JP2014164471A - Lsiおよび情報処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ディープパワーダウンモード(DPM)を備えるSPIフラッシュメモリに、接続されるコントローラLSIにおいて、フラッシュメモリをDPMに遷移させた後、コントローラLSI自身が低消費電力モードに遷移して、RAMのデータが揮発するために、低消費電力モードから復帰しても、フラッシュメモリをDPMから復帰させることができないという問題の発生を防止する。
【解決手段】コントローラLSIは、CPUと、RAMと、フラッシュメモリにSPIコマンドを送信するためのSPI制御部を備える。SPIコマンドには、フラッシュメモリをDPMに遷移させるパワーダウンコマンドとDPMから復帰させる復帰コマンドが含まれる。コントローラLSIは、低消費電力モードから復帰したときに、フラッシュメモリがDPMにあるかノーマルモードにあるかに関わらず、コントロール部からフラッシュメモリに復帰コマンドを送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、パワーダウンモードを備える周辺装置を制御するコントローラLSI(Large Scale Integrated circuit)及びそれを搭載した情報処理システムに関し、特にコントローラLSI自身も低消費電力モードに遷移させることができる情報処理システムに好適に利用できるものである。
昨今の社会全体におけるエネルギー効率化の動きに合わせて、半導体システムの低消費電力化が必須要求となりつつある。CPU(Central Processing Unit)を搭載したマイコンだけでなく、外付けされる周辺装置である、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等にも低消費電力モードを搭載した製品が増えつつある。外付けROMは、従来の並列アクセス可能なパラレルのNOR型フラッシュメモリ(登録商標)(NOR-Flash)から、同等の機能を少ないピン数にて実現できるSPI NOR-Flashに移行しつつある。SPI NOR-Flashは小ピンにて同等の機能を実現するために、オンボードIC(Integrated Circuit)間通信の方式の一つであるSPI(Serial Peripheral Interface)通信の通信路を介して、コマンドベースでアクセスできる仕様となっている。最近のデバイスでは、ディープパワーダウン(DPD: Deep Power Down)モード(DPM)と呼ばれる、低消費電力モード機能を有しており、この機能もコマンドベースで実行可能である。DPコマンド(Deep Power Downコマンド)によってディープパワーダウンモードに遷移し、RES(REleaSe from Deep Power Down)コマンドによってディープパワーダウンモードからノーマルモードに復帰する。この機能を使用するために、コントローラとなるLSI側にも、この機能を使用するための機能を実装する要求が増えてきている。
特許文献1には、NOR型フラッシュメモリの消費電力を低減する技術が開示される。NOR型フラッシュメモリは、ディープパワーダウンモードに遷移して消費電力を低減する、DPD機能を備えており、接続されるメモリ制御部から供給されるDPD信号に応答して、DPD状態に遷移し、DPD状態から復帰する。メモリ制御部は、あらかじめ設定された規定時間内に、NOR型フラッシュメモリへのアクセス要求を受け取らなかった場合に、NOR型フラッシュメモリをDPD状態に遷移させる。
特開2010−55419号公報
特許文献1について本発明者が検討した結果、以下のような新たな課題があることがわかった。
上記のような、NOR型フラッシュメモリなどの制御される側の周辺装置に限らず、そのような周辺装置を制御する側の、マイコンなどの種々のコントローラLSIも、同等の低消費電力モードを備える場合がある。低消費電力モードには種々のレベルがある。例えば、電源電圧を低下させる、動作クロック周波数を低下させあるいは停止させる、部分的に不要な機能ブロックへの電源供給を停止する、などである。特に消費電力を低く抑えるためには、できる限り多くの部分への電源供給を停止する、ディープパワーダウンモードが有効である。例えばコントローラLSIがCPUとRAMを内蔵するマイコンで、外付けされるROMからRAMに転送されるプログラムでCPUを動作させる場合、CPUとRAMへの電源供給を停止する、ディープパワーダウンモードに遷移するものがある。このような低消費電力モードに遷移すると、RAMへの電源供給が遮断されるので、RAMに転送されたプログラムと保持されていた中間データは揮発してしまう。
上記のようなコントローラLSIを、ディープパワーダウンモードを備える、NOR型フラッシュメモリその他の周辺装置を制御するために用いた場合、特に、コントローラLSIと周辺装置がコマンドベースでのみ制御される構成の場合に、以下に述べるような問題が発生する。コントローラLSIは、ディープパワーダウンモードを備える周辺装置をディープパワーダウンモードに遷移させるために、パワーダウンコマンド(DPコマンド)を送信する。ディープパワーダウンモードから復帰させるためには、コントローラLSIは、周辺装置に対して、復帰コマンド(RESコマンド)を発行する。コントローラLSIは、周辺装置をディープパワーダウンモードに遷移させたという情報を、ステートまたは中間データとして記憶しており、復帰させる必要が生じたときに、周辺装置に対して復帰コマンド(RESコマンド)を発行する。そのため、コントローラLSIは、周辺装置をディープパワーダウンモードに遷移させた後に、復帰させるまでは、内部の揮発性メモリに格納された内容を揮発させるような、低消費電力モード(例えばディープパワーダウンモード)には遷移することができない。仮に、周辺装置をディープパワーダウンモードに遷移させた後に、コントローラLSIが内部の揮発性メモリに格納された内容を揮発させるような、低消費電力モードに遷移すると、周辺装置をディープパワーダウンモードに遷移させたという情報(ステートや中間データ)も揮発してしまい、復帰させる必要が生じたときに、復帰コマンド(RESコマンド)を発行することができないためである。
このような課題を解決するための手段を以下に説明するが、その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態によれば、下記の通りである。
すなわち、パワーダウンコマンドによってパワーダウンモードに遷移し、復帰コマンドによってパワーダウンモードからノーマルモードに復帰する、周辺装置に、接続可能なコントローラLSIであって、以下のように構成される。コントローラLSIは、CPUと、CPUからアクセス可能な揮発性メモリと、パワーダウンコマンドと復帰コマンドを含むコマンドを周辺装置に送信するためのコントロール部を備える。コントローラLSIは、揮発性メモリに格納されるデータが揮発する、低消費電力モードを含む複数の動作モードを備える。コントローラLSIは、低消費電力モードから復帰したときに、周辺装置がパワーダウンモードにあるかノーマルモードにあるかに関わらず、コントロール部から復帰コマンドを送信する。
前記一実施の形態によって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、周辺装置をパワーダウンモードに遷移させた後、コントローラLSI自身が低消費電力モードに遷移して、揮発性メモリに格納されるデータが揮発するために、コントローラLSI自身が低消費電力モードから復帰しても、周辺装置をパワーダウンモードから復帰させることができないという問題の発生を防止することができる。
図1は、実施形態1に係るLSIの構成を表すブロック図である。 図2は、実施形態2に係るコントローラLSIの構成を表すブロック図である。 図3は、実施形態3に係るコントローラLSIの構成を表すブロック図である。 図4は、実施形態3に係るコントローラLSIの動作を表すフローチャートである。 図5は、実施形態4に係るコントローラLSIの構成を表すブロック図である。 図6は、実施形態5に係るコントローラLSIの構成を表すブロック図である。 図7は、実施形態6に係るコントローラLSIの構成を表すブロック図である。 図8は、実施形態6に係るコントローラLSIの動作を表すフローチャートである。
1.実施の形態の概要
先ず、本願において開示される代表的な実施の形態について概要を説明する。代表的な実施の形態についての概要説明で括弧を付して参照する図面中の参照符号はそれが付された構成要素の概念に含まれるものを例示するに過ぎない。
〔1〕<低消費電力モードからの復帰時にRESコマンドを送信>
代表的な実施の形態に係るLSI(1)は、以下のように構成される。
前記LSIは、周辺装置(10)に、接続可能に構成される。前記周辺装置は、パワーダウンコマンド(DPコマンド)によってパワーダウンモード(DPM)に遷移し、復帰コマンド(RESコマンド)によって前記パワーダウンモードからノーマルモード(Normal Mode)に復帰し、前記パワーダウンモードでは前記復帰コマンド以外のコマンドを受信しても動作状態が前記パワーダウンモードに維持される。
CPU(7)と、前記CPUからアクセス可能な揮発性メモリ(RAM)(3)と、前記パワーダウンコマンドと前記復帰コマンドを含むコマンドを前記周辺装置に送信するためのコントロール部(2)を備える。また、前記揮発性メモリに格納されるデータが揮発する低消費電力モードを含む複数の動作モードを備える。前記低消費電力モードから復帰したときに前記コントロール部から前記周辺装置に前記復帰コマンドを送信可能に構成される。
これにより、前記周辺装置をパワーダウンモードに遷移させた後、前記LSI自身が低消費電力モードに遷移して、前記揮発性メモリに格納されるデータが揮発するために、前記LSI自身が低消費電力モードから復帰しても、前記周辺装置をパワーダウンモードから復帰させることができないという問題の発生を防止することができる。
〔2〕<ブートシーケンスの冒頭にRESコマンドを送信>
項1において、前記LSIは、ブートシーケンスを実行可能なブートコントローラ(15)をさらに備える。前記ブートコントローラは前記ブートシーケンスを実行することにより、前記CPUで実行可能なプログラムを前記周辺装置から前記揮発性メモリに読み込み可能に構成される。前記ブートシーケンスは、前記プログラムの読み込みの前に、前記コントロール部から前記周辺装置に前記復帰コマンドを送信(ステップ35)可能に構成される。
これにより、前記LSI自身が低消費電力モードに遷移して、前記揮発性メモリに格納される、自身のCPUのためのプログラムが揮発するために、前記LSI自身が低消費電力モードから復帰しても、前記周辺装置をパワーダウンモードから復帰させることができないという問題の発生を防止することができる。CPUのためのプログラムは、再度正常に前記揮発性メモリに読み込まれる。
〔3〕<SPI NOR-flash ROM>
項2において、前記周辺装置は、ディープパワーダウンモード(DPM)を備えるフラッシュメモリ(10_1)であり、前記LSIは、前記コントロール部により前記周辺装置に、前記パワーダウンコマンドと前記復帰コマンドを含む前記コマンドを送信するための、SPI通信規格に準拠するシリアル通信端子(24)を備える。
これにより、前記周辺装置が、SPI通信規格に準拠するシリアル通信によってアクセスされる、フラッシュメモリ(SPI NOR-flash ROM)であるときにも、ディープパワーダウンモード(DPM)から適切に復帰させることができる。
〔4〕<RESコマンド発行を伴う復帰をサポートするか否かの切替>
項2において、前記LSIは、前記ブートシーケンスにおいて、前記プログラムの読み込みの前に、前記コントロール部から前記周辺装置に前記復帰コマンドを送信するか送信せずに前記プログラムの読み込みを実行するかを選択(ステップ33)可能に構成される。
これにより、前記LSIが、復帰コマンド(RESコマンド)発行を伴う復帰をサポートする必要がない場合に、復帰に要する時間を短縮することができる。
〔5〕<RESコマンドを送信後、所定時間待って通常コマンドを発行>
項1から項4のうちのいずれか1項において、前記LSIは、前記低消費電力モードから復帰したときに前記コントロール部から前記周辺装置に前記復帰コマンドを送信した後、所定時間待って(ステップ36)、復帰コマンド以外の通常コマンドの発行を開始可能に構成される。
これにより、前記周辺装置が、前記パワーダウンモードからの復帰に時間がかかる場合であっても、その時間を待つことができ、前記パワーダウンモードからの復帰後に正常に動作させることができる。例えば、項2または項3記載のフラッシュメモリの場合、正常にブートシーケンスを開始することができる。
〔6〕<RESコマンドを複数回送信後、通常コマンドを発行>
項1から項4のうちのいずれか1項において、前記LSIは、前記低消費電力モードから復帰したときに前記コントロール部から前記周辺装置に前記復帰コマンドを複数回送信した後、復帰コマンド以外の通常コマンドの発行を開始可能に構成される。
これにより、前記周辺装置が、前記パワーダウンモードからの復帰に時間がかかる場合であっても、その時間を待つことができ、前記パワーダウンモードからの復帰後に正常に動作させることができる。例えば、項2または項3記載のフラッシュメモリの場合、正常にブートシーケンスを開始することができる。
〔7〕<復帰時のRESコマンド発行回数を指定する端子>
項6において、前記LSIは、前記低消費電力モードから復帰するときに前記コントロール部から前記周辺装置に送信される前記復帰コマンドの回数を指定可能な、端子(26)を備える。
これにより、前記周辺装置が、前記パワーダウンモードからの復帰にかかる時間が、その品種や仕様によって異なる場合であっても、適切な時間に調整して適合させることができ、その設定を端子電圧の固定によって実装することができる。
〔8〕<RESコマンドを送信後、外付け周辺装置からの所定の応答を待って、通常コマンドを発行>
項1から項4のうちのいずれか1項において、前記LSIは、前記低消費電力モードから復帰したときに前記コントロール部から前記周辺装置に前記復帰コマンドを送信する。その後、前記周辺装置からの所定のデータの読み出しを要求する読み出しコマンドを発行し、前記読み出しコマンドに対する応答が所定の期待値と一致するのを待って、前記復帰コマンド以外の通常コマンドの発行を開始可能に構成される。
これにより、前記周辺装置が、前記パワーダウンモードからの復帰にかかる時間が、その品種や仕様によって異なる場合であっても、復帰までの待ち時間が適切な時間に自動的に調整される。
〔9〕<SPI NOR-flash ROMに所定のテストパターン>
項8において、前記周辺装置は、ディープパワーダウンモード(DPM)を備えるフラッシュメモリ(10_1)であり、前記フラッシュメモリの所定のアドレスには所定のテストパターンデータ(Test Pattern)が格納される。
前記読み出しコマンドは、前記アドレスからのデータの読み出しコマンドであり、前記LSIは、前記読み出しコマンドに対する応答が前記テストパターンと一致するのを待って、前記復帰コマンド以外の通常コマンドの発行を開始する。
これにより、前記周辺装置が、ディープパワーダウンモードを備えるフラッシュメモリであり、ディープパワーダウンモードからの復帰の時間が品種や仕様によって変わるときに、ディープパワーダウンモードから適切に復帰させることができる。特に、ディープパワーダウンモードからの復帰に要する時間が明らかでない場合や一定しない場合であっても、確実に復帰したことを確認した後に、通常動作を再開することができる。
〔10〕<RESコマンドのコマンドコードを設定可能>
項1から項4のうちのいずれか1項において、前記LSIは、前記復帰コマンドに割り当てられるコマンドコードを変更可能に構成される。
これにより、前記周辺装置の復帰コマンドに割り当てられるコマンドコードが、特定のコードでない場合にも、適宜変更して適合させることができる。例えば、項2または項3記載のフラッシュメモリの場合、RESコマンドに現在慣用されているコマンドコードは16進表現でABであるが、これが変更された場合であっても、適宜変更して適合させることができる。
〔11〕<RESコマンドのコマンドコードを設定可能なレジスタ>
項10において、前記LSIは、前記コマンドコードを保持可能で、外部から書き換え可能なレジスタ(18)を備える。
これにより、前記周辺装置の復帰コマンドに割り当てられるコマンドコードが、特定のコードでない場合にも、自由に変更して適合させることができる。例えば、項2または項3記載のフラッシュメモリの場合、RESコマンドに現在慣用されているコマンドコードは16進表現でABであるが、これが変更された場合であっても、自由に変更して適合させることができる。
〔12〕<情報処理システム; LPモードからの復帰時にRESコマンドを送信>
周辺装置(10)とLSI(1)とを含んで構成される情報処理システムであって、以下のように構成される。
周辺装置は、パワーダウンコマンド(DPコマンド)によってパワーダウンモード(DPM)に遷移し、復帰コマンド(RESコマンド)によって前記パワーダウンモードからノーマルモード(Normal Mode)に復帰し、前記パワーダウンモードでは前記復帰コマンド以外のコマンドを受信しても動作状態が前記パワーダウンモードに維持される。
前記LSIは、前記周辺装置に接続され、CPU(7)と、前記CPUからアクセス可能な揮発性メモリ(RAM)(3)と、前記パワーダウンコマンドと前記復帰コマンドを含むコマンドを前記周辺装置に送信するためのコントロール部(2)を備える。
前記LSIは、前記揮発性メモリに格納されるデータが揮発する低消費電力モードを含む複数の動作モードを備え、前記低消費電力モードから復帰したときに前記コントロール部から前記周辺装置に前記復帰コマンドを送信可能に構成される。
これにより、前記周辺装置をパワーダウンモードに遷移させた後、前記LSIが低消費電力モードに遷移して、前記揮発性メモリに格納されるデータが揮発するために、前記LSIが低消費電力モードから復帰しても、前記周辺装置をパワーダウンモードから復帰させることができないという問題の発生を防止することができる。
〔13〕<ブートシーケンスの冒頭にRESコマンドを送信>
項12において、前記周辺装置は前記CPUで実行されるプログラムを格納する。前記LSIは、ブートシーケンスを実行可能なブートコントローラ(15)をさらに備え、前記ブートコントローラは前記ブートシーケンスを実行することにより、前記プログラムを前記周辺装置から前記揮発性メモリに読み込み可能に構成される。前記ブートシーケンスは、前記プログラムの読み込みの前に、前記コントロール部から前記復帰コマンドを前記周辺装置に送信(ステップ35)可能に構成される。
これにより、前記LSIが低消費電力モードに遷移して、前記揮発性メモリに格納される、LSIのCPUのためのプログラムが揮発するために、前記LSIが低消費電力モードから復帰しても、前記周辺装置をパワーダウンモードから復帰させることができないという問題の発生を防止することができる。CPUのためのプログラムは、再度正常に前記揮発性メモリに読み込まれる。
〔14〕<SPI NOR-flash ROM>
項13において、前記周辺装置は、ディープパワーダウンモード(DPM)を備えるフラッシュメモリ(10_1)であり、前記周辺装置と前記LSIは、SPI通信規格に準拠するシリアル通信路(9)によって互いに接続される。
これにより、前記周辺装置が、SPI通信規格に準拠するシリアル通信によってアクセスされる、フラッシュメモリであるときにも、ディープパワーダウンモードから適切に復帰させることができる。
〔15〕<SPI NOR-flash ROMに所定のテストパターン>
項14において、前記フラッシュメモリの所定のアドレスには所定のテストパターンデータ(Test Pattern)が格納される。
前記LSIは、前記低消費電力モードから復帰したときに前記コントロール部から前記周辺装置に前記復帰コマンドを送信した後、前記周辺装置からの前記アドレスからのデータの読み出しを要求する読み出しコマンドを発行し、前記読み出しコマンドに対する応答が前記テストパターンと一致するのを待って、前記復帰コマンド以外の通常コマンドの発行を開始可能に構成される。
これにより、前記周辺装置が、前記パワーダウンモードからの復帰にかかる時間が、その品種や仕様によって異なる場合であっても、復帰までの待ち時間が適切な時間に自動的に調整される。特に、前記周辺装置が、ディープパワーダウンモードを備えるフラッシュメモリであり、ディープパワーダウンモードからの復帰の時間が品種や仕様によって変わるときに、ディープパワーダウンモードから適切に復帰させることができる。特に、ディープパワーダウンモードからの復帰に要する時間が明らかでない場合や一定しない場合であっても、確実に復帰したことを確認した後に、通常動作を再開することができる。
〔16〕<RESコマンドのコマンドコードを設定可能>
項12から項14のうちのいずれか1項において、前記LSIは、前記復帰コマンドに割り当てられるコマンドコードを変更可能に構成される。
これにより、前記周辺装置の復帰コマンドに割り当てられるコマンドコードが、特定のコードでない場合にも、適宜変更して適合させることができる。例えば、項2または項3記載のフラッシュメモリの場合、RESコマンドに慣用されているコマンドコードは16進表現でABであるが、これが変更された場合であっても、適宜変更して適合させることができる。
〔17〕<LSIを低消費電力モードから復帰させるMCU>
項16において、前記情報処理システムは、MCU(20)をさらに備える。
前記LSIは、前記コマンドコードを保持可能で、外部から書き換え可能な復帰コマンドコード設定レジスタ(18)を備える。
前記MCUは、前記LSIを前記低消費電力モードから復帰させるための、割り込み信号(Irq; 22)を供給可能に構成され、前記復帰コマンドコード設定レジスタを書き替え可能に構成される。
これにより、前記LSIが低消費電力モードにあるときに、同モードから復帰させる制御を行うMCU(20)を備え、合せて、前記復帰コマンドに割り当てられるコマンドコードが、特定のコードでない場合にも、自由に変更して適合させることができる。例えば、項2、項3または項14記載のフラッシュメモリの場合、復帰コマンド(RESコマンド)に現在慣用されているコマンドコードは16進表現でABであるが、これが変更された場合であっても、自由に変更して適合させることができる。
2.実施の形態の詳細
実施の形態について更に詳述する。
〔実施形態1〕<低消費電力モードからの復帰時にRESコマンドを送信>
図1は、実施形態1に係るLSI1の構成を表すブロック図である。
LSI1は、周辺装置10と接続可能に構成される。特に制限されないが、LSI1は、例えば、公知のCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor field effect transistor)LSIの製造技術を用いて、単一シリコン基板上に形成される。周辺装置10は、パワーダウンモード(DPM)とノーマルモード(Normal Mode)の少なくとも2つの動作モードを持ち、受信するパワーダウンコマンド(DPコマンド)と復帰コマンド(RESコマンド)によって2つの動作モードの間を遷移する。ノーマルモード(Normal Mode)にあるときにパワーダウンコマンド(DPコマンド)を受信するとパワーダウンモード(DPM)に遷移し、パワーダウンモードにあるときに復帰コマンド(RESコマンド)を受信するとノーマルモードに復帰する。動作状態がパワーダウンモードにあるときには、復帰コマンド以外のコマンドを受信しても、動作モードはパワーダウンモードに維持される。特に制限されないが、周辺装置10は、例えば、有限状態遷移機械(FSM: Finite State Machine)を備えた制御論理11によって、上記動作モードの遷移を制御することができる。
LSI1は、CPU7と、CPU7によってアクセス可能な揮発性メモリ3と、パワーダウンコマンド(DPコマンド)と復帰コマンド(RESコマンド)を含むコマンドを周辺装置10に送信するためのコントロール部2とを備える。また、揮発性メモリ3に格納されるデータが揮発する低消費電力モードを含む複数の動作モードを備える。LSI1は、前記低消費電力モードから復帰したときにコントロール部2から周辺装置10に対して復帰コマンド(RESコマンド)を送信する。LSI1は、低消費電力モードに遷移する前に、周辺装置10に対してパワーダウンコマンド(DPコマンド)を送信したか否か、即ち、LSI1が低消費電力モードから復帰したときに、周辺装置10がパワーダウンモード(DPM)にあるかノーマルモード(Normal Mode)にあるかに関わらず、復帰コマンド(RESコマンド)を送信する。周辺装置10がパワーダウンモード(DPM)にあれば、周辺装置10をノーマルモード(Normal Mode)に復帰させて通常動作を開始することができ、周辺装置10をパワーダウンモードから復帰させることができないという問題の発生を防止することができる。一方、周辺装置10がノーマルモード(Normal Mode)にあって、復帰コマンド(RESコマンド)を受信しても、特に動作の異常などの問題は発生しない。
〔実施形態2〕<SPI NOR-flash ROMのコントローラLSI>
周辺装置10の一例として、例えば、SPI NOR-Flashなどの、ディープパワーダウンモード(DPM)を備えるフラッシュメモリ10_1に適用した実施形態について説明する。
図2は、実施形態2に係るコントローラLSIの構成を表すブロック図である。
本実施形態2において、周辺装置10は、ディープパワーダウンモード(DPM)を備えるフラッシュメモリ10_1であり、LSI1はそのコントローラLSI1である。コントローラLSI1は、コントロール部としてSPI制御部2と、揮発性メモリとしてのRAM3と、ROM5と、CPU7を備え、互いに内部バス8によって接続されている。コントローラLSI1は、フラッシュメモリ10_1にコマンドを送信するための、SPI通信規格に準拠するシリアル通信端子24を備える。通信配線9は、例えば、クロックとチップセレクトと1ビットまたは4ビットのクロック同期式(3線式)シリアル信号線で構成される。RAM3には、CPU7で実行されるプログラム4が格納され、ROM5には、外部からプログラム4をRAM3に読み込むための、ブートプログラム6が格納されている。
SPI NOR-Flashなどのフラッシュメモリ10_1は、電気的に書き換え可能なROMマット13(図には単に「ROM」と表示される)と、ROMマット13のワード線を駆動するデコーダ14と、ROMマット13から読み出される信号のデータパス12と、制御論理部(Control logic)11とを備える。制御論理部(Control logic)11は、通信配線9とのインターフェース回路を含み、コマンドベースのアクセス要求を解釈して実行する。例えば、アドレスを伴ったリードコマンドが、通信配線9を介してシリアルで入力されたとき、入力されたアドレスをデコーダ14に送り、ROMマット13から読み出されたデータを、データパス12を介して受信し、シリアルのSPI通信パケットに乗せて、通信配線9へ送出する。ディープパワーダウンコマンド(DPコマンド)と復帰コマンド(RESコマンド)も、同じ通信配線9を介してシリアルで入力される。制御論理部(Control logic)11は、特に制限されないが、例えば、有限状態遷移機械(FSM)を備え、ディープパワーダウンモード(DPM)とノーマルモード(Normal Mode)の間で動作モードが遷移するように構成される。ノーマルモード(Normal Mode)にあるときにディープパワーダウンコマンド(DPコマンド)を受信するとディープパワーダウンモード(DPM)に遷移し、ディープパワーダウンモードにあるときに復帰コマンド(RESコマンド)を受信するとノーマルモードに復帰する。動作状態がディープパワーダウンモードにあるときには、復帰コマンド(RESコマンド)以外のコマンドを受信しても、動作モードはディープパワーダウンモードに維持される。SPI NOR-Flashなどのフラッシュメモリ10_1を、ディープパワーダウンモードから復帰させるには、復帰コマンド(RESコマンド)が必要である。SPI NOR-Flashなどのフラッシュメモリ10_1が仮に、リセット端子や、特許文献1に記載されるDPD端子を備えていれば、復帰コマンド(RESコマンド)ではなく、その端子の制御によって、状態遷移を制御することができるが、SPI NOR-Flashなどでは、小ピン化の傾向の為、DPD端子はもちろんリセット端子すら設けていないものが主流となりつつある。
コントローラLSI1は、電源投入後、またはリセット後、ROM5に格納されるブートプログラム6を実行することにより、フラッシュメモリ10_1からプログラム4を読み出してRAM3に転送して格納し、その後、プログラム4を実行する。プログラム4には、フラッシュメモリ10_1をディープパワーダウンモード(DPM)に遷移させるために、ディープパワーダウンコマンド(DPコマンド)を送信するステップが含まれている。また、プログラム4には、その後フラッシュメモリ10_1をディープパワーダウンモード(DPM)からノーマルモード(Normal Mode)に復帰させる復帰コマンド(RESコマンド)を送信するステップも、含まれている。コントローラLSI1は、CPU7によってプログラム4を実行し続ける限り、自由かつ適切に、フラッシュメモリ10_1の動作状態を制御することができる。
しかし、コントローラLSI1にも低消費電力化が強く求められている。そのため、コントローラLSI1もRAM3などへの電源供給を停止する、低消費電力モード(ディープパワーダウンモード)を備える。フラッシュメモリ10_1をディープパワーダウンモード(DPM)に遷移させた後、復帰コマンド(RESコマンド)を送信する前に、コントローラLSI1自身が、そのような低消費電力モードに遷移すると、RAM3に格納されるプログラム4が揮発して消失する。このとき、プログラム4がフラッシュメモリ10_1をディープパワーダウンモード(DPM)に遷移させた後の状態なのか、フラッシュメモリ10_1がノーマルモードにあるのかを表す状態情報も、揮発して消失する。そのため、コントローラLSI1自身が、低消費電力モードから復帰した時、ブートプログラム6を実行することによって、フラッシュメモリ10_1にアクセスして、プログラム4をRAM3に読み込もうとしても、フラッシュメモリ10_1がディープパワーダウンモード(DPM)に入っていて、コマンドを受け付けない場合がある。そのような事態は、一種のデッドロック状態となる。
そこで、本実施形態2では、ブートプログラム6において、フラッシュメモリ10_1からデータを読み出すリードコマンドを実行するステップより前に、フラッシュメモリ10_1がディープパワーダウンモード(DPM)にあるかノーマルモード(Normal Mode)にあるかに関わらず、フラッシュメモリ10_1に対して復帰コマンド(RESコマンド)を送信するステップを含む。フラッシュメモリ10_1がディープパワーダウンモード(DPM)にあれば、フラッシュメモリ10_1をノーマルモード(Normal Mode)に復帰させてプログラム4のRAM3への読み込み動作を開始することができる。これにより、フラッシュメモリ10_1をディープパワーダウンモードから復帰させることができないという問題の発生を防止することができる。一方、フラッシュメモリ10_1がノーマルモード(Normal Mode)にあって、復帰コマンド(RESコマンド)を受信しても、特に動作の異常などの問題は発生しない。
これにより、前記周辺装置が、SPI通信規格に準拠するシリアル通信によってアクセスされる、フラッシュメモリ(SPI NOR-flash ROM)であるときにも、ディープパワーダウンモード(DPM)から適切に復帰させることができる。
〔実施形態3〕<RESコマンド発行を伴う復帰をサポート有無の切替>
図3は、実施形態3に係るコントローラLSI1の構成を表すブロック図である。図2と比較すると、フラッシュメモリ10_1は同じであるが、コントローラLSI1は、さらにブートコントローラ15を含んで構成される。ブートコントローラ15により、コントローラLSI1は、ブートシーケンスにおいて、プログラム4の読み込みの前に、SPI制御部2から復帰コマンド(RESコマンド)を送信するか送信せずにプログラム4の読み込みを実行するかを選択可能に構成される。例えば、DPMサポート有無指定端子25を備え、端子25に外部から入力される、DPMサポートの有無を指定する信号16によって制御される。図2に既に示した、他の構成要素の構成と作用は実施形態2で説明したのと同様であるので、説明は省略する。
ブートシーケンスについて、詳しく説明する。
図4は、実施形態3に係るコントローラLSI1の動作の一例を表すフローチャートである。
ROM5に格納されているブートプログラム6をCPU7が実行するブートシーケンスである。パワーオンリセットや、コントローラLSI1がディープパワーダウンモードのような低消費電力モードからノーマルモードに復帰するときに、プログラム4を外付けフラッシュメモリ10_1からSPI通信路9を介してRAM3に読み込む。これをSPI空間ブートと呼ぶ。SPI空間ブートを開始する(ステップ30)と、まず、SPI制御部2のモジュールスタンバイを解除し(ステップ31)、SPI制御部2の端子設定を行う(ステップ32)。コントローラLSI1では、消費電力低減のため、例えば、使用しない機能モジュールへのクロックの供給を停止し、あるいは電源の供給を停止するなどの手段が採用されている。SPI通信を開始するためには、まず、SPI制御部2がモジュールスタンバイ状態にあれば、その状態から解除する必要がある。コントローラLSI1全体が、ディープパワーダウンモードのような低消費電力モードにある場合は、ステップ31で全体をノーマルモードに復帰させる。次に、RESコマンドサポート、即ち、DPMサポートの有無の判断を行う(ステップ33)。DPMサポート有無指定端子25に、DPMサポートの有無を指定する信号16が外部から入力されていれば、その状態を読み込んで判断することができる。RESコマンドサポートが必要なければ、そのまま、SPI空間の先頭番地へジャンプし(ステップ38)、プログラム4のRAM3への読み込みを開始する。一方、RESコマンドサポート「あり」が指定されていれば、SPI制御部2をSPI動作モードに設定し(ステップ34)、復帰コマンド(RESコマンド)を発行する(ステップ35)。外付けのフラッシュメモリ10_1の動作モードに関わらず、復帰コマンド(RESコマンド)が発行される。RESコマンドの発行後、所定時間のウェイトを実行する(ステップ36)。ウェイトの時間は、接続されるフラッシュメモリ10_1がRESコマンドを受信してから、ノーマルモードに遷移し、通常のSPIコマンドを受信することができる状態になるまでの時間によって、決められる。次に、コントローラLSI1を、外部アドレス空間リードモードに設定し(ステップ37)、SPI空間の先頭番地へジャンプし(ステップ38)、プログラム4のRAM3への読み込みを開始する。
これにより、周辺装置10が、パワーダウンモードからの復帰に時間がかかる場合であっても、その時間を待つことができ、パワーダウンモードからの復帰後に正常に動作させることができる。例えば、周辺装置10がフラッシュメモリ10_1の場合、コントローラLSI1は正常にブートシーケンスを開始することができる。また、コントローラLSI1が、復帰コマンド(RESコマンド)発行を伴う復帰をサポートする必要がない場合に、復帰に要する時間を短縮することができる。特に、RESコマンドサポートが必要ない場合に、ステップ36のウェイト時間を無駄に発生させることがない。
〔実施形態4〕<復帰時のRESコマンド発行回数を指定>
図5は、実施形態4に係るコントローラLSIの構成を表すブロック図である。図3と比較すると、フラッシュメモリ10_1は同じであるが、コントローラLSI1は、低消費電力モードから復帰したときに、SPI制御部2から復帰コマンド(RESコマンド)を複数回送信した後に、復帰コマンド以外の通常コマンドの発行を開始することができるように構成される。図3に示したコントローラLSI1が、DPMサポート有無指定端子25を備え、端子25に入力されるDPMサポートの有無を指定する信号16によって制御されるように構成されているのに対し、図5に示すコントローラLSI1は、RESコマンド発行回数指定端子26を備え、端子26に入力されるRESコマンドの発行回数を指定する信号17によって制御されるように構成される。図3に既に示した、他の構成要素の構成と作用は、実施形態2で説明したのと同様であるので、説明は省略する。
コントローラLSI1は、図4に示したブートシーケンスにおいて、ステップ33の判断に代えて、RESコマンドの発行回数を指定する信号17によって指定されるRESコマンド発行回数を読込み、RESコマンドの発行(ステップ35)を指定された回数だけ繰り返す。RESコマンドの発行(ステップ35)と所定時間のウェイトの実行(ステップ36)の両方を繰り返すように構成しても良い。RESコマンドを繰り返し発行することにより、所定時間のウェイトの実行(ステップ36)と同様に、フラッシュメモリ10_1が、ディープパワーダウンモードからの復帰に時間がかかる場合であっても、その時間を待つことができ、ディープパワーダウンモードからの復帰後に正常に動作させることができ、正常にブートシーケンスを開始することができる。
RESコマンド発行回数は、端子26によって指定する例を示した。これにより、接続されるフラッシュメモリ10_1のディープパワーダウンモードからの復帰にかかる時間が、その品種や仕様によって異なる場合であっても、適切な時間に調整して適合させることができ、その設定を端子電圧の固定によって実装することができる。
RESコマンド発行回数だけでなく、ステップ36の所定のウェイト時間は、如何なる方法によって設定されても良い。例えば、コントローラLSI1にこれらのパラメータを格納するレジスタを備え、外部に別のマイコンなどを接続して、レジスタにパラメータを設定することにより、RESコマンド発行回数やステップ36の所定のウェイト時間を指定しても良い。また、コントローラLSI1に電気的に書き換え可能な不揮発性メモリを設けて、そこに格納してもよい。あるいはまた、ヒューズによるトリミングでもよい。
〔実施形態5〕<RESコマンドを送信後外付け周辺装置からの所定の応答を待つ>
実施形態3と実施形態4では、接続されるフラッシュメモリ10_1のディープパワーダウンモードからの復帰にかかる時間に、パラメータを指定して適応させる技術を説明した。この場合の問題点は、適応できるパラメータにある程度の範囲がある点である。コントローラLSI1の設計時点で想定したパラメータの範囲を超えた場合には、適応させることができない。本実施形態5では、この新たな問題に対する解決手段の一例を示す。
図6は、実施形態5に係るコントローラLSIの構成を表すブロック図である。図2、3、5に示した実施形態と同様に、コントローラLSI1とフラッシュメモリ10_1が接続された構成である。コントローラLSI1は、図3、5に示したコントローラLSI1とは異なり、ブートコントローラ15を備えない。ブートコントローラ15を備えて構成しても良いが、DPMサポートの有無を指定やRESコマンドの発行回数の指定は不要である。図2に示したコントローラLSI1と同様に構成される。一方、フラッシュメモリ10_1は、図2、3、5に示した実施形態とは異なり、所定のアドレスには所定のテストパターンデータ(Test Pattern)が格納される。所定のアドレスはROMマット13の内部であっても良いし、ROMマット13の範囲外のアドレスであってもよい。その他の構成要素の構成と作用は、図2に既に示した実施形態2と同様であるので、説明は省略する。
コントローラLSI1は、低消費電力モードから復帰したときに、SPI制御部2から復帰コマンド(RESコマンド)を送信した後、フラッシュメモリ10_1からの前記所定のアドレスからのデータの読み出しを要求する読み出しコマンドを繰り返し発行する。その読み出しコマンドに対する応答が所定のテストパターン(Test Pattern)と一致するのを待って、RESコマンド以外の通常コマンドの発行を開始する。
これにより、フラッシュメモリ10_1がパワーダウンモードからの復帰にかかる時間が、その品種や仕様によって異なる場合であっても、復帰までの待ち時間が適切な時間に自動的に調整される。特に、フラッシュメモリ10_1が、ディープパワーダウンモードを備えるフラッシュメモリであり、ディープパワーダウンモードからの復帰の時間が品種や仕様によって変わるときに、ディープパワーダウンモードから適切に復帰させることができる。さらに、ディープパワーダウンモードからの復帰の時間が明らかでない場合や一定しない場合であっても、確実に復帰したことを確認した後に、通常動作を再開することができる。
テストパターン(Test Pattern)は、任意に設定することができる。ただし、ディープパワーダウンモードから復帰していないにも関わらず、偶然に期待するパターンと同一になることがないように、注意して設定する必要がある。
〔実施形態6〕<RESコマンドのコマンドコードを設定するレジスタ>
SPI NOR-flash ROMでRESコマンドに現在慣用されているコマンドコードは、16進表現でABであるが、これは特にオーソライズされたものではなく、単なる業界の慣行であるため、異なるコマンドコードのRESコマンドを使用する、周辺装置10が現在も既に存在する可能性が皆無ではなく、また、将来出現する可能性も否定できない。
図7は、実施形態6に係るコントローラLSI1の構成を表すブロック図である。実施形態6に係るコントローラLSI1は、復帰(RES)コマンドに割り当てられるコマンドコードを変更可能に構成される。図2と比較すると、フラッシュメモリ10_1は同じであるが、コントローラLSI1は、さらにブートコントローラ15と割り込み制御部(Interrupt Controller)19を含み、ROM5は省略される。ROM5を含んで構成されても良いが、ROM5に格納されるブートプログラム6におけるRESコマンドのコマンドコードは、変更することができるように、構成される。ブートコントローラ15は、コマンド格納レジスタ18を含み、コマンド格納レジスタ18は、外部に接続されるMCU20から、MCU通信端子27を使ったMCU通信配線21によって、書き込み可能に構成される。MCU通信端子27は、例えば、GPIO(General Purpose Input / Output)端子で構成することができる。外部に接続されるMCU20が出力する外部割込み(Irq)信号22は、外部割込み(Irq)端子28を介して割り込み制御部19に入力され、CPU7にCPU割り込み23として伝搬する。割り込み制御部19には、図示されない他の要因の割り込みも入力され、割り込み制御部19に設定されるマスクや優先順位によって調停された結果、CPU割り込み23として出力される。その他の構成要素の構成と作用は、図2に既に示した実施形態2と同様であるので、説明は省略する。
次に、本実施形態6におけるブートシーケンスについて、詳しく説明する。
図8は、実施形態6に係るコントローラLSI1の動作を表すフローチャートである。外付けされるMCU20の動作も合せて示す。(a)はブートコマンド発行用マイコン側のシーケンスで、外付けされるMCU20の動作である。(b)はコントローラLSI1の動作シーケンスである。(a)に示されるように、ブートコマンド発行用マイコンであるMCU20が起動される(ステップ41)と、外部割込み(Irq)22により、コントローラLSI1を低消費電力モードから通常モードに復帰させる(ステップ42)。コントローラLSI1全体がディープパワーダウンモードにある場合には、外部割込み(Irq)22または図示を省略したリセット信号またはNMI(Non-Maskable Interrupt)によって、通常モードに復帰させることもできる。次に、コントローラLSI1のブートコントローラ15内のコマンド格納レジスタ18に、RESコマンドのコマンドコードを書き込む(ステップ43)。コマンド格納レジスタ18への書き込みが完了したことを、外部割込み(Irq)22を発行してコントローラLSI1に通知して(ステップ44)、終了する(ステップ45)。コントローラLSI1は、(b)に示されるように、SPI空間ブートを開始する(ステップ30)と、まず、MCU20が前記ステップ42で発行する外部割込み(Irq)22を待って、コントローラLSI1全体をディープパワーダウンモードから通常モードに復帰させ(ステップ31)、SPI制御部2の端子設定を行う(ステップ32)。SPI制御部2が部分的にモジュールスタンバイ状態にあるときには、ステップ31では、SPI制御部2のモジュールスタンバイを解除する。次に、MCU20がステップ43でRESコマンドのコマンドコードを書き込んだことを通知するためにステップ44で発行する外部割込み(Irq)22を待って(ステップ39)、ブートコントローラ15内のコマンド格納レジスタ18に格納されているデータをリードする(ステップ40)。次に、SPI制御部2をSPI動作モードに設定し(ステップ34)、読み込んだコマンドコードを使って、復帰コマンド(RESコマンド)を発行する(ステップ35)。RESコマンドの発行後、所定時間のウェイトを実行する(ステップ36)。次に、コントローラLSI1を、外部アドレス空間リードモードに設定し(ステップ37)、SPI空間の先頭番地へジャンプし(ステップ38)、プログラム4のRAM3への読み込みを開始する。
これにより、周辺装置10の復帰コマンド(RESコマンド)に割り当てられるコマンドコードが、特定のコードでない場合にも、適宜変更して適合させることができる。例えば、SPI NOR-flash ROMでRESコマンドに現在慣用されているコマンドコードは16進表現でABであるが、これが変更された場合であっても、適宜変更して適合させることができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、CPU7はプログラムを実行可能なプロセッサであればよく、他のアーキテクチャのプロセッサにも変更することができる。また、コントローラLSIの内部には、他の機能モジュールが含まれていてもよく、RAM3、ROM5などが複数搭載されていてもよい。
1 コントローラLSI
2 SPI制御部
3 RAM
4 RAMに格納されるプログラム
5 ROM
6 ブートプログラム
7 CPU
8 内部バス
9 通信配線
10 周辺装置(SPI NOR-flash ROM)
11 制御論理部(Control Logic)
12 データパス(Data path)
13 メモリマット
14 デコーダ(Decoder)
15 ブートコントローラ(Boot Controller)
16 DPMサポートの有無を指定する信号
17 RESコマンドの発行回数を指定する信号
18 コマンド格納レジスタ
19 割り込み制御部(Interrupt Controller)
20 MCU
21 MCU通信配線
22 外部割込み(Irq)
23 CPU割り込み
24 SPI通信端子
25 DPMサポート有無指定端子
26 RESコマンド発行回数指定端子
27 MCU通信端子
28 外部割込み(Irq)端子
30 SPI空間ブートの開始
31 モジュールスタンバイ解除
32 SPI制御部の端子設定
33 RESコマンドサポートの有無の判断
34 SPI制御部をSPI動作モードに設定
35 RESコマンド発行
36 所定時間のWait
37 外部アドレス空間リードモードに設定
38 SPI空間の先頭番地へJMP
39 Irqピン割り込みの有無を判定
40 ブートコントローラ内のレジスタ格納レジスタリード
41 ブートコマンド発行用マイコン起動
42 Irqピンにより、コントローラLSIのDPM解除
43 ブートコントローラ内のコマンド格納レジスタにRESコマンド格納
44 Irqピンで割込み発行
45 ブートコマンド発行用マイコン終了

Claims (17)

  1. パワーダウンコマンドによってパワーダウンモードに遷移し、復帰コマンドによって前記パワーダウンモードからノーマルモードに復帰し、前記パワーダウンモードでは前記復帰コマンド以外のコマンドを受信しても動作状態が前記パワーダウンモードに維持される、周辺装置に、接続可能なLSIであって、
    CPUと、前記CPUからアクセス可能な揮発性メモリと、前記パワーダウンコマンドと前記復帰コマンドを含むコマンドを前記周辺装置に送信するためのコントロール部を備え、
    前記揮発性メモリに格納されるデータが揮発する低消費電力モードを含む複数の動作モードを備え、
    前記低消費電力モードから復帰したときに前記コントロール部から前記周辺装置に前記復帰コマンドを送信可能に構成される、LSI。
  2. 請求項1において、前記LSIは、ブートシーケンスを実行可能なブートコントローラをさらに備え、前記ブートコントローラは前記ブートシーケンスを実行することにより、前記CPUで実行可能なプログラムを前記周辺装置から前記揮発性メモリに読み込み可能に構成され、
    前記ブートシーケンスは、前記プログラムの読み込みの前に、前記コントロール部から前記周辺装置に前記復帰コマンドを送信可能に構成される、LSI。
  3. 請求項2において、前記周辺装置は、ディープパワーダウンモードを備えるフラッシュメモリであり、前記LSIは、前記コントロール部により前記周辺装置に、前記パワーダウンコマンドと前記復帰コマンドを含む前記コマンドを送信するための、SPI通信規格に準拠するシリアル通信端子を備える、LSI。
  4. 請求項2において、前記LSIは、前記ブートシーケンスにおいて、前記プログラムの読み込みの前に、前記コントロール部から前記周辺装置に前記復帰コマンドを送信するか送信せずに前記プログラムの読み込みを実行するかを選択可能に構成される、LSI。
  5. 請求項1において、前記LSIは、前記低消費電力モードから復帰したときに前記コントロール部から前記周辺装置に前記復帰コマンドを送信した後、所定時間待って、復帰コマンド以外の通常コマンドの発行を開始可能に構成される、LSI。
  6. 請求項1において、前記LSIは、前記低消費電力モードから復帰したときに前記コントロール部から前記周辺装置に前記復帰コマンドを複数回送信した後、復帰コマンド以外の通常コマンドの発行を開始可能に構成される、LSI。
  7. 請求項6において、前記低消費電力モードから復帰するときに前記コントロール部から送信される前記復帰コマンドの回数を指定可能な、端子を備える、LSI。
  8. 請求項1において、前記LSIは、前記低消費電力モードから復帰したときに前記コントロール部から前記周辺装置に前記復帰コマンドを送信した後、前記周辺装置からの所定のデータの読み出しを要求する読み出しコマンドを発行し、前記読み出しコマンドに対する応答が所定の期待値と一致するのを待って、前記復帰コマンド以外の通常コマンドの発行を開始可能に構成される、LSI。
  9. 請求項8において、前記周辺装置は、ディープパワーダウンモードを備えるフラッシュメモリであり、
    前記フラッシュメモリの所定のアドレスには所定のテストパターンデータが格納され、
    前記読み出しコマンドは、前記アドレスからのデータの読み出しコマンドであり、前記LSIは、前記読み出しコマンドに対する応答が前記テストパターンと一致するのを待って、前記復帰コマンド以外の通常コマンドの発行を開始可能に構成される、LSI。
  10. 請求項1において、前記LSIは、前記復帰コマンドに割り当てられるコマンドコードを変更可能に構成される、LSI。
  11. 請求項10において、前記LSIは、前記コマンドコードを保持可能で、外部から書き換え可能なレジスタを備える、LSI。
  12. パワーダウンコマンドによってパワーダウンモードに遷移し、復帰コマンドによって前記パワーダウンモードからノーマルモードに復帰し、前記パワーダウンモードでは前記復帰コマンド以外のコマンドを受信しても動作状態が前記パワーダウンモードに維持される、周辺装置と、
    前記周辺装置に接続され、CPUと、前記CPUからアクセス可能な揮発性メモリと、前記パワーダウンコマンドと前記復帰コマンドを含むコマンドを前記周辺装置に送信するためのコントロール部を備えるLSIとを含んで構成され、
    前記LSIは、前記揮発性メモリに格納されるデータが揮発する低消費電力モードを含む複数の動作モードを備え、前記低消費電力モードから復帰したときに前記コントロール部から前記周辺装置に前記復帰コマンドを送信可能に構成される、情報処理システム。
  13. 請求項12において、前記周辺装置は前記CPUで実行されるプログラムを格納し、
    前記LSIは、ブートシーケンスを実行可能なブートコントローラをさらに備え、前記ブートコントローラは前記ブートシーケンスを実行することにより、前記プログラムを前記周辺装置から前記揮発性メモリに読み込み可能に構成され、
    前記ブートシーケンスは、前記プログラムの読み込みの前に、前記コントロール部から前記周辺装置に前記復帰コマンドを送信可能に構成される、情報処理システム。
  14. 請求項13において、前記周辺装置は、ディープパワーダウンモードを備えるフラッシュメモリであり、前記周辺装置と前記LSIは、SPI通信規格に準拠するシリアル通信路によって互いに接続される、情報処理システム。
  15. 請求項14において、前記フラッシュメモリの所定のアドレスには所定のテストパターンデータが格納され、
    前記LSIは、前記低消費電力モードから復帰したときに前記コントロール部から前記周辺装置に前記復帰コマンドを送信した後、前記周辺装置からの前記アドレスからのデータの読み出しを要求する読み出しコマンドを発行し、前記読み出しコマンドに対する応答が前記テストパターンと一致するのを待って、前記復帰コマンド以外の通常コマンドの発行を開始可能に構成される、情報処理システム。
  16. 請求項12において、前記LSIは、前記復帰コマンドに割り当てられるコマンドコードを変更可能に構成される、情報処理システム。
  17. 請求項16において、前記情報処理システムは、MCUをさらに備え、
    前記LSIは、前記コマンドコードを保持可能で、外部から書き換え可能な復帰コマンドコード設定レジスタを備え、
    前記MCUは、前記LSIを前記低消費電力モードから復帰させるための、割り込み信号を供給可能に構成され、前記復帰コマンドコード設定レジスタを書き替え可能に構成される、情報処理システム。
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