JP2014166067A - 冷媒を通過させるための溝部を有する冷却ジャケット、冷却ジャケットを備えた固定子、および、冷却ジャケットを備えた回転電機 - Google Patents

冷媒を通過させるための溝部を有する冷却ジャケット、冷却ジャケットを備えた固定子、および、冷却ジャケットを備えた回転電機 Download PDF

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Abstract

【課題】冷却ジャケットの製造効率を向上させる。
【解決手段】冷却ジャケット200は、第1端面2011と、第2端面2012とを有する筒状の本体部201と、本体部201の外周面202に軸方向へ連続して設けられ、冷媒の流路を画定する溝部203とを備える。ここで、冷却ジャケット200は、本体部201の軸方向後方側に位置する溝部の第1端部204と、本体部201の第1端面2011との間に、溝部203の底部よりも径方向外側に位置する部分を含まない。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転電機の固定子を冷却するために、冷媒を通過させるための溝部を有する冷却ジャケット、冷却ジャケットを備えた固定子、および、冷却ジャケットを備えた回転電機に関する。
例えば電動機または発電機のような回転電機を駆動させると、鉄損等の要因により、固定子が発熱する。発熱した固定子を冷却するために、回転電機において、冷媒を通過させるための流路を画定する溝が設けられた冷却ジャケットを、固定子の径方向外側に嵌着させる構成が、知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2011−15578号公報
上記のような冷却ジャケットを備えた回転電機においては、特に、冷却ジャケットの製造効率を向上させることが、望まれている。
本発明の第1の態様において、冷却ジャケットは、回転電機の固定子の径方向外側に配置され、軸方向後方側の第1端面と、軸方向前方側の第2端面とを有する筒状の本体部と、本体部の外周面に軸方向へ連続して設けられ、冷媒の流路を画定する溝部とを備える。ここで、冷却ジャケットは、本体部の軸方向後方側に位置する溝部の第1端部と、本体部の第1端面との間に、溝部の底部よりも径方向外側に位置する部分を含まない。
冷却ジャケットは、溝部の第1端部と、本体部の第1端面との間に、溝部の底部と本体部の中心軸との間の径方向距離以下の外半径を有する円筒状の外周面領域を備えてもよい。
冷却ジャケットは、本体部の軸方向前方側に位置する溝部の第2端部と、本体部の第2端面との間に、溝部の底部と本体部の中心軸との間の径方向距離以下の外半径を有する円筒状の外周面領域を備えてもよい。
冷却ジャケットは、本体部の軸方向前方側に位置する溝部の第2端部と、本体部の第2端面との間に、溝部の底部と本体部の中心軸との間の径方向距離よりも大きい外半径を有する円筒状の外周面領域を備えてもよい。
本発明の第2の態様において、冷却ジャケットは、回転電機の固定子の径方向外側に配置され、軸方向後方側の第1端面と、軸方向前方側の第2端面とを有する筒状の本体部と、本体部の外周面に軸方向へ連続して設けられ、冷媒の流路を画定する溝部とを備える。ここで、溝部は、本体部の第1端面および第2端面の少なくとも一方まで延びる。
なお、溝部は、本体部の軸方向に螺旋状に連続して延びてもよい。また、溝部は、多条溝であってもよい。また、溝部は、ホブ加工によって形成されてもよい。
本発明の第3の態様において、固定子は、上述の冷却ジャケットを備える。本発明の第4の態様において、回転電機は、上述の固定子を備える。
本発明の第5の態様において、製造方法は、回転電機の固定子の径方向外側に配置される冷却ジャケットを製造する方法であって、軸方向後方側の第1端面と、軸方向前方側の第2端面とを有する筒状の本体部を準備するステップと、本体部を、本体部の中心軸周りに回転させるステップと、本体部の外周面に、回転するホブを押し当てるステップと、回転するホブを、本体部の軸方向後方側の第1端部と、本体部の軸方向前方側の第2端部との間で、本体部に対して軸方向に相対的に移動させることによって、本体部の外周面に軸方向へ連続して設けられ、冷媒の流路を画定する溝部を形成するステップとを備える。
製造方法は、回転するホブを押し当てるステップの前に、本体部の第1端面から予め定められた軸方向の位置まで本体部を切削し、溝部の底部と本体部の中心軸との間の径方向距離以下の外半径を有する円筒状の外周面領域を形成するステップをさらに備えてもよい。
製造方法は、溝部を形成するステップの後に、本体部の第1端面から予め定められた軸方向の位置まで本体部を切削し、溝部の底部と本体部の中心軸との間の径方向距離以下の外半径を有する円筒状の外周面領域を形成するステップをさらに備えてもよい。
本発明によれば、本体部に溝部を形成するために、切削工具を、本体部の軸方向後方に向かって相対的に移動させた場合、切削工具を、本体部の如何なる部分とも干渉することなく、本体部の軸方向後方の端部まで円滑に移動させることができる。これにより、溝部を本体部に効率的に形成することができるので、冷却ジャケットの製造効率を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る電動機の断面図である。 図1に示す冷却ジャケットの側面図である。 図1に示す冷却ジャケットの断面図である。 冷却ジャケットの製造方法のフローチャートを示す。 冷却ジャケットに溝部を形成する工程を説明するための図である。 本発明の他の実施形態に係る電動機の断面図である。 図6に示す冷却ジャケットの側面図である。 図6に示す冷却ジャケットの断面図である。 本発明のさらなる他の実施形態に係る電動機の断面図である。 図9に示す冷却ジャケットの側面図である。 図9に示す冷却ジャケットの断面図である。 本発明のさらなる他の実施形態に係る冷却ジャケットの側面図である。 本発明のさらなる他の実施形態に係る冷却ジャケットの側面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る電動機100の構成について説明する。なお、以下の説明においては、電動機の回転軸の軸心方向を軸方向とし、図1の紙面左方を軸方向前方、紙面右方を軸方向後方とする。
電動機100は、円柱状の内部空間101を有するハウジング102と、ハウジング102の内部空間101に固定される固定子103と、固定子103の径方向内側に回転可能に配置される回転子104と、回転子104の径方向内側において回転子104に固定される回転軸105とを備える。
ハウジング102は、軸方向後方端に位置する端壁部106と、端壁部106から軸方向前方側に向かって延びる円筒状の側壁部107とを有する。端壁部106は、端壁部106の軸方向前方側の端面108から内方に凹むように設けられた凹部109と、凹部109と同心に設けられた、端壁部106を貫通する孔110とを含む。側壁部107は、冷媒を流入させるための冷媒入口111と、冷媒を排出させるための冷媒出口112とを含む。冷媒入口111は、冷媒の供給源(図示せず)に接続されており、冷媒入口111を介して、冷媒が供給源から電動機100に導入される。また、冷媒出口112は、冷媒の回収部(図示せず)に接続されており、冷媒出口112を介して、冷媒が電動機100から排出される。なお、冷媒入口111および冷媒出口112については、後述する。
ハウジング102の側壁部107の軸方向前方側の端部には、側壁部107の内周面113から径方向外側に向かって凹む環状の凹部114が形成されている。この凹部114には、内部空間101を密閉するように、円板状の端板115が嵌着されている。内部空間101は、ハウジング102の端壁部106および側壁部107と、端板115とによって画定されている。
端板115は、端板115の軸方向後方側の端面116から内方に凹むように設けられた凹部117と、凹部117と同心に設けられた、端板115を貫通する孔118とを有する。端板115は、ボルト等の締結具によって、ハウジング102の側壁部107に固定される。
回転軸105は、軸心Oを有する、軸方向に沿って延びる円柱状の部材である。回転軸105は、軸方向後方側において、端壁部106の孔110に挿通され、端壁部106の凹部109に嵌着された軸受119によって、回転可能に支持されている。また、回転軸105は、軸方向前方側において、端板115の孔118に挿通され、端板115の凹部117に嵌着された軸受120によって、回転可能に支持されている。
回転軸105の外周面上には、磁性材料から構成された回転子104が固設されている。回転子104の径方向外側には、固定子103が配置されている。固定子103の外面には、コイル121が巻回されている。固定子103からは、コイル121に電気的に接続された動力線122が引き出されており、動力線122は、端板115に設けられた孔123を通って、電動機100の外部に設置された動力源(図示せず)に接続される。
動力源からコイル121に電流が流されると、固定子103によって、軸心Oの周りに回転磁界が生成される。回転子104は、固定子103によって生成される回転磁界によって周方向に電磁力を受け、回転軸105とともに回転する。
本実施形態に係る電動機100は、固定子103を冷却するための冷却ジャケット200を備える。以下、冷却ジャケット200について、図1〜図3を参照して、詳細に説明する。図2および図3に示すように、冷却ジャケット200は、中心軸Oを有する円筒状の本体部201と、本体部201の外周面202から径方向内側に凹むように形成された溝部203とを有する。本体部201は、例えば金属材料から作製され、軸方向後方側の第1端面2011と、軸方向前方側の第2端面2012とを有する。
本実施形態においては、溝部203は、8条螺旋溝からなり、計8条の溝部203の各々は、軸方向後方側の第1溝端部204から、軸方向前方側の第2溝端部205まで、螺旋状に連続して延びている。より具体的には、溝部203の各々は、溝部203の底部2031と、隣り合う2本の突条2032の壁面とによって画定されている。突条2032の各々は、溝部203の底部2031から径方向外側に向けて突出し、第1溝端部204から第2溝端部205まで軸方向に螺旋状に連続して延びている。
本実施形態においては、溝部203の第1溝端部204は、溝部203を画定する突条2032の軸方向後方端によって定義される。同様に、溝部203の第2溝端部205は、溝部203を画定する突条2032の軸方向前方端によって定義される。溝部203の各々は、本体部201の周方向に等間隔で配列している。溝部203は、固定子103を冷却する冷媒を通過させるための流路を画定する。なお、冷却ジャケットの機能については、後述する。
冷却ジャケット200は、本体部201の内周面2013と、固定子103の外周面1031とが圧接するように、固定子103の径方向外側に、締り嵌めによって嵌着されている。また、冷却ジャケット200は、ボルト等の締結具によって、端板115に固定されている。
なお、図1に示すように、冷却ジャケット200と、端板115との間には、例えばゴムから作製されたOリング124が介装され、Oリング124によって、冷却ジャケット200と端板115との間が密閉される。また、端板115と、ハウジング102の側壁部107との間には、Oリング125が介装され、Oリング125によって、端板115とハウジング102との間が密閉される。
冷却ジャケット200は、本体部201の外周面202と、ハウジング102の内周面113とが圧接するように、内部空間101に嵌め込まれる。これにより、冷却ジャケット200に形成された溝部203と、ハウジング102の内周面113とによって、冷媒を通過させるための流路128が画定されることになる。
本実施形態に係る冷却ジャケット200においては、本体部201は、溝部203の第1溝端部204と、本体部201の第1端面2011との間に、溝部が形成されていない第1端部領域206を含む。一方、本体部201は、溝部203の第2溝端部205と、本体部201の第2端面2012との間に、溝部が形成されていない第2端部領域207を含む。
第1端部領域206には、第1端部領域206の外周面2061から径方向内側に凹む凹部208が形成されており、凹部208は、本体部201の全周に亘って周方向に延在している。図1に示すように、電動機100を組み立てた状態においては、冷却ジャケット200は、本体部201の中心軸Oと回転軸105の軸心Oとが一致するように配置される。そして、上記凹部208にOリング126が嵌入され、冷却ジャケット200とハウジング102との間が密閉される。
次に、図1〜図3を参照して、本実施形態に係る電動機100の動作について説明する。上記したように、動力源からコイル121に電流を流して、電動機100を駆動させると、固定子103が徐々に発熱する。この場合において、固定子103を冷却すべく、冷媒の供給源から、冷媒入口111を介して、冷媒が導入される。
導入された冷媒は、ハウジング102の内周面113と、本体部201の第2端部領域207の外周面2071との間に画定された空間127に流入する。次いで、冷媒は、溝部203とハウジング102の内周面113とによって画定された冷媒流路128を軸方向後方側に向かって通過する。
上述したように、固定子103は、冷却ジャケット200の内周面2013と圧接しているので、固定子103にて発生した熱は、冷却ジャケット200へと伝導する。冷却ジャケット200へ伝導した熱は、冷媒流路128を通過する冷媒によって除去されていく。このように、冷媒を冷媒流路128に流すことによって、固定子103を冷却することができる。
冷媒流路128を通過した冷媒は、次いで、ハウジング102の内周面113と、本体部201の第1端部領域206の外周面2061との間に画定された空間129に流入する。そして、冷媒は、空間129と連通する冷媒出口112を介して、冷媒回収部へ排出される。
ここで、第1端部領域206の外周面2061は、溝部203の底部2031と、本体部201の中心軸Oとの間の径方向距離以下の外半径を有するように形成される。また、第2端部領域207の外周面2071は、溝部203の底部2031と、本体部201の中心軸Oとの間の径方向距離以下の外半径を有するように形成される。
具体的には、図3に示されているように、第1端部領域206の外周面2061の外半径をDとし、第2端部領域207の外周面2071の外半径をDとし、溝部203の底部2031と、本体部201の中心軸Oとの間の径方向距離をDとする。この場合、D、D、およびDは、D≦D、且つ、D≦Dの関係を満たすように設定される。なお、本実施形態においては、第1端部領域206および第2端部領域207の外半径DおよびDは、上述の径方向距離Dと略同じとなっている。すなわち、D≒D≒Dである。なお、この構成については、後述する。
次に、図2〜図5を参照して、冷却ジャケット200の製造方法について、説明する。本実施形態に係る製造方法においては、本体部201の溝部203を、ホブ加工によって形成する。まず、ステップS1において、第1端面2011と第2端面2012とを有する円筒状の本体部201を準備する。次いで、ステップS2において、本体部201を、ホブ盤に設置し、本体部201の中心軸O周りに回転させる。
次いで、ステップS3において、本体部201の第1端面2011から予め定められた軸方向の位置まで、本体部201の外周面202から径方向内側に凹むように本体部201を切削し、円筒状の外周面2061を有する第1端部領域206を形成する。なお、上述したように、第1端部領域206の外周面2061は、溝部203の底部2031と本体部201の中心軸Oとの間の径方向距離D以下の外半径Dを有するように、形成される。
次いで、ステップS4において、本体部201の第2端面2012から予め定められた軸方向の位置まで、本体部201の外周面202から径方向内側に凹むように本体部201を切削し、円筒状の外周面2071を有する第2端部領域207を形成する。上述したように、第2端部領域207の外周面2071は、溝部203の底部2031と本体部201の中心軸Oとの間の径方向距離D以下の外半径Dを有するように、形成される。
次いで、ステップS5において、ホブ盤に設置されたホブを回転させ、本体部201の外周面に、回転するホブを押し当てる。具体的には、図5の右側のホブ250に示すように、ホブ250の先端251を、第1端部領域206の外周面2061に当接させる。
次いで、ステップS6において、回転するホブを、本体部201の第1端部領域206から第2端部領域207まで、本体部201に対して軸方向に相対的に移動させ、溝部203を形成する。具体的には、本体部201とホブ250とを、それぞれ、予め定められた速度で回転させつつ、図5中の矢印Aに示すように、ホブ250を、軸方向前方に相対的に移動させる。このようにして、第1溝端部204から第2溝端部205まで延びる溝部203が、形成される。
上述したように、本実施形態に係る冷却ジャケット200においては、溝部203の第1溝端部204と、本体部201の第1端面2011との間、および、溝部203の第2溝端部205と、本体部201の第2端面2012との間に、溝部203の底部2031よりも径方向外側に位置する部分が形成されていない。この構成により、冷却ジャケット200の製造効率を向上させることができる。
これについて、図2、図3、および図5を参照して、以下に詳細に説明する。上述の製造方法にて説明したように、冷却ジャケット200の本体部201に溝部203を形成する場合、ホブ250を、本体部201の軸方向後方側から軸方向前方側に向けて、本体部201に対して相対的に移動させる。このようにホブ250を用いて溝部203を形成している間、ホブ250の先端251は、溝部203の底部2031の径方向位置、すなわち、本体部201の中心軸Oから径方向距離Dの位置に配置されている。
ここで、上述したように、本実施形態に係る冷却ジャケット200においては、第1端部領域206の外周面2061、および第2端部領域207の外周面2071は、溝部203の底部2031と、本体部201の中心軸Oとの間の径方向距離D以下の外半径DおよびDを有するように形成されている。したがって、溝部203の第1溝端部204と、本体部201の第1端面2011との間に、溝部203の底部2031よりも径方向外側に位置する部分が形成されていない。
これにより、切削工具250を本体部201の軸方向後方側から軸方向前方側に向けて相対的に移動させた場合に、切削工具250の先端251が、第1端部領域206および第2端部領域207において本体部201と干渉することがない。このため、切削工具250を、本体部201の軸方向前方の端部まで円滑に移動させることができる。その結果、溝部203を本体部201に効率的且つ均一に形成することができるので、冷却ジャケット200の製造効率を向上させることができる。
さらに、本実施形態によれば、加工時において、切削工具250が、冷却ジャケット200の部材に衝突してしまうのを防止することができる。このため、切削工具250を破損してしまうのを防ぐことができるとともに、冷却ジャケット200に傷を付けてしまうのを防ぐことができる。
また、本実施形態によれば、溝部203を形成するのにホブを用いることが可能となる。これにより、より多くの条数の溝部203を、本体部201に同時に形成することができるので、加工時間を短縮させることができる。その結果、製造効率をさらに向上させることができる。
また、このように、より多くの条数の溝部203を本体部201に形成することが可能となるので、溝部203の総表面積を増大させることができる。これにより、冷却ジャケット200の冷却性能を向上させることができる。また、それぞれの溝の深さをより浅くすることができるので、本体部201の切削加工量を削減することもできる。
次に、図6〜図8を参照して、本発明の他の実施形態に係る電動機300について、説明する。なお、上述の実施形態と同様の部材には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。電動機300は、ハウジング102、固定子103、回転子104、および回転軸105と、冷却ジャケット400とを備える。
冷却ジャケット400は、中心軸Oを有する円筒状の本体部401と、本体部401の外周面402から径方向内側に凹むように形成された溝部403とを有する。本体部401は、軸方向後方側の第1端面4011と、軸方向前方側の第2端面4012とを有する。溝部403は、8条螺旋溝からなり、計8条の溝部403の各々は、本体部401の第1端面4011から第2端面4012まで、螺旋状に連続して延びている。
具体的には、溝部403の各々は、溝部403の底部4031と、隣り合う2本の突条4032の壁面とによって画定されている。これら溝部403の各々は、本体部401の周方向に略等間隔で配列している。溝部403は、固定子103を冷却する冷媒を通過させるための流路を画定する。ここで、本実施形態に係る冷却ジャケット400においては、溝部403は、本体部401の第1端面4011および第2端面4012の双方に接続するように軸方向に延びている。
次に、本実施形態に係る冷却ジャケット400製造方法について説明する。まず、第1端面4011と第2端面4012とを有する円筒状の本体部401を準備する。次いで、本体部401を、ホブ盤に設置し、本体部401の中心軸O周りに回転させる。次いで、ホブ盤に設置されたホブを回転させ、本体部401の外周面402における、第1端面4011の位置に、回転するホブを押し当てる。次いで、回転するホブを、本体部401の第1端面4011から第2端面4012まで、本体部401に対して軸方向に相対的に移動させ、溝部403を形成する。
本実施形態に係る冷却ジャケット400によれば、上述の実施形態と同様に、溝部403を形成すべく、切削工具を本体部401の軸方向後方側から軸方向前方側に向けて相対的に移動させた場合に、切削工具の先端が、本体部401と干渉することを防止することができる。これにより、溝部403を本体部401に効率的且つ均一に形成することができるので、冷却ジャケット400の製造効率を向上させることができる。
また、加工時において、切削工具が、冷却ジャケット400の部材に衝突してしまうのを防止することができるので、切削工具を破損してしまうのを防ぐことができるとともに、冷却ジャケット400に傷を付けてしまうのを防ぐことができる。
また、本実施形態によれば、溝部403を形成するのにホブを用いることが可能となる。これにより、より多くの条数の溝部403を、本体部401に同時に形成することができるので、加工時間を短縮させることができる。その結果、製造効率をさらに向上させることができる。
また、本実施形態によれば、より多くの条数の溝部403を、本体部401の第1端面4011から第2端面4012に亘って形成することが可能となる。このため、冷却ジャケット400の外周面402に占める溝部403の割合を大きくすることができるので、溝部403の総表面積をさらに増大させることができる。その結果、冷却ジャケット400の冷却性能をさらに向上させることができる。また、それぞれの溝の深さをより浅くすることができるので、本体部401の切削加工量を削減することもできる。
なお、上述したように、本実施形態においては、計8条の溝部403が、全て、本体部401の軸方向後方の第1端面4011と、軸方向前方の第2端面4012とに接続している。したがって、ハウジング102の側壁部107には、8条の溝部403の各々に連通するように、冷媒を流入させるための冷媒入口311、および冷媒を排出するための冷媒出口312が、形成される。
例えば、8条の溝部403の溝端部405の各々の位置に対応するように、計8個の冷媒入口311が、周方向に略等間隔に配列して側壁部107に形成される。これらの冷媒入口311によって、冷媒供給源から送られた冷媒を、溝部403の各々に導入することができる。
同様に、8条の側溝部403の溝端部404の各々の位置に対応するように、計8個の冷媒出口312が、周方向に略等間隔に配列して側壁部107に形成される。これらの冷媒出口312によって、冷媒通路128を通過した冷媒を、冷媒回収部に排出することができる。
また、本実施形態に係る冷却ジャケット400を製造した後に、本体部401を切削加工し、上述した端部領域206(または、端部領域207)に相当する領域を形成してもよい。具体的には、上述した冷却ジャケット400の製造方法において、溝部403を形成するステップの後に、本体部401の第1端面4011(または、第2端面4012)から、予め定められた軸方向の位置まで本体部401を切削し、円筒状の外周面領域を形成する。この場合、外周面領域は、溝部403の底部4031と本体部403の中心軸Oとの間の径方向距離以下の外半径を有するように形成してもよい。
次に、図9〜図11を参照して、本発明のさらなる他の実施形態に係る電動機500について説明する。なお、上述の実施形態と同様の部材には同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。電動機500は、ハウジング102、固定子103、回転子104、および回転軸105と、冷却ジャケット600とを備える。
冷却ジャケット600は、中心軸Oを有する円筒状の本体部601と、本体部601の外周面602から径方向内側に凹むように形成された溝部603と、本体部601の軸方向前方側の端部に設けられ、本体部601から径方向外側に向かって拡径するフランジ部610とを有する。本体部601は、軸方向後方の第1端面6011と、軸方向前方の第2端面6012とを有する。
溝部603は、8条螺旋溝からなり、計8条の溝部603の各々は、軸方向後方側の溝端部604から、軸方向前方側の溝端部605まで、螺旋状に連続して延びている。より具体的には、溝部603の各々は、溝部603の底部6031と、隣り合う2本の突条6032の壁面とによって画定されている。突条6032の各々は、溝部603の底部6031から径方向外側に向けて突出し、第1溝端部604から第2溝端部605まで軸方向に螺旋状に連続して延びている。
本実施形態においては、溝部603の第1溝端部604は、溝部603を画定する突条6032の軸方向後方端によって定義される。同様に、溝部603の第2溝端部605は、溝部603を画定する突条6032の軸方向前方端によって定義される。溝部603の各々は、本体部601の周方向に略等間隔で配列している。溝部603は、固定子103を冷却する冷媒を通過させるための流路を画定する。
本実施形態に係る冷却ジャケット600においては、本体部601は、溝部603の軸方向後方の端部604と、本体部601の第1端面6011との間に、溝部が形成されていない第1端部領域606を含む。一方、本体部601は、溝部603の軸方向前方の第2端部605と、本体部601の第2端面6012との間に、溝部が形成されていない端部領域615を含む。第2端部領域615は、上述のフランジ部610と、フランジ部610と第2溝端部605との間に形成された円筒状の外周面6151とを含む。
第1端部領域606には、第1端部領域606の外周面6061から径方向内側に凹む凹部607および608が形成されており、凹部607および608は、互いに平行となるように、本体部601の全周に亘って周方向に延在している。図9に示すように、電動機500を組み立てた状態においては、この凹部607および608に、Oリング502および503が嵌入され、冷却ジャケット600とハウジング102との間を密閉する。
また、フランジ部610には、フランジ部610の外周面6101から径方向内側に凹む凹部611および612が形成されており、凹部611および612は、互いに平行となるように、フランジ部610の全周に亘って周方向に延在している。図9に示すように、電動機600を組み立てた状態においては、フランジ部610は、ハウジング102の側壁部107の軸方向前方側の端部において、内周面113から径方向外側に凹むように形成された凹部501に嵌入される。そして、フランジ部610の凹部611および612に、Oリング504および505が嵌入され、冷却ジャケット600とハウジング102との間を密閉する。
ここで、第1端部領域606の外周面6061は、溝部603の底部6031と、本体部601の中心軸Oとの間の径方向距離以下の外半径を有するように形成される。より具体的には、図11に示されているように、第1端部領域606の外周面6061の外半径をDとし、溝部603の底部6031と、本体部601の中心軸Oとの間の径方向距離をDとする。この場合、DおよびDは、D≦Dの関係を満たすように設定される。なお、本実施形態においては、第1端部領域606の外半径Dは、上述の径方向距離Dと略同じとなっている。すなわち、D≒Dである。
また、本実施形態においては、フランジ部610は、本体部601から径方向外側に向かって拡径するように形成されており、第1端部領域606の外半径D、および上述の径方向距離Dよりも大きい外半径Dを有している。すなわち、D≧D≒Dとなっている。なお、フランジ部610と第2溝端部605との間に形成された外周面6151は、上述の径方向距離D以下の外半径を有してもよい。
次に、本実施形態に係る冷却ジャケット600の製造方法について説明する。まず、第1端面6011および第2端面6012を有する円筒状の本体部601を準備する。次いで、本体部601を、ホブ盤に設置し、本体部601の中心軸O周りに回転させる。
次いで、本体部601の第1端面6011から予め定められた軸方向の位置まで、本体部601の外周面602から径方向内側に凹むように本体部601を切削し、円筒状の外周面6061を有する第1端部領域606を形成する。次いで、本体部601の第2端面6012から予め定められた軸方向の位置まで本体部601を切削し、フランジ部610と外周面6151とを含む第2端部領域615を形成する。
次いで、ホブ盤に設置されたホブを回転させ、本体部601の第2端部領域615における外周面6151に、回転するホブを当接させる。次いで、回転するホブを、本体部601の第2端部領域615から第1端部領域606まで、本体部601に対して軸方向に相対的に移動させ、溝部603を形成する。
本実施形態に係る冷却ジャケット600によれば、溝部603を形成するために、切削工具を、本体部601の軸方向前方側(具体的には、第2端部領域615の外周面6151)から、軸方向後方側(具体的には、第1端部領域606)に向けて相対的に移動させることによって、切削工具の先端が、本体部601と干渉することを防止することができる。これにより、溝部603を本体部601に効率的且つ均一に形成することができるので、冷却ジャケット600の製造効率を向上させることができる。
さらに、加工時において、切削工具が、冷却ジャケット600の部材に衝突してしまうのを防止することができるので、切削工具を破損してしまうのを防ぐことができるとともに、冷却ジャケット600に傷を付けてしまうのを防ぐことができる。
また、本実施形態によれば、溝部603を形成するのにホブを用いることが可能となる。これにより、より多くの条数の溝部603を、本体部601に同時に形成することができるので、加工時間を短縮させることができる。その結果、製造効率をさらに向上させることができる。
また、このように、より多くの条数の溝部603を本体部601に形成可能となることから、溝部603の総表面積を増大させることができる。これにより、冷却ジャケット600の冷却性能を向上させることができる。また、それぞれの溝の深さをより浅くすることができるので、本体部601の切削加工量を削減することもできる。
また、本実施形態によれば、冷却ジャケット600を固定子103に嵌着させるといった作業等において、フランジ部610を把持することによって、冷却ジャケット600を容易に運搬することができる。これにより、作業効率を向上させることができる。
また、本実施形態においては、冷却ジャケット600とハウジング102との間を密閉するためのOリング502、503、504、および505を、冷却ジャケット600に形成された凹部607、608、611、および612に収容する構成となっている。これにより、ハウジング102等の冷却ジャケット600以外の部材に、凹部を形成するための加工を施す必要がなくなるので、製造コストを削減することができる。
なお、図1〜図3に示す冷却ジャケット200においては、第1端部領域206および第2端部領域207の外周面2061および2071が、溝部203の底部2031と本体部201の中心軸Oとの間の径方向距離Dと略同じ外半径DおよびDを有するように形成された場合(すなわち、D≒D≒D)について述べた。しかしながら、これに限らず、第1端部領域および/または第2端部領域の外周面が、溝部の底部と本体部の中心軸との間の径方向距離よりも小さい外半径を有するように形成されてもよい。
この構成について、図12を参照して、簡単に説明する。図12に示す冷却ジャケット700においては、溝部703の第1溝端部704と、本体部701の第1端面7011との間の第1端部領域706に、第1端部領域706の外周面7061から径方向内側に凹む小径部7062が、形成されている。この小径部7062は、第1端部領域706の外周面7061の周方向に連続するように設けられている。
一方、溝部703の第2溝端部705と、本体部701の第2端面7012との間の第2端部領域707には、第2端部領域707の外周面7071から径方向内側に凹む小径部7072が、形成されている。この小径部7072は、第1端部領域706の外周面7071の周方向に連続するように設けられている。
また、図6〜図8に示す実施形態においては、溝部403が本体部401の第1端面4011および第2端面4012まで延びている場合について述べた。しかしながら、これに限らず、溝部が、本体部の軸方向一方の端面まで延び、且つ、本体部の軸方向他方側の端部には、上述の実施形態に述べたような端部領域が形成されていてもよい。
この構成について、図13を参照して、簡単に説明する。図13に示す冷却ジャケット800においては、溝部803は、本体部801の第1端面8011から、本体部801の第2端面8012の軸方向後方側に位置する第2溝部端部806まで延びている。本体部801の第2端面8012と第2溝部端部806との間には、溝部が形成されていない第2端部領域807が形成されている。上述の実施形態と同様に、第2端部領域807の外周面8071は、溝部803の底部と、本体部801の中心軸との間の径方向距離以下の外半径を有するように形成されてもよい。
図12および図13に示す実施形態においても、溝部を形成する場合に、切削工具を、本体部の軸方向端部まで円滑に移動させることができるので、上述の実施形態と同様に、冷却ジャケットの製造効率を向上させることができる。
なお、上述した実施形態においては、冷却ジャケットが円筒状である場合について述べたが、これに限らず、冷却ジャケットは、例えば6角形のような多角形、楕円形、または他の任意の形状の内周面を有する、筒状の部材であってもよい。
また、上述した実施形態においては、第1端部領域および第2端部領域が、円筒状である場合について述べた。しかしながら、これに限らず、第1端部領域および/または第2端部領域は、溝部の底部よりも径方向外側に位置する部分を含まない限りにおいて、例えば、多角形、楕円形、歯車形、星形のような、如何なる他の形状を有していてもよい。
また、上述した実施形態においては、溝部を螺旋溝として形成した場合について述べた。しかしながら、これに限らず、溝部を、直線状、または任意の曲線状に延びるように形成してもよい。また、溝部は、1条溝であってもよいし、または任意の条数の溝であってもよい。
また、上述した冷媒入口および/または冷媒出口は、ハウジングの側壁部に1つ設けられてもよいし、または、ハウジングの側壁部において、周方向に等間隔に配列するように複数形成されてもよい。また、冷媒入口および/または冷媒出口は、周方向に任意の間隔で配列するように設けられてもよい。また、冷媒入口および/または冷媒出口は、周方向に連続して延びるように形成されてもよい。
また、上述した実施形態においては、冷媒が、軸方向前方側に設けられた冷媒入口から軸方向後方側に設けられた冷媒出口まで、軸方向の一方向に流れるように、溝部が形成された場合について述べた。しかしながら、これに限らず、例えば、冷媒入口および冷媒出口の双方を軸方向前方側に設け、冷媒が、軸方向前方側から後方側、次いで後方側から前方側へと循環して流れるように、溝部が形成されてもよい。
また、上述した実施形態においては、本発明に係る冷却ジャケットを電動機に適用した場合について述べた。しかしながら、これに限らず、本発明に係る冷却ジャケットは、例えば発電機のような回転電機に適用することができる。
以上、発明の実施形態を通じて本発明を説明したが、上述の実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが、発明の解決手段に必須であるとは限らない。さらに、上述の実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
100,300,500 電動機
102 ハウジング
103 固定子
104 回転子
111,311 冷媒入口
112,312 冷媒出口
115 端板
121 コイル
122 動力線
200,400,600,700,800 冷却ジャケット
201,401,601,701,801 本体部
2011,4011,6011,7011,8011 第1端面
2012,4012,6012,7012,8012 第2端面
203,403,603,703,803 溝部
2031,4031,6031 溝部底部
204,205,404,405,604,605,704,705,805 溝端部

Claims (13)

  1. 回転電機の固定子の径方向外側に配置される冷却ジャケットであって、
    軸方向一方側の第1端面と、軸方向他方側の第2端面とを有する筒状の本体部と、
    前記本体部の外周面に軸方向へ連続して設けられ、冷媒の流路を画定する溝部と、を備え、
    前記本体部の前記軸方向一方側に位置する前記溝部の第1端部と、前記本体部の第1端面との間に、前記溝部の底部よりも径方向外側に位置する部分を含まない、冷却ジャケット。
  2. 前記溝部の第1端部と、前記本体部の第1端面との間に、前記溝部の底部と前記本体部の中心軸との間の径方向距離以下の外半径を有する円筒状の外周面領域を備える、請求項1に記載の冷却ジャケット。
  3. 前記本体部の前記軸方向他方側に位置する前記溝部の第2端部と、前記本体部の第2端面との間に、前記溝部の底部と前記本体部の中心軸との間の径方向距離以下の外半径を有する円筒状の外周面領域を備える、請求項1または2に記載の冷却ジャケット。
  4. 前記本体部の前記軸方向他方側に位置する前記溝部の第2端部と、前記本体部の第2端面との間に、前記溝部の底部と前記本体部の中心軸との間の径方向距離よりも大きい外半径を有する円筒状の外周面領域を備える、請求項1または2に記載の冷却ジャケット。
  5. 回転電機の固定子の径方向外側に配置される冷却ジャケットであって、
    軸方向一方側の第1端面と、軸方向他方側の第2端面とを有する筒状の本体部と、
    前記本体部の外周面に軸方向へ連続して設けられ、冷媒の流路を画定する溝部と、を備え、
    前記溝部は、前記本体部の前記第1端面および前記第2端面の少なくとも一方まで延びる、冷却ジャケット。
  6. 前記溝部は、前記本体部の軸方向に螺旋状に連続して延びる、請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷却ジャケット。
  7. 前記溝部は、多条溝である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の冷却ジャケット。
  8. 前記溝部は、ホブ加工によって形成される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の冷却ジャケット。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の冷却ジャケットを備える、固定子。
  10. 請求項9に記載の固定子を備える、回転電機。
  11. 回転電機の固定子の径方向外側に配置される冷却ジャケットを製造する方法であって、
    軸方向一方側の第1端面と、軸方向他方側の第2端面とを有する筒状の本体部を準備するステップと、
    前記本体部を、該本体部の中心軸周りに回転させるステップと、
    前記本体部の外周面に、回転するホブを押し当てるステップと、
    前記回転するホブを、前記本体部の前記軸方向一方側の第1端部と、前記本体部の前記軸方向他方側の第2端部との間で、前記本体部に対して軸方向に相対的に移動させることによって、前記本体部の外周面に軸方向へ連続して設けられ、冷媒の流路を画定する溝部を形成するステップと、を備える、製造方法。
  12. 前記回転するホブを押し当てるステップの前に、前記本体部の第1端面から予め定められた軸方向の位置まで前記本体部を切削し、前記溝部の底部と前記本体部の中心軸との間の径方向距離以下の外半径を有する円筒状の外周面領域を形成するステップをさらに備える、請求項11に記載の製造方法。
  13. 前記溝部を形成するステップの後に、前記本体部の第1端面から予め定められた軸方向の位置まで前記本体部を切削し、前記溝部の底部と前記本体部の中心軸との間の径方向距離以下の外半径を有する円筒状の外周面領域を形成するステップをさらに備える、請求項11に記載の製造方法。
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