JP2014179037A - 自動取引装置、自動取引システム及び自動取引方法 - Google Patents

自動取引装置、自動取引システム及び自動取引方法 Download PDF

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Abstract

【課題】支払取引時に取引現金を取り忘れた場合、再取引のための処理を完全に自動化することが可能な自動取引装置、自動取引システム及び自動取引方法を提供すること。
【解決手段】利用者を撮影して利用者画像を取得する第1の撮像手段と、利用者の指定した額の現金を出金部に放出する現金放出手段と、出金部に現金が存在することを検知する現金検知手段と、出金部から現金を抜き取る利用者の手元を撮影して手元画像を取得する第2の撮像手段と、現金が放出されてから所定時間経過後に、出金部に現金の全部または一部の残金が存在することを現金検知手段によって検知した場合、残金を取り込む残金取込手段と、取り込んだ残金を計数する残金計数手段と、撮影した利用者画像、手元画像、及び計数した残金を示す残金情報をホストコンピュータに送信する送信手段を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、金融機関等の店舗に設置され、顧客との取引を自動で行う現金自動預金支払機等の自動取引装置、自動取引システム及び自動取引方法に関する。
従来、現金自動預金支払機(ATM:Automated Teller Machine)等の自動取引装置による支払取引において、支払われた現金を顧客が取り忘れた場合、顧客は金融機関の窓口へ行き、該当取引の履歴確認(ホスト、ATMの取引履歴)やその他、本人確認等の所定の確認及び手続きを行い、元帳の復元や現金の受け取りを行っている。
具体的には、自動取引装置の支払取引等で、カード及び通帳を受け取り後に現金を取り忘れた場合に、その現金を受け取るには以下のような手番が必要である。
まず、顧客が窓口営業時間中に窓口まで出向く。そして、金融機関の職員により、顧客の本人確認を実施する。次に、顧客の申告に基づいて、職員が当該取引の存在を確認する。すなわち、該当自動取引装置の取引ジャーナル等の履歴を確認するとともに、センタ元帳の該当取引の履歴を確認し、自動取引装置の履歴との一致を検証する。その結果、全額の取り忘れか、一部取り忘れかを確認して、返却すべき額を確定する。そして、センタの元帳の戻し等の操作、或いは、顧客に現金の払出しを行っている。
しかしながら、現金の受け取りが窓口営業時間(通常平日9時〜15時)に限られてしまうため、営業時間外や休日など窓口が閉まっている場合は、翌営業日まで手続きが行えず即時お金が必要な場合に現金が受け取れずに、顧客にとって不便であった。また、窓口係員にとっては、ATMでの取引確認、ホスト取引確認等現金を返却するための手続きが煩雑であり、同手続きのための負荷がかかっていた。
このような現金の取り忘れを防止するための技術がいくつか開示されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
また、取り忘れた現金を返却する技術も開示されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開2010−218092号公報 特開2000−322631号公報 特開平8−335283号公報
上述のように、支払取引等で現金(放出現金)を取り忘れたり、その一部のみを抜き取って一部を取り忘れたりするケースにおいて、取り忘れた実際の金額と、顧客の認識する金額とが一致しない場合があるため、自動取引装置において取り忘れた現金の払出しを行う再取引のための処理を完全に自動化することはできない、という問題点があった。
本発明は、上述のような実状に鑑みたものであり、支払取引等で現金(放出現金)を取り忘れたり、その一部のみを抜き取って一部を取り忘れたりするケースにおいて、再取引のための処理を完全に自動化することが可能な自動取引装置、自動取引システム及び自動取引方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、下記のような構成を採用した。
すなわち、本発明の一態様によれば、本発明の自動取引装置は、ホストコンピュータと通信可能な自動取引装置であって、利用者を撮影して利用者画像を取得する第1の撮像手段と、前記利用者の指定した額の現金を出金部に放出する現金放出手段と、前記出金部に現金が存在することを検知する現金検知手段と、前記出金部から前記現金を抜き取る前記利用者の手元を撮影して手元画像を取得する第2の撮像手段と、前記現金放出手段によって現金が放出されてから所定時間経過後に、前記出金部に前記現金の全部又は一部の残金が存在することを前記現金検知手段によって検知した場合、前記残金を取り込む残金取込手段と、前記残金取込手段によって取り込んだ残金を計数する残金計数手段と、前記第1の撮像手段によって撮影した前記利用者画像、前記第2の撮像手段によって撮像した前記手元画像、及び前記残金計数手段によって計数した残金を示す残金情報を前記ホストコンピュータに送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の自動取引装置は、前記ホストコンピュータから前記残金情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信した前記残金情報を表示する残金情報表示手段とを更に備えることが望ましい。
また、本発明の自動取引装置は、前記現金放出手段が、前記受信手段によって受信した前記残金情報に基づいて前記残金を放出することが望ましい。
また、本発明の自動取引装置は、前記ホストコンピュータと通信可能な窓口端末へ誘導する案内表示を表示する案内表示手段更に備えることが望ましい。
また、本発明の一態様によれば、本発明の自動取引システムは、ホストコンピュータ、前記ホストコンピュータと通信可能な自動取引装置、及び前記ホストコンピュータと通信可能な窓口端末を備える自動取引システムであって、前記自動取引装置が、利用者を撮影して利用者画像を取得する第1の撮像手段と、前記利用者の指定した額の現金を出金部に放出する現金放出手段と、前記出金部に現金が存在することを検知する現金検知手段と、前記出金部から前記現金を抜き取る前記利用者の手元を撮影して手元画像を取得する第2の撮像手段と、前記現金放出手段によって現金が放出されてから所定時間経過後に、前記出金部に前記現金の全部又は一部の残金が存在することを前記現金検知手段によって検知した場合、前記残金を取り込む残金取込手段と、前記残金取込手段によって取り込んだ残金を計数する残金計数手段と、前記第1の撮像手段によって撮影した前記利用者画像、前記第2の撮像手段によって撮像した前記手元画像、及び前記残金計数手段によって計数した残金を示す残金情報を前記ホストコンピュータに送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の一態様によれば、本発明の自動取引方法は、ホストコンピュータと通信可能な自動取引装置において実行される自動取引方法であって、第1の撮像装置が、利用者を撮影して利用者画像を取得し、現金放出機構が、前記利用者の指定した額の現金を出金部に放出し、第2の撮像装置が、前記出金部から前記現金を抜き取る前記利用者の手元を撮影して手元画像を取得し、前記現金放出機構が現金を放出してから所定時間経過後に、前記出金部に現金が存在することを検知する現金検知装置が、前記出金部に前記現金の全部又は一部の残金が存在することを検知した場合、残金取込機構が、前記残金を取り込み、残金計数装置が、前記残金取込機構によって取り込んだ残金を計数し、送信装置が、前記第1の撮像装置によって撮影した前記利用者画像、前記第2の撮像装置によって撮像した前記手元画像、及び前記残金計数装置によって計数した残金を示す残金情報を前記ホストコンピュータに送信することを特徴とする。
本発明によれば、自動取引装置で取り忘れ処理を行う事により、窓口営業時間外や休日においても、取り忘れた現金の払出しを行う事ができ、必要な現金をその場で受け取ることができるようになり、顧客利便性が向上する。また、金融機関の係員処理の省力化及び効率化が図れる、という効果を奏する。
自動取引システムの適用環境を示す図である。 自動取引装置の外観を示す図である。 自動取引装置のシステム構成例を示す図である。 自動取引装置の表示例(その1)を示す図である。 「取り忘れ発生処理」の流れを示すフローチャート(その1)である。 「取り忘れ発生処理」の流れを示すフローチャート(その2)である。 電文例(その1)を示す図である。 「取り忘れデータベース」のデータ構造例を示す図である。 「元帳データベース」のデータ構造例を示す図である。 「取り忘れ後処理」の流れを示すフローチャート(その1)である。 「取り忘れ後処理」の流れを示すフローチャート(その2)である。 「取り忘れ後処理」の流れを示すフローチャート(その3)である。 「取り忘れ後処理」の流れを示すフローチャート(その4)である。 電文例(その2)を示す図である。 電文例(その3)を示す図である。 自動取引装置の表示例(その2)を示す図である。 自動取引装置の表示例(その3)を示す図である。 自動取引装置の表示例(その4)を示す図である。 レシートの印字例を示す図である。 自動取引装置の表示例(その5)を示す図である。 電文例(その4)を示す図である。 電文例(その5)を示す図である。 「窓口誘導処理」の流れを示すフローチャートである。 窓口端末の表示例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用した自動取引システムの適用環境を示す図である。
図1において、自動取引システムは、例えば、銀行等の金融機関の店舗又はコンビニエンスストア等の店舗等に設置された現金自動預金支払機等の自動取引装置1と、金融機関の管理するホストコンピュータ2と、金融機関の窓口に駐在する窓口オペレータが操作する窓口端末3とを備える。自動取引装置1及び窓口端末3は、ネットワーク4を介してホストコンピュータ2に通信可能に接続されている。ネットワーク4は、インターネット、イントラネット又は自動取引システムのための専用の通信網である。
図2は、本発明を適用した自動取引装置の外観を示す図である。
図2において、自動取引装置1は、通帳挿入部10、カード挿入部11、硬貨入出金部12、紙幣入出金部13、表示入力部14、顧客カメラ15、第1の手元カメラ16および第2の手元カメラ17を備えている。
通帳挿入部10は、通帳を受け付け、たとえば通帳の側面に添付されている磁気ストライブ部などに記憶されているデータの読み込み、通帳記入など一定の処理を行った後に通帳を返却する。カード挿入部11は、キャッシュカードを受け付け、キャッシュカード内に記憶されているデータを読み込むなど一定の処理を行った後にキャッシュカードを返却する。また、カード挿入部11は、振込カードの発行の際には、作成された振込カードを排出し、振込カードの利用の際には、振込カードを受け付け、振込カード内に記憶されているデータを読み込むなど一定の処理を行った後に振込カードを返却する。
硬貨入出金部12は、硬貨の受け付けおよび払い出しを行う。また、紙幣入出金部13は、紙幣の受け付けおよび紙幣の払い出しを行う。
表示入力部14は、取引内容メニューや取引結果の案内等を表示したり、処理要求などを受け付けたりする。
顧客カメラ15は、自動取引装置1の正面上部に設けられ、顧客の顔画像を撮影する。そして、第1の手元カメラ16は、硬貨入出金部12の内部に設けられ、硬貨入出金部12の入出金口を視野範囲として、硬貨を取り出す顧客の手の動きを撮影する。また、第2の手元カメラ17は、紙幣入出金部13の内部に設けられ、紙幣入出金部13の入出金口を視野範囲として、紙幣を取り出す顧客の手の動きを撮影する。
図3は、自動取引装置のシステム構成例を示す図である。
図3において、ATM制御部20は、上記自動取引装置1が備える。上記ATM制御部20は、主制御部21、メモリ22、ハードディスク23、ホスト通信制御部24、画面表示部25、キー入力部26、カメラ部27、およびIO(Input Output)制御部28を有している。そして、ATM制御部20は、IO制御部28を介して、紙幣処理ユニット30、硬貨処理ユニット40、通帳処理ユニット50、およびカード処理ユニット60を制御することにより、自動取引装置1の全体を制御する。
メモリ22は、制御プログラムを実行するためのRAM(Random Access Memory)である。例えば、キー入力部26からのキー入力信号やホスト通信制御部24を介して受信されるホストコンピュータ2からの問い合わせ信号などに応じて前記制御プログラムが起動・実行されると、ROM(Read Only Memory)に予め記憶されている制御プログラムに従ってRAMを作業用メモリとして、自動取引装置1の各部の動作が制御される。ハードディスク23には、OS(Operating System)や自動取引装置1を識別するための端末ID(IDentification)、自動取引装置1の各機能を制御し実行するための制御プログラム、後述する画像データなどが記憶されている。
ホスト通信制御部24は、ホストコンピュータ2との通信を制御している。画面表示部25およびキー入力部26は、利用者が自動取引装置1を操作する際のインターフェイスである。すなわち、画面表示部25は、取引メニューや取引に関する案内を表示する。また、キー入力部26は、利用者が入力するためのキーである。これら画面表示部25およびキー入力部26は、表示入力部14のタッチパネルとして一体化している。そして、カメラ部27は、顧客カメラ15、第1の手元カメラ16および第2の手元カメラ17を備える。
また、紙幣処理ユニット30は、入金や振り込みのときに紙幣入出金部13から投入された紙幣の枚数を数え、紙幣の種類を判別する。また、紙幣の払い出しを行うときに、払い出すための紙幣を数える。硬貨処理ユニット40は、入金や振り込みのときに硬貨入出金部12から投入された硬貨の枚数を数え、硬貨の種類を判別する。また、硬貨の払い出しを行うときに、払い出すための硬貨を数える。また、通帳処理ユニット50は、通帳挿入部10から挿入された通帳の磁気ストライプ部に記憶されているデータを読み取る。また、通帳に対して通帳記入を行う。
カード処理ユニット60は、カード挿入部11から挿入されたカード媒体の磁気ストライプ部やICチップ部に記憶されているデータを読み取る。また、振込カードやレシートの発行を行う。
まず、自動取引装置1が実行する「取り忘れ発生時処理」について説明する。
図4は、自動取引装置の表示例を示す図であり、図5及び図6は、「取り忘れ発生時処理」の流れを示すフローチャートであり、図7は、電文例を示す図である。
顧客が自動取引装置1に接近すると、自動取引装置1に設けられた顧客検知センサ(不図示)が顧客の接近を検知する。すると、画面表示部25が、図4に例示するような案内画面を表示入力部14に表示する。そして、自動取引装置1は、図5及び図6に示すような「取り忘れ発生時処理」を実行する。
まず、図5のステップS501において、自動取引装置1の正面上部に設けられた顧客カメラ15が、顧客の顔画像を撮影し、ハードディスク23に格納する。なお、撮影する顔画像は、静止画でも良いし、動画でも良い。動画の場合は、予め定めた時間撮影しても良いし、何らかの処理が終了するまで撮影を継続しても良い。
次に、ステップS502において、図4に例示するような案内画面から顧客によって「お引き出し」が選択されたのか他の処理が選択されたのかを判断する。
「お引き出し」以外が選択された場合(ステップS502:NO)は、ステップS504において、選択された処理に対応する「他の処理」が実行される。
他方、「お引き出し」が選択された場合(ステップS502:YES)は、ステップS504において、表示入力部14でキャッシュカード等のカードの挿入を促し、挿入されたカードを取り込む。そして、例えばカードの磁気ストライプに記録された口座情報データを読み取る。
次に、ステップ505において、表示入力部14で暗証番号の入力を促し、顧客により押下された暗証番号を受付ける。また、ステップS506において、表示入力部14で引き出し金額の入力を促し、顧客により押下された引き出し金額を受付ける。
次に、ステップS507において、入力金額、訂正キー及び確認キーが表示された金額確認画面を表示入力部14に表示し、確認キーの押下により引き出し金額を確認する。
そして、ステップS508において、ホスト通信制御部24がネットワーク4を介してホストコンピュータ2に対して取引要求電文を送信する。ホストコンピュータ2では、取引要求電文の内容に応じた取引処理を実行し、ネットワーク4を介して取引許可電文を自動取引装置1に返送する。
自動取引装置1は、ステップS509において、ホストコンピュータ2から取引許可電文を受信すると、ステップS510において、取引記録をレシートに印字するとともに取引履歴をジャーナルに印字し、ステップS511において、取引許可電文の取引金額に基づいて、紙幣及び硬貨を計数する。
そして、ステップS512において、顧客カメラ15が、顧客の顔画像を撮影し、ハードディスク23に格納する。なお、撮影する顔画像は、静止画でも良いし、動画でも良い。動画の場合は、上記ステップS501で動画撮影を開始し、このステップS512で動画撮影を終了しても良い。
次に、ステップS513において、ステップS504で挿入したカードとステップS510で印字したレシートを放出し、ステップS514において、ステップS511で計数した現金のうち、硬貨については硬貨入出金部12から放出し、紙幣については紙幣入出金部13から放出する。
次に、図6のステップS515において、ステップS514で現金が放出されてから、センサーにより全ての硬貨及び紙幣が抜き取られることを検知するまでの間に、所定時間が経過したか(タイムアウトになったか)否かを判断する。
そして、タイムアウトになる前(ステップS515:NO)に、ステップS516において、硬貨入出金部12及び紙幣入出金部13の内部に設けられたセンサーにより顧客の手等の挿入を検知し、挿入が検知されていなければ(ステップS516:NO)、ステップS519に遷移する。
他方、挿入が検知された場合(ステップS516:YES)は、ステップS517において、硬貨入出金部12の内部に設けられた第1の手元カメラ16が、硬貨入出金部12の入出金口から硬貨を取り出す顧客の手の動きを撮影し、紙幣入出金部13の内部に設けられた第2の手元カメラ17が、紙幣入出金部13の入出金口から紙幣を取り出す顧客の手の動きを撮影する。そして、ステップS518において、顧客カメラ15が、顧客の顔画像を撮影する。
次に、ステップS519において、全ての硬貨及び紙幣が抜き取られたか否かを硬貨入出金部12及び紙幣入出金部13の内部に設けられたセンサーにより検知し、全ての硬貨及び紙幣が抜き取られていなければ(ステップS519:NO)、ステップS515に戻る。
他方、全ての硬貨及び紙幣が抜き取られた場合(ステップS519:YES)は、「取り忘れ発生時処理」を終了する。この場合は、図5のステップS514で放出された硬貨及び紙幣が全て抜き取られている。
また、ステップS515でタイムアウトになった場合(ステップS515:YES)は、硬貨又は紙幣が硬貨入出金部12又は紙幣入出金部13に残っているので、ステップS520において、取り忘れた硬貨又は紙幣を自動取引装置1の内部に取り込み、ステップS521において、鑑別して取り忘れ金額を確定する。
次に、ステップS522において、図7に示すような「口座番号(カード情報)」「取引年月日及び時刻」「取引金額」「取り忘れ金額」「取り忘れ金種別枚数」「カメラ画像」等を、「現金取り忘れ情報通知」の電文として、ホスト通信制御部24がネットワーク4を介してホストコンピュータ2に対して送信する。
そして、ステップS523において、自動取引装置1は一旦障害休止状態となって「取り忘れ発生時処理」を終了する。
図8は、「取り忘れデータベース」のデータ構造例を示す図であり、図9は、「元帳データベース」のデータ構造例を示す図である。
自動取引装置1から「現金取り忘れ情報通知」の電文(図7参照)を受信したホストコンピュータ2は、図8に示すようなデータ構造の「取り忘れデータベース」として、「現金取り忘れ情報通知」の内容のデータを口座番号に対応付けて保持する。また、ホストコンピュータ2は、図9に示すようなデータ構造の「元帳データベース」の「更新保留額」に、受信した「取り忘れ金額」を入力する。
そして、ホストコンピュータ2は、顧客の取引により自動取引装置1からの取引要求電文を受信した場合、又は「現金取り忘れ後取引」が選択された場合、照会し、自動取引装置1へネットワーク4を介して必要なデータを送信する。また、窓口端末3から照会があった場合にも窓口端末3へデータを送信する。
図10、図11、図12及び図13は、「取り忘れ後処理」の流れを示すフローチャートであり、図14、図15、図21及び図22は、電文例を示す図であり、図16、図17、図18及び図20は、自動取引装置の表示例を示す図であり、図19は、レシートの印字例を示す図である。
これらの図10乃至図22を用いて、自動取引装置1が実行する「取り忘れ後処理」について説明する。
まず、図10のステップS1001において、自動取引装置1の正面上部に設けられた顧客カメラ15が、顧客の顔画像を撮影し、ハードディスク23に格納する。なお、撮影する顔画像は、静止画でも良いし、動画でも良い。動画の場合は、予め定めた時間撮影しても良いし、何らかの処理が終了するまで撮影を継続しても良い。
次に、ステップS1002において、図4に例示するような案内画面から顧客によって「現金取り忘れ後処理」が選択されたのか他の処理が選択されたのかを判断する。
「現金取り忘れ後処理」が選択された場合(ステップS1002:YES)は、ステップS1003において、表示入力部14でキャッシュカード等のカードの挿入を促し、挿入されたカードを取り込む。そして、例えばカードの磁気ストライプに記録された口座情報データを読み取る。
次に、ステップ1004において、表示入力部14で暗証番号の入力を促し、顧客により押下された暗証番号を受付ける。
そして、ステップS1005において、ホスト通信制御部24がネットワーク4を介してホストコンピュータ2に対して、図14に示すような「取り忘れ照会要求」電文を送信する。ここでは、図14に例示の電文種は、「002」であり、自動取引装置1から送信された電文であることを示す。ホストコンピュータ2では、取り忘れ照会要求電文の内容に応じた取引処理として、図8の「取り忘れデータベース」及び図9の「元帳データベース」を参照し、当該口座番号に対応する元帳データの「更新保留額」が「0」円でなければ、取り忘れがあったと判断する。そして、ホストコンピュータ2は、「更新保留額」が「0」でなければ、ネットワーク4を介して取引を許可する電文として、図15に示すような「取り忘れ照会応答」電文を自動取引装置1に返送する。また、「更新保留額」が「0」円であれば、取引を拒否する「取り忘れ照会応答」電文を返送する。図15に例示した「取り忘れ照会応答」電文は、「取り忘れ該当有無表示」が「1」であるので、取引を許可する電文となる。この「取り忘れ該当有無表示」が「0」であれば、取引を拒否する「取り忘れ照会応答」電文となる。
自動取引装置1は、ステップS1006において、ホストコンピュータ2から「取り忘れ照会応答」電文を受信する。
そして、ステップS1007において、ステップS1006で受信した「取り忘れ照会応答」電文の「取り忘れ該当有無表示」が「1」か「0」かにより、該当取り忘れ取引があったか否かを判断する。
取り忘れ取引がなかったと判断された場合(ステップS1007:NO)は、ステップS1008において、図16に例示するような案内画面を表示し、ステップS1009において、ステップS1003で挿入したカードを放出して、「取り忘れ後処理」を終了する。
他方、取り忘れ取引があったと判断された場合(ステップS1007:YES)は、図11のステップS1010において、図17に例示するような取り忘れ取引の内容を示した案内画面を表示する。この案内画面は、表示された取り忘れ取引の内容を了承する場合は、「了承する」ボタンを押下することが可能であり、了承しない場合は、「了承しない」ボタンを押下することが可能である。
そして、このような案内画面を顧客が確認し、ステップS1011において、取り忘れ内容を了承するか否か、すなわち、「了承する」ボタンが押下されたか「了承しない」ボタンが押下されたかを判断する。
了承しないと判断(「了承しない」ボタンが押下)された場合(ステップS1011:NO)は、ステップS1012において、図18に例示するような案内画面を表示し、顧客を窓口に案内する。そして、ステップS1013において、ステップS1003で挿入したカードと図19に例示するようなレシートを放出する。
他方、了承すると判断(「了承する」ボタンが押下)された場合(ステップS1011:YES)は、ステップS1014において、図20に例示するような再取引の方法を選択させる案内画面を表示する。この案内画面は、取り忘れた現金を引き出す処理を希望する場合は、「お引き出し」ボタンを押下することが可能であり、取り忘れた現金を残高として戻す場合は、「残高の戻し」ボタンを押下することが可能である。
そして、ステップS1015において、図20に例示するような案内画面から顧客によって「お引き出し」が選択されたのか「残高の戻し」が選択されたのかを判断する。
「お引き出し」が選択された場合(ステップS1015:YES)は、ステップS1016において、ホスト通信制御部24がネットワーク4を介してホストコンピュータ2に対して図21に例示したような「取り忘れ後支払要求」電文を送信する。この電文はステップS1003において読み取られた口座情報データと、ステップS1006においてホストコンピュータ2から受信された取り忘れ金額等より構成する。
ホストコンピュータ2では、「取り忘れ後支払要求」電文に従い、元帳データベース(図9参照)の「更新保留額」を「0」円に更新し、ネットワーク4を介してその処理結果(取引許可電文)を自動取引装置1に返送する。
自動取引装置1は、ステップS1017において、ホストコンピュータ2から処理結果(取引許可電文)を受信し、ステップS1018において、取引記録をレシートに印字するとともに取引履歴をジャーナルに印字し、ステップS1019において、ホストコンピュータ2から受信された取り忘れ金額(ステップS1006)に基づいて、紙幣及び硬貨を計数する。
そして、ステップS1020において、ステップS1003で挿入したカードとステップS1018で印字したレシートを放出し、ステップS1021において、ステップS1019で計数した現金のうち、硬貨については硬貨入出金部12から放出し、紙幣については紙幣入出金部13から放出して、「取り忘れ後処理」を終了する。
他方、ステップS1015で「残高の戻し」が選択された場合(ステップS1015:NO)は、ステップS1022において、ホスト通信制御部24がネットワーク4を介してホストコンピュータ2に対して図22に例示したような「元帳戻し要求」電文を送信する。この電文はステップS1003において読み取られた口座情報データと、ステップS1006においてホストコンピュータ2から受信された取り忘れ金額等より構成する。
ホストコンピュータ2では、「元帳戻し要求」電文に従い、元帳データベースの「更新保留額」を当該口座番号の残高に加算するとともに、元帳データベースの「更新保留額」を「0」円に更新し、ネットワーク4を介してその処理結果(取引許可電文)を自動取引装置1に返送する。
自動取引装置1は、ステップS1023において、ホストコンピュータ2から処理結果(取引許可電文)を受信し、ステップS1024において、取引記録をレシートに印字するとともに取引履歴をジャーナルに印字する。
そして、ステップS1025において、ステップS1003で挿入した媒体カードとステップS1024で印字したレシートを放出して、「取り忘れ後処理」を終了する。
図10のステップS1002で「現金取り忘れ後処理」以外が選択された場合(ステップS1002:NO)は、図12のステップS1026において、図4に例示するような案内画面から顧客によって「お引き出し」が選択されたのか他の処理が選択されたのかを判断する。
「お引き出し」以外が選択された場合(ステップS1026:NO)は、ステップS1027において、選択された処理に対応する「他の処理」が実行される。
他方、「お引き出し」が選択された場合(ステップS1026:YES)は、ステップS1028において、表示入力部14でキャッシュカード等のカードの挿入を促し、挿入されたカードを取り込む。そして、例えば媒体カードの磁気ストライプに記録された口座情報データを読み取る。
次に、ステップ1029において、表示入力部14で暗証番号の入力を促し、顧客により押下された暗証番号を受付ける。また、ステップS1030において、表示入力部14で引き出し金額の入力を促し、顧客により押下された引き出し金額を受付ける。
次に、ステップS1031において、入力金額、訂正キー及び確認キーが表示された金額確認画面を表示入力部14に表示し、確認キーの押下により引き出し金額を確認する。
そして、ステップS1032において、ホスト通信制御部24がネットワーク4を介してホストコンピュータ2に対して、取引を要求する電文として支払取引における「取引要求」電文(不図示)を送信する。この電文はステップS1028乃至ステップ1030において取得された口座番号、暗証番号及び引き出し金額等より構成する。
ホストコンピュータ2では、取引要求電文の口座番号に基づき、図8の「取り忘れデータベース」及び図9の「元帳データベース」を参照し、当該口座番号に対応する元帳データの「更新保留額」が「0」円でなければ、取り忘れがあったと判断する。そして、ホストコンピュータ2は、「更新保留額」が「0」でなければ、ネットワーク4を介して、図15に示すような「取り忘れ照会応答」電文を自動取引装置1に返送する。また、「更新保留額」が「0」円であれば、取り忘れがなかったので「お引き出し」の処理が実行される。すなわち、図9の「元帳データベース」の残高を取引要求電文の引き出し金額で減算して「取引許可」電文(不図示)を返送する。
自動取引装置1は、ステップS1033において、ホストコンピュータ2から図15に示すような「取り忘れ照会応答」電文又は「取引許可」電文を受信する。
そして、ステップS1034において、ステップS1033で受信した電文が「取り忘れ照会応答」電文であったか否かを判断する。
取り忘れ取引がなかったと判断された場合、すなわち、ステップS1033で支払取引における「取引許可」電文を受信した場合(ステップS1033:NO)は、ステップS1035において、取引記録をレシートに印字するとともに取引履歴をジャーナルに印字し、ステップS1036において、支払許可電文の取引金額に基づいて、紙幣及び硬貨を計数する。
そして、ステップS1037において、顧客カメラ15が、顧客の顔画像を撮影し、ハードディスク23に格納する。なお、撮影する顔画像は、静止画でも良いし、動画でも良い。動画の場合は、図10のステップS1001で動画撮影を開始し、このステップS1037で動画撮影を終了しても良い。
次に、ステップS1038において、ステップS1028で挿入したカードとステップS1035で印字したレシートを放出し、ステップS1039において、ステップS1036で計数した現金のうち、硬貨については硬貨入出金部12から放出し、紙幣については紙幣入出金部13から放出する。
次に、図13のステップS1040において、ステップS1039で現金が放出されてから、センサーにより全ての硬貨及び紙幣が抜き取られることを検知するまでの間に、所定時間が経過したか(タイムアウトになったか)否かを判断する。
そして、タイムアウトになる前(ステップS1040:NO)に、ステップS1041において、硬貨入出金部12及び紙幣入出金部13の内部に設けられたセンサーにより顧客の手等の挿入を検知し、挿入が検知されていなければ(ステップS1041:NO)、ステップS1044に遷移する。
他方、挿入が検知された場合(ステップS1041:YES)は、ステップS1042において、硬貨入出金部12の内部に設けられた第1の手元カメラ16が、硬貨入出金部12の入出金口から硬貨を取り出す顧客の手の動きを撮影し、紙幣入出金部13の内部に設けられた第2の手元カメラ17が、紙幣入出金部13の入出金口から紙幣を取り出す顧客の手の動きを撮影する。そして、ステップS1043において、顧客カメラ15が、顧客の顔画像を撮影する。
次に、ステップS1044において、全ての硬貨及び紙幣が抜き取られたか否かを硬貨入出金部12及び紙幣入出金部13の内部に設けられたセンサーにより検知し、全ての硬貨及び紙幣が抜き取られていなければ(ステップS1044:NO)、ステップS1040に戻る。
他方、全ての硬貨及び紙幣が抜き取られた場合(ステップS1044:YES)は、「取り忘れ発生時処理」を終了する。この場合は、図12のステップS1039で放出された硬貨及び紙幣が全て抜き取られている。
また、ステップS1040でタイムアウトになった場合(ステップS1040:YES)は、硬貨又は紙幣が硬貨入出金部12又は紙幣入出金部13に残っているので、ステップS1045において、取り忘れた硬貨又は紙幣を自動取引装置1の内部に取り込み、ステップS1046において、鑑別して取り忘れ金額を確定する。
次に、ステップS1047において、図7に示すような「口座番号(カード情報)」「取引年月日及び時刻」「取引金額」「取り忘れ金額」「取り忘れ金種別枚数」「カメラ画像」等を、「現金取り忘れ情報通知」の電文として、ホスト通信制御部24がネットワーク4を介してホストコンピュータ2に対して送信する。
そして、ステップS1048において、自動取引装置1は一旦障害休止状態となって「取り忘れ発生時処理」を終了する。
他方、図12のステップS1034で取り忘れ取引があったと判断された場合、すなわち、ステップS1033で「取り忘れ照会応答」電文を受信した場合(ステップS1034:YES)は、図11のステップS1010に戻る。
次に、自動取引装置1が実行する「窓口誘導処理」について説明する。
図23は、「窓口誘導処理」の流れを示すフローチャートであり、図24は、窓口端末の表示例を示す図である。
上述した図11のステップS1012で窓口に行くように案内された顧客が、ステップS1013で放出されたレシート(図19参照)を窓口へ持参すると、窓口係員の操作によって窓口端末3が「窓口誘導処理」を実行する。
まず、図23のステップS2301において、挿入されたキャッシュカード等のカードから口座番号を読み取るか、又は口座番号を入力する。そして、ステップS2302において、暗証番号を入力する。
すると、ステップS2303において、窓口端末3は、当該取り忘れ取引をホストコンピュータ2に照会する。具体的には、窓口端末3がネットワーク4を介してホストコンピュータ2に対して、図14に示すような「取り忘れ照会要求」電文を送信する。ここでは、図14に例示の電文種は、「003」であり、窓口端末3から送信された電文であることを示す。ホストコンピュータ2では、取り忘れ照会要求電文の内容に応じた取引処理として、図8の「取り忘れデータベース」及び図9の「元帳データベース」を参照し、当該口座番号に対応する元帳データの「更新保留額」が「0」円でなければ、取り忘れがあったと判断する。そして、ホストコンピュータ2は、「更新保留額」が「0」でなければ、ネットワーク4を介して取引を許可する電文として、図15に示すような「取り忘れ照会応答」電文を窓口端末3に返送する。また、「更新保留額」が「0」円であれば、取引を拒否する「取り忘れ照会応答」電文を返送する。図15に例示した「取り忘れ照会応答」電文は、「取り忘れ該当有無表示」が「1」であるので、取引を許可する電文となる。この「取り忘れ該当有無表示」が「0」であれば、取引を拒否する「取り忘れ照会応答」電文となる。そして、窓口端末3がホストコンピュータ2から「取り忘れ照会応答」電文を受信する。
そして、ステップS2304において、ホストコンピュータ2から受信した「取り忘れ照会応答」電文に格納された「カメラ画像」と窓口に来た顧客の顔とを比較して、一致していなければ(ステップS2304:NO)、顧客に対して支払い取引に応じられない旨を説明して、「窓口誘導処理」を終了する。
他方、「カメラ画像」と窓口に来た顧客の顔とが一致していれば(ステップS2304:YES)、ステップS2305において、図24に例示するような「取り忘れ照会」画面を表示する。
そして、ステップS2306において、窓口に来た顧客に予め申告してもらった取り忘れ内容と、ステップS2305で表示されている「取り忘れ照会」画面の内容とが一致していなければ(ステップS2306:NO)、顧客に対して支払い取引に応じられない旨を説明して、「窓口誘導処理」を終了する。
他方、取り忘れ内容が一致していれば(ステップS2306:YES)、ステップS2307において、取り忘れ後の処理を実行する。具体的には、「取り忘れデータベース」の「取り忘れ金額」に格納された金額の現金を放出して、「元帳データベース」の「更新保留額」を「0」円に更新するか、又は元帳データベースの「更新保留額」を当該口座番号の残高に加算して、元帳データベースの「更新保留額」を「0」円に更新する。
以上、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明してきたが、本発明が適用される自動取引装置は、上述の実施の形態に限定されない。
また、上述してきた本発明の実施の形態は、自動取引装置の一機能としてハードウェアまたはDSP(Digital Signal Processor)ボードやCPUボードでのファームウェアもしくはソフトウェアにより実現することができる。
また、本発明が適用される自動取引装置は、その機能が実行されるのであれば、上述の実施の形態に限定されることなく、単体の装置であっても、複数の装置からなるシステムあるいは統合装置であっても、LAN、WAN等のネットワークを介して処理が行なわれるシステムであってもよいことは言うまでもない。
また、バスに接続されたCPU、ROMやRAMのメモリ、入力装置、出力装置、外部記録装置、媒体駆動装置、ネットワーク接続装置で構成されるシステムでも実現できる。すなわち、前述してきた実施の形態のシステムを実現するソフトェアのプログラムを記録したROMやRAMのメモリ、外部記録装置、可搬記録媒体を、自動取引装置に供給し、その自動取引装置のコンピュータがプログラムを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、可搬記録媒体等から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記録した可搬記録媒体等は本発明を構成することになる。
プログラムを供給するための可搬記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、DVD−RAM、磁気テープ、不揮発性のメモリーカード、ROMカード、電子メールやパソコン通信等のネットワーク接続装置(言い換えれば、通信回線)を介して記録した種々の記録媒体などを用いることができる。
また、コンピュータ(情報処理装置)がメモリ上に読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施の形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部又は全部を行ない、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現される。
さらに、可搬型記録媒体から読み出されたプログラムやプログラム(データ)提供者から提供されたプログラム(データ)が、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行ない、その処理によっても前述した実施の形態の機能が実現され得る。
すなわち、本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成又は形状を取ることができる。
1 自動取引装置
2 ホストコンピュータ
3 窓口端末
4 ネットワーク
10 通帳挿入部
11 カード挿入部
12 硬貨入出金部
13 紙幣入出金部
14 表示入力部
15 顧客カメラ
16 第1の手元カメラ
17 第2の手元カメラ
20 ATM制御部
21 主制御部
22 メモリ
23 ハードディスク
24 ホスト通信制御部
25 画面表示部
26 キー入力部
27 カメラ部
28 IO制御部
30 紙幣処理ユニット
40 硬貨処理ユニット
50 通帳処理ユニット
60 カード処理ユニット

Claims (6)

  1. ホストコンピュータと通信可能な自動取引装置であって、
    利用者を撮影して利用者画像を取得する第1の撮像手段と、
    前記利用者の指定した額の現金を出金部に放出する現金放出手段と、
    前記出金部に現金が存在することを検知する現金検知手段と、
    前記出金部から前記現金を抜き取る前記利用者の手元を撮影して手元画像を取得する第2の撮像手段と、
    前記現金放出手段によって現金が放出されてから所定時間経過後に、前記出金部に前記現金の全部または一部の残金が存在することを前記現金検知手段によって検知した場合、前記残金を取り込む残金取込手段と、
    前記残金取込手段によって取り込んだ残金を計数する残金計数手段と、
    前記第1の撮像手段によって撮影した前記利用者画像、前記第2の撮像手段によって撮像した前記手元画像、及び前記残金計数手段によって計数した残金を示す残金情報を前記ホストコンピュータに送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記ホストコンピュータから前記残金情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信した前記残金情報を表示する残金情報表示手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。
  3. 前記現金放出手段は、前記受信手段によって受信した前記残金情報に基づいて前記残金を放出する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の自動取引装置。
  4. 前記ホストコンピュータと通信可能な窓口端末へ誘導する案内表示を表示する案内表示手段と、
    を備えることを特徴とする請求項2に記載の自動取引装置。
  5. ホストコンピュータ、前記ホストコンピュータと通信可能な自動取引装置、及び前記ホストコンピュータと通信可能な窓口端末を備える自動取引システムであって、
    前記自動取引装置は、
    利用者を撮影して利用者画像を取得する第1の撮像手段と、
    前記利用者の指定した額の現金を出金部に放出する現金放出手段と、
    前記出金部に現金が存在することを検知する現金検知手段と、
    前記出金部から前記現金を抜き取る前記利用者の手元を撮影して手元画像を取得する第2の撮像手段と、
    前記現金放出手段によって現金が放出されてから所定時間経過後に、前記出金部に前記現金の全部または一部の残金が存在することを前記現金検知手段によって検知した場合、前記残金を取り込む残金取込手段と、
    前記残金取込手段によって取り込んだ残金を計数する残金計数手段と、
    前記第1の撮像手段によって撮影した前記利用者画像、前記第2の撮像手段によって撮像した前記手元画像、及び前記残金計数手段によって計数した残金を示す残金情報を前記ホストコンピュータに送信する送信手段と、
    を備えることを特徴とする自動取引システム。
  6. ホストコンピュータと通信可能な自動取引装置において実行される自動取引方法であって、
    第1の撮像装置が、利用者を撮影して利用者画像を取得し、
    現金放出機構が、前記利用者の指定した額の現金を出金部に放出し、
    第2の撮像装置が、前記出金部から前記現金を抜き取る前記利用者の手元を撮影して手元画像を取得し、
    前記現金放出機構が現金を放出してから所定時間経過後に、前記出金部に現金が存在することを検知する現金検知装置が、前記出金部に前記現金の全部または一部の残金が存在することを検知した場合、残金取込機構が、前記残金を取り込み、
    残金計数装置が、前記残金取込機構によって取り込んだ残金を計数し、
    送信装置が、前記第1の撮像装置によって撮影した前記利用者画像、前記第2の撮像装置によって撮像した前記手元画像、及び前記残金計数装置によって計数した残金を示す残金情報を前記ホストコンピュータに送信する、
    ことを特徴とする自動取引方法。
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