JP2014174949A - Rfidタグ - Google Patents

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Abstract

【課題】電源の消費を低減しながらも必要時に非接触通信が可能な状態とする。
【解決手段】アクティブ通信部4が、イベント信号の送信及びコマンド信号の受信を行わないサイレント2モードの状態にて、保冷箱を開梱する操作が検出された場合、アクティブ通信部4を、イベント信号を送信し、イベント信号に対するコマンド信号を受信した場合にそのコマンド信号に応じた情報を送信するノーマルモードと、コマンド信号の受信のみを行うサイレント1モードとのいずれかに遷移させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、非接触通信を行うRFIDタグに関する。
近年、情報化社会の進展に伴って、商品等に添付されるタグに情報を記録し、このタグを用いての商品等の管理が行われている。このようなタグを用いた情報管理においては、タグに対して非接触通信によって情報の書き込みや読み出しを行うことが可能なRFIDタグがその優れた利便性から急速な普及が進みつつある。
RFIDタグとしては、小型化及び通信可能距離を確保するために、電源を内蔵して数十m程度の長距離での通信が可能なアクティブ型のRFIDタグが用いられることが多い。このようなアクティブ型のRFIDタグは、リーダから送信されるトリガ信号を契機として信号の送受信を開始する(例えば、特許文献1参照)。そのため、トリガ信号を受信可能な状態としておく必要があり、電源の消費が多くなってしまう。
そこで、RFIDタグ側からイベント信号を定期的に送信し、このイベント信号を受信したリーダからの応答信号を受信することによって信号の送受信を開始することが考えられる。イベント信号の送信は、リーダからのトリガコードを受信可能な状態としておく時間よりも短い設定で行うことができるため、電源の消費を少なくすることができる。
特開2011−76477号公報
上述したようなRFIDタグを用いて管理される商品等は、航空機で空輸される等、電波の送信が禁止されているエリアを通過する場合がある。その場合、上記のようにRFIDタグからイベント信号を定期的に送信することはできず、そのため、信号を受信可能な状態としておくこととなり、電源の消費が多くなってしまう。
そこで、RFIDタグに対して非接触通信を行わない状態においては、RFIDタグをイベント信号の送信もリーダからの信号の受信も行わない状態としておくことが考えられる。それにより、RFIDタグに対して非接触通信を行わない状態において無駄な電源の消費を防ぐことができる。
ところが、上述したような状態においては、イベント信号の送信もリーダからの信号の受信も行われないため、RFIDタグに対して非接触通信を行う際に、リーダからのアクセスができず、その後の非接触通信が不可能となってしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、電源の消費を低減しながらも必要時に非接触通信が可能な状態とするRFIDタグを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
電源と、アンテナと、前記電源によって駆動し、前記アンテナを介して信号を送受信する通信部と、前記通信部における信号の送受信に応じた制御を行う制御部とを有してなるRFIDタグにおいて、
前記通信部は、イベント信号を送信し、該イベント信号に対するコマンド信号を受信した場合に該コマンド信号に応じた情報を送信する第1のモードと、コマンド信号の受信のみを行う第2のモードと、前記イベント信号の送信及びコマンド信号の受信を行わない第3のモードとを有し、
前記制御部は、前記通信部が前記第1または第2のモードの状態にて、モードを切り替えるためのコマンド信号を当該通信部が受信した場合、前記通信部を他のモードに遷移させ、前記通信部が前記第3のモードの状態にて、所定の操作を検出する検出手段にて前記所定の操作が検出された場合、前記通信部を他のモードに遷移させることを特徴とする。
上記のように構成された本発明においては、RFIDタグに対して非接触通信を行わない場合は、電源によって駆動する通信部を第3のモードに設定しておく。第3のモードにおいては、通信部は信号の送受信を行っていないため電源がほとんど消費されない。通信部が第3のモードの状態において、検出手段にて所定の操作が検出された場合、制御部の制御によって、通信部が第1のモードと第2のモードとのいずれかに遷移する。また、通信部が第1または第2のモードの状態において、通信部のモードを切り替えるためのコマンド信号が送信されると、通信部は、第1または第2のモードの状態ではコマンド信号を受信可能な状態であるため、コマンド信号が通信部にて受信される。すると、制御部の制御によって、通信部にて受信されたコマンド信号に応じて、通信部が第1のモードである場合は第2のモードと第3のモードとのいずれかに、また、通信部が第2のモードである場合は第1のモードと第3のモードとのいずれかに遷移する。
このように、通信部が、コマンド信号に応じて第1のモードと第2のモードと第3のモードとに遷移することにより、周囲環境に応じて電源の消費を制御することができる。また、通信部がコマンド信号を受信できない第3のモードの状態においては、検出手段にて所定の操作が検出された場合、通信部が第1のモードと第2のモードとのいずれかに遷移し、コマンド信号を受信できる状態となるので、RFIDタグに対して非接触通信を開始する際に行われる操作を所定の操作とすることにより、通信部がコマンド信号を受信できない第3のモードの状態であっても、必要時に非接触通信が可能な状態となる。
本発明によれば、通信部がコマンド信号を受信できない第3のモードの状態において検出手段にて所定の操作が検出された場合、通信部が第1のモードと第2のモードとのいずれかに遷移し、コマンド信号を受信できる状態となるので、RFIDタグに対して非接触通信を開始する際に行われる操作を所定の操作とすることにより、電源の消費を低減しながらも必要時に非接触通信を行うことができる。
本発明のRFIDタグの実施の形態を示すブロック図である。 図1に示したアクティブ通信部が有するモードにおけるRFIDタグの動作を説明するための図である。 図1に示したRFIDタグを用いて管理される物品の一例を示す図である。 図3に示した保冷箱を管理するシステム構成の一例を示す図である。 図4に示したシステムにおいて図3に示した保冷箱を管理する場合におけるRFIDタグの状態の変化を説明するための図である。 図1に示したアクティブ通信部のサイレント1モードにおけるウェイクアップコマンドの受信動作を説明するための図である。 図1に示したアクティブ通信部のノーマルモードにおける信号の送受信動作を説明するための図である。 図1に示したアクティブ通信部のノーマルモードにおける温度ログデータの送受信動作を説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のRFIDタグの実施の形態を示すブロック図である。
本形態は図1に示すように、電源となる電池1と、2つのアンテナ2,3と、アクティブ通信部4と、パッシブ通信部4と、制御部となる制御用マイコン6と、インタフェース部7とから構成されたRFIDタグ10である。
電池1は、アルカリ電池やニッケル電池等、適宜なものを使用でき、RFIDタグ10全体の電源となるものである。
アンテナ2は、2.45GHzやUHF帯(860〜960MHz)のような無線方式RFIDにおいてリーダから送信された電波に共振することにより、リーダとの間にて信号を送受信するためのものである。
アンテナ3は、コイル形状を有し、13.56MHzの周波数帯を用いて非接触通信を行うものであって、非接触通信における電磁誘導によって電流が流れて起電力が生じ、その起電力による電源をパッシブ通信部5に供給し、リーダとの間にて信号を送受信するためのものである。
アクティブ通信部4は、電池1によって駆動し、信号を変復調して2.45GHzやUHF帯のような無線方式RFIDにてアンテナ2を介した非接触通信によってリーダとの間で信号を送受信するものであって、3つのモードを有している。
パッシブ通信部5は、アンテナ3から供給された電源によって駆動し、信号を変復調して13.56MHzの周波数帯にてアンテナ3を介した非接触通信によってリーダとの間で信号を送受信する。すなわち、パッシブ通信部5は、非接触通信によってアンテナ3に生じた起電力で駆動する。
制御用マイコン6は、アクティブ通信部4及びパッシブ通信部5における信号の送受信に応じた制御を行う。
インタフェース部7は、接続された外部装置とのインタフェースを司るものである。
メモリ8は、RFIDタグ10のタグIDや、インタフェース部7を介して外部装置から取得した情報を記憶する。
ここで、アクティブ通信部4が有する3つのモードについて説明する。
図2は、図1に示したアクティブ通信部4が有するモードにおけるRFIDタグ10の動作を説明するための図である。
図2に示すように、図1に示したアクティブ通信部4は、第1のモードとなるノーマルモードと、第2のモードとなるサイレント1モードと、第3のモードとなるサイレント2モードとを有している。
ノーマルモードにおいては、アクティブ通信部4は、アンテナ2を介しての非接触通信のきっかけとなるイベント信号を定期的に送信する。リーダからのコマンド信号の間欠受信は行わないものの、イベント信号の送信直後においてイベント信号に対する応答信号をアンテナ2を介して受信する。そして、この応答信号が、情報の送信を要求するコマンド信号である場合、受信したコマンド信号に応じた情報を送信する。
サイレント1モードにおいては、アクティブ通信部4は、イベント信号の送信は行わず、コマンド信号となるウェイクアップコマンドをアンテナ2を介して間欠受信する。
サイレント2モードにおいては、アクティブ通信部4は、イベント信号の送信もコマンド信号の間欠受信も行わない。
また、アクティブ通信部4が上記3つのモードのいずれの場合においても、パッシブ通信部5は、非接触通信によってアンテナ3に生じた起電力によって駆動するため、アンテナ3を介して常時アクセスが可能となっており、アンテナ3を介してコマンド信号を受信することができる。
以下に、上述したRFIDタグ10を用いた物品管理について説明する。
図3は、図1に示したRFIDタグ10を用いて管理される物品の一例を示す図である。
図3に示すように、図1に示したRFIDタグ10は保冷箱50の管理に用いられる。この場合、RFIDタグ10は、例えば、温度センサ20、開閉センサ30及び表示装置40がインタフェース部7を介して接続された状態で保冷箱50の外側面に取り付けられる。
温度センサ20は、保冷箱50の内部に設置され、保冷箱50内部の温度を検知する。なお、保冷箱50の内部が複数の領域に仕切られ、複数の領域が互いに異なる温度に設定される場合は、これら複数の領域毎に温度センサ20が設置される。
開閉センサ30は、本願発明における検出手段となるものであって、例えば光センサ等からなり、保冷箱50の内部に設置され、光を検知することによって、保冷箱50を開梱した操作を検出する。
表示装置40は、LCDや電子ペーパー等からなり、温度センサ20にて検知された温度を表示する。
なお、RFIDタグ10には、これら温度センサ20、開閉センサ30及び表示装置40の他にも、外気温を検知する外気温センサや衝撃センサ等、任意のものを接続することができ、これらによって検知された情報を、インタフェース部7を介してRFIDタグ10にて取得することができる。
図4は、図3に示した保冷箱50を管理するシステム構成の一例を示す図である。
以下に、図4に示すように、図3に示した保冷箱50が出庫拠点60から搬入拠点70に搬送され、搬送拠点70にて保冷箱50が開梱された後、再び出庫拠点60に保冷箱50が戻される場合の管理方法について説明する。
保冷箱50が出庫される出庫拠点60には、RFIDタグ10との間にて非接触通信によって信号の送受信をすることで情報を読み出すリーダ61と、データセンタ80に接続可能な通信装置62とが配置されている。
保冷箱50が搬入、開梱される搬入拠点70には、受付エリア71と搬入開梱エリア72とが設けられており、これら受付エリア71と搬入開梱エリア72のそれぞれにおいても、RFIDタグ10との間にて非接触通信によって信号の送受信をすることで情報を読み出すリーダ73,74と、データセンタ80に接続可能な通信装置75,76とが配置されている。
データセンタ80は、保冷箱50の搬送状況を管理する拠点であって、通信装置62,75,76と接続可能な通信装置81が設けられるとともに、保冷箱50の搬送状況が記憶されるデータベース82を有している。
図5は、図4に示したシステムにおいて図3に示した保冷箱50を管理する場合におけるRFIDタグ10の状態の変化を説明するための図である。
図3に示した保冷箱50は出庫拠点60から出庫される。なお、RFIDタグ10のアクティブ通信部4は初期状態としてサイレント2モードとなっている(ステップ1)。サイレント2モードにおいては、アクティブ通信部4は信号の送受信を行っていないため電源がほとんど消費されない。また、温度センサ20において保冷箱50の内部の温度が逐次検知され、この温度データがRFIDタグ10に送信されている。RFIDタグ10においては、温度センサ20から送信されてきた温度データがインタフェース部7を介して受信され、制御用マイコン6の制御によって温度ログデータとしてメモリ8に記憶されていく。また、温度センサ20にて検知された温度は表示装置40に表示される。
アクティブ通信部4がサイレント2モードとなっているRFIDタグ10に対して、出庫拠点60に設けられたリーダ61からサイレント1モードに変更するためのコマンド信号が送信されると、このコマンド信号がアンテナ3にて受信されることで電磁誘導が生じ、この電磁誘導によってアンテナ3に電流が流れてアンテナ3に起電力が生じる。アンテナ3に生じた起電力による電源はパッシブ通信部5に供給され、パッシブ通信部5が駆動し、リーダ61から送信されたコマンド信号がパッシブ通信部5にて受信される(ステップ2)。このように、サイレント2モードにおいては、アクティブ通信部4が信号の送受信を行っていないものの、パッシブ通信部5が、コマンド信号がアンテナ3にて受信された際の電磁誘導によってアンテナ3に生じた起電力で駆動するため、リーダ61から送信されたコマンド信号を受信することができる。
すると、制御用マイコン6の制御によって、パッシブ通信部5にて受信されたコマンド信号に応じて、アクティブ通信部4がサイレント1モードに遷移する(ステップ3)。
その後、保冷箱50が出庫拠点60から出庫される際、保冷箱50に添付された作業票(不図示)に表示された二次元コード等のコード情報が読み取られて通信装置62から送信され、このコード情報がデータセンタ80の通信装置81にて受信されることにより、データセンタ80において、受信したコード情報によって識別される保冷箱50がそのコード情報の送信時刻に出庫拠点60から出庫されたことがデータベース82に登録されて管理される。
出庫拠点60から出庫された保冷箱50は、例えば航空機で空輸されることによって搬入拠点70に搬送される。この際、アクティブ通信部4は、サイレント1モードとなっているため、コマンド信号の間欠受信が行われているものの、イベント信号の送信が行われていない。そのため、アンテナ2を介して電波が送信されておらず、航空機内のように電波の送信が禁止されているエリアを通過する場合においても問題はない。
出庫拠点60から出庫された保冷箱50は、まず、搬入拠点70の受付エリアに搬入される。この状態においては、保冷箱50に取り付けられたRFIDタグ10のアクティブ通信部4は、サイレント1モードとなっている(ステップ4)。
アクティブ通信部4がサイレント1モードとなっているRFIDタグ10に対して、受付エリア71に設けられたリーダ73からウェイクアップコマンドが送信されると、このウェイクアップコマンドがアンテナ2を介してアクティブ通信部4にて受信される(ステップ5)。
図6は、図1に示したアクティブ通信部4のサイレント1モードにおけるウェイクアップコマンドの受信動作を説明するための図である。
サイレント1モードにおいては、アクティブ通信部4は図6に示すように、コマンド信号の間欠受信を行っており、受信状態となっている区間において、リーダ73から送信されたウェイクアップコマンド101が受信されることになる。
ウェイクアップコマンド101は、アクティブ通信部4をノーマルモードに変更するためのコマンド信号であって、そのため、アクティブ通信部4にてウェイクアップコマンド101が受信されると、制御用マイコン6の制御によって、アクティブ通信部4がノーマルモードに遷移する(ステップ6)。
アクティブ通信部4がノーマルモードに遷移すると、メモリ8に記憶されたタグIDが制御用マイコン6によって読み出され、アクティブ通信部4を介してリーダ73に送信される。リーダ73に送信されたタグIDは、通信装置75を介してデータセンタ80に送信され、このタグIDがデータセンタ80の通信装置81にて受信されることにより、データセンタ80において、受信したタグIDによって識別されるRFIDタグ10が取り付けられた保冷箱50がそのタグIDの送信時刻に搬入拠点70にて受け付けられたことがデータベース82に登録されて管理される。
その後、アクティブ通信部4がノーマルモードとなっているRFIDタグ10に対して、リーダ73から、サイレント2モードに変更するためのコマンド信号が送信されると、このコマンド信号がアンテナ2を介してアクティブ通信部4にて受信される(ステップ7)。
図7は、図1に示したアクティブ通信部4のノーマルモードにおける信号の送受信動作を説明するための図である。
ノーマルモードにおいては、アクティブ通信部4は図7に示すように、アンテナ2を介しての非接触通信のきっかけとなるイベント信号102を定期的に送信しており、リーダからのコマンド信号の間欠受信は行わないものの、イベント信号102の送信直後の一定区間においては受信状態となっており、この受信状態においてイベント信号102に対する応答信号103がアンテナ2を介して受信される。そのため、応答信号103として、サイレント2モードに変更するためのコマンド信号を受信することができる。
すると、制御用マイコン6の制御によって、アクティブ通信部4にて受信されたコマンド信号に応じて、アクティブ通信部4がサイレント2モードに遷移する(ステップ8)。
その後、保冷箱50は、受付エリア71から搬入開梱エリア72に搬入される。この状態においては、保冷箱50に取り付けられたRFIDタグ10のアクティブ通信部4は、サイレント2モードとなっている(ステップ9)。
搬入開梱エリア72において保冷箱50が開梱されると、保冷箱50の内部に設置された開閉センサ30にて、保冷箱50を開梱した操作が検出される(ステップ10)。保冷箱50を開梱した操作が検出されると、その旨を示す信号が開閉センサ30からRFIDタグ10に送信される。
RFIDタグ10においては、開閉センサ30から送信された信号がインタフェース部7を介して受信されると、制御用マイコン6の制御によって、アクティブ通信部4がノーマルモードに遷移する(ステップ11)。
そして、アクティブ通信部4がノーマルモードとなっているRFIDタグ10に対して、搬入開梱エリア72に設けられたリーダ74から、メモリ8に記憶された温度ログデータを要求するためのコマンド信号が送信され、このコマンド信号がアンテナ2を介してアクティブ通信部4にて受信される。
図8は、図1に示したアクティブ通信部4のノーマルモードにおける温度ログデータの送受信動作を説明するための図である。
上述したように、ノーマルモードにおいては、アクティブ通信部4はイベント信号を定期的に送信しており、リーダからのコマンド信号の間欠受信は行わないものの、イベント信号の送信直後の一定区間においては受信状態となっている。そのため、図8に示すように、この受信状態において、イベント信号に対して、メモリ8に記憶された温度ログデータを要求するためのセンサログ要求コマンド104をアンテナ2を介して受信することができる。
センサログ要求コマンド104がRFIDタグ10にて受信されると、コマンド応答信号105がアクティブ通信部4からリーダ74に送信された後、制御用マイコン6の制御によってアクティブ通信部4にて信号の送受信に用いるチャンネルが温度ログデータを送信するためのチャンネルに切り替えられるとともに、リーダ74においても信号の送受信に用いるチャンネルが温度ログデータを受信するためのチャンネルに切り替えられる。
そして、制御用マイコン6において、メモリ8に記憶された温度データのログが読み出され、アクティブ通信部4を介してリーダ74に送信される(ステップ12)。
このように、サイレント2モードにおいては、アクティブ通信部4がイベント信号の送信もコマンド信号の受信も行っていないものの、搬入開梱エリア72にて保冷箱50が開梱された際にRFIDタグ10のメモリ8に記憶された温度ログデータを取得するため、保冷箱50を開梱した操作が検出された場合にアクティブ通信部4を自動的にノーマルモードに遷移させ、それにより、RFIDタグ10のメモリ8に記憶された温度ログデータをリーダ74にて取得することができる。
メモリ8に記憶された温度データのログの送信が完了すると、アクティブ通信部4からコマンド応答信号105がリーダ74に送信され、制御用マイコン6の制御によってアクティブ通信部4にて信号の送受信に用いるチャンネルがイベント信号を送信するためのチャンネルに切り替えられるとともに、リーダ74においても信号の送受信に用いるチャンネルがイベント信号を受信するためのチャンネルに切り替えられる。
また、ノーマルモードにおいて、メモリ8に記憶されたタグIDが制御用マイコン6によって読み出され、アクティブ通信部4を介してリーダ74に送信される。リーダ74に送信されたタグIDは、温度ログデータとともに通信装置75を介してデータセンタ80に送信され、このタグIDと温度ログデータとがデータセンタ80の通信装置81にて受信されることにより、データセンタ80において、受信したタグIDによって識別されるRFIDタグ10が取り付けられた保冷箱50がそのタグIDの送信時刻に搬入拠点70にて開梱されたこと、及び保冷箱50の内部の温度の履歴がデータベース82に登録されて管理される。
その後、アクティブ通信部4がノーマルモードとなっているRFIDタグ10に対して、リーダ74から、サイレント2モードに変更するためのコマンド信号が送信されると、このコマンド信号がアンテナ2を介してアクティブ通信部4にて受信される(ステップ13)。
すると、制御用マイコン6の制御によって、アクティブ通信部4にて受信されたコマンド信号に応じて、アクティブ通信部4がサイレント2モードに遷移する(ステップ14)。
このようにして開梱された保冷箱50は、アクティブ通信部4がサイレント2モードになった状態で出庫拠点60に戻されていく。保冷箱50が搬入拠点70から出庫拠点60に戻されていく行程においては、RFIDタグ10に対して非接触通信を行わないため、アクティブ通信部4をサイレント2モードに設定しておくことができ、それにより、電源がほとんど消費されない状態とすることができる。
このように、アクティブ通信部4が、コマンド信号に応じて、信号の送受信動作の有無によって電源の消費量が互いに異なるノーマルモードとサイレント1モードとサイレント2モードとに遷移することにより、周囲環境に応じて電源の消費を制御することができる。そして、アクティブ通信部4がコマンド信号を受信できないサイレント2モードの状態であっても、RFIDタグ10のメモリ8に記憶された温度ログデータを取得する際に行われる、保冷箱50を開梱するという操作が検出された場合にアクティブ通信部4を自動的にノーマルモードに遷移させ、アクティブ通信部4がコマンド信号を受信できる状態となり、リーダ74にて温度ログデータを取得することができるようになる。
なお、本形態においては、RFIDタグ10がサイレント1モードにてウェイクアップコマンドを受信した場合にアクティブ通信部4がノーマルモードに遷移しているが、サイレント1モードにおいて、サイレント2モードに変更するためのコマンド信号がアクティブ通信部4にて受信された場合に、制御用マイコン6の制御によって、アクティブ通信部4をサイレント2モードに遷移させてもよく、また、ノーマルモードにおいて、サイレント1モードに変更するためのコマンド信号がアクティブ通信部4にて受信された場合に、制御用マイコン6の制御によって、アクティブ通信部4をサイレント1モードに遷移させてもよい。また、サイレント2モードにおいて保冷箱50を開梱する操作が検出された場合にアクティブ通信部4がノーマルモードに遷移しているが、サイレント2モードにおいて保冷箱50を開梱する操作が検出された場合に、制御用マイコン6の制御によって、アクティブ通信部4をサイレント1モードに遷移させてもよい。 また、本形態においては、検出手段として、保冷箱50を開梱した操作を検出する開閉センサ30を例に挙げて説明したが、RFIDタグ10に対して非接触通信を行う際に行われる所定の操作を検出するものであれば、他のセンサやスイッチ等であってもよい。
1 電池
2,3 アンテナ
4 アクティブ通信部
5 パッシブ通信部
6 制御用マイコン
7 インタフェース部
8 メモリ
10 RFIDタグ
20 温度センサ
30 開閉センサ
40 表示装置
50 保冷箱
60 出庫拠点
61,73,74 リーダ
62,75,76,81 通信装置
70 搬入拠点
71 受付エリア
72 搬入開梱エリア
80 データセンサ
82 データベース
101 ウェイクアップコマンド
102 イベント信号
103 応答信号
104 センサログ要求コマンド
105 コマンド応答信号

Claims (1)

  1. 電源と、アンテナと、前記電源によって駆動し、前記アンテナを介して信号を送受信する通信部と、前記通信部における信号の送受信に応じた制御を行う制御部とを有してなるRFIDタグにおいて、
    前記通信部は、イベント信号を送信し、該イベント信号に対するコマンド信号を受信した場合に該コマンド信号に応じた情報を送信する第1のモードと、コマンド信号の受信のみを行う第2のモードと、前記イベント信号の送信及びコマンド信号の受信を行わない第3のモードとを有し、
    前記制御部は、前記通信部が前記第1または第2のモードの状態にて、モードを切り替えるためのコマンド信号を当該通信部が受信した場合、前記通信部を他のモードに遷移させ、前記通信部が前記第3のモードの状態にて、所定の操作を検出する検出手段にて前記所定の操作が検出された場合、前記通信部を他のモードに遷移させることを特徴とするRFIDタグ。
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