JP2014177149A - 表示ユニットの取付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示ユニットをインストルメントパネルの上部に立設させた場合において、乗員が表示ユニットを掴んだ際の荷重に耐えうる支持剛性を確保することができる表示ユニットの取付け構造を提供することを目的とする。
【解決手段】ディスプレイ装置21の背部に設けられる連結部材24、及びインストルメントパネル1(インパネ本体4)の表面とで連続面を形成するベゼル体23を備えており、連結部材24の下端部は、ベゼル体23の車両前後方向中央部に固定されており、ベゼル体23には、ディスプレイ装置21の背部との当接面(背面23e)を有する凹部23cが設けられて、背面23eに連結部材24の立設部24aが固定されており、凹部23cは、ディスプレイ装置21の正面の下部に対応する部位と、背面23eの裏部とで、インパネ開口部4aの周縁部に係止された。
【選択図】図3

Description

この発明は、インストルメントパネルに立設される表示ユニットの取付け構造に関する。
従来、車室に向かって開口する機器収納部をインストルメントパネルに設け、この機器収納部に開口側(車室側)からナビゲーション装置やオーディオ装置等の車載用機器を挿入して取付ける構造が知られている(下記特許文献1参照)。
下記特許文献1に開示された構造では、車載用機器を構成する表示ユニットと制御ユニットとの双方をインストルメントパネル内部に埋め込むように設けるため、重量物である前記車載用機器をインストルメントパネル内部で容易に、かつ見栄え上の問題なく支持することができる。
一方、車両運転時における表示ユニットの視認性を高めるために、インストルメントパネルの上部に表示ユニット(ディスプレイ)を立設させた構造が知られている(下記特許文献2参照)。
しかしながら、下記特許文献2には、車両の衝突時に乗員がディスプレイから受ける衝撃を、ディスプレイが取付けられる台座によって緩和する方法が開示されているのみであり、重量物である表示ユニットを立設させた際の表示ユニットの支持方法、及びその取付け方法については何ら開示されていない。
下記特許文献2のように、表示ユニットをインストルメントパネルの上部に立設させた場合、表示ユニットの支持剛性が弱いと、例えば、乗降時や車両の衝突時等に乗員が表示ユニットを掴んだとき、表示ユニットが破損する虞があった。
特開2003−335150号公報 特開2013−35424号公報
この発明は、表示ユニットをインストルメントパネルの上部に立設させた場合において、乗員が表示ユニットを掴んだ際の荷重に耐えうる支持剛性を確保することができる表示ユニットの取付け構造を提供することを目的とする。
この発明の表示ユニットの取付け構造は、インストルメントパネルに立設される表示ユニットの取付け構造であって、前記表示ユニットの背部に設けられるバックフレーム、及び前記インストルメントパネルの表面とで連続面を形成するベゼル体を備えており、前記バックフレームの下端部は、前記ベゼル体の車両前後方向中央部に固定されており、前記ベゼル体には、前記表示ユニットの背部との当接面を有する凹部が設けられて、前記当接面に前記バックフレームの立設部が固定されており、前記凹部は、前記表示ユニット正面の下部に対応する部位と、前記当接面の裏部とで、前記インストルメントパネルに形成されたインパネ開口部の周縁部に係止されたものである。
この構成によれば、バックフレームの下端部を、ベゼル体の車両前後方向中央部に固定するとともに、ベゼル体の凹部を、表示ユニットの正面に対応する部位でインパネ開口部の周縁部に係止したことにより、乗員が表示ユニットを掴むことによってその上部に車両後方側へのモーメントが発生した場合であっても、表示ユニットに作用する荷重を、バックフレームを介してベゼル体に伝達させ、かつその荷重をベゼル体からインストルメントパネルに伝達、分散させることができる。
そして、ベゼル体の凹部を、その当接面の裏部でインパネ開口部の周縁部に係止したことにより、ベゼル体は、表示ユニットの背部との当接面を有し、さらには、その裏部にインストルメントパネルとの係止部を有することになる。このため、乗員が表示ユニットを掴むことによってその上部に車両前方側へのモーメントが発生した場合であっても、表示ユニットに作用する荷重を当接面に伝達させ、かつその荷重を当接面からインストルメントパネルに伝達、分散させることができる。そして、当接面にバックフレームの立設部を固定することにより、前記荷重を、バックフレームを介して当接面に伝達させ、かつその荷重を当接面からインストルメントパネルに伝達、分散させることもできる。
このように、乗員が表示ユニットを掴むことによってその上部に車両前後方向へのモーメントが発生した場合であっても、表示ユニットに作用する荷重をベゼル体に伝達させ、かつその荷重をベゼル体からインストルメントパネルに伝達、分散させることができる。これにより、表示ユニットをインストルメントパネルの上部に立設させた場合において、乗員が表示ユニットを掴んだ際の荷重に耐えうる支持剛性を確保することができる。
この発明の一実施態様においては、前記凹部の下面には、補強パネルが設けられたものである。
この構成によれば、凹部の下面の面剛性を補強パネルによって高めることができる。これにより、表示ユニットの上部に車両後方側へのモーメントが発生したときには、表示ユニットに作用する荷重を、下面の高い面剛性によってインストルメントパネルに確実に伝達、分散させることができ、その結果、表示ユニットの支持剛性を確保することができる。
この発明の一実施態様においては、前記バックフレームと前記補強パネルとが、前記ベゼル体を挟んで固定されたものである。
この構成によれば、表示ユニットの上部に発生したモーメントに伴う荷重を確実に補強パネルに伝達させることができる。これにより、表示ユニットの支持剛性を確保することができる。
この発明の一実施態様においては、前記当接面と前記バックフレームの立設部との固定部、及び前記当接面の裏部と前記インパネ開口部の周縁部との係止部が、上下方向において略同一の高さ位置に設定されるとともに、前記ベゼル体と前記バックフレームの下端部との固定部、及び表示ユニット正面の下部に対応する部位と前記インパネ開口部の周縁部との係止部が、車両前後方向において略同一の位置に設定されたものである。
この構成によれば、当接面と立設部との固定部、及び当接面の裏部とインパネ開口部の周縁部との係止部を、上下方向において略同一の高さ位置に設定したことにより、乗員が表示ユニットを掴むことによってその上部に車両前方側へのモーメントが発生した際、バックフレームからベゼル体、該ベゼル体からインストルメントパネルにスムーズに荷重を伝達、分散させることできる。
そして、ベゼル体とバックフレームの下端部との固定部、及び表示ユニット正面の下部に対応する部位とインパネ開口部の周縁部との係止部を、車両前後方向において略同一の位置に設定したことにより、乗員が表示ユニットを掴むことによってその上部に車両後方側へのモーメントが発生した際、バックフレームからベゼル体、該ベゼル体からインストルメントパネルにスムーズに荷重を伝達、分散させることできる。
この発明によれば、乗員が表示ユニットを掴むことによってその上部に車両前後方向へのモーメントが発生した場合であっても、表示ユニットに作用する荷重をベゼル体に伝達させ、かつその荷重をベゼル体からインストルメントパネルに伝達、分散させることができる。これにより、表示ユニットをインストルメントパネルの上部に立設させた場合において、乗員が表示ユニットを掴んだ際の荷重に耐えうる支持剛性を確保することができる。
本発明の実施形態に係る表示ユニットの取付け構造を示す斜視図。 図1のA−A線矢視断面図。 図2の要部拡大図。 インパネ開口部を示す斜視図。 ベゼル体を示す斜視図。 ディスプレイ装置に対する連結部材の連結状態を示す図であって、(a)は、車両前方かつ上方から見た斜視図、(b)は、車両後方かつ上方から見た斜視図。 ディスプレイ装置と制御ユニットとベゼル体との連結状態を示す斜視図。 (a)は、図7の背面図、(b)は、図7の底面図。 (a)は、乗降時に乗員が表示ユニットを掴んだときに作用する荷重を説明するための説明図、(b)は、車両の衝突時に乗員が表示ユニットを掴んだときに作用する荷重を説明するための説明図。 本発明の他の実施形態に係る表示ユニットを示す斜視図。 図10のB−B線矢視断面相当の図。 制御ユニット及びベゼル体を示す分解斜視図。 表示ユニットに対する第1連結部材の連結状態を車両前方かつ上方から見た斜視図。 表示ユニットと制御ユニットとベゼル体との連結状態を示す斜視図。 (a)は、図14の背面図、(b)は、図14の底面図。 (a)は、乗降時に乗員が表示ユニットを掴んだときに作用する荷重を説明するための説明図、(b)は、車両の衝突時に乗員が表示ユニットを掴んだときに作用する荷重を説明するための説明図。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳述する。
図1は、本発明の実施形態に係る表示ユニットの取付け構造を示す斜視図であり、図2は、図1のA−A線矢視断面図である。なお、本明細書において、各部材の方向は、車両の方向を基準にして説明することとし、例えば、乗員と対向する側を後部、後方、その反対側を前部、前方と定義して説明する。
車室前部には、図1に示すように車幅方向全幅にわたって延びるインストルメントパネル1が配設されるとともに、インストルメントパネル1の車幅方向中央部からは、運転席側と助手席側とを区画するコンソール部2が車両後方に向かって延設される。そして、このコンソール部2の上面部には、自動変速機のシフトレバー3が設けられている。
インストルメントパネル1は、車幅方向全幅にわたって延びるインパネ本体4と、運転席側(図面では左側)に設けた枠部材5と、該枠部材5の下方に配設されたロアパネル6とにより構成されている。なお、図1に示すインストルメントパネル1の部位1aは、枠部材5の下部及びロアパネル6の上部の凹部5a、6aにより形成された開口部であり、この開口部1aには、図示しないステアリングホイールやステアリングシャフト等により構成されたステアリング装置が取付けられる。
また、インストルメントパネル1には、助手席側(図面では右側)に小物を収容するためのグローブボックス7が設けられる一方、運転席側には、車速メータ、燃料残量メータ等のメータ類や、シフトレバー3のシフトポジション表示部等の表示部を備えたメータユニット8と、該メータユニット8を覆うメータフード9とが設けられている。
インストルメントパネル1の運転席側には、枠部材5が取付けられており、この枠部材5の開口部にメータユニット8が嵌め込まれている。そして、メータユニット8を上方から覆うようにメータフード9が取付けられている。
また、インストルメントパネル1の車幅方向中央部には、オーディオ装置用のスピーカ10とともに、オーディオ装置や、車室内の室温等を制御する空調装置11(図2参照)の操作ユニット12が設けられ、運転席側、助手席側、及び車幅方向中央部には、空調装置11で生成された空調エアを車室内に送風する空調吹出口13〜15が設けられている。なお、運転席、助手席の配置は、左右逆であってもよい。
上述した空調装置11は、図2に示すように、インストルメントパネル1内部の車幅方向略中央部に配設されている。そして、この空調装置11には、空調吹出口15に向かって連通するダクト16や、インパネ本体4の前部に形成されたデフロスタ用の吹出口17に連通するダクト18、乗員の足元に空調エアを送風するためのダクト19等が接続されている。
また、インパネ本体4の車幅方向中央部には、図1〜図4に示すように、スピーカ10と操作ユニット12との間に、車室側に向かって開口するインパネ開口部4aが形成されている。インパネ本体4には、図3、図4に示すように、インパネ開口部4aの半円弧状の周縁部に沿って複数の嵌合孔41、42が穿設され、本実施形態では、前記周縁部の前端(上端)に3つの嵌合孔41、41、41が穿設されるとともに、車幅方向両端にそれぞれ1つずつ嵌合孔42、42が穿設されている。
また、インパネ本体4は、図2〜図4に示すように、インパネ開口部4a内にて車幅方向両側部の嵌合孔42、42を接続する横枠部43と、該横枠部43の車幅方向中央部から下方に延びる縦枠部44とを有しており、横枠部43と縦枠部44とにより仕切られた左右の空間部に、左右一対のダクト16、16が配設されるとともに、前記周縁部と横枠部43とにより仕切られた空間部には、後述するナビゲーション装置20が配設されている。
ナビゲーション装置20は、地図情報、現在地情報、簡易的な経路誘導情報等の付加的な運転支援情報を表示する車載用機器であり、インストルメントパネル1に立設される表示ユニットとしてのディスプレイ装置21と、ディスプレイ装置21の表示制御等を行う箱状の制御ユニット22と、ベゼル体23と、バッククレームとしての連結部材24とを備えている。
このうち、制御ユニット22は、図2、図3に示すように、インストルメントパネル1内部に配設されるとともに、ディスプレイ装置21は、制御ユニット22よりも車両後方にて乗員側上方に配設されている。
ベゼル体23は、図3、図5に示すように、略車幅方向に延びる後縁部23aと、インパネ開口部4aの周縁部に沿って半円弧状をなす前縁部23bと、該前縁部23bから下方に凹む凹部23cとを有し、この凹部23cにディスプレイ装置21が取付けられている。
ディスプレイ装置21は、図3、図6〜図8に示すように、前記運転支援情報を表示する表示部211と、該表示部211を支持する枠部材212と、ディスプレイ装置21の背部を構成する背面カバー部材213とを有している。
このうち、枠部材212の上縁部には、図6(a)に示すように、その長手方向に沿って複数の嵌合孔212aが穿設される一方、背面カバー部材213の上縁部には、図6(b)に示すように、その長手方向に沿って複数の嵌合爪213aが一体形成されている。ディスプレイ装置21では、嵌合爪213aを嵌合孔212aに嵌合することによって、枠部材212と背面カバー部材213とが一体化しており、表示部211の背面(表示面と反対側の前面)が背面カバー部材213によって覆われている。
そして、ディスプレイ装置21の背面カバー部材213(背部)から制御ユニット22にかけて連結部材24が配設されている。連結部材24は、側面視で略L字状をなすように成形加工された鉄板部材であり、図2、図3、図6〜図8に示すように、背面カバー部材213に沿って配設される立設部24aと、該立設部24aの下端から車両前方に向かって略水平に延びる基部24bとを有している。
このうち、立設部24aには、図6に示すように、その中心部から上方に延びる上方延出部24cと、車幅方向両側方に延びる車幅方向延出部24dとが形成されており、ディスプレイ装置21の枠部材212の上縁部、車幅方向両側縁部が、それぞれ上方延出部24c、車幅方向延出部24dによって支持されている。
また、車幅方向延出部24dには、その下端からさらに下方に延びる固定座部24eが形成されており、この固定座部24eが、図6(b)に示すように、ビス25によってディスプレイ装置21の背面カバー部材213の下面と、ベゼル体23(下面23d)の車両前後方向中央部とに共締め固定されている。
そして、立設部24aの中心部が、図3、図6(b)、図7、図8(a)に示すように、ビス26によって背面カバー部材213と、凹部23cの背面(前面)23eとに共締め固定されている。
本実施形態では、上述したビス25、26による共締め固定によって、ディスプレイ装置21がベゼル体23の凹部23cに取付けられている。また、凹部23cの背面23eは、背面カバー部材213に略沿った形状をなしており、ディスプレイ装置21が凹部23cに取付けられた状態では、その背面23eが、背面カバー部材213に当接している。つまり、背面カバー部材213との当接面が背面23eによって構成されている。
また、ベゼル体23の凹部23cには、図3、図5、図6(b)、図7、図8に示すように、その下面と背面との角部に開口部23fが穿設されており、該開口部23fには、上述した連結部材24が挿通されている。そして、基部24bが開口部23fから車両前方に向かって延出しており、基部24bの下面には、図3、図7、図8(a)に示すように、ビス27によって制御ユニット22の上面が固定されている。
これにより、本実施形態では、ディスプレイ装置21の背部と、制御ユニット22の上面と、ベゼル体23とが連結部材24によって結合されており、この結合によって、ディスプレイ装置21と制御ユニット22とが、ベゼル体23を挟んで一体化されている。
制御ユニット22には、図7、図8に示すように、その前面に電源や車両のECU等に接続するためのコネクタ22aが複数設けられる一方、後面には、図2、図3、図8(b)に示すように、ハーネス28の一端側が接続され、このハーネス28によって、ディスプレイ装置21と制御ユニット22とが電気的に接続されている。
ここで、ベゼル体23の開口部23fには、図3、図5、図6(b)、図8(b)に示すように、他の部位よりも幅の広い拡幅部23gが形成されており、上述したハーネス28は、この拡幅部23gに挿通されている。
また、図2、図3では、便宜上図示を省略したが、制御ユニット22の下面及び車幅方向両側面には、図7、図8に示すように、ビス29によってアース用のブラケット30が取付けられている。ブラケット30は、制御ユニット22の下面の車幅方向中央部にて下方に突出する締結片30aを有しており、この締結片30aが、ボルト、ナットからなる締結部材31によって、図8に二点鎖線で示すブラケット32に締結されている。
そして、このブラケット32は、図2、図8に示すインパネメンバ33に固定されており、制御ユニット22は、上述したブラケット30、32を介してインパネメンバ33に連結されている。ここで、インパネメンバ33は、車幅方向に延びてインストルメントパネル1を支持する車体側部材であり、上述したように制御ユニット22をインパネメンバ33に連結することで、制御ユニット22はアースされている。
ところで、ベゼル体23の外周部では、図3、図7、図8に示すように、凹部23cの背面23eの前部に、嵌合孔41(図4参照)に対応して複数のクリップ固定部23hが形成されており、該クリップ固定部23hには、嵌合孔41側を指向するようにクリップ34が固定されている。また、凹部23cの背面23eの車幅方向両側下部には、図3、図5、図7、図8に示すように、嵌合孔42(図4参照)に対応してクリップ固定部23iが形成されており、該クリップ固定部23iには、嵌合孔42側を指向するようにクリップ35が固定されている。
クリップ34、35は、それぞれ上述したクリップ固定部23h、23iに固定されることで、ディスプレイ装置21に対し、その背部に対応する位置、正面の下部に対応する位置に配置されている。
また、ベゼル体23の後端には、図3、図6(b)、図8に示すように、後縁部23aに沿って空調吹出口15の上縁部15a(図2、図3参照)に嵌合可能な嵌合部23jが形成されている。
また、ベゼル体23では、図2、図3、図8に示すように、凹部23cの下面23dの下部に補強パネル36が配設されている。補強パネル36は、車幅方向両側のクリップ固定部23i、23i間にて車幅方向に延びるように配設されており、下面23dに沿ってこれに当接する上面部36aと、該上面部36aの後端から下方に延びる下方延出部36bとを有している。
補強パネル36では、その上面部36aが、図8(b)に示すように、ビス25によって連結部材24の固定座部24eと、ディスプレイ装置21の背面カバー部材213の下面と、ベゼル体23の車両前後方向中央部とに共締め固定される一方、下方延出部36bが、図3に示すように、ビス37によって下面23dの後端近傍にて上下に延びる縦壁部23kに固定されている。これにより、補強パネル36と連結部材24とが、ベゼル体23を挟んで固定されている。
本実施形態に係るナビゲーション装置20を車体(インストルメントパネル1)に組付ける際には、先ず、ディスプレイ装置21と、制御ユニット22と、ベゼル体23とを、連結部材24やビス25〜27等によってサブアッシしておく。
そして、ベゼル体23のクリップ固定部23h、23iに固定されたクリップ34、35を、それぞれ対応する嵌合孔41、42に押し込んで両者を嵌合させるとともに、嵌合部23jを、空調吹出口15の上縁部15aに嵌合させることによって、ナビゲーション装置20を車体に組付ける。
このように、ナビゲーション装置20を車体に組付けた状態では、ベゼル体23が、図3に示すように、ディスプレイ装置21の背部に対応する部位、換言すれば凹部23cの背面23eの裏部で、クリップ34によりインパネ開口部4aの周縁部の前端に係止される。さらに、ベゼル体23は、ディスプレイ装置21の正面の下部に対応する部位で、クリップ35によりインパネ開口部4aの周縁部の車幅方向両端に係止される。これにより、ベゼル体23の外周部がインパネ開口部4aに係止されることになり、ナビゲーション装置20は、インパネ開口部4aの周縁部によって支持されることになる。
本実施形態の場合、ディスプレイ装置21の背部が、ベゼル体23の凹部23cの背面23eを介してインパネ開口部4aの周縁部に支持されるとともに、正面の下部が、ベゼル体23の下面23dを介してインパネ開口部4aの周縁部に支持される。そして、制御ユニット22は、連結部材24及びベゼル体23を介してインパネ開口部4aの周縁部に支持される。
また、ナビゲーション装置20を車体に組付けた状態では、ベゼル体23の前縁部23bがインパネ開口部4aの周縁部に略隙間なく嵌合するようになっている。これにより、ベゼル体23とインパネ本体4の表面とで連続面が形成される。そして、制御ユニット22は、図2、図3に示すように、スピーカ10、ダクト16、18、インパネ本体4の横枠部43等に囲まれたインストルメントパネル1内部のスペース内に配設される。
また、背面23eと立設部24aとをビス26により固定した固定部、及び背面23eの裏部とインパネ開口部4aの周縁部とをクリップ34により係止した係止部が、上下方向において略同一の高さ位置に設定されている。さらに、ベゼル体23と連結部材24の下端部(固定座部24e)とをビス25により固定した固定部、及びディスプレイ装置21の正面の下部に対応する部位とインパネ開口部4aの周縁部とをクリップ35により係止した係止部が、車両前後方向において略同一の位置に設定されている。
次に、図9をさらに参照しながら、乗員がディスプレイ装置21を掴んだ場合について説明する。
例えば、乗降時、乗員は、体のバランスを保持するために、ディスプレイ装置21を支えとして利用することが考えられる。このとき、乗員は、図9(a)に二点鎖線で示すように、自身の手Hをディスプレイ装置21に伸ばして、これを乗員側、つまり車両後方側に引っ張ろうとする。
このように、ディスプレイ装置21を車両後方側に引っ張ると、ディスプレイ装置21の上部には、二点鎖線の太矢印M1で示すように、車両後方側へのモーメントが発生するが、ディスプレイ装置21の背部に設けられる連結部材24の下端部(固定座部24e)が、ベゼル体23(下面23d)の車両前後方向中央部に固定されていることにより、ディスプレイ装置21に作用する荷重は、ベゼル体23の車両前後方向中央部に伝達される。
そして、ベゼル体23が、ディスプレイ装置21の正面の下部に対応する部位でインパネ開口部4aの周縁部に係止されていることにより、前記荷重は、二点鎖線の太矢印F1で示すように、ディスプレイ装置21の正面の下部に対応する係止部からインストルメントパネル1に伝達、分散されることになる。
また、車両の衝突時、乗員は、インストルメントパネル1との接触を回避するために、ディスプレイ装置21を、自身の前方移動を阻止するためのストッパとして利用することが考えられる。このとき、乗員は、図9(b)に二点鎖線で示すように、自身の手Hをディスプレイ装置21に伸ばして、これを乗員と反対側、つまり車両前方側に押圧しようとする。
このように、ディスプレイ装置21を車両前方側に押圧すると、ディスプレイ装置21の上部には、二点鎖線の太矢印M2で示すように、車両前方側へのモーメントが発生するが、ベゼル体23の背面23eにてこれがディスプレイ装置21の背部と当接するとともに、連結部材24の立設部24aが、ベゼル体23の背面23eに固定されていることにより、ディスプレイ装置21に作用する荷重は、ベゼル体23の背面23eに伝達される。
そして、ベゼル体23がディスプレイ装置21の背部に対応する部位でインパネ開口部4aの周縁部に係止されていることにより、ディスプレイ装置21に作用する荷重は、二点鎖線の太矢印F2で示すように、ディスプレイ装置21の背部に対応する係止部からインストルメントパネル1に伝達、分散されることになる。
本実施形態では、上述したように、ディスプレイ装置21の背部に設けられる連結部材24の下端部を構成する固定座部24eを、ベゼル体23の車両前後方向中央部に固定するとともに、ベゼル体23の凹部23cを、ディスプレイ装置21の正面の下部に対応する部位でインパネ開口部4aの周縁部に係止したことにより、乗員がディスプレイ装置21を掴むことによってその上部に車両後方側へのモーメントが発生した場合であっても、ディスプレイ装置21に作用する荷重を、連結部材24を介してベゼル体23に伝達させ、かつその荷重をベゼル体23からインストルメントパネル1に伝達、分散させることができる。
そして、ベゼル体23の凹部23cを、当接面としての背面23eの裏部でインパネ開口部4aの周縁部に係止したことにより、ベゼル体23は、ディスプレイ装置21の背部との当接面を有し、さらには、その裏部にインストルメントパネル1との係止部を有することになる。このため、乗員がディスプレイ装置21を掴むことによってその上部に車両前方側へのモーメントが発生した場合であっても、ディスプレイ装置21に作用する荷重を背面23eに伝達させ、かつその荷重を背面23eからインストルメントパネル1に伝達、分散させることができる。そして、背面23eに連結部材24の立設部24aを固定することにより、前記荷重を、連結部材24を介して背面23eに伝達させ、かつその荷重を背面23eからインストルメントパネル1に伝達、分散させることもできる。
このように、乗員がディスプレイ装置21を掴むことによってその上部に車両前後方向へのモーメントが発生した場合であっても、ディスプレイ装置21に作用する荷重をベゼル体23に伝達させ、かつその荷重をベゼル体23からインストルメントパネル1に伝達、分散させることができる。これにより、乗員がディスプレイ装置21を掴んだ際の荷重に耐えうる支持剛性を確保することができる。
また、凹部23cの下面23dに補強パネル36を設けたことで、凹部23cの下面23dの面剛性を高めることができる。これにより、ディスプレイ装置21の上部に車両後方側へのモーメントが発生したときには、ディスプレイ装置21に作用する荷重を、下面23dの高い面剛性によってインストルメントパネル1に確実に伝達、分散させることができ、その結果、ディスプレイ装置21の支持剛性を確保することができる。
また、連結部材24と補強パネル36とを、ベゼル体23を挟んで固定したことで、ディスプレイ装置21の上部に発生したモーメントに伴う荷重を確実に補強パネル36に伝達させることができる。これにより、ディスプレイ装置21の支持剛性を確保することができる。
また、背面23eと立設部24aとの固定部、及び背面23eの裏部とインパネ開口部4aの周縁部との係止部を、上下方向において略同一の高さ位置に設定したことにより、乗員がディスプレイ装置21を掴むことによってその上部に車両前方側へのモーメントが発生した際、連結部材24からベゼル体23、該ベゼル体23からインストルメントパネル1にスムーズに荷重を伝達、分散させることできる。
そして、ベゼル体23と連結部材24の下端部(固定座部24e)との固定部、及びディスプレイ装置21の正面の下部に対応する部位とインパネ開口部4aの周縁部との係止部を、車両前後方向において略同一の位置に設定したことにより、乗員がディスプレイ装置21を掴むことによってその上部に車両後方側へのモーメントが発生した際、連結部材24からベゼル体23、該ベゼル体23からインストルメントパネル1にスムーズに荷重を伝達、分散させることできる。
図10〜図16は、本発明に係る表示ユニットの取付け構造の他の実施形態を示している。なお、図10〜図16において、図1〜図9に示す先の実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、図10〜図15に示すように、車載用機器としてオーディオ装置50が設けられている。このオーディオ装置50は、先の実施形態に示したナビゲーション装置20のディスプレイ装置21の代わりにインストルメントパネル1に立設される表示ユニット51を備えるとともに、連結部材24の代わりに、バッククレームとしての第1連結部材54と、第2連結部材55と、先の実施形態の補強パネル36と同様の機能を有する第3連結部材56とを備えている。
このうち、ベゼル体23は、図10、図12に示すように、略車幅方向に沿って延びる後縁部23aと、インパネ開口部4aの周縁部に沿って半円弧状をなす前縁部23bと、該前縁部23bから下方に凹む凹部23cとを有し、この凹部23cに表示ユニット51が取付けられている。また、ベゼル体23の凹部23cには、図11、図12に示すように、その下面と背面との角部に開口部23mが穿設されており、該開口部23mには、ハーネス28のみが挿通されている。
表示ユニット51は、図10、図11、図13〜図15に示すように、再生される音楽のトラック番号や、選局されたラジオ局の周波数等を表示する表示部511と、複数のボタンやダイヤルからなる操作部512とを乗員側の表示・操作面(後面)に有するとともに、これら表示部511及び操作部512を支持する枠部材513と、表示ユニット51の背部を構成する背面カバー部514とを有している。
このうち、枠部材513の上縁部には、図13に示すように、その長手方向に沿って複数の嵌合爪513aが形成され、背面カバー部材514の上縁部に穿設された複数の嵌合孔(図示せず)と嵌合することによって、枠部材513と背面カバー部材514とが一体化している。そして、表示部511や操作部512の背面(表示・操作面と反対側の前面)が背面カバー部材514によって覆われている。
そして、枠部材513と背面カバー部材514との間の空間部には、図11、図13に示すように、背面カバー部材514(背部)からベゼル体23の凹部23cの下面23dの後端にかけて第1連結部材54が配設されている。第1連結部材54は、側面視で略コ字状をなすように成形加工された鉄板部材であり、背面カバー部材514に沿って配設される立設部54aと、該立設部54aの下端から車両後方に向かって略水平に延びる基部54bとを有している。
このうち、立設部54aには、その中心部から上方に延びる上方延出部54cと、車幅方向両側方に延びる車幅方向延出部54dとが形成されており、表示ユニット51の枠部材513の上縁部、車幅方向両側縁部が、それぞれ上方延出部54c、車幅方向延出部54dによって支持されている。
また、表示ユニット51の背面カバー部材514から制御ユニット22にかけて第2連結部材55が配設されている。第2連結部材55は、側面視で略L字状をなすように成形加工された鉄板部材であり、図11、図12、図14、図15(a)に示すように、背面カバー部材514に沿って配設される立設部55aと、該立設部55aの下端から車両前方に向かって略水平に延びる基部55bとを有している。また、立設部55aには、車幅方向中央部のクリップ固定部23h及びクリップ34との干渉を回避すべく、下方に凹む凹部55cが形成されている。
さらに、ベゼル体23の下部、詳しくは、凹部23cの下面23dの下部には、第3連結部材56が配設されている。第3連結部材56は、車幅方向両側のクリップ固定部23i、23i間にて車幅方向に延びるように配設されており、下面23dに沿ってこれに当接する上面部56aと、該上面部56aの前端から下方に延びて制御ユニット22の後面に接合される下方延出部56bと、ハーネス28との干渉を回避すべく、上面部56aから下方延出部56bにかけて形成された孔部56cとを有している。
また、第1連結部材54の立設部54aと、背面カバー部材514と、ベゼル体23の凹部23cの背面(前面)23eと、第2連結部材55の立設部55aとが、ビス57によって共締め固定されている。
そして、第1連結部材54の基部54bと、背面カバー部材514の下面と、ベゼル体23の車両前後方向中央部と、第3連結部材56の上面部56aとが、ビス58によって共締め固定されている。
本実施形態では、上述したビス57、58による共締め固定によって、表示ユニット51がベゼル体23の凹部23cに取付けられている。また、凹部23cの背面23eは、背面カバー部材514に略沿った形状をなしており、表示ユニット51が凹部23cに取付けられた状態では、その背面23eが、背面カバー部材514に当接している。つまり、背面カバー部材514との当接面が背面23eによって構成されている。
また、第2連結部材55の基部55bの下面には、図11、図12、図14、図15(a)に示すように、ビス59によって制御ユニット22の上面が固定されている。
これにより、本実施形態では、表示ユニット51の背部と、制御ユニット22の上面と、ベゼル体23とが第1〜第3連結部材54〜56によって結合されており、この結合によって、表示ユニット51と制御ユニット22とが、ベゼル体23を挟んで一体化されている。そして、第1連結部材54及び第2連結部材55と、第3連結部材56とが、ベゼル体23を挟んで固定されている。
また、図11では便宜上図示を省略したが、本実施形態においても、図10、図12、図14、図15に示すように、制御ユニット22の下面及び車幅方向両側面には、ビス60によってブラケット30に対応するブラケット61が取付けられている。そして、制御ユニット22の下面の車幅方向中央部にて下方に突出する締結片61aが、ボルト、ナットからなる締結部材62によってブラケット32に締結されることで、制御ユニット22は、上述したブラケット61、32を介してインパネメンバ33に連結されており、これによって、制御ユニット22はアースされている。
また、制御ユニット22の車幅方向両側面には、ビス63によって左右一対の補強部材64、64が固定されている。補強部材64は、図12、図14、図15に示すように、制御ユニット22の車幅方向側面に固定される基部64aと、該基部64aより車両後方にて車幅方向外側に延びる結合片64bとを有しており、結合片64bがビス65によってベゼル体23の凹部23cの車幅方向両側に固定されている。これにより、制御ユニット22とベゼル体23とが補強部材64を介して結合され、制御ユニット22の支持剛性向上が図られている。
本実施形態の場合、オーディオ装置50を車体に組付けた状態では、表示ユニット51の背部が、ベゼル体23の凹部23cの背面23eを介してインパネ開口部4aの周縁部に支持されるとともに、正面の下部が、ベゼル体23の下面23dを介してインパネ開口部4aの周縁部に支持される。そして、制御ユニット22は、第1〜第3連結部材54〜56及びベゼル体23を介してインパネ開口部4aの周縁部に支持される。
また、背面23eと立設部54aとをビス57により固定した固定部、及び背面23eの裏部とインパネ開口部4aの周縁部とをクリップ34により係止した係止部が、上下方向において略同一の高さ位置に設定されている。さらに、ベゼル体23と連結部材54の下端部(基部54b)とをビス58により固定した固定部、及び表示ユニット51の正面の下部に対応する部位とインパネ開口部4aの周縁部とをクリップ35により係止した係止部が、車両前後方向において略同一の位置に設定されている。
次に、図16をさらに参照しながら、乗員が表示ユニット51を掴んだ場合について説明する。
例えば、乗降時、乗員が、体のバランスを保持するために、図16(a)に二点鎖線で示すように、自身の手Hを表示ユニット51に伸ばして、これを車両後方側に引っ張ろうとしたとき、表示ユニット51の上部には、ディスプレイ装置21と同様、二点鎖線の太矢印M3で示すように、車両後方側へのモーメントが発生するが、表示ユニット51の背部に設けられる第1連結部材54の下端部(基部54b)が、ベゼル体23(下面23d)の車両前後方向中央部に固定されていることにより、表示ユニット51に作用する荷重は、ベゼル体23の車両前後方向中央部に伝達される。
そして、ベゼル体23が、表示ユニット51の正面の下部に対応する部位でインパネ開口部4aの周縁部に係止されていることにより、前記荷重は、先の実施形態と同様、二点鎖線の太矢印F3で示すように、表示ユニット51の正面の下部に対応する係止部からインストルメントパネル1に伝達、分散されることになる。
また、車両の衝突時、乗員が、インストルメントパネル1との接触を回避するために、図16(b)に二点鎖線で示すように、自身の手Hを表示ユニット51に伸ばして、これを車両前方側に押圧しようとしたとき、表示ユニット51の上部には、ディスプレイ装置21と同様、二点鎖線の太矢印M4で示すように、車両前方側へのモーメントが発生するが、ベゼル体23の背面23eにてこれが表示ユニット51の背部と当接するとともに、第1連結部材54の立設部54aが、ベゼル体23の背面23eに固定されていることにより、表示ユニット51に作用する荷重は、ベゼル体23の背面23eに伝達される。
そして、ベゼル体23が表示ユニット51の背部に対応する部位でインパネ開口部4aの周縁部に係止されていることにより、表示ユニット51に作用する荷重は、先の実施形態と同様、二点鎖線の太矢印F4で示すように、表示ユニット51の背部に対応する係止部からインストルメントパネル1に伝達、分散されることになる。
本実施形態では、上述したように、第1連結部材54の下端部を構成する基部54bを、ベゼル体23の車両前後方向中央部に固定するとともに、表示ユニット51の背部との当接面(背面23e)に第1連結部材54の立設部54aを固定し、凹部23cを、表示ユニット51の正面の下部に対応する部位と、背面23eの裏部とで、インパネ開口部4aの周縁部に係止したことにより、乗員が表示ユニット51を掴むことによってその上部に車両前後方向へのモーメントが発生した場合であっても、表示ユニット51に作用する荷重をベゼル体23に伝達させ、かつその荷重をベゼル体23からインストルメントパネル1に伝達、分散させることができる。これにより、先の実施形態と同様、乗員が表示ユニット51を掴んだ際の荷重に耐えうる支持剛性を確保することができる。
また、凹部23cの下面23dに第3連結部材56を設けたことで、補強パネル36と同様、凹部23cの下面23dの面剛性を高めることができる。これにより、表示ユニット51の上部に車両後方側へのモーメントが発生したときには、表示ユニット51に作用する荷重を、下面23dの高い面剛性によってインストルメントパネル1に確実に伝達、分散させることができ、その結果、表示ユニット51の支持剛性を確保することができる。
なお、その他の作用効果は、上述した先の実施形態と同様である。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の表示ユニットは、ディスプレイ装置21、表示ユニット51に対応し、
以下同様に、
バックフレームは、連結部材24、第1連結部材54に対応し、
当接面は、背面23eに対応し、
補強パネルは、補強パネル36、第3連結部材56に対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、表示ユニットとしては、上述したナビゲーション装置20のディスプレイ装置21やオーディオ装置50の表示ユニット51に必ずしも限定されるものではなく、表示ユニットを備えるものであれば、例えば、テレビ映像やインターネット画像等を表示可能とする他のメディア端末の表示ユニットであってもよい。
1…インストルメントパネル
4a…インパネ開口部
21…ディスプレイ装置
22…制御ユニット
23…ベゼル体
23c…凹部
23e…背面
24…連結部材
36…補強パネル
51…表示ユニット
54…第1連結部材
56…第3連結部材

Claims (4)

  1. インストルメントパネルに立設される表示ユニットの取付け構造であって、
    前記表示ユニットの背部に設けられるバックフレーム、
    及び前記インストルメントパネルの表面とで連続面を形成するベゼル体を備えており、
    前記バックフレームの下端部は、前記ベゼル体の車両前後方向中央部に固定されており、
    前記ベゼル体には、前記表示ユニットの背部との当接面を有する凹部が設けられて、前記当接面に前記バックフレームの立設部が固定されており、
    前記凹部は、前記表示ユニット正面の下部に対応する部位と、前記当接面の裏部とで、前記インストルメントパネルに形成されたインパネ開口部の周縁部に係止された
    表示ユニットの取付け構造。
  2. 前記凹部の下面には、補強パネルが設けられた
    請求項1記載の表示ユニットの取付け構造。
  3. 前記バックフレームと前記補強パネルとが、前記ベゼル体を挟んで固定された
    請求項2記載の表示ユニットの取付け構造。
  4. 前記当接面と前記バックフレームの立設部との固定部、及び前記当接面の裏部と前記インパネ開口部の周縁部との係止部が、上下方向において略同一の高さ位置に設定されるとともに、
    前記ベゼル体と前記バックフレームの下端部との固定部、及び表示ユニット正面の下部に対応する部位と前記インパネ開口部の周縁部との係止部が、車両前後方向において略同一の位置に設定された
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の表示ユニットの取付け構造。
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