JP2014164433A - 料金自動収受機通信システム及び料金自動収受機通信方法 - Google Patents

料金自動収受機通信システム及び料金自動収受機通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】料金自動収受機が設置された車線を撮影した車線映像データを効率よく伝送すること。
【解決手段】路側に設けられた複数の料金自動収受機と、当該複数の料金自動収受機と接続される複数の監視盤とを備える料金自動収受機通信システムにおいて、前記料金自動収受機の前の車線を撮影する車線カメラが撮影した車線映像データを前記監視盤に送信する車線側通信部と、前記車線側通信部から送信される前記車線映像データのデータ通信量を制御する通信制御部と、前記料金自動収受機が設置される車線側の状況に応じて、前記通信制御部により制御される前記データ通信量を変更するデータ通信量変更部と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、監視対象である複数の機器に対し、複数の監視盤によって監視するシステムに関し、各監視盤から監視対象の機器に対する操作入力の権限を管理する料金自動収受機通信システム及び料金自動収受機通信方法に関する。
従来から、有料道路の料金所においては、料金自動収受機と監視盤とが通信可能に接続され、料金自動収受機からの要求に応じて、収受員が監視盤を介して各種操作指示を入力することで、料金自動収受機を離れた場所から操作していた。操作指示としては、例えば、監視盤から料金自動収受機に対して料金の設定又は変更を行ったり、料金自動収受機に接続されたインターフォンと監視盤のインターフォンとの通信を確立してドライバーと監視盤の収受員との間で通話をさせたりすることがあげられる。なお、操作指示とは、監視盤が料金自動収受機を遠隔操作する際に、料金自動収受機を制御するコマンドである。
このようなシステムにおいて、監視盤は、料金自動収受機が設置される各車線を撮影した車線映像データを、例えば、インターネット等を経由して、料金所側から受信している。監視盤が管理する車線数が増加すれば、料金所側から受信する車線映像データのデータ通信量も増大するという問題がある。
このように、映像データのデータ通信量を低減させるため、画素値を圧縮して符号化したデータを伝送するという画像符号化方法がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−98352号公報
しかしながら、監視盤が料金自動収受機の設置される車線の状況を監視している間、料金自動収受機から証明書の画像やテレビ電話の映像が送信される場合もあり、監視盤に送信される伝送量がさらに増加する。このように、料金所を監視する場合、常時監視に用いる車線の映像データの他にも、追加的に監視盤に送信されるデータのデータ量が変動するため、十分なデータ量を送受信可能なネットワーク網を用意すると効率が悪くなるおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、料金自動収受機が設置された車線を撮影した車線映像データを効率よく伝送することができる料金自動収受機通信システム及び料金自動収受機監視方法を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明に係る料金自動収受機通信システムの一態様は、路側に設けられた複数の料金自動収受機と、当該複数の料金自動収受機と接続される複数の監視盤とを備える料金自動収受機通信システムにおいて、前記料金自動収受機の前の車線を撮影する車線カメラが撮影した車線映像データを前記監視盤に送信する車線側通信部と、前記車線側通信部から送信される前記車線映像データのデータ通信量を制御する通信制御部と、前記料金自動収受機が設置される車線側の状況に応じて、前記通信制御部により制御される前記データ通信量を変更するデータ通信量変更部と、を備える。
また、本発明の一態様は、上記に記載の発明において、前記データ通信量変更部は、前記車線映像データ以外の映像データが前記料金自動収受機から送信されるときの前記車線映像データのデータ通信量を、前記車線映像データ以外の映像データが前記料金自動収受機から送信されないときの前記車線映像データのデータ通信量よりも小さい値に変更する。
また、本発明の一態様は、上記に記載の発明において、前記データ通信量変更部は、前記料金自動収受機が設置される車線を通過する車両を検知する車両検知器の検知結果に基づき、前記車両が存在しない車線を撮影したときの前記車線映像データのデータ通信量を、前記車両が存在する車線を撮影したときの前記車線映像データのデータ通信量よりも小さい値に変更する。
また、本発明の一態様は、上記に記載の発明において、前記データ通信量変更部は、前記複数の監視盤の全てに対して前記料金自動収受機の操作権が付与されている場合、前記料金自動収受機の操作権が付与されていない前記料金自動収受機の前の車線を撮影した前記車線映像データのデータ通信量を、前記料金自動収受機の操作権が付与されている前記料金自動収受機の前の車線を撮影した前記車線映像データのデータ通信量よりも小さい値に変更する。
上記問題を解決するために、本発明に係る料金自動収受機通信方法の一態様は、互いに接続される複数の料金自動収受機と複数の監視盤と通信を制御する料金自動収受機通信方法において、(車線側通信部が)前記料金自動収受機の前の車線を撮影する車線カメラが撮影した車線映像データを前記監視盤に送信するステップと、(データ通信量変更部が)前記料金自動収受機が設置される車線側の状況に応じて、設定されている前記車線映像データのデータ通信量を変更するステップと、(通信制御部が)前記監視盤に送信される前記車線映像データのデータ通信量を、前記変更された前記データ通信量に基づき制御するステップと、を備える。
この発明によれば、料金自動収受機が設置された車線を撮影した車線映像データを効率よく伝送することができる。
本発明の一実施形態に係る料金自動収受機通信システムが適用される料金所の構成を示す概略図である。 同実施形態の料金自動収受機通信システムの構成の一例を示す概略図である。 同実施形態の監視盤(遠隔監視端末及び料金所端末)と料金自動収受機の構成について説明する概略ブロック図である。 同実施形態に係る料金自動収受機通信システムによる処理の一例を示す処理フロー図である。 同実施形態の遠隔監視端末が設置される遠隔事務所における監視の一例を示す参考図である。
以下、本発明の一実施形態による料金自動収受機通信システム1の一例について図面を参照して説明する。
図1は、料金自動収受機通信システム1が適用される料金所の構成を示す概略図である。
図1において、料金所を通過する車両10は、車線20に沿って移動する。
車両検知器30は、車線20を挟んだ両側に設けられており、この車両検知器30の間を車線20に沿って通過する車両10を検知する。
車両検知器40は、車両検知器30と同様に、車線20を挟んだ両側(路側)に設けられており、この車両検知器40の間を車線20に沿って通過する車両10を検知する。
ここで、車両検知器30は、車線20の入り口側、車両検知器40は、その出口側に設けられる。
料金自動収受機50は、正面が車線20の方を向くようにして、車線20の路側に設けられている。この料金自動収受機50は、車両10のドライバーによって挿入される通行券を取り込み、この通行券に記憶された入場情報に基づいて、精算料金を算出して表示し、この表示された精算料金に応じてドライバーが投入する料金の課金処理を行う。
車両制御機60は、上位の制御装置からの指令に従ってゲートを開閉する。例えば、料金自動収受機50によって精算及び料金徴収(課金)が完了したことを示す指令を上位の制御装置から受信した場合には、ゲートを開き、料金自動収受機50によって精算及び課金が完了していないことを示す指令を上位の制御装置から受信した場合には、ゲートを閉じる。
車線カメラ70は、車線20を走行する車両10を撮影し、撮影した映像データ(以下、車線映像データという)を車線側通信部80に送信する。この車線カメラ70は、例えば、料金自動収受機50の前を通過する車両10を上から俯瞰で撮影する位置に設置されている。言い換えると、車線カメラ70は、車線20上の車両10を撮影し、少なくとも、料金自動収受機50を含む画像を撮影する位置に設置されている。なお、好ましくは、車両検知器30,40及び車両制御機60をさらに含む画像を撮影する位置に設置されていることが好ましい。
車線側通信部80は、車線カメラ70及び料金自動収受機50と、例えばLAN(Local Area Network)等の狭域ネットワークを介して接続されている。この車線側通信部80は、例えば、車線カメラ70が撮影した車線映像データを車線カメラ70から受信し、設定されたフレームレートで遠隔監視端末100に送信する。また、遠隔監視端末100に送信する車線映像データの画素数が設定されている場合、車線側通信部80は、車線映像データの画素数を変更し、変更した車線映像データを遠隔監視端末100に送信する。つまり、車線側通信部80は、受信した車線映像データを圧縮し、圧縮された車線映像データを、遠隔監視端末100に送信する。
また、車線側通信部80は、例えば、料金自動収受機50から受信した映像データや音声データ、及び料金自動収受機50や車線の現在の状況を示す情報やその他コマンドを、遠隔監視端末100に送信する。
この車線側通信部80は、例えば、H.264という動画圧縮規格を用いて、入力するアナログ映像を、中圧縮中画質映像(M−JPEG)、高圧縮低画質映像(H.264)、又は非圧縮高画質映像(ビットマップ)に変換して出力することができる。
料金所端末90は、各料金所に設置される監視盤であって、設置の料金所に設けられる複数の料金自動収受機50と、例えばLAN等の狭域ネットワークを介して接続されている。この料金所端末90は、設置される料金所をモニタリングしており、選択的に、設置された料金所の各料金自動収受機50に対して操作指示をすることが可能である。
遠隔監視端末100は、料金所とは離れた場所に設置される監視盤であって、複数の料金自動収受機50及び複数の料金所端末90と、例えばWAN(Wide Area Network)等の広域ネットワークを介して接続されている。この遠隔監視端末100は、これら料金所を遠隔にてモニタリングしており、選択的に、各料金自動収受機50に対して操作指示をすることが可能である。
本実施形態において、遠隔監視端末100は、遠隔側通信部110と接続されている。この遠隔側通信部110は、WANを介して車線側通信部80と接続されている。
遠隔側通信部110は、車線側通信部80と同様に、例えば、H.264という動画圧縮規格を用いて、入力する高圧縮低画質映像(H.264)を非圧縮高画質映像(ビットマップ)に変換して出力することができる。
料金所端末90及び遠隔監視端末100は、料金所に設けられる各種機器から出力されるデータを受信し、受信したデータに基づいて、料金所における収受員の監視を補助するための監視データを生成して画面上に表示したり、スピーカーによって警報音を出力する機能を有する。
また、料金所端末90及び遠隔監視端末100は、車両検知器30、車両検知器40、料金自動収受機50、車両制御機60及び車線カメラ70と通信可能に接続されており、受け付けた操作指示に従って、車両検知器30、車両検知器40、料金自動収受機50、車両制御機60及び車線カメラ70を制御することができる。本実施形態において、車両検知器30、車両検知器40、車両制御機60及び車線カメラ70は、料金自動収受機50を介して料金所端末90と接続されている。料金所端末90及び遠隔監視端末100は、料金自動収受機50に操作指示を出力することで、例えば、車両制御機60のゲートの開閉を制御することができる。
次に、図2を参照して、本実施形態による料金自動収受機通信システム1の構成の一例について説明する。図2は、料金自動収受機通信システム1の構成の一例を示す概略図である。
図2に示す通り、本実施形態に係る料金自動収受機通信システム1では、複数の料金自動収受機50_A,50_B,・・・50_Lが、LANを介して複数の料金所端末90_1,90_2,90_3と、WANを介して複数の遠隔監視端末100_1,100_2,・・・,100_5と、それぞれ接続されている。
また、本実施形態において、第1料金所には、4台の料金自動収受機50_A,50_B,50_C,50_Dと1台の料金所端末90_1が、第2料金所には、4台の料金自動収受機50_E,50_F,50_G,50_Hと1台の料金所端末90_2が、第3料金所には、4台の料金自動収受機50_I,50_J,50_K,50_Lと1台の料金所端末90_3が、それぞれ設置されている。なお、本実施形態において、各料金所には1台の料金所端末90が設置されている例について説明するが、本発明はこれに限られず、各料金所に複数台の料金所端末90が設置されているものであってもよい。
これら料金所端末90及び遠隔監視端末100には、複数の料金自動収受機50_A〜50_Lの操作権が予め設定されていないものであってもよく、予め設定されているものであってもよい。さらに、料金所端末90及び遠隔監視端末100は、一の料金自動収受機50の操作権を取得している場合、予め設定された操作権を他の料金所端末90又は遠隔監視端末100に移譲するものであってもよい。
次に、図3を参照して、料金自動収受機50、料金所端末90及び遠隔監視端末100の構成について詳細に説明する。図3は、料金自動収受機50、料金所端末90及び遠隔監視端末100の構成の一例を示す概略ブロック図である。
(料金自動収受機50の構成)
料金自動収受機50は、インターフォン501と、表示部502と、証明書用カメラ503と、収受機通信部504と、制御部505と、料金収受機構506と、操作部507と、記憶部508とを備える。
インターフォン501は、料金自動収受機50の前に停車する車両の利用者側の音声を取得するマイクと、料金所端末90又は遠隔監視端末100から送信された音声データ等を出力するスピーカーとを備える。このインターフォン501は、料金自動収受機50の前に停車する車両の利用者が料金所端末90又は遠隔監視端末100の収受員又は管理者との通話を要求する。なお、マイクとスピーカーとは受話器に搭載されている。また、料金自動収受機50と料金所端末90又は遠隔監視端末100がテレビ電話で接続される場合、このインターフォン501が利用される。
表示部502は、料金所端末90又は遠隔監視端末100から送信される収受員の映像や、料金自動収受機50を操作する利用者の操作内容を表示する。
証明書用カメラ503は、料金自動収受機50の前に停車した車両10の利用者が提示する証明書等を撮影するためのカメラである。なお、証明書用カメラ503は、料金自動収受機50の正面であって、車線20側を向く位置に設置されており、料金自動収受機50の前に停車した車両10やドライバー等を撮像することもできる。また、料金自動収受機50と遠隔監視端末100がテレビ電話で接続される場合、この証明書用カメラ503が利用される。
収受機通信部504は、LANで接続された料金所端末90と情報の送受信を行う。また、収受機通信部504は、搭載される料金自動収受機50と同一の車線20に設置されている車両検知器30,40及び車両制御機60との情報の送受信を行う。
制御部505は、例えば、CPU(Central Processing Unit)で構成され、料金自動収受機50を制御する制御手段である。
この制御部505は、例えば、操作部507を介して料金所端末90又は遠隔監視端末100を呼び出す操作が入力されると、収受機通信部504を介して、料金所端末90又は遠隔監視端末100にインターフォン501からの呼び出し要求を送信する。
また、制御部505は、精算処理と課金処理とを実行する。例えば、料金収受機構506を制御して、車両10のドライバーが挿入する通行券を取り込み、この通行券に記憶された入場情報に基づいて、精算料金を算出して、表示部502に表示する。そして、制御部505は、この表示された精算料金に応じてドライバーが投入する料金の課金処理を行う。この料金の課金処理は、例えば、投入される現金によって料金の徴収する方法と、挿入されるクレジットカードによって料金を徴収する方法とがある。
さらに、制御部505は、車両検知器30,40、車両制御機60及び車線カメラ70に対する操作指示を料金所端末90又は遠隔監視端末100から受けた場合、操作指示に従って車両検知器30,40、車両制御機60及び車線カメラ70を制御する。
料金収受機構506は、料金投入口、料金搬送ベルト、金庫等の料金徴収に必要な構成を有する。
操作部507は、料金自動収受機50の前に停車する車両の利用者側からの操作を受け付ける。
記憶部508は、料金自動収受機50が種々の処理を実行するためのプログラムや操作権の有無を示す情報を記憶する。
(料金所端末90の構成)
料金所端末90は、インターフォン901と、タッチパネル902と、収受員用カメラ903と、記憶部904と、制御部905と、ブザー906とを備える。
インターフォン901は、料金所端末90を操作する収受員の音声を取得するマイクと、料金自動収受機50から送信された音声データ等を出力するスピーカーとを備える。このインターフォン901は、料金自動収受機50の前に停車する車両の利用者からの呼び出しを、料金所端末90の収受員が受けるためのインターフォンである。なお、マイクとスピーカーとは受話器に搭載されている。また、料金自動収受機50と料金所端末90がテレビ電話で接続される場合、このインターフォン901が利用される。
タッチパネル902は、例えば、静電容量方式や電磁誘導方式のタッチ式の表示パネルであって、操作部と表示部とが一体的に設けられた構成となっている。操作部は、ユーザからの操作を受け付ける。表示部は、操作部が操作する操作画面や車線からの映像、料金自動収受機50の現在の状況等を表示する。
収受員用カメラ903は、料金所端末90を操作する収受員を撮影するカメラである。
記憶部904は、料金所端末90が種々の処理を実行するためのプログラムや操作権の有無を示す情報を記憶する。
制御部905は、通信制御部951と、データ管理部952と、遠隔監視部953とを備える。
通信制御部951は、車線側通信部80から送信される車線映像データのデータ通信量を制御する。
データ管理部952は、料金自動収受機50から送信される映像データや音声データなどを、バックアップ用に記憶部904に保存する。
遠隔監視部953は、タッチパネル902の操作画面に表示されている操作釦を介して、料金自動収受機50を制御するための操作指示を受け付けた場合、受け付けた操作指示に従って料金自動収受機50を遠隔制御する。なお、遠隔監視部953は、イベントが発生している料金自動収受機50の操作する操作権を取得し、操作権を取得している料金自動収受機50を操作することができる。この操作権とは、一の料金自動収受機50に対して、一の遠隔監視端末100又は一の料金所端末90のみが操作をするために与えられる権限であって、操作権を有していない遠隔監視端末100及び料金所端末90は、当該料金所端末90を操作することができない。
ここで、イベント通知とは、車両検知器30、車両検知器40、料金自動収受機50及び車両制御機60において発生したイベントの内容を示す信号を、料金自動収受機50から料金所端末90及び遠隔監視端末100に送信することをいう。料金自動収受機50において(料金自動収受機50に関連して)発生するイベントとしては、例えば、ドライバーによる証明書利用の要求操作を受け付けた場合、ドライバーによるテレビ電話利用の要求操作を受け付けた場合、ドライバーによるインターフォンの呼び出し操作を受け付けた場合、料金自動収受機50の異常(故障)を検出した場合、通行券の記録の車両番号とナンバープレートを読み取った結果の車両番号の照合において不一致であると判定した場合、などがあげられる。他にも、料金自動収受機50が、料金自動収受機50の前の車線20を車両10が通過したことを車両検知器30が検出したことの通知を受けた場合、通行券の記録の車種と車両検知器30によって判別された車種が不一致であると判定した場合などがあげられる。なお、これらの場合、料金自動収受機50から料金所端末90及び遠隔監視端末100にアラームの通知(イベント通知)がなされる。
なお、車両検知器30、車両検知器40及び車両制御機60は、料金自動収受機50と接続されており、これらにイベントが発生した場合、料金自動収受機50を介して料金所端末90及び遠隔監視端末100に通知される。車両検知器30,40において発生するイベントとしては、例えば、料金自動収受機50の前の車線20を車両10が通過した場合、料金自動収受機50の前の車線20に車両10が存在していること検出するなどがあげられる。具体的に説明すると、料金自動収受機50は、車両検知器30で車両の進入を検出したことが通知された場合、車両10が車線20に存在していることを検出する。その後、車両検知器40で車両の退出を検出したことが通知された場合、料金自動収受機50は、車両10が車線20に存在していないことを検出する。また、車両制御機60において発生するイベントとしては、例えば、車線20にいる車両10の精算及び課金が料金自動収受機50によって終了したにも関わらずゲートが開かないことを検出した場合や、未精算や未払いの車両10がゲートを突っ切ったことを検出し場合などがあげられる。
ブザー906は、イベントの発生を報知する報知音を出力する。このブザー906は、イベントの種類に応じて予め決められている報知音を出力することができる。例えば、車両側で異常が発生した場合に異常が発生したことを報知する報知音や、料金自動収受機50のインターフォンの呼び出しがあったことを報知する報知音を出力する。
(遠隔監視端末100の構成)
遠隔監視端末100は、インターフォン101と、タッチパネル102と、収受員用カメラ103と、記憶部104と、制御部105と、ブザー106とを備える。
インターフォン101は、遠隔監視端末100を操作する収受員の音声を取得するマイクと、料金自動収受機50から送信された音声データ等を出力するスピーカーとを備える。このインターフォン101は、料金自動収受機50の前に停車する車両の利用者からの呼び出しを、遠隔監視端末100の収受員が受けるためのインターフォンである。なお、マイクとスピーカーとは受話器に搭載されている。また、料金自動収受機50と遠隔監視端末100がテレビ電話で接続される場合、このインターフォン101が利用される。
タッチパネル102は、例えば、静電容量方式や電磁誘導方式のタッチ式の表示パネルであって、操作部と表示部とが一体的に設けられた構成となっている。操作部は、ユーザからの操作を受け付ける。表示部は、操作部が操作する操作画面や車線からの映像、料金自動収受機50の現在の状況等を表示する。
収受員用カメラ103は、遠隔監視端末100を操作する収受員を撮影するカメラである。
記憶部104は、遠隔監視端末100が種々の処理を実行するためのプログラムや操作権の有無を示す情報を記憶する。
例えば、記憶部104には、料金自動収受機50が設置される車線側の状況に応じて、予め決められている低データ通信量の値と、予め決められている高データ通信量の値とが、それぞれ格納されている。低データ通信量の値とは、高データ通信量の値に比べてフレームレートが小さく、画質が低く、画像サイズが小さいものをいう。一方、高データ通信量の値とは、低データ通信量の値に比べてフレームレートが大きく、画質が高く、画像サイズが大きいものをいう。
なお、初期設定では、全ての遠隔監視端末100が料金自動収受機50の操作権を有していない場合は、高データ通信量の値に設定されることが予め決められている。
制御部105は、データ通信量変更部151と、遠隔監視部152とを備える。
データ通信量変更部151は、料金自動収受機50が設置される車線側の状況に応じて、遠隔監視端末100に送信される車線カメラ70が撮影した車線映像データのデータ通信量を変更する。
このデータ通信量変更部151は、料金自動収受機50が設置される車線側の状況に応じて遠隔監視端末100に送信される全ての車線カメラ70が撮影した車線映像データのデータ通信量を変更する集合制御方法、又は、料金自動収受機50が設置される車線側の状況に応じて遠隔監視端末100に送信される個々の車線カメラ70が撮影した車線映像データのデータ通信量を変更する個別制御方法のうちいずれか一つを実行することができる。つまり、データ通信量変更部151は、集合制御方法を実行する場合、全ての車線映像データのデータ通信量を低データ通信量又は高データ通信量に変更する。一方、データ通信量変更部151は、個別制御方法を実行する場合、データ通信量を変更する条件を満たした車線映像データのデータ通信量だけ、低データ通信量又は高データ通信量に変更する。
ここで、制御方法の具体的な内容について、以下、説明する。本実施形態において、車線側の状況とは、遠隔監視端末100による遠隔監視の対象である車線側の現在の状況をいう。このデータ通信量変更部151は、例えば、車線側の状況として、車線カメラ70からの車線映像データ以外のデータであって、車線側に設置される料金自動収受機50から送信される情報の有無を監視することができる。また、このデータ通信量変更部151は、例えば、車線側の状況として、料金自動収受機50の前の車線20を通過する車両の有無を監視することができる。さらに、このデータ通信量変更部151は、例えば、車線側の状況として、車線側に設置される料金自動収受機50の操作権の有無を監視することができる。なお、本発明に係るデータ通信量変更部151は、上述の車線側の状況の例に限られず、車線側の状況の変化を監視し、この車線側の状況の変化に応じて車線映像データのデータ通信量を変更することができる。
(車線映像データ以外の送信の有無に基づくデータ通信量の変更方法の一例)
例えば、データ通信量変更部151は、証明書の映像データを料金自動収受機50から受信する場合、テレビ電話用の映像データを料金自動収受機50から受信する場合、及び、料金自動収受機50のインターフォン501と遠隔監視端末100のインターフォン101とを通話接続する場合、全ての車線カメラ70が撮影した車線映像データのデータ通信量を低データ通信量に変更する。なお、データ通信量変更部151は、証明書やテレビ電話用の映像データを送信する料金自動収受機50の台数や、インターフォン501とインターフォン101とを通話接続する料金自動収受機50の台数が、予め決められた台数以上となった場合、全ての車線カメラ70が撮影した車線映像データのデータ通信量を低いデータ通信量に変更するものであってもよい。
つまり、データ通信量変更部151は、車線映像データ以外の映像データが料金自動収受機50から送信されるときの車線映像データのデータ通信量を、車線映像データ以外の映像データが料金自動収受機50から送信されないときの車線映像データのデータ通信量よりも小さい値に変更する。
具体的に説明すると、データ通信量変更部151は、料金自動収受機50の操作権が付与された遠隔監視端末100に対して、証明書やテレビ電話用の映像データを送信することを指示する操作、又はインターフォンの呼び出しを指示する操作が、料金自動収受機50の操作部507を介して入力され、受け付けた操作を示す情報を料金自動収受機50から受信したか否かを判定する。
料金自動収受機50は、料金自動収受機50の操作部507を介して、車両10の利用者から、証明書やテレビ電話用の映像データを送信することを指示する操作、又はインターフォンの呼び出しを指示する操作が入力された場合、遠隔監視端末100に、証明書やテレビ電話用の映像データを送信すること、又はインターフォンの呼び出し要求を通知する。遠隔監視端末100のデータ通信量変更部151は、この通知を受信した場合、全ての車線カメラ70が撮影した車線映像データのデータ通信量を低データ通信量に変更することを指示する情報を料金所端末90の通信制御部951に出力する。(集合制御方法)
なお、データ通信量変更部151は、証明書やテレビ電話用の映像データを送信すること、又はインターフォンの呼び出し要求を示す通知を受信した場合、この通知を送信した料金自動収受機50の前の車線20を撮影した車線カメラ70からの車線映像データのデータ通信量を低データ通信量に変更することを指示する情報を料金所端末90の通信制御部951に出力するものであってもよい。(個別制御方法)
(車両の有無に基づくデータ通信量の変更方法の一例)
また、データ通信量変更部151は、料金自動収受機50の前の車線20に車両10が存在しない場合、全ての車線カメラ70が撮影した車線映像データのデータ通信量を低データ通信量に変更する。なお、データ通信量変更部151は、料金自動収受機50の前の車線20に車両10が存在しない車線20の車線数が、予め決められた車線数以上となった場合、全ての車線カメラ70が撮影した車線映像データのデータ通信量を低いデータ通信量に変更するものであってもよい。
つまり、データ通信量変更部151は、車両10が存在しない車線を撮影したときの車線映像データのデータ通信量を、車両10が存在する車線を撮影したときの車線映像データのデータ通信量よりも小さい値に変更する。
具体的に説明すると、データ通信量変更部151は、料金自動収受機50が設置される車線20を通過する車両10を検知する車両検知器30,40からの検知結果に基づき、料金自動収受機50の前の車線20を車両10が通過している車線数を管理する。料金自動収受機50の前の車線20を車両10が通過していない車線数が予め決められた閾値以上となった場合(つまり、料金自動収受機50の前の車線20を車両10が通過していない車線数が予め決められた閾値を超えた場合)、データ通信量変更部151は、全ての車線カメラ70が撮影した車線映像データのデータ通信量を低データ通信量に変更することを指示する情報を、料金所端末90に送信する。一方、料金自動収受機50の前の車線20を車両10が通過していない車線数が予め決められた閾値未満となった場合(つまり、料金自動収受機50の前の車線20を車両10が通過していない車線数が予め決められた閾値を下回った場合)、データ通信量変更部151は、全ての車線カメラ70が撮影した車線映像データのデータ通信量を高データ通信量に変更することを指示する情報を、料金所端末90に送信する。(集合制御方法)
なお、データ通信量変更部151は、料金自動収受機50の前の車線20を車両10が通過している車線数が予め決められた閾値未満であるか否かを判定し、閾値未満であった場合に、全ての車線カメラ70が撮影した車線映像データのデータ通信量を低データ通信量に変更することを指示する情報を、料金所端末90に送信するものであってもよい。(集合制御方法)
また、データ通信量変更部151は、料金自動収受機50の前の車線20に車両10が通過していないことを示す通知を受信した場合、この通知を送信した料金自動収受機50の前の車線20を撮影した車線カメラ70からの車線映像データのデータ通信量を低データ通信量に変更するものであってもよい。(個別制御方法)
(操作権に基づくデータ通信量の変更方法の一例)
さらに、データ通信量変更部151は、料金自動収受機50が遠隔監視端末100によって操作されている場合(つまり、料金自動収受機50の操作権が遠隔監視端末100に付与されている場合)、全ての車線カメラ70が撮影した車線映像データのデータ通信量を低データ通信量に変更する。なお、データ通信量変更部151は、料金自動収受機50の操作権が付与された遠隔監視端末100の台数が、予め決められた台数以上となった場合、全ての車線カメラ70が撮影した車線映像データのデータ通信量を低いデータ通信量に変更するものであってもよい。
また、データ通信量変更部151は、全ての遠隔監視端末100が料金自動収受機50を操作している場合(つまり、複数の遠隔監視端末100の全てに対して料金自動収受機50の操作権が付与されている場合)、料金自動収受機50の操作権が付与されていない料金自動収受機50の前の車線20を撮影した車線映像データのデータ通信量のみを低データ通信量に変更するものであってもよい。つまり、データ通信量変更部151は、複数の遠隔監視端末100の全てに対して料金自動収受機50の操作権が付与されている場合、料金自動収受機50の操作権が付与されていない料金自動収受機50の前の車線を撮影した車線映像データのデータ通信量を、料金自動収受機50の操作権が付与されている料金自動収受機50の前の車線20を撮影した車線映像データのデータ通信量よりも小さい値に変更する。
具体的に説明すると、データ通信量変更部151は、料金自動収受機50の操作権が遠隔監視端末100に付与されたか、又は、遠隔監視端末100から操作権が放棄されたか否か判定し、料金自動収受機50の操作権を有する遠隔監視端末100の台数を管理する。料金自動収受機50の操作権が与えられている遠隔監視端末100の台数が予め決められた台数以上となった場合(つまり、操作権が与えられている遠隔監視端末100の台数が予め決められた台数を超えた場合)、データ通信量変更部151は、全ての車線カメラ70が撮影した車線映像データのデータ通信量を低データ通信量に変更することを指示する情報を、料金所端末90に送信する。なお、データ通信量変更部151は、全ての遠隔監視端末100が料金自動収受機50を操作している場合(つまり、閾値が遠隔監視端末100の台数と同じであって、料金自動収受機50の操作権が与えられている遠隔監視端末100の台数が閾値を到達した場合)、料金自動収受機50の操作権が付与されていない料金自動収受機50の前の車線20を撮影した車線映像データのデータ通信量のみを低データ通信量に変更するものであってもよい。(個別制御方法)
一方、料金自動収受機50の操作権が与えられている遠隔監視端末100の台数が予め決められた台数未満となった場合(つまり、操作権が与えられている遠隔監視端末100の台数が予め決められた台数を下回った場合)、データ通信量変更部151は、全ての車線カメラ70が撮影した車線映像データのデータ通信量を高データ通信量に変更することを指示する情報を、料金所端末90に送信する。また、データ通信量変更部151は、全ての遠隔監視端末100が料金自動収受機50を操作していない状態に変化した場合(つまり、閾値が遠隔監視端末100の台数と同じであって、料金自動収受機50の操作権が与えられている遠隔監視端末100の台数が閾値を下回った場合)、料金自動収受機50の操作権が付与されていない料金自動収受機50の前の車線20を撮影した車線映像データのデータ通信量のみを高データ通信量に変更するものであってもよい。(集合制御方法)
なお、データ通信量変更部151は、料金自動収受機50の操作権が遠隔監視端末100に付与されたことを判定した場合、この遠隔監視端末100に対して操作権が取得された料金自動収受機50の前の車線20を撮影した車線カメラ70からの車線映像データのデータ通信量を低データ通信量に変更するものであってもよい。(個別制御方法)
遠隔監視部152は、タッチパネル102の操作画面に表示されている操作釦を介して、料金自動収受機50を制御するための操作指示を受け付けた場合、受け付けた操作指示に従って料金自動収受機50を遠隔制御する。
ブザー106は、イベントの発生を報知する報知音を出力する。このブザー106は、イベントの種類に応じて予め決められている報知音を出力することができる。例えば、車両側で異常が発生した場合に異常が発生したことを報知する報知音や、料金自動収受機50のインターフォンの呼び出しがあったことを報知する報知音を出力する。
(料金自動収受機通信方法の一例)
次に、図4を参照して、本実施形態に係る料金自動収受機通信システムによる処理の一例について説明する。図4は、本実施形態に係る料金自動収受機通信方法の一例を示す処理フロー図である。なおここでは、説明簡略化のため、料金自動収受機50_Aと、料金所端末90_1と、遠隔監視端末100_1との処理の一例について説明する。
(ステップST1)
車線カメラ70は、撮影した車線映像データを、常時、車線側通信部80に送信している。
(ステップST2)
車線側通信部80は、受信した車線映像データを、設定されたデータ通信量で遠隔側通信部110に送信する。
この車線側通信部80には、初期設定時において、高データ通信量で車線映像データを送信することが決められているため、例えば、高画質及び高フレームレートで、車線カメラ70から受信した車線映像データを、遠隔側通信部110に送信する。
遠隔側通信部110は、受信した車線映像データを遠隔監視端末100及び車線監視映像モニタ200に出力する。
そして、遠隔監視端末100及び車線監視映像モニタ200は、入力する車線映像データをタッチパネル102又はモニタに表示させる。
これにより、遠隔監視端末100の収受員は、この遠隔監視端末100及び車線監視映像モニタ200に表示される車線映像を見ながら、車線を監視することができる。
(ステップST3)
一方、料金自動収受機50_Aにおいてイベントが発生したとする。料金自動収受機50_Aは、発生したイベントの内容を示す情報(イベント通知ともいう)を料金所端末90及び遠隔監視端末100に送信する。
(ステップST4)
遠隔監視端末100のデータ通信量変更部151は、受信したイベント通知に基づき、料金自動収受機50が設置される車線側の状況に応じて、車線カメラ70が撮影した車線映像データのデータ通信量の変更が必要か否かを判定する。
なお、具体的な制御方法についての説明は省略するが、データ通信量変更部151は、上述した、車線映像データ以外の送信の有無に基づくデータ通信量の変更方法、車両の有無に基づくデータ通信量の変更方法、及び、操作権に基づくデータ通信量の変更方法のそれぞれ集合制御方法及び個別制御方法のうちいずれか一つを用いて、車線カメラ70が撮影した車線映像データのデータ通信量の変更が必要か否かを判定することができる。
(ステップST5)
車線カメラ70が撮影した車線映像データのデータ通信量の変更が必要であると判定した場合、データ通信量変更部151は、低データ通信量又は高データ通信量に変更することを示す変更要求を料金所端末90に送信する。
例えば、証明書やテレビ電話用の映像データを送信すること、又はインターフォンの呼び出しがあることの通知を料金自動収受機50_Aから受信した場合、データ通信量変更部151は、車線カメラ70が撮影した車線映像データのデータ通信量を低データ通信量に変更することを指示する情報を、料金所端末90に送信する。
(ステップST6)
料金所端末90の通信制御部951は、遠隔監視端末100からデータ通信量の変更要求を受信した場合、車線カメラ70が撮影した車線映像データのデータ通信量を制御する。
例えば、車線カメラ70が撮影した車線映像データのデータ通信量を低データ通信量に変更することを指示する情報を遠隔監視端末100から受信した場合、料金所端末90の通信制御部951は、車線側通信部80から送信される車線映像データのデータ通信量、つまり、車線カメラ70が撮影した車線映像データのデータ通信量を、低データ通信量に変更するよう、車線側通信部80を制御する。
(ステップST7)
ここで、車線カメラ70が、撮影した車線映像データを、車線側通信部80に送信する。
(ステップST8)
すると、車線側通信部80は、受信した車線映像データを、設定された低データ通信量で遠隔側通信部110に送信する。遠隔側通信部110は、受信した車線映像データを遠隔監視端末100及び車線監視映像モニタ200に出力する。
そして、遠隔監視端末100及び車線監視映像モニタ200は、入力する車線映像データをタッチパネル102又はモニタに表示させる。
これにより、遠隔監視端末100の収受員は、この遠隔監視端末100及び車線監視映像モニタ200に表示される車線映像を見ながら、車線を監視することができる。
上述の通り、データ通信量変更部151は、料金自動収受機50が設置される車線側の状況に応じて、車線カメラ70が撮影した車線映像データのデータ通信量を変更することができる。例えば、証明書やテレビ電話用の映像データを送信する場合はデータ通信量が増大するが、このような事態を予測して車線映像データのデータ通信量を抑えることにより、過剰なデータ通信が発生する事態を防止することができる。
また、車両10が通過していない車線20の車線映像データのデータ通信量を抑えることにより、遠隔監視端末100による監視のために必要性の低い映像の送信量を抑えることができ、その分、監視のために必要性の高い映像を送信することができる。
さらに、全ての遠隔監視端末100が料金自動収受機50を操作している場合、いずれの収受員も他の料金自動収受機50を対応することができない。よって、対応することができない料金自動収受機50の前の車線20を撮影した車線映像データに基づき、当該車線を監視する人材が不足している。このため、監視されない車線の車線映像データのデータ通信量を抑えることのより、操作している料金自動収受機50からの映像データを送信するためのデータ容量を確保することができる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られない。
例えば、データ通信量変更部151は、遠隔監視端末100に限られず、料金所端末90に搭載される構成であってもよい。
また、車線側通信部80が、料金所端末90と別の装置である例を用いて説明したが、本発明はこれに限られず、料金所端末90に搭載される構成であってもよい。
また、データ通信量変更部151が、低データ通信量又は高データ通信量のいずれかに変更する例を用いて説明したが、本発明はこれに限られず、複数のデータ通信量のレベルが設定され、料金自動収受機50が設置される車線側の状況に応じて、段階的にデータ通信量を変更するものであってもよい。例えば、高データ通信量と、これよりも通信量が少ない第1低データ通信量>第2低データ通信量>第3低データ通信量が決められているとする。また、初期設定時において、高データ通信量に設定することが予め決められているとする。この場合、データ通信量変更部151は、証明書やテレビ電話用の映像データを送信する料金自動収受機50の台数、インターフォン501とインターフォン101とを通話接続する料金自動収受機50の台数、料金自動収受機50の前の車線20に車両10が存在しない車線20の車線数、及び、料金自動収受機50の操作権が付与された遠隔監視端末100の台数に応じて、予め決められているデータ通信量(高データ通信量、第1低データ通信量、第2低データ通信量、又は第3低データ通信量のいずれか)に変更するものであってもよい。このように、遠隔監視端末100に送信される車線映像データのデータ通信量を段階的に変更することにより、データ通信量のきめ細やかな制御を実現することができる。
なお、複数の遠隔監視端末100は、例えば、料金所から離れた遠隔事務所に設置されている。この遠隔事務所の一例について、図5を参照して説明する。
図5に示す通り、遠隔事務所には、複数の遠隔監視端末100_11,100_12,100_13,100_14,100_15,100_16と、車線監視映像モニタ200が設置されている。
これら遠隔監視端末100_11〜100_16は、それぞれ、各一人の担当者(収受員)が割り当てられており、これら収受員によって操作される。
車線監視映像モニタ200は、全ての収受員から見える位置に設置されており、各車線の映像が表示されている。
収受員は、通常監視において、車線監視映像モニタ200から車線の状況を目視で確認するとともに、遠隔監視端末100から各車線の現在の状況を確認することができる。
10 車両
20 車線
30 車両検知器
40 車両検知器
50 料金自動収受機
501 インターフォン
502 表示部
503 証明書用カメラ
504 収受機通信部
505 制御部
506 料金収受機構
507 操作部
508 記憶部
60 車両制御機
70 車線カメラ
80 車線側通信部
90 料金所端末
901 インターフォン
902 タッチパネル
903 収受員用カメラ
904 記憶部
905 制御部
906 ブザー
951 通信制御部
952 データ管理部
953 遠隔監視部
100 遠隔監視端末
101 インターフォン
102 タッチパネル
103 収受員用カメラ
104 記憶部
105 制御部
106 ブザー
151 データ通信量変更部
152 遠隔監視部
110 遠隔側通信部
200 車線監視映像モニタ

Claims (5)

  1. 路側に設けられた複数の料金自動収受機と、当該複数の料金自動収受機と接続される複数の監視盤とを備える料金自動収受機通信システムにおいて、
    前記料金自動収受機の前の車線を撮影する車線カメラが撮影した車線映像データを前記監視盤に送信する車線側通信部と、
    前記車線側通信部から送信される前記車線映像データのデータ通信量を制御する通信制御部と、
    前記料金自動収受機が設置される車線側の状況に応じて、前記通信制御部により制御される前記データ通信量を変更するデータ通信量変更部と、
    を備えることを特徴とする料金自動収受機通信システム。
  2. 前記データ通信量変更部は、
    前記車線映像データ以外の映像データが前記料金自動収受機から送信されるときの前記車線映像データのデータ通信量を、前記車線映像データ以外の映像データが前記料金自動収受機から送信されないときの前記車線映像データのデータ通信量よりも小さい値に変更することを特徴とする請求項1に記載の料金自動収受機通信システム。
  3. 前記データ通信量変更部は、
    前記料金自動収受機が設置される車線を通過する車両を検知する車両検知器の検知結果に基づき、前記車両が存在しない車線を撮影したときの前記車線映像データのデータ通信量を、前記車両が存在する車線を撮影したときの前記車線映像データのデータ通信量よりも小さい値に変更することを特徴とする請求項1に記載の料金自動収受機通信システム。
  4. 前記データ通信量変更部は、
    前記複数の監視盤の全てに対して前記料金自動収受機の操作権が付与されている場合、前記料金自動収受機の操作権が付与されていない前記料金自動収受機の前の車線を撮影した前記車線映像データのデータ通信量を、前記料金自動収受機の操作権が付与されている前記料金自動収受機の前の車線を撮影した前記車線映像データのデータ通信量よりも小さい値に変更することを特徴とする請求項1に記載の料金自動収受機通信システム。
  5. 互いに接続される複数の料金自動収受機と複数の監視盤と通信を制御する料金自動収受機通信方法において、
    前記料金自動収受機の前の車線を撮影する車線カメラが撮影した車線映像データを前記監視盤に送信するステップと、
    前記料金自動収受機が設置される車線側の状況に応じて、設定されている前記車線映像データのデータ通信量を変更するステップと、
    前記監視盤に送信される前記車線映像データのデータ通信量を、前記変更された前記データ通信量に基づき制御するステップと、
    を備えることを特徴とする料金自動収受機通信方法。
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