好ましい。これにより、吐出面311から除去された浸漬液49のミスト等が、基板保持部21に近づく方向へと拡散することが抑制される。その結果、浸漬液49のミスト等が基板9に付着することを抑制することができる。
上述のように、基板処理装置1では、吐出面311が浸漬液49に浸漬された状態で、吐出口314から処理液の吐出が継続的または断続的に行われる。これにより、貯溜槽44内の浸漬液49にパーティクル等が混入した場合であっても、パーティクル等が吐出面311に付着したり、吐出口314から吐出ヘッド31内に進入することを抑制または防止することができる。また、吐出面311が浸漬液49から離間するよりも前に、吐出ヘッド31の複数の吐出口314からの処理液の吐出が停止される。これにより、吐出面311の浸漬液49からの離間の際に、吐出面311における液切れを良くすることができ、吐出面311に残留する浸漬液49の量を低減することができる。その結果、液除去部47による吐出面311からの浸漬液49の除去を、迅速かつ容易に行うことができる。
さらに、吐出面311が、浸漬液49に対する親和性が高い親液性材料により形成されるため、吐出面311が浸漬液49から離間する際に、吐出面311、および、吐出面311近傍の部位に接する浸漬液49が、吐出ヘッド31の下端である吐出面311へと移動しやすい。また、吐出面311に集まった浸漬液49が、まとまって吐出面311から離間する。このため、吐出面311上に浸漬液49が残留しにくく、液除去部47による吐出面311からの浸漬液49の除去を、より迅速かつより容易に行うことができる。
ヘッド待機部4では、吐出面311が浸漬液49に浸漬された状態で、貯溜槽44内への浸漬液49の供給、および、貯溜槽44からの浸漬液49の排出が、継続的に行われる。これにより、吐出ヘッド31の表面に付着しているパーティクル等を洗い流すことができる。また、貯溜槽44内の浸漬液49を常に新しい清浄な状態とすることができる。換言すれば、貯溜槽44内の浸漬液49が、雰囲気中に浮遊するパーティクルや吐出ヘッド31等に付着しているパーティクル等の混入により汚染されることが抑制される。その結果、パーティクル等が吐出口314から吐出ヘッド31内に進入することを抑制または防止することができる。さらに、貯溜槽44では、浸漬液49が貯溜槽44の底部から供給され、貯溜槽44の上部から排出される。これにより、新しく清浄な浸漬液49を常に吐出面311に向けて供給することができる。その結果、パーティクル等が吐出面311に付着したり、吐出口314から吐出ヘッド31内に進入することを、より一層抑制または防止することができる。なお、貯溜槽44内への浸漬液49の供給、および、貯溜槽44からの浸漬液49の排出は、断続的に行われてもよい。ただし、貯溜槽44内の浸漬液49を常に新しく清浄な状態に維持するという観点からは、貯溜槽44内への浸漬液49の供給、および、貯溜槽44からの浸漬液49の排出が継続的に行われることが好ましい。
基板処理装置1では、上述のように、貯溜槽44内の浸漬液49が、吐出ヘッド31から吐出される処理液と同じ液体である。このため、浸漬液49と処理液との混合により悪影響が生じるおそれがない。また、吐出ヘッド31の待機時に、浸漬液49が吐出口314内に進入しても問題が生じるおそれがない。さらに、吐出ヘッド31の使用再開時に、吐出口314内の浸漬液49を排出するためのフラッシング等の動作を不要とすることができる。
上述のように、基板処理装置1では、待機位置における吐出ヘッド31の上下方向の位置が、基板9に向けて処理液を吐出する際の吐出ヘッド31の上下方向の位置と等しい。このため、ヘッド昇降機構354の構成および制御を簡素化することができる。
基板処理装置1では、吐出ヘッド31の吐出面311が貯溜槽44内の浸漬液49に浸漬された状態で、吐出ヘッド31の圧電素子315が駆動されることにより、ヘッド本体部312を介して貯溜槽44内の浸漬液49に振動が付与されてもよい。これにより、吐出ヘッド31の下端部を洗浄して、当該下端部の表面(すなわち、吐出面311、および、側面のうち吐出面311近傍の部位)に付着したパーティクル等を効率良く除去することができる。
また、基板処理装置1では、ステップS15における吐出面311の浸漬液49からの離間の際に、必ずしも貯溜槽44内の浸漬液49が排出される必要はない。例えば、供給部移動機構35のヘッド昇降機構354により、吐出ヘッド31が待機位置から貯溜槽44の上方へと上昇することにより、吐出面311が浸漬液49から離間してもよい。この場合であっても、吐出面311を浸漬液49から容易に離間することができる。
上述の基板処理装置1では、様々な変更が可能である。
吐出面311は、浸漬液49に対する親和性が低い材料により形成されてもよい。この場合、液除去部47により、吐出面311から浸漬液49を容易に吹き飛ばすことができる。液除去部47では、必ずしも吐出ヘッド31に対してガスが噴射される必要はなく、例えば、吐出面311の周囲のガスとともに吐出面311上の浸漬液49を吸引して除去してもよい。また、加熱等により吐出面311に付着する浸漬液49を蒸発させて除去してもよい。
貯溜槽44への浸漬液49の供給は、必ずしも貯溜槽44の底部から行われる必要はなく、貯溜槽44からの浸漬液49の排出も、必ずしも貯溜槽44の上部開口441から行う必要はない。浸漬液49の供給位置および排出位置は、貯溜槽44上において適宜選択されてよい。
上述のように、吐出ヘッド31から吐出される処理液が浸漬液49と同じ液体である場合、浸漬液配管45からの浸漬液49の供給と並行して、あるいは、浸漬液配管45からの浸漬液49の供給に代えて、吐出ヘッド31から吐出された処理液が貯溜槽44に貯溜されてもよい。
吐出面311を貯溜槽44内の浸漬液49に浸漬する際には、必ずしも、吐出ヘッド31が下降する必要はなく、吐出ヘッド31は貯溜槽44に対して相対的に近づく方向に移動すればよい。例えば、吐出ヘッド31が停止した状態で、浸漬液49が貯溜された貯溜槽44が吐出ヘッド31の下方から上昇することにより、吐出面311が浸漬液49に浸漬されてもよい。また、吐出面311を貯溜槽44内の浸漬液49から離間する際には、必ずしも、貯溜槽44からの浸漬液49の排出、または、吐出ヘッド31の上昇が行われる必要はなく、例えば、吐出ヘッド31が停止した状態で、貯溜槽44が下降することにより、吐出面311が貯溜槽44内の浸漬液49から離間してもよい。換言すれば、吐出ヘッド31を貯溜槽44から遠ざかる方向に相対的に移動することにより、吐出面311が貯溜槽44内の浸漬液49から離間する。
ヘッド待機部4では、待機ポッド41の内部空間40の一部または全体が、浸漬液49が貯溜される貯溜槽44として利用されてもよい。
吐出ヘッド31から吐出される処理液は、必ずしも、液滴状には限定されず、液柱状に連続する処理液が吐出ヘッド31から吐出されてもよい。基板処理装置1の構造は、吐出口が1つのみ設けられた吐出ヘッドを備える基板処理装置に適用されてもよい。
基板処理装置1は、基板9の洗浄以外の様々な処理に利用されてよい。また、基板処理装置1では、半導体基板以外に、液晶表示装置、プラズマディスプレイ、FED(field emission display)等の表示装置に使用されるガラス基板の処理に利用されてもよい。あるいは、基板処理装置1は、光ディスク用基板、磁気ディスク用基板、光磁気ディスク用基板、フォトマスク用基板、セラミック基板および太陽電池用基板等の処理に利用されてもよい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
1 基板処理装置
9 基板
21 基板保持部
22 カップ部
31 吐出ヘッド
35 供給部移動機構
43 蓋部
44 貯溜槽
47 液除去部
49 浸漬液
311 吐出面
312 ヘッド本体部
314 吐出口
315 圧電素子
431 第1開口
S11〜S17 ステップ

Claims (15)

  1. 基板を処理する基板処理装置であって、
    基板を保持する基板保持部と、
    前記基板保持部の周囲を囲むカップ部と、
    前記カップ部の内側にて前記基板保持部の上方に配置され、吐出面に設けられた吐出口から前記基板に向けて処理液を吐出する吐出ヘッドと、
    前記吐出ヘッドを前記基板保持部の上方から前記カップ部の外側の待機位置へと移動する供給部移動機構と、
    前記カップ部の外側に配置され、前記待機位置に位置する前記吐出ヘッドの前記吐出面が浸漬される浸漬液を貯溜する貯溜槽と、
    前記吐出面から前記浸漬液を除去する液除去部と、
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1に記載の基板処理装置であって、
    前記供給部移動機構により前記吐出ヘッドが前記貯溜槽に対して相対的に近づく方向に移動し、前記吐出ヘッドの前記吐出面が前記貯溜槽内の前記浸漬液に浸漬され、
    前記浸漬液が前記貯溜槽から排出されることにより、または、前記供給部移動機構により前記吐出ヘッドが前記貯溜槽から遠ざかる方向に相対的に移動することにより、前記吐出面が前記浸漬液から離間し、
    前記吐出面が前記浸漬液から離間した後に、前記吐出面に残留する浸漬液が前記液除去部により除去されることを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の基板処理装置であって、
    前記吐出面が前記浸漬液に浸漬された状態で、前記吐出口からの前記処理液の吐出が継続的に、または、断続的に行われることを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項3に記載の基板処理装置であって、
    前記吐出面が前記浸漬液から離間するよりも前に、前記吐出口からの前記処理液の吐出が停止されることを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記液除去部が、前記吐出ヘッドに向けてガスを噴出するガス噴出部であることを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項5に記載の基板処理装置であって、
    前記液除去部が、前記貯溜槽内において前記吐出ヘッドに向けて前記ガスを噴出することを特徴とする基板処理装置。
  7. 請求項6に記載の基板処理装置であって、
    前記貯溜槽の上方を覆う蓋部が設けられ、
    前記蓋部に、前記吐出ヘッドの下端部が挿入される挿入口が設けられることを特徴とする基板処理装置。
  8. 請求項5に記載の基板処理装置であって、
    前記液除去部が、前記基板保持部から遠ざかる方向へと前記ガスを噴出することを特徴とする基板処理装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記吐出面が前記浸漬液に浸漬された状態で、前記貯溜槽内への前記浸漬液の供給、および、前記貯溜槽からの前記浸漬液の排出が、継続的に、または、断続的に行われることを特徴とする基板処理装置。
  10. 請求項9に記載の基板処理装置であって、
    前記浸漬液が、前記貯溜槽の底部から供給され、前記貯溜槽の上部から排出されることを特徴とする基板処理装置。
  11. 請求項1ないし10のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記吐出ヘッドが、
    内部に前記処理液を保持するとともに外面の一部が前記吐出面であるヘッド本体部と、
    前記ヘッド本体部に取り付けられ、前記ヘッド本体部内の前記処理液に振動を付与することにより、前記吐出口から前記処理液を吐出させる圧電素子と、
    を備え、
    前記吐出面が前記浸漬液に浸漬された状態で、前記圧電素子が駆動されることにより、前記貯溜槽内の前記浸漬液に振動が付与されることを特徴とする基板処理装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記浸漬液が、前記処理液と同じ液体であることを特徴とする基板処理装置。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記吐出面が、前記浸漬液に対する親和性が高い親液性材料により形成されることを特徴とする基板処理装置。
  14. 請求項1ないし13のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記吐出ヘッドから前記基板に向けて吐出される前記処理液により、前記基板の洗浄処理が行われることを特徴とする基板処理装置。
  15. カップ部により周囲を囲まれた基板保持部の上方にて前記カップ部の内側に配置されるとともに吐出面に設けられた吐出口から前記基板保持部に保持された基板に向けて処理液を吐出する吐出ヘッドを備える基板処理装置において、前記吐出ヘッドを待機させる吐出ヘッド待機方法であって、
    a)前記吐出ヘッドを前記カップ部の内側から前記カップ部の外側へと移動する工程と、
    b)前記吐出ヘッドを、浸漬液が貯溜された貯溜槽に対して相対的に近づく方向に移動し、前記吐出ヘッドの前記吐出面を前記浸漬液に浸漬する工程と、
    c)前記浸漬液を前記貯溜槽から排出することにより、または、前記吐出ヘッドを前記貯溜槽から遠ざかる方向に相対的に移動することにより、前記吐出面を前記浸漬液から離間させる工程と、
    d)前記吐出面に残留する浸漬液を除去する工程と、
    e)前記吐出ヘッドを前記カップ部の内側へと移動する工程と、
    を備えることを特徴とする吐出ヘッド待機方法。
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