JP5895744B2 - ワイヤレス給電型無線タグシステム - Google Patents

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本発明は、ワイヤレス給電機能を有する無線タグシステムに関する。
近年、物品の管理や物流の管理等において、ID情報を記憶している無線タグ(RFID:Radio Frequency IDentification)、および非接触で無線タグからID情報を読み取る無線タグリーダが適用されている。無線タグには、ID情報を含む電波を自ら発信するアクティブ型と、無線タグリーダが放出する電波の電波エネルギーで動作し、その電波の反射波をID情報で変調するパッシブ型がある。アクティブ型は電波を自ら発信するのでIDを通知できる範囲が比較的広いが(例えば、数m)、電池で動作するので定期的な電池交換が必要であるという制約がある。一方、パッシブ型は無線タグリーダが放出する電波の電波エネルギーで動作するため、電池が不要であるものの、IDを通知できる範囲が狭いという制約がある(例えば、数cm)。
これを改善する技術として、電磁波、超音波、共鳴する磁場や電場、レーザー光等を介して、電力を無線で供給する所謂ワイヤレス給電技術を、無線タグリーダおよび無線タグに適用することが考えられる(例えば、特許文献1を参照)。
しかしながら、特許文献1に記載された技術は誘導電力転送システムに係わる技術であり、この技術を無線タグリーダおよび無線タグに適用するには、通信距離が短いという点において依然、解決されない問題がある。
特開2011−30422号公報
そこで、本発明の課題は、読取可能な範囲を比較的自由に設定可能なアクティブ型でありながら、パッシブ型と同様に電池交換が不要な無線タグを実現する、ワイヤレス給電対応の無線タグシステムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、タグIDを記憶している1以上の無線タグと、前記無線タグからタグIDを読み取る無線タグリーダと、前記無線タグへ非接触で電力を供給するワイヤレス給電ユニットと、から成る無線タグシステムであって、前記無線タグリーダは、ワイヤレス給電の起動に係わる起動コマンドを含む無線信号を前記ワイヤレス給電ユニットへ送信する起動コマンド送信手段と、前記無線タグが発信したタグIDを含む無線信号を受信するタグID受信手段と、タグIDの送信を要求する1以上の無線タグを指定する無線タグ指定コマンドまたは自無線タグリーダに係わるリーダIDを含む無線信号を近傍へ発信する発信手段と、を有し、前記ワイヤレス給電ユニットは、近傍に存在している前記無線タグへ非接触で電力を供給するワイヤレス給電を実行するワイヤレス給電手段と、前記起動コマンドを含む無線信号を前記無線タグリーダから受信する起動コマンド受信手段と、前記起動コマンドを受信した場合に前記ワイヤレス給電手段を起動する給電起動手段と、前記ワイヤレス給電手段を起動してから予め定められた所定の時間が経過した場合またはワイヤレス給電の停止に係わる予め定められたコマンドを受信した場合にワイヤレス給電を停止する給電停止手段と、前記指定コマンドまたは前記リーダIDを含む無線信号を受信する受信手段と、前記受信した無線信号に含まれている前記指定コマンドまたは前記リーダIDを自ワイヤレス給電ユニットがワイヤレス給電する電力に重畳して前記無線タグへ中継する中継手段と、を有し、前記無線タグは、前記ワイヤレス給電による電力を受電するワイヤレス受電を実行するワイヤレス受電手段と、前記ワイヤレス受電を開始した後に自無線タグが記憶しているタグIDを含む無線信号を近傍へ発信するタグID発信手段と、ワイヤレス受電した電力に重畳されている前記指定コマンドまたは前記リーダIDを受信する受信手段と、を有し、前記指定コマンドまたは前記リーダIDを受信した場合に、前記受信した指定コマンドまたはリーダIDに基づいて自無線タグが記憶しているタグIDを含む無線信号を発信するか否かを判定し、発信すると判定したならば前記タグIDを含む無線信号を発信することを特徴とする。

本発明によれば、読取可能な範囲を従来のアクティブ型と同等に比較的自由に設定できると共に、従来のパッシブ型と同様に電池交換が不要な無線タグシステムを提供することができる。
本発明による無線タグシステムの全体構成図 本発明による無線タグシステムのシーケンス図 本発明による無線タグリーダの内部ブロック構成図 本発明による無線タグの内部ブロック構成図 本発明によるワイヤレス給電ユニットの内部ブロック構成図
以下、図面を併用して本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明による無線タグシステムの全体構成図であり、1は本発明による無線タグリーダ、2は無線タグリーダ1と通信を行う本発明による無線タグ、3は無線タグリーダ1からの制御により無線タグ2に非接触にて電力を供給する本発明によるワイヤレス給電ユニットである。なお、無線タグの数N(任意の整数)の上限は、無線タグ2が記憶するID情報(以下、IDと略すこともある)の桁数に依存する。また、ワイヤレス給電方式として、磁界共鳴方式を例に説明するが、電磁結合型等、その他のワイヤレス給電方式も適用可能である。
無線タグリーダ1は、商用電源あるいは電池で動作し、定期的または非定期に近傍のワイヤレス給電ユニット3に対してワイヤレス給電開始の指示を行う。また、無線タグ2からのタグID情報を受信する。
無線タグ2は、ワイヤレス給電ユニット3からのワイヤレス給電による電力を受電して動作し、無線タグ2内部に記憶されているタグID情報を無線タグリーダ1へ送信する。なお、条件によっては、タグID情報を無線タグリーダ1へ送信しないこともある(後述)。
ワイヤレス給電ユニット3は、商用電源あるいは電池で動作し、無線タグリーダ1からの指示で無線タグ2に対してワイヤレス給電を行う。その際、無線タグリーダ1のID情報および無線タグ2を指定する指定コマンドをその電力に重畳することもある。また、ワイヤレス給電ユニット3は本システムに1台のみである必要はなく、複数存在しても良い。
図2は、無線タグリーダ1、無線タグ2およびワイヤレス給電ユニット3のシーケンス図である。以下、図1を併用して、本システムにおける電力および信号の流れを説明する。
無線タグリーダ1は、定期的な自動起動、または手動操作による起動、またはセンサ(図示せず)と連動した非定期なイベント検知で起動する(S211)。起動後、ワイヤレス給電ユニット3に対し無線タグ2へのワイヤレス給電の開始を指示する(S212)。
すると、ワイヤレス給電ユニット3は、高周波電力を生成して磁界共鳴用の変動電磁場を周辺へ放出するワイヤレス給電を開始する(S230)。そして、無線タグ2は、ワイヤレス給電ユニット3からの変動電磁場に共鳴して電力を受電するワイヤレス受電を開始し(S221)、その電力により無線タグ2の全体が起動する(S222)。なお、無線タグ2のワイヤレス受電機能は、常時受電可能な状態にある。
S240において、無線タグリーダ1が送信する給電開始指示信号には、動作モードに応じて、無線タグリーダ1自身のリーダIDや読み取り対象の無線タグ2を指定する指定コマンドが含まれていることもある(S240)。その場合、ワイヤレス給電ユニット3はこのID情報や指定コマンドをワイヤレス給電の高周波電力に重畳し無線タグ2に送出する(S241)。無線タグ2は、このID情報や指定コマンドを、ワイヤレス受電する高周波電力から抽出し、抽出した情報に基づいてタグIDを送信すべきか否かを判定する(S223)。この判定は、例えば、読取指示してきた無線タグリーダ1が登録されている無線タグリーダであるか否か、或いは、自無線タグのタグIDが無線タグリーダ1の求めているID情報か否かを判定する。
なお、S223において、タグIDを送信すべきか否かの判定条件は、後述の図4に示す通知条件登録部27に予め登録されている。具体的には、特定の無線タグリーダに対して送信する条件であって、S241で送信されてきた無線タグリーダ1からのリーダIDが送信対象のリーダIDとして通知条件登録部27に登録されていた場合に、「送信すべき」と判定する。また、S241で送信されてきた無線タグリーダ1からの指定コマンドが探索対象の無線タグを指定するコマンドであって、自無線タグが探索対象であった場合に、「送信すべき」と判定する。
なお、本実施例では、無線タグリーダ1からのリーダIDや指定コマンドの無線タグ2への送信をワイヤレス給電ユニット3経由で行っているが、無線タグリーダ1から起動した無線タグ2へ直接無線送信するようにしてもよい(図示せず)。
S223において、送信すべきと判定した場合(S223,YES)、無線タグ2はタグID毎に異なるタイムウェイト(S224)の後に(例えば、数m秒〜数秒)、自身のタグIDを無線タグリーダ1に送信する(S242)。なお、このタイムウェイトは、無線タグリーダ1が読取指示しているエリアに複数の無線タグ2が存在していた場合において、複数の無線タグ2が送信してくる複数のタグIDの衝突を防止するためであり、例えば、ID値に所定の定数を乗算してタイムウェイト値(遅延時間)を演算すればよい。
ID情報が検出されない場合や指定コマンドによる指示、または送信すべきでないと判定した場合(S223,NO)、無線タグ2はS242をスキップしてタグIDを送信しない。
なお、無線タグ2の通知条件登録部27に通知条件が登録されていない場合は、S241によるID情報、指定コマンドの有無に係わらず、S223をYES側に抜けて、自身のタグIDを無線タグリーダ1に送信すればよい(S242)。
無線タグリーダ1は、S240で給電開始指示した後、S242で無線タグ2が送信してくるタグIDの受信を監視する(S213)。タグIDを受信すると(S213、YES)、S215へ進み、読取結果として、そのタグIDに係わる情報を表示する。なお、S215において、複数の無線タグ2から複数のタグIDを受信した場合は、受信した全タグIDに係わる情報を表示する。
タグIDの受信をしないまま(S213、NO)、タイムアウトした場合は(S214、YES)、読取結果として、タグID未検出の旨を表示する(S215)。
S215の後、無線タグリーダ1の読み取り動作が終了すると(S216)、無線タグリーダ1は給電停止指示をワイヤレス給電ユニット3へ送信し(S243)、ワイヤレス給電ユニット3はワイヤレス給電を停止する(S231)。これに伴い、無線タグ2もワイヤレス受電を停止する(S225)。
ところで、ワイヤレス給電ユニット3はS231の後、次のS240の受信待機状態に遷移するが、この待機状態において、S240の受信に係る機能のみを動作状態にし、その他の機能を停止状態にしておくことで消費電力を低減させることができる。
次に、無線タグリーダ1の内部ブロック構成および機能について説明する。図3は本発明による無線タグリーダ1の内部ブロック構成の例である。
リーダ制御部10は無線タグリーダ1内の各部を制御する。ID・コマンド生成部11は、リーダ制御部10からの指示によりワイヤレス給電ユニット3を介して無線タグ2へ送信するID情報および指定コマンド、給電開始や停止の指示信号を含む読取条件を生成する。読取条件送信部12はID・コマンド生成部11からの読取条件をワイヤレス給電ユニット3を介して無線タグ2へ送信する。このワイヤレス給電ユニット3への送信手段は、電波、光、超音波等の無線通信手段であれは何でも良く、方式を限定しない。
タグ情報受信部13は無線タグ2から送信されたタグIDを受信する。なお、このタグIDの受信は、図2のS242の無線タグリーダ1側に対応する処理である。
リーダID記憶部14は自無線タグリーダに固有なリーダIDを予め記憶しており、リーダ制御部10経由でID・コマンド生成部11に送られる。表示部15は、無線タグ2から受信したタグIDを表示する。もし、無線タグリーダ1の受信可能範囲内に無線タグ2が存在しない場合は、未検出の旨の表示を行う。なお、受信したタグIDは表示のみではなく、他の装置や所定の宛先へ伝送するようにしても良い(図示せず)。
次に、無線タグ2の内部ブロック構成および機能について説明する。図4は本発明による無線タグ2の内部ブロック構成の例である。
タグ制御部20は無線タグ2内の各部を制御する。受電デバイス21は、ワイヤレス給電ユニット3からワイヤレス給電される電力を受電するコイルを含むデバイスであり、ワイヤレス給電ユニット3から放出された磁界共鳴用の変動電磁界を受けとる。マッチング回路部22は、受電デバイス21が受取った変動電磁界から磁界共鳴により高周波電力を受電するためのマッチング回路である。
電力変換部23は、受電した高周波電力を所定の直流電圧に変換し、蓄電部24を充電すると共に、ワイヤレス給電ユニット3からワイヤレス給電を受電していることをタグ制御部20へ通知する。
蓄電部24は電力変換部23から供給される直流電圧を蓄電し、各部に供給する。蓄電するデバイスはキャパシタや電気二重層コンデンサ、リチウムイオン2次電池等が適用可能である。なお、ワイヤレス給電ユニット3からのワイヤレス給電に瞬断が無いなら、蓄電部24は無くてもよい。
タグ情報送信部25は、タグ制御部20からの指示により、自身のタグIDを無線タグリーダ1に対し送信する。通信方式は、無線タグリーダ1と無線通信できれば良く、方式を限定しない。なお、このタグ情報(自身のタグID)の送信は、図2のS242の無線タグ2側に対応する処理である。
ID・コマンド抽出部26は、マッチング回路部22が受電した高周波電力に重畳している、無線タグリーダ1からのID情報(例えば、リーダID)やコマンド情報(例えば、読取対象の無線タグを指定する指定コマンド)を抽出し、タグ制御部20へ通知する。なお、このID情報の抽出は、図2のS241の無線タグ2側に対応する処理である。
通知条件登録部27は、タグID記憶部28に記憶されている自身のタグIDを通知(送信)する条件を登録する。例えば、特定の無線タグリーダ1に対してのみ自身のタグIDを送信する条件ならば、その特定の無線タグリーダ1のリーダIDを登録する。また、自無線タグを探索している無線タグリーダ1に対して反応する条件ならば、タグID記憶部28に記憶されている自身のタグIDを通知条件登録部27にも登録しておけばよい。
そして、ID・コマンド抽出部26が抽出したID情報が、通知条件登録部27に登録されているID情報と一致した場合に、タグ制御部20は無線タグリーダ1に対してタグIDを送信するようにすればよい。さらに、通知条件登録部27にID情報が登録されていない場合、タグ制御部20は、ワイヤレス給電ユニット3からのワイヤレス給電または無線タグリーダ1からタグIDの送信を要求するコマンドに無条件で反応し、自身のタグIDを送信するようにすればよい。
タグID記憶部28は自身のタグIDを記憶しておく手段である。なお、タグID記憶部28へのタグIDの登録や、通知条件登録部27へのID情報の登録は、例えば、通常の無線タグライターで書き込むことにより実現できる。
遅延時間演算部29はワイヤレス給電ユニット3がワイヤレス給電しているエリアに複数の無線タグ2が存在していた場合において、複数の無線タグ2が同時にIDを送信し、タグID情報が衝突してしまう現象を防止するため、ID送信タイミングを各無線タグ2毎にずらすための遅延時間を発生させる。遅延時間としては、タグID毎に異なる値とすればよく、例えば、ID値に所定の定数を乗算した値とすれば、同一の遅延時間は存在しない。発生した遅延時間はタグ制御部20に通知する。なお、タグID毎に異なる値の遅延時間を予めタグ制御部20に記憶していてもよく、その場合、遅延時間演算部29は無くてもよい。
次に、ワイヤレス給電ユニット3の内部ブロック構成および機能について説明する。図5は、本発明によるワイヤレス給電ユニット3の内部ブロック構成の例である。
給電ユニット制御部30はワイヤレス給電ユニット3内の各部を制御する。電源部31は商用電源あるいは電池等の電源から、各部へ所定の電圧を供給する。高周波電源部32は電源部31からの電力を磁界共鳴用の高周波電力(例えば、13.56MHz)に変換する手段であって、給電ユニット制御部30からの指示で起動/停止する。マッチング回路部33は、高周波電源部32からの高周波電力を磁界共鳴により給電するためのマッチング回路である。
情報重畳部34は、ID・コマンド中継部37から出力されるID情報や指定コマンドを、マッチング回路部33から出力される高周波電力に重畳する手段であり、例えば、マッチング回路部33からの高周波電力をID情報で変調する(例えば、ASK変調、PSK変調、PWM変調等)。この変調を高周波電源部32の内部で実行するようにしてもよい。
給電デバイス35は、給電用のコイルを含むデバイスであって、磁界共鳴用の高周波電力による変動電磁界を、無線タグ2側へ放出する。
無線信号受信部36は無線タグリーダ1からの給電開始や停止の指示信号、リーダID、指示コマンドを受信し、コマンド中継部および給電ユニット制御部30に送る。
なお、図示しないがワイヤレス給電ユニット3が待機状態の場合は無線信号受信部36のみが無線タグリーダ1からの起動信号を待ち受け、他のモジュールは低消費電力な待機状態に遷移する。
ID・コマンド中継部37は、無線信号受信部36が受信したリーダIDや指定コマンドを給電ユニット制御部30からの指示により情報重畳部34へ中継する。
リーダID記憶部38は対応する無線タグリーダ1のリーダIDを予め記憶しておく手段であり、特定の無線タグリーダ1に対してのみ起動指示、給電開始指示を受け付ける条件の設定が可能である。その場合、図2のS230において、無線タグリーダ1から受信したリーダIDがリーダID記憶部38に登録(記憶)されているリーダIDに一致した時にのみワイヤレス給電を起動する。なお、登録が無い場合は、給電開始の指示コマンドを受信すると無条件にワイヤレス給電を開始する。
なお、リーダID記憶部38へのID情報の登録は、例えば、ローカル接続されたパソコンやワイヤレス給電ユニット3自身が備えるキー入力部を操作して書き込むことにより実現できる(図示せず)。
また、無線タグリーダ1からの起動指示、または給電開始指示を受信後、一定時間(例えば、10分)経過しても給電停止信号を受信しない場合は、給電ユニット制御部30は高周波電源部を停止させ、ワイヤレス給電を強制的に停止してもよい。これにより、給電停止信号の通信エラーで、ワイヤレス給電の停止ミスを防止できる。
以上、本発明の実施形態の一例を説明した。本発明の実施形態として磁界共鳴型のワイヤレス給電を例に説明したが、電磁結合型のワイヤレス給電等でもよいことは言うまでもない。また、磁界共鳴型であれば無線タグ側は特定の共鳴周波数に対して反応するので、無線タグの種別毎に共鳴周波数を変えても良い。
本発明によれば、読取可能な範囲を比較的自由に設定可能なアクティブ型でありながら、パッシブ型と同様に電池交換が不要な無線タグを実現する、ワイヤレス給電対応の無線タグシステムを提供することができる。
また、ワイヤレス給電ユニットを複数箇所に設置することも可能であり、その場合、ワイヤレス給電ユニットが設置された箇所毎に、その周辺に存在している無線タグを限定して読み出すことが可能となる。
さらに、本発明によれば、無線タグ側に条件を登録し、通知条件に応じてタグIDを通知するか否かを制御することもできるので、特定の無線タグリーダや特定のタグIDを通知された場合にのみ反応する対象指定型無線タグシステム(例えば、特殊物品の在庫管理用途)や、任意の無線タグリーダに反応する汎用型無線タグシステム(例えば、一般的な在庫管理用途)や、対象指定型無線タグと汎用型無線タグが混在する混在型無線タグシステム等、柔軟な無線タグシステムを提供することが可能である。
1・・・無線タグリーダ
2・・・無線タグ
3・・・ワイヤレス給電ユニット
10・・・リーダ制御部
11・・・ID・コマンド生成部
12・・・読取条件送信部
13・・・タグ情報受信部
14・・・リーダID記憶部
15・・・表示部
20・・・タグ制御部
21・・・受電デバイス
22・・・マッチング回路部
23・・・電力変換部
24・・・蓄電部
25・・・タグ情報送信部
26・・・ID・コマンド抽出部
27・・・通知条件登録部
28・・・タグID記憶部
29・・・遅延時間演算部
30・・・給電ユニット制御部
31・・・電源部
32・・・高周波電源部
33・・・マッチング回路部
34・・・情報重畳部
35・・・給電デバイス
36・・・無線信号受信部
37・・・ID・コマンド中継部
38・・・リーダID記憶部

Claims (1)

  1. タグIDを記憶している1以上の無線タグと、前記無線タグからタグIDを読み取る無線タグリーダと、前記無線タグへ非接触で電力を供給するワイヤレス給電ユニットと、から成る無線タグシステムであって、
    前記無線タグリーダは、ワイヤレス給電の起動に係わる起動コマンドを含む無線信号を前記ワイヤレス給電ユニットへ送信する起動コマンド送信手段と、前記無線タグが発信したタグIDを含む無線信号を受信するタグID受信手段と、タグIDの送信を要求する1以上の無線タグを指定する無線タグ指定コマンドまたは自無線タグリーダに係わるリーダIDを含む無線信号を近傍へ発信する発信手段と、を有し、
    前記ワイヤレス給電ユニットは、近傍に存在している前記無線タグへ非接触で電力を供給するワイヤレス給電を実行するワイヤレス給電手段と、前記起動コマンドを含む無線信号を前記無線タグリーダから受信する起動コマンド受信手段と、前記起動コマンドを受信した場合に前記ワイヤレス給電手段を起動する給電起動手段と、前記ワイヤレス給電手段を起動してから予め定められた所定の時間が経過した場合またはワイヤレス給電の停止に係わる予め定められたコマンドを受信した場合にワイヤレス給電を停止する給電停止手段と、前記指定コマンドまたは前記リーダIDを含む無線信号を受信する受信手段と、前記受信した無線信号に含まれている前記指定コマンドまたは前記リーダIDを自ワイヤレス給電ユニットがワイヤレス給電する電力に重畳して前記無線タグへ中継する中継手段と、を有し、
    前記無線タグは、前記ワイヤレス給電による電力を受電するワイヤレス受電を実行するワイヤレス受電手段と、前記ワイヤレス受電を開始した後に自無線タグが記憶しているタグIDを含む無線信号を近傍へ発信するタグID発信手段と、ワイヤレス受電した電力に重畳されている前記指定コマンドまたは前記リーダIDを受信する受信手段と、を有し、前記指定コマンドまたは前記リーダIDを受信した場合に、前記受信した指定コマンドまたはリーダIDに基づいて自無線タグが記憶しているタグIDを含む無線信号を発信するか否かを判定し、発信すると判定したならば前記タグIDを含む無線信号を発信することを特徴とするワイヤレス給電型無線タグシステム。
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