JP2014169614A - 建築物 - Google Patents

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Abstract

【課題】階段部分に水平方向に開閉するシャッターを設ける。
【解決手段】水平方向に開閉するシャッターと、前記シャッターが通過可能な隙間が形成された階段と、前記階段に設けられ前記シャッターが通過可能な隙間が形成された手摺本体と前記手摺本体の隙間を閉じる可動部材とを有する手摺と、前記可動部材の一端部と前記手摺本体とを前記可動部材が前記手摺本体に対して回転可能に連結する連結部材と、前記可動部材の他端部と前記手摺本体とを連結解除可能に連結する連結装置と、を備える建築物である。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築物に関する。
建築物の階段には人の落下を防ぐために手摺が設けられている。そして、手摺の連結構造に関して、種々の技術が開示されている。
例えば、特許文献1には、建物の内部に設けられる手すりの端面どうしを接合する手すりの接合構造に関する技術が開示されている。この先行技術では、柔軟性を有する収縮性接続具の両端部から手すりの端面それぞれを挿入し、前記接続具の収縮力を利用して手すりどうしを接続し、連続手すりを形成するようにしている。
また、特許文献2には、手すり材の端部どうしを連結する構造に関する技術が開示されている。この先行技術では、リング受け部材は、その中央部に雄ねじ部が凸設され、雄ねじ部の凸設面の周縁をリング当接部とし、第2手すり材と対向するように、第1手すり材の端面に皿ビスによって固定されている。一方、上記雄ねじ部と螺合する雌ねじを刻設し、内鍔部を備えた連結リング体が第2手すり材の端部に回動自在に遊嵌され、この連結リング体は、第2手すり材の端面に固定された、その外径よりもやや大きい外径を有する抜け止め部材によって抜け止めされている。
また、防犯上や防災上等の理由から、建築物にシャッターが設けられることがある。
例えば、特許文献3には、通常の開閉操作をするための操作具を、無線式の遠隔操作具と遠隔操作具からの信号を受信して開閉機の制御部に入力せしめる受信部とを用いて構成する一方、前記受信部と非常閉鎖用スイッチとを一つの操作ユニットに設け、該操作ユニットを、シャッターカーテンの左右両側部を移動案内するガイドレールに設ける技術が開示されている。
ここで、垂直方向に開閉するシャッターを建築物内の階段周りに設ける場合、シャッターレール等のシャッター関連部材が見えやすく、意匠性を損なわせる原因となることが多い。
また、意匠性を考慮して階段を横切るように水平方向に開閉するシャッターを設けようとすると、連続していることが要件である手摺にシャッターが引っ掛かるという問題が生じる。
特開2005−42352号公報 特開2004−218358号公報 特開2011−84954号公報
本発明は、上記事実を考慮し、階段部分に水平方向に開閉するシャッターを設けることが課題である。
本発明の第一態様の建築物は、水平方向に開閉するシャッターと、前記シャッターが通過可能な隙間が形成された階段と、前記階段に設けられ、前記シャッターが通過可能な隙間が形成された手摺本体と、前記手摺本体の隙間を閉じる可動部材と、を有する手摺と、前記可動部材の一端部と前記手摺本体とを、前記可動部材が前記手摺本体に対して回転可能に連結する連結部材と、前記可動部材の他端部と前記手摺本体とを、連結解除可能に連結する連結装置と、を備える。
第一態様の建築物では、シャッターが閉じていない状態(開放された状態)では、手摺本体の隙間は可動部材で塞がれており、連続していることが要件である手摺としての機能を果たしている。
一方、シャッターを閉じる際には、連結装置による可動部材の他端部と手摺本体との連結が解除されることで、可動部材の一端部が手摺本体に対して回転し手摺本体に隙間があく。そして、シャッターが階段の隙間と手摺の隙間とを通過して閉まる。
このように連続していることが要件とされる手摺に隙間をあけることで、シャッターを水平方向に開閉することができる。つまり、階段を横切るように水平方向に開閉するシャッターを設けることができる。
本発明の第二態様の建築物は、前記シャッターは防火機能及び防煙機能の少なくとも一方の機能を有し、火災が検知されると、自動的に前記シャッターが閉まると共に、前記連結装置による前記可動部材の他端部と前記手摺本体との連結が自動的に解除される。
第二態様の建築物では、火災が検知されると、手摺の可動部材の他端部と手摺本体との連結が自動的に解除されると共に、防火機能及び防煙機能の少なくとも一方の機能を有するシャッターが閉まって階段を上下方向に仕切ることで、階段の上下方向の火炎及び煙の少なくとも一方の侵入が防止又は抑制される。
本発明の第三態様又は第四態様の建築物は、前記階段は竪穴部に設けられ、前記シャッターが閉じられることで、前記竪穴部が上下に仕切られる。
第三態様又は第四態様の建築物では、シャッターによって竪穴部が上下方向に仕切られる。よって、竪穴部の上下方向の空気の流れや火炎及び煙の少なくとも一方の侵入が抑制又は防止される。また、階段を使っての移動ができなくなるので防犯上有効である。
本発明によれば、階段部分に水平方向に開閉するシャッターを設けることができる。
本発明の一実施形態に係る建築物の竪穴部の立面図である。 図1の二階と三階とを繋ぐ階段部分を拡大した立面図である。 図1に示す竪穴部の要部の平面図である。 シャッター装置を示す図3の4−4線に沿った縦断面図である。 シャッター装置を示す図3の5−5線に沿った縦断面図である。 手摺の隙間が開いた状態の二階と三階とを繋ぐ階段の斜視図である。 隙間が可動部材で閉じられた状態の手摺の縦断面図である。 可動部材の連結が解除され隙間が開いた状態の手摺の縦断面図である。 防火システムのブロック図である。 変形例の手摺の隙間が可動部材で閉じられた状態の縦断面図である。 変形例の手摺の隙間が開いた状態の縦断面図である。 変形例の手摺の可動部材をシャッターが押し上げた状態の縦断面図である。 左右のシャッターの間に柱がある場合の構造の一例を示すシャッターが閉じる前の状態を模式的に示す平面図である。 図13のシャッターが閉まった状態を模式的に示す平面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る建築物を、図面を参照しながら説明する。なお、各図において、水平方向における直交する2方向をX方向及びY方向とし、鉛直方向をZ方向とする。また、断面図であっても図が煩雑なるのを避けるために、断面を示す斜線を省略している場合がある(断面を示す斜線は図示してない場合がある)。
<建築物の全体構造>
まず、建築物10の全体構造について説明する。
図1に示すように、建築物10は4階建てとされ、建築物10の内部には、鉛直方向(Z方向)に吹き抜ける竪穴部(吹抜部)12が設けられている。なお、符号21、22、23、24は各階の床版(床スラブ)を示している。
図1と図3とに示すように、竪穴部12には、各階を繋ぐ階段50、55が設けられている。なお、後述するように、二階(床版22)と三階(床版23)とを繋ぐ階段55(図2参照)には、隙間200(及び手摺77の隙間208)(図2参照)が形成されているが、他の階段には形成されていない。しかし階段50と階段55は、隙間200(及び隙間208)の有無以外の基本的な構成はほぼ同じであるので、建築物10の全体構成を説明する際には、区別しないで説明する。
また、建築物10には、竪穴部12に設けられた階段50、55とは別に、図示していない非常階段が設けられている。
図1、図3、図6等に示すように、階段50、55は、途中に踊り場52があり、踊り場52で180°折り返された折返階段となっている。
階段50、55は、階段本体60と側壁部54とを有している。階段本体60は、踏面部62と、この踏面部62の端部から上方に立ち上がる蹴上部64と、を有している。
側壁部54は、階段本体60の横方向の端部から立ち上がり、上端部54Aは階段本体60の傾斜角度と平行になるように設定されている。そして、側壁部54に手摺70、77が取り付けられている。なお、手摺70、77は、長手方向に間隔をあけて設けられた取付部材72によって側壁部54に取り付けられている。
<シャッター装置>
つぎに、建築物10に設けられた防火機能及び防煙機能の両方の機能を有するシャッター装置100(防火防煙シャッター)について説明する。
図5に示すように、三階の床版23の下側の階段室25には、水平方向に開閉する巻取式のシャッター装置100が設置されている。なお、シャッター装置100は、竪穴部12を挟んでX方向の両側にそれぞれ設けられている。また、これら二つのシャッター装置100は、後述するシャッター110の開閉方向が逆方向である以外は先端部を除き同様の構成であるので、先端部以外は区別しないで説明する。
シャッター装置100は、巻取装置部150、シャッター110、及びシャッターレール102(図4も参照)を含んで構成されている。
シャッターレール102は、竪穴部12の壁面にX方向に沿って設けられている。シャッターレール102は溝形状とされ、シャッター110の幅方向(Y方向)の端部が挿入されている。そして、シャッターレール102に沿ってシャッター1110がX方向に移動するようになっている。
シャッター110は、Y方向を長手方向として配置され且つX方向に並んで配置された複数のスラット120で構成されている。そして、各スラット120の長辺が管状に丸められ、互いに係合し合うことで、回転可能に連結されている。なお、各スラット120の材料は、シャッター110が防火シャッターとして機能することが可能な防火機能が確保されていれば、特に限定されない。
また、一方(図の左側)のシャッター110の先端部には、先端側が開口側として配置された断面横U字形状の先端部材121が設けられている。また、他方(図の右側)のシャッター110の先端部には、板状の先端部材123が設けられている。
巻取装置部150は、ドラム状の巻取部152と駆動部154とを含んで構成されている。ドラム状の巻取部152は、シャッター110を巻き取っていると共に、駆動部154によって回転するように構成されている。
巻取装置部150のドラム状の巻取部152が巻取方向と反対方向に回転することで、シャッターレール102に沿って、シャッター110が押し出される。そして、X方向両側からシャッター110が押し出されることでシャッター110が閉まり、竪穴部12がシャッター110によって二階(床版22)と三階(床版23)との間で上下に仕切られる。
また、左右のシャッター110が閉じられると、他方(図の右側)のシャッター110の先端部材123が、一方(図の左側)のシャッター110の断面横U字形状の先端部材121に挿入される。そして、このように他方のシャッター110の先端部材123と一方のシャッター110の先端部材121が上下方向に重なることで、上下方向の火炎及び煙の侵入を防止又は抑制する構造になっている。
なお、シャッター装置100には、シャッター110が自動的に閉鎖しても、間に人が挟まることを防止する図示してない危険防止装置が備えられている。
<二階と三階とを繋ぐ階段の構造>
つぎに二階と三階とを繋ぐ階段55の構造について説明する。
図1及び図2に示すように、二階(床版22)と三階(床版23)とを繋ぐ階段55には、シャッター装置100のシャッター110(図5参照)が通過するための隙間200が形成されている。具体的には、階段55の階段本体60には隙間202が形成され、側壁部54には隙間204が形成されている。
別の観点から説明すると、二階と三階とを繋ぐ階段55は、上側階段92と下側階段94とに分割された構造となっている。そして、上側階段92は、上端部92Aが三階の床版23に接合され、下端部92Bが自由端となった片持ち構造となっている。一方、下側階段94は、図1に示すように下端部94Bが二階の床版22に接合され、図1及び図2に示すように上端部94Aが自由端となった片持ち構造となっている。
図2及び図6に示すように、二階と三階とを繋ぐ階段55の手摺77は、シャッター装置100のシャッター110(図5参照)が通過する隙間208が形成された手摺本体300と、手摺本体300の隙間208を閉じる可動部材350と、を有している。
そして、図2、図6、図7、図8に示すように、手摺本体300と可動部材350とが連結されることで、隙間208が閉じられ(塞がれ)、手摺本体300と可動部材350とが一体化されている。
なお、手摺本体300における隙間208の上側を上側本体302とし、この上側本体302の下端部を上側本体端部302Aとする。また、手摺本体300における隙間208の下側を下側本体304とし、この下側本体304の上端部を下側本体端部304Aとする。
また、側面視において、可動部材350の上端部350Aの端面は水平とされ、この上端部350Aの端面と対向する手摺本体300の上側本体端部302Aの端面も水平となっている。
図7及び図8に示すように、可動部材350の下端部350Bは、手摺本体300の下側本体端部304Aと連結部材の一例としての蝶番360によって連結されている。これにより、可動部材350は、手摺本体300の下側本体304に対してX方向を回転軸方向として回転可能に手摺本体300の下側本体端部304Aに連結されている。
一方、可動部材350の上端部350Aは、手摺本体300の上側本体302の上側本体端部302Aに連結装置370によって連結されている。
連結装置370は、手摺本体300の上側本体端部302Aに設けられ可動ピン374が伸縮するソレノイド372と、可動部材350の上端部250A内に設けられ可動ピン374が挿入可能な筒部352と、を有している。
図7に示すように、ソレノイド372の可動ピン374が伸長して突出した状態では、可動ピン374が可動部材350の筒部352に挿入されている。そして、可動ピン374が筒部352に挿入されることで可動部材350の回転が阻止され、可動部材350の上端部350Aと手摺本体300の上側本体端部302Aとが連結された状態となる。つまり、手摺本体300の隙間208を可動部材350が閉じた状態となる。
しかし、図8に示すように、ソレノイド372の可動ピン374が収縮して引っ込んだ状態では、可動ピン374が可動部材350の筒部352から外れ、可動部材350の上端部350A側が重力で下側に向かって回転し、手摺本体300の隙間208があいた状態となる(図6も参照)。
なお、可動部材350を元の位置に戻し、引っ込んだソレノイド372の可動ピン374を伸長させて可動部材350の筒部352に挿入することで、可動部材350と手摺本体300とが連結された図7の状態に戻すことができる。
<防火システム>
つぎに、建築物10の防火システムについて説明する。
図9に示すように、建築物10には防火システム30が備えられている。防火システム30は、煙検知器14、火災報知器16、シャッター装置100、及び連結装置370(のソレノイド372)を含んで構成されている。
煙検知器14と火災報知器16とが電気的に接続されていると共に、火災報知器16にシャッター装置100(図5参照)と連結装置370のソレノイド372(図7及び図8参照)とが電気的に接続されている。
建築物10に火災が発生すると、火災によって発生する煙を煙検知器14が検知する。煙検知器14が火災によって発生する煙を検知すると、火災報知器16が作動し火災の発生を音や光で報知する。そして、火災報知器16が作動すると、連動してシャッター装置100とソレノイド372(連結装置370)とが作動するようになっている。
<作用及び効果>
つぎに本実施形態の作用及び効果について説明する。
前述したように、図9に示す煙検知器14が火災によって発生する煙を検知すると、火災報知器16が作動し、火災の発生を音や光で報知する。そして、火災報知器16が作動すると、連動してシャッター装置100とソレノイド372(連結装置370)とが作動する。
すなわち、図8に示すように、連結装置370のソレノイド372の可動ピン374が収縮して引っ込んで可動ピン374が可動部材350の筒部352から外れ、可動部材350の上端部350A側が重力で下側に向かって回転する。これにより、図6及び図8に示すように、手摺77に隙間208があいた状態となる。
また、図4及び図5に示すように、シャッター装置100が作動しシャッター110が閉じられる。このとき、シャッター110は、階段55の隙間200(隙間202及び隙間204)と手摺77の隙間208とを通過する。
このように、建築物10に火災が発生すると、可動部材350の上端部350Aと手摺本体300の上側本体端部302Aとの連結が自動的に解除されると共に、防火機能を有するシャッター110が自動的に閉まり竪穴部12が上下方向に仕切れられる。そして、シャッター110によって竪穴部12が上下方向に仕切きられることで、竪穴部12の上下方向の火炎及び煙の侵入が防止又は抑制される。
なお、シャッター110が閉じていない状態(開放された状態)では、図7に示すように、手摺本体300の隙間208は可動部材350で閉じられており(塞がれており)、連続していることが要件である手摺としての機能を果たしている。
しかし、前述したように、火災が発生しシャッター110が閉じられる際には、連結装置370による可動部材350の上端部350Aと手摺本体端部304Aとの連結が解除されることで、可動部材350が回転し手摺本体300に隙間208があく。そして、シャッターが階段55の隙間200と手摺77の隙間208とを通過して閉まる。
このように連続していることが要件とされる手摺77に隙間208をあけることで、階段50を横切るように水平方向に開閉するシャッター110を設けて、竪穴部12を上下に仕切ることができる。
ここで、仮に垂直方向に開閉するシャッターを用いる場合、階段50、55と各階の床版(床スラブ)21、22、23、24との境界部分にシャッターレール等のシャッター関連部材が設けられ、意匠性を損なうことがあった。
しかし、本実施形態のように階段55を横切るように水平方向にシャッター110で開閉する構成とすることで、垂直方向に開閉するシャッターを設ける場合と比較し、階段周りにシャッターレール等のシャッター関連部材なくなり、階段周りを開放的な空間とすることができ、この結果、意匠性が向上する。
また、仮に垂直方向に開閉するシャッターを用いる場合は、階段50、55と各階の床版(床スラブ)21、22、23、24との境界部分にそれぞれシャッターが必要であり(各階毎に4枚のシャッターが必要であり)、合計で12枚の垂直シャッターが必要となる。しかし、本実施形態のように、水平方向に開閉するシャッター110で竪穴部12を上下に仕切る構成とすることで、シャッターの枚数が削減され、この結果、建築コストが削減される。
<変形例>
上記実施形態では、図7及び図8に示すように、可動部材350の下端部350Bが手摺本体300の下側本体端部304Aと蝶番360によって連結され、可動部材350の上端部350Aが手摺本体300の上側本体端部302Aと連結装置370によって連結されていたが、これに限定されるものではない。
図10〜図12に示す変形例の手摺79のように、可動部材350の下端部350Bが手摺本体300の下側本体端部304Aと連結装置370によって連結され、可動部材350の上端部350Aが手摺本体300の上側本体端部302Aと蝶番360によって連結されていてもよい。
また、側面視において、可動部材350の下端部350Bは垂直とされ、下端部350Bと対向する手摺本体300の下側本体端部304Aの端面も垂直となっている。
なお、この変形例の手摺79の場合は、図11に示すように、ソレノイド372の可動ピン374が収縮して引っ込んだ状態となると、可動ピン374が可動部材350の筒部352から外れ、可動部材350の下端部350B側が重力で下側に向かって回転し、手摺79に隙間208があいた状態となる。
そして、図12に示すように、Y方向に開閉するシャッター110とし、シャッター110が閉じる際に可動部材350を押し上げることで、シャッター110が手摺本体300の隙間208を通過する。
なお、可動ピン374が可動部材350の筒部352から外れ連結が解除されると、自動的に可動部材350が図12の状態となるように、バネ等によって可動部材350が押し上がる構造としてもよい。
また、図示は省略するが他の変形例として、回転軸を鉛直方向とし、可動部材350が水平方向に回転する構成であってもよい。この他の変形例の場合、可動部材350の端部と手摺本体300との連結が解除されると、バネ等によって自動的に可動部材350が水平方向に回転するようにしてもよい。
つぎに、左右のシャッター110の間に柱31がある場合の構造の一例ついて説明する。
図13及び図14に示すように、左右のシャッター110の間に設けられた二本の柱31には、シャッター110に対応する位置に、柱31が貫通する板状の取付部材502が固定されている。また、取付部材602のY方向の両側部には、Y方向外側を開口側として配置された断面横U字形状のガイド部材604が取り付けられている。
一方(図の左側)のシャッター110の先端部には、先端側が開口側として配置された断面横U字形状の先端部材610が、Y方向に間隔をあけて設けられている。また、他方(図の右側)のシャッター110の先端部には、板状の先端部材612が、Y方向に間隔をあけて設けられている。
そして、図14に示すように、左右のシャッター110が閉じられると、先端部材610、612の側部610B,612Bが断面横U字形状のガイド部材604内に挿入する。また、他方のシャッター110の先端部材612の端部612Aが、一方のシャッター110の断面横U字形状の先端部材610の端部610A内に挿入する。
つまり、左右のシャッター110の先端部材610、612の側部610B,612Bとガイド部材604とが上下方向に重なると共に、他方のシャッター110の先端部材612の端部612Aと一方のシャッター110の先端部材610の端部610Aとが上下方向に重なることで、上下方向の火炎及び煙の侵入を防止又は抑制する構造になっている。
<その他>
尚、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、蝶番360で可動部材350を手摺本体300に対して回転可能に連結していたが、これに限定されるものではない。例えば、インテグラルヒンジのような柔軟性を有する薄肉の樹脂部材で可動部材350を手摺本体300に対して回転可能に連結してもよい。要は可動部材350を手摺本体300に対して回転可能に連結することが可能な部材であればよい。
また、例えば、上実施形態では、図9に示すように、火災報知器16の作動に連動して、シャッター装置100とソレノイド372(連結装置370)とが作動したが、これに限定されるものではない。
例えば、ソレノイド372(連結装置370)は、シャッター装置100と電気的に接続され、シャッター110の作動に連動してソレノイド372(連結装置370)が作動するようにしてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、可動部材350と手摺本体300とを連結解除可能に連結する連結装置370は、ソレノイド372の可動ピン374が収縮することで連結が解除される構造であったが、これに限定されるものではない。例えば、手摺本体300に設けられたフック部材が可動部材350の孔部に引っ掛けられることで連結され、フック部材が回転することで孔部から抜け出て連結が解除される構成であってもよい。要は可動部材350と手摺本体300とを連結解除可能に連結する装置であればよい。
また、例えば、上記実施形態では、火災の検知は、煙検知器14を用いた煙感知式であったが、これに限定されるものではない。例えば、熱感知器を用いた熱感知式で火災を検知してもよい。
また、例えば、上記実施形態では、防火機能及び防煙機能の両方の機能を有するシャッター装置100であり、また、シャッター110が水平方向に開閉する巻取式のシャッター装置100であったが、これに限定されるものではない。
シャッター装置は、防火機能及び防煙機能の少なくとも一方の機能を有し、火炎及び煙の少なくとも一方の侵入を防止又は抑制すればよい。更に、防火機能及び防煙機能のいずれの機能も有しない(或いはこれらを主目的としない)、例えば、防犯や空調を主目的とするシャッター装置であってもよい。なお、竪穴部12を上下方向に仕切ることで、階段50、55を使っての移動ができなくなるので防犯上有効である。
また、巻取式以外の水平方向に開閉するシャッター装置であってもよい。
また、例えば、上記実施形態では、二階(床版22)と三階(床版23)とを繋ぐ階段55及び手摺77に隙間200、208を形成し、シャッター110が階段を横切るように構成されていたが、これに限定されるものではない。他の階を繋ぐ階段50(例えば、三階と四階とを繋ぐ階段50)及び手摺70に隙間200、208を形成してシャッター110が階段50を横切るように構成してもよい。更に、シャッター装置100を複数階に設けてもよい。
また、例えば、上記実施形態では、建築物10の鉛直方向に吹き向ける竪穴部12に設けられた階段55に本発明を適用したが、これに限定されるものではない。他の場所に設けられた階段に本発明を適用してもよい。
更に、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは言うまでもない。
10 建築物
12 竪穴部
55 階段
60 階段本体
70 手摺
77 手摺
79 手摺
110 シャッター
200 隙間
202 隙間
204 隙間
208 隙間
300 手摺本体
350 可動部材
360 蝶番(連結部材の一例)
370 連結装置

Claims (4)

  1. 水平方向に開閉するシャッターと、
    前記シャッターが通過可能な隙間が形成された階段と、
    前記階段に設けられ、前記シャッターが通過可能な隙間が形成された手摺本体と、前記手摺本体の隙間を閉じる可動部材と、を有する手摺と、
    前記可動部材の一端部と前記手摺本体とを、前記可動部材が前記手摺本体に対して回転可能に連結する連結部材と、
    前記可動部材の他端部と前記手摺本体とを、連結解除可能に連結する連結装置と、
    を備える建築物。
  2. 前記シャッターは防火機能及び防煙機能の少なくとも一方の機能を有し、
    火災が検知されると、自動的に前記シャッターが閉まると共に、前記連結装置による前記可動部材の他端部と前記手摺本体との連結が自動的に解除される、
    請求項1に記載の建築物。
  3. 前記階段は竪穴部に設けられ、前記シャッターが閉じられることで、前記竪穴部が上下に仕切られる、
    請求項1に記載の建築物。
  4. 前記階段は竪穴部に設けられ、前記シャッターが閉じられることで、前記竪穴部が上下に仕切られる、
    請求項2に記載の建築物。
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