JP2014173608A - 埋設型ガス栓の取付金具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】固定板1bは裏枠体1aに対して分離及び連結自在に構成され、裏枠体1aの少なくとも一側辺と固定板1bの所定位置には、相互に係合し合う係合部12と被係合部11がそれぞれ形成され、両者を係合させて連結させた状態にて、固定板1bは裏枠体1aの一方の側辺に沿って位置且つ裏枠体1bに対して直角方向に突出するようにしたこと。
【選択図】図1
Description
そして、左側辺(21a)の内縁中央部には、ネジ孔が形成された取付舌片(23)が矩形窓部(20)内に突設されていると共に、右側辺(21b)の内縁上下端部には、それぞれネジ孔が形成されたネジ止め部(25a)(25b)が設けられている。
又、矩形窓部(20)の上辺及び下辺における右側辺(21b)寄りの所定位置からは、断面略L字状のガス栓取付部(27)(27)がそれぞれ奥側へ延長形成されてあり、それらの、垂直に屈曲させた延長端面にはネジ挿通孔が形成されている。
ガス栓(5)の取付けが完了した後、表枠体(3)の表面に化粧板(50)を取り付ければ、ガス栓の取付工事が完了する。
前記裏枠体の内周縁に沿って前記壁板に形成された開口を囲むように前記壁板の表面に添設される表枠体とを具備し、
前記L型固定金具の裏枠体と前記表枠体とで前記壁板の開口周辺を表裏から挟圧することにより固定させる形式の埋設型ガス栓の取付金具』において、
前記L型固定金具の固定板を裏枠体の左右両側辺のどちらにでも設けることができるようにした埋設型ガス栓の取付金具を提供することを課題とする。
前記裏枠体の少なくとも一側辺と前記固定板の所定位置には、相互に係合し合う係合部と被係合部がそれぞれ形成され、
前記固定板の被係合部に前記裏枠体の係合部を係合させて両者を抜け止め状態に連結させた状態にて、前記固定板は前記裏枠体の一方の側辺に沿って位置すると共に前記裏枠体に対して直角方向に突出するように設定されている』ことを特徴とする。
固定板が裏枠体の一方の側辺に連結された状態のL型固定金具の、前記固定板を前記裏枠体の他方の側辺から突出する態様で使用したい場合には、前記固定板を裏枠体の前記一方の側辺から分離させ、その後、他方の側辺に設けられている係合部と固定板に設けられている被係合部とを係合させて両者を連結させれば、裏枠体の他方の側辺に固定板が連結されたL型固定金具を構成することができる。このように、取り付ける柱の位置やガス栓の姿勢、さらにはガス栓と同時に設ける電気コンセント等との関係に応じて、固定板を、裏枠体の左右の側辺のどちらにでも任意に取り付けて直角に突出させることが可能となる。このとき、裏枠体におけるガス栓取付部の位置が変わることがないから、L型固定金具でのガス栓の取り付けに支障も生じない。
前記裏枠体の他方の側辺の所定位置に、前記固定板に設けられた被係合部が係合可能な係合部が設けられている』ものでは、もともと固定板が裏枠体に一体に設けられたL型固定金具であって、柱の位置に応じて、初期の形状のままでL型固定金具が設置可能であれば、そのまま固定板を柱に固定して使用すればよい。固定板が裏枠体の他方の側辺に設けられている方が都合良い場合は、前記固定板を工具などを用いて裏枠体から分離させ、分離後の固定板を、裏枠体の他方の側辺に沿わせると共に各々の係合部と被係合部を係合させて連結させれば、裏枠体の他方の側辺から固定板が突出するL型固定金具を構成することができる。
前記被係合部は、前記固定板の上下両辺近傍で且つ前記柱固定面部と前記起立片部との境界部分に設けた一対の角孔であり、
前記係合部は、前記角孔にちょうど挿通可能で且つ前記裏枠体から直角方向に突出する扁平な一対の係合凸部である』ことを特徴とするものでは、前記固定板は、柱固定面部と起立片部とで断面略L字状に形成されており、前記裏枠体に突出されている一対の係合凸部を、前記固定板に形成されている一対の角孔に、前記柱固定面部に対して直角方向に各々挿入させると、係合凸部は起立片部と平行して位置する態様となり、その状態から、例えば、係合凸部を基端部で前記起立片部側へ90度屈曲させれば、起立片部は係合凸部と共に裏枠体の裏面側へ倒れていくこととなる。これに従って、柱固定面部が裏枠体から直角に突出するL型固定金具が形成される。
前記一対の係合凸部は、その先端側にて相互に近接する方向に小突起が突設された幅広端部を有する略L字状体に形成され、
前記幅広端部は前記幅広溝部にちょうど挿通可能な大きさに設定されている』ものでは、係合凸部の幅広端部を角孔の幅広溝部に前記柱固定面部の外側から通過させたあと、係合凸部を角孔内を移動させながら、柱固定面部が裏枠体に対して直角に位置するように、固定板を90度回動させると、柱固定面部が裏枠体から直角に突出するL型固定金具が形成されると共に、係止凸部の小突起部分が角孔に引っ掛かることから、係止凸部は角孔に対して抜け止め状態に係合されることとなる。
図1は、本発明の第1番目の実施の形態の埋設型ガス栓のL型固定金具(1)を構成する固定板(1b)を柱(41)に取り付けた状態を示す斜視図である。
この実施の形態のL型固定金具(1)は、裏枠体(1a)の一方の側辺から固定板(1b)が直角方向に張り出すように一体的に設けられており、裏枠体(1a)と固定板(1b)の境界線に沿って、複数の打抜き孔(1c)が僅かな接続部を介して打ち抜かれている。
なお、角孔(11)の形状は、図2に示すように、固定板(1b)側の端縁が相互に近接する方向に延長して幅広溝部(11a)が形成されて略L字状となっており、係合凸部(12)の先端側には、相互に近接する方向に小突起が突設された幅広端部(12a)を有する略L字状体となっている。幅広端部(12a)は幅広溝部(11a)にちょうど直角方向に挿通可能な大きさに設定されていると共に、係合凸部(12)の他の部分は角孔(11)の他の部分にちょうど挿通可能な大きさに設定されている。
壁板(4)の裏側に位置する柱(41)の位置とガス栓の姿勢等に応じて、図1に示した状態のL型固定金具(1)のままで利用可能であるなら、そのまま固定板(1b)を柱(41)に木ネジ(43)で取り付けて使用する。
内周縁(17)に当接した後は、内周縁(17)に沿って、切り欠いていけば、壁板に、内周縁(17)と同形同大の開口(40)を形成することができる(図8参照)。
添設板(34)は、壁板(4)の表側(室内側)から開口(40)及び裏枠体(1a)の内周縁(17)内をくぐらせて、裏枠体(1a)の裏側に位置させるものであり、図1及び図3に示すように、裏枠体(1a)の内周縁(17)の周辺の一部に沿う大きさの薄肉の略L字状の金属板である。裏枠体(1a)の裏面に添設板(34)を添設させた状態にて、内周縁(17)の内方に突出する部分の所定位置に、3つのネジ孔(35)が形成されている。
固定ネジの締め付けに伴って、表枠体と添設板(34)との距離が狭まっていき、最終締め付け位置に達するまで固定ネジを締め付けると、壁板(4)の開口(40)の周辺と裏枠体(1a)は、表裏から、表枠体と添設板(34)とによって挟圧される態様となり、これにより、裏枠体(1a)のガス栓取付部(13)に固定されたガス栓(5)は壁板(4)の裏側に固定されることとなる。
そのような場合は、裏枠体(1a)と固定板(1b)との境界部分に形成されている複数の打抜き孔(1c)の間に設けられている接続部を、プライヤー等の工具で捻り上げたり引っ張ったりして強制的に切断することにより、L型固定金具(1)を、図4に示すような裏枠体(1a)と、図2に示すような固定板(1b)とに分離する。
分離された固定板(1b)は、図2に示すように、柱(41)に取り付けるための長孔(14)が形成されている柱固定面部(15)と、柱固定面部(15)の一側辺の上下両端部から直角方向に張り出して裏枠体(1a)に重なり合う一対の起立片部(16a)(16b)とからなる形状を呈し、柱固定面部(15)と起立片部(16a)(16b)との境界部分に角孔(11)がそれぞれ形成されている。
同図に示す使用態様では、裏枠体(10a)の内周縁(18)の向かって左半分が、電気コンセント取付部(18a)となっており、右半分が、ガス栓取付部(18b)となっており、ガス栓取付部(18b)の範囲内の上辺及び側片の所定位置に、ガス栓取付部(13)が、上記第1番目の実施の形態と同様に裏側に延長する態様で設けられている。
裏枠体(10a)の左右両側辺の上下両端近傍には、上記第1番目の実施の形態で設けたものと同様な、先端部に小突起が突設された略L字状の係合凸部(12)が、後方へ直角に突設されている。
この場合、ガス栓取付部(13)の突出位置が変わることから、ガス栓(5)とその取付台(52)を回転させて、ガス栓(5)の姿勢を変更している。
逆に、第2番目の実施の形態で採用した、電気コンセント(51)とガス栓(5)とを同時に固定させる裏枠体(10a)の一側辺に、固定板(10b)を予め分離自在に一体に設けておいても良い。
また、係合凸部(12)が挿通する係合孔を裏枠体と固定板との境界部分に細長く設け、係合凸部(12)を係合孔に挿通させた後、係合凸部(12)の基端部から、固定板側に屈曲させることにより両者を抜け止め状態とすることも可能である。
(1a)・・・・・・・・・裏枠体
(1b) ・・・・・・・・固定板
(17)・・・・・・・・ 内周縁
(13)・・・・・・・・ ガス栓取付部
(11)・・・・・・・・ 角孔(被係合部)
(12)・・・・・・・・・係合凸部(係合部)
Claims (5)
- 壁板の裏面に添設され且つガス栓を固定させるためのガス栓取付部が設けられている矩形枠状の裏枠体と、前記裏枠体の一側辺から直角方向に突出して柱に固定される固定板とから構成される断面略L字状のL型固定金具と、
前記裏枠体の内周縁に沿って前記壁板に形成された開口を囲むように前記壁板の表面に添設される表枠体とを具備し、
前記L型固定金具の裏枠体と前記表枠体とで前記壁板の開口周辺を表裏から挟圧することにより固定させる形式の埋設型ガス栓の取付金具において、
前記固定板は、前記裏枠体に対して、分離及び連結自在に構成されており、
前記裏枠体の少なくとも一側辺と前記固定板の所定位置には、相互に係合し合う係合部と被係合部がそれぞれ形成され、
前記固定板の被係合部に前記裏枠体の係合部を係合させて両者を抜け止め状態に連結させた状態にて、前記固定板は前記裏枠体の一方の側辺に沿って位置すると共に前記裏枠体に対して直角方向に突出するように設定されていることを特徴とする埋設型ガス栓の取付金具。 - 請求項1に記載の埋設型ガス栓の取付金具において、前記固定板と前記裏枠体とは予め別体に構成され、前記裏枠体の両側辺の所定位置に、前記固定板に設けられた被係合部に係合可能な係合部がそれぞれ設けられていることを特徴とする埋設型ガス栓の取付金具。
- 請求項1に記載の埋設型ガス栓の取付金具において、前記固定板は、前記裏枠体の一方の側辺に、分離可能に一体的に設けられており、
前記裏枠体の他方の側辺の所定位置に、前記固定板に設けられた被係合部が係合可能な係合部が設けられていることを特徴とする埋設型ガス栓の取付金具。 - 請求項1から3のいずれかに記載の埋設型ガス栓の取付金具において、前記固定板は、柱に添設される柱固定面部と前記柱固定面部から直角に張り出して、
前記裏枠体に重なり合う起立片部とから断面略L字状に構成され、
前記被係合部は、前記固定板の上下両辺近傍で且つ前記柱固定面部と前記起立片部との境界部分に設けた一対の角孔であり、
前記係合部は、前記角孔にちょうど挿通可能で且つ前記裏枠体から直角方向に突出する扁平な一対の係合凸部である構成としたことを特徴とする埋設型ガス栓の取付金具。 - 請求項4に記載の埋設型ガス栓の取付金具において、前記上下一対の角孔は、それぞれ前記柱固定面部から前記起立片部に至る範囲に連続して形成されていると共に、前記柱固定面部側の端縁側は相互に近接する方向に延長形成されて幅広溝部が形成された略L字状の開口とし、
前記一対の係合凸部は、その先端側にて相互に近接する方向に小突起が突設された幅広端部を有する略L字状体に形成され、
前記幅広端部は前記幅広溝部にちょうど挿通可能な大きさに設定されていることを特徴とする埋設型ガス栓の取付金具。
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JPS5956405U (ja) * | 1982-10-06 | 1984-04-13 | 豊田産業株式会社 | 取付金具 |
JP2011007230A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Fujii Gokin Seisakusho Co Ltd | ガス栓の取付金具 |
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