JP2014167490A - 可溶性インターロイキン−2受容体定量用標準品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 保存安定性に優れた可溶性インターロイキン−2受容体(sIL−2R)定量用標準品を提供することにある。
【解決手段】 水性媒体中に既知濃度の可溶性インターロイキン−2受容体(sIL−2R)及びキレート剤を含有する、sIL−2R定量用標準品;当該sIL−2R定量用標準品を用いることを特徴とする、検体中のsIL−2Rの定量方法;当該sIL−2R定量用標準品と、sIL−2R定量用試薬とを含むことを特徴とする、検体中のsIL−2Rの定量用キット。
【選択図】なし

Description

本発明は、可溶性インターロイキン−2受容体定量用標準品に関する。
インターロイキン−2の受容体(以下、IL−2Rと記す)はα鎖、β鎖、γ鎖から構成されているが、α鎖の一部が細胞上から遊離した可溶性インターロイキン−2受容体(以下、sIL−2Rと記す)が血中に存在することが知られている(特許文献1、非特許文献1参照)。sIL−2Rは活性化T細胞、B細胞によって産生されるために、生体の免疫防御機構の活性化、T細胞系及びB細胞系などの活性化に伴い血中のsIL−2Rが上昇することが報告されている。血清中のsIL−2R濃度は、慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス(SLE)などの自己免疫疾患や、ウイルス性肝炎、後天性免疫不全症候群(AIDS)などのウイルス感染症の患者で高値を示し、体内の活性化リンパ球量の指標の1つとなることが報告されている(非特許文献2参照)。また腫瘍細胞がsIL−2Rを産生し、成人T細胞白血病(ATL)や非ホジキンリンパ腫の進行と血清中のsIL−2R濃度の変動が良く相関することが知られている(非特許文献3、非特許文献4参照)。このようにsIL−2Rに関して、様々な免疫系の疾患や病態との関連が報告されており、なかでも造血疾患の有望な血液中のマーカーと認識されている。血清中のsIL−2R濃度は成人T細胞白血病においては病態モニタリング、非ホジキンリンパ腫においては治療効果の判定、寛解後のモニタリング、再発の早期発見等の指標として臨床的に有効活用されている。
血清又は血漿中のsIL−2R定量用試薬としては、「セルフリーIL−2Rメデックス」(協和メデックス社製)、「シーメンス・イムライズ IL−2R II」(シーメンス社製)等があり、臨床の現場で使用されている。
血清又は血漿中のsIL−2Rを定量するに際しては、sIL−2R濃度と測定値とを関連付ける検量線の作成が必須であり、検量線作成には、sIL−2Rの標準品が必要である。
sIL−2R定量用の標準品としては、タンパク質であるsIL−2Rを長期間安定に保持できることが必要であるが、タンパク質の安定化方法としては一般的に、タンパク質を凍結乾燥させる方法が知られている(特許文献2参照)。sIL−2Rについても、凍結乾燥された標準品が知られている[例えば、「セルフリーIL−2Rメデックス」(協和メデックス社製)の標準試薬]。凍結乾燥された標準品は、その製造において凍結乾燥操作が必要であり、製造が煩雑である。また、凍結乾燥された標準品の場合は、検量線の作成に際しては、指定された量の精製水もしくは溶解液で溶解して使用するのが一般的であるが、加える精製水もしくは溶解液の量の誤差や、使用者が誤った量を加えることなどによって、標準品の濃度が変化しやすい。またそのことが原因で安定した測定を達成することが難しくなり、日常における測定精度管理に影響を与える。
また、これまでに、タンパク質の安定化方法について、凍結乾燥以外の種々の方法が報告されており、キレート剤を共存させる方法も報告されている(特許文献3〜5参照)。
特開昭62−70761号公報 国際公開第00/075189号パンフレット 特開平10−191972号公報 特開2000−221190号公報 特開2004−129531号公報
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標準品が溶液の場合は、製造上の煩雑さが少なく、且つ測定精度管理が容易になるが、溶液の場合は凍結乾燥された標準品と比較して、保存安定性が劣るという問題がある。本発明の目的は、保存安定性に優れたsIL−2R定量用標準品を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、水溶液中のsIL−2Rが、キレート剤共存下で安定に保持される、という知見を見出し、本発明を完成させた。すなわち、本発明は以下の[1]〜[4]である。
[1] 水性媒体中に既知濃度の可溶性インターロイキン−2受容体(sIL−2R)及びキレート剤を含有する、sIL−2R定量用標準品。
[2] キレート剤が、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)である[1]記載の標準品。
[3] [1]又は[2]記載の標準品を用いることを特徴とする、検体中の可溶性インターロイキン−2受容体(sIL−2R)の定量方法。
[4] [1]又は[2]記載の標準品と、可溶性インターロイキン−2受容体(sIL−2R)定量用試薬とを含むことを特徴とする、検体中の可溶性インターロイキン−2受容体(sIL−2R)の定量用キット。
本発明により、保存安定性に優れたsIL−2R定量用標準品が提供される。
本発明のsIL−2R標準品は、水性媒体中に既知濃度のsIL−2Rとキレート剤とを含む。本発明の標準品において既知濃度で含まれるsIL−2Rは、遺伝子組換え方法により製造されたものでも、生体試料から採取されたものであってもよい。遺伝子組換え方法によりsIL−2Rを製造する場合に用いられる遺伝子組換え方法としては、例えば、宿主として大腸菌、動物細胞を用いて得られた形質転換体にsIL−2Rを産生させる方法[例えば、Molecular Cloning: A Laboratory Manual 3rd. ed. (Cold Spring Harbor Laboratory Press, New York, 2001)]等が挙げられる。生体試料からsIL−2Rを採取する方法としては、例えばsIL−2Rが含まれる可能性がある血液、血漿、血清等の生体試料から、sIL−2Rを分離、精製する方法等が挙げられる。生体試料からのsIL−2Rの分離、精製方法としては、例えばポリアクリルアミド電気泳動(SDS−PAGE)、ゲル濾過クロマトグラフィー、疎水性クロマトグラフィー、アフィニティークロマトグラフィー(例えば、「タンパク質実験ハンドブック」2003年、羊土社参照)等が挙げられる。
本発明の標準品において使用されるキレート剤としては、本発明の標準品におけるsIL−2Rを水性媒体中で安定に保持し得るキレート剤であれば特に制限はなく、例えばBicine[N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)グリシン]、CyDTA(トランス−1,2−ジアミノシクロヘキサン−N,N,N’,N’−四酢酸)、DTPA(ジエチレントリアミン−N,N,N’,N’’,N’’−五酢酸)、EDTA(エチレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸)、EDDP(エチレンジアミン−N,N’−二プロピオン酸)、EDTA−OH[N−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミン−N,N’,N’−三酢酸]、EGTA[O,O’−ビス(2−アミノエチル)エチレングリコール−N,N,N’,N’−四酢酸]、HIDA[N−(2−ヒドロキシエチル)イミノ二酢酸]、IDA(イミノ二酢酸)、NTA(ニトリロ三酢酸)、NTPO[ニトリロトリス(メチレンホスフィン酸)]、TPEN[N,N,N’,N’−テトラキス(2−ピリジルメチル)エチレンジアミン]、TTHA(トリエチレンテトラミン−N,N,N’,N’’,N’’’,N’’’−六酢酸)、グルコン酸、クエン酸、ADA[N−(2−アセトアミド)イミノ二酢酸]、Tricine{N−[トリス(ヒドロキシメチル)メチル]グリシン}、Tris{N−[トリス(ヒドロキシメチル)メチル]グリシン}等が挙げられ、EDTAが好ましい。これらのキレート剤は、水和物、塩を形成していてもよい。塩としては、例えばナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、アンモニウム塩、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩等が挙げられる。
キレート剤の濃度は、本発明において水性媒体中でsIL−2Rを安定に保持し得る濃度であれば特に制限はなく、例えば0.05〜10.0mmol/Lであり、好ましくは、0.1〜5.0mmol/Lである。
本発明の標準品において使用される水性媒体としては、sIL−2Rを安定に保持し得る水性媒体であれば特に制限はなく、例えば脱イオン水、蒸留水、緩衝液等があげられるが、緩衝液が好ましい。緩衝液に用いる緩衝剤としては、例えばリン酸緩衝剤、ホウ酸緩衝剤、グッドの緩衝剤等があげられる。
グッドの緩衝剤としては、例えば2−モルホリノエタンスルホン酸(MES)、Tris、ビス(2−ヒドロキシエチル)イミノトリス(ヒドロキシメチル)メタン(Bis−Tris)、N−(2−アセトアミド)イミノ二酢酸(ADA)、ピペラジン−N,N’−ビス(2−エタンスルホン酸)(PIPES)、N−(2−アセトアミド)−2−アミノエタンスルホン酸(ACES)、3−モルホリノ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸(MOPSO)、N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−2−アミノエタンスルホン酸(BES)、3−モルホリノプロパンスルホン酸(MOPS)、N−〔トリス(ヒドロキシメチル)メチル〕−2−アミノエタンスルホン酸(TES)、2−〔4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル〕エタンスルホン酸(HEPES)、3−〔N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸(DIPSO)、N−〔トリス(ヒドロキシメチル)メチル〕−2−ヒドロキシ−3−アミノプロパンスルホン酸(TAPSO)、ピペラジン−N,N’−ビス(2−ヒドロキシプロパンスルホン酸)(POPSO)、3−〔4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル〕−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸(HEPPSO)、3−〔4−(2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジニル〕プロパンスルホン酸〔(H)EPPS〕、Tricine、Bicine、N−トリス(ヒドロキシメチル)メチル−3−アミノプロパンスルホン酸(TAPS)、N−シクロヘキシル−2−アミノエタンスルホン酸(CHES)、N−シクロヘキシル−3−アミノ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸(CAPSO)、N−シクロヘキシル−3−アミノプロパンスルホン酸(CAPS)等が挙げられる。
緩衝液のpHとしては、pH4.0〜10.0であり、pH6.0〜8.0が好ましい。緩衝液の濃度は、本発明において水性媒体中でsIL−2Rを安定に保持し得る濃度であれば特に制限はなく、例えば0.005〜1.0mol/Lであり、好ましくは、0.01〜0.1mol/Lである。
本発明の標準品には、無機塩、糖類、タンパク質、防腐剤、界面活性剤等が含有されてもよい。無機塩としては、例えば塩化ナトリウム、硝酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、塩化カリウム、硝酸カリウム、硫酸カリウム、塩化アンモニウム、硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム、塩化マグネシウム、硝酸マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化カルシウム、硝酸カルシウム、硫酸カルシウム、又は、これらの塩類の付加物等が挙げられる。付加物としては、例えば水和物等が挙げられる。
糖類としては、例えばシュークロース、デキストラン、アルギン酸若しくはその塩等が挙げられる。タンパク質としては、例えば牛血清アルブミン(BSA)、セリシン等が挙げられる。防腐剤としては、例えばアジ化ナトリウム、バイオエース(クミアイ化学工業社製)、プロクリン(シグマアルドリッチジャパン社製)、プロキシル(アビシア社製)等が挙げられる。界面活性剤としては、例えばカチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤等が挙げられる。
本発明の検体中のsIL−2Rの定量方法は、本発明の標準品を用いる方法であり、以下の工程を含む。
[1]本発明の標準品とsIL−2R定量用試薬とを用いて、sIL−2Rの濃度と測定値とを関連付ける検量線を作成する工程;
[2]検体と、[1]で用いたsIL−2R定量用試薬とを用いて、検体中のsIL−2Rを測定し、検体中のsIL−2R濃度に対する測定値を得る工程;
[3]工程[2]で得られた測定値と工程[1]で作成された検量線とから、検体中のsIL−2R濃度を決定する工程。
ここで、sIL−2R定量用試薬としては、sIL−2Rを定量することができる試薬であれば特に制限はないが、例えばsIL−2Rに対する抗体を含有する免疫学的定量用試薬等が挙げられる。sIL−2R定量用試薬の市販品としては、例えば「セルフリーIL−2Rメデックス」(協和メデックス社製)や「シーメンス・イムライズ IL−2R II」(シーメンス社製)等が挙げられる。検体としては、sIL−2Rが含まれる可能性がある検体であれば特に制限はなく、例えば全血、血清、血漿等が挙げられる。
本発明のsIL−2R定量用キットは、本発明の標準品とsIL−2R定量用試薬とを含む。sIL−2R定量用試薬としては、上記のsIL−2R定量用試薬等が挙げられる。本発明のsIL−2R定量用キットは、本発明のsIL−2Rの定量方法に用いることができる。
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、これらは本発明の範囲を何ら限定するものではない。尚、本実施例においては、下記メーカーの試薬を使用した。尚、sIL−2Rは、遺伝子組換え方法により製造されたものを使用した。
リン酸水素二カリウム(リン酸緩衝液;和光純薬工業社製)、リン酸二水素カリウム(リン酸緩衝液;和光純薬工業社製)、EDTA・2Na(同仁化学研究所社製)、塩化ナトリウム(和光純薬工業社製)、BSA[プロリアント(Proliant)社製]、シュークロース(関東化学社製)、プロキシル[アビシア(Avecia)社製]。
以下の組成からなる標準品を調製した。
リン酸緩衝液 10mmol/L(pH7.5)
sIL−2R 200U/mL
EDTA・2Na 0、0.1、1.0、2.5、5.0mmol/L
塩化ナトリウム 150mmol/L
BSA 1%
シュークロース 0.8%
プロキシル 0.1%
以下の組成からなる標準品を調製した。
リン酸緩衝液 10mmol/L(pH7.5)
sIL−2R 600U/mL
EDTA・2Na 0、0.1、1.0、2.5、5.0mmol/L
塩化ナトリウム 150mmol/L
BSA 1%
シュークロース 0.8%
プロキシル 0.1%
以下の組成からなる標準品を調製した。
リン酸緩衝液 10mmol/L(pH7.5)
sIL−2R 10800U/mL
EDTA・2Na 0、0.1、1.0、2.5、5.0mmol/L
塩化ナトリウム 150mmol/L
BSA 1%
シュークロース 0.8%
プロキシル 0.1%
実施例1〜3の標準品を用いて、その安定性を評価した。実施例1〜3で調製した標準品を40℃で0日、6日、12日保存した後、sIL−2R定量試薬「セルフリーIL−2R」(協和メデックス株式会社製)を用いて測定し、吸光度を求めた。次に、標準品の調製直後(40℃、0日)の吸光度を100%とし、調製直後(40℃、0日)の吸光度に対する保存後の標準品の吸光度を、標準品中のsIL−2Rの残存率として算出した。調製直後(40℃、0日)の吸光度及び残存率を表1〜表3に示す。
Figure 2014167490
Figure 2014167490
Figure 2014167490
表1〜3から明らかな様に、EDTA・2Naが含まれていないsIL−2R定量用標準品においては、40℃で12日間放置すると残存率が75.2〜88.1%まで低下したが、EDTA・2Naを0.1mmol/Lの濃度で含む標準品においては85.0〜102.0%、EDTA・2Naを1.0mmol/Lの濃度で含む標準品においては84.1〜98.0%、EDTA・2Naを2.5mmol/Lの濃度で含む標準品においては94.0〜100.4%、EDTA・2Naを5mmol/Lの濃度で含む標準品においては93.4〜103.3%となり、EDTA・2Naを含む標準品においては、EDTA・2Naを含まない標準品と比較して、残存率が高いことが分かった。以上の結果より、EDTA・2Naを含有する本発明のsIL−2R定量用標準品においては、sIL−2Rが安定に保持されることが示された。
アレニウスの法則を用いると、化学反応速度の温度依存性からタンパク質の安定性(寿命)を予測することができる。即ち、40℃6日間の保存は10℃で約12ヵ月間での保存に相当し、40℃12日間の保存は10℃で約24ヵ月間での保存に相当する。EDTA・2Naを含まないsIL−2R定量用標準品は、10℃で24ヵ月が経過するとsIL−2R量が約12〜25%低下し、正確なsIL−2Rの定量が出来なくなる。一方、EDAT・2Naを2.5mmol/L含む標準品は、sIL−2R量の低下は最大でも10%未満であり、sIL−2Rの定量への影響が少ないことが明らかとなった。
本発明により、保存安定性に優れたsIL−2R定量用標準品が提供される。

Claims (1)

  1. 水性媒体中に既知濃度の可溶性インターロイキン−2受容体(sIL−2R)及びキレート剤を含有する、sIL−2R定量用標準品。
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