JP2002359119A - 電子部品 - Google Patents

電子部品

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JP2002359119A
JP2002359119A JP2001162534A JP2001162534A JP2002359119A JP 2002359119 A JP2002359119 A JP 2002359119A JP 2001162534 A JP2001162534 A JP 2001162534A JP 2001162534 A JP2001162534 A JP 2001162534A JP 2002359119 A JP2002359119 A JP 2002359119A
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JP
Japan
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electronic component
coil
pair
pedestals
toroidal core
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JP2001162534A
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English (en)
Inventor
Yasuo Kuwabara
恭雄 桑原
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Fujitsu Telecom Networks Ltd
Original Assignee
Fujitsu Telecom Networks Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦および横実装を可能とするとともにプリン
ト基板との固定が確実で、正確な高さ寸法を得ることが
できる電子部品を提供することにある。 【解決手段】 トロイダルコアと、このトロイダルコア
を収容し、該トロイダルコアのリード線を外周に巻回す
るコイル収容部を設けるとともに、このコイル収容部の
外周に巻回された前記リード線を挿通する貫通穴部を有
し、前記コイル収容部に連接する一対の台座部を設けた
コイルケースとを備え、前記コイルケースは、前記コイ
ル収容部の直径方向に前記一対の台座部を対向配置して
成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノイズフィルタ回
路に使用するトロイダル状のコモンモードコイルを備え
た電子部品に関するものである。AC入力のスイッチン
グ電源には、1次側ノイズフィルタとしてコモンモード
コイルが必ず使用される。特に、ACアダプタやバッテ
リチャージャ等小型のスイッチング電源は、実装条件等
が厳しく実装面積また高さ等が制約される。そこで、小
型のスイッチング電源に使用するコモンモードコイル
は、上述の実装上の制約によりトロイダル状のコモンモ
ードコイルが使われることが多々ある。トロイダル状の
コモンモードコイルは、リード線の引き出し位置を変え
ることにより、縦および横実装が可能であり、限られた
実装面積のスイッチング電源(ACアダプタやバッテリ
チャージャ)において使用勝手が良い。
【0002】
【従来の技術】図15は、一般的に使用されているトロ
イダル状のコモンモードコイルを示す。トロイダル状の
コモンモードコイル1は、コアケース2内にトロイダル
コア3を収容し、このトロイダルコア3の4本の銅線
4,5,6,7を引き出して、コアケース2の外周に巻
回することによって形成されている。図15に示すトロ
イダル状のコモンモードコイル1は、銅線4,5,6,
7の引き出し位置を変えることにより、図16(a)お
よび(b)のよう縦および横両方の実装が可能である。
【0003】図17は、図15に示すトロイダル状のコ
モンモードコイル1をプリント基板8に実装した例を示
す。トロイダル状のコモンモードコイル1は、4本の銅
線4,5,6,7をプリント基板8にはんだ付けするこ
とによって固定されている。これをACアダプタとして
使用する場合には、絶縁物9を介してシールド材である
金属板10を配置する。
【0004】なお、この取付構造は、振動、衝撃等によ
りプリント基板8の挿入部位において、4本の銅線4,
5,6,7の断線が起こるおそれがあるため、通常はこ
の部位をシリコンゴム等の接着剤にて固定をおこなって
いる。図18は、台座付きコモンモードコイル1Aの構
造を示す。図15に示すトロイダル状のコモンモードコ
イル1に台座11を取り付けてある。この台座付きコモ
ンモードコイル1Aは、台座11を介してプリント基板
12に取り付けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図15に示す
トロイダル状のコモンモードコイル1は、銅線の巻太り
が生じ高さ寸法がまちまちとなり、高さ制限の厳しいス
イッチング電源での使用には難しいという問題がある。
また、小型のスイッチング電源では、実装面積が限られ
るとともにパターンを通す面積も限られている。しか
し、図15に示すトロイダル状のコモンモードコイル1
では、完全に絶縁されていない。従って、トロイダル状
のコモンモードコイル1の下のプリント基板にパターン
を通した場合、絶縁がとれないため、プリント基板に絶
縁テープを張り付けて絶縁を確保している。そのため、
作業工数、絶縁テープの費用等が発生するという問題が
ある。
【0006】また、図15に示すトロイダル状のコモン
モードコイル1では、1次銅線と2次銅線との間の絶縁
が上下面において実装時に捲線(コアケース2の外周に
巻回された4本の銅線4,5,6,7)がゆるんだ場
合、1次銅線と2次銅線との間でショートを起こすおそ
れがある。また、図16(a)および(b)に示すよう
に、縦および横両方の実装の場合、4本の銅線4,5,
6,7の引き出し位置がまちまちであるから、プリント
基板への実装時に4本の銅線4,5,6,7をプリント
基板に挿入するときに手間がかかるという問題がある。
【0007】一方、図17に示す実装構造では、4本の
銅線4,5,6,7の断線を防止するために、これらの
部位を接着剤で固定するが、接着剤の種類、量、作業
者、作業方法等によりばらつきが生じ、確実性が無い。
また、作業工数が嵩み、費用が掛かるという問題があ
る。また、図18に示すACアダプタでの使用例では、
放射ノイズおよび磁界ノイズ対策として、部品面および
半田面においてシールドバンを取り付ける必要があっ
た。
【0008】図17に示す台座付きコモンモードコイル
1Aでは、両面基板実装時に半田が部品面まで上がり、
この台座付きコモンモードコイル1A自体が両面基板よ
り浮いてしまう。また、台座11の反対側には絶縁物が
ないので、別部材を用意する必要があった。本発明は斯
かる従来の問題点を解決するために為されたもので、そ
の目的は、縦および横実装を可能とするとともにプリン
ト基板との固定が確実で、正確な高さ寸法を得ることが
できる電子部品を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
トロイダルコアと、このトロイダルコアを収容し、該ト
ロイダルコアのリード線を外周に巻回するコイル収容部
を設けるとともに、このコイル収容部の外周に巻回され
た前記リード線を挿通する貫通穴部を有し、前記コイル
収容部に連接する一対の台座部を設けたコイルケースと
を備え、前記コイルケースは、前記コイル収容部の直径
方向に前記一対の台座部を対向配置して成ることを特徴
とする。
【0010】請求項2に係る発明は、トロイダルコア
と、このトロイダルコアを収容し、該トロイダルコアの
リード線を外周に巻回するコイル収容部を設けるととも
に、このコイル収容部の外周に巻回された前記リード線
を取り付けるピンを有し、前記コイル収容部に連接する
一対の台座部を設けたコイルケースとを備え、前記コイ
ルケースは、前記コイル収容部の直径方向に前記一対の
台座部を対向配置して成ることを特徴とする。
【0011】請求項3に係る発明は、請求項1または請
求項2記載の電子部品において、前記コイルケースは、
前記コイル収容部と前記一対の台座部とが一体に形成さ
れて成ることを特徴とする。請求項4に係る発明は、請
求項1または請求項2記載の電子部品において、前記コ
イルケースは、前記コイル収容部に前記一対の台座部を
組み付けることによって形成されて成ることを特徴とす
る。
【0012】請求項5に係る発明は、請求項1〜請求項
4のいずれか1項記載の電子部品において、前記コイル
収容部は、収容された前記トロイダルコアを封鎖する蓋
部材が取り付けられて成ることを特徴とする。請求項6
に係る発明は、請求項1〜請求項5のいずれか1項記載
の電子部品において、前記一対の台座部は、前記コイル
収容部の反対側の端面を切り欠いて前記貫通穴部を設け
た部位の板厚を薄くした凹部を形成して成ることを特徴
とする。
【0013】請求項7に係る発明は、請求項1〜請求項
5のいずれか1項記載の電子部品において、前記一対の
台座部は、前記コイル収容部の反対側の端面に、電子部
品取付部材に係合する突起部を設けて成ることを特徴と
する。請求項8に係る発明は、請求項1〜請求項5のい
ずれか1項記載の電子部品において、前記一対の台座部
は、前記コイル収容部の開口端部側に、電子部品取付部
材に係号する突起部を設けて成ることを特徴とする。
【0014】請求項9に係る発明は、請求項1〜請求項
5のいずれか1項記載の電子部品において、前記一対の
台座部は、前記コイル収容部の反対側の端面に、電子部
品取付部材をネジ止めする穴部を設けて成ることを特徴
とする。請求項10に係る発明は、請求項1〜請求項5
のいずれか1項記載の電子部品において、前記一対の台
座部は、前記コイル収容部の開口端部側に、電子部品取
付部材をネジ止めする穴部を設けて成ることを特徴とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施形
態に基づいて説明する。図1〜図4、本発明の一実施形
態に係る電子部品20を示す(請求項1、請求項3、請
求項5〜請求項7に対応する)。本実施形態に係る電子
部品20は、トロイダルコア21と、このトロイダルコ
ア21を収容する絶縁材料から成るコイルケース30と
で構成されている。コイルケース30は、トロイダルコ
ア21の1次リード線22,23および2次リード線2
4,25を巻回するコイル収容部31と、このコイル収
容部31に巻回された1次リード線22,23および2
次リード線24,25をそれぞれ挿通する貫通穴部4
1,42を有し、コイル収容部31に連接する一対の台
座部34,35とで構成されている。
【0016】コイルケース30は、コイル収容部31の
直径方向に一対の台座部34,35を対向配置して一体
的に形成されている。コイル収容部31は、図2(a)
に示すように、一端部31aが開口し、他端部31bが
円筒状のコイル支持部36を有する筒状部材によって形
成されている。
【0017】そして、コイル支持部36には、直径方向
に亘って形成された仕切部37が設けられている。トロ
イダルコイル21は、コイル支持部36に中央の穴部2
1aを挿通することによってコイル支持部36に支持さ
れている。トロイダルコイル21を収容したコイル収容
部31の一端部31aには、蓋部材38が取り付けられ
る。この蓋部材38は、図2(b)、(c)に示すよう
に、コイル収容部31の一端部31aの外形と同様のド
ーナツ形状を為し、中央の穴部38aに仕切部37に係
止する爪部39を有する。爪部39は、蓋部材38の一
端部から突出する矩形状のリブ40に連接している。
【0018】この蓋部材38をコイル収容部31に組み
付ける前に、コイル収容部31に収容されたトロイダル
コア21の1次リード線22,23および2次リード線
24,25が所定の長さ引き出されている。そして、蓋
部材38をコイル収容部31に組み付けた後に、1次リ
ード線22,23および2次リード線24,25をコイ
ル収容部31の外周に巻回する。この際、一対の台座部
34,35とコイル収容部31との間隔が巻回領域を規
定し、巻太りを防止するとともに、高さ寸法を一定にす
ることが可能となる。
【0019】コイル収容部31には、一対の台座部3
4,35と連接する接続部32,33が一体的に設けて
ある。一対の台座部34,35は、コイル収容部31の
各接続部32,33に一体的に連接する板状部材で構成
されている。一対の台座部34,35には、トロイダル
コア21の1次リード線22,23および2次リード線
24,25を挿通する4個の貫通穴部41,42が穿設
されている。
【0020】そして、貫通穴部41,42が形成されて
いる部位は、切り欠かれて板厚を薄くした凹部43,4
4が形成されている。次に、斯くして構成された本実施
形態に係る電子部品20の作用を説明する。図1に示す
電子部品20を、図3および図4に示すように、プリン
ト基板50上に載置するとともにプリント基板50のス
ルーホール51に貫通穴部41を挿通したトロイダルコ
ア21の1次リード線22,23および2次リード線2
4,25を挿入する。
【0021】その後、はんだ付けを行う。このはんだ付
け時に、プリント基板50から台座部34の凹部43の
下面側まで達したはんだは、凹部43によって形成され
る空間により台座部34を浮き上がらせようとする作用
が阻止される。従って、はんだ付け後には、電子部品2
0はプリント基板50上の所定の位置に取り付けられ
る。
【0022】以上のように、本実施形態によれば、コイ
ル収容部31の直径方向に一対の台座部34,35を一
体的に設けたコアケース30のコイル収容部31内にト
ロイダルコア21を収容した後、コイル収容部31の一
端部31aに蓋部材38を取り付け、コイル収容部31
内に収容されたトロイダルコア21の1次リード線2
2,23および2次リード線24,25をコイル収容部
31の外周に巻回し、一方の台座部34の貫通穴部41
に挿通するように構成したので、縦実装時にプリント基
板50の下面側から供給されるはんだによって台座部3
4を浮き上げようとしても、台座部34の凹部43によ
って阻止され、電子部品20を確実にプリント基板50
上に取り付けることが可能となる。
【0023】また、トロイダルコア21の1次リード線
22,23および2次リード線24,25は、台座部3
4の貫通穴部41を挿通してプリント基板50のスルー
ホール51内に挿入されてはんだ付けされるので、電子
部品20はプリント基板50上に確実に固定される。従
って、電子部品20が振動、衝撃等を受けても、トロイ
ダルコア21の1次リード線22,23および2次リー
ド線24,25に負荷が掛かるおそれが無くなり、従来
のように断線するという問題が無くなる。
【0024】従って、台座部34上において、4本のリ
ード線22,23,24,25を接着剤で固定する作業
が不要となる。また、トロイダルコア21の1次リード
線22,23および2次リード線24,25をコイル収
容部31の外周に巻回する際に、一対の台座部34,3
5とコイル収容部31との間隔が巻回領域を規定し、巻
太りを防止するとともに、高さ寸法を一定にすることが
可能となる。
【0025】また、トロイダルコア21の1次リード線
22,23および2次リード線24,25をコイル収容
部31の外周に巻回する際に、仕切部37によってトロ
イダルコア21の1次リード線22,23および2次リ
ード線24,25が区画されているので、仮にトロイダ
ルコア21の1次リード線22,23および2次リード
線24,25がゆるんでも1次リード線22,23と2
次リード線24,25との間でショートを招くおそれは
ない。
【0026】図5は、図1に示す電子部品20を横実装
とするために、トロイダルコア21の1次リード線2
2,23および2次リード線24,25を一対の台座部
34,35の貫通穴部41,42にそれぞれ挿通した例
を示す。本実施形態によれば、電子部品20のトロイダ
ルコア21の1次リード線22,23および2次リード
線24,25を一対の台座部34,35の貫通穴部4
1,42にそれぞれ挿通するだけで、横実装にすること
が可能となる。
【0027】図6および図7は、本発明の別の実施形態
に係る電子部品60を示す(請求項1、請求項3、請求
項5〜請求項8に対応する)。本実施形態に係る電子部
品60は、電子部品20の一方の台座部34の端面に4
つの割ピン型の突起部61を設けるとともに、コイル収
容部31の一端部31a側の一対の台座部34,35に
それぞれ2個宛割ピン型の突起部61を設けた点で、電
子部品20とは相違する。その他の構成は、電子部品2
0とは同様である。
【0028】本実施形態に係る電子部品60では、図6
および図7に示すように、プリント基板70に設けた穴
部72に割ピン型の突起部61を圧入することによっ
て、電子部品60をプリント基板70上に確実に固定す
ることができる。また、トロイダルコア21の1次リー
ド線22,23および2次リード線24,25は、プリ
ント基板70のスルーホール71に挿入されている。
【0029】その他の作用効果は、電子部品20と同様
である。図8は、電子部品60を横実装するために割ピ
ン型の突起部61をプリント基板70に設けた穴71に
圧入した状態を示す(請求項1、請求項3、請求項5〜
請求項8に対応する)。本実施形態に係る電子部品60
では、図8に示すように、プリント基板70に設けた穴
部72に割ピン型の突起部61を圧入することによっ
て、電子部品60をプリント基板70上に確実に固定す
ることができる。
【0030】その他の作用効果は、電子部品20と同様
である。図9は、本発明の別の実施形態に係る電子部品
80を示す(請求項2、請求項3、請求項5、請求項6
に対応する)。本実施形態に係る電子部品80は、一方
の台座部34の貫通穴部41に4本のストレートピン9
0を設け、各ストレートピン90にトロイダルコア21
の1次リード線22,23および2次リード線24,2
5を巻き付けた点で、電子部品20とは相違する。その
他の構成は、電子部品20と同様である。
【0031】本実施形態に係る電子部品80では、プリ
ント基板に設けたスルーホールにストレートピン90を
挿通することによって、電子部品80をプリント基板上
に確実に固定することができる。その他の作用効果は、
電子部品20と同様である。図10は、電子部品80を
横実装するためにL型ピン110を一対の台座部34,
35の貫通穴部41,42に挿通した例を示す(請求項
2、請求項3、請求項5、請求項6に対応する)。
【0032】本実施形態に係る電子部品100によって
も、図9に示す電子部品80と同様の作用効果を奏する
ことができる。図11、本発明の別の実施形態に係る電
子部品130を示す(請求項1,請求項3、請求項5、
請求項6、請求項9に対応する)。本実施形態に係る電
子部品130は、プリント基板140にネジ止めするた
めの穴部(図示せず)を一方の台座部34に設けた点
で、電子部品20とは相違する。その他の構成は、電子
部品20と同様である。
【0033】本実施形態に係る電子部品130では、図
11に示すように、プリント基板140に設けた穴部1
41を介してネジ142を一方の台座部34に設けた穴
部にねじ込むことによって、電子部品130をプリント
基板140上に確実に固定することができる。その他の
作用効果は、電子部品20と同様である。
【0034】図12は、電子部品130を横実装できる
ように一対の台座部34,35の側部に穴部を設けた例
を示す(請求項1,請求項3、請求項5〜請求項7、請
求項11に対応する)。本実施形態に係る電子部品13
0は、プリント基板140にネジ止めするための穴部
(図示せず)を一対の台座部34,35に設けた点で、
図11に示す電子部品130とは相違する。
【0035】その他の作用効果は、電子部品20と同様
である。図13および図14は、本発明の一実施形態に
係る電子部品20におけるコイル収容部31Aと一対の
台座部34A,35Aをそれぞれ別部材で構成し、コイ
ル収容部31Aに一対の台座部34A,35Aを組み付
け、ネジ150により一体化した例を示す(請求項1,
請求項4〜請求項6に対応する)。
【0036】本実施形態によれば、コイル収容部31A
の接続部40Aにキー40aを設け、一対の台座部34
A,35Aにそれぞれキー40aを嵌合する蟻溝34
a,35aを設けている。また、各蟻溝34a,35a
には、ネジ150と螺合するネジ穴34b,35bが設
けてある。従って、コイル収容部31Aの接続部40A
のキー40aに、一対の台座部34A,35Aの蟻溝3
4a,35aを嵌合させることによって、コイル収容部
31Aに一対の台座部34A,35Aを組み付ける。そ
の後、ネジ150をネジ穴34b,35bにねじ込むこ
とによって、一体的に結合することができる。
【0037】本実施形態においても、電子部品20と同
様に、トロイダルコア21の1次リード線22,23お
よび2次リード線24,25を巻き付けることができ
る。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、コイル収容部に連接す
る一対の台座部に設けた貫通穴部に対するトロイダルコ
アの1次リード線および2次リード線の組付を変えるだ
けで、縦実装および横実装を選択することができる。ま
た、本発明によれば、下記の利点がある。(a)プリン
ト基板との固定が確実となる。(b)正確な高さ寸法が
達成できる。(c)絶縁強化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子部品を示す斜視
図である。
【図2】(a)は図1に示す本発明の一実施形態に係る
電子部品のコアケースを示す斜視図である。(b)はコ
アケースの一端部に取り付けられる蓋部材の正面図およ
び側面図である。
【図3】図1に示す一実施形態に係る電子部品をプリン
ト基板に取り付けた例を示す正面図である。
【図4】図1に示す一実施形態に係る電子部品をプリン
ト基板に取り付けた例を示す側面図である。
【図5】図1に示す一実施形態に係る電子部品を横実装
する例を示す斜視図である。
【図6】本発明の別の実施形態に係る電子部品を示す正
面図である。
【図7】本発明の別の実施形態に係る電子部品を示す側
面図である。
【図8】図6に示す別の実施形態に係る電子部品を横実
装した例を示す正面図である。
【図9】本発明の別の実施形態に係る電子部品を示す斜
視図である。
【図10】図9に示す別の実施形態に係る電子部品を横
実装した例を示す正面図である。
【図11】本発明の別の実施形態に係る電子部品を示す
斜視図である。
【図12】図11に示すの別の実施形態に係る電子部品
をを横実装した例を示す正面図である。
【図13】本発明の別の実施形態に係る電子部品を分解
して示す斜視図である。
【図14】図13に示す別の実施形態に係る電子部品を
組み立てた状態を示す斜視図である。
【図15】従来のトロイダル状のコモンモードコイルを
示す正面図である。
【図16】(a)は図15に示す従来のトロイダル状の
コモンモードコイルを縦実装する例を示す斜視図であ
る。(b)は図15に示す従来のトロイダル状のコモン
モードコイルを横実装する例を示す斜視図である。
【図17】図15に示す従来のトロイダル状のコモンモ
ードコイルをプリント基板に載置した例を示す正面図で
ある。
【図18】従来の台座付きコモンモードコイルを示す正
面図である。
【符号の説明】
20,60,80,100,130 電子部品 21 トロイダルコア 22,23 1次リード線 24,25 2次リード線 30 コイルケース 31 コイル収容部 31A コイル収容部 34,35 台座部 34A,35A 一対の台座部 34a,35a 蟻溝 36 コイル支持部 37 仕切部材 38 蓋部材 39 爪部 40 リブ 40A 接続部 40a キー 41,42 貫通穴部 43,44 凹部 50,70,140 プリント基板 51 スルーホール 61 突起部 71,141 穴 90 ストレートピン 110 L型ピン 142,150 ネジ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トロイダルコアと、 このトロイダルコアを収容し、該トロイダルコアのリー
    ド線を外周に巻回するコイル収容部を設けるとともに、
    このコイル収容部の外周に巻回された前記リード線を挿
    通する貫通穴部を有し、前記コイル収容部に連接する一
    対の台座部を設けたコイルケースとを備え、 前記コイルケースは、前記コイル収容部の直径方向に前
    記一対の台座部を対向配置して成ることを特徴とする電
    子部品。
  2. 【請求項2】 トロイダルコアと、 このトロイダルコアを収容し、該トロイダルコアのリー
    ド線を外周に巻回するコイル収容部を設けるとともに、
    このコイル収容部の外周に巻回された前記リード線を取
    り付けるピンを有し、前記コイル収容部に連接する一対
    の台座部を設けたコイルケースとを備え、 前記コイルケースは、前記コイル収容部の直径方向に前
    記一対の台座部を対向配置して成ることを特徴とする電
    子部品。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の電子部品
    において、 前記コイルケースは、前記コイル収容部と前記一対の台
    座部とが一体に形成されて成ることを特徴とする電子部
    品。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の電子部品
    において、 前記コイルケースは、前記コイル収容部に前記一対の台
    座部を組み付けることによって形成されて成ることを特
    徴とする電子部品。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか1項記載
    の電子部品において、 前記コイル収容部は、収容された前記トロイダルコアを
    封鎖する蓋部材が取り付けられて成ることを特徴とする
    電子部品。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれか1項記載
    の電子部品において、 前記一対の台座部は、前記コイル収容部の反対側の端面
    を切り欠いて前記貫通穴部を設けた部位の板厚を薄くし
    た凹部を形成して成ることを特徴とする電子部品。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項5のいずれか1項記載
    の電子部品において、 前記一対の台座部は、前記コイル収容部の反対側の端面
    に、電子部品取付部材に係合する突起部を設けて成るこ
    とを特徴とする電子部品。
  8. 【請求項8】 請求項1〜請求項5のいずれか1項記載
    の電子部品において、 前記一対の台座部は、前記コイル収容部の開口端部側
    に、電子部品取付部材に係号する突起部を設けて成るこ
    とを特徴とする電子部品。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項5のいずれか1項記載
    の電子部品において、 前記一対の台座部は、前記コイル収容部の反対側の端面
    に、電子部品取付部材をネジ止めする穴部を設けて成る
    ことを特徴とする電子部品。
  10. 【請求項10】 請求項1〜請求項5のいずれか1項記
    載の電子部品において、 前記一対の台座部は、前記コイル収容部の開口端部側
    に、電子部品取付部材をネジ止めする穴部を設けて成る
    ことを特徴とする電子部品。
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