JP2014175353A - コモンモードチョークコイル - Google Patents

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Abstract

【課題】 大電流仕様および回路基板への面実装にも容易に対応するとともに、低背化を図ることが可能なコモンモードチョークコイルを提供する。
【解決手段】 ロ字状に形成されたコア4と、コア4の表裏面側に対向配置されて外周を覆う第1および第2のコアカバー2、3と、第1および第2のコアカバー2、3のコア4の対向辺部に巻回された平角銅線8とを備え、第2のコアカバー3が実装面側に配置され、第1および第2のコアカバー2、3は、コア4の対向辺部を囲繞する直線部分が巻線部5とされ、かつ第2のコアカバー3の下面には、巻線部5よりも実装面側に突出するとともに巻線部5の軸線と直交する方向に延出する台座部6が形成され、台座部6の延出方向の先端部下面に巻線部5から実装面側に引き出された平角銅線8が実装端子12として載置される台座面6aが形成されてなり、かつ平角銅線8の先端部は台座面6aから上記先端部の縁部において上方へ屈曲されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、大電流仕様および面実装に対応したコモンモードチョークコイルに関するものである。
一般に、差動伝送方式を用いた電送ケーブル等においては、2本の信号線におけるインピーダンスのアンバランスなどの伝送特性の相違に起因して発生するコモンモードのノイズ電流を除去するためのコモンモードチョークコイルが介装されている。このコモンモードチョークコイルは、コア(磁性体)に、同じ向きに巻線が巻回された2組のチョークコイルを合体したものである。
図9(a)、(b)は、従来のコモンモードチョークコイルを示すもので、磁性体からなるリング状のコアの外周が絶縁層となる合成樹脂製のコアカバーによって覆われたコアアッセンブリ100の外周の一部に、丸銅線を巻回した第1のコイル20が形成されるとともに、上記外周の他部に、第1のコイル20と同じ方向に丸銅線を巻回した第2のコイル30が形成されたものである。
ところで、このようなコモンモードチョークコイルを面実装する場合には、そのベースプレート40にターミナル端子50を設け、第1のコイル20および第2のコイル30の各々の端部20a、30aを、ターミナル端子50に接合する必要がある。
このため、各ターミナル端子50と第1または第2のコイルの端部20a、30aとの溶接作業等に、多くの手間を要してコストアップを招くという問題点もあった。
しかも、第1および第2のコイル20、30を巻回したコアアッセンブリ100が、回路基板上に立設されるために、当該基板の低背化に逆行するという問題点もあった。
なお、下記特許文献1は、本出願人が先に提案したこの種のコモンモードチョークコイルを示すものである。
特開2008−244247号公報
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、大電流仕様および回路基板への面実装にも容易に対応するとともに、低背化を図ることが可能なコモンモードチョークコイルを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、ロ字状に形成されたコアと、このコアの表裏面側に対向配置されて当該コアの外周を覆う第1および第2のコアカバーと、これら第1および第2のコアカバーの外周から上記コアの対向辺部に巻回された平角銅線とを備え、上記第2のコアカバーが回路基板の実装面側に配置されるコモンモードチョークコイルにおいて、上記第1および第2のコアカバーは、上記コアの対向辺部を囲繞する一対の直線部分が上記平角銅線の巻線部とされ、かつ上記第2のコアカバーの下面には、上記巻線部よりも上記実装面側に突出するとともに上記巻線部の軸線と直交する方向に上記実装面に沿って延出する台座部が一体に形成され、当該台座部の上記延出方向の先端部下面に、上記巻線部から上記実装面側に引き出された上記平角銅線が実装端子として載置される台座面が形成されてなり、かつ上記平角銅線の先端部は、上記台座面から上記先端部の縁部において上方へ屈曲されていることを特徴とするものである。
ここで、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記台座面は、上記平角銅線の一端部および他端部が各々位置決めされる凹部をなしていることを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、上記第1のコアカバーの上部に、平坦部を備えた天板が着脱自在に設けられていることを特徴とするものである。
請求項1〜3に記載の発明によれば、コアの対向辺部を囲繞する第1および第2のコアカバーの巻線部よりも実装面側に突出するとともに、当該巻線部の軸線と直交する方向に延出された台座部の先端部下面に、上記巻線部から引き出された平角銅線が実装端子として載置される台座面が形成されているため、複数の実装端子の平面度を向上させることができ、容易に同一平面上に位置させることができるとともに、上記実装面側の取り付け位置に確実に実装端子を配置させることができる。これにより、面実装の信頼性を向上させることができ、品質の向上を図ることができる。
また、上記第2のコアカバーの下面に、上記台座面が形成された台座部が一体に形成されているため、低背化を図ることができるとともに、部品点数を減らすことができ、かつ組み付け工程を減らすことができる。この結果、製造コストを抑えるとともに、製品の小型化に寄与することができる。
請求項2に記載の発明によれば、上記台座面が、上記平角銅線の一端部および他端部を各々位置決めする凹部をなしているため、上記平角銅線を手作業により屈曲させる際に、ズレることなく当該平角銅線を上記台座面の縁部で屈曲させることができる。これにより作業効率を向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、上記第1のコアカバーの上部に、平坦部を備えた天板が着脱自在に設けられているため、上記天板の平坦部により確実に吸着することができるとともに、上記巻線部に巻回された上記平角銅線などを保護することができる。この結果、コモンモードチョークコイルを効率的にハンドリングして搬送することができる。
本発明に係るコモンモードチョークコイルの一実施形態を示す斜視図である。 図1のコモンモードチョークコイルの下面側を示す斜視図である。 図2に示すコモンモードチョークコイルから平角銅線を外した状態を示す斜視図である。 図2の本発明に係るコモンモードチョークコイルに天板を装着した状態の斜視図である。 第1および第2のコアカバーとコアを分解した状態を示す斜視図である。 第1のコアカバーを示し、(a)は平面図、(b)は左側面図、(c)は底面図、(d)は(a)のA−A断面図である。 第2のコアカバーを示し、(a)は平面図、(b)は底面図、(c)は(a)のA−A断面図、(d)は(a)のB−B断面図、(e)は(a)のC−C断面図である。 (a)〜(e)は、第1および第2のコアカバーの巻線部に巻回して、台座部にフォーミング加工する方法を示す斜視図である。 (a)は従来のコモンモードチョークコイルを示すは正面図、(b)は側面図である。
図1〜図8は、本発明に係るコモンモードチョークコイルの一実施形態を示すもので、ロ字に形成されたコア4と、このコア4の表裏面側に対向配置されて、当該コア4の外周を覆う第1および第2のコアカバー2、3と、これら第1および第2のコアカバー2、3の外周からコア4の対向辺部に巻回された平角銅線8とを備え、第2のコアカバー3が回路基板(図示なし)の実装面側に配置されて概略構成されている。
ここで、ロ字状のコア4は、フェライトなどの磁性体からなり、平面視において長方形状に形成されている。そして、第1のコアカバー2は、図6に示すように、合成樹脂などの絶縁部材が用いられ、平面視において略ロ字状に形成されている。この第1のコアカバー2は、下面側にロ字状のコア4の略半分の厚さが収納される平面視において略ロ字状の凹部2aが形成されている。
また、第1のコアカバー2には、凹部2aに内装されるコア4の長辺側の対向辺部が、直線状の巻線部5の上側半分の巻線部5aをなしている。この巻線部5aは、第1のコアカバー2の外壁部2bよりも内側に配置されている。また、巻線部5aは、外方側の側壁に凸部13aが一体に設けられている。この凸部13aは、長手方向の中央に、短手方向に延設されている。
そして、凹部2aの開口側から2/3の高さ寸法の外周壁が、内装するコア4の長辺側の対向辺部の中心を境に、互い違いに形成されている。この互い違いに形成された外周壁は、一方側が当該外周壁の半分の厚さ寸法分内方に配設されているとともに、他方が当該外周壁の半分の厚さ寸法分外方に配設されて形成されている。なお、開口側から2/3の高さ寸法の上記外周壁の内方側に配置された当該外周壁が、第2のコアカバー3に係合される挿入凸部17をなしている。
さらに、第1のコアカバー2は、上面側に天板16(図4参照)を着脱自在に取り付ける平面視においてH字状の取付部15が設けられている。この取付部15は、対向配置される平行辺部15bが、第1のコアカバー2の凹部2aに内装するコア4の短辺側の対向辺部の上部に突出して一体成形されている。さらに、H字状の取付部15の中心の架橋部が、第1のコアカバー2の開口部の中心を仕切る仕切り板15aを兼ねている。
他方、第2のコアカバー3は、図7に示すように、合成樹脂などの絶縁部材が用いられ、平面視において略ロ字状に形成されている。この第2のコアカバー3は、上面側にロ字状のコア4の略半分の厚さが収納される平面視において略ロ字状の凹部3aが中央に形成されている。また、第2のコアカバー3の下面には、巻線部5よりも上記実装面側に突出するとともに、巻線部5の軸線と直交する方向に上記実装面に沿って延出する台座部6が一体に形成されている。この台座部6は、断面視において略方形状に形成されている。
そして、第2のコアカバー3には、凹部3aに内装されるコア4の長辺側の対向辺部が、直線状の巻線部5の下側半分の巻線部5bをなしている。この巻線部5bは、第2のコアカバー3の外壁部3bよりも内側に配置されている。また、巻線部5bは、外方側の側壁に凸部13bが一体に設けられている。この凸部13bは、長手方向の中央に、短手方向に延設されている。さらに、中心の開口部には、仕切り板19が設けられている。この仕切り板19は、巻線部5bの軸線と平行に配置されている。
さらに、第2のコアカバー3の台座部6の上記延出方向の先端部下面に、巻線部5から上記実装面側に引き出された平角銅線8が実装端子12として載置される台座面6aが形成されている。この台座面6aは、巻線部5に巻回された平角銅線8の先端部が、台座面6aの上記先端部の縁部により屈曲させる際に、位置決めすることが可能な凹部7をなしている。また、台座部6の上面には、台座面6aの上記先端部の縁部において上方へ屈曲させた平角銅線8の先端部を挿入する溝部14が長手方向に延設されている。
また、第2のコアカバー3の凹部3aの開口側から2/3の高さ寸法の外周壁が、内装するコア4の長辺側の対向辺部の中心を境に、互い違いに形成されている。この互い違いに形成された外周壁は、一方側が当該外周壁の半分の厚さ寸法分内方に配設されているとともに、他方が当該外周壁の半分の厚さ寸法分外方に配設されて形成されている。なお、開口側から2/3の高さ寸法の上記外周壁の内方側に配置された当該外周壁が、第1のコアカバー2に係合される挿入凸部18をなしている。
そして、平角銅線8は、図8(a)に示すように、一端部から巻線部5の2周弱の長さの位置において面内方向に屈曲されることにより、当該屈曲部9を間に介して上記一端部側に位置する第1のコイル部分10と、他端部側に位置する第2のコイル部分11とが形成されている。なお、第1のコイル部分10と第2のコイル部分11とは、互いに平角銅線8の幅寸法より僅かに大きな間隔をおいて平行に形成されている。
さらに、第2のコアカバー2の上部の取付部15に着脱自在に取り付けられる天板16は、図4に示すように、平面視において長方形の平坦部を有し、その平坦部の長手方向の各々端部に、H字状の取付部15の先端部に係合されるフック部を備えた引っ掛け部16aが当該平坦部に対して垂直に各々設けられている。また、上記平坦部の短手方向の端部の中央に、取付部15の外周部に当接される当接部16bが各々設けられている。
上記構成からなるコモンモードチョークコイル1を組み立てる際には、まず、図5に示すように、第1および第2のコアカバー2、3と、ロ字状のコア4を準備する。そして、第2のコアカバー3の凹部3aに、ロ字状のコア4を挿入する。その際、コア4は、凹部3aに略半分の厚さのみ挿入される。
そして、第2のコアカバー3の上部に、第1のコアカバー2を被せて、第2のコアカバー3の凹部3aから露出した略半分の厚さのコア4を当該第1のコアカバー2の凹部2aに挿入する。これにより、コア4の外周が絶縁部材により囲繞されるとともに、ロ字状のコア4の対向辺部を囲繞する第1のコアカバー2の上側半分の巻線部5aと、第2のコアカバー3の下側半分の巻線部5bが一体的に合わさって、直線状の巻線部5が形成される。
その際、第1のコアカバー2の凹部2aの外周壁に形成された挿入凸部17と、第2のコアカバー3の凹部3aの外周壁に形成された挿入凸部18を対向させて配設することにより、第1のコアカバー2側の挿入凸部17が、第2のコアカバー3の凹部3aの内側に挿入されるとともに、第2のコアカバー3側の挿入凸部18が、第1のコアカバー2の凹部3aの内側に挿入されて、第1のコアカバー2と第2のコアカバー3とが一体的に組み合わさる。
次いで、内装されたコア4の長辺側の対向辺部を囲繞した各々の巻線部5に平角銅線8をα巻きにより巻回する。その際、平角銅線8は、巻線部5の凸部13を境に、互いに当該平角銅線8の幅寸法より僅かに大きな間隔をおいて平行に形成された第1のコイル部分10と第2のコイル部分11とに巻回されるとともに、平角銅線8の一端部と他端部が各々第2のコアカバー3の下方に引き出される。
ここで、巻線部5への平角銅線8の巻回方法を、図8(a)〜(e)に基づいて具体的に説明する。
まず、図8(a)に示すように、対向配置された一方の巻線部5に平角銅線8を巻回するには、第1のコアカバー2の上面側から巻線部5の内方側に平角銅線8の第2のコイル部分11側の端部を挿入する。
次いで、図8(b)に示すように、平角銅線8の屈曲部9を巻線部5の中央に位置させる。そして、図8(c)に示すように、第1のコイル部分10側の平角銅線8を巻線部5の上方側を巻回させ、その端部を巻線部5と台座部6との間を挿通させて下方に引き出す。他方、第2のコイル部分側の平角銅線8を巻線部5の下方側を巻回させ、その端部を巻線部5と台座部6との間を挿通させて上方に引き出す。
その際に、平角銅線8の第1のコイル部分10と第2のコイル部分11とが、互いに平角銅線8の幅寸法より僅かに大きな間隔をおいて平行に形成されているため、当該第1のコイル部分10と第2のコイル部分11とが、巻線部5の外方側に形成された凸部13を境に、当該巻線部5に各々巻回される。
さらに、図8(d)に示すように、第1のコイル部分10側の平角銅線8を巻線部5に巻回させて、その端部を第2のコアカバー3の下方に引き出すとともに、第2のコイル部分11側の平角銅線8を巻線部5に巻回させて、その端部を第2のコアカバー3の下方に引き出す。
次に、第1のコイル部分10側の端部を台座部6の下面側に引き寄せるとともに、台座面6aである一方の凹部7に位置させ、この凹部7の内側の縁部において、平角銅線8を屈曲させて、当該凹部7の底部に平角銅線8を当接させる。そして、凹部7の底部に当接させた平角銅線8を当該凹部7の外側の縁部により屈曲させて、その端部を台座部6の上面側に送る。
さらに、台座部6の上面側に送られた平角銅線8の端部側を台座部6の上面の外側の縁部において屈曲させて、その端部を当該上面に当接させる。これにより、台座部6の台座面6aである凹部7には、図2に示すように、実装端子12が形成されるとともに、平角銅線8のスプリングバックを抑えることができる。なお、台座部6の上面に形成された溝部14に、平角銅線8の端部を挿入させることにより、スプリンバックをより抑えることができる。
他方、第2のコイル部分11側の端部も、第1のコイル部分10側の端部と同様に、台座部6の下面側に引き寄せるとともに、台座面6aである他方の凹部7に位置させ、この凹部7の内側の縁部において、平角銅線8を屈曲させて、当該凹部7の底部に平角銅線8を当接させる。そして、凹部7の底部に当接させた平角銅線8を外側の縁部により屈曲させて、その端部を台座部6の上面側に送る。
さらに、台座部6の上面側に送られた平角銅線8を台座部6の上面の外側の縁部において屈曲させて、その端部を上面に当接させる。これにより、第1のコイル部分10側と同様に、台座部6の台座面6aである凹部7には、図2に示すように、実装端子12が形成されるとともに、平角銅線8のスプリングバックを抑えることができる。なお、台座部6の上面に形成された溝部14に、平角銅線8の端部を溝挿入させることにより、スプリンバックをより抑えることができる。
また、コア4の長辺側に対向配置された他方側の巻線部5においても、上述した巻回方法を用いて、当該巻線部5の凸部13を境に、平角銅線8の第1のコイル部分10および第2のコイル部分11を巻回させることにより、各々の端部を第2のコアカバー3の下方に引き出して、台座面6aである各々の凹部7の縁部において、平角銅線8を屈曲させ、さらに台座部6の上面部の外側の縁部において屈曲させて、図2に示すように、実装端子12を形成する。
そして、図4に示すように、第1のコアカバー2の上部に設けられた取付部15の対向配置される平行辺部15bの各々先端部に、天板16の引っ掛け部16aのフック部を係止させるとともに、当接部16bを平行辺部15bに当接させて取り付ける。
さらに、天板16の平坦部を、例えば、バキューム手段により吸着して、回路基板上の実装面に搬送する。その際に、台座部6の台座面6aである凹部7に形成された4つの実装端子12が、上記実装面の所定箇所に配設されるとともに、同一平面上に載置される。そして、上記実装面において半田処理されて面実装される。
以上の構成からなるコモンモードチョークコイル1によれば、コア4の対向辺部を囲繞する第1および第2のコアカバー2、3の巻線部5よりも実装面側に突出するとともに、当該巻線部5の軸線と直交する方向に延出された台座部6の先端部下面に、巻線部5から引き出された平角銅線8が実装端子12として載置される台座面6aが形成されているため、複数の実装端子12の平面度を向上させることができ、容易に同一平面上に位置させることができるとともに、上記実装面側の取り付け位置に確実に実装端子12を配置させることができる。これにより、面実装の信頼性を向上させることができ、品質の向上を図ることができる。
また、第2のコアカバー3の下面に、台座面6aが形成された台座部6が一体に形成されているため、低背化を図ることができるとともに、部品点数を減らすことができ、かつ組み付け工程を減らすことができる。この結果、製造コストを抑えるとともに、製品の小型化に寄与することができる。
そして、台座面6aが、平角銅線8の一端部および他端部を各々位置決めする凹部7をなしているため、平角銅線8を手作業により屈曲させる際に、ズレることなく平角銅線8を台座面6aの縁部で屈曲させることができる。これにより作業効率を向上させることができる。
さらに、第1のコアカバー2の上部に、平坦部を備えた天板16が着脱自在に設けられているため、天板16の平坦部により確実に吸着することができるとともに、巻線部5に巻回された平角銅線8などを保護することができる。この結果、コモンモードチョークコイル1を効率的にハンドリングして搬送することができる。
大電流仕様および面実装に対応したコモンモードチョークコイルに利用することができる。
1 コモンモードチョークコイル
2 第1のコアカバー
3 第2のコアカバー
4 コア
5 巻線部
6 台座部
6a 下面部
7 凹部
8 平角銅線
9 屈曲部
10 第1のコイル部分
11 第2のコイル部分
12 実装端子
16 天板

Claims (3)

  1. ロ字状に形成されたコアと、このコアの表裏面側に対向配置されて当該コアの外周を覆う第1および第2のコアカバーと、これら第1および第2のコアカバーの外周から上記コアの対向辺部に巻回された平角銅線とを備え、上記第2のコアカバーが回路基板の実装面側に配置されるコモンモードチョークコイルにおいて、
    上記第1および第2のコアカバーは、上記コアの対向辺部を囲繞する一対の直線部分が上記平角銅線の巻線部とされ、かつ上記第2のコアカバーの下面には、上記巻線部よりも上記実装面側に突出するとともに上記巻線部の軸線と直交する方向に上記実装面に沿って延出する台座部が一体に形成され、当該台座部の上記延出方向の先端部下面に、上記巻線部から上記実装面側に引き出された上記平角銅線が実装端子として載置される台座面が形成されてなり、かつ上記平角銅線の先端部は、上記台座面から上記先端部の縁部において上方へ屈曲されていることを特徴とするコモンモードチョークコイル。
  2. 上記台座面は、上記平角銅線の一端部および他端部が各々位置決めされる凹部をなしていることを特徴とする請求項1に記載のコモンモードチョークコイル。
  3. 上記第1のコアカバーの上部に、平坦部を備えた天板が着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のコモンモードチョークコイル。
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