JP5277868B2 - 自動取引装置 - Google Patents
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この装置は入金硬貨及び出金硬貨を集積するホッパの入出金口にシャッタを設け、このシャッタに所定枚数の硬貨の通過が可能なスリットを設けて、入金取引時にシャッタを閉じたままスリットから硬貨をホッパ内に投入させるようにしている。
本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
図において1は金融機関の営業店等に設置されたATMで、カード処理部2、音声案内部3、通帳処理部4、紙幣入出金部5、硬貨入出金部6、操作表示部8、視覚障害者用のハンドセット9、メモリ部(記憶部)10、図示しない監視用のタイマ及びこれらを制御する制御部7を備えている。
硬貨入出金部6は顧客により硬貨入出金口6aに投入される入金硬貨を鑑別、計数して硬貨収納部に収納する入金処理及び顧客が指定した金種、金額の硬貨を硬貨収納部から繰り出して鑑別、計数した後、硬貨入出金口6aから一括して出金する出金処理を行うものとなっており、この硬貨入出金部6は、出金取引で硬貨出金口12に集積した硬貨を顧客が取忘れた場合、出金口12内に設けられている硬貨の存在を検知するセンサの出力に基づいて制御部7が硬貨の取忘れと判断すると、硬貨出金口12から取忘れ硬貨を取込んで金種鑑別、計数を行った後、金種別に硬貨収納部に収納する取忘れ硬貨入金機能を有している。
操作表示部8は顧客の操作を誘導するメッセージを配した画面や各種の入力キーを表示し、その入力キーをタッチパネル上から指で押下することにより、入力キーに定義された情報を入力できるものとなっていて、入力された情報の表示等も行うようになっている。
ハンドセット9は顧客が視覚障害者の場合、カード挿入受取り口2a、通帳挿入受取口4a、紙幣入出金口5a、及び硬貨入出金口6aの位置や装置の操作方法を音声で案内する手段であり、視覚障害者が取上げ及び戻し易い位置、例えば操作表示部8の左側の位置に設けられている。
尚、特定の数字あるいは数字、記号をキー表面から浮き上がるように設けることにより、視覚障害者がキー内容を指触により認識できるようになっている。
制御部7は、メモリ部10に格納されている制御プログラムに基づいてカード処理部2、音声案内部3、通帳処理部4、紙幣入出金部5、硬貨入出金部6、操作表示部8等を制御すると共に、メモリ部10に格納されている画面を随時操作表示部8に表示して各種の取引を遂行する機能やハンドセット9が取上げられたとき(フックアップされたとき)に視覚障害者モードに移行して視覚障害者に対してハンドセット9で操作誘導を行う機能を有しており、取引の遂行に当たっては、インターフェースを介して上位装置である図示しないホストコンピュータと通信を行い、必要な情報の授受を行うものとなっている。
図4及び図5はシャッタの動作を示す斜視図で、図4はシャッタ13、14、15を閉じた状態、図5は出金口シャッタ14と入出金口シャッタ15を開いた状態を示している。
図7は上述した構成を有する実施例の作用を示すフローチャートで、この図にSで示したステップに従って作用を説明する。
まず、取引選択待ちの状態(S1)で、図示しないセンサが顧客を検知すると音声案内部3がスピーカから、視覚障害者の方はハンドセット9を取るように音声ガイダンスを行い、制御部7はハンドセット9がフックアップされたか否かを判断する(S2)。
顧客が取引を選択しない場合はS2に戻り、制御部7はハンドセット9がフックアップされたか否かを判断する。
この音声ガイドとしては、例えば、取引を選択して、取引媒体であるキャッシュカードまたは通帳の挿入を促す旨の音声をハンドセット9から出力する。
これにより、顧客が取引を選択し、ハンドセット9のキーを操作して取引を選択し、顧客がカード挿入受取口2aまたは通帳挿入受取口4aにキャッシュカードまたは通帳を挿入すると、そのキャッシュカードまたは通帳をカード処理部2または通帳処理部4が取込んで、キャッシュカードまたは通帳の磁気ストライプ等から顧客の口座情報を読取り、制御部7はその口座情報をメモリ部10に記憶すると共に、ホストコンピュータに送って口座の確認を依頼する。
顧客が選択した取引が入金取引の場合、硬貨入出金口6aの入出金口シャッタ15を開き(S6)、更に硬貨入金口11の入金口シャッタ13及び硬貨出金口12の出金口シャッタ14を開いて(S7)、硬貨の投入を促す旨の音声をハンドセット9から出力し、硬貨投入待ちになる。
尚、紙幣については紙幣入出金口5aのシャッタを開いて、紙幣入出金口5aの位置を知らせる音声、投入を促す音声をハンドセット9から出力して投入待ちになる。
図6は視覚障害者が硬貨出金口12へ硬貨を投入した例を示す斜視図で、この場合、出金取引での取忘れ硬貨の処理と同様に硬貨を硬貨入出金部6に取込んで1枚ずつ分離し、順次金種鑑別、計数を行って金種毎に一時集積部に集積する。
計数が終了すると、制御部7は硬貨の投入が終了したか否か(確認キーが押下された否か)、または予め定めた硬貨投入用の時間がタイムアウトになったか否かを判断し(S10)、硬貨の投入が終了した場合、または硬貨投入用の時間がタイムアウトになった場合、硬貨入金口11の入金口シャッタ13、硬貨出金口12の出金口シャッタ14、及び硬貨入出金口6aの入出金口シャッタ15を閉じる(S11)。
紙幣については、視覚障害者の顧客が入金紙幣を紙幣入出金口5aに投入すると、紙幣入出金口5aのシャッタを閉じ、紙幣入出金部5で紙幣を1枚ずつ分離し、順次金種鑑別、計数を行って金種毎に一時集積部に集積する。
この入金処理では、計数結果がハンドセット9から視覚障害者に音声で出力され、確認キー押下を促す音声出力により、視覚障害者がハンドセット9の確認キーを押下すると硬貨処理部6の一時集積部に集積された硬貨が金種別の硬貨収納部に収納され、紙幣入出金部5の一時集積部に集積された紙幣が金種別の紙幣収納部に収納される。
以上説明した実施例では、視覚障害者が硬貨の入金を行う際、硬貨入金口の入金口シャッタと硬貨出金口の出金口シャッタの両方を開き、視覚障害者が硬貨入金口より大きい硬貨出金口に硬貨を投入しても、その硬貨を取込んで入金処理するようにしているため、視覚障害者の硬貨入金操作が容易になるという効果が得られる。
5 紙幣入出金部
5a 紙幣入出金口
6 硬貨入出金部
6a 硬貨入出金口
7 制御部
8 操作表示部
9 ハンドセット
10 メモリ部(記憶部)
11 硬貨入金口
12 硬貨出金口
13 入金口シャッタ
14 出金口シャッタ
15 入出金口シャッタ
Claims (2)
- 現金を投入する入金口と、現金を出金する出金口と、前記入金口に設けられた入金口シャッタと、前記出金口に設けられた出金口シャッタと、出金取引時に前記出金口に出金した現金を顧客が取忘れた場合にその取り忘れ現金を取込んで金種鑑別、計数、及び収納を行う取忘れ硬貨入金機能を有する入出金部を備え、
視覚障害者が硬貨の投入を行う際、前記入金口シャッタと出金口シャッタの両方を開き、視覚障害者が硬貨出金口に硬貨を投入した場合、その硬貨を取込んで前記取忘れ硬貨入金機能により入金処理することを特徴とする自動取引装置。 - 請求項1記載の自動取引装置において、
前記出金口は前記入金口より大きく形成され、視覚障害者が硬貨の投入を行う際、視覚障害者用のハンドセットから前記出金口と前記入金口のいずれでもよいことを知らせる音声を出力することを特徴とする自動取引装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2008278930A JP5277868B2 (ja) | 2008-10-29 | 2008-10-29 | 自動取引装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008278930A JP5277868B2 (ja) | 2008-10-29 | 2008-10-29 | 自動取引装置 |
Publications (2)
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JP2010108196A JP2010108196A (ja) | 2010-05-13 |
JP5277868B2 true JP5277868B2 (ja) | 2013-08-28 |
Family
ID=42297596
Family Applications (1)
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JP2008278930A Active JP5277868B2 (ja) | 2008-10-29 | 2008-10-29 | 自動取引装置 |
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2008
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