JP2014177836A - ウインドウレギュレータ - Google Patents

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Shuga Tanaka
秋吾 田中
Hironaga Yoshihara
宏大 吉原
Akira Wakabayashi
明 若林
Masaru Yamamoto
勝 山本
Hidesato Kanai
秀聡 金井
Kazuki Uehara
一樹 上原
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Abstract

【課題】 ワイヤドラム式レギュレータのワイヤドラムにワイヤを巻掛ける作業をスムーズに行えるようにする。
【解決手段】 ドラムハウジング16の収納部にワイヤドラム13を収納し、収納部の円筒形内壁17でワイヤドラム周面のワイヤ溝20に巻回したワイヤ5(6)を溝跳び不能に拘束する構成とし、収納部の円筒形内壁17をワイヤドラム13の最も前面側のワイヤ溝20の位置で、閉じ側引出路18の端部を起点として巻き込み方向へ、閉じ側ワイヤ5のほぼ半周回分だけ、ワイヤドラム周面からワイヤ5を脱着できる間隔の装着間隙23を設ける。
【選択図】 図7

Description

窓ガラスを上下移動させるワイヤドラム式のウインドウレギュレータに関する。主として自動車の窓を開閉するために用いられる。
ワイヤドラム式のウインドウレギュレータは、円筒形の収納空間を有するベースプレートにワイヤドラムを納め、このワイヤドラムを駆動装置で駆動回転することにより、ワイヤドラムに巻き掛けたワイヤを一方で巻取り、他方で巻き戻す。一方、ガイドレールにキャリアプレートが案内されており、前記のワイヤによって上下にスライド移動される。キャリアプレートには窓ガラスの下辺が載置固定されているので、キャリアプレートの上下移動により窓が開閉する。
ワイヤドラム式のウインドウレギュレータを用いた窓開閉装置は種々なタイプがある。
例えば、特許文献1のウインドウレギュレータでは(概略を図9,10に示している)、ガイドレール(2)にブラケット(3)(キャリアプレート)がスライド可能に装着されるとともに、ガイドレール下部にワイヤドラム(5)が、また、ガイドレール(2)の上部にガイドプーリ(1)が配置されている(なお、図10〔イ〕ではドラムカバーを取外してある)。ワイヤ(4a)(閉じ側ワイヤ4a)は一端(ドラム側端部)がワイヤドラム(5)に係合固定され、他端(キャリアプレート側端部)が上部のガイドプーリ(1)を巻回してブラケット(3)に係合固定されている。ワイヤ(4b)(開き用ワイヤ4b)は一端がブラケット(3)に係合固定され、他端がワイヤドラム(5)に数回巻回した後ドラムに係合固定されている。
符号(6)はベースプレートであり、モータ(7)と減速部(17)を支持している。そして、モータ(7)によって減速部(17)を経てワイヤドラム(5)が駆動回転されると、ワイヤ(4)が一方で巻取り、他方で巻き戻すためにブラケット(3)がガイドレール(2)を上下に移動する。
図9,10のように、ワイヤ(4a)がワイヤドラム(5)に巻き込まれるとブラケット(3)が上昇して窓が閉じられるので、ワイヤ(4a)を閉じ側ワイヤ(4a)と呼び、同じ理由でワイヤ(4b)を開き側ワイヤ(4b)と呼ぶことにする。
特許文献2のウインドウレギュレータでは、上下方向に配置したガイドレール(3)(符号は特許文献2の図に使用されているもの)にキャリアプレート(2)が案内され、キャリアプレート(2)と上下のワイヤガイド(4,5)(プーリー)に掛けまわした2本のワイヤ(10,11)の一端がそれぞれキャリアプレート(2)に係合固定されている。
また、2本のワイヤの他端はそれぞれドラム(8)に巻回された後にドラム(8)に係合固定されている。ドラム(8)はハウジング(7)に支持され駆動部(9)により回転駆動される。ハウジング(7)はガイドレール(3)の中間部に取り付けられている。
特許文献3のウインドウレギュレータでは、一対のガイドレール(1)(符号は特許文献3に使用されているもの)と電動モータの出力軸に連絡されたワイヤドラム(2)と、ワイヤドラム(2)に巻き回され、ガイドレール(1)の上下端部に設置したガイドプーリ(3)間に交差して架設されたワイヤ(4)とガイドレール(1)に摺動自在に装着し、ウインドウガラスの下部に固定されたキャリアプレート(5)を備える。
特開2007−205118号公報 特開2012−251308号公報 特開2010−150763号公報
例示した特許文献1のワイヤドラム式レギュレータ(図9,10)では、ワイヤドラム(5)に閉じ側及び開き側のワイヤ(4a,4b)が巻き付けられ、これらのドラム側端部をワイヤドラム(5)に係合固定した状態で、ワイヤドラム(5)の全体をベースプレート(6)の円筒形をしたドラムハウジング(101)に納めている(図10)。
ワイヤドラム(5)をベースプレート(6)の収納部(100)に納めるには、まず、開き側ワイヤ(4b)のドラム側端部をワイヤドラム(5)の後面に係合固定した後、ワイヤドラム(5)のドラム軸中央部から後面側へ数回巻き付け、その導出側をベースプレート(6)に設けた開き側引出路(101b)へ通し、その開き側端部をキャリアプレート(3)に係合固定する。
ついで、閉じ側ワイヤ(4a)を次のように取り付ける。閉じ側ワイヤ(4a)のキャリアプレート側端部をキャリアプレート(2)に係合固定し、ドラム側端部をガイドレール(2)上端のガイドプーリ(1)に巻回させて、そのドラム側端部をワイヤドラム(5)に係合固定する。ワイヤドラム(5)に対して閉じ側ワイヤ(4a)のワイヤドラム側の部分は、ベースプレート(6)の閉じ側導出路(101a)に沿わせてワイヤドラムの周面に誘導し、さらにワイヤドラム(5)の前面に形成してある閉じ側エンド受け部(102a)へ、閉じ側案内路(103a)に沿って案内され、ワイヤエンドを前記の閉じ側エンド受け部(102a)に嵌め込んで係合する。
この際、閉じ側ワイヤ(4a)のドラム側ワイヤ端部は、ワイヤドラム(5)をドラムハウジング(101)にほぼ収めた状態でワイヤエンドを前面側のワイヤエンド受け部(102a)に収め、そこから一定長さのワイヤ部分を、閉じ側案内路(103a)を経てワイヤドラム(5)周面の巻き掛け溝(104)に巻きかけ、さらに閉じ側導出路(101a)へと誘導して取り付けるのであるが、この作業はワイヤドラム(5)の周面とドラムハウジング(101)の内周面とが近接しているために、前記の閉じ側案内路(103a)を経てワイヤエンド受け部(102a)からワイヤドラム(5)の周面へワイヤ(4a)の端部を装着できる範囲は、閉じ側案内路(103a)の出口と閉じ側導出路(101a)のドラム側端部とが連通している付近しかなく(図10に鎖線で示している)、非常に狭い。
このため、閉じ側ワイヤ(4a)のドラム側端部をベースプレート(6)へ装着する際には、ドラムハウジング(101)とワイヤドラム(5)との位置合わせをある程度正確に行い、その位置を維持しながら進めるという作業になり、ワイヤドラム(5)を手で回して位置あわせをするなど、ワイヤ取り付け作業をスムーズに行いにくい困難がある。
この発明は、ウインドウレギュレータの組立に際してこのような作業上の困難を解決することを課題とする。
ワイヤドラムを駆動して、ワイヤドラムに巻掛けた閉じ側ワイヤと開き側ワイヤを、同時に一方を巻き込み、他方を巻き戻すことにより窓ガラスを開閉するワイヤドラム式ウインドウレギュレータであって、次の構成を備えたものとする。
ベースプレートとワイヤドラム及び閉じ側ワイヤと開き側ワイヤを備える。
ベースプレートは、閉じ側ワイヤ引出路と開き側ワイヤ引出路及びドラムハウジングを備える。
ドラムハウジングは短円筒形の収納部を有し、この収納部には前記閉じ側及び開き側の引出路の端部がそれぞれ連通する。
ワイヤドラムは前面と後面及び周面を備えた短円筒形である。ワイヤドラムの前面に閉じ側ワイヤのワイヤエンドを係合する閉じ側エンド受け部を設け、後面に開き側ワイヤのワイヤエンドを係合する開き側エンド受け部を設ける。
また、ワイヤドラムには、円筒周面に後面から前面へらせんに周回して後面側端部が前記の開き側エンド受け部に連通し、前面側端部が前記の閉じ側エンド受け部に連通したワイヤを巻掛けるワイヤ溝が形成されている。
ドラムハウジングの収納部にワイヤドラムを収納する。これにより、収納部の円筒形内壁でワイヤドラム周面のワイヤ溝に巻回したワイヤが溝跳び不能に拘束される。
そして、収納部の円筒形内壁を、ワイヤドラムの最も前面側のワイヤ溝の位置で、閉じ側引出路の端部を起点として巻き込み方向へ、閉じ側ワイヤのほぼ半周回分だけ、ワイヤドラム周面からワイヤを脱着できる間隔の装着間隙を取って形成する。
装着間隙の起点を、閉じ側引出路の端部から周回方向へわずかに離れた位置とすることがある。
ベースプレートの円筒形内壁(収納部)を有するドラムハウジングにワイヤドラムを収納した状態でも、ワイヤドラムの前面において円筒形内壁とワイヤドラム周面との間に、閉じ側引出路の端部を起点として巻き込み方向へ、閉じ側ワイヤのほぼ半周回分にわたり、ワイヤドラム周面からワイヤを脱着できる間隔の装着間隙が存在するので、閉じ側ワイヤの端部をワイヤドラムに装着するとき、ベースプレートの閉じ側引出路の端部を起点として巻き込み方向へ、閉じ側ワイヤのほぼ半周回分のあいだで装着作業を行えばよく、ベースプレートに対するワイヤドラムの回転位置を定めて作業するなど、作業上の窮屈さから解放される。
また、装着間隙の起点を、閉じ側引出路の端部から周回方向へわずかに離れた位置にすると、この間が装着間隙を塞いでしまうので、閉じ側ワイヤをワイヤドラムに取付けるとき、閉じ側ワイヤをワイヤドラムに軽く巻き付けた状態でワイヤドラムをベースプレートへ装着する必要があるが、しかし一度ワイヤドラムをベースプレートに装着してしまうと、閉じ側ワイヤは閉じ側引出路の端部から周回方向へわずかに離れた位置までのドラムハウジング(円筒形内周壁)によって脱落が防止される(仮止め部)ので、ワイヤエンドをエンド受け部に係合しやすい利点がある。
ウインドウレギュレータの全体を示した斜視図。 キャリアプレートの前面側から見た斜視図。 キャリアプレートの後面側から見た斜視図。 ワイヤ駆動部を分解して示した斜視図。 ドラムハウジングの円筒形内壁を示すための前面左方からの斜視図。 ワイヤの張り巡らしを機構的に示した正面図。 ワイヤ駆動部の正面図。 ワイヤ駆動部の正面図(他の例)。 ウインドウレギュレータの正面図(従来例)。 〔イ〕はワイヤ駆動部の正面図、〔ロ〕はワイヤドラム部分の斜視図(従来例)。
図1は、本願の発明による自動車用ウインドウレギュレータの一実施例を示したものである。
このウインドウレギュレータ1は、自動車のドアパネル内に納められており、ガイドレール2、キャリアプレート3、ワイヤ駆動装置4及び閉じ側ワイヤ5と開き側ワイヤ6を備える。符号7はプーリーであり、ガイドレール2の上端部に軸支されている。符号8はワイヤガイドであり、ワイヤ5が移動するときの振れを抑制する。
ガイドレール2は横断面をコ字形とした頑丈な鋼板の成形品である。
キャリアプレート3は窓ガラスの下辺を支持する部材であり、ガイドレール2に案内されて上下方向に移動可能とされている。キャリアプレート3はガイドレール側に閉じ側エンド受け部9bと開き側エンド受け部10bを有する。閉じ側エンド受け部9bは下方に開口しており、開き側エンド受け部10bは上方に開口している(図2,3)。
ワイヤ駆動装置4はベースプレート11と駆動部材12からなる。駆動部材12はワイヤドラム13及びモータ14や減速機15を備える。モータ14は減速機15を介してワイヤドラム13を正逆に駆動回転する。
閉じ側ワイヤ5の両端にはワイヤエンド5a,5bが取り付けられており、開き側ワイヤ6の両端にはワイヤエンド6a,6bが取り付けられている(図6)。
ベースプレート11はワイヤドラム13を収納するためのドラムハウジング16とドラムハウジング16から閉じ側ワイヤ5を引き出すための閉じ側引出路18、および開き側ワイヤ6を引き出すための開き側引出路19を備える。ドラムハウジング16は、円筒形内壁17を有して前面側が開放された短円筒形の収容空間を有する(図4,5)。
ワイヤドラム13は短円筒形で、基本的に前記ドラムハウジング16の円筒形内壁17が形成する空間へぴったりと嵌め込むことができる。
ワイヤドラム13の前面には閉じ側エンド受け部9aが形成され、後面には開き側エンド受け部10aが形成される。ワイヤドラム13の円筒周面にはワイヤを巻掛けるためのワイヤ溝20が後面側から前面側へらせんに形成されている(図4)。閉じ側エンド受け部9aは閉じ側案内路21を有してワイヤ溝20と連通し、開き側エンド受け部10aは開き側案内路22を有してワイヤ溝20と連通している。ワイヤドラム13の正面視(前面)と背面視(後面)は対照に現れる。
前記ドラムハウジング16の円筒形内壁17は、通常、ワイヤドラム13が収納されるとその周面と嵌りあい、ワイヤドラム13の周面と円筒形内壁17とが基本的に近接して、ワイヤ5(6)の溝跳びが防止される構造となっている。すなわち、ドラムハウジング16の収納部へワイヤドラム13を嵌め込んだ後では、ワイヤドラム13と円筒形内壁17間のクリアランスが狭く、ワイヤ5(6)を側方からワイヤ溝20へ巻掛けることはできない。
しかし、この発明では、前記収納部の円筒形内壁17をワイヤドラム13の最も前面側のワイヤ溝20の位置で、閉じ側引出路18の端部を起点として巻き込み方向(図7において矢印A方向)へ、閉じ側ワイヤ5のほぼ半周回分だけ、ワイヤドラム13の周面からワイヤ5を脱着できる間隔の装着間隙23を取って、形成してある(図4,5,7)。
装着間隙23は、この実施例において、ドラムハウジング16の円筒形内壁17の最も前面側となる個所を内面から外面側へ刻み込んで成形した薄肉部24で形成されている。薄肉部24の始点は閉じ側引出路18のワイヤドラム13側の端部であり、そこから巻き込み方向へほぼ半周回分形成され、薄肉部24の前後方向の幅Bは、らせん状のワイヤ溝20の1/2ピッチほどであり、薄肉とされている部分の内周面からの深さCはワイヤ5の直径よりもわずかに大きな程度としてある。したがって、ドラムハウジング16にワイヤドラム13を装着すると、ワイヤドラム13の最も前面側のワイヤ溝の位置で、閉じ側引出路18の端部を起点として巻き込み方向へ、閉じ側ワイヤ5のほぼ半周回分だけ、ワイヤドラム周面からワイヤ5を脱着できる間隔の装着間隙23が形成される。
なお、図8は、装着間隙23の他の例を示したもので、装着間隙23の起点は、閉じ側引出路18の端部から周回方向へわずかに離れた位置とされ、この間が仮止め部25となっている。
ウインドウレギュレータ1の閉じ側ワイヤ5と開き側ワイヤ6は、ワイヤ駆動装置4が組み付けられる前の、ベースプレート11とワイヤドラム13および駆動部材12が分離されている状態において、次のように装着される。
まず、ワイヤドラム13に開き側ワイヤ6のドラム側ワイヤエンド6aを後面の閉じ側ワイヤエンド受け部9bに係合して開き側ワイヤ6をワイヤ溝20に2周分ほど巻き付け、その状態を保ったままワイヤドラム13を、ドラムハウジング16の円筒形内壁17が作る空間(収納部)へ、ワイヤ6のキャリアプレート側を開き側案内路22及びベースプレート11の開き側引出路19に嵌め込み、収納する。
ついで、閉じ側ワイヤ5のドラム側ワイヤエンド5aをワイヤドラム13の前面に設けてある閉じ側エンド受け部9aに係合させ、ワイヤ5の端部付近を閉じ側案内路21に沿わせ、さらに、装着間隙23を利用してワイヤドラム13の最も前面側のワイヤ溝20に沿わせ、キャリアプレート側を閉じ側引出路18から外部へ導出させる。
そして、ベースプレート11に駆動部材12を取付け、ワイヤドラム13の前面を閉鎖する。
これによって、ワイヤ5,6はワイヤドラム13に巻掛けられワイヤ駆動装置4に装着される。
ワイヤ駆動装置4から導出されている閉じ側ワイヤ5のキャリアプレート側は、上方に延びてガイドレール2上端部のプーリー7を巻回させて下方へ向かわせ、下端のキャリア側のワイヤエンド5bをキャリアプレート3のキャリアプレート側閉じ側エンド受け部9bに下側から係合させる。同様に、ワイヤ駆動装置4から導出されている開き側ワイヤ6のキャリアプレート側は、キャリアプレート3のキャリアプレート側開き側エンド受け部10bに上側から係合させる。そして、閉じ側ワイヤ5のベースプレート11とプーリー7間の中間にワイヤガイド8に案内させる。プーリー7の上下位置を調整したり、ワイヤガイド8によって閉じ側及び開き側ワイヤ5,6の弛みを解消する。
そして、モータ14を駆動し、ワイヤドラム13を閉じ方向に駆動回転すると、閉じ側ワイヤ5が巻き取られると共に開き側ワイヤ6が巻戻されてキャリアプレート3がガイドレール2に沿って上昇し、窓のガラスが閉じられる。逆に、ワイヤドラム13が開き方向に駆動回転すると、開き側ワイヤ6がワイヤドラム13に巻き取られ、閉じ側ワイヤ5が巻き戻されてキャリアプレート3が下降し、窓のガラスが開かれる。
前記の他の例(図8)の場合は、装着間隙23の起点が閉じ側引出路18の端部から周回方向へわずかに離れた位置となっており、この間が仮止め部25になっているので、
装着間隙23が有っても、ワイヤドラム13をドラムハウジング16の収容部へ完全に嵌め込んだ後では、ワイヤドラム前面の閉じ側エンド受け部9a(図8)に係合させた閉じ側ワイヤ5の端部分を装着間隙23から仮止め部25を越えて閉じ側引出路へ誘導することができない。このため、この例の場合は、ワイヤドラム13をドラムハウジング16の収納部へ完全に納めてしまう前に、仮止め部25に対応する箇所の閉じ側ワイヤ5をワイヤドラム13の巻掛け溝に嵌め込んでおく。そして、この状態のままでワイヤドラム全体をドラムハウジング16の収納部へ納める。
このようにすると、ワイヤドラム13を納める際に多少の手間を要するものの、ワイヤドラム13を収納部へ納めた後は、駆動部材12を取り付ける作業の間、閉じ側ワイヤ5が仮止め部25で抜け止めされ、仮止めされた状態となっており、ワイヤ駆動装置4を組み立てる作業をスムーズに行える。
以上、自動車用のウインドウレギュレータの一態様を実施例として説明したが、本願の発明は自動車用に限らず、窓を開閉するためにワイヤドラムと閉じ側及び開き側のワイヤを用いるウインドウレギュレータ一般に使用することができる。
説明において用いた前・後、上・下の方向性はウインドウレギュレータの配置によって変わる相対的なものである。
ガイドレールに対しワイヤ駆動装置の配置はガイドレールの下端部に限らず、ガイドレールの中央部に配置されることもある。
1 ウインドウレギュレータ
2 ガイドレール
3 キャリアプレート
4 ワイヤ駆動装置
5 閉じ側ワイヤ
5a ドラム側ワイヤエンド
5b キャリア側ワイヤエンド
6 開き側ワイヤ
6a ドラム側ワイヤエンド
6b キャリア側ワイヤエンド
7 プーリー
8 ワイヤガイド
9a 閉じ側エンド受け部(ドラム側)
9b 閉じ側エンド受け部(キャリア側)
10a 開き側エンド受け部(ドラム側)
10b 開き側エンド受け部(キャリア側)
11 ベースプレート
12 駆動部材
13 ワイヤドラム
14 モータ
15 減速機
16 ドラムハウジング
17 円筒形内壁
18 閉じ側引出路
19 開き側引出路
20 ワイヤ溝
21 閉じ側案内路
22 開き側案内路
23 装着間隙
24 薄肉部
25 仮止め部

Claims (2)

  1. ワイヤドラムを駆動して、ワイヤドラムに巻掛けた閉じ側ワイヤと開き側ワイヤを、同時に一方を巻き込み、他方を巻き戻すことにより窓ガラスを開閉するワイヤドラム式ウインドウレギュレータであって、
    ベースプレートとワイヤドラム及び閉じ側ワイヤと開き側ワイヤを備え、
    ベースプレートは、閉じ側ワイヤ引出路と開き側ワイヤ引出路及びドラムハウジングを備え、
    ドラムハウジングは短円筒形の収納部を有し、この収納部には前記閉じ側及び開き側の引出路の端部がそれぞれ連通しており、
    ワイヤドラムは前面と後面及び周面を備えた短円筒形であり、前面に閉じ側ワイヤのワイヤエンドを係合する閉じ側エンド受け部と後面に開き側ワイヤのワイヤエンドを係合する開き側エンド受け部を有すると共に、円筒周面に後面から前面へらせんに周回して後面側端部が前記の開き側エンド受け部に連通し、前面側端部が前記の閉じ側エンド受け部に連通したワイヤを巻掛けるワイヤ溝が形成されており、
    ドラムハウジングの収納部にワイヤドラムを収納し、収納部の円筒形内壁でワイヤドラム周面のワイヤ溝に巻回したワイヤを溝跳び不能に拘束する構成において、
    収納部の円筒形内壁をワイヤドラムの最も前面側のワイヤ溝の位置で、閉じ側引出路の端部を起点として巻き込み方向へ、閉じ側ワイヤのほぼ半周回分だけ、ワイヤドラム周面からワイヤを脱着できる間隔の装着間隙を取って、形成してあることを特徴としたワイヤドラム式ウインドウレギュレータ。
  2. 装着間隙の起点は、閉じ側引出路の端部から周回方向へわずかに離れた位置であることを特徴とした請求項1に記載のワイヤドラム式ウインドウレギュレータ。
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