JPH1097357A - データプロセッサ及びデータ処理システム - Google Patents
データプロセッサ及びデータ処理システムInfo
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- JPH1097357A JPH1097357A JP8252546A JP25254696A JPH1097357A JP H1097357 A JPH1097357 A JP H1097357A JP 8252546 A JP8252546 A JP 8252546A JP 25254696 A JP25254696 A JP 25254696A JP H1097357 A JPH1097357 A JP H1097357A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- bus
- control means
- connection terminal
- external bus
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 PCカードの活性挿抜の信頼性を向上させる
技術を提供する。 【解決手段】 PCカード(35)の挿抜に際して、カ
ードコントローラ(20)はバスコントローラ(8)に
バス権を開放させ、バスコントローラによるバスアクセ
スを一旦休止させ、PCカードの挿抜が完了した後、バ
スコントローラは、続きのバスサイクル、若しくはPC
カード挿抜に際して発生したデータエラーに係るバスサ
イクルを、起動する。したがって、PCカード挿抜操作
の途中では、PCカードのカードソケット(34)と一
緒にデータ及びアドレスの各バス(30)を共有するそ
の他の周辺回路が誤って若しくは不所望にアクセスされ
てデータ破壊などの不都合を生ずる虞を解消することが
できる。
技術を提供する。 【解決手段】 PCカード(35)の挿抜に際して、カ
ードコントローラ(20)はバスコントローラ(8)に
バス権を開放させ、バスコントローラによるバスアクセ
スを一旦休止させ、PCカードの挿抜が完了した後、バ
スコントローラは、続きのバスサイクル、若しくはPC
カード挿抜に際して発生したデータエラーに係るバスサ
イクルを、起動する。したがって、PCカード挿抜操作
の途中では、PCカードのカードソケット(34)と一
緒にデータ及びアドレスの各バス(30)を共有するそ
の他の周辺回路が誤って若しくは不所望にアクセスされ
てデータ破壊などの不都合を生ずる虞を解消することが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PCカードの制御
機能をオン・チップしたデータプロセッサ、並びにその
データプロセッサを適用したデータ処理システムに関
し、例えばPDA(Personal Digital Assistants)等
の携帯情報端末に適用されるシングルチップマイクロコ
ンピュータに適用して有効な技術に関するものである。
機能をオン・チップしたデータプロセッサ、並びにその
データプロセッサを適用したデータ処理システムに関
し、例えばPDA(Personal Digital Assistants)等
の携帯情報端末に適用されるシングルチップマイクロコ
ンピュータに適用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】PCカードはPCMCIA(Personal C
omputer Memory Card InternationalAssociation)/J
EIDA(Japan Electronic Industry Development As
sociation)などの標準に準拠したクレジット・カード
・サイズのICカードであり、例えば外部記憶装置やモ
デムなどのパーソナルコンピュータ周辺機能を提供する
ものとして利用されている。
omputer Memory Card InternationalAssociation)/J
EIDA(Japan Electronic Industry Development As
sociation)などの標準に準拠したクレジット・カード
・サイズのICカードであり、例えば外部記憶装置やモ
デムなどのパーソナルコンピュータ周辺機能を提供する
ものとして利用されている。
【0003】PCカードを挿抜可能に接続するカードソ
ケットをデータプロセッサの外部バスにその他の周辺回
路と共に共通接続する場合、PCカードの活性挿抜(デ
ータプロセッサの動作を停止させず或いはデータプロセ
ッサ等への動作電源の供給を停止させずにPCカードを
カードソケットに挿抜すること)を可能にするには、挿
抜に際してPCカードとカードソケットの接点摺動ノイ
ズ若しくは接点接続分離ノイズによってデータプロセッ
サやそれによってアクセスされる回路が誤動作するのを
防止しなければならない。例えば、PCカードを挿抜す
るとき、カードソケットをトライステートバッファを介
して外部バスから電気的に分離することができる。しか
しながら、その場合には、トライステートバッファやそ
の制御回路が特別に必要になり、部品点数の増加、シス
テムのコスト上昇を招く。
ケットをデータプロセッサの外部バスにその他の周辺回
路と共に共通接続する場合、PCカードの活性挿抜(デ
ータプロセッサの動作を停止させず或いはデータプロセ
ッサ等への動作電源の供給を停止させずにPCカードを
カードソケットに挿抜すること)を可能にするには、挿
抜に際してPCカードとカードソケットの接点摺動ノイ
ズ若しくは接点接続分離ノイズによってデータプロセッ
サやそれによってアクセスされる回路が誤動作するのを
防止しなければならない。例えば、PCカードを挿抜す
るとき、カードソケットをトライステートバッファを介
して外部バスから電気的に分離することができる。しか
しながら、その場合には、トライステートバッファやそ
の制御回路が特別に必要になり、部品点数の増加、シス
テムのコスト上昇を招く。
【0004】これを解決するための一つの技術として、
特開平3−139785号公報には、マイクロプロセッ
サの外部バスにカードソケットを介してメモリカードを
直結し、カードソケットへのメモリカードの装着に同期
してウェート信号をマイクロプロセッサに供給する回路
を設ける。マイクロプロセッサはそのウェート信号のア
クティブ期間に呼応して、外部バス上のアドレスやデー
タ情報をそのまま保持する。これにより、メモリカード
の挿抜に際して外部バスに接点摺動ノイズなどが重畳さ
れても、外部バスは正規の値を維持しようとするから、
これによって、マイクロプロセッサの誤動作を防止しよ
うとするものである。
特開平3−139785号公報には、マイクロプロセッ
サの外部バスにカードソケットを介してメモリカードを
直結し、カードソケットへのメモリカードの装着に同期
してウェート信号をマイクロプロセッサに供給する回路
を設ける。マイクロプロセッサはそのウェート信号のア
クティブ期間に呼応して、外部バス上のアドレスやデー
タ情報をそのまま保持する。これにより、メモリカード
の挿抜に際して外部バスに接点摺動ノイズなどが重畳さ
れても、外部バスは正規の値を維持しようとするから、
これによって、マイクロプロセッサの誤動作を防止しよ
うとするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術ではメモリカードの挿抜完了を確認してウェー
ト信号をネゲートすることはできない。また、メモリカ
ードの挿抜操作を完了するのに要する時間は通常のバス
サイクル時間に比べて格段に長く、その間ずっと、外部
バス上のアドレスやデータ情報を維持してメモリカード
をアクセス状態にすると、前記接点摺動ノイズや接点分
離又は接点接続ノイズが重畳されることによって不所望
なメモリアドレスに不所望なデータが書き込まれたりし
てデータ破壊を生ずる虞がある。
来の技術ではメモリカードの挿抜完了を確認してウェー
ト信号をネゲートすることはできない。また、メモリカ
ードの挿抜操作を完了するのに要する時間は通常のバス
サイクル時間に比べて格段に長く、その間ずっと、外部
バス上のアドレスやデータ情報を維持してメモリカード
をアクセス状態にすると、前記接点摺動ノイズや接点分
離又は接点接続ノイズが重畳されることによって不所望
なメモリアドレスに不所望なデータが書き込まれたりし
てデータ破壊を生ずる虞がある。
【0006】本発明の目的は、PCカードの活性挿抜の
信頼性を向上させる技術を提供することにある。
信頼性を向上させる技術を提供することにある。
【0007】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0009】〔1〕シングルチップのデータプロセッサ
(1)は、CPU(2)を含み、該CPUに夫々接続さ
れ、PCカードを制御するカード制御手段(20)及び
外部バス(30)を制御するバス制御手段(8)を内蔵
し、前記外部バスの接続端子(19)と前記カード制御
手段の接続端子(21)とに選択的に接続されるPCカ
ード(35)をアクセス可能にするものである。このデ
ータプロセッサはPCカードの活性挿抜のために、前記
PCカードが接続されるのと分離されるのとを夫々検出
するカード検出手段(22)と、前記外部バスの接続端
子と前記バス制御手段とを接続する内部バス(18)の
間に配置され選択的に高出力インピーダンス状態を採り
得る第1のバッファ手段(38)と、前記外部バスの接
続端子と前記第1のバッファ手段の出力との間に選択的
に所定の電位を供給する第1のレベル強制手段(37)
とを有する。前記外部バスの接続端子にはその他の周辺
回路と共に、PCカードのカードソケット(34)が結
合されることになる。前記カード制御手段(20)は、
前記カード検出手段(22)からの出力(CSEN)に
よりPCカードが分離されるのを検出することに応答し
て、前記バス制御手段に外部バスに対するバス権解放を
要求する信号(BREQ)を出力する(S2)。その
後、前記第1のバッファ手段(38)を高出力インピー
ダンス状態に制御する(S4)と共に前記第1のレベル
強制手段(37)にて外部バスの接続端子に所定の電位
を供給させる(S9,S11)。それによって当該接続
端子のレベルが期待の電位に安定するのを待って(S1
0,S12)、前記バス権の解放要求を撤回し(S1
4)、また、前記カード検出手段からの出力によりPC
カードが接続されるのを検出することに応答して、前記
バス制御手段に外部バスに対するバス権解放を要求する
信号(BREQ)を出力する(S26)。その後、前記
第1のバッファ手段を高出力インピーダンス状態に制御
する(S28)と共に前記第1のレベル強制手段にて外
部バスの接続端子に所定の電位を供給させる(S31,
S35)。それによって当該接続端子のレベルが期待の
電位に安定するのを待って(S32,S36)、前記バ
ス権の解放要求を撤回する(S48)。これに応じて前
記バス制御手段(8)は、それが発生したバスサイクル
のエラーに対してバスサイクルを再実行すると共に、前
記バス権開放要求があったときはバス権の開放要求が徹
回されるまで新たなバスサイクルの発生を一時中断する
ものである。したがって、PCカード挿抜に際して、デ
ータエラーが発生したときは、そのデータエラーに係る
バスサイクルは前記バス権の解放要求が撤回された後
(B5の“Yes”)、再実行される(B7)。
(1)は、CPU(2)を含み、該CPUに夫々接続さ
れ、PCカードを制御するカード制御手段(20)及び
外部バス(30)を制御するバス制御手段(8)を内蔵
し、前記外部バスの接続端子(19)と前記カード制御
手段の接続端子(21)とに選択的に接続されるPCカ
ード(35)をアクセス可能にするものである。このデ
ータプロセッサはPCカードの活性挿抜のために、前記
PCカードが接続されるのと分離されるのとを夫々検出
するカード検出手段(22)と、前記外部バスの接続端
子と前記バス制御手段とを接続する内部バス(18)の
間に配置され選択的に高出力インピーダンス状態を採り
得る第1のバッファ手段(38)と、前記外部バスの接
続端子と前記第1のバッファ手段の出力との間に選択的
に所定の電位を供給する第1のレベル強制手段(37)
とを有する。前記外部バスの接続端子にはその他の周辺
回路と共に、PCカードのカードソケット(34)が結
合されることになる。前記カード制御手段(20)は、
前記カード検出手段(22)からの出力(CSEN)に
よりPCカードが分離されるのを検出することに応答し
て、前記バス制御手段に外部バスに対するバス権解放を
要求する信号(BREQ)を出力する(S2)。その
後、前記第1のバッファ手段(38)を高出力インピー
ダンス状態に制御する(S4)と共に前記第1のレベル
強制手段(37)にて外部バスの接続端子に所定の電位
を供給させる(S9,S11)。それによって当該接続
端子のレベルが期待の電位に安定するのを待って(S1
0,S12)、前記バス権の解放要求を撤回し(S1
4)、また、前記カード検出手段からの出力によりPC
カードが接続されるのを検出することに応答して、前記
バス制御手段に外部バスに対するバス権解放を要求する
信号(BREQ)を出力する(S26)。その後、前記
第1のバッファ手段を高出力インピーダンス状態に制御
する(S28)と共に前記第1のレベル強制手段にて外
部バスの接続端子に所定の電位を供給させる(S31,
S35)。それによって当該接続端子のレベルが期待の
電位に安定するのを待って(S32,S36)、前記バ
ス権の解放要求を撤回する(S48)。これに応じて前
記バス制御手段(8)は、それが発生したバスサイクル
のエラーに対してバスサイクルを再実行すると共に、前
記バス権開放要求があったときはバス権の開放要求が徹
回されるまで新たなバスサイクルの発生を一時中断する
ものである。したがって、PCカード挿抜に際して、デ
ータエラーが発生したときは、そのデータエラーに係る
バスサイクルは前記バス権の解放要求が撤回された後
(B5の“Yes”)、再実行される(B7)。
【0010】上記手段によれば、PCカードの挿抜に当
たり、カード制御手段はバス制御手段にバス権を開放さ
せ、バス制御手段によるバスアクセスを一旦休止させ、
PCカードの挿抜が完了した後、バス制御手段は、続き
のバスサイクル、若しくはPCカード挿抜に際して発生
したデータエラーに係るバスサイクルを、起動する。し
たがって、PCカード挿抜操作の途中では、PCカード
のカードソケットと一緒にデータ及びアドレスの各バス
を共有するその他の周辺回路が誤って若しくは不所望に
アクセスされてデータ破壊などの不都合を生ずる虞は全
くない。
たり、カード制御手段はバス制御手段にバス権を開放さ
せ、バス制御手段によるバスアクセスを一旦休止させ、
PCカードの挿抜が完了した後、バス制御手段は、続き
のバスサイクル、若しくはPCカード挿抜に際して発生
したデータエラーに係るバスサイクルを、起動する。し
たがって、PCカード挿抜操作の途中では、PCカード
のカードソケットと一緒にデータ及びアドレスの各バス
を共有するその他の周辺回路が誤って若しくは不所望に
アクセスされてデータ破壊などの不都合を生ずる虞は全
くない。
【0011】そして、PCカードの装着に当たり、PC
カードが外部バスに完全に結合された状態を前記第1の
バッファ手段と第1のレベル強制手段を用いて検証し、
また、PCカードの抜き取りに当たっても、PCカード
が外部バスから完全に離脱された状態を同じく第1のバ
ッファ手段及び第1のレベル強制手段を介して検証す
る。したがって、PCカード挿抜完了の検出動作精度を
向上させることができる。これにより、PCカードとカ
ードソケットが未接続若しくは不完全接続状態のままカ
ード制御手段がバス制御手段にバス権を返してしまうこ
とを防止できる。
カードが外部バスに完全に結合された状態を前記第1の
バッファ手段と第1のレベル強制手段を用いて検証し、
また、PCカードの抜き取りに当たっても、PCカード
が外部バスから完全に離脱された状態を同じく第1のバ
ッファ手段及び第1のレベル強制手段を介して検証す
る。したがって、PCカード挿抜完了の検出動作精度を
向上させることができる。これにより、PCカードとカ
ードソケットが未接続若しくは不完全接続状態のままカ
ード制御手段がバス制御手段にバス権を返してしまうこ
とを防止できる。
【0012】〔2〕上記した手段において、前記カード
制御手段(20)は、PCカードの挿抜に際して、前記
第1のバッファ手段(38)の高出力インピーダンス制
御(S4、S28)と前記第1のレベル強制手段(3
7)による外部バスの接続端子を所定の電位に強制する
処理(S9,S11、S31,S35)を、バス権解放
要求に対する応答を確認した後(S3の“No”、S2
7の“No”)とすることができる。これによれば、バ
ス権開放要求に対する応答が返されてから外部バスの接
続端子を高出力インピーダンス状態に制御するから、P
Cカードの挿抜に際して発生するデータエラーが少なく
なる。
制御手段(20)は、PCカードの挿抜に際して、前記
第1のバッファ手段(38)の高出力インピーダンス制
御(S4、S28)と前記第1のレベル強制手段(3
7)による外部バスの接続端子を所定の電位に強制する
処理(S9,S11、S31,S35)を、バス権解放
要求に対する応答を確認した後(S3の“No”、S2
7の“No”)とすることができる。これによれば、バ
ス権開放要求に対する応答が返されてから外部バスの接
続端子を高出力インピーダンス状態に制御するから、P
Cカードの挿抜に際して発生するデータエラーが少なく
なる。
【0013】〔3〕更にまた、上記手段において、前記
カード制御手段(20)は、PCカードの挿抜に際し
て、前記第1のバッファ手段(38)の高出力インピー
ダンス制御(S4、S28)と前記第1のレベル強制手
段(37)による外部バスの接続端子を所定の電位に強
制する処理(S9,S11、S31,S35)を、バス
権解放要求に対する応答を確認する前に外部バス上での
データエラーの発生を確認したとき(S3Aの“Ye
s”、S27Aの“Yes”)にも開始するようにでき
る。データエラーが発生した場合、当該エラーに係るバ
スサイクルはバス制御手段によって後から再実行される
ので、バス権開放要求に対する応答を待つ必要がないか
らである。
カード制御手段(20)は、PCカードの挿抜に際し
て、前記第1のバッファ手段(38)の高出力インピー
ダンス制御(S4、S28)と前記第1のレベル強制手
段(37)による外部バスの接続端子を所定の電位に強
制する処理(S9,S11、S31,S35)を、バス
権解放要求に対する応答を確認する前に外部バス上での
データエラーの発生を確認したとき(S3Aの“Ye
s”、S27Aの“Yes”)にも開始するようにでき
る。データエラーが発生した場合、当該エラーに係るバ
スサイクルはバス制御手段によって後から再実行される
ので、バス権開放要求に対する応答を待つ必要がないか
らである。
【0014】〔4〕前記PCカードは、カードソケット
からの分離に際してその他のカード端子(アドレス、デ
ータ、電源及び制御信号の各端子)に比べて最も早くカ
ードソケットの端子から離脱される一対のカード検出端
子(350,351)を備えることができる。これによ
り、前記カード検出手段は、前記一対のカード検出端子
が夫々接続されるのと分離されるのを検出する。すなわ
ち、一対のカード検出端子が相互に完全同一タイミング
でカードソケットに対して挿抜されることは実質的に起
こり得ず、そのタイミングの相違をもってカード挿抜中
であることを検出し、その後の安定状態への遷移によっ
て一対のカード検出端子の挿抜完了を検出できる。この
とき、PCカードの引き抜きに際しては、PCカードの
アドレスやデータ端子など(354)に比べてカード検
出端子(350,351)が最も早くカードソケットの
対応端子から分離され、この状態では電源も供給されて
いて、且つPCカードのアドレス及びデータ端子(35
4C)も内部バスバスに接続されているので、それらP
Cカードのアドレスやデータ端子などがカードソケット
の対応端子から分離される時は既にバス制御手段による
バスアクセスサイクルは終了されており、PCカードの
アドレスやデータ端子(354C)がカードソケットの
対応端子から分離する際の接点分離ノイズによってデー
タエラーは生じない。
からの分離に際してその他のカード端子(アドレス、デ
ータ、電源及び制御信号の各端子)に比べて最も早くカ
ードソケットの端子から離脱される一対のカード検出端
子(350,351)を備えることができる。これによ
り、前記カード検出手段は、前記一対のカード検出端子
が夫々接続されるのと分離されるのを検出する。すなわ
ち、一対のカード検出端子が相互に完全同一タイミング
でカードソケットに対して挿抜されることは実質的に起
こり得ず、そのタイミングの相違をもってカード挿抜中
であることを検出し、その後の安定状態への遷移によっ
て一対のカード検出端子の挿抜完了を検出できる。この
とき、PCカードの引き抜きに際しては、PCカードの
アドレスやデータ端子など(354)に比べてカード検
出端子(350,351)が最も早くカードソケットの
対応端子から分離され、この状態では電源も供給されて
いて、且つPCカードのアドレス及びデータ端子(35
4C)も内部バスバスに接続されているので、それらP
Cカードのアドレスやデータ端子などがカードソケット
の対応端子から分離される時は既にバス制御手段による
バスアクセスサイクルは終了されており、PCカードの
アドレスやデータ端子(354C)がカードソケットの
対応端子から分離する際の接点分離ノイズによってデー
タエラーは生じない。
【0015】一方、PCカードの挿入に際しては、前記
カード検出端子(350,351)の挿入がカード検出
手段にて検出される前に、PCカードのアドレスやデー
タ端子はカードソケットに接続し、それによる接点摺動
ノイズによるデータエラーを生ずる虞がある。
カード検出端子(350,351)の挿入がカード検出
手段にて検出される前に、PCカードのアドレスやデー
タ端子はカードソケットに接続し、それによる接点摺動
ノイズによるデータエラーを生ずる虞がある。
【0016】そこで、前記カード制御手段は更に、前記
カード検出手段の出力によりPCカードが接続されるの
を検出する前に(データやアドレス用のその他の端子は
既にカードソケットに接続されている)、前記外部バス
上でデータエラーが発生したことを確認したときは、前
記バス制御手段に外部バスに対するバス権開放を要求す
る信号を出力する(S20)と共に、前記第1のバッフ
ァ手段を高出力インピーダンス状態に制御した(S2
1)後、PCカードが接続されるのを待って(S22の
“Yes”)、外部バスの接続端子に所定の電位を供給
させ(S31,S35)、それによって当該接続端子の
レベルが期待の電位に安定した(S32,S36)後に
前記バス権の解放要求を撤回する(S48)ようにでき
る。したがって、PCカードの挿入に際しては、PCカ
ードのアドレスやデータ端子(354C)とカードソケ
ット(34)の対応端子との間で生ずる接点摺動ノイズ
や接点接続分離ノイズによってデータエラーを生じた場
合にも、そのデータエラーの検出に基づいて、カード検
出端子(350,351)によるカード挿入検出に先立
ってPCカードが挿入されるのを検出できる。これによ
り、PCカードの挿入に起因して、カード検出信号(C
SEN)によるPCカードの挿入検出以前に発生したデ
ータエラーに対しても、PCカード挿入操作のための制
御処理の一環として対処でき、データエラーに対するバ
ス制御手段によるリトライ処理の制御が複雑にならない
ようにすることができる。
カード検出手段の出力によりPCカードが接続されるの
を検出する前に(データやアドレス用のその他の端子は
既にカードソケットに接続されている)、前記外部バス
上でデータエラーが発生したことを確認したときは、前
記バス制御手段に外部バスに対するバス権開放を要求す
る信号を出力する(S20)と共に、前記第1のバッフ
ァ手段を高出力インピーダンス状態に制御した(S2
1)後、PCカードが接続されるのを待って(S22の
“Yes”)、外部バスの接続端子に所定の電位を供給
させ(S31,S35)、それによって当該接続端子の
レベルが期待の電位に安定した(S32,S36)後に
前記バス権の解放要求を撤回する(S48)ようにでき
る。したがって、PCカードの挿入に際しては、PCカ
ードのアドレスやデータ端子(354C)とカードソケ
ット(34)の対応端子との間で生ずる接点摺動ノイズ
や接点接続分離ノイズによってデータエラーを生じた場
合にも、そのデータエラーの検出に基づいて、カード検
出端子(350,351)によるカード挿入検出に先立
ってPCカードが挿入されるのを検出できる。これによ
り、PCカードの挿入に起因して、カード検出信号(C
SEN)によるPCカードの挿入検出以前に発生したデ
ータエラーに対しても、PCカード挿入操作のための制
御処理の一環として対処でき、データエラーに対するバ
ス制御手段によるリトライ処理の制御が複雑にならない
ようにすることができる。
【0017】〔5〕前記カード制御手段は更に、PCカ
ードが分離されるのを検出したとき前記第1のバッファ
手段を高出力インピーダンス状態に制御するのに呼応し
てPCカードへの動作電源供給を停止させ(S4)、ま
た、PCカードが接続されるのを検出したとき前記外部
バスの接続端子のレベルが期待の電位に安定するのを待
ってPCカードへの動作電源の供給を開始させる(S3
9)ことができる。これは、OCカードの挿抜に際して
PCカードの誤動作防止と、挿抜制御の簡素化に最適な
電源制御である。
ードが分離されるのを検出したとき前記第1のバッファ
手段を高出力インピーダンス状態に制御するのに呼応し
てPCカードへの動作電源供給を停止させ(S4)、ま
た、PCカードが接続されるのを検出したとき前記外部
バスの接続端子のレベルが期待の電位に安定するのを待
ってPCカードへの動作電源の供給を開始させる(S3
9)ことができる。これは、OCカードの挿抜に際して
PCカードの誤動作防止と、挿抜制御の簡素化に最適な
電源制御である。
【0018】〔6〕PCカードの制御端子に与えられる
信号のインアクティブレベルが電源電圧のようなハイレ
ベルであることを想定したとき、ハイレベルが供給され
ている状態でPCカードを引き抜いたとき、それによっ
て回路が破壊する虞を未然に防止するには、前記カード
制御手段の接続端子(21C)とカード制御手段(2
0)との間に配置され選択的に高出力インピーダンス状
態を採り得る第2のバッファ手段(41)を設けると共
に、当該第2のバッファ手段の出力と前記カード制御手
段の接続端子との間に選択的に所定の電位を供給する第
2のレベル強制手段(40)を更に設ける。そして、前
記カード制御手段は、PCカードが分離されるときPC
カードへの動作電源供給を停止させた後、前記第2のバ
ッファ手段を高出力インピーダンス状態の制御すると共
に前記第2のレベル強制手段にてカード制御手段の接続
端子をプルダウン制御するとよい。
信号のインアクティブレベルが電源電圧のようなハイレ
ベルであることを想定したとき、ハイレベルが供給され
ている状態でPCカードを引き抜いたとき、それによっ
て回路が破壊する虞を未然に防止するには、前記カード
制御手段の接続端子(21C)とカード制御手段(2
0)との間に配置され選択的に高出力インピーダンス状
態を採り得る第2のバッファ手段(41)を設けると共
に、当該第2のバッファ手段の出力と前記カード制御手
段の接続端子との間に選択的に所定の電位を供給する第
2のレベル強制手段(40)を更に設ける。そして、前
記カード制御手段は、PCカードが分離されるときPC
カードへの動作電源供給を停止させた後、前記第2のバ
ッファ手段を高出力インピーダンス状態の制御すると共
に前記第2のレベル強制手段にてカード制御手段の接続
端子をプルダウン制御するとよい。
【0019】〔7〕前記カード制御手段は、PCカード
が接続されたときにPCカードへの動作電源の供給を開
始させた(S39)後、PCカードの動作制御信号をイ
ンアクティブレベルにした(S40)状態で、前記第1
のバッファ手段(38)を高出力インピーダンス状態に
制御すると共に前記第1のレベル強制手段(37)にて
外部バスの接続端子に所定の電位を供給させ(S41,
S43)、それによって当該接続端子のレベルが期待の
電位に安定する否か(S42,S44)によってPCカ
ードの異常出力動作を検出することができる。このよう
に、PCカード挿抜時の制御に用いた前記第1のバッフ
ァ手段(38)と第1のレベル強制手段(37)をPC
カードの装着完了後に用いれば、装着されたPCカード
の出力異常を簡単に検出でき、出力異常のPCカードと
一緒に外部バスを共有するその他の周辺回路に対して回
復不可能なデータエラーやデータ破壊を生じさせる事態
も未然に阻止することができる。
が接続されたときにPCカードへの動作電源の供給を開
始させた(S39)後、PCカードの動作制御信号をイ
ンアクティブレベルにした(S40)状態で、前記第1
のバッファ手段(38)を高出力インピーダンス状態に
制御すると共に前記第1のレベル強制手段(37)にて
外部バスの接続端子に所定の電位を供給させ(S41,
S43)、それによって当該接続端子のレベルが期待の
電位に安定する否か(S42,S44)によってPCカ
ードの異常出力動作を検出することができる。このよう
に、PCカード挿抜時の制御に用いた前記第1のバッフ
ァ手段(38)と第1のレベル強制手段(37)をPC
カードの装着完了後に用いれば、装着されたPCカード
の出力異常を簡単に検出でき、出力異常のPCカードと
一緒に外部バスを共有するその他の周辺回路に対して回
復不可能なデータエラーやデータ破壊を生じさせる事態
も未然に阻止することができる。
【0020】〔8〕前記第1のレベル強制手段は、前記
カード制御手段により夫々別々にスイッチ制御されるプ
ルアップトランジスタとプルダウントランジスタとを有
して構成できる。
カード制御手段により夫々別々にスイッチ制御されるプ
ルアップトランジスタとプルダウントランジスタとを有
して構成できる。
【0021】
〔9〕データプロセッサは、外部バスの接
続端子に接続され、前記外部バス上でのデータエラーを
検出するエラー検出手段を内蔵することができる。これ
により、外付け部品を減らすことができる。このデータ
プロセッサを用いたデータ処理システムは、当該データ
プロセッサの前記外部バスの接続端子に結合された外部
バスと、外部バスに接続された周辺回路と、前記データ
プロセッサのカード制御手段及びカード検出手段と前記
外部バスに結合されたPCカードのカードソケットとを
含んで成る。
続端子に接続され、前記外部バス上でのデータエラーを
検出するエラー検出手段を内蔵することができる。これ
により、外付け部品を減らすことができる。このデータ
プロセッサを用いたデータ処理システムは、当該データ
プロセッサの前記外部バスの接続端子に結合された外部
バスと、外部バスに接続された周辺回路と、前記データ
プロセッサのカード制御手段及びカード検出手段と前記
外部バスに結合されたPCカードのカードソケットとを
含んで成る。
【0022】〔10〕任意のデータエラー検出手法を採
用できる自由度を優先できるようにする場合には、デー
タプロセッサは、外部バス上でのデータエラーの発生を
示す検出信号を外部から入力する入力端子(21B)を
備えることができる。この場合に、データプロセッサが
前記エラー検出手段を内蔵することを妨げるものではな
い。このデータプロセッサを用いたデータ処理システム
は、当該データプロセッサの前記外部バスの接続端子に
結合された外部バスと、外部バスに接続された周辺回路
と、前記外部バスに接続され外部バス上でのデータエラ
ーを検出しエラー検出信号をデータプロセッサの前記入
力端子に供給するエラー検出回路と、前記データプロセ
ッサのカード制御手段及びカード検出手段と前記外部バ
スに結合されたPCカードのカードソケットとを含んで
成る。
用できる自由度を優先できるようにする場合には、デー
タプロセッサは、外部バス上でのデータエラーの発生を
示す検出信号を外部から入力する入力端子(21B)を
備えることができる。この場合に、データプロセッサが
前記エラー検出手段を内蔵することを妨げるものではな
い。このデータプロセッサを用いたデータ処理システム
は、当該データプロセッサの前記外部バスの接続端子に
結合された外部バスと、外部バスに接続された周辺回路
と、前記外部バスに接続され外部バス上でのデータエラ
ーを検出しエラー検出信号をデータプロセッサの前記入
力端子に供給するエラー検出回路と、前記データプロセ
ッサのカード制御手段及びカード検出手段と前記外部バ
スに結合されたPCカードのカードソケットとを含んで
成る。
【0023】
《データプロセッサの概要》図1には本発明に係るデー
タプロセッサの一例が示される。同図に示されるデータ
プロセッサは、特に制限されないが、公知の半導体集積
回路製造技術によって単結晶シリコンのような1個の半
導体基板に形成される。
タプロセッサの一例が示される。同図に示されるデータ
プロセッサは、特に制限されないが、公知の半導体集積
回路製造技術によって単結晶シリコンのような1個の半
導体基板に形成される。
【0024】同図に示されるデータプロセッサ1は、全
体の制御を司るCPU(Central Processing Unit)2
を有し、特に制限されないが、前記CPU2にはCPU
バス3と周辺バス4が接続される。それらバス3,4は
データバス、アドレスバス及びコントロールバスを含
む。前記CPUバス3には、特に制限されないが、パル
ス・ワイズ・モジュレータ(PWM)5、入出力ポート
を構成する入出力回路(I/O)6、ウォッチドッグタ
イマ(WDT)7及びバスコントローラ(BSC)8が
結合されている。前記周辺バス4には、特に制限されな
いが、シリアル・コミュニケーション・コントローラ
(SCI1からSCI3)9〜11、ディジタル・トゥ
ー・アナログ・コンバータ(D/A)12、アナログ・
トゥー・ディジタル・コンバータ(A/D)13、入出
力ポートを構成する入出力回路(I/O)14及び液晶
ディスプレイ・コントローラ(LCDC)15が結合さ
れる。PLL(Phase Locked Loop)回路17は前記A
/D12及びD/A13のための同期用クロックを形成
する。
体の制御を司るCPU(Central Processing Unit)2
を有し、特に制限されないが、前記CPU2にはCPU
バス3と周辺バス4が接続される。それらバス3,4は
データバス、アドレスバス及びコントロールバスを含
む。前記CPUバス3には、特に制限されないが、パル
ス・ワイズ・モジュレータ(PWM)5、入出力ポート
を構成する入出力回路(I/O)6、ウォッチドッグタ
イマ(WDT)7及びバスコントローラ(BSC)8が
結合されている。前記周辺バス4には、特に制限されな
いが、シリアル・コミュニケーション・コントローラ
(SCI1からSCI3)9〜11、ディジタル・トゥ
ー・アナログ・コンバータ(D/A)12、アナログ・
トゥー・ディジタル・コンバータ(A/D)13、入出
力ポートを構成する入出力回路(I/O)14及び液晶
ディスプレイ・コントローラ(LCDC)15が結合さ
れる。PLL(Phase Locked Loop)回路17は前記A
/D12及びD/A13のための同期用クロックを形成
する。
【0025】前記バスコントローラ8は内部バス18を
介して外部バスの接続端子19にインタフェースされ、
CPU2によるアクセス対象が外部アドレス空間にマッ
ピングされた周辺回路であるとき、アクセス対象周辺回
路に対するアドレスエリアの選択もしくはチップ選択、
その周辺回路に対するアクセスデータ幅及びアクセス速
度(挿入すべきウェートステート数)等に応じた外部バ
スサイクルを制御する。前記エリア選択やアドレスエリ
ア毎のデータ幅及び挿入ウェートステート数はバスコン
トローラ8内部の図示しないコントロールレジスタにC
PU2が初期設定する。また、バスコントローラ8は、
起動したバスサイクルにエラーがあった場合、そのバス
サイクルを再起動する機能を有している。また、後述す
るカードコントローラ20からのバス権開放要求に応答
する処理を行う。
介して外部バスの接続端子19にインタフェースされ、
CPU2によるアクセス対象が外部アドレス空間にマッ
ピングされた周辺回路であるとき、アクセス対象周辺回
路に対するアドレスエリアの選択もしくはチップ選択、
その周辺回路に対するアクセスデータ幅及びアクセス速
度(挿入すべきウェートステート数)等に応じた外部バ
スサイクルを制御する。前記エリア選択やアドレスエリ
ア毎のデータ幅及び挿入ウェートステート数はバスコン
トローラ8内部の図示しないコントロールレジスタにC
PU2が初期設定する。また、バスコントローラ8は、
起動したバスサイクルにエラーがあった場合、そのバス
サイクルを再起動する機能を有している。また、後述す
るカードコントローラ20からのバス権開放要求に応答
する処理を行う。
【0026】前記データプロセッサ1は、PCカードを
制御するカードコントローラ20を内蔵する。このカー
ドコントローラ20は一方において前記周辺バス4を介
してCPU2に結合され、CPU2の周辺回路として制
御される。カードコントローラ20は他方において、P
Cカード専用の制御端子21に結合されると共に、PC
カードの挿抜を検出するカード検出回路22、外部バス
の接続端子19に結合されるデータバス上でのデータエ
ラーを検出するエラー検出回路23及び前記バスコント
ローラ8に結合されている。詳細については後述する
が、データプロセッサ1は、それら回路などにより、前
記接続端子19及び制御端子21を介してPCカードを
直結可能に、そして、PCカードの活性挿抜を可能に構
成されている。
制御するカードコントローラ20を内蔵する。このカー
ドコントローラ20は一方において前記周辺バス4を介
してCPU2に結合され、CPU2の周辺回路として制
御される。カードコントローラ20は他方において、P
Cカード専用の制御端子21に結合されると共に、PC
カードの挿抜を検出するカード検出回路22、外部バス
の接続端子19に結合されるデータバス上でのデータエ
ラーを検出するエラー検出回路23及び前記バスコント
ローラ8に結合されている。詳細については後述する
が、データプロセッサ1は、それら回路などにより、前
記接続端子19及び制御端子21を介してPCカードを
直結可能に、そして、PCカードの活性挿抜を可能に構
成されている。
【0027】《PCカード直結インタフェース》図2に
はPCカード直結インタフェースのシステム構成例が示
される。同図においてデータプロセッサ1にはPCカー
ドの制御に必要な構成だけを代表的に示してある。30
は前記接続端子19に結合された外部バスであり、特に
制限されないが、当該外部バス30には、CPU2の動
作プログラムなどが格納されたROM(Read only Memo
ry)31、前記CPU2の作業領域もしくはデータの一
時記憶領域として利用されるRAM(Random Access Me
mory)32、その他の周辺回路33及びカードソケット
34が代表的に結合されている。カードソケット34に
はPCカード35が挿抜される。前記内部バス18及び
外部バス30は、アドレスバス、データバス及びコント
ロールバスを含んでいるが、図2ではコントロールバス
の図示を省略してある。36はPCカードに動作電源
(Vcc,GND)を供給する電源回路である。尚、デ
ータプロセッサ1の動作電源も、特に制限されないが、
便宜上PCカード35の動作電源の符号Vcc、GND
と同じ符号によって示されている。
はPCカード直結インタフェースのシステム構成例が示
される。同図においてデータプロセッサ1にはPCカー
ドの制御に必要な構成だけを代表的に示してある。30
は前記接続端子19に結合された外部バスであり、特に
制限されないが、当該外部バス30には、CPU2の動
作プログラムなどが格納されたROM(Read only Memo
ry)31、前記CPU2の作業領域もしくはデータの一
時記憶領域として利用されるRAM(Random Access Me
mory)32、その他の周辺回路33及びカードソケット
34が代表的に結合されている。カードソケット34に
はPCカード35が挿抜される。前記内部バス18及び
外部バス30は、アドレスバス、データバス及びコント
ロールバスを含んでいるが、図2ではコントロールバス
の図示を省略してある。36はPCカードに動作電源
(Vcc,GND)を供給する電源回路である。尚、デ
ータプロセッサ1の動作電源も、特に制限されないが、
便宜上PCカード35の動作電源の符号Vcc、GND
と同じ符号によって示されている。
【0028】データプロセッサ1は、前記ROM31等
が結合された外部バス30へのPCカード35の活性挿
抜を可能にするものであり、そのために、前記PCカー
ドコントローラ20、エラー検出回路23、及びカード
検出回路22の他に、図1には図示を省略したプルアッ
プ・プルダウン回路37及びトライステートバッファ回
路(3ステートバッファ回路)38が内部バス18に設
けられ、また、PCカード専用の制御端子21側にも同
じくプルアップ・プルダウン回路40及びトライステー
トバッファ回路41が設けられている。尚、内部バス1
8において図2では図示を省略したコントロールバスも
前記トライステートバッファ回路38及びプルアップ・
プルダウン回路37に接続されている。
が結合された外部バス30へのPCカード35の活性挿
抜を可能にするものであり、そのために、前記PCカー
ドコントローラ20、エラー検出回路23、及びカード
検出回路22の他に、図1には図示を省略したプルアッ
プ・プルダウン回路37及びトライステートバッファ回
路(3ステートバッファ回路)38が内部バス18に設
けられ、また、PCカード専用の制御端子21側にも同
じくプルアップ・プルダウン回路40及びトライステー
トバッファ回路41が設けられている。尚、内部バス1
8において図2では図示を省略したコントロールバスも
前記トライステートバッファ回路38及びプルアップ・
プルダウン回路37に接続されている。
【0029】ここで前記PCカード35は、例えば、P
CMCIAに準拠され、特に制限されないが、図4に示
されるように一対のカード検出端子350,351、一
対の電源端子352,353、及びその他の信号端子3
54を有する。その他の信号端子354はデータ、アド
レス及びストローブの各信号端子とされ、特に制限され
ないが、24ビットのアドレス入力端子、2種類のチッ
プイネーブル信号入力端子、ライトイネーブル信号入力
端子、アウトプットイネーブル信号入力端子、リセット
信号入力端子、レジスタイネーブル信号入力端子、16
ビットのデータ入出力端子、及びビジー信号入力端子な
どとされる。
CMCIAに準拠され、特に制限されないが、図4に示
されるように一対のカード検出端子350,351、一
対の電源端子352,353、及びその他の信号端子3
54を有する。その他の信号端子354はデータ、アド
レス及びストローブの各信号端子とされ、特に制限され
ないが、24ビットのアドレス入力端子、2種類のチッ
プイネーブル信号入力端子、ライトイネーブル信号入力
端子、アウトプットイネーブル信号入力端子、リセット
信号入力端子、レジスタイネーブル信号入力端子、16
ビットのデータ入出力端子、及びビジー信号入力端子な
どとされる。
【0030】前記PCカードの前記その他の信号端子3
54の内、データ入出力端子及びアドレス入力端子(共
通端子354C)はカードソケット34を介して外部バ
ス30のデータ及びアドレスバスの所定の信号線に結合
される。すなわち、前記PCカードの共通端子354C
は外部バスの周辺回路とデータ及びアドレス信号線を共
有することになる。前記その他の信号端子354の内、
前記データ及びアドレス信号端子以外の端子(非共通端
子354I)は、カードソケット34に結合されたPC
カード専用の制御線42を介して前記制御端子21から
前記プルアップ・プルダウン回路40及びトライステー
トバッファ41に至る。前記カード検出端子350,3
51はカードソケット34及び制御端子21を介して前
記カード検出回路22に接続される。前記電源端子35
2,353はカードソケット34を介して前記電源回路
36に結合される。
54の内、データ入出力端子及びアドレス入力端子(共
通端子354C)はカードソケット34を介して外部バ
ス30のデータ及びアドレスバスの所定の信号線に結合
される。すなわち、前記PCカードの共通端子354C
は外部バスの周辺回路とデータ及びアドレス信号線を共
有することになる。前記その他の信号端子354の内、
前記データ及びアドレス信号端子以外の端子(非共通端
子354I)は、カードソケット34に結合されたPC
カード専用の制御線42を介して前記制御端子21から
前記プルアップ・プルダウン回路40及びトライステー
トバッファ41に至る。前記カード検出端子350,3
51はカードソケット34及び制御端子21を介して前
記カード検出回路22に接続される。前記電源端子35
2,353はカードソケット34を介して前記電源回路
36に結合される。
【0031】図4に例示される前記PCカード35の外
部端子350〜354は、ピンもしくは突起(雄型端
子)として図示され、前記端子350〜354の長さ
は、前記電源端子352,353、前記その他の端子3
54、前記カード検出端子350,351の順に短くさ
れる。この場合、カードソケット34の端子は先端部が
揃えられた雌型端子とされる。PCカード35の端子と
カードソケット34の端子の構造は前記とは相互に逆で
あってもよく、図4の端子構造をカードソケットの端子
構造とし、PCカードの端子構造として先端を揃えた雌
型端子構造とすることができる。
部端子350〜354は、ピンもしくは突起(雄型端
子)として図示され、前記端子350〜354の長さ
は、前記電源端子352,353、前記その他の端子3
54、前記カード検出端子350,351の順に短くさ
れる。この場合、カードソケット34の端子は先端部が
揃えられた雌型端子とされる。PCカード35の端子と
カードソケット34の端子の構造は前記とは相互に逆で
あってもよく、図4の端子構造をカードソケットの端子
構造とし、PCカードの端子構造として先端を揃えた雌
型端子構造とすることができる。
【0032】図3にはPCカードの直結インタフェース
の更に詳細が示される。図3において18Aは内部バス
18に含まれるアドレスバス(図では1本のアドレス信
号線が代表的に図示されている)、18Dは内部バス1
8に含まれるデータバス(図では1本のデータ信号線が
代表的に図示されている)、18Cは内部バス18に含
まれるコントロールバス(図では1本のデータ信号線が
代表的に図示されている)、42は前記専用制御線(図
では1本の信号線が代表的に示されている)である。図
3において19Aはアドレスバス18Aの外部接続端
子、19Dはデータバス18Dの外部接続端子、19C
はコントロールバス18Cの外部接続端子、21CはP
Cカード専用制御線42の出力端子である。
の更に詳細が示される。図3において18Aは内部バス
18に含まれるアドレスバス(図では1本のアドレス信
号線が代表的に図示されている)、18Dは内部バス1
8に含まれるデータバス(図では1本のデータ信号線が
代表的に図示されている)、18Cは内部バス18に含
まれるコントロールバス(図では1本のデータ信号線が
代表的に図示されている)、42は前記専用制御線(図
では1本の信号線が代表的に示されている)である。図
3において19Aはアドレスバス18Aの外部接続端
子、19Dはデータバス18Dの外部接続端子、19C
はコントロールバス18Cの外部接続端子、21CはP
Cカード専用制御線42の出力端子である。
【0033】前記トライステートバッファ回路38は代
表的に示されたトライステートバッファ38A,38
D,38Cによって構成される。トライステートバッフ
ァ38A,38D,38Cはカードコントローラ20が
出力する制御信号φbf1、φbf2、φbf3のハイ
レベルによって高出力インピーダンス状態にされる。前
記トライステートバッファ回路41は代表的に示された
トライステートバッファ41Cによって構成される。ト
ライステートバッファ41Cはカードコントローラ20
が出力する制御信号φbf5のハイレベルによって高出
力インピーダンス状態にされる。尚、バスコントローラ
8は、それが起動するライトバスサイクルにおいて前記
トライステートバッファ38Dを出力動作させることは
言うまでもない(そのための制御線は図示を省略してあ
る)。また、図3において39は、データバス18Dに
設けられたデータ入力バッファ39であり、これに対し
ても、バスコントローラ8はそれが起動するリードバス
サイクルにおいて入力動作可能にすることは言うまでも
ない(そのための制御信号線は図示を省略してある)。
PCカードの挿抜に際して入力バッファ39に対する制
御は必須ではなく、PCカードの挿抜に際してサージが
入力された場合には通常の入力保護回路が働くようにな
っている。
表的に示されたトライステートバッファ38A,38
D,38Cによって構成される。トライステートバッフ
ァ38A,38D,38Cはカードコントローラ20が
出力する制御信号φbf1、φbf2、φbf3のハイ
レベルによって高出力インピーダンス状態にされる。前
記トライステートバッファ回路41は代表的に示された
トライステートバッファ41Cによって構成される。ト
ライステートバッファ41Cはカードコントローラ20
が出力する制御信号φbf5のハイレベルによって高出
力インピーダンス状態にされる。尚、バスコントローラ
8は、それが起動するライトバスサイクルにおいて前記
トライステートバッファ38Dを出力動作させることは
言うまでもない(そのための制御線は図示を省略してあ
る)。また、図3において39は、データバス18Dに
設けられたデータ入力バッファ39であり、これに対し
ても、バスコントローラ8はそれが起動するリードバス
サイクルにおいて入力動作可能にすることは言うまでも
ない(そのための制御信号線は図示を省略してある)。
PCカードの挿抜に際して入力バッファ39に対する制
御は必須ではなく、PCカードの挿抜に際してサージが
入力された場合には通常の入力保護回路が働くようにな
っている。
【0034】前記プルアップ・プルダウン回路37,4
0は、図5に例示されるように、信号線と高電位側の電
源電圧Vccとの間に配置されたpチャンネル型MOS
トランジスタQ1と、接地電圧のような低電位側の電源
電圧GNDと信号線との間に配置されたnチャンネル型
MOSトランジスタとによって構成される。プルアップ
・プルダウン回路37はカードコントローラ20から出
力される制御信号φpu1、φpu2によってプルアッ
プ動作が制御され、制御信号φpd2によってプルダウ
ン動作が制御される。プルアップ・プルダウン回路40
はカードコントローラ20から出力される制御信号φp
u3によってプルアップ動作が制御され、制御信号φp
d3によってプルダウン動作が制御される。
0は、図5に例示されるように、信号線と高電位側の電
源電圧Vccとの間に配置されたpチャンネル型MOS
トランジスタQ1と、接地電圧のような低電位側の電源
電圧GNDと信号線との間に配置されたnチャンネル型
MOSトランジスタとによって構成される。プルアップ
・プルダウン回路37はカードコントローラ20から出
力される制御信号φpu1、φpu2によってプルアッ
プ動作が制御され、制御信号φpd2によってプルダウ
ン動作が制御される。プルアップ・プルダウン回路40
はカードコントローラ20から出力される制御信号φp
u3によってプルアップ動作が制御され、制御信号φp
d3によってプルダウン動作が制御される。
【0035】前記カード検出回路22は、カードソケッ
ト34にカード検出端子350,351が挿抜される過
渡的な状態と定常的な状態とを検出する。検出された状
態は複数ビットのカード検出信号CSENによってカー
ドコントローラ20に与えられる。例えばカード検出端
子350,351はPCカード内部で高抵抗を介して電
源端子GNDに結合され、カード検出回路22は個々の
カード検出端子350,351に対応する入力ノードに
プルアップ回路を有し、入力ノードの電圧が電源電圧V
ccのようなハイレベルで平衡している状態と、接地電
位GNDのようなローレベルで平衡している状態とを検
出する回路を備えている。これにより、PCカードの完
全挿入状態では、カード検出回路22は前記一対の入力
ノードのレベルがローレベルで平衡している状態を検出
している。PCカードがカードソケットから抜き取られ
ようとするとき、一対のカード検出端子350,351
が完全同一タイミングでソケットから離脱することは実
質的に起こり得ず、そのタイミングの相違による一対の
入力ノードのレベルのアンバランスによってPCカード
の抜き取りが行われていることを検出し、その後、一対
の入力ノードのレベルがハイレベルで平衡する状態によ
って、一対のカード検出端子350,351が完全にカ
ードソケットから離脱したことを検出する。PCカード
を挿入する時もカード検出回路22による過渡的な検出
動作は上記と同じである。尚、21Bは前記PCカード
の一組のカード検出端子350,351に接続される一
組の入力端子である。
ト34にカード検出端子350,351が挿抜される過
渡的な状態と定常的な状態とを検出する。検出された状
態は複数ビットのカード検出信号CSENによってカー
ドコントローラ20に与えられる。例えばカード検出端
子350,351はPCカード内部で高抵抗を介して電
源端子GNDに結合され、カード検出回路22は個々の
カード検出端子350,351に対応する入力ノードに
プルアップ回路を有し、入力ノードの電圧が電源電圧V
ccのようなハイレベルで平衡している状態と、接地電
位GNDのようなローレベルで平衡している状態とを検
出する回路を備えている。これにより、PCカードの完
全挿入状態では、カード検出回路22は前記一対の入力
ノードのレベルがローレベルで平衡している状態を検出
している。PCカードがカードソケットから抜き取られ
ようとするとき、一対のカード検出端子350,351
が完全同一タイミングでソケットから離脱することは実
質的に起こり得ず、そのタイミングの相違による一対の
入力ノードのレベルのアンバランスによってPCカード
の抜き取りが行われていることを検出し、その後、一対
の入力ノードのレベルがハイレベルで平衡する状態によ
って、一対のカード検出端子350,351が完全にカ
ードソケットから離脱したことを検出する。PCカード
を挿入する時もカード検出回路22による過渡的な検出
動作は上記と同じである。尚、21Bは前記PCカード
の一組のカード検出端子350,351に接続される一
組の入力端子である。
【0036】前記エラー検出回路23は外部バス30に
含まれるデータバス上のデータに対してパリティーチェ
ック行い、或いはECCによるエラー検出及び訂正を行
い、エラーの発生を検出する回路である。エラー検出信
号DERRはカードコントローラ20及びバスコントロ
ーラ8に与えられる。尚、図3ではエラー検出端子21
Aが設けられている。これは、データプロセッサ1の外
部に配置された図示しないエラー検出回路を用いる場合
に当該外部のエラー検出回路からの検出信号をカードコ
ントローラ20に直接供給できるようにするものであ
り、このとき前記エラー検出回路23によるデータエラ
ー検出動作は無視もしくは停止される。
含まれるデータバス上のデータに対してパリティーチェ
ック行い、或いはECCによるエラー検出及び訂正を行
い、エラーの発生を検出する回路である。エラー検出信
号DERRはカードコントローラ20及びバスコントロ
ーラ8に与えられる。尚、図3ではエラー検出端子21
Aが設けられている。これは、データプロセッサ1の外
部に配置された図示しないエラー検出回路を用いる場合
に当該外部のエラー検出回路からの検出信号をカードコ
ントローラ20に直接供給できるようにするものであ
り、このとき前記エラー検出回路23によるデータエラ
ー検出動作は無視もしくは停止される。
【0037】図3において21Dで示されるものは、前
記電源回路36に対する制御端子であり、カードコント
ローラ20がその制御端子21Dに供給する信号によっ
てPCカード35への電源が供給され、また、電源供給
が停止される。
記電源回路36に対する制御端子であり、カードコント
ローラ20がその制御端子21Dに供給する信号によっ
てPCカード35への電源が供給され、また、電源供給
が停止される。
【0038】前記カードコントローラ20はバスコント
ローラ8に対してバス権開放要求信号BREQを出力
し、また、それに対する応答信号(バス権開放通知信
号)BACKをバスコントローラ8から受ける。また、
カードコントローラ20は3本のタイマA200、タイ
マB201、タイマC202、及びコントロールレジス
タ(CREG)203を有する。コントロールレジスタ
203はCPU2によって制御データが設定され、ま
た、それに含まれるフラグがCPU2によって参照可能
にされている。
ローラ8に対してバス権開放要求信号BREQを出力
し、また、それに対する応答信号(バス権開放通知信
号)BACKをバスコントローラ8から受ける。また、
カードコントローラ20は3本のタイマA200、タイ
マB201、タイマC202、及びコントロールレジス
タ(CREG)203を有する。コントロールレジスタ
203はCPU2によって制御データが設定され、ま
た、それに含まれるフラグがCPU2によって参照可能
にされている。
【0039】カードコントローラ20において204で
示されるものは、プルアップ又はプルダウン状態にされ
た内部バス18A,18Dが期待のレベルに安定するか
否かを判定する判定手段であり、205で示されるもの
は前記カード検出回路22、エラー検出回路23及び前
記判定手段204の出力などを受けてPCカード35の
活性挿抜のための全体的な制御を行う論理手段である。
示されるものは、プルアップ又はプルダウン状態にされ
た内部バス18A,18Dが期待のレベルに安定するか
否かを判定する判定手段であり、205で示されるもの
は前記カード検出回路22、エラー検出回路23及び前
記判定手段204の出力などを受けてPCカード35の
活性挿抜のための全体的な制御を行う論理手段である。
【0040】バスコントローラ8は、前記バス権開放要
求信号BREQに応答してバス権を開放すると、バス権
開放要求信号BREQがネゲートされるまで、新たなバ
スサイクルの起動を休止する。このバス権開放状態にお
いて、前記バスコントローラ8はコントロールバス18
C上の各制御信号をインアクティブレベルに制御しよう
とする。この例の場合、インアクティブレベルはハイレ
ベルであり、外部制御信号がCMOSレベルである場合
には当該インアクティブレベルは電源電圧Vccのレベ
ルとされる。
求信号BREQに応答してバス権を開放すると、バス権
開放要求信号BREQがネゲートされるまで、新たなバ
スサイクルの起動を休止する。このバス権開放状態にお
いて、前記バスコントローラ8はコントロールバス18
C上の各制御信号をインアクティブレベルに制御しよう
とする。この例の場合、インアクティブレベルはハイレ
ベルであり、外部制御信号がCMOSレベルである場合
には当該インアクティブレベルは電源電圧Vccのレベ
ルとされる。
【0041】以下、PCカードの活性挿抜を可能にする
カードコントローラ2とバスコントローラ8による制御
の内容を詳細に説明する。
カードコントローラ2とバスコントローラ8による制御
の内容を詳細に説明する。
【0042】《PCカード引き抜き時の制御》図6及び
図7にはPCカード引き抜き時のカードコントローラ2
による制御内容の一例が示される。
図7にはPCカード引き抜き時のカードコントローラ2
による制御内容の一例が示される。
【0043】PCカード35がカードソケット34から
引き抜かれるとき、前記カード検出端子350,351
が最も短いから、実際に電源端子352,353やその
他の信号端子354がカードソケット34から電気的に
分離される前に、カード検出端子350,351がソケ
ット34から電気的に分離されることになる。PCカー
ド35の引き抜きに対しては、それを利用して、PCカ
ード35の引き抜きの開始を検出する。すなわち、PC
カード35がカードソケット34から抜き取られようと
するとき、一対のカード検出端子350,351が完全
同一タイミングでソケットから離脱することは実質的に
起こり得ず、そのタイミングの相違により、カード検出
回路22から出力されるカード検出信号CSENが変動
する。カードコントローラ20はこの変動を検出する
と、バス権開放要求信号BREQをアサート(アクティ
ブレベルに変化)する(ステップS2)。バスコントロ
ーラ8にとってそのバス権開放要求信号BREQは、優
先度の高い要求とされ、現在バスサイクルを起動してい
るときは、当該バスサイクルの完了を待って、バス権開
放通知信号BACKをカードコントローラ20に返し、
当該バスサイクルの次のバスサイクルの起動を休止す
る。バスコントローラ8は、バス権開放要求信号BRE
Qがネゲート(インアクティブレベルに変化)されるま
で、その状態を維持する。バスサイクル起動中でない場
合には新たなバスサイクルの起動を同様に抑止する。
引き抜かれるとき、前記カード検出端子350,351
が最も短いから、実際に電源端子352,353やその
他の信号端子354がカードソケット34から電気的に
分離される前に、カード検出端子350,351がソケ
ット34から電気的に分離されることになる。PCカー
ド35の引き抜きに対しては、それを利用して、PCカ
ード35の引き抜きの開始を検出する。すなわち、PC
カード35がカードソケット34から抜き取られようと
するとき、一対のカード検出端子350,351が完全
同一タイミングでソケットから離脱することは実質的に
起こり得ず、そのタイミングの相違により、カード検出
回路22から出力されるカード検出信号CSENが変動
する。カードコントローラ20はこの変動を検出する
と、バス権開放要求信号BREQをアサート(アクティ
ブレベルに変化)する(ステップS2)。バスコントロ
ーラ8にとってそのバス権開放要求信号BREQは、優
先度の高い要求とされ、現在バスサイクルを起動してい
るときは、当該バスサイクルの完了を待って、バス権開
放通知信号BACKをカードコントローラ20に返し、
当該バスサイクルの次のバスサイクルの起動を休止す
る。バスコントローラ8は、バス権開放要求信号BRE
Qがネゲート(インアクティブレベルに変化)されるま
で、その状態を維持する。バスサイクル起動中でない場
合には新たなバスサイクルの起動を同様に抑止する。
【0044】その間、カードコントローラ20はバス権
開放通知信号BACKによってバスサイクル実行中か
(未だバス権が開放されていないか)を判定しており
(ステップ3)、バス権の開放を確認した後、トライス
テートバッファ回路38(前記共通端子354Cに対応
される内部バス18A,18Dのトライステートバッフ
ァ38A,38Bと、コントローラバス18Cのトライ
ステートバッファ18C)を高出力インピーダンス状態
(HiZ)に制御し、且つ、PCカード35への給電を
停止する(ステップS4)。更に、ステップS4の処理
では、プルアップ・プルダウン回路37によってアドレ
スバス18A、データバス18D又はコントロールバス
18Cを、前記コントロールレジスタ203の設定値に
従って、夫々個別的に、プルアップ、プルダウン、又は
フローティング(そのまま)にすることができる。例え
ば、PCカード35に共通接続されるアドレスバス18
A及びデータバス18Dに対しては、その後でPCカー
ドの端子354と分離される時のノイズを低減すること
を考慮すれば、プルダウン状態にしておくことが望まし
く、また、コントロールバス18Cに対しては、PCカ
ードとは接続されていないが、当該コントロールバス1
8Cに接続するその他の周辺回路が不所望に選択状態を
維持したりしないようにプルアップ状態(制御信号のイ
ンアクティブレベル状態)にしておくことが望ましい。
開放通知信号BACKによってバスサイクル実行中か
(未だバス権が開放されていないか)を判定しており
(ステップ3)、バス権の開放を確認した後、トライス
テートバッファ回路38(前記共通端子354Cに対応
される内部バス18A,18Dのトライステートバッフ
ァ38A,38Bと、コントローラバス18Cのトライ
ステートバッファ18C)を高出力インピーダンス状態
(HiZ)に制御し、且つ、PCカード35への給電を
停止する(ステップS4)。更に、ステップS4の処理
では、プルアップ・プルダウン回路37によってアドレ
スバス18A、データバス18D又はコントロールバス
18Cを、前記コントロールレジスタ203の設定値に
従って、夫々個別的に、プルアップ、プルダウン、又は
フローティング(そのまま)にすることができる。例え
ば、PCカード35に共通接続されるアドレスバス18
A及びデータバス18Dに対しては、その後でPCカー
ドの端子354と分離される時のノイズを低減すること
を考慮すれば、プルダウン状態にしておくことが望まし
く、また、コントロールバス18Cに対しては、PCカ
ードとは接続されていないが、当該コントロールバス1
8Cに接続するその他の周辺回路が不所望に選択状態を
維持したりしないようにプルアップ状態(制御信号のイ
ンアクティブレベル状態)にしておくことが望ましい。
【0045】また、カードコントローラ20は、ステッ
プS3で検出されるバスサイクル中に、データエラーを
検出した場合には(ステップ3A)、当該バスサイクル
の終了を待たずに(バス権開放が通知される前に)、前
記ステップS4の処理に移行する。データエラーが発生
した場合、バスコントローラ8はデータエラーに係るバ
スサイクルを後から再実行するので、カードコントロー
ラ20は前記バスサイクルの終了を待つ必要はない。こ
のとき、コントロールバス18Cから外部に供給される
制御信号がインアクティブレベルにされるのは、バスコ
ントローラ8が現在のバスサイクルを終了してからであ
る。そのため、ステップS4の処理では、コントロール
バス18Cの制御信号レベルをインアクティブレベルに
対応されるハイレベルに強制して、その他の周辺回路が
選択状態を維持したりしないように、前記制御信号φp
d1によってコントロールバス18Cをプルアップする
必要がある。
プS3で検出されるバスサイクル中に、データエラーを
検出した場合には(ステップ3A)、当該バスサイクル
の終了を待たずに(バス権開放が通知される前に)、前
記ステップS4の処理に移行する。データエラーが発生
した場合、バスコントローラ8はデータエラーに係るバ
スサイクルを後から再実行するので、カードコントロー
ラ20は前記バスサイクルの終了を待つ必要はない。こ
のとき、コントロールバス18Cから外部に供給される
制御信号がインアクティブレベルにされるのは、バスコ
ントローラ8が現在のバスサイクルを終了してからであ
る。そのため、ステップS4の処理では、コントロール
バス18Cの制御信号レベルをインアクティブレベルに
対応されるハイレベルに強制して、その他の周辺回路が
選択状態を維持したりしないように、前記制御信号φp
d1によってコントロールバス18Cをプルアップする
必要がある。
【0046】そしてカードコントローラ20は、カード
検出端子350,351がカードソケット34から完全
に抜けたことをカード検出信号CSENの安定状態によ
って確認してから(ステップS5)、非共通端子354
Iに対応されるトライステートバッファ回路41を高出
力インピーダンス状態に制御すると共に、プルアップ・
プルダウン回路40によって専用制御線42をプルダウ
ン状態に制御する(ステップS6)。これは、PCカー
ドの専用制御線42に供給される信号のインアクティブ
レベルはハイレベルであり、そのようなハイレベル状態
で非共通端子354Iがカードソケット34から抜かれ
るとPCカード35の内部回路が破壊される虞があり、
そのような虞を未然に防止するためである。
検出端子350,351がカードソケット34から完全
に抜けたことをカード検出信号CSENの安定状態によ
って確認してから(ステップS5)、非共通端子354
Iに対応されるトライステートバッファ回路41を高出
力インピーダンス状態に制御すると共に、プルアップ・
プルダウン回路40によって専用制御線42をプルダウ
ン状態に制御する(ステップS6)。これは、PCカー
ドの専用制御線42に供給される信号のインアクティブ
レベルはハイレベルであり、そのようなハイレベル状態
で非共通端子354Iがカードソケット34から抜かれ
るとPCカード35の内部回路が破壊される虞があり、
そのような虞を未然に防止するためである。
【0047】この状態の後、前記タイマA200を初期
化して時間計測動作を開始し(ステップS7)、所定時
間の経過を待つ(ステップS8)。ここで、所定時間と
は、例えば、その後共通端子354Cがカードソケット
から離脱するのに必要と一般的に考えられる一定の時間
である。
化して時間計測動作を開始し(ステップS7)、所定時
間の経過を待つ(ステップS8)。ここで、所定時間と
は、例えば、その後共通端子354Cがカードソケット
から離脱するのに必要と一般的に考えられる一定の時間
である。
【0048】そして、トライステートバッファ回路38
を高出力インピーダンス状態に保ったまま、プルアップ
・プルダウン回路37にてバス18A,18Dをプルダ
ウン状態に制御する(ステップS9)。この状態で、カ
ードコントローラ20はバス18A,18Dがローレベ
ルに安定しているか(PCカード引き抜きによる摺動ノ
イズの発生が終わったか)を判定し(ステップS1
0)、ローレベルにされたのを確認した後、今度は、バ
ッファ回路38を高出力インピーダンス状態に保ったま
まプルアップ・プルダウン回路37にてバス18A,1
8Dをプルアップ状態に制御し(ステップS11)、バ
ス18A,18Dがハイレベルに安定しているか(PC
カード引き抜きによる摺動ノイズの発生が終わったか)
を判定する(ステップS12)。ここで、PCカードの
端子とカードソケットの端子が摺動すると、相互の電気
的な接点は、微視的に接続及び分離若しくは接触抵抗の
変化を繰返し生ずる状態になり、このとき、PCカード
の端子は容量成分と見なすことができるから、PCカー
ド35の引き抜き途中の状態では、引き抜き完了状態に
比べてバス18D,18Aの信号レベルは完全にローレ
ベル(接地電圧GND)又はハイレベル(電源電圧Vc
c)に安定せず、この不安定な状態のノイズ成分が前記
摺動ノイズである。後で説明するPCカード挿入時の摺
動ノイズも同じことである。
を高出力インピーダンス状態に保ったまま、プルアップ
・プルダウン回路37にてバス18A,18Dをプルダ
ウン状態に制御する(ステップS9)。この状態で、カ
ードコントローラ20はバス18A,18Dがローレベ
ルに安定しているか(PCカード引き抜きによる摺動ノ
イズの発生が終わったか)を判定し(ステップS1
0)、ローレベルにされたのを確認した後、今度は、バ
ッファ回路38を高出力インピーダンス状態に保ったま
まプルアップ・プルダウン回路37にてバス18A,1
8Dをプルアップ状態に制御し(ステップS11)、バ
ス18A,18Dがハイレベルに安定しているか(PC
カード引き抜きによる摺動ノイズの発生が終わったか)
を判定する(ステップS12)。ここで、PCカードの
端子とカードソケットの端子が摺動すると、相互の電気
的な接点は、微視的に接続及び分離若しくは接触抵抗の
変化を繰返し生ずる状態になり、このとき、PCカード
の端子は容量成分と見なすことができるから、PCカー
ド35の引き抜き途中の状態では、引き抜き完了状態に
比べてバス18D,18Aの信号レベルは完全にローレ
ベル(接地電圧GND)又はハイレベル(電源電圧Vc
c)に安定せず、この不安定な状態のノイズ成分が前記
摺動ノイズである。後で説明するPCカード挿入時の摺
動ノイズも同じことである。
【0049】前記ステップS10及びステップS12の
判定の双方において“Yes”とされることにより、前
記共通端子354Cがカードソケット34から完全に抜
けたものとみなすことができる。
判定の双方において“Yes”とされることにより、前
記共通端子354Cがカードソケット34から完全に抜
けたものとみなすことができる。
【0050】ステップS12の判定結果が“Yes”と
された後、カードコントローラ20は、タイマB201
で一定時間が経過されるのを確認する(ステップS1
3)。ここで一定時間とは、前記ステップS12での判
定誤差を吸収する余裕時間、或いは、その後電源端子3
52,353もカードソケット34から抜き取られるま
でに必要と予想される時間とされる。そして、カードコ
ントローラ20はバス権開放要求信号BREQをネゲー
トする(ステップS14)。
された後、カードコントローラ20は、タイマB201
で一定時間が経過されるのを確認する(ステップS1
3)。ここで一定時間とは、前記ステップS12での判
定誤差を吸収する余裕時間、或いは、その後電源端子3
52,353もカードソケット34から抜き取られるま
でに必要と予想される時間とされる。そして、カードコ
ントローラ20はバス権開放要求信号BREQをネゲー
トする(ステップS14)。
【0051】図8にはバス権開放要求信号BREQがア
サートされたときのバスコントローラ8の制御内容の一
例が示される。バスコントローラ8は、バス権開放要求
信号BREQがアサートされると、現在バスサイクルを
実行中であるならばそのバスサイクルを完了したかを判
定し(ステップB1)、完了していない場合には、当該
バスサイクルの実行に際してデータエラーを生じていな
いかを判定する(ステップB2)。ここでデータエラー
とは、例えばPCカード35の挿抜に際してPCカード
35とカードソケット34との接点の摺動ノイズや接点
の接続分離時のノイズに起因してデータバス上で生ずる
エラーである。データエラーが検出されたときバスコン
トローラ8は、エラーに係るバスサイクルの再起動に必
要な情報を内部に保持して当該バスサイクルを終了する
(ステップB3)。バスコントローラ8は、バスサイク
ルの実行を終了したとき、若しくはバスサイクルを実行
していなかったとき、前記バス権開放要求に対する応答
信号(バス権開放通知信号)BACKをアサートしてカ
ードコントローラ20に返す。そして、バスコントロー
ラ8はバス権開放要求信号BREQがネゲートされるの
を待つ(ステップB5)。バスコントローラ8は、バス
権開放要求信号BREQがネゲートされるのを確認する
と、再起動すべきバスサイクル(前記データエラーに係
るバスサイクル)がある場合には、当該エラーに係るバ
スサイクルを再起動する(ステップB6,B7)。
サートされたときのバスコントローラ8の制御内容の一
例が示される。バスコントローラ8は、バス権開放要求
信号BREQがアサートされると、現在バスサイクルを
実行中であるならばそのバスサイクルを完了したかを判
定し(ステップB1)、完了していない場合には、当該
バスサイクルの実行に際してデータエラーを生じていな
いかを判定する(ステップB2)。ここでデータエラー
とは、例えばPCカード35の挿抜に際してPCカード
35とカードソケット34との接点の摺動ノイズや接点
の接続分離時のノイズに起因してデータバス上で生ずる
エラーである。データエラーが検出されたときバスコン
トローラ8は、エラーに係るバスサイクルの再起動に必
要な情報を内部に保持して当該バスサイクルを終了する
(ステップB3)。バスコントローラ8は、バスサイク
ルの実行を終了したとき、若しくはバスサイクルを実行
していなかったとき、前記バス権開放要求に対する応答
信号(バス権開放通知信号)BACKをアサートしてカ
ードコントローラ20に返す。そして、バスコントロー
ラ8はバス権開放要求信号BREQがネゲートされるの
を待つ(ステップB5)。バスコントローラ8は、バス
権開放要求信号BREQがネゲートされるのを確認する
と、再起動すべきバスサイクル(前記データエラーに係
るバスサイクル)がある場合には、当該エラーに係るバ
スサイクルを再起動する(ステップB6,B7)。
【0052】上記PCカード35の引き抜き時の制御に
おいて、カード検出信号CSENの変動検出(ステップ
S1)からバス権開放要求の応答があるまで(ステップ
S3)に発生する虞のあるデータエラーは、共通端子3
54Cの接点摺動ノイズによって外部バス上で生ずるデ
ータエラーだけであり、このデータエラーを生ずる虞が
ない場合には、図6のステップS3Aの処理を省略する
ことができる。PCカード35の引き抜き時には、カー
ド検出端子350,351がカードソケット34から離
脱しても共通端子354Cは依然としてカードソケット
34との電気的な接続状態が維持されているので、バス
コントローラ8によるバス開放前に、共通端子354C
がカードソケット34から電気的に分離してデータエラ
ーを生ずることはない。
おいて、カード検出信号CSENの変動検出(ステップ
S1)からバス権開放要求の応答があるまで(ステップ
S3)に発生する虞のあるデータエラーは、共通端子3
54Cの接点摺動ノイズによって外部バス上で生ずるデ
ータエラーだけであり、このデータエラーを生ずる虞が
ない場合には、図6のステップS3Aの処理を省略する
ことができる。PCカード35の引き抜き時には、カー
ド検出端子350,351がカードソケット34から離
脱しても共通端子354Cは依然としてカードソケット
34との電気的な接続状態が維持されているので、バス
コントローラ8によるバス開放前に、共通端子354C
がカードソケット34から電気的に分離してデータエラ
ーを生ずることはない。
【0053】《PCカード挿入時の制御》図9、図10
及び図11にはPCカード挿入時のカードコントローラ
2による制御内容の一例が示される。
及び図11にはPCカード挿入時のカードコントローラ
2による制御内容の一例が示される。
【0054】PCカード35がカードソケット34に挿
入されていない状態において、カードコントローラ20
は、前記トライステートバッファ回路41を高出力イン
ピーダンス状態に制御すると共に、前記非共通端子35
4Iに対応される専用制御線42を前記プルアップ・プ
ルダウン回路40によって接地電位GNDにプルダウン
している。これは、専用制御線42に供給される信号の
インアクティブレベルがハイレベルであるから、そのよ
うなハイレベル状態でPCカード35がカードソケット
34に挿入されると、PCカード35の非共通端子35
4Iに対応される内部回路が破壊される虞があり、その
ような虞を未然に防止するためである。
入されていない状態において、カードコントローラ20
は、前記トライステートバッファ回路41を高出力イン
ピーダンス状態に制御すると共に、前記非共通端子35
4Iに対応される専用制御線42を前記プルアップ・プ
ルダウン回路40によって接地電位GNDにプルダウン
している。これは、専用制御線42に供給される信号の
インアクティブレベルがハイレベルであるから、そのよ
うなハイレベル状態でPCカード35がカードソケット
34に挿入されると、PCカード35の非共通端子35
4Iに対応される内部回路が破壊される虞があり、その
ような虞を未然に防止するためである。
【0055】PCカード35がカードソケット34に挿
入されるとき、PCカード35の外部端子は、電源端子
352,353、その他の端子(共通端子及び非共通端
子)354、カード検出端子350,351の順にカー
ドソケット34の対応端子に結合される。したがって、
カード検出端子350,351がカードソケット34の
対応端子に電気的に接続される前に、前記共通端子35
4C等がカードソケット34の対応端子と電気的に接続
される。そこで、PCカード35が挿入されるのを前記
カード検出信号CSENの変動によって検出するととも
に、PCカード35が挿入されるのをいち早く検出する
ために、データエラーを検出したときもPCカードの挿
入とみなして処理を行う。
入されるとき、PCカード35の外部端子は、電源端子
352,353、その他の端子(共通端子及び非共通端
子)354、カード検出端子350,351の順にカー
ドソケット34の対応端子に結合される。したがって、
カード検出端子350,351がカードソケット34の
対応端子に電気的に接続される前に、前記共通端子35
4C等がカードソケット34の対応端子と電気的に接続
される。そこで、PCカード35が挿入されるのを前記
カード検出信号CSENの変動によって検出するととも
に、PCカード35が挿入されるのをいち早く検出する
ために、データエラーを検出したときもPCカードの挿
入とみなして処理を行う。
【0056】すなわち、カードコントローラ20がエラ
ー検出回路23によってデータエラーを検出した場合に
は、バスコントローラ8にバス権開放要求信号BREQ
をアサートして、バス権の開放を要求する(ステップS
20)。そしてカードコントローラ20は、バス権の開
放を確認する前に、トライステートバッファ回路38を
高出力インピーダンス状態に制御する(テップS2
1)。このときバスコントローラ8は図8で説明したよ
うにデータエラーを検出して、エラーに係るバスサイク
ルの再起動に必要な情報を内部で保持することになる
(図8のステップB3)。ステップS21の処理では、
前述のステップS4と同様に前記コントロールレジスタ
203の設定値に従って、プルアップ・プルダウン回路
37によってアドレスバス18A、データバス18D又
はコントロールバス18Cを、前記コントロールレジス
タ203の設定値に従って、夫々個別的に、プルアッ
プ、プルダウン、又はフローティング(そのまま)にす
ることができる。例えば、コントロールバス18Cに対
しては、PCカードとは接続されないが、当該コントロ
ールバス18Cに接続するその他の周辺回路が不所望に
選択状態を維持したりしないようにプルアップ状態(制
御信号のインアクティブレベル状態)にするのがよい。
ー検出回路23によってデータエラーを検出した場合に
は、バスコントローラ8にバス権開放要求信号BREQ
をアサートして、バス権の開放を要求する(ステップS
20)。そしてカードコントローラ20は、バス権の開
放を確認する前に、トライステートバッファ回路38を
高出力インピーダンス状態に制御する(テップS2
1)。このときバスコントローラ8は図8で説明したよ
うにデータエラーを検出して、エラーに係るバスサイク
ルの再起動に必要な情報を内部で保持することになる
(図8のステップB3)。ステップS21の処理では、
前述のステップS4と同様に前記コントロールレジスタ
203の設定値に従って、プルアップ・プルダウン回路
37によってアドレスバス18A、データバス18D又
はコントロールバス18Cを、前記コントロールレジス
タ203の設定値に従って、夫々個別的に、プルアッ
プ、プルダウン、又はフローティング(そのまま)にす
ることができる。例えば、コントロールバス18Cに対
しては、PCカードとは接続されないが、当該コントロ
ールバス18Cに接続するその他の周辺回路が不所望に
選択状態を維持したりしないようにプルアップ状態(制
御信号のインアクティブレベル状態)にするのがよい。
【0057】そしてバスコントローラ20はカード検出
端子350,351がカードソケット34の対応端子に
完全に挿入されたかを判定することにより(ステップS
22)、そのデータエラーがPCカード35の挿入に起
因するものかを判断する。例えば、データエラーの検出
からタイマC202で一定時間を計測し(ステップS2
3)、その間にカード検出信号CSENがレベル反転さ
れたこと(カード検出端子350,351の挿入)を検
出した場合は、PCカード35が挿入されとことが明ら
かのなる。この場合には、続いて、タイマA200の初
期化を行い、それに従って時間計測を開始し(ステップ
S25)、図10のAに続く処理に進む。
端子350,351がカードソケット34の対応端子に
完全に挿入されたかを判定することにより(ステップS
22)、そのデータエラーがPCカード35の挿入に起
因するものかを判断する。例えば、データエラーの検出
からタイマC202で一定時間を計測し(ステップS2
3)、その間にカード検出信号CSENがレベル反転さ
れたこと(カード検出端子350,351の挿入)を検
出した場合は、PCカード35が挿入されとことが明ら
かのなる。この場合には、続いて、タイマA200の初
期化を行い、それに従って時間計測を開始し(ステップ
S25)、図10のAに続く処理に進む。
【0058】ステップS23における計測がタイムアウ
トになった場合には、そのときのデータエラーはPCカ
ード挿入に起因するものではないから、バス権開放要求
信号BREQをネゲートして、処理を終了する。バス権
開放要求信号BREQがネゲートされると、バスコント
ローラ8は、前記図8のフローチャートに従ってエラー
に係るバスサイクルを再起動する(図8のスッテプB
7)。
トになった場合には、そのときのデータエラーはPCカ
ード挿入に起因するものではないから、バス権開放要求
信号BREQをネゲートして、処理を終了する。バス権
開放要求信号BREQがネゲートされると、バスコント
ローラ8は、前記図8のフローチャートに従ってエラー
に係るバスサイクルを再起動する(図8のスッテプB
7)。
【0059】一方、データエラーが発生していない状態
でカード検出回路22によってカード検出信号CSEN
の変動が検出されると(共通端子354Cは既にカード
ソケット34に接続されている)、カードコントローラ
20は、バス権開放要求信号BREQをアサートする
(ステップS26)。このバス権開放要求信号BREQ
を受けるバスコントローラ8は、図8で説明した通り、
現在バスサイクルを起動しているときは、当該バスサイ
クルの次のバスサイクルの起動を休止すると共に、当該
バスサイクルの完了を待って、バス権開放通知信号BA
CKをアサートしてカードコントローラ20に返す。バ
スコントローラ8は、バス権開放要求信号BREQがネ
ゲート(インアクティブレベルに変化)されるまで、そ
の状態を維持する。バスサイクル起動中でない場合には
新たなバスサイクルの起動を同様に抑止する。
でカード検出回路22によってカード検出信号CSEN
の変動が検出されると(共通端子354Cは既にカード
ソケット34に接続されている)、カードコントローラ
20は、バス権開放要求信号BREQをアサートする
(ステップS26)。このバス権開放要求信号BREQ
を受けるバスコントローラ8は、図8で説明した通り、
現在バスサイクルを起動しているときは、当該バスサイ
クルの次のバスサイクルの起動を休止すると共に、当該
バスサイクルの完了を待って、バス権開放通知信号BA
CKをアサートしてカードコントローラ20に返す。バ
スコントローラ8は、バス権開放要求信号BREQがネ
ゲート(インアクティブレベルに変化)されるまで、そ
の状態を維持する。バスサイクル起動中でない場合には
新たなバスサイクルの起動を同様に抑止する。
【0060】その間、カードコントローラ20はバス権
開放通知信号BACKによってバスサイクル実行中かを
判定しており(ステップS27)、バス権の開放を確認
した後、前記共通端子354Cに対応されるトライステ
ートバッファ回路38を高出力インピーダンス状態に制
御し、且つ、タイマAの初期化と時間計測を開始する
(ステップS28)。尚、ステップS28処理では、前
述と同じく、前記コントロールレジスタの設定値に従っ
て、プルアップ・プルダウン回路37によってアドレス
バス18A、データバス18D又はコントロールバス1
8Cを、前記コントロールレジスタ203の設定値に従
って、夫々個別的に、プルアップ、プルダウン、又はフ
ローティング(そのまま)にすることができる。
開放通知信号BACKによってバスサイクル実行中かを
判定しており(ステップS27)、バス権の開放を確認
した後、前記共通端子354Cに対応されるトライステ
ートバッファ回路38を高出力インピーダンス状態に制
御し、且つ、タイマAの初期化と時間計測を開始する
(ステップS28)。尚、ステップS28処理では、前
述と同じく、前記コントロールレジスタの設定値に従っ
て、プルアップ・プルダウン回路37によってアドレス
バス18A、データバス18D又はコントロールバス1
8Cを、前記コントロールレジスタ203の設定値に従
って、夫々個別的に、プルアップ、プルダウン、又はフ
ローティング(そのまま)にすることができる。
【0061】また、カードコントローラ20は、ステッ
プS27で検出されるバスサイクル中に、データエラー
を検出した場合には(ステップS27A)、当該バスサ
イクルの終了を待たずに、前記ステップS28の処理に
移行する。データエラーが発生した場合、バスコントロ
ーラ8はデータエラーに係るバスサイクルを後から再実
行するので、前記バスサイクルの終了を待つ必要はな
い。このとき、コントロールバス18Cから外部に供給
される制御信号がインアクティブレベルにされるのは、
バスコントローラ8が現在のバスサイクルを終了してか
らであるため、ステップS28の処理では、コントロー
ルバス18Cの制御信号レベルをインアクティブレベル
に対応されるハイレベルに強制して、その他の周辺回路
が選択状態を維持したりしないようにするために、前記
制御信号φpd1によってコントロールバス18Cをプ
ルアップすることが必要である。
プS27で検出されるバスサイクル中に、データエラー
を検出した場合には(ステップS27A)、当該バスサ
イクルの終了を待たずに、前記ステップS28の処理に
移行する。データエラーが発生した場合、バスコントロ
ーラ8はデータエラーに係るバスサイクルを後から再実
行するので、前記バスサイクルの終了を待つ必要はな
い。このとき、コントロールバス18Cから外部に供給
される制御信号がインアクティブレベルにされるのは、
バスコントローラ8が現在のバスサイクルを終了してか
らであるため、ステップS28の処理では、コントロー
ルバス18Cの制御信号レベルをインアクティブレベル
に対応されるハイレベルに強制して、その他の周辺回路
が選択状態を維持したりしないようにするために、前記
制御信号φpd1によってコントロールバス18Cをプ
ルアップすることが必要である。
【0062】前記ステップS25又はS28によりタイ
マA200が初期化され且つ時間計測が開始されると、
カードコントローラ20は、図10に示されるように、
タイマA200設定された時間の経過を待つ(ステップ
S29)。その時間は、特に制限されないが、カード検
出端子350,351の挿入状態が安定になるまでに必
要と予想される一定時間である。この時間が経過した
後、カードコントローラ20はカード検出信号CSEN
によりカード検出端子350,351の挿入が完了され
たか否かを判定する(ステップS30)。そしてカード
コントローラ20は、トライステートバッファ回路38
を高出力インピーダンス状態に保ったまま、プルアップ
・プルダウン回路437によってデータバス18D及び
アドレスバス18Aをプルダウン状態に制御する(ステ
ップS31)。そして、カードコントローラ20は、そ
のデータバス18D及びアドレスバス18Aがローレベ
ルに安定したか(摺動ノイズが発生していないか)を判
定する(ステップS32)。このステップS32の判定
結果が“No”である場合には前記ステップS30〜S
32の処理をやり直すため、再度トライステートバッフ
ァ回路38を高出力インピーダンス状態にする制御をや
り直し、且つ、タイマB201の初期化と時間計測を開
始し(ステップS33)、タイマBに設定された時間の
経過を待って(ステップS34)、ステップS30の処
理に戻る。
マA200が初期化され且つ時間計測が開始されると、
カードコントローラ20は、図10に示されるように、
タイマA200設定された時間の経過を待つ(ステップ
S29)。その時間は、特に制限されないが、カード検
出端子350,351の挿入状態が安定になるまでに必
要と予想される一定時間である。この時間が経過した
後、カードコントローラ20はカード検出信号CSEN
によりカード検出端子350,351の挿入が完了され
たか否かを判定する(ステップS30)。そしてカード
コントローラ20は、トライステートバッファ回路38
を高出力インピーダンス状態に保ったまま、プルアップ
・プルダウン回路437によってデータバス18D及び
アドレスバス18Aをプルダウン状態に制御する(ステ
ップS31)。そして、カードコントローラ20は、そ
のデータバス18D及びアドレスバス18Aがローレベ
ルに安定したか(摺動ノイズが発生していないか)を判
定する(ステップS32)。このステップS32の判定
結果が“No”である場合には前記ステップS30〜S
32の処理をやり直すため、再度トライステートバッフ
ァ回路38を高出力インピーダンス状態にする制御をや
り直し、且つ、タイマB201の初期化と時間計測を開
始し(ステップS33)、タイマBに設定された時間の
経過を待って(ステップS34)、ステップS30の処
理に戻る。
【0063】前記ステップS32の判定結果が“Ye
s”にされた後、今度は、トライステートバッファ回路
38を高出力インピーダンス状態に保ったまま、プルア
ップ・プルダウン回路37でアドレスバス18A及びデ
ータバス18Dをプルアップし(ステップS35)、こ
れによって、データバス18D及びアドレスバス18A
がハイレベルに安定しているか(摺動ノイズを生じてい
ないか)を判定し(ステップS36)、その判定が“Y
es”の場合には再度カード検出信号によりPCカード
35がカードソケット34に完全に装着されているかを
カード検出信号CSENによって確認する(ステップS
37)。ステップS36及び37において判定結果が
“No”の場合には前記ステップS33の処理に戻って
再処理を行う。ステップS32及びS36の判定の双方
において“Yes”とされることにより、前記共通端子
354Cがカードソケット34に完全に結合したとみな
すことができる。
s”にされた後、今度は、トライステートバッファ回路
38を高出力インピーダンス状態に保ったまま、プルア
ップ・プルダウン回路37でアドレスバス18A及びデ
ータバス18Dをプルアップし(ステップS35)、こ
れによって、データバス18D及びアドレスバス18A
がハイレベルに安定しているか(摺動ノイズを生じてい
ないか)を判定し(ステップS36)、その判定が“Y
es”の場合には再度カード検出信号によりPCカード
35がカードソケット34に完全に装着されているかを
カード検出信号CSENによって確認する(ステップS
37)。ステップS36及び37において判定結果が
“No”の場合には前記ステップS33の処理に戻って
再処理を行う。ステップS32及びS36の判定の双方
において“Yes”とされることにより、前記共通端子
354Cがカードソケット34に完全に結合したとみな
すことができる。
【0064】ここまでの処理では、非共通端子354I
に対応される専用制御線42のトライステートバッファ
回路41は高出力インピーダンス状態にされ、プルアッ
プ・プルダウン回路40は前記専用制御線42をプルダ
ウン状態に保っている。そしてPCカード35には動作
電源も供給されていない。尚、動作電源が供給されてい
ない状態において接地電圧GNDは供給される状態にな
っている。
に対応される専用制御線42のトライステートバッファ
回路41は高出力インピーダンス状態にされ、プルアッ
プ・プルダウン回路40は前記専用制御線42をプルダ
ウン状態に保っている。そしてPCカード35には動作
電源も供給されていない。尚、動作電源が供給されてい
ない状態において接地電圧GNDは供給される状態にな
っている。
【0065】前記ステップ37までの処理により、PC
カード35が物理的にカードソケット34に装着された
状態を確認することができる。ステップS37の判定結
果が“Yes”の場合には、前記非共通端子354Iに
対応される専用制御線42のトライステートバッファ回
路41を高出力インピーダンス状態にすると共に、プル
アップ・プルダウン回路40により前記専用制御線42
をプルアップ状態(これによりPCカード35の非共通
端子354Iに与えられるストローブ信号などは全てイ
ンアクティブ状態)に変化させ(ステップS38)、次
に、PCカード35に動作電源を供給する(ステップS
39)。そして、非共通端子354Iに対応される専用
制御線42のトライステートバッファ回路41を出力動
作可能な状態に制御し、且つすべての出力をハイレベル
(インアクティブレベル)に制御する(ステップS4
0)。この状態でPCカード35は動作可能になり、図
11に示されるように、ステップS48でバス権開放要
求信号BREQをネゲートすることにより、PCカード
35を装着するための一連の処理を完了することができ
る。
カード35が物理的にカードソケット34に装着された
状態を確認することができる。ステップS37の判定結
果が“Yes”の場合には、前記非共通端子354Iに
対応される専用制御線42のトライステートバッファ回
路41を高出力インピーダンス状態にすると共に、プル
アップ・プルダウン回路40により前記専用制御線42
をプルアップ状態(これによりPCカード35の非共通
端子354Iに与えられるストローブ信号などは全てイ
ンアクティブ状態)に変化させ(ステップS38)、次
に、PCカード35に動作電源を供給する(ステップS
39)。そして、非共通端子354Iに対応される専用
制御線42のトライステートバッファ回路41を出力動
作可能な状態に制御し、且つすべての出力をハイレベル
(インアクティブレベル)に制御する(ステップS4
0)。この状態でPCカード35は動作可能になり、図
11に示されるように、ステップS48でバス権開放要
求信号BREQをネゲートすることにより、PCカード
35を装着するための一連の処理を完了することができ
る。
【0066】特にこの例では、図11及び図12に例示
されるように、カードソケット34に装着されたPCカ
ード35の異常も併せて検出するためのステップS41
〜S47を実行するようになっている。すなわち、トラ
イステートバッファ回路38を高出力インピーダンス状
態に保ったまま、プルアップ・プルダウン回路37でア
ドレスバス18A及びデータバス18Dをプルダウンし
(ステップS41)、これによって、データバス18D
及びアドレスバス18Aがローレベルになったか否かを
判定する(ステップS42)。この状態においてPCカ
ード35の非共通端子354IはステップS40にてイ
ンアクティブレベルにされているから、PCカード35
に異常がなければアドレスバス18A及びデータバス1
8Dはローレベルにされるはずである。ステップS42
の判定結果が“Yes”の場合に今度は逆に、トライス
テートバッファ回路38を高出力インピーダンス状態に
保ったまま、プルアップ・プルダウン回路37でアドレ
スバス18A及びデータバス18Dをプルアップし(ス
テップS43)、これによって、データバス18D及び
アドレスバス18Aがハイレベルになったか否かを判定
する(ステップS44)。この状態においてPCカード
35の非共通端子354IはステップS40にてインア
クティブレベルにされているから、PCカード35に異
常がなければアドレスバス18A及びデータバス18D
はハイレベルにされるはずである。ステップS42及び
S44の双方の判定結果が“Yes”の場合には、PC
カード35は異常とはされず、再度カード検出信号にて
PCカード35がカードソケット34に完全に装着され
ているかを調べ、異常がなければ前記ステップS48に
進んで処理を終了する。
されるように、カードソケット34に装着されたPCカ
ード35の異常も併せて検出するためのステップS41
〜S47を実行するようになっている。すなわち、トラ
イステートバッファ回路38を高出力インピーダンス状
態に保ったまま、プルアップ・プルダウン回路37でア
ドレスバス18A及びデータバス18Dをプルダウンし
(ステップS41)、これによって、データバス18D
及びアドレスバス18Aがローレベルになったか否かを
判定する(ステップS42)。この状態においてPCカ
ード35の非共通端子354IはステップS40にてイ
ンアクティブレベルにされているから、PCカード35
に異常がなければアドレスバス18A及びデータバス1
8Dはローレベルにされるはずである。ステップS42
の判定結果が“Yes”の場合に今度は逆に、トライス
テートバッファ回路38を高出力インピーダンス状態に
保ったまま、プルアップ・プルダウン回路37でアドレ
スバス18A及びデータバス18Dをプルアップし(ス
テップS43)、これによって、データバス18D及び
アドレスバス18Aがハイレベルになったか否かを判定
する(ステップS44)。この状態においてPCカード
35の非共通端子354IはステップS40にてインア
クティブレベルにされているから、PCカード35に異
常がなければアドレスバス18A及びデータバス18D
はハイレベルにされるはずである。ステップS42及び
S44の双方の判定結果が“Yes”の場合には、PC
カード35は異常とはされず、再度カード検出信号にて
PCカード35がカードソケット34に完全に装着され
ているかを調べ、異常がなければ前記ステップS48に
進んで処理を終了する。
【0067】ステップS42,S44の判定結果が“N
o”である場合、PCカード34はその動作が完全非選
択であってもローレベル又はハイレベルの不所望な信号
を出力するという異常があることになる。この時は、カ
ードコントローラ20は、図12に示されるように、コ
ントロールレジスタ203に含まれるエラーフラグをセ
ット状態とし、PCカード35への給電を停止する。エ
ラーフラグは所定のタイミングでCPU2によって参照
され、CPU2は、セット状態のエラーフラグを認識す
ると、例えばディスプレイにPCカード35の異常を表
示制御したりすることができる。
o”である場合、PCカード34はその動作が完全非選
択であってもローレベル又はハイレベルの不所望な信号
を出力するという異常があることになる。この時は、カ
ードコントローラ20は、図12に示されるように、コ
ントロールレジスタ203に含まれるエラーフラグをセ
ット状態とし、PCカード35への給電を停止する。エ
ラーフラグは所定のタイミングでCPU2によって参照
され、CPU2は、セット状態のエラーフラグを認識す
ると、例えばディスプレイにPCカード35の異常を表
示制御したりすることができる。
【0068】PCカード35の挿入に際してデータエラ
ーが発生した場合にもバスコントローラ8は、バス権開
放要求信号BREQのアサートに基づいて図8で説明し
たのと同様の処理を行う。
ーが発生した場合にもバスコントローラ8は、バス権開
放要求信号BREQのアサートに基づいて図8で説明し
たのと同様の処理を行う。
【0069】図13にはPCカード挿入時にデータエラ
ーを生じた場合のカードコントローラ20及びバスコン
トローラ8の動作の一例タイミングチャートが示され
る。同図に示されるタイミングチャートは、図9におい
てカード検出信号CSENの変動によってカード挿入を
検出した場合を一例とする。時刻t1にカード検出信号
CSENの変動によってPCカード35がカードソケッ
ト34に挿入されるのを検出すると、カードコントロー
ラ20はバス権開放要求信号BREQをアサートし(時
刻t2)、当該バスサイクルの終了を待つ(図9のステ
ップS27)。そのバス権開放要求を受けたバスコント
ローラ8は、図8に基づいて説明したように、現在実行
中のバスサイクルを完了させるとともに、その間にデー
タエラーが生ずるかをエラー検出信号DERRによって
監視する。この例の場合、時刻t3にデータエラーが発
生されている。バスコントローラ8はデータエラーを生
じたバスサイクルを後から再起動可能にその情報を保持
し、バスを開放して、バス権開放通知信号BACKをア
サートしてカードコントローラ20に与える(時刻t
4)。
ーを生じた場合のカードコントローラ20及びバスコン
トローラ8の動作の一例タイミングチャートが示され
る。同図に示されるタイミングチャートは、図9におい
てカード検出信号CSENの変動によってカード挿入を
検出した場合を一例とする。時刻t1にカード検出信号
CSENの変動によってPCカード35がカードソケッ
ト34に挿入されるのを検出すると、カードコントロー
ラ20はバス権開放要求信号BREQをアサートし(時
刻t2)、当該バスサイクルの終了を待つ(図9のステ
ップS27)。そのバス権開放要求を受けたバスコント
ローラ8は、図8に基づいて説明したように、現在実行
中のバスサイクルを完了させるとともに、その間にデー
タエラーが生ずるかをエラー検出信号DERRによって
監視する。この例の場合、時刻t3にデータエラーが発
生されている。バスコントローラ8はデータエラーを生
じたバスサイクルを後から再起動可能にその情報を保持
し、バスを開放して、バス権開放通知信号BACKをア
サートしてカードコントローラ20に与える(時刻t
4)。
【0070】カードコントローラ20はバスサイクルの
終了を認識すると、トライステートバッファ回路38を
高出力インピーダンス状態にし(ステップS28)、一
定時間経過後(ステップS29)、アドレスバス18A
及びデータバス18Dをプルダウンして(時刻t5)P
Cカード35の挿入状態を判定する。更にカードコント
ローラ20は、データバス18D及びアドレスバス18
Aをプルアップして(時刻t6)PCカード35の挿入
状態を判定する。それらの判定などによってPCカード
35の挿入完了が検出されたとき、カードコントローラ
20はバス権開放要求信号BREQを時刻t7にネゲー
トする。バスコントローラ8は、そのバス権開放要求信
号BREQのネゲートを検出することにより、再起動す
べきバスサイクルを時刻t8から起動する。
終了を認識すると、トライステートバッファ回路38を
高出力インピーダンス状態にし(ステップS28)、一
定時間経過後(ステップS29)、アドレスバス18A
及びデータバス18Dをプルダウンして(時刻t5)P
Cカード35の挿入状態を判定する。更にカードコント
ローラ20は、データバス18D及びアドレスバス18
Aをプルアップして(時刻t6)PCカード35の挿入
状態を判定する。それらの判定などによってPCカード
35の挿入完了が検出されたとき、カードコントローラ
20はバス権開放要求信号BREQを時刻t7にネゲー
トする。バスコントローラ8は、そのバス権開放要求信
号BREQのネゲートを検出することにより、再起動す
べきバスサイクルを時刻t8から起動する。
【0071】上記データプロセッサ1によれば以下の作
用効果を得ることができる。
用効果を得ることができる。
【0072】〔1〕データバス18D及びアドレスバス
18Aに対応される外部接続端子19A,19Dに外部
バス30を介してPCカード35を直結するから、デー
タプロセッサ1は、PCカードのインタフェースのため
に専用的なデータ及びアドレス端子を持つ必要はない。
18Aに対応される外部接続端子19A,19Dに外部
バス30を介してPCカード35を直結するから、デー
タプロセッサ1は、PCカードのインタフェースのため
に専用的なデータ及びアドレス端子を持つ必要はない。
【0073】〔2〕PCカード35の挿抜に当たり、カ
ードコントローラ20はバスコントローラ8にバス権を
開放させ、バスコントローラ8によるバスアクセスを一
旦休止させ、PCカード35の挿抜が完了した後、バス
コントローラ8は、続きのバスサイクル、若しくはPC
カード挿抜に際して発生したデータエラーに係るバスサ
イクルを、起動する。したがって、PCカード挿抜操作
の途中では、PCカード35のカードソケット34と一
緒にデータ及びアドレスの各バス18を共有するその他
の周辺回路が誤って若しくは不所望にアクセスされてデ
ータ破壊などの不都合を生ずる虞は全くない。
ードコントローラ20はバスコントローラ8にバス権を
開放させ、バスコントローラ8によるバスアクセスを一
旦休止させ、PCカード35の挿抜が完了した後、バス
コントローラ8は、続きのバスサイクル、若しくはPC
カード挿抜に際して発生したデータエラーに係るバスサ
イクルを、起動する。したがって、PCカード挿抜操作
の途中では、PCカード35のカードソケット34と一
緒にデータ及びアドレスの各バス18を共有するその他
の周辺回路が誤って若しくは不所望にアクセスされてデ
ータ破壊などの不都合を生ずる虞は全くない。
【0074】〔3〕PCカード35の装着に当たり、P
Cカード35の共通端子354Cがバス18に完全に結
合された状態をバッファ回路38とプルアップ・プルダ
ウン回路37を用いて検証し、また、PCカード35の
抜き取りに当たっても、カードの共通端子354Cがバ
ス18から完全に離脱された状態を同じくバッファ回路
38及びプルアップ・プルダウン回路37を介して検証
する。したがって、PCカード35の共通端子354C
とカードソケット34が未接続若しくは不完全接続状態
のままカードコントローラ20がバスコントローラ8に
バス権を返してしまうことを防止できる。
Cカード35の共通端子354Cがバス18に完全に結
合された状態をバッファ回路38とプルアップ・プルダ
ウン回路37を用いて検証し、また、PCカード35の
抜き取りに当たっても、カードの共通端子354Cがバ
ス18から完全に離脱された状態を同じくバッファ回路
38及びプルアップ・プルダウン回路37を介して検証
する。したがって、PCカード35の共通端子354C
とカードソケット34が未接続若しくは不完全接続状態
のままカードコントローラ20がバスコントローラ8に
バス権を返してしまうことを防止できる。
【0075】〔4〕PCカード35の挿入に際しては、
PCカード35の共通端子354Cとカードソケット3
4の対応端子との間で生ずる接点摺動ノイズや接点接続
分離ノイズによってデータエラーを生じた場合にも、そ
のデータエラーの検出に基づいて、カード検出端子35
0,351によるカード挿入検出に先立ってPCカード
35が挿入されるのを検出できる。これにより、PCカ
ード35の挿入に起因して、PCカード検出信号CSE
NによるPCカードの挿入検出以前に発生したデータエ
ラーに対しても、PCカード挿入操作のための制御処理
の一環として対処でき、データエラーに対するバスコン
トローラ8によるリトライ処理の制御が複雑にならない
ようにすることができる。
PCカード35の共通端子354Cとカードソケット3
4の対応端子との間で生ずる接点摺動ノイズや接点接続
分離ノイズによってデータエラーを生じた場合にも、そ
のデータエラーの検出に基づいて、カード検出端子35
0,351によるカード挿入検出に先立ってPCカード
35が挿入されるのを検出できる。これにより、PCカ
ード35の挿入に起因して、PCカード検出信号CSE
NによるPCカードの挿入検出以前に発生したデータエ
ラーに対しても、PCカード挿入操作のための制御処理
の一環として対処でき、データエラーに対するバスコン
トローラ8によるリトライ処理の制御が複雑にならない
ようにすることができる。
【0076】〔5〕PCカード35の引き抜きに際して
はその他の端子354に比べてカード検出端子350,
351が最も早くカードソケット34の対応端子から分
離され、この状態では電源も供給されていて、且つ共通
端子354Cもバス18に接続されているので、共通端
子354Cがカードソケット34の対応端子から分離さ
れる時は既にバスコントローラ8によるバスアクセスサ
イクルは終了されており、共通端子354Cがカードソ
ケット34の対応端子から分離する際の接点分離ノイズ
によってデータエラーは生じない。PCカード35の引
き抜きに際し、バス権が開放されるまでの間に、共通端
子354Cがカードソケット34の対応端子を摺動する
ときの摺動ノイズの影響によってデータエラーを生じて
も、エラー検出回路23によるエラー検出結果に基づい
て、バスコントローラ8がエラーに係るバスサイクルを
再起動することができる。PCカード35の挿入に際し
て発生する摺動ノイズや端子の接点分離ノイズによって
データエラーを生じた場合にも、同じく、エラー検出回
路23によるエラー検出結果に基づいて、バスコントロ
ーラ8がデータエラーに係るバスサイクルを再起動する
ことができる。
はその他の端子354に比べてカード検出端子350,
351が最も早くカードソケット34の対応端子から分
離され、この状態では電源も供給されていて、且つ共通
端子354Cもバス18に接続されているので、共通端
子354Cがカードソケット34の対応端子から分離さ
れる時は既にバスコントローラ8によるバスアクセスサ
イクルは終了されており、共通端子354Cがカードソ
ケット34の対応端子から分離する際の接点分離ノイズ
によってデータエラーは生じない。PCカード35の引
き抜きに際し、バス権が開放されるまでの間に、共通端
子354Cがカードソケット34の対応端子を摺動する
ときの摺動ノイズの影響によってデータエラーを生じて
も、エラー検出回路23によるエラー検出結果に基づい
て、バスコントローラ8がエラーに係るバスサイクルを
再起動することができる。PCカード35の挿入に際し
て発生する摺動ノイズや端子の接点分離ノイズによって
データエラーを生じた場合にも、同じく、エラー検出回
路23によるエラー検出結果に基づいて、バスコントロ
ーラ8がデータエラーに係るバスサイクルを再起動する
ことができる。
【0077】〔6〕上記により、他の周辺回路と共有さ
れる外部バス30にPCカード35を活性挿抜可能にす
る上記構成は、活性挿抜が回復不可能なデータエラーや
データ破棄を生じさせないという意味において、活性挿
抜の信頼性を向上させることができる。
れる外部バス30にPCカード35を活性挿抜可能にす
る上記構成は、活性挿抜が回復不可能なデータエラーや
データ破棄を生じさせないという意味において、活性挿
抜の信頼性を向上させることができる。
【0078】〔7〕PCカード挿抜時の制御に用いた前
記トライステートバッファ回路38及びプルアップ・プ
ルダウン回路37をPCカード35の装着完了後に用い
れば、装着されたPCカード35の出力異常を簡単に検
出でき、出力異常のPCカードと一緒にバス30を共有
するその他の周辺回路に対して回復不可能なデータエラ
ーやデータ破壊を生じさせる事態も未然に阻止すること
ができる。
記トライステートバッファ回路38及びプルアップ・プ
ルダウン回路37をPCカード35の装着完了後に用い
れば、装着されたPCカード35の出力異常を簡単に検
出でき、出力異常のPCカードと一緒にバス30を共有
するその他の周辺回路に対して回復不可能なデータエラ
ーやデータ破壊を生じさせる事態も未然に阻止すること
ができる。
【0079】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更可能であることは言うまでもない。
形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更可能であることは言うまでもない。
【0080】例えば、図3で説明したエラー検出端子2
1Aは省略してもよい。また、データプロセッサ1はエ
ラー検出回路23を内蔵せずにエラー検出端子21Aを
備えるように構成することも可能である。この場合にエ
ラー検出回路は、データプロセッサ1の外部データバス
に接続されて当該プロセッサの応用システム上に配置さ
れることになる。
1Aは省略してもよい。また、データプロセッサ1はエ
ラー検出回路23を内蔵せずにエラー検出端子21Aを
備えるように構成することも可能である。この場合にエ
ラー検出回路は、データプロセッサ1の外部データバス
に接続されて当該プロセッサの応用システム上に配置さ
れることになる。
【0081】また、PCカード挿入に際して、図9で説
明したバスサイクルのエラー検出に起因するバス権開放
要求などの一連の処理(ステップS20〜S24)を省
略することも可能である。
明したバスサイクルのエラー検出に起因するバス権開放
要求などの一連の処理(ステップS20〜S24)を省
略することも可能である。
【0082】また、PCカードの挿入に際して、最も早
くカードソケットに接続する電源端子352,353を
介してPCカードが挿入されるのをいち早く検出するよ
うにしてもよい。例えば、雄型電源端子352,353
が挿入されるカードソケットの雌型端子の導電領域にス
リット状の絶縁領域を形成しておき、PCカードの挿入
に際して雄型端子が雌型端子の前記絶縁領域を挟んだ導
電領域を導通させることによるスイッチ動作によって、
PCカードが挿入されるのをいち早く検出することがで
きる。
くカードソケットに接続する電源端子352,353を
介してPCカードが挿入されるのをいち早く検出するよ
うにしてもよい。例えば、雄型電源端子352,353
が挿入されるカードソケットの雌型端子の導電領域にス
リット状の絶縁領域を形成しておき、PCカードの挿入
に際して雄型端子が雌型端子の前記絶縁領域を挟んだ導
電領域を導通させることによるスイッチ動作によって、
PCカードが挿入されるのをいち早く検出することがで
きる。
【0083】また、PCカード挿抜に際して発生したデ
ータエラーに係るバスサイクルを後からバスコントロー
ラ8に再起動させる指示を、カードコントローラ20が
バスコントローラ8に与えるようにしてもよい。その場
合、エラーに係るバスサイクルの再起動に必要な情報の
保持は、カードコントローラ20がバスコントローラ8
に指示することができる。すなわち、PCカードの挿抜
に起因して発生したデータエラーに対する回復のための
制御は、カードコントローラが主体となって行うことが
できる。
ータエラーに係るバスサイクルを後からバスコントロー
ラ8に再起動させる指示を、カードコントローラ20が
バスコントローラ8に与えるようにしてもよい。その場
合、エラーに係るバスサイクルの再起動に必要な情報の
保持は、カードコントローラ20がバスコントローラ8
に指示することができる。すなわち、PCカードの挿抜
に起因して発生したデータエラーに対する回復のための
制御は、カードコントローラが主体となって行うことが
できる。
【0084】また、データエラーを検出した場合にもバ
ス権開放要求に対する応答を待って、アドレス及びデー
タの各バスを高出力インピーダンス状態に制御するよう
にすれば、コントロールバス18Cにはトライステート
バッファ及びプルアップ回路は不要である。
ス権開放要求に対する応答を待って、アドレス及びデー
タの各バスを高出力インピーダンス状態に制御するよう
にすれば、コントロールバス18Cにはトライステート
バッファ及びプルアップ回路は不要である。
【0085】また、PCカードの規格はPCMCIAに
限定されず、それに応じてPCカードの外部端子の長さ
や機能についても、上述の例に対して変更可能である。
限定されず、それに応じてPCカードの外部端子の長さ
や機能についても、上述の例に対して変更可能である。
【0086】また、データプロセッサが内蔵する周辺機
能やバス構成などは上述の例に限定されず適宜変更可能
である。また、本明細書においてデータプロセッサの語
はマイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、ディジ
タル・シグナル・プロセッサ、コプロセッサ等のデータ
処理LSIを全般的に指す語として用いられている。
能やバス構成などは上述の例に限定されず適宜変更可能
である。また、本明細書においてデータプロセッサの語
はマイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、ディジ
タル・シグナル・プロセッサ、コプロセッサ等のデータ
処理LSIを全般的に指す語として用いられている。
【0087】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0088】すなわち、外部バスを構成するデータバス
及びアドレスバスにPCカードを直結するから、データ
プロセッサは、PCカードのインタフェースのために専
用的なデータ及びアドレス端子を持つ必要はない。
及びアドレスバスにPCカードを直結するから、データ
プロセッサは、PCカードのインタフェースのために専
用的なデータ及びアドレス端子を持つ必要はない。
【0089】PCカードの挿抜に際して、カード制御手
段はバス制御手段にバス権を開放させ、バス制御手段に
よるバスアクセスを一旦休止させ、PCカードの挿抜が
完了した後、バス制御手段は、続きのバスサイクル、若
しくはPCカード挿抜に際して発生したデータエラーに
係るバスサイクルを、起動する。したがって、PCカー
ド挿抜操作の途中では、PCカードのカードソケットと
一緒にデータ及びアドレスの各バスを共有するその他の
周辺回路が誤って若しくは不所望にアクセスされてデー
タ破壊などの不都合を生ずる虞を解消することができ
る。
段はバス制御手段にバス権を開放させ、バス制御手段に
よるバスアクセスを一旦休止させ、PCカードの挿抜が
完了した後、バス制御手段は、続きのバスサイクル、若
しくはPCカード挿抜に際して発生したデータエラーに
係るバスサイクルを、起動する。したがって、PCカー
ド挿抜操作の途中では、PCカードのカードソケットと
一緒にデータ及びアドレスの各バスを共有するその他の
周辺回路が誤って若しくは不所望にアクセスされてデー
タ破壊などの不都合を生ずる虞を解消することができ
る。
【0090】PCカードの装着に際して、PCカードの
アドレスやデータなどの端子がバスに完全に結合された
状態を第1のバッファ手段と第1のレベル強制手段を用
いて検証し、また、PCカードの抜き取りに際しても、
PCカードの端子がバスから完全に離脱された状態を同
じく第1のバッファ手段及び第1のレベル強制手段を介
して検証する。したがって、PCカードのアドレスやデ
ータ端子とカードソケットが未接続若しくは不完全接続
状態のままカード制御手段がバス制御手段にバス権を返
してしまうことを防止できる。
アドレスやデータなどの端子がバスに完全に結合された
状態を第1のバッファ手段と第1のレベル強制手段を用
いて検証し、また、PCカードの抜き取りに際しても、
PCカードの端子がバスから完全に離脱された状態を同
じく第1のバッファ手段及び第1のレベル強制手段を介
して検証する。したがって、PCカードのアドレスやデ
ータ端子とカードソケットが未接続若しくは不完全接続
状態のままカード制御手段がバス制御手段にバス権を返
してしまうことを防止できる。
【0091】PCカードの挿入に起因して、PCカード
検出信号によるPCカードの挿入検出以前に発生したデ
ータエラーに対しても、PCカード挿入操作のための制
御処理の一環として対処でき、データエラーに対するバ
ス制御手段によるリトライ処理の制御が複雑にならない
ようにすることができる。
検出信号によるPCカードの挿入検出以前に発生したデ
ータエラーに対しても、PCカード挿入操作のための制
御処理の一環として対処でき、データエラーに対するバ
ス制御手段によるリトライ処理の制御が複雑にならない
ようにすることができる。
【0092】本発明は、他の周辺回路と共有される外部
バスにPCカードを活性挿抜可能にするが、活性挿抜が
回復不可能なデータエラーやデータ破棄を生じさせない
という意味において、活性挿抜の信頼性を向上させるこ
とができる。
バスにPCカードを活性挿抜可能にするが、活性挿抜が
回復不可能なデータエラーやデータ破棄を生じさせない
という意味において、活性挿抜の信頼性を向上させるこ
とができる。
【0093】PCカード挿抜時の制御に用いた前記第1
のバッファ手段及び第1のレベル強制手段をPCカード
の装着完了後に用いて、装着されたPCカードの出力異
常を簡単に検出できるので、出力異常のPCカードと一
緒にバスを共有するその他の周辺回路に対して回復不可
能なデータエラーやデータ破壊を生じさせる事態も未然
に阻止することができる。
のバッファ手段及び第1のレベル強制手段をPCカード
の装着完了後に用いて、装着されたPCカードの出力異
常を簡単に検出できるので、出力異常のPCカードと一
緒にバスを共有するその他の周辺回路に対して回復不可
能なデータエラーやデータ破壊を生じさせる事態も未然
に阻止することができる。
【図1】本発明に係るデータプロセッサの一例を全体的
に示すブロック図である。
に示すブロック図である。
【図2】PCカード直結インタフェースのシステム構成
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
【図3】PCカード直結インタフェースの更に詳細を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図4】PCMCIAに準拠したPCカードの一例説明
図である。
図である。
【図5】プルアップ・プルダウン回路の一例回路図であ
る。
る。
【図6】PCカード引き抜き時におけるカードコントロ
ーラによる制御内容の一例を示すローチャートである。
ーラによる制御内容の一例を示すローチャートである。
【図7】PCカード引き抜き時におけるカードコントロ
ーラによる制御内容の一例を示すローチャートである。
ーラによる制御内容の一例を示すローチャートである。
【図8】バス権開放要求信号がアサートされたときのバ
スコントローラの制御内容の一例を示すフローチャート
である。
スコントローラの制御内容の一例を示すフローチャート
である。
【図9】PCカード挿入時におけるカードコントローラ
による制御内容の一例を示すフローチャートである。
による制御内容の一例を示すフローチャートである。
【図10】PCカード挿入時におけるカードコントロー
ラによる制御内容の一例を示すフローチャートである。
ラによる制御内容の一例を示すフローチャートである。
【図11】PCカード挿入時におけるカードコントロー
ラによる制御内容の一例を示すフローチャートである。
ラによる制御内容の一例を示すフローチャートである。
【図12】PCカード挿入時におけるカードコントロー
ラによる制御内容の一例を示すフローチャートである。
ラによる制御内容の一例を示すフローチャートである。
【図13】PCカード挿入時にデータエラーを生じた場
合のカードコントローラ及びバスコントローラの動作の
一例タイミングチャートである。
合のカードコントローラ及びバスコントローラの動作の
一例タイミングチャートである。
1 データプロセッサ 2 CPU 3 CPUバス 4 周辺バス 8 バスコントローラ 18 内部バス 18D データバス 18A アドレスバス 19 外部接続端子 20 カードコントローラ BREQ バス権開放要求信号 BACK バス権開放通知信号 21 制御端子 22 カード検出回路 CSEN カード検出信号 23 エラー検出回路 DERR データエラー検出信号 30 外部バス 35 PCカード 350、351 カード検出端子 352、353 電源端子 354 その他の端子 354C 共通端子 354I 非共通端子 34 カードソケット 36 電源回路 37 プルアップ・プルダウン回路 38 トライステートバッファ回路 38A,38D,38C トライステートバッファ 42 専用制御線 40 プルアップ・プルダウン回路 41 トライステートバッファ回路 41C トライステートバッファ
Claims (12)
- 【請求項1】 CPUを含み、該CPUに夫々接続さ
れ、PCカードを制御するカード制御手段及び外部バス
を制御するバス制御手段を内蔵し、前記外部バスの接続
端子と前記カード制御手段の接続端子とにカードソケッ
トを介して接続されるPCカードをアクセス可能にする
シングルチップのデータプロセッサであって、 前記PCカードが接続されるのと分離されるのとを夫々
検出するカード検出手段と、前記外部バスの接続端子と
前記バス制御手段とを接続する内部バスの間に配置され
選択的に高出力インピーダンス状態を採り得る第1のバ
ッファ手段と、前記外部バスの接続端子と前記第1のバ
ッファ手段の出力との間に選択的に所定の電位を供給す
る第1のレベル強制手段とを有し、 前記カード制御手段は、前記カード検出手段からの出力
によりPCカードが分離されるのを検出することに応答
して、前記バス制御手段に外部バスに対するバス権解放
を要求する信号を出力した後、前記第1のバッファ手段
を高出力インピーダンス状態に制御すると共に前記第1
のレベル強制手段にて外部バスの接続端子に所定の電位
を供給させ、それによって当該接続端子のレベルが期待
の電位に安定するのを待って、前記バス権の解放要求を
撤回し、また、前記カード検出手段からの出力によりP
Cカードが接続されるのを検出することに応答して、前
記バス制御手段に外部バスに対するバス権解放を要求す
る信号を出力した後、前記第1のバッファ手段を高出力
インピーダンス状態に制御すると共に前記第1のレベル
強制手段にて外部バスの接続端子に所定の電位を供給さ
せ、それによって当該接続端子のレベルが期待の電位に
安定するのを待って、前記バス権の解放要求を撤回する
ものであり、 前記バス制御手段は、それが発生したバスサイクルのエ
ラーに対してバスサイクルを再実行すると共に、前記バ
ス権開放要求があったときはバス権の開放要求が徹回さ
れるまで新たなバスサイクルの発生を一時中断するもの
であることを特徴とするデータプロセッサ。 - 【請求項2】 CPUを含み、該CPUに夫々接続さ
れ、PCカードを制御するカード制御手段及び外部バス
を制御するバス制御手段を内蔵し、前記外部バスの接続
端子と前記カード制御手段の接続端子とにカードソケッ
トを介して接続されるPCカードをアクセス可能にする
シングルチップのデータプロセッサであって、 前記PCカードが接続されるのと分離されるのとを夫々
検出するカード検出手段と、前記外部バスの接続端子と
前記バス制御手段とを接続する内部バスの間に配置され
選択的に高出力インピーダンス状態を採り得る第1のバ
ッファ手段と、前記外部バスの接続端子と前記バッファ
手段の出力との間に選択的に所定の電位を供給する第1
のレベル強制手段とを有し、 前記カード制御手段は、前記カード検出手段からの出力
によりPCカードが分離されるのを検出することに応答
して、前記バス制御手段に外部バスに対するバス権解放
を要求する信号を出力し、それに対する応答を確認した
後、前記第1のバッファ手段を高出力インピーダンス状
態に制御すると共に前記第1のレベル強制手段にて外部
バスの接続端子に所定の電位を供給させ、それによって
当該接続端子のレベルが期待の電位に安定するのを待っ
て、前記バス権の解放要求を撤回し、また、前記カード
検出手段からの出力によりPCカードが接続されるのを
検出することに応答して、前記バス制御手段に外部バス
に対するバス権解放を要求する信号を出力し、それに対
する応答を確認した後、前記第1のバッファ手段を高出
力インピーダンス状態に制御すると共に前記第1のレベ
ル強制手段にて外部バスの接続端子に所定の電位を供給
させ、それによって当該接続端子のレベルが期待の電位
に安定するのを待って、前記バス権の解放要求を撤回す
るものであり、 前記バス制御手段は、それが発生させたバスサイクルの
エラーに対しバスサイクルを再実行すると共に、前記バ
ス権開放要求があったときはバス権の開放要求が徹回さ
れるまで新たなバスサイクルの発生を一時中断するもの
であることを特徴とするデータプロセッサ。 - 【請求項3】 CPUを含み、該CPUに夫々接続さ
れ、PCカードを制御するカード制御手段及び外部バス
を制御するバス制御手段を内蔵し、前記外部バスの接続
端子と前記カード制御手段の接続端子とにカードソケッ
トを介して接続されるPCカードをアクセス可能にする
シングルチップのデータプロセッサであって、 前記PCカードが接続されるのと分離されるのとを夫々
検出するカード検出手段と、前記外部バスの接続端子と
前記バス制御手段とを接続する内部バスの間に配置され
選択的に高出力インピーダンス状態を採り得る第1のバ
ッファ手段と、前記外部バスの接続端子と前記バッファ
手段の出力との間に選択的に所定の電位を供給する第1
のレベル強制手段とを有し、 前記カード制御手段は、前記カード検出手段からの出力
によりPCカードが分離されるのを検出することに応答
して、前記バス制御手段に外部バスに対するバス権解放
を要求する信号を出力し、それに対する応答を確認した
後、或いは前記応答の前に外部バス上でのデータエラー
の発生を確認した後、前記第1のバッファ手段を高出力
インピーダンス状態に制御すると共に前記第1のレベル
強制手段にて外部バスの接続端子に所定の電位を供給さ
せ、それによって当該接続端子のレベルが期待の電位に
安定するのを待って、前記バス権の解放要求を撤回し、
また、前記カード検出手段からの出力によりPCカード
が接続されるのを検出することに応答して、前記バス制
御手段に外部バスに対するバス権解放を要求する信号を
出力し、それに対する応答を確認した後、或いは前記応
答の前に外部バス上でのデータエラーの発生を確認した
後、前記第1のバッファ手段を高出力インピーダンス状
態に制御すると共に前記第1のレベル強制手段にて外部
バスの接続端子に所定の電位を供給させ、それによって
当該接続端子のレベルが期待の電位に安定するのを待っ
て、前記バス権の解放要求を撤回するものであり、 前記バス制御手段は、それが発生させたバスサイクルの
エラーに対しバスサイクルを再実行すると共に、前記バ
ス権開放要求があったときはバス権の開放要求が徹回さ
れるまで新たなバスサイクルの発生を一時中断するもの
であることを特徴とするデータプロセッサ。 - 【請求項4】 前記PCカードは、カードソケットから
の分離に際してその他のカード端子に比べて最も早くカ
ードソケットの端子から離脱される一対のカード検出端
子を有し、 前記カード検出手段は、前記一対のカード検出端子が夫
々接続されるのと分離されるのとを検出し、 前記カード制御手段は更に、前記カード検出手段の出力
によりPCカードが接続されるのを検出する前に、前記
外部バス上でのデータエラーの発生を確認したときは、
前記バス制御手段に外部バスに対するバス権開放を要求
する信号を出力すると共に、前記第1のバッファ手段を
高出力インピーダンス状態に制御した後、PCカードが
接続されるのを待って、外部バスの接続端子に所定の電
位を供給させ、それによって当該接続端子のレベルが期
待の電位に安定した後に前記バス権の解放要求を撤回す
るものであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか
1項記載の特徴とするデータプロセッサ。 - 【請求項5】 前記カード制御手段は更に、PCカード
が分離されるのを検出したとき前記第1のバッファ手段
を高出力インピーダンス状態に制御するのに呼応してP
Cカードへの動作電源供給を停止させ、また、PCカー
ドが接続されるのを検出したとき前記外部バスの接続端
子のレベルが期待の電位に安定するのを待ってPCカー
ドへの動作電源の供給を開始させるものであることを特
徴とする請求項4記載のデータプロセッサ。 - 【請求項6】 前記カード制御手段の接続端子とカード
制御手段との間に配置され選択的に高出力インピーダン
ス状態を採り得る第2のバッファ手段を設けると共に、
当該第2のバッファ手段の出力と前記カード制御手段の
接続端子との間に選択的に所定の電位を供給する第2の
レベル強制手段を更に設け、前記カード制御手段は、P
Cカードが分離されるときPCカードへの動作電源供給
を停止させた後、前記第2のバッファ手段を高出力イン
ピーダンス状態の制御すると共に前記第2のレベル強制
手段にてカード制御手段の接続端子をプルダウン制御す
るものであることを特徴とする請求項5記載のデータプ
ロセッサ。 - 【請求項7】 前記カード制御手段は、PCカードが接
続されたときにPCカードへの動作電源の供給を開始さ
せた後、PCカードの動作制御信号をインアクティブレ
ベルにした状態で、前記第1のバッファ手段を高出力イ
ンピーダンス状態に制御すると共に前記第1のレベル強
制手段にて外部バスの接続端子に所定の電位を供給さ
せ、それによって当該接続端子のレベルが期待の電位に
安定する否かによってPCカードの異常出力動作を検出
するものであることを特徴とする請求項5記載のデータ
プロセッサ。 - 【請求項8】 前記第1のレベル強制手段は、前記カー
ド制御手段により夫々別々にスイッチ制御されるプルア
ップトランジスタとプルダウントランジスタとを有して
成るものであることを特徴とする請求項1乃至7の何れ
か1項記載のデータプロセッサ。 - 【請求項9】 前記外部バスの接続端子に接続され、前
記外部バス上でのデータエラーを検出するエラー検出手
段を内蔵して成るものであることを特徴とする請求項1
乃至8の何れか1項記載のデータプロセッサ。 - 【請求項10】 前記外部バス上でのデータエラーの発
生を示す検出信号を外部から入力する入力端子を有する
ものであることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1
項記載のデータプロセッサ。 - 【請求項11】 請求項9記載のデータプロセッサと、
このデータプロセッサの前記外部バスの接続端子に結合
された外部バスと、外部バスに接続された周辺回路と、
前記データプロセッサのカード制御手段及びカード検出
手段と前記外部バスに結合されたPCカードのカードソ
ケットとを含んで成るものであることを特徴とするデー
タ処理システム。 - 【請求項12】 請求項10記載のデータプロセッサ
と、このデータプロセッサの前記外部バスの接続端子に
結合された外部バスと、外部バスに接続された周辺回路
と、前記外部バスに接続され外部バス上でのデータエラ
ーを検出しエラー検出信号をデータプロセッサの前記入
力端子に供給するエラー検出回路と、前記データプロセ
ッサのカード制御手段及びカード検出手段と前記外部バ
スに結合されたPCカードのカードソケットとを含んで
成るものであることを特徴とするデータ処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8252546A JPH1097357A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | データプロセッサ及びデータ処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8252546A JPH1097357A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | データプロセッサ及びデータ処理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1097357A true JPH1097357A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17238886
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8252546A Withdrawn JPH1097357A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | データプロセッサ及びデータ処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1097357A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005148647A (ja) * | 2003-11-19 | 2005-06-09 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2006323865A (ja) * | 2006-07-18 | 2006-11-30 | Fujitsu Ltd | 電子機器及びクロック供給方法 |
JP2010015431A (ja) * | 2008-07-04 | 2010-01-21 | Seiko Epson Corp | ホストコントローラ、情報処理装置及び電子機器 |
US7724291B2 (en) | 2003-10-29 | 2010-05-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Image input apparatus and control method |
US8592131B2 (en) | 2010-12-15 | 2013-11-26 | Cheil Industries Inc. | Ortho-nitrobenzyl ester compound and positive type photosensitive resin composition including the same |
-
1996
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