JP2014162180A - インクジェット印刷装置 - Google Patents

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光昭 石戸谷
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Abstract

【課題】サテライトを抑制すると共に、滲みによる画質不良を低減する。
【解決手段】複数の吸引孔133aが設けられ、供給された用紙Pを搬送する搬送ベルト133と、搬送ベルト133の下方に設けられ、複数の吸引孔133aから空気を吸引する吸引ファン131と、吸引ファン131の吸引により搬送ベルト133上に吸着されて搬送される用紙Pに対してノズルからインクを吐出するインクジェットユニット31と、各画素のドロップ数に対して、吸引ファン131の吸引により発生する用紙Pの外側に向かう気流の下流側の画素のドロップ数を間引くとともに、間引いた後の最下流の画素のドロップ数を増加させる画像処理部60とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、サテライトを抑制すると共に、滲みによる画質不良を低減するインクジェット印刷装置に関する。
インクジェット印刷装置は、インクジェットヘッドによりインクを吐出して用紙に印刷を行うものであり、一般的に良く知られている。
このようなインクジェット印刷装置では、インクの特性によりインクの滲みが発生する場合があり、特に、バーコードのような特定画像を印刷する場合、滲みによりバーの線幅が広がり、認識率が低下する等の画質不良の問題が生じることがある。
特許文献1には、バーコード画像の印刷指示の存在を認識した場合、印刷に使用される描画ドットを、印刷に使用される描画ドットとして用意された描画ドットより小径の描画ドットで印刷する印刷装置に関する技術が提案されている。
特開2009−66831号公報
インクジェット印刷装置には、インクジェットヘッドの下方に用紙を搬送する搬送ベルトを備え、搬送ベルトにより用紙を所定の搬送速度で搬送しながら、インクジェットヘッドから吐出されたインクにより印刷するフルラインタイプものもある。
このようなフルラインタイプのインクジェット印刷装置には、搬送ベルト内に設置され、用紙を搬送ベルト上に吸引する吸引ファンが設けられることがある。
このように、吸引ファンの吸引により用紙を搬送ベルト上に吸着させて搬送させる場合、吸引ファンによる吸引により用紙を回り込むような気流が発生する。そして、インク吐出によって発生したミストがこの気流に同伴し、同伴したミストが吐出位置とずれた場所に着弾するサテライトという現象が発生することがある。
特許文献1に記載の印刷装置では、印刷に使用される描画ドットとして用意された描画ドットより小径の描画ドットで印刷するので、このサテライトを抑制することは困難であった。(困難な場合が多かった)。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、サテライトを抑制すると共に、滲みによる画質不良を低減するインクジェット印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るインクジェット印刷装置の第1の特徴は、複数の吸引孔が設けられ、供給された用紙を搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトの下方に設けられ、前記複数の吸引孔から空気を吸引する吸引手段と、前記吸引手段の吸引により前記搬送ベルト上に吸着されて搬送される用紙に対して、各画素のドロップ数を含む印刷対象画像データに基づいて、ノズルからインクを画素毎に吐出するインク吐出手段と、前記各画素のドロップ数に対して、前記吸引手段の吸引により発生する前記用紙の外側に向かう気流の下流側の画素のドロップ数を間引く(実施例では、適時、画素を間引くという)とともに、間引いた後の最下流の画素のドロップ数を増加させる画像処理手段と、を備えたことにある。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第2の特徴は、前記画像処理手段は、前記吸引手段の吸引により発生する気流の方向に基づいて、前記印刷対象画像データ内の領域を複数の領域に分割する分割手段と、前記分割された複数の領域毎に、ドロップ数を間引く画素の位置を決定し、決定した画素のドロップ数を間引くと共に、間引いた後の前記最下流の画素のドロップ数を増加させる画像調整手段と、を有することにある。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第3の特徴は、前記画像調整手段により調整処理を行う対象の画像領域は、バーコード画像領域であり、前記画像処理手段は、前記インク吐出手段により吐出されるインクのにじみ度合いに応じて、ドロップ数を間引く画素数と、間引いた後の最下流の画素のドロップ数とを決定する決定手段とを有することにある。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第1の特徴によれば、画像処理手段が、各画素のドロップ数に対して、吸引手段の吸引により発生する用紙の外側に向かう気流の下流側の画素のドロップ数を間引くとともに、間引いた後の最下流の画素のドロップ数を増加させるので、サテライトを抑制すると共に、滲みによる画質不良を低減することができる。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第2の特徴によれば、画像処理手段は、吸引手段の吸引により発生する気流の方向に基づいて、印刷対象画像データ内の領域を複数の領域に分割する分割手段と、分割された複数の領域毎に、ドロップ数を間引く画素の位置を決定し、決定した画素のドロップ数を間引くと共に、間引いた後の最下流の画素のドロップ数を増加させる画像調整手段と、を有するので、領域毎に簡易に間引く位置を決定することができ、間引き位置の決定の処理の負荷を小さくできる。
本発明に係るインクジェット印刷装置の第3の特徴によれば、処理手段は、インク吐出手段により吐出されるインクのにじみ度合いに応じて、ドロップ数を間引く画素数と、間引いた後の最下流の画素のドロップ数とを決定する決定手段とを有するので、より適切な画像処理が可能となる。
本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置の構成を示す構成図である。 本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置の機能構成を示した図である。 本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置が備えるインクジェットユニットの平面図である。 本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置が備える吸引ファンの吸引により発生する気流を模式的に説明した図である。(a)は、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置が備える搬送ベルトの側面図であり、(b)は、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置が備える搬送ベルトの平面図である。 本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置において、気流が発生した場合におけるサテライトの発生を説明した図である。(a)は、インクジェットヘッドから吐出されるインクのドロップ数が3ドロップである場合のサテライトの発生状況を示した図であり、(b)は、インクジェットヘッドから吐出されるインクのドロップ数が5ドロップである場合のサテライトの発生状況を示した図である。 本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置が備える画像処理部による処理の概略を説明した図である。(a)は、画像処理部の分割部による画像データの領域分割を説明した図であり、(b)は、画像処理部の画像調整部による間引きとドロップ数の増加処理を説明した図である。 本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置が備える画像処理部による処理の詳細を説明した図である。 本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置が備える記憶部に記憶された画素調整テーブルの一例を示した図である。(a)は、マット紙、インクジェットはがきの画素調整テーブルの一例を示した図であり、(b)は、普通紙、インクジェット用紙の画素調整テーブルの一例である。 本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置の処理手順を示したフローチャートである。 本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置の効果を説明した図である。(a)は、従来技術により領域Aにおけるバーコード画像が印刷された場合の印刷画像であり、(b)は、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置により領域Aにおけるバーコード画像が印刷された場合の印刷画像である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
<インクジェット印刷装置の全体構成>
本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1の構成について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1の構成を示す構成図である。
図1に示すように、インクジェット印刷装置1は、サイド給紙部10と、内部給紙部20と、印刷部30と、排紙部40と、反転部50とを備えている。
サイド給紙部10は、用紙Pが積層される給紙台11と、この給紙台11から最上位置の用紙Pのみを給紙搬送路FR上へ搬送させる1次給紙部12と、この1次給紙部12によって搬送された用紙Pを循環搬送路CR上へ搬送する2次給紙部14とを備えている。
内部給紙部20は、用紙Pが積層される給紙台21aと、この給紙台21aから最上位置の用紙Pのみを給紙搬送路FR上へ搬送させる1次給紙部22aと、用紙Pが積層される給紙台21bと、この給紙台21bから最上位置の用紙Pのみを給紙搬送路FR上へ搬送させる1次給紙部22bと、用紙Pが積層される給紙台21cと、この給紙台21cから最上位置の用紙Pのみを給紙搬送路FR上へ搬送させる1次給紙部22cと、用紙Pが積層される給紙台21dと、この給紙台21dから最上位置の用紙Pのみを給紙搬送路FR上へ搬送させる1次給紙部22dとを備えている。
このように、2次給紙部14には、サイド給紙部10及び内部給紙部20から用紙Pが搬送され、さらに、後述する反転部50からも用紙Pが搬送される。
そのため、搬送方向における2次給紙部14の手前には、給紙された用紙Pの搬送経路と、一方の面が印刷された用紙が循環して搬送されてくる経路とが合流する合流地点が存在する。この合流地点を基準に、給紙機構側の経路を給紙搬送路FRと称し、それ以外の経路を循環搬送路CRと称している。
印刷部30は、複数の印字ヘッドが組み込まれたインクジェットユニット31と、インクジェットユニット31の対向面に設けられた環状の搬送ベルト133とを備えており、2次給紙部14により給紙された用紙Pは、環状の搬送ベルト133内に、用紙の搬送路面の裏面に対応して設置された吸引ファン131によって搬送ベルト133上に吸引され、所定の搬送速度で搬送されながら、インクジェットユニット31から吐出されたインクにより用紙Pに印刷される。
印刷部30により印刷された用紙Pは、循環搬送路CR上に配置された搬送ローラ等によって筐体内を循環搬送路CR上を搬送される。循環搬送路CR上には、循環搬送路CR上を搬送された用紙Pを排紙部40へ誘導するか、又は循環搬送路CR上を再循環させるかを切り替える切り替え機構43が備えられている。
切り替え機構43は、用紙Pを、後述する排紙部40又は反転部50のいずれか1方へ誘導するために、切り替える。
排紙部40は、インクジェット印刷装置1の筐体から突出したトレイ形状をした排紙台41と、排紙台41に用紙Pを誘導する一対の排紙ローラ42とを有している。そして、切り替え機構43により排紙部40に誘導された用紙Pは、排紙ローラ42により排紙台41に搬送され、排紙台41に印刷面を下にして積載される。
反転部50は、用紙Pを反転させる反転台51と、循環搬送路CRから反転台51へ用紙Pを搬送し、又は反転台51から循環搬送路CR上へ用紙Pを搬送する反転ローラ52とを備えている。
切り替え機構43により反転部50に誘導された用紙Pは、反転ローラ52により循環搬送路CRから反転台51に搬送され、所定時間経過後、反転台51から循環搬送路CRへ搬送されることにより、循環搬送路CRに対して表裏が反転する。そして、表裏が反転された用紙Pは、循環搬送路CR上に設けられた搬送ローラ53等の複数のローラにより循環搬送路CR上を印刷部30へ向かって搬送される。
また、インクジェット印刷装置1の全体を制御する制御部80を有している。この制御部80は、サイド給紙部10と、内部給紙部20と、印刷部30と、排紙部40と、反転部50とを制御することにより、画像データに基づいて印刷処理を実行する。
<インクジェット印刷装置1の機能構成>
次に、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1の機能構成について説明する。
図2は、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1の機能構成を示した図である。
図2に示すように、インクジェット印刷装置1は、サイド給紙部10と、内部給紙部20と、印刷部30と、排紙部40と、反転部50と、画像処理部60と、記憶部70と、制御部80と、操作部90とを備える。これらの構成のうち、サイド給紙部10と、サイド給紙部10と、内部給紙部20と、印刷部30と、排紙部40と、反転部50と、制御部80とについては、上述したので、説明を省略する。
記憶部70は、例えば、不揮発性半導体等で構成され、制御部80が実行する各種制御プログラム等を記憶している。また、記憶部70は、印刷解像度(以下、解像度)毎に、間引くドット数と、外側濃度と、内側濃度とを関連づけて、画素調整テーブルとして記憶する。
操作部90は、表示/入力パネル(図示しない)と、印刷を開始させるためのスタートキー、印刷を停止させるためのストップキー、印刷枚数等を入力するためのテンキー(いずれも図示せず)等の各種操作キーとを備え、利用者操作に基づく操作信号を制御部80に供給する。
画像処理部60は、分割部61と、画像調整部62と、決定部63とを備えている。
分割部61は、後述するように、吸引ファン131の吸引により用紙P上に発生する気流の方向に基づいて、印刷対象画像データ内の領域を4つの領域に分割する。
決定部63は、インクジェットユニット31により吐出されるインクのにじみ度合いに応じて、ドロップ数を間引く画素数と、間引いた後の最下流の画素のドロップ数とを決定する。
画像調整部62は、画像データに基づいて、吸引ファン131の吸引により発生した気流の用紙P上における下流側の画素を間引く。具体的には、分割された4つの領域毎に、ドロップ数を間引く画素の位置を決定し、決定した画素に対して、決定部63により決定されたドロップ数を間引く。この処理の詳細な説明は後述する。なお、気流の下流側とは、用紙中心から用紙外側(用紙が吸引部により吸引されていない側)の方向に対して下流側ということである。
そして、画像調整部62は、間引いた後における気流の最下流の画素に対して、決定部63により決定されたドロップ数を増加させる。
図3は、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1が備えるインクジェットユニットの平面図である。
インクジェットユニット31は、主走査方向、即ち用紙Pの搬送方向と直交する方向に複数のノズルが配列されたライン型の複数のインクジェットヘッド110〜116を有する。
そして、インクジェットユニット31の下部を用紙Pが副走査方向(用紙Pの搬送方向)に搬送されながら、複数のインクジェットヘッド110〜116からインクが吐出されることにより印刷される。
インクジェットユニット31は、シアン(C)、ブラック(K)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)の各色のインクジェットヘッドを有している。具体的には、インクジェットユニット31は、シアン(C)のインクを貯留したインクジェットヘッド110a〜110fと、ブラック(K)のインクを貯留したインクジェットヘッド112a〜112fと、マゼンダ(M)のインクを貯留したインクジェットヘッド114a〜114fと、イエロー(Y)のインクを貯留したインクジェットヘッド116a〜116fとを備える。
インクジェットヘッド110a,110c,110eとインクジェットヘッド110b,110d,110fとは、搬送される用紙Pの主走査方向において隙間無くシアン(C)のインクを吐出することができるように、主走査方向に2列に配置されている。
インクジェットヘッド110a〜110fには、シアン(C)のインクを収容するインク溜室が設けられており、このインク溜室内にはピエゾ素子が配置されている。そして、このピエゾ素子に吐出電圧が印加されることにより、インク溜室に連通するノズルからシアン(C)のインクを、0〜5ドロップのドロップ単位で吐出する。
また、ブラック(K)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)の各色のインクジェットヘッドにおいても、同様に、搬送される用紙Pの主走査方向において隙間無くそれぞれ主走査方向に2列に配置されており、それぞれブラック(K)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)のインクを0〜5ドロップのドロップ単位で吐出する。
また、複数の吸引孔(図示しない)が設けられた搬送ベルト133内に、用紙Pの搬送路面の裏面に対応して、6つの吸引ファン131a〜131fが設けられている。この6つの吸引ファン131a〜131fによる吸引により気流が発生し、用紙Pが搬送ベルト133上に吸引され、所定の搬送速度で搬送されながら、インクジェットユニット31から吐出されたインクにより用紙Pに印刷される。
図4は、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1が備える吸引ファンの吸引により発生する気流を模式的に説明した図である。(a)は、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1が備える搬送ベルト133の側面図であり、(b)は、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1が備える搬送ベルト133の平面図である。ここでは、インクジェットヘッド114b付近の気流を例に挙げて説明する。
図4(a)に示すように、搬送ベルト133には、複数の吸引孔133aが設けられており、搬送ベルト133上の用紙Pがない領域においては、インクジェットヘッド114b方向から吸引孔133aを通り、吸引ファン131e方向に導かれる気流Fが発生している。
このように、搬送ベルト133上の用紙Pがある領域においては、用紙Pにより吸引孔133aが遮られるため、吸引孔133aを通る気流は発生しないが、図4(b)に示すように、搬送ベルト133上の用紙Pがある領域から用紙Pがない領域へ向かって、気流が発生する。具体的には、図4(b)に示すように、用紙P上の最も近い端部の方向に向かって、用紙Pを回り込むように、それぞれ気流F1、F2、F3、F4が発生する。
図5は、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1において、気流F1が発生した場合におけるサテライトの発生を説明した図である。(a)は、インクジェットヘッドから吐出されるインクのドロップ数が3ドロップである場合のサテライトの発生状況を示した図であり、(b)は、インクジェットヘッドから吐出されるインクのドロップ数が5ドロップである場合のサテライトの発生状況を示した図である。
ここで、用紙搬送速度に対してインク吐出速度が追従するように吐出数が多いほど、ドロップ吐出速度は速くなる。
図5(a)に示すように、インクジェットヘッドから吐出されるインクのドロップ数が3ドロップである場合、各ドロップ間の距離が長くなるので、インクがとぎれ、ミストが発生し易くなる。
例えば、ドロップd1とドロップd2との距離が長く、ミストm1が発生し易い。ドロップd2とドロップd3との距離も同様に長く、ミストm2が発生し易い。そのため、用紙Pに着弾するミストm1,m2の量が多くなり、これによりサテライトs1が多くなる。
一方、図5(b)に示すように、インクジェットヘッドから吐出されるインクのドロップ数が5ドロップである場合、各ドロップ間の距離が短くなるので、インクがとぎれ難く、ミストが発生し難くなる。
具体的には、ドロップd5〜ドロップd9のそれぞれの間隔は短く、ミストm5,m6の発生量は少なくなり、サテライトs2は少なくなる。
このように、インクジェットヘッドから吐出されるインクのドロップ数が多い程、サテライトが少なくなる傾向がある。
一方で、インクジェットヘッドから吐出されるインクのドロップ数が多い程、インクの滲みが発生し易くなる。滲みが発生すると、特に、バーコードのような特定画像を印刷する場合に、バーの線幅が広くなり、認識率が低下する等の問題が生じることがある。
そこで、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1では、画像処理部60が、印刷対象画像データ(以下、単に画像データという)に基づいて、各画素のドロップ数に対して、吸引ファン131eの吸引により発生する気流が用紙Pの外側に向かう下流側の画素のドロップ数を間引くとともに、間引いた後の最下流の画素のドロップ数を増加させることにより、サテライトを抑制すると共に、滲みによる認識不良を低減させる。
図6は、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1が備える画像処理部60による処理の概略を説明した図である。(a)は、画像処理部60の分割部61による画像データの領域分割を説明した図であり、(b)は、画像処理部60の画像調整部62による間引きとドロップ数の増加処理を説明した図である。
図6(a)に示すように、搬送される用紙P上には、吸引ファン131eの吸引により用紙Pの端部方向に向かって気流が発生する。
そこで、分割部61は、用紙P上に発生する気流の方向に基づいて、画像データを4つの領域に分割する。例えば、分割部61は、気流F1及び気流F3が発生する領域を領域Aとして領域分割し、気流F1及び気流F4が発生する領域を領域Bとして領域分割し、気流F3及び気流F2が発生する領域を領域Cとして領域分割し、気流F1及び気流F4が発生する領域を領域Dとして領域分割する。
そして、画像調整部62は、分割された領域A〜Dのうち、バーコード画像がどの領域に含まれているかを判定し、バーコード画像が含まれる領域に応じて、間引く画素の位置を決定する。具体的には、図5(b)に示すように、領域Aにバーコード画像201がある場合、画像調整部62は、バーコード画素のうち、気流F1の下流側となる行の画素202aと、気流F3の下流側となる画素の列202bとを、例えば1ドットずつ削除する。
そして、画像調整部62は、間引いた後における気流の最下流の画素202c,202dのドロップ数を増加させると共に、間引いた後における気流の最下流の内側の画素202eのドロップ数を減少させることにより、画像処理後の新たなバーコード画像202を生成する。なお、内側の画素202eのドロップ数は、バーコードリーダで読み取り可能であれば低下させなくてもよい。図6(b)では、間引かれた画素202a,202bを白円として描画し、ドロップ数を増加させた画素202c,202dを黒円として描画し、ドロップ数を減少させた画素202eを斜線でハッチングした円として描画している。
領域B,C,Dについても、同様に、分割部61が、吸引ファン131の吸引により用紙P上に発生する気流の方向に基づいて、画像データを4つの領域に分割し、分割された4つの領域毎に、間引く画素の位置を決定して決定した画素を間引き、画像調整部62が、間引いた後における気流の最下流の画素のドロップ数を増加させることにより、領域B,C,Dに対応して、それぞれバーコード画像203,204,205を生成する。
このように、画像処理部60が、吸引ファン131の吸引により発生した気流の用紙P上における下流側となる画素のドロップ数を間引くと共に、間引いた後の最下流の画素のドロップ数を増加させるので、サテライトを抑制すると共に、滲みによる認識不良を低減する。
具体的には、用紙上において、気流の下流側に吐出されるドロップほど吸引気流の影響を受けやすい。ここでは、間引いた後の最下流の画素のドロップ数を増加させることにより、ドロップ間の距離が短くなるので、ミストが発生し難く、サテライトが少なくなる。このとき、予め、吸引ファン131の吸引により発生した気流の用紙P上における間引く前の最下流側となる画素を間引いているので、ドロップ数の増加により、滲みが発生したとしても、元の線幅より広がる可能性は十分低くなる。これにより、サテライトを抑制すると共に、滲みによる認識不良を低減することができる。
図7は、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1が備える画像処理部60による処理の詳細を説明した図である。
図7に示すように、まず、画像処理部60は、受け取った印刷ジョブに基づいて、用紙Pに印刷する場合における画像データ301を生成する。この画像データ301は、“600dpi”の画素数で、“マット紙”を用いて印刷する印刷設定が含まれており、また、図7に示すように、画像データ301の中には、4(ドロップ)で描画が指示されたバーコード画像301aが含まれている。
画像処理部60の分割部61は、用紙P上に発生する気流の方向に基づいて、画像データ301を4つの領域(領域A,B,C,D)に分割する。具体的には、画像処理部60の分割部61は、1または複数の吸引部131の重心位置と、用紙搬送方向に沿った用紙の中心位置が一致するようにして、気流の流れが用紙中心から下流側に向けて各領域が同じになるように領域を分割する。
そして、画像調整部62は、バーコード画像301aが、“領域D”に存在していると判定し、バーコード画像301aに基づいて、領域Dにおいて間引く画素の位置を決定する。具体的には、例えば、図示しない画像読取部で原稿を読み取ったときに、制御部は、読み取った画像データ(画素位置ごとの画素値データ(RGBの各値)がRGB−CMYK変換された後、多値中間処理によりドロップ数に変換される)に対して、公知の画像認識処理により、画像データ内の領域(画素位置○○〜△△)のうち、バーコード領域とそれ以外の領域とを分割する。そして、制御部は分割結果を画像調整部62に送る。画像調整部62は、印刷解像度(以下、解像度)毎に、間引くドット数と、外側濃度と、内側濃度とが関連づけられて、記憶部70に記憶された画素調整テーブルに基づいて、バーコード画像を調整する。
図8は、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1が備える記憶部70に記憶された画素調整テーブルの一例を示した図である。(a)は、マット紙、インクジェットはがきの画素調整テーブルの一例を示した図であり、(b)は、普通紙、インクジェット用紙の画素調整テーブルの一例である。例えば、この画素調整テーブルは、予め、テーブル内の各パラメタを変化させてバーコードの読み取り性を実験的に確認した結果を反映させることにより作成可能である。
図8(a)に示すように、記憶部70には、カラム名“解像度(dpi)”(符号401)と、カラム名“1ドット径(μm)”(符号402)と、カラム名“最小線幅(ドット)”(符号403)と、カラム名“削除可能幅(ドット)”(符号404)と、カラム名“外側濃度(ドロップ)”(符号405)と、カラム名“内側濃度(ドロップ)”(符号406)とが関連付けられて画素調整テーブルとして記憶されている。
図8(b)に示す普通紙、インクジェット用紙の画素調整テーブルについても同様に、記憶部70に記憶されている。
このように、記憶部70に記憶された画素調整テーブルには、解像度や、用紙種類等といったインクジェットユニット31により吐出されるインクのにじみ度合いに応じて、削除可能幅404と、外側濃度405と、内側濃度406とが定められている。
図7に戻り、印刷イメージは、“600dpi”の画素数で、“マット紙”を用いて印刷する印刷設定が含まれているので、決定部63は、記憶部70に記憶された画素調整テーブルから、“600dpi”、“マット紙”に対応する削除可能幅404と、外側濃度405と、内側濃度406とを抽出する。
図8に示した例では、決定部63は、削除可能幅404として“1(ドット)”、外側濃度405として“5(ドロップ)”、内側濃度406として“3(ドロップ)”を抽出し、ドロップ数を間引く画素数を“1(ドット)”、間引いた後の最下流の画素のドロップ数を“5(ドロップ)、間引いた後における気流の最下流の内側の画素のドロップ数を“3(ドロップ)として決定する。
そして、画像調整部62は、決定部63の決定に基づいて、バーコード201のそれぞれのバー毎に形成する画素のうち、気流F2の下流側となる画素の行205aと、気流F4の下流側となる画素の列205bとを、1ドットずつ削除する。なお、削除する画素は、1ドットに限らず、それ以外の値であってもよい。
次に、画像調整部62は、決定部63の決定に基づいて、間引いた後における気流の最下流の画素205c,205dのドロップ数を、5(ドロップ)に増加させると共に、内側濃度406に基づいて、間引いた後における気流の最下流の内側の画素205eのドロップ数を3(ドロップ)に低下させる。また、内側の画素205eのドロップ数は、バーコードリーダで読み取り可能であれば低下させなくてもよい。
そして、画像調整部62は、上述の間引き処理及びドロップ数調整処理を実行することにより生成した新たなバーコード画像を元のバーコード画像に置き換えることにより、画像処理済みの新たな画像データ303を生成する。
次に、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1の詳細な処理手順について説明する。
図9は、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1の処理手順を示したフローチャートである。
図9に示すように、まず、画像処理部60は、バーコード印刷有か否かを判定する(ステップS110)。具体的には、画像処理部60は、印刷する画像データに、バーコード画像が含まれているか否かを判定する。
ステップS110において、バーコード印刷有と判定された場合(YES)、画像調整部62は、画素調整テーブルに該当の解像度及び用紙種類に対応する設定値があるか否かを判定する(ステップS120)。
ステップS120において、画素調整テーブルに該当の解像度及び用紙種類に対応する設定値があると判定された場合(S120;YES)、決定部63は、画素調整テーブルから該当の解像度及び用紙種類に対応する設定値、すなわち、削除可能幅404と、外側濃度405と、内側濃度406とを抽出する。
一方、ステップS120において、画素調整テーブルに該当の解像度及び用紙種類に対応する設定値がないと判定された場合(S120;NO)、決定部63は、デフォルトの設定値、すなわち、削除可能幅と、外側濃度と、内側濃度とを抽出する。ここで、デフォルトの設定値としては、例えば、削除可能幅を“1(ドット)”、外側濃度を“4(ドロップ)”、内側濃度を“2(ドロップ)”というように、予め定められている。
次に、分割部61が、吸引ファン131の吸引により用紙P上に発生する気流の方向に基づいて、画像データを4つの領域に分割する(ステップS150)。
そして、画像調整部62は、バーコード画像が、領域Aにあるか否かを判定する(ステップS160)。
ステップS160において、バーコード画像が、領域Aにあると判定された場合(YES)、画像調整部62は、画像データに基づいて、領域Aに対して、間引く画素の位置を決定し、決定した画素を間引く間引き処理を実行する(ステップS170)。
次に、画像調整部62は、領域Aに対して、間引いた後における気流の最下流の画素のドロップ数を増加させるドロップ数調整処理を実行する(ステップS180)。
一方、ステップS160において、バーコード画像が、領域Aにないと判定された場合(NO)、画像調整部62は、バーコード画像が、領域Bにあるか否かを判定する(ステップS190)。
ステップS190において、バーコード画像が、領域Bにあると判定された場合(YES)、画像調整部62は、画像データに基づいて、領域Bに対して、間引く画素の位置を決定し、決定した画素を間引く間引き処理を実行する(ステップS200)。
次に、画像調整部62は、領域Bに対して、間引いた後における気流の最下流の画素のドロップ数を増加させるドロップ数調整処理を実行する(ステップS210)。
一方、ステップS190において、バーコード画像が、領域Bにないと判定された場合(NO)、画像調整部62は、バーコード画像が、領域Cにあるか否かを判定する(ステップS220)。
ステップS220において、バーコード画像が、領域Cにあると判定された場合(YES)、画像調整部62は、画像データに基づいて、領域Cに対して、間引く画素の位置を決定し、決定した画素を間引く間引き処理を実行する(ステップS230)。
次に、画像調整部62は、領域Cに対して、間引いた後における気流の最下流の画素のドロップ数を増加させるドロップ数調整処理を実行する(ステップS240)。
一方、ステップS220において、バーコード画像が、領域Cにないと判定された場合(NO)、画像調整部62は、画像データに基づいて、領域Dに対して、間引く画素の位置を決定し、決定した画素を間引く間引き処理を実行する(ステップS250)。
次に、画像調整部62は、領域Dに対して、間引いた後における気流の最下流の画素のドロップ数を増加させるドロップ数調整処理を実行する(ステップS260)。
図10は、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1の効果を説明した図である。(a)は、従来技術により領域Aにおけるバーコード画像が印刷された場合の印刷画像であり、(b)は、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1により領域Aにおけるバーコード画像が印刷された場合の印刷画像である。
図10(a)に示すように、従来技術により領域Aにおけるバーコード画像が印刷された場合の印刷画像では、印刷領域501に示すように、吸引ファン131の吸引により発生する気流F1の下流側にサテライトが多く発生している。また、同様に、印刷領域502においても、吸引ファン131の吸引により発生する気流F3の下流側にサテライトが多く発生している。
一方、図10(b)に示すように、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1により領域Aにおけるバーコード画像が印刷された場合の印刷画像では、印刷領域505に示すように、吸引ファン131の吸引により発生する気流F1の下流側においても、サテライトはほとんど発生していない。また、同様に、印刷領域502に示すように、吸引ファン131の吸引により発生する気流F3の下流側においてもサテライトはほとんど発生していない。そして、吸引ファン131の吸引により発生した気流の用紙P上における下流側となる画素を間引いているので、滲みによりバーコード画像の線幅が広くなることもないので、バーコードの認識率低下を防止することができる。
以上のように、本発明の一実施形態であるインクジェット印刷装置1によれば、複数の吸引孔133aが設けられ、供給された用紙Pを搬送する搬送ベルト133と、搬送ベルト133の下方に設けられ、複数の吸引孔133aから空気を吸引する吸引ファン131と、吸引ファン131の吸引により搬送ベルト133上に吸着されて搬送される用紙Pに対してノズルからインクを吐出するインクジェットユニット31と、画像データに基づいて、吸引ファン131の吸引により発生した気流の用紙P上における下流側となる画素を間引くと共に、間引いた後の最下流の画素のドロップ数を増加させる画像処理部60とを備えるので、下流の画素を間引くことにより、バーコード等の画像の滲みを防止できる。また、間引いた後の最下流の画素のドロップ数を増加させているので、サテライトとなって飛翔して汚れてしまうことを防止できる。この結果、サテライトを抑制することができると共に、滲みによる画質不良を低減することができる。
なお、本発明の一実施形態では、画素調整テーブルに、外側濃度405と、内側濃度406とを記憶しておき、画像処理部60が、画素調整テーブルに基づいて、間引いた後における気流の最下流の画素202c,202dのドロップ数を、5(ドロップ)に増加させると共に、内側濃度406に基づいて、間引いた後における気流の最下流の画素205eのドロップ数を3(ドロップ)に低下させるインクジェット印刷装置1を例に挙げて説明したが、これに限らず、ドロップ数の設定は任意に決められる。
例えば、画素調整テーブルに、外側の上げる濃度(例えば、+1ドロップ)と、内側の下げる濃度(例えば、−1ドロップ)とを記憶しておき、元のバーコード画像のバーの画素を4ドロップとしたときに、画像処理部60が、画素調整テーブルに基づいて、間引いた後における気流の最下流の画素202c,202dのドロップ数を、1(ドロップ)だけ増加させると共に、間引いた後における気流の最下流の画素205eのドロップ数を1(ドロップ)だけ低下させるようにしてもよい。
さらに、外側濃度405及び内側濃度406の2つの領域に限らず、複数の領域に分けて、間引いた後の画素について、段階的に気流の下流側ほど画素のドロップ数を増加させるようにしてもよい。
例えば、吸引ファン131により発生した気流の用紙P上における下流側から、5ドロップ、4ドロップ、3ドロップというように、段階的にドロップ数を設定する。これにより、より滑らかな画像を印刷することができるとともに、バーコードを複数回走査して読み取る場合、バーコードリーダーでバーコード領域のどこかを黒白交互に表れる方向に走査すれば、読み取る可能性を高めることができる。
また、本発明の一実施形態では、バーコード画像に対して、吸引ファン131の吸引により発生した気流の用紙P上における下流側となる画素を間引くと共に、間引いた後の最下流の画素のドロップ数を増加させる処理を実行したが、対象の画像は、バーコード画像に限らず、2次元コードでもよいし、文字データや写真データ等どのようなデータでもよい。いずれの画像データであっても、サテライトを抑制すると共に、滲みによる画質不良を低減することができる。
1…インクジェット印刷装置
10…サイド給紙部
20…内部給紙部
30…印刷部
31…インクジェットユニット
40…排紙部
50…反転部
60…画像処理部
61…分割部
62…画像調整部
70…記憶部
131…吸引ファン
133…搬送ベルト
133a…吸引孔

Claims (3)

  1. 複数の吸引孔が設けられ、供給された用紙を搬送する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトの下方に設けられ、前記複数の吸引孔から空気を吸引する吸引手段と、
    前記吸引手段の吸引により前記搬送ベルト上に吸着されて搬送される用紙に対して、各画素のドロップ数を含む印刷対象画像データに基づいて、ノズルからインクを画素毎に吐出するインク吐出手段と、
    前記各画素のドロップ数に対して、前記吸引手段の吸引により発生する前記用紙の外側に向かう気流の下流側の画素のドロップ数を間引くとともに、間引いた後の最下流の画素のドロップ数を増加させる画像処理手段と、
    を備えたことを特徴とするインクジェット印刷装置。
  2. 前記画像処理手段は、
    前記吸引手段の吸引により発生する気流の方向に基づいて、前記印刷対象画像データ内の領域を複数の領域に分割する分割手段と、
    前記分割された複数の領域毎に、ドロップ数を間引く画素の位置を決定し、決定した画素のドロップ数を間引くと共に、間引いた後の前記最下流の画素のドロップ数を増加させる画像調整手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載のインクジェット印刷装置。
  3. 前記画像調整手段により調整処理を行う対象の画像領域は、バーコード画像領域であり、
    前記画像処理手段は、
    前記インク吐出手段により吐出されるインクのにじみ度合いに応じて、ドロップ数を間引く画素数と、間引いた後の最下流の画素のドロップ数とを決定する決定手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェット印刷装置。
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