JP6955584B2 - ドア映像表示システムおよびモニタ - Google Patents

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Description

本発明は、列車が有する複数のドアの画像を表示するドア映像表示システムに関する。
列車に乗降する際の乗客の安全確保は、列車運行にとって重要な課題である。その対策として、鉄道会社は、従来からある発車ベルやホーム監視カメラを利用したり、更に近年ではホームドアの設置を行うなど、様々な方法を用いて安全確保に努めている。
上記対策の一例として、ドア映像表示システムがある。これは、列車の車両側面のドア付近にカメラを設置し、駅で乗客が列車に乗降する様子を撮影し、その映像を列車内の乗務員室に設置したモニタに表示するシステムである(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2015/145736号
上記のようなドア映像表示システムを用いることで、乗務員は、従来からの直接目視に加え、モニタに表示された映像を確認した後に、ドアの閉扉を行うことができる。これにより、乗務員から遠方にある車両のドア付近においては、直接に目視する場合よりも視認性が高くなるので、より安全にドアを閉じることが可能となる。しかしながら、乗客が列車に乗降する際の事故はなくなっておらず、更なる安全の確保が求められている。また、従来のシステムでは、ホーム側にある全てのドアが一斉に開閉する仕組みであったため、駆け込み乗車や荷物挟まり等でドアが開くと、乗務員は全てのドアの様子を再度確認してドアを閉じる必要があり、乗務員にとって負担であると共に非効率であった。
本発明は、上記のような従来の事情に鑑みて為されたものであり、列車のドアを開閉する際の乗客の安全を確保しつつ、乗務員の負担を軽減することが可能な技術を提案することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明では、ドア映像表示システムを以下のように構成した。すなわち、複数のドアを有する列車に搭載されるドア映像表示システムにおいて、前記複数のドアを撮像する複数のカメラと、前記複数のカメラにより撮影された複数のドアカメラ画像と、該ドアカメラ画像に映されたドアの開扉または閉扉を指示する操作を受け付けるためのボタンとを表示するモニタと、前記ボタンが操作されたことに応じて、該ボタンに対応するドアを開扉または閉扉させる指示を含む通信信号を出力する制御装置と、を備えたことを特徴とする。
ここで、本発明に係るドア映像表示システムでは更に、前記制御装置は、ドアを閉扉させる指示を含む通信信号を出力した場合に、該ドアの閉扉に失敗した旨の応答を含む通信信号を受信したことに応じて、前記モニタに該ドアのドアカメラ画像を強調表示させるように構成してもよい。
また、前記制御装置は、駅毎に設定された、該駅に停車中の列車においてドアカメラ画像を強調表示させるドアの指定を含む駅固有表示情報に基づいて、前記モニタに該ドアのドアカメラ画像を強調表示させるように構成してもよい。
なお、前記モニタが、前記制御装置を一体的に備えてもよい。すなわち、複数のドアを有する列車に搭載され、各ドアをカメラで撮影して得られた複数のドアカメラ画像を表示するモニタが、前記複数のドアカメラ画像と、該ドアカメラ画像に映されたドアの開扉または閉扉を指示する操作を受け付けるためのボタンとを表示する表示部と、前記ボタンに対する操作を検知する操作検知部と、前記操作検知部により前記ボタンに対する操作が検知されたことに応じて、該ボタンに対応するドアを開扉または閉扉させる指示を含む通信信号を出力する開閉制御部と、を備えてもよい。
本発明によれば、列車の乗務員はモニタ上で各ドアの様子を確認できるだけでなく、同じモニタ上でドアを個別に指定して開閉を指示できるので、列車のドアを開閉する際の乗客の安全を確保しつつ、乗務員の負担を軽減することができる。
本発明の一実施形態に係るドア映像表示システムが搭載された列車を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係るドア映像表示システムの装置構成の例を示す図である。 図2のドア映像表示システムの各装置の機能構成の例を示す図である。 図2のドア映像表示システムにおけるモニタの表示例を示す図である。 図2のドア映像表示システムにおける動作シーケンスの一例を示す図である。 図2のドア映像表示システムにおける動作シーケンスの一例を示す図である。 図2のドア映像表示システムにおける動作シーケンスの一例を示す図である。 図2のドア映像表示システムにおける動作シーケンスの別の例を示す図である。
本発明の一実施形態に係るドア映像表示システムについて、図面を参照して説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係るドア映像表示システムが搭載された列車を模式的に示してある。本例の列車は、車両101〜103を連結し、1編成として構成されている。図1では、これらの車両を上方から俯瞰的に見た様子を示している。本例は、3両で列車を構成しているが、車両数は2以下でもよいし、4以上でもよい。
列車の一方の端部にある車両101には乗務員室111があり、その内部にモニタ121を設置してある。列車の他方の端部にある車両103にも同様に乗務員室113があり、その内部にモニタ123を設置してある。本例では、両端の車両に乗務員室を1つずつ設けてあるが、複数の編成を連結して構成された列車では、この限りではない。また本例では、各乗務員室の左右それぞれにモニタを1台ずつ設置してあるが、左右のモニタを一体化して各乗務員室に1台ずつ設置してもよい。
車両101の左右両側にはドア131があり、各ドア及びその近傍を撮影するドアカメラ141を車両101の左右両側の外部側面に設置してある。車両102,103も同様に、ドア132,133およびドアカメラ142,143を備えている。本例では、車両の左右両側に1つのドアを設けているが、車両の左右両側に2以上のドアを設けてもよい。また本例では、1つのドアに対して1つのドアカメラを設置しているが、1つのドアに対して複数のドアカメラを設置してもよいし、複数のドアに対して1つのドアカメラを設置してもよい。
図2には、本発明の一実施形態に係る映像表示システムの装置構成の例を示してある。
本例のドア映像表示システムは、ネットワーク201に、制御装置211、モニタ121,123、ドアカメラ141〜143を接続し、互いに通信可能に構成されている。また、ドア映像表示システムは、列車運行情報システム291およびドア制御システム292とネットワーク202を通じて接続し、互いに通信可能に構成されている。
ネットワーク201,202は、各装置を相互に接続してデータ通信を行うための通信線などで構成される。データ通信の手段として、USB(Universal Serial Bus)、シリアル、イーサネット(登録商標)、無線等があるが、本発明はいずれの態様であってもよい。本例では、ドア映像表示システムがネットワーク201を専用で使用する構成であるが、これは、ネットワーク201を流れる大量の映像系データが、ネットワーク202の制御系データ通信を阻害しないようにするためである。なお、別の手段により制御系データ通信の阻害を防止することで、ネットワーク201とネットワーク202を一体化してもよい。
制御装置211は、ドア映像表示システムの各装置を制御する装置であり、列車運行情報システム291やドア制御システム292との情報入出力も行う。制御装置211は、CPU(Central Processing Unit)等の演算回路、RAM(Random Access Memory)等の一時記憶メモリ、HDD等の記録媒体、データ伝送バス、外部入出力インタフェース、電源回路等で構成される。
モニタ121,123は、画像の画面表示やユーザ操作のインタフェースを提供する装置である。モニタ121,123は、CPU等の演算回路、RAM等の一時記憶メモリ、HDD等の記録媒体、データ伝送バス、外部入出力インタフェース、電源回路、液晶ディスプレイ等の表示部品、タッチパネル等のユーザ入力部品等で構成される。
ドアカメラ141〜143は、車両の外部側面にドア側に向けて設置され、該ドアから乗降する乗客を主たる被写体として撮影する装置である。ドアカメラ141〜143は、レンズ、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子、A/D(Analog to Digital)変換回路、RAM等の一時記憶メモリ、データ伝送バス、タイミング回路、外部入出力インタフェース、電源回路等で構成される。
列車運行情報システム291は、列車の運行情報を管理し、ドア映像表示システムを含む他のサブシステムにそれらの情報を提供するシステムである。運行情報としては、例えば、列車の走行速度、駅停車の状態(駅に停車中か否か)、現在の走行位置、停車駅等が挙げられる。
ドア制御システム292は、ドア131〜133の開閉を制御するシステムである。ドア131〜133を開閉する機構としては、圧縮空気によるものや、モータによるもの等があるが、本発明においてはいずれの態様であってもよい。
図3には、図2のドア映像表示システムの各装置の機能構成の例を示してある。
制御装置211は、列車運行情報受信部301、ドア開閉通信部302、モニタ通信部303、データ記憶部304、制御部305の各処理部を備える。
列車運行情報受信部301は、列車運行情報システム291から出力されたデータを受信する処理部である。例えば、外部入出力インタフェースにデータが着信したことを検知し、一時記憶メモリに格納する。本例では、列車の駅停車のタイミング情報と、その停車駅に関するデータの受信を行う。
ドア開閉通信部302は、外部入出力インタフェースを介して、ドア制御システム292との間でドア開閉情報を通信する処理部である。ドア開閉情報は、例えば、制御装置211からドア制御システム292へ送信するドア開閉指示や、ドア制御システム292から制御装置211へ送信するドア開閉状態、等である。
モニタ通信部303は、外部入出力インタフェースを介して、モニタ121,123との間で制御情報を通信する処理部である。制御情報は、例えば、制御装置211からモニタ121,123へ送信する画面表示指示や、モニタ121,123から制御装置211へ送信する画面操作イベント、等である。
データ記憶部304は、ドア映像表示システムの動作に必要な各種の設定情報を記憶する処理部である。設定情報は、例えば、駅でドアを開けた状態の継続時間やドアの注意度、等である。
制御部305は、上述の各処理部に処理を指示する処理部である。
モニタ121は、制御装置通信部311、画像通信部312、画面表示部313、操作検知部314の各処理部を備える。モニタ123については図示しないが、モニタ121と同様に、制御装置通信部311、画像通信部312、画面表示部313、操作検知部314の各処理部を備える。
制御装置通信部311は、外部入出力インタフェースを介して、制御装置211との間で制御情報を通信する処理部である。制御情報は、例えば、制御装置211からモニタ121(またはモニタ123)へ送信する画面表示指示や、モニタ121(またはモニタ123)から制御装置211へ送信する画面操作イベント、等である。
画像通信部312は、ドアカメラ141〜143から出力された画像データを受信する処理部である。例えば、外部入出力インタフェースにデータが着信したことを検知し、一時記憶メモリに格納する。システムを構成するドアカメラの台数分、並列で同時処理可能である。本例においては、ドアカメラ3台分の画像データを同時受信可能である。
画面表示部313は、画像通信部312で受信した画像データを、ユーザが認識できる形に変換し、画面に表示する処理部である。例えば、画像データが圧縮画像の場合、演算回路を用いて、圧縮画像を展開し、RGB形式に変換して、表示する。画像通信部312と同様に、システムを構成するドアカメラの台数分、並列で同時処理可能である。本例においては、ドアカメラ3台分の画像を同時表示可能である。
操作検知部314は、ユーザによる操作内容の検知および取得を行う処理部である。例えば、パネルへのタッチ操作をそのタッチ座標とともに検知し、そのタッチ座標からユーザの操作内容を判断する。本例においては、タッチ座標が、ドア開ボタンが表示された座標であった場合に、その操作内容をドア開指示操作と判断し、タッチ座標が、ドア閉ボタンが表示された座標であった場合に、その操作内容をドア閉指示操作と判断する。
ドアカメラ141は、画像生成部321、画像送信部322の各処理部を備える。ドアカメラ142,143については図示しないが、ドアカメラ141と同様に、画像生成部321、画像送信部322の各処理部を備える。
画像生成部321は、レンズを通った光を、撮像素子で電気信号に変換し、電気信号をA/D変換回路でデジタル変換し、画像圧縮等を行い、一時記憶メモリに画像データとして格納する処理部である。画像データは、例えば、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、MPEG(Moving Picture Experts Group)、H.264/MPEG−4 AVC(Advanced Video Coding)等の画像圧縮データである。
画像送信部322は、一時記憶メモリに格納した画像データを、外部からのデータ要求やタイミング回路からの指示等に応じて、外部入出力インタフェースからネットワークに出力する処理部である。
図4には、本例のドア映像表示システムにおけるモニタの表示例を示してある。
モニタに表示される画面401は、ドアカメラ画像表示領域411〜413、ドアカメラ画像表示枠421〜423、個別ドア開ボタン431〜433、個別ドア閉ボタン441〜443、一斉ドア開ボタン451、一斉ドア閉ボタン452を有する。
ドアカメラ画像表示領域411〜413は、ドアカメラ141〜143の画像データを表示する領域である。図4では、車両103を先頭車両とし、進行方向左側に位置するドアカメラ141〜143の画像データを、モニタ121に表示した例を図示している。ドアカメラ画像表示領域411にはドアカメラ141の画像、ドアカメラ画像表示領域412にはドアカメラ142の画像、ドアカメラ画像表示領域413にはドアカメラ143の画像をそれぞれ表示する。表示は、自動更新とする。自動更新は、それぞれのドアカメラが画像生成部321で生成した画像データを画像送信部322を介してモニタに送信し、モニタはそれらの画像データを画像通信部312で受信し、画面表示部313が表示するといった一連の処理を、ドアカメラの画像生成間隔毎に繰り返すことで実現される。
また、ドアカメラ画像表示領域411〜413は、ドア開表示状態、ドア閉表示状態、非表示状態の3つの表示状態を有する。ドア開表示状態は、列車が駅に停車中で且つドアが開かれている場合の表示状態であり、例えば、カラーで生成されているドアカメラ画像をそのままカラーで本領域に表示する。一方、ドア閉表示状態は、列車が駅に停車中で且つドアが閉じられている場合の表示状態であり、例えば、カラーで生成されているドアカメラ画像をグレースケール変換して本領域に表示する。非表示状態は、列車が走行中の表示状態であり、例えば、ドアカメラ画像を表示せずに黒画像を表示する。
本例では、ドア開表示状態、ドア閉表示状態、非表示状態をそれぞれ別個の表示様式としたが、ドア閉表示状態と非表示状態の表示様式を同一の様式としてもよい。
また、本例では、モニタ1台の画面上に、3台のドアカメラの画像を3分割表示しているが、3台以外のN台のドアカメラの画像をN分割表示してもよい。または、複数台のモニタが連携する形態でN台のドアカメラの画像をN分割表示してもよい。
また、本例では、先頭車両のドアカメラの画像を一番右に配置し、後続車両のドアカメラの画像を車両順に左に向かって配置するパターンを示したが、ドアカメラ画像はどのような配置パターンで配置してもよい。
また、本例では、3台のドアカメラの画像を等分に3分割表示しているが、特定のドアカメラの画像を他のドアカメラの画像とは異なる大きさで表示するようにしてもよい。例えば、特定のドアカメラの画像に乗務員の注意を向けたい場合などに、その画像の表示面積を拡大して、他の画像よりも大きく表示するようにしてもよい。
また、上記において、3台のドアカメラの画像を表示する際、ドアカメラ画像表示領域の縦横比とドアカメラ画像の縦横比に差異があることや、モニタの表示解像度とドアカメラ画像の画像解像度に差異があることから、オリジナルのドアカメラ画像をドアカメラ画像表示領域の縦横比に合わせて切り出し、モニタの表示解像度に合わせて拡大縮小して表示することが行われる。その際、上記の注意を向けたいドアカメラ画像については、表示面積を大きくするのみではなく、切り出しの範囲も大きくし、より広角な範囲のドアカメラ画像を表示するようにしてもよい。
ドアカメラ画像表示枠421〜423は、ドアカメラ画像表示領域411〜413の外側に表示する境界線である。主としてドアカメラ画像同士の境界を明確にするために設けられる。図4では、表示枠を単なる黒い線として図示したが、特定の表示枠の色、幅、形状等を変化させるようにしてもよい。例えば、特定のドアカメラ画像に乗務員の注意を向けたい場合などに、その表示枠だけを赤色の太線で表示させるようにしてもよいし、点滅させるようにしてもよい。
個別ドア開ボタン431〜433は、ドアを個別に開ける指示(ドア開指示)を乗務員から受け付けるためのボタンである。本例では、個別ドア開ボタン431とドア131が紐づけられ、個別ドア開ボタン432とドア132が紐づけられ、個別ドア開ボタン433とドア133が紐付けられている。個別ドア開ボタン431〜433が押下されると、そのボタンに紐付けられたドアに対し、ドア開指示が伝達され、ドアが開く。個別ドア開ボタン431〜433は、ドアとの紐付け関係が乗務員に分かり易いように、そのドアのドアカメラ画像を表示するドアカメラ画像表示領域の近傍に配置される。本例では、ドアカメラ画像表示領域411の直下に個別ドア開ボタン431を配置し、ドアカメラ画像表示領域412の直下に個別ドア開ボタン432を配置し、ドアカメラ画像表示領域413の直下に個別ドア開ボタン433を配置している。
個別ドア閉ボタン441〜443は、ドアを個別に閉じる指示(ドア閉指示)を乗務員から受け付けるためのボタンである。本例では、個別ドア閉ボタン441とドア131が紐づけられ、個別ドア閉ボタン442とドア132が紐づけられ、個別ドア閉ボタン443とドア133が紐付けられている。個別ドア閉ボタン441〜443が押下されると、そのボタンに紐付けられたドアに対し、ドア閉指示が伝達され、ドアが閉じる。個別ドア閉ボタン441〜443は、ドアとの紐付け関係が乗務員に分かり易いように、そのドアのドアカメラ画像を表示するドアカメラ画像表示領域の近傍に配置される。本例では、ドアカメラ画像表示領域411の直下に個別ドア閉ボタン441を配置し、ドアカメラ画像表示領域412の直下に個別ドア閉ボタン442を配置し、ドアカメラ画像表示領域413の直下に個別ドア開ボタン443を配置している。
上記において、ドア開状態のドアがある場合には、そのドアに対応する個別ドア開ボタンをさらに押下する必要性がないため、その個別ドア開ボタンを非活性化するようにしてもよい。また同様に、ドア閉状態のドアがある場合には、そのドアに対応する個別ドア閉ボタンをさらに押下する必要性がないため、その個別ドア閉ボタンを非活性化するようにしてもよい。
本例では、1つのドアに対して、1対の個別ドア開ボタンと個別ドア閉ボタンを設けているが、個別ドア開ボタンと個別ドア閉ボタンを1つの個別ドアボタンに集約してもよい。すなわち、ドア開状態時にはドア閉指示を受け付けるボタンとして機能させ、ドア閉時にはドア開指示を受け付けるボタンとして機能させるようにして、いわゆるトグルボタンのような操作性を持つボタンとしてもよい。
また、図4の個別ドア開ボタンおよび個別ドア閉ボタンは、文字を重畳したボタンとなっているが、図柄を用いたアイコンボタン等としてもよい。後述する一斉ドア開ボタンや一斉ドア閉ボタンも同様である。
また、ドア開指示とドア閉指示は、1つのドアではなく複数のドアに対する指示でもよい。例えば、個別ドアボタンと2つのドア131、132を紐づけた場合、その個別ドアボタンが押下されると、ドア開指示又はドア閉指示は、ドア131とドア132へ伝達される。このとき画面401では、ドアカメラ画像表示領域411、412の近傍(例えば、ドアカメラ画像表示領域411とドアカメラ画像表示領域412の間の直下)に個別ドアボタンを配置することが望ましい。これにより、乗務員が個別ドアボタンを押す回数を減らすことができる。
一斉ドア開ボタン451は、ドアを一斉に開ける指示(ドア一斉開指示)を乗務員から受け付けるためのボタンである。一斉ドア開ボタン451が押下されると、ドア131〜133に対し、ドア開指示が伝達され、全てのドアが一斉に開けられる。
一斉ドア閉ボタン452は、ドアを一斉に閉じる指示(ドア一斉閉指示)を乗務員から受け付けるためのボタンである。一斉ドア閉ボタン452が押下されると、ドア131〜133に対し、ドア閉指示が伝達され、全てのドアが一斉に閉じられる。
上記において、ドア131〜133が全てドア開状態であれば、さらに一斉ドア開ボタン451を押下する必要性がないため、一斉ドア開ボタン451を非活性化するようにしてもよい。また同様に、ドア131〜133が全てドア開状態であれば、さらに一斉ドア閉ボタン452を押下する必要性がないため、一斉ドア閉ボタン452を非活性化するようにしてもよい。
ドアカメラ画像表示領域411〜413は、マウスによるダブルクリックやパネルタッチ等により拡大表示または全画面表示される。これにより、乗務員はより精細な画像でドア付近の様子を確認することができる。この場合、同様の操作を乗務員が再度実施することで、画面401は図4に示すような当初の状態に戻るものとする。
図5〜図7には、本例のドア映像表示システムにおける動作シーケンスの一例を示してある。同図では、本例のドア映像表示システムに関わる装置を横方向に記載し、時系列を縦方向に記載している。
本例では、列車の一般的な運用として、列車が走行を開始後、駅に到着し、停車し、ドアを開き、乗客を乗降させ、ドアを閉じ、再度走行を開始するまでの一連の動作を例に説明する。図5は、上記一連の動作のうち、列車が走行を開始後、駅に到着し、停車し、ドアを開くまでの動作について示している。
まず、初期状態として、ドア131〜133がそれぞれドア閉状態581〜583であるとし、この状態で列車は走行を開始するものとする。
列車が走行を開始したタイミング591で、列車運行情報システム291は、走行開始の情報を含む通信信号551を、制御装置211に送信する(処理501)。
制御装置211は、通信信号551を、列車運行情報受信部301で受け取る。そして、制御部305で、ドアカメラ画像表示領域411を非表示状態、ドアカメラ画像表示領域412を非表示状態、ドアカメラ画像表示領域413を非表示状態とすることを判断し、その指示を含む通信信号552を、モニタ通信部303からモニタ121に送信する(処理502)。
モニタ121は、通信信号552を制御装置通信部311で受け取る。そして、画面表示部313は、受け取った指示に従い、ドアカメラ画像表示領域411を非表示状態、ドアカメラ画像表示領域412を非表示状態、ドアカメラ画像表示領域413を非表示状態に切り替える(状態584)。本例では、ドアカメラ画像を表示せずに黒画像を表示する状態を非表示状態とする。この際、モニタ121は、画像通信部312によるドアカメラ141〜143に対するドアカメラ画像取得処理も停止する(処理503)。
列車の走行中は、この状態が維持されるものとする。
次に、列車が駅に到着し、停車したタイミング592で、列車運行情報システム291は、駅停車の情報を含む通信信号553を、制御装置211に送信する(処理504)。駅停車の情報には、駅が停車したことを示すイベント情報だけでなく、駅を特定する情報(駅特定情報)が含まれる。駅特定情報は、例えば、路線の中で駅毎に割り振られた固有番号等が挙げられる。
制御装置211は、通信信号553を、列車運行情報受信部301で受け取る。そして、制御部305で、ドアカメラ画像表示領域411をドア閉表示状態、ドアカメラ画像表示領域412をドア閉表示状態、ドアカメラ画像表示領域413をドア閉表示状態とすることを判断し、その指示を含む通信信号554を、モニタ通信部303からモニタ121に送信する(処理505)。
また、この際に、制御装置211は、通信信号553に含まれる駅特定情報を用いて、データ記憶部304から駅固有表示情報を取り出すようにしてもよい。駅固有表示情報は、駅固有の表示に関する情報である。駅固有表示情報には、列車がその駅に停車中にドアカメラ画像を強調表示するドアの指定、強調表示の態様などが設定されている。駅固有表示情報は、例えば、上位システムなどの外部システムより与えられる。
一例として、駅Aが、ドア131の近くに駅改札口があり、ドア131を使って乗降する乗客が定常的に多く、また駆け込み乗車等の事象も多いような場合を想定する。この場合、ドア131を映すドアカメラ141の画像についてよりよい視認性を得るため、また、乗務員への注意を喚起するために、ドアカメラ141の画像を表示するドアカメラ画像表示領域411の表示面積を他のドアカメラ画像表示領域より拡大させることが、駅固有表示情報に設定される。また、駆け込む可能性がある乗客を早期に視認できるように、ただ拡大表示するだけでなく、ドアカメラ141の画像を広角に切り出して拡大表示することが、駅固有表示情報に設定される。
なお、上記の例における駅固有表示情報は、駅構造から導き出して予め与えておく静的情報であるが、駅固有表示情報を動的に生成してもよい。例えば、駅Aに停車する度に各ドアの開時間を測定する手段を設け、最新の測定値と過去数回の測定値から各ドアの平均開時間を移動平均計算により求め、駅固有表示情報として各ドアの平均開時間をデータ記憶部304に保存する。そして、次回の駅Aの停車時に、データ記憶部304に保存しておいた各ドアの平均開時間に基づいて、各ドアの平均開時間の大小関係から、各ドアカメラのドアカメラ画像表示領域の大きさを決定する。これは、平均開時間が長いドアほど乗降客が多いなど、乗務員がドアを閉じる際に注意を払う必要があると想定されることに基づいている。なお、各ドアの平均開時間について大小を比較する方式に限定されず、例えば、平均開時間が所定の閾値より大きいドアのドアカメラ画像表示領域を、他のものよりも大きくするようにしてもよい。
上述のように、駅固有表示情報がある場合には、通信信号554に、その駅固有の表示を指示する固有表示指示も含めてモニタ121に送信する。いずれの事例においても、データ記憶部304は任意の態様の情報を記憶することができる。また、各ドアの混雑具合は、季節、曜日、時間帯、天気等の種々の要因により異なることが想定されるので、これらの要因またはその組み合わせ毎に駅固有表示情報を用意しておき、駅固有表示情報を使用する際の状況に応じた駅固有表示情報を選択して使用するようにしてもよい。
モニタ121は、通信信号554を制御装置通信部311で受け取る。そして、画面表示部313は、受け取った指示に従い、ドアカメラ画像表示領域411をドア閉表示状態、ドアカメラ画像表示領域412をドア閉表示状態、ドアカメラ画像表示領域413をドア閉表示状態に切り替える(状態585)。本例では、ドアカメラ画像をグレー表示する状態をドア閉表示状態とする(処理506)。
その際、モニタ121は、画像通信部312によるドアカメラ画像取得処理を開始し、ドアカメラ141に対する画像要求を含む通信信号555と、ドアカメラ142に対する画像要求を含む通信信号556と、ドアカメラ143に対する画像要求を含む通信信号557とを、それぞれ送信する(処理507)。
ドアカメラ141は、通信信号555を画像送信部322で受け取る。そして、画像送信部322は、受け取った要求に従い、画像生成部321で生成した画像を含む通信信号558を、モニタ121に送信する(処理508)。
ドアカメラ142は、通信信号556を画像送信部322で受け取る。そして、画像送信部322は、受け取った要求に従い、画像生成部321で生成した画像を含む通信信号559を、モニタ121に送信する(処理509)。
ドアカメラ143は、通信信号557を画像送信部322で受け取る。そして、画像送信部322は、受け取った要求に従い、画像生成部321で生成した画像を含む通信信号560を、モニタ121に送信する(処理510)。
モニタ121は、通信信号558,559,560をそれぞれ画像通信部312で受け取る。画面表示部313は、受け取った各通信信号に含まれる画像(カラー画像)をそれぞれデコードし、さらにグレースケール変換する。そして、ドアカメラ141の画像をドアカメラ画像表示領域411、ドアカメラ142の画像をドアカメラ画像表示領域412、ドアカメラ143の画像をドアカメラ画像表示領域413にそれぞれ表示する。その際、画面表示部313は、各ドアカメラ画像をそれぞれのドアカメラ画像表示領域の表示サイズにリサイズして表示する(処理511)。
また、通信信号554に固有表示指示が含まれる場合には、モニタ121の画面表示部313は、その指示内容に従った処理を行う。例えば、ドアカメラ画像表示領域411〜413の表示サイズの制御や、ドアカメラ画像表示枠421〜423の枠幅や枠色の制御を行う。
図示はしないが、本状態が継続する間、処理507〜511を繰り返し実行する。
このタイミングで、乗務員は、モニタ121上に表示された一斉ドア開ボタン451を押下する(操作593)。
モニタ121は、操作検知部314でその押下操作を検知し、一斉ドア開ボタン451の押下報告を含む通信信号561を、制御装置通信部311から制御装置211に送信する(処理512)。
制御装置211は、通信信号561をモニタ通信部303にて受け取る。そして、一斉ドア開指示を含む通信信号562を、ドア開閉通信部302からドア制御システム292に送信する(処理513)。
ドア制御システム292は、通信信号562を受け取り、ドア131〜133に対して、ドア開指示を含む通信信号563〜565をそれぞれ送信する(処理514)。
ドア131〜133は、通信信号563〜565をそれぞれ受け取り、ドアの開扉を実行する(処理515〜517)。これにより、ドア131〜133はそれぞれドア開状態586〜588となる。
ドア制御システム292は、ドア131〜133が全てドア開になったことを確認した上で、一斉ドア開完了報告を含む通信信号566を、制御装置211に送信する(処理518)。
制御装置211は、通信信号566をドア開閉通信部302にて受け取る。そして、制御部305で、ドアカメラ画像表示領域411をドア開表示状態、ドアカメラ画像表示領域412をドア開表示状態、ドアカメラ画像表示領域413をドア開表示状態とすることを判断し、その指示を含む通信信号567を、モニタ通信部303からモニタ121に送信する(処理519)。
モニタ121は、通信信号567を制御装置通信部311で受け取る。そして、画面表示部313は、受け取った指示に従い、ドアカメラ画像表示領域411をドア開表示状態、ドアカメラ画像表示領域412をドア開表示状態、ドアカメラ画像表示領域413をドア開表示状態に切り替える(状態589)。本例では、ドアカメラ画像をカラー表示する状態をドア開表示状態とする(処理520)。
その際、モニタ121は、画像通信部312によるドアカメラ画像取得処理を開始(本例では既に繰り返し実行しているので継続)し、ドアカメラ141に対する画像要求を含む通信信号568と、ドアカメラ142に対する画像要求を含む通信信号569と、ドアカメラ143に対する画像要求を含む通信信号570とを、それぞれ送信する(処理521)。
ドアカメラ141は、通信信号568を画像送信部322で受け取る。そして、画像送信部322は、受け取った要求に従い、画像生成部321で生成した画像を含む通信信号571を、モニタ121に送信する(処理522)。
ドアカメラ142は、通信信号569を画像送信部322で受け取る。そして、画像送信部322は、受け取った要求に従い、画像生成部321で生成した画像を含む通信信号572を、モニタ121に送信する(処理523)。
ドアカメラ143は、通信信号570を画像送信部322で受け取る。そして、画像送信部322は、受け取った要求に従い、画像生成部321で生成した画像を含む通信信号573を、モニタ121に送信する(処理524)。
モニタ121は、通信信号571,572,573をそれぞれ画像通信部312で受け取る。画面表示部313は、受け取った各通信信号に含まれる画像(カラー画像)をそれぞれデコードする。そして、ドアカメラ141の画像をドアカメラ画像表示領域411、ドアカメラ142の画像をドアカメラ画像表示領域412、ドアカメラ143の画像をドアカメラ画像表示領域413にそれぞれ表示する。その際、画面表示部313は、各ドアカメラ画像をそれぞれのドアカメラ画像表示領域の表示サイズにリサイズして表示する(処理525)。
図示はしないが、本状態が継続する間、処理521〜525を繰り返し実行する。
図6では、図5に示した駅での一斉ドア開後に、乗客が乗降し、一部のドアを閉じるまでの動作について示している。図6の冒頭の状態は、図5の最後の状態と同一である。
乗客が列車の乗降を開始した後、ドア131における乗降がなくなったタイミングで、乗務員は、モニタ121上に表示された個別ドア閉ボタン441を押下する(操作691)。
モニタ121は、操作検知部314でその押下操作を検知し、個別ドア閉ボタン441の押下報告を含む通信信号651を、制御装置通信部311から制御装置211に送信する(処理601)。
制御装置211は、通信信号651をモニタ通信部303にて受け取る。そして、ドア131のドア閉指示を含む通信信号652を、ドア開閉通信部302からドア制御システム292に送信する(処理602)。
ドア制御システム292は、通信信号652を受け取り、ドア131に対して、ドア閉指示を含む通信信号653を送信する(処理603)。
ドア131は、通信信号653を受け取り、ドアの閉扉を実行する(処理604)。これにより、ドア131はドア閉状態681となる。
ドア制御システム292は、ドア131がドア閉になったことを確認した上で、ドア131のドア閉完了報告を含む通信信号654を、制御装置211に送信する(処理605)。
制御装置211は、通信信号654をドア開閉通信部302にて受け取る。そして、制御部305で、ドアカメラ画像表示領域411をドア閉表示状態、ドアカメラ画像表示領域412をドア開表示状態、ドアカメラ画像表示領域413をドア開表示状態とすることを判断し、その指示を含む通信信号655を、モニタ通信部303からモニタ121に送信する(処理606)。
モニタ121は、通信信号655を制御装置通信部311で受け取る。そして、画面表示部313は、受け取った指示に従い、ドアカメラ画像表示領域411をドア閉表示状態、ドアカメラ画像表示領域412をドア開表示状態、ドアカメラ画像表示領域413をドア開表示状態に切り替える(状態682)。本例では、ドアカメラ画像をカラー表示する状態をドア開表示状態、グレー表示する状態をドア閉表示状態とする(処理607)。
その際、モニタ121は、画像通信部312によるドアカメラ画像取得処理を開始(本例では既に繰り返し実行しているので継続)し、ドアカメラ141に対する画像要求を含む通信信号656と、ドアカメラ142に対する画像要求を含む通信信号657と、ドアカメラ143に対する画像要求を含む通信信号658とを、それぞれ送信する(処理608)。
ドアカメラ141は、通信信号656を画像送信部322で受け取る。そして、画像送信部322は、受け取った要求に従い、画像生成部321で生成した画像を含む通信信号659を、モニタ121に送信する(処理609)。
ドアカメラ142は、通信信号657を画像送信部322で受け取る。そして、画像送信部322は、受け取った要求に従い、画像生成部321で生成した画像を含む通信信号660を、モニタ121に送信する(処理610)。
ドアカメラ143は、通信信号658を画像送信部322で受け取る。そして、画像送信部322は、受け取った要求に従い、画像生成部321で生成した画像を含む通信信号661を、モニタ121に送信する(処理611)。
モニタ121は、通信信号659,660,661をそれぞれ画像通信部312で受け取る。画面表示部313は、受け取った各通信信号に含まれる画像(カラー画像)をそれぞれデコードする。通信信号659で受け取ったドアカメラ141の画像については、さらにグレースケール変換を実施する。そして、ドアカメラ141の画像をドアカメラ画像表示領域411、ドアカメラ142の画像をドアカメラ画像表示領域412、ドアカメラ143の画像をドアカメラ画像表示領域413にそれぞれ表示する。その際、画面表示部313は、各ドアカメラ画像をそれぞれのドアカメラ画像表示領域の表示サイズにリサイズして表示する(処理612)。
図示はしないが、本状態が継続する間、処理608〜612を繰り返し実行する。
続けて、ドア132における乗降がなくなったタイミングで、乗務員は、モニタ121上に表示された個別ドア閉ボタン442を押下する(操作692)。
モニタ121は、操作検知部314でその押下操作を検知し、個別ドア閉ボタン442の押下報告を含む通信信号662を、制御装置通信部311から制御装置211に送信する(処理613)。
制御装置211は、通信信号662をモニタ通信部303にて受け取る。そして、ドア132のドア閉指示を含む通信信号663を、ドア開閉通信部302からドア制御システム292に送信する(処理614)。
ドア制御システム292は、通信信号663を受け取り、ドア132に対して、ドア閉指示を含む通信信号664を送信する(処理615)。
ドア132は、通信信号664を受け取り、ドアの閉扉を実行する(処理616)。これにより、ドア132はドア閉状態683となる。
ドア制御システム292は、ドア132がドア閉になったことを確認した上で、ドア132のドア閉完了報告を含む通信信号665を、制御装置211に送信する(処理617)。
制御装置211は、通信信号665をドア開閉通信部302にて受け取る。そして、制御部305で、ドアカメラ画像表示領域411をドア閉表示状態、ドアカメラ画像表示領域412をドア閉表示状態、ドアカメラ画像表示領域413をドア開表示状態とすることを判断し、その指示を含む通信信号666を、モニタ通信部303からモニタ121に送信する(処理618)。
モニタ121は、通信信号666を制御装置通信部311で受け取る。そして、画面表示部313は、受け取った指示に従い、ドアカメラ画像表示領域411をドア閉表示状態、ドアカメラ画像表示領域412をドア閉表示状態、ドアカメラ画像表示領域413をドア開表示状態に切り替える(状態684)。本例では、ドアカメラ画像をカラー表示する状態をドア開表示状態、グレー表示する状態をドア閉表示状態とする(処理619)。
その際、モニタ121は、画像通信部312によるドアカメラ画像取得処理を開始(本例では既に繰り返し実行しているので継続)し、ドアカメラ141に対する画像要求を含む通信信号667と、ドアカメラ142に対する画像要求を含む通信信号668と、ドアカメラ143に対する画像要求を含む通信信号669とを、それぞれ送信する(処理620)。
ドアカメラ141は、通信信号667を画像送信部322で受け取る。そして、画像送信部322は、受け取った要求に従い、画像生成部321で生成した画像を含む通信信号670を、モニタ121に送信する(処理621)。
ドアカメラ142は、通信信号668を画像送信部322で受け取る。そして、画像送信部322は、受け取った要求に従い、画像生成部321で生成した画像を含む通信信号671を、モニタ121に送信する(処理622)。
ドアカメラ143は、通信信号669を画像送信部322で受け取る。そして、画像送信部322は、受け取った要求に従い、画像生成部321で生成した画像を含む通信信号672を、モニタ121に送信する(処理623)。
モニタ121は、通信信号670,671,672をそれぞれ画像通信部312で受け取る。画面表示部313は、受け取った各通信信号に含まれる画像(カラー画像)をそれぞれデコードする。通信信号670で受け取ったドアカメラ141の画像と、通信信号671で受け取ったドアカメラ142の画像については、さらにグレースケール変換を実施する。そして、ドアカメラ141の画像をドアカメラ画像表示領域411、ドアカメラ142の画像をドアカメラ画像表示領域412、ドアカメラ143の画像をドアカメラ画像表示領域413にそれぞれ表示する。その際、画面表示部313は、各ドアカメラ画像をそれぞれのドアカメラ画像表示領域の表示サイズにリサイズして表示する(処理624)。
図示はしないが、本状態が継続する間、処理620〜624を繰り返し実行する。
図7では、図6に示したドア132の閉扉後に、乗客の乗降が完了し、全てのドアを閉じ、走行を再度開始するまでの動作について示している。図7の冒頭の状態は、図6の最後の状態と同一である。
開いている最後のドアであるドア133における乗降がなくなったタイミングで、乗務員は、モニタ121上に表示された個別ドア閉ボタン443を押下する(操作791)。
モニタ121は、操作検知部314でその押下操作を検知し、個別ドア閉ボタン443の押下報告を含む通信信号751を、制御装置通信部311から制御装置211に送信する(処理701)。
制御装置211は、通信信号751をモニタ通信部303にて受け取る。そして、ドア133のドア閉指示を含む通信信号752を、ドア開閉通信部302からドア制御システム292に送信する(処理702)。
ドア制御システム292は、通信信号752を受け取り、ドア133に対して、ドア閉指示を含む通信信号753を送信する(処理703)。
ドア133は、通信信号753を受け取り、ドアの閉扉を実行する(処理704)。これにより、ドア133はドア閉状態781となる。
ドア制御システム292は、ドア133がドア閉になったことを確認した上で、ドア133のドア閉完了報告を含む通信信号754を、制御装置211に送信する(処理705)。
制御装置211は、通信信号754をドア開閉通信部302にて受け取る。そして、制御部305で、ドアカメラ画像表示領域411をドア閉表示状態、ドアカメラ画像表示領域412をドア閉表示状態、ドアカメラ画像表示領域413をドア閉表示状態とすることを判断し、その指示を含む通信信号755を、モニタ通信部303からモニタ121に送信する(処理706)。
モニタ121は、通信信号755を制御装置通信部311で受け取る。そして、画面表示部313は、受け取った指示に従い、ドアカメラ画像表示領域411をドア閉表示状態、ドアカメラ画像表示領域412をドア閉表示状態、ドアカメラ画像表示領域413をドア閉表示状態に切り替える(状態782)。本例では、ドアカメラ画像をグレー表示する状態をドア閉表示状態とする(処理707)。
その際、モニタ121は、画像通信部312によるドアカメラ画像取得処理を開始(本例では既に繰り返し実行しているので継続)し、ドアカメラ141に対する画像要求を含む通信信号756と、ドアカメラ142に対する画像要求を含む通信信号757と、ドアカメラ143に対する画像要求を含む通信信号758とを、それぞれ送信する(処理708)。
ドアカメラ141は、通信信号756を画像送信部322で受け取る。そして、画像送信部322は、受け取った要求に従い、画像生成部321で生成した画像を含む通信信号759を、モニタ121に送信する(処理709)。
ドアカメラ142は、通信信号757を画像送信部322で受け取る。そして、画像送信部322は、受け取った要求に従い、画像生成部321で生成した画像を含む通信信号760を、モニタ121に送信する(処理710)。
ドアカメラ143は、通信信号758を画像送信部322で受け取る。そして、画像送信部322は、受け取った要求に従い、画像生成部321で生成した画像を含む通信信号761を、モニタ121に送信する(処理711)。
モニタ121は、通信信号759,760,761をそれぞれ画像通信部312で受け取る。画面表示部313は、受け取った各通信信号に含まれる画像(カラー画像)をそれぞれデコードし、さらにグレースケール変換を実施する。そして、ドアカメラ141の画像をドアカメラ画像表示領域411、ドアカメラ142の画像をドアカメラ画像表示領域412、ドアカメラ143の画像をドアカメラ画像表示領域413にそれぞれ表示する。その際、画面表示部313は、各ドアカメラ画像をそれぞれのドアカメラ画像表示領域の表示サイズにリサイズして表示する(処理712)。
図示はしないが、本状態が継続する間、処理708〜712を繰り返し実行する。
ここで、全てのドアが閉状態となったため、タイミング792にて、列車が再度、走行を開始するものとする。
列車が走行を開始したタイミングで、列車運行情報システム291は、走行開始の情報を含む通信信号762を、制御装置211に送信する(処理713)。
制御装置211は、通信信号762を列車運行情報受信部301で受け取る。そして、制御部305で、ドアカメラ画像表示領域411を非表示状態、ドアカメラ画像表示領域412を非表示状態、ドアカメラ画像表示領域413を非表示状態とすることを判断し、その指示を含む通信信号763を、モニタ通信部303からモニタ121に送信する(処理714)。
モニタ121は、通信信号763を制御装置通信部311で受け取る。そして、画面表示部313は、受け取った指示に従い、ドアカメラ画像表示領域411を非表示状態、ドアカメラ画像表示領域412を非表示状態、ドアカメラ画像表示領域413を非表示状態に切り替える(状態783)。本例では、ドアカメラ画像を表示せずに黒画像を表示する状態を非表示状態とする。この際、モニタ121は、画像通信部312によるドアカメラ141〜143に対するドアカメラ画像取得処理も停止する(処理715)。
列車の走行中は、この状態が維持されるものとする。
図5〜図7で説明した動作シーケンスを繰り返しながら、列車が運行される。
図6、図7にて、ドアを個別に閉じる動作シーケンスを説明したが、全てのドアを一斉に閉じることも可能である。図8にその動作シーケンスの例を示してある。図8の冒頭の状態は、図5の最後の状態と同一である。
全てのドアで乗降がなくなったタイミングで、乗務員は、モニタ121上に表示された一斉ドア閉ボタン452を押下する(操作891)。
モニタ121は、操作検知部314でその押下操作を検知し、一斉ドア閉ボタン452の押下報告を含む通信信号851を、制御装置通信部311から制御装置211に送信する(処理801)。
制御装置211は、通信信号851をモニタ通信部303にて受け取る。そして、一斉ドア閉指示を含む通信信号852を、ドア開閉通信部302からドア制御システム292に送信する(処理802)。
ドア制御システム292は、通信信号852を受け取り、ドア131〜133に対して、ドア閉指示を含む通信信号853〜855をそれぞれ送信する(処理803)。
ドア131〜133は、通信信号853〜855をそれぞれ受け取り、ドアの開扉を実行する(処理804〜806)。これにより、ドア131〜133はそれぞれドア閉状態881〜883となる。
ドア制御システム292は、ドア131〜133が全てドア閉になったことを確認した上で、一斉ドア閉完了報告を含む通信信号856を、制御装置211に送信する(処理807)。
制御装置211は、通信信号856をドア開閉通信部302にて受け取る。そして、制御部305で、ドアカメラ画像表示領域411をドア閉表示状態、ドアカメラ画像表示領域412をドア閉表示状態、ドアカメラ画像表示領域413をドア閉表示状態とすることを判断し、その指示を含む通信信号857を、モニタ通信部303からモニタ121に送信する(処理808)。
モニタ121は、通信信号857を制御装置通信部311で受け取る。そして、画面表示部313は、受け取った指示に従い、ドアカメラ画像表示領域411をドア閉表示状態、ドアカメラ画像表示領域412をドア閉表示状態、ドアカメラ画像表示領域413をドア閉表示状態に切り替える(状態884)。本例では、ドアカメラ画像をグレー表示する状態をドア閉表示状態とする(処理809)。
その際、モニタ121は、画像通信部312によるドアカメラ画像取得処理を開始(本例では既に繰り返し実行しているので継続)し、ドアカメラ141に対する画像要求を含む通信信号858と、ドアカメラ142に対する画像要求を含む通信信号859と、ドアカメラ143に対する画像要求を含む通信信号860とを、それぞれ送信する(処理810)。
ドアカメラ141は、通信信号858を画像送信部322で受け取る。そして、画像送信部322は、受け取った要求に従い、画像生成部321で生成した画像を含む通信信号861を、モニタ121に送信する(処理811)。
ドアカメラ142は、通信信号859を画像送信部322で受け取る。そして、画像送信部322は、受け取った要求に従い、画像生成部321で生成した画像を含む通信信号862を、モニタ121に送信する(処理812)。
ドアカメラ143は、通信信号860を画像送信部322で受け取る。そして、画像送信部322は、受け取った要求に従い、画像生成部321で生成した画像を含む通信信号863を、モニタ121に送信する(処理813)。
モニタ121は、通信信号861,862,863をそれぞれ画像通信部312で受け取る。画面表示部313は、受け取った各通信信号に含まれる画像(カラー画像)をそれぞれデコードし、さらにグレースケール変換を実施する。そして、ドアカメラ141の画像をドアカメラ画像表示領域411、ドアカメラ142の画像をドアカメラ画像表示領域412、ドアカメラ143の画像をドアカメラ画像表示領域413にそれぞれ表示する。その際、画面表示部313は、各ドアカメラ画像をそれぞれのドアカメラ画像表示領域の表示サイズにリサイズして表示する(処理814)。
図示はしないが、本状態が継続する間、処理810〜814を繰り返し実行する。
以上が、本発明の一実施形態に係るドア映像表示システムにおける動作シーケンスの説明となる。
ここで、上記の動作シーケンスではドアの閉扉が支障なく行われているが、乗客の荷物挟まり等によりドアを正常に閉じられないこともある。そこで、閉扉に失敗したドアがある場合には、そのドアを映すドアカメラの画像を強調表示させて、乗務員の注意を喚起させることが望ましい。ドアカメラ画像の強調表示は、その画像だけを拡大表示させることで行ってもよく、その画像の表示枠だけを赤色の太線で表示させることで行ってもよく、種々の手法により実現できる。
閉扉に失敗したドアがある場合のドアカメラ画像の強調表示は、制御装置211による制御の下で、以下のようにして実現することができる。ここでは、制御装置211は、データ記憶部304に、ドアカメラを識別するカメラIDとドアを識別するドアIDとを紐付けたカメラ/ドア対応テーブルや、ドアを識別するドアIDとボタンを識別するボタンIDとを紐付けたドア/ボタン対応テーブルなどを記憶しているものとする。
制御装置211は、モニタ121上で操作されたボタンに対応するドアを、ドア/ボタン対応テーブルに基づいて特定し、そのドアの閉扉の指示を含む通信信号をドア制御システム292に送信する。また、制御装置211は、ドア制御システム292からドアの閉扉に失敗した旨の応答を含む通信信号を受け取ると、そのドアに対応するドアカメラをカメラ/ドア対応テーブルに基づいて特定し、そのドアのドアカメラ画像を強調表示させる指示を含む通信信号をモニタ121に送信する。
これにより、閉扉に失敗したドアのドアカメラ画像がモニタ121上で強調表示されるので、乗務員にそのドアへの注意が向けられる。このような強調表示は、乗務員が個別にドアを指定して閉扉させる個別ドア閉ボタン441〜443の押下時よりも、全てのドアを一斉に閉扉させる一斉ドア閉ボタン452の押下時の方が、より有効である。
以上のように、本例のドア映像表示システムでは、複数のカメラ(141〜143)が、列車が有する複数のドア(131〜133)を撮像し、モニタ(121)が、複数のカメラにより撮影された複数のドアカメラ画像と、ドアカメラ画像毎に設けられ、該ドアカメラ画像に映されたドアの開扉または閉扉を指示する操作を受け付けるためのボタン(431〜433,441〜443)とを表示し、制御装置(211)が、モニタ上のボタンが操作されたことに応じて、該ボタンに対応するドアを開扉または閉扉させる指示を含む通信信号を出力する構成となっている。したがって、列車の乗務員は、モニタ上で各ドアの画像をそれぞれ確認できるだけでなく、同じモニタ上でドアを個別に指定して開閉を指示できるので、列車のドアを開閉する際の乗客の安全を確保しつつ、乗務員の負担を軽減することができる。
また、本例のドア映像表示システムでは、制御装置は、ドアを閉扉させる指示を含む通信信号を出力した場合に、該ドアの閉扉に失敗した旨の応答を含む通信信号を受信したことに応じて、モニタに該ドアのドアカメラ画像を強調表示させるように構成されている。したがって、閉扉に失敗したドアを映したドアカメラ画像がモニタ上で強調表示されるので、そのドアに乗務員の注意を向けさせることができる。
また、本例のドア映像表示システムでは、制御装置は、駅毎に設定された、該駅に停車中の列車においてドアカメラ画像を強調表示させるドアの指定を含む駅固有表示情報に基づいて、モニタに該ドアのドアカメラ画像を強調表示させるように構成されている。したがって、駅固有の事情(例えば、駅の構造)により多くの乗客が混雑して閉まりにくいドアが存在する場合に、そのドアを映したドアカメラ画像がモニタ上で強調表示されるので、そのドアに乗務員の注意を向けさせることができる。
なお、本発明に係るシステムや装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。
例えば、上記の説明では、説明の簡略化のために、3両の車両で編成された列車について説明したが、3両以外の車両で編成された列車であってもよい。
また、上記の説明では、制御装置やモニタを別個の装置としたが、これらを一体化した構成としてもよい。具体的には、複数のドアを有する列車に搭載され、各ドアをカメラで撮影して得られた複数のドアカメラ画像を表示するモニタが、複数のドアカメラ画像と、ドアカメラ画像毎に設けられ、該ドアカメラ画像に映されたドアの開扉または閉扉を指示する操作を受け付けるためのボタンとを表示する表示部と、ボタンに対する操作を検知する操作検知部と、ボタンに対する操作が検知されたことに応じて、該ボタンに対応するドアを開扉または閉扉させる指示を含む通信信号を出力する開閉制御部とを備えてもよい。
また、別の例として、制御装置と列車運行システムを一体化した構成としてもよいし、制御装置とドア制御システムを一体化した構成としてもよい。
また、上記の説明では、駅固有表示情報を列車内の制御装置のデータ記録部に保存したが、他の装置に保存する構成としてもよい。例えば、駅固有表示情報を列車運行情報システムやモニタに保存してもよいし、地上に設置する装置に保存して無線で列車に送信するようにしてもよい。
また、上記の説明では、列車内の制御装置のデータ記録部に保存した駅固有表示情報をその列車内のみで利用する構成としたが、他の列車とデータを交換し、複数の列車で駅固有表示情報を共用するようにしてもよい。
また、上記の説明では、車両の外側側面に設置したドアカメラの画像を表示対象としたが、車両の内側にドアを映すように設置したドアカメラの画像を表示対象に含めてもよい。これにより、列車に乗り込む乗客だけでなく、列車から降りる乗客についても安全性を高めることが可能となる。
また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法や方式、そのような方法や方式を実現するためのプログラム、そのプログラムを記憶する記憶媒体などとして提供することも可能である。
本発明は、列車が有する複数のドアの画像を表示するドア映像表示システムに利用することができる。
101〜103:車両、 111,113:乗務員室、 121,123:モニタ、 131〜133:ドア、 141〜143:ドアカメラ、 201,202:ネットワーク、 211:制御装置、 291:列車運行情報システム、 292:ドア制御システム、 301:列車運行情報受信部、 302:ドア開閉通信部、 303:モニタ通信部、 304:データ記憶部、 305:制御部、 311:制御装置通信部、 312:画像通信部、 313:画面表示部、 314:操作検知部、 321:画像生成部、 322:画像送信部、 401:画面、 411〜413:ドアカメラ画像表示領域、 421〜423:ドアカメラ画像表示枠、 431〜433:個別ドア開ボタン、 441〜443:個別ドア閉ボタン、 一斉ドア開ボタン:451、 452:一斉ドア閉ボタン

Claims (4)

  1. 複数のドアを有する列車に搭載されるドア映像表示システムにおいて、
    前記複数のドアを撮像する複数のカメラと、
    前記複数のカメラにより撮影された複数のドアカメラ画像と、該ドアカメラ画像に映されたドアの開扉または閉扉を指示する操作を受け付けるためのボタンとを表示するモニタと、
    前記ボタンが操作されたことに応じて、該ボタンに対応するドアを開扉または閉扉させる指示を含む通信信号を出力する制御装置と、
    を備えたことを特徴とするドア映像表示システム。
  2. 請求項1に記載のドア映像表示システムにおいて、
    前記制御装置は、ドアを閉扉させる指示を含む通信信号を出力した場合に、該ドアの閉扉に失敗した旨の応答を含む通信信号を受信したことに応じて、前記モニタに該ドアのドアカメラ画像を強調表示させることを特徴とする映像表示システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のドア映像表示システムにおいて、
    前記制御装置は、駅毎に設定された、該駅に停車中の列車においてドアカメラ画像を強調表示させるドアの指定を含む駅固有表示情報に基づいて、前記モニタに該ドアのドアカメラ画像を強調表示させることを特徴とする映像表示システム。
  4. 複数のドアを有する列車に搭載され、各ドアをカメラで撮影して得られた複数のドアカメラ画像を表示するモニタにおいて、
    前記複数のドアカメラ画像と、該ドアカメラ画像に映されたドアの開扉または閉扉を指示する操作を受け付けるためのボタンとを表示する表示部と、
    前記ボタンに対する操作を検知する操作検知部と、
    前記操作検知部により前記ボタンに対する操作が検知されたことに応じて、該ボタンに対応するドアを開扉または閉扉させる指示を含む通信信号を出力する開閉制御部と、
    を備えたことを特徴とするモニタ。
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