JP2014161762A - スプレーガンホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】スプレーガンの配管の取り回しが容易であると共に、従来の支持ホルダに比して重量を軽減し得るスプレーガンホルダを提供する。
【解決手段】スプレーガンホルダ10は、スプレーガン3が装着されるホルダケース12と、ホルダケース12の開口部12aを覆うように、ホルダケース12に対し着脱自在かつ回動自在に取り付けられるケースカバー13を有する。ケースカバー13は、ホルダケース12のヒンジ部31に着脱自在取り付けられ、ヒンジ部31と係合する端縁部32を中心として回動する。ケースカバー13は、開口部12aを覆うカバー上部33と、ホルダケース12の側壁部27と重なり重合部38を形成するカバー下部34とを有する。ホルダケース12内には、開口部12aを介して配管11を配置可能なガンパーツ収容部14が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、粉粒体処理装置のスプレーガンホルダに関し、特に、隠蔽配管型のスプレーガンに好適なカバー脱着式のスプレーガンホルダに関する。
粉粒体処理装置に設置されるスプレーガンは、装置内を浮遊する粉粒体原料やコーティング液等が付着し易く、原料等の付着が進行すると、付着物が剥離、落下し、製品不良の原因となるおそれがある。このため、従来より、特許文献1のスプレーノズルアセンブリのように、スプレーノズルとその配管をひとまとめに収容するカバーを設けた構成が提案されている。このようなスプレーノズルアセンブリでは、ノズル本体部や流体配管は外部に露出することなくカバー内に収容され、スプレーノズルは、その流体出口のみを外部に臨ませて配置される。
ところが、特許文献1のようなスプレーノズルアセンブリは、単に複数個のスプレーノズルをまとめてカバー内に収容したものであり、近時の粉粒体処理装置に用いられるような隠蔽配管型の高性能スプレーガンには対応できなかった。特に、特許文献1のような単なるカバーでは、スプレーガンを装置内で高圧洗浄する近時の装置では、ヒンジやカバーの接合部から洗浄水がカバー内に入り込んでしまうおそれがある。また、カバーの開閉をロックするフック部がカバー外に設けられているため、その部分に原料等の付着が生じるおそれもあった。
そこで、近年では、このような隠蔽配管型のスプレーガンとして、例えば、特許文献2のように、粉粒体処理装置内に出し入れ可能な支持ホルダにスプレーガンを直接装着する構成が採用されている。この場合、スプレーガンが装着される支持ホルダは、内部が空洞となった円筒形状となっており、スプレーガンの配管は、支持ホルダ内に通って装置外に引き出される。また、この支持ホルダには、開閉ロック用のフック部やヒンジ類は設けられておらず、これらに原料等の付着も生ぜず、支持ホルダ内部への高圧洗浄水の侵入も生じないよう工夫されている。
特許第2573584号公報 特開2010−99119号公報
しかしながら、特許文献2のように、円筒状の支持ホルダにスプレーガンを取り付ける構造の場合、スプレーガンの配管は、支持ホルダ内に押し込むような形で挿通させることになる。このため、配管が取り回しにくく、作業性が良くないという問題があった。また、特許文献2のような構成の場合、スプレーガンが取り付けられる支持ホルダは、スプレーガンを片持ち支持できるような強度が求められるため、支持ホルダに肉厚の金属パイプを使用する必要があり、部材重量が大きくなり、着脱に手間がかかるという問題があった。さらに、支持ホルダの重量が大きくなる分、それを支えるための構造も大がかりとなり、装置全体が大型化、重量化してしまうという問題もあった。
本発明の目的は、スプレーガンの配管の取り回しが容易であると共に、従来の支持ホルダに比して重量を軽減し得るスプレーガンホルダを提供することにある。
本発明のスプレーガンホルダは、粉粒体処理装置用のスプレーガンホルダであって、上面が開口し、スプレーガンが装着可能な箱状のホルダケースと前記ホルダケースの開口部を覆うように、前記ホルダケースに対し着脱自在かつ回動自在に取り付けられるケースカバーと、を備え、前記ホルダケースは、その内部に、前記スプレーガンの端部と、該スプレーガンに対し流体を供給する流体配管が収容されるガンパーツ収容部を備え、該ガンパーツ収容部内には、前記開口部を介して前記流体配管を配置可能であり、前記ケースカバーは、前記開口部を覆うカバー上部と、前記ホルダケースの側壁部と重なる部位を備えたカバー下部と、を有することを特徴とする。
本発明にあっては、ケースカバーはホルダケースに対し着脱自在に構成されるので、工具類を用いることなくケースカバーを容易に着脱できる。また、ケースカバーがホルダケースと別体になっているので、従来の厚肉パイプより薄く軽い部材にてスプレーガンホルダを形成でき、スプレーガンホルダの軽量化が図られる。さらに、ケースカバーを外した状態でスプレーガンの流体配管をホルダケース内に配置することができ、配管の取り回しも容易となる。
前記スプレーガンホルダにおいて、前記カバー上部に、曲面又は斜面にて形成され、前記粉粒体処理装置内の被処理物が滞留することなく落下する滑落部を設けても良く、前記滑落部を断面半円形状に形成しても良い。また、前記カバー下部を前記カバー上部の一方側下端から直線状に延設するようにしても良い。このように、半円状のカバー上部から直線状のカバー下部を設けることにより、ケースカバーを回動させる際、ケースカバーがホルダケースと干渉することなく回動する。
さらに、前記ケースカバーを閉じた状態で、前記カバー下部の下側部分が前記ホルダケースの前記側壁部と重なり合い、前記ホルダケースと前記ケースカバーとの間に防水構造の重合部を形成するようにしても良い。これにより、スプレーガンホルダ内に水が入り込みにくくなり、高圧洗浄ノズルから噴射された洗浄水がスプレーガンホルダ内部に侵入するのを防止できる。
加えて、前記ホルダケースに、断面がクランク状に形成された長手方向に延びるヒンジ部を設け、該ヒンジ部を前記ケースカバーの屈曲形成された端縁部と着脱自在に係合させることにより、前記ヒンジ部と係合した前記端縁部を中心として、前記ケースカバーを前記ホルダケースに対し回動させても良い。このような、接続構造とすることにより、ケースカバーは、ホルダケースに対し回動自在でありながら、容易に着脱可能となる。
また、前記ケースカバーの内側に、前記ホルダケースの内側に設けられた係合部材と係着する被係合部を設けても良い。この場合、係合部材と被係合部材は共に当該スプレーガンホルダの内部側に配されるため、スプレーガンホルダの外側には、従来のスプレーノズルアセンブリのような開閉ロック用のフック部は存在しなくなる。
本発明のスプレーガンホルダによれば、上面が開口しスプレーガンが装着可能な箱状のホルダケースと、このホルダケースの開口部を覆うようにホルダケースに対し着脱自在かつ回動自在に取り付けられるケースカバーと、を設け、前記ホルダケース内に、開口部を介して流体配管を配置可能なガンパーツ収容部を形成すると共に、ケースカバーに、開口部を覆うカバー上部と、ホルダケースの側壁部と重なる部位を備えたカバー下部と、を設けたので、工具類を用いることなくケースカバーを容易に着脱がき、また、従来の厚肉パイプより薄く軽い部材にてスプレーガンホルダを形成し、スプレーガンホルダの軽量化を図ることが可能となる。さらに、ケースカバーを外した状態でスプレーガンの流体配管をホルダケース内に配置することができ、配管の取り回しも容易となり、スプレーガンの設置工数を削減することも可能となる。
本発明の一実施の形態であるスプレーガンホルダが使用される造粒コーティング装置の構成を示す説明図である。 本発明の一実施の形態であるスプレーガンホルダの分解斜視図である。 ホルダケースの構成を示す正面図である。 ホルダケースの右側面図である。 ケースカバーの構成を示す正面図である。 ケースカバーの右側面図である。 ケースカバーの回動動作を示す説明図である。 ケースカバーとホルダケースのロック構造の他の例を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の一実施の形態であるスプレーガンホルダが使用される造粒コーティング装置(粉粒体処理装置)1の構成を示す説明図、図2は、本発明の一実施の形態であるスプレーガンホルダ10の分解斜視図である。図1に示すように、造粒コーティング装置1内には、被処理物が収容される回転ドラム2が設置されており、ドラム内には、被処理物に対しコーティング液等を噴射するスプレーガン3が配置される。スプレーガン3は、スプレーガンホルダ10に装着され、支持アーム4によって支持された状態で回転ドラム2内に配置される。支持アーム4は、回転ドラム2に対し出し入れ可能となっており、これにより、スプレーガン3は、造粒コーティング装置1内に出し入れ自在となっている。
スプレーガン3には、コーティング液やバインダ液等の流体を供給するための配管(流体配管)11が接続されている。配管11は、スプレーガンホルダ10及び支持アーム4内を通って、隠蔽配管状態で装置外へと引き出される。配管11は、装置外にて、図示しない液供給ポンプ等に接続される。回転ドラム2内には、給気ダクト5及び給気チャンバ6を介して、温風や冷風などの処理気体が供給される。回転ドラム2内に供給された処理気体は、排気ダクト7を介して、装置外に排出される。被処理物は、処理気体が適宜供給される中、回転ドラム2内にて造粒、コーティング等の処理を受け、所望の製品(錠剤や菓子等)となる。
スプレーガンホルダ10は、図2に示すように、上面が開口した箱状のホルダケース12と、ホルダケース12の上部に取り付けられるケースカバー13とを備えた構成となっている。ホルダケース12とケースカバー13は、共にステンレス鋼にて形成されている。ホルダケース12にはスプレーガン3が取り付けられ、その内部には、スプレーガン3の端部や配管11が収容されるガンパーツ収容部14が形成されている。ケースカバー13は、ホルダケース12に対し着脱・回動(開閉)自在となっている。ケースカバー13を閉じ、ホルダケース12の開口部12aを覆うことにより、配管11はスプレーガンホルダ10内に隠蔽された状態で収容される。
ホルダケース12は、長手方向に延びるケース本体15と、ケース本体15の軸方向端部にそれぞれ取り付けられたエンドプレート16,17とから構成されている。図3は、ホルダケース12の構成を示す正面図、図4は、ホルダケース12の右側面図である。ケース本体15は、板厚2mm程度となっており、図4に示すように、二辺が傾斜した略コの字形の断面を有している。但し、コの一辺は「くの字」状に、また、他辺はクランク状に屈曲した断面となっている。エンドプレート16,17は、半円形状の曲線部18と、曲線部18の一端側に形成され接線方向に延びる直線部19、及び、ケース本体15の断面に合わせた形状の接合部20とを有している。
エンドプレート16は、ケース本体15の一端側端部に取り付けられており、ケース本体15の接合部20にて溶接固定されている。エンドプレート16は厚さ12mm程度の厚板であり、その中央に貫通孔21が形成されている。エンドプレート16の外側には、貫通孔21と連通する形で接続パイプ22が固定されている。接続パイプ22は、造粒コーティング装置1に設けられた支持アーム4の先端に固定される。一方、エンドプレート17は厚さ3mm程度の平板であり、ケース本体15の他端側端部に取り付けられる。エンドプレート17もまた、ケース本体15の接合部20と溶接固定される。
ケース本体15の底部23には、スプレーガン3が取り付けられるガン取付部24が設けられている(ここでは3個)。ガン取付部24は、円筒形状のサニタリーパイプ25と、サニタリーパイプ25の先端に設けられたガン装着部26を有しており、ケース本体15からほぼ直角に突出する形で設けられている。ガン装着部26には、スプレーガン3が取り付けられ、配管11はサニタリーパイプ25内からホルダケース12内に引き出される。ホルダケース12内の配管11は、貫通孔21から接続パイプ22内を通り、支持アーム4を介して装置外に引き出される。
ケース本体15の側壁部27,28は、一方側(側壁部27)が「くの字」形に、他方側(側壁部28)がクランク状に屈曲形成されている。対向する側壁部27,28の間が開口部12aとなっており、開口部12aは、ケース本体15の底部23に対し傾斜した方向に開口している(図4のθ:例えば45°)。側壁部27の内面側には、ローラキャッチのメス側キャッチ(係合部材)29が取り付けられている。ケースカバー13を閉じると、メス側キャッチ29は、ケースカバー13の内側に取り付けられたオス側突起(被係合部)30と嵌合し、ケースカバー13はホルダケース12に固定された状態となる。一方、側壁部28は、L字クランク状に形成されており、ケースカバー13が取り付けられるヒンジ部31を形成している。このヒンジ部31には、L字形に屈曲形成されたケースカバー13の端縁部32が着脱自在に係合する。
図5は、ケースカバー13の構成を示す正面図、図6は、ケースカバー13の右側面図である。ケースカバー13は、板厚1mm程度の鋼板にて形成されており、半円形状の断面を有するカバー上部33と、カバー上部33の一方側下端から接線方向に直線的に延びるカバー下部34とを有している。ケースカバー13を閉じると、カバー上部33は、カバー下部34の上側部分34aと共に、ホルダケース12の開口部12aを覆い、カバー下部34の下側部分34bは、ホルダケース12の側壁部27に重置された状態となる。また、ケースカバー13では、カバー上部33の表面全体が曲面状の滑落部40となっている。滑落部40は、半円断面の曲面となっており、スプレーガンホルダ10上に載った錠剤等の製品(被処理物)は、そのまま滞留せず下方に滑り落ちるようになっている。
ケースカバー13の軸方向両端部にはそれぞれ、板状のエンドカバー35a,35bが取り付けられている。一端側のエンドカバー35aの外側には、接続パイプ22を覆うように配されるパイプカバー部37が突設されている。エンドカバー35aには、パイプカバー部37内とケースカバー13内とを連通させる連通孔37aが形成されている。エンドカバー35bは、半円部36aの下に、直角三角形の三角部36bを付加した形状となっている。一方、前述のように、カバー上部33の他方側下端は、前述の端縁部32となっており、端縁部32の長手方向両端は、エンドカバー35a,35bと溶接により接合されている。また、カバー下部34には、前述のローラキャッチのオス側突起30が取り付けられている。ケースカバー13は、ケース本体15のヒンジ部31に端縁部32を係合させることにより、ヒンジ部31を中心として、ホルダケース12に回動自在に取り付けられる。
図7は、ケースカバー13の回動動作を示す説明図である。ホルダケース12に取り付けられたケースカバー13は、カバー上部33がホルダケース12の開口部12aを覆うようにヒンジ部31を中心に回動する。ケースカバー13は、カバー下部34が側壁部27の外側に重なる位置まで回動し、ローラキャッチのオス側突起30がメス側キャッチ29に嵌合する。この際、ケースカバー13では、半円状のカバー上部33の下方に、直線状のカバー下部34が設けられているため、ケースカバー13がホルダケース12と干渉することなく回動し、開口部12aを塞ぐ。また、ケースカバー13を閉じると、カバー下部34の下側部分34bと側壁部27の上部が重なり合い、重合部38が形成される。さらに、エンドカバー35a,35bは、ホルダケース12のエンドプレート16,17の外側に重なるように配され、ここにも重合部39が形成される。
このように、当該スプレーガンホルダ10では、ケースカバー13の端縁部32が、内側方向に屈曲した「かえり」状になっており、これをクランク形状となったホルダケース12のヒンジ部31に組み合わせることにより、ケースカバー13がホルダケース12に対し着脱自在に構成される。すなわち、ケースカバー13は、工具類を用いることなく容易に着脱ができる。また、前述のように、ケースカバー13やホルダケース12は、従来の厚肉パイプに比して、大幅に薄く軽い部材となっているため、スプレーガンホルダ10が軽量化される。このため、スプレーガンホルダ10自身の取り扱いや、ケースカバー13の着脱も容易となる。さらに、支持アーム4の端部重量が軽減されるため、支持アームの必要強度も緩和されると共に、支持アーム基部の構造も簡素化でき、装置重量やコストの軽減も図られる。
また、本発明によるスプレーガンホルダ10では、ケースカバー13を外した状態でスプレーガン3の配管11をホルダケース12内に配置することができる。前述のように、従来の装置では、円筒状の支持アーム4に押し込むようにして配管を取り付けており、配管の取り回しが非常に煩雑であった。これに対し、当該スプレーガンホルダ10は、ホルダケース12とケースカバー13に分離された構造となっており、ケースカバー13を外した状態で簡単に配管11の取り付けを行うことができる。このため、従来の装置に比して、配管の取り回しが容易となり、スプレーガン3の取り付けに要する工数を大幅に削減することが可能となる。
一方、スプレーガンホルダ10では、ケースカバー13をホルダケース12に取り付け、カバーを閉めた状態とすると、ケースカバー13は自重にて閉じた状態となり、さらに、ローラキャッチが係着状態となるため、ケースカバー13はホルダケース12に固定された状態となる。このため、ボルト等の締結部材を使用することなく、また、ホルダ外部にロック機構を設けることなく、ケースカバー13の閉状態を保持できる。すなわち、ケースカバー13の表面に、カバーを取り付けるためのボルトやフック等が一切なく、ボルト孔なども存在しない。従って、ボルト等のパーツが製品に混入することがなく、また、装置全体が突起物や孔のないシンプルな形態となるため、ボルトやボルト孔等への原料等の付着の心配がなく、洗浄処理が容易となると共に、付着物の剥離・落下による製品不良の低減も図られる。さらに、締結部材やロック機構などに要するコストも省くことが可能となる。
加えて、ケースカバー13を閉じると、カバー下部34が側壁部27の外側に重なり、ケースカバー13とホルダケース12の間にラビリンス構造の重合部38が形成される。また、エンドカバー35a,35bもエンドプレート16,17の外側に重なり、ここにも、ラビリンス構造の重合部39が形成される。そして、このような防水構造の重合部38,39により、スプレーガンホルダ10の内外が隔離される。また、ケースカバー13の端縁部32とホルダケース12のヒンジ部31も、密接した状態に組み付けられる。このため、スプレーガンホルダ10は、上からも下からも水が入り込まない防水構造となる。従って、高圧洗浄ノズルから噴射された洗浄水がスプレーガンホルダ内部に侵入することがなく、高圧洗浄ノズルを備えた近時の粉粒体処理装置にも十分対応可能となる。
本発明は前述のような実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述のホルダケース12の板厚等の各種寸法は、あくまでも一例であり、本発明は前記寸法に限定されないのは言うまでもない。また、スプレーガン3の設置個数も前述の個数(3個)には限定されない。さらに、本発明によるスプレーガンホルダ10が使用される粉粒体処理装置も、図1に示したような造粒コーティング装置1には限定されず、その他の形態の粉粒体処理装置に広く本発明のスプレーガンホルダは適用可能である。加えて、前述のケースカバー13では、滑落部40を半円断面の曲面に形成した例を示したが、滑落部の形態は半円断面には限定されず、被処理物が滞留することなく落下する形状であれば、例えば、楕円断面や偏心円断面、あるいは、三角形断面による斜面形状とすることも可能である。
一方、前記実施形態では、ケースカバー13を閉じたとき、メス側キャッチ29とオス側突起30とが嵌合する構成となっているが、カバーが開かないようにケースカバー13をホルダケース12に保持しておく構造は、このようなローラキャッチを用いたものには限定されない。例えば、図8(a)に示すように、ケースカバー13側に凸部41(係合部)、ホルダケース12側に凹部42(被係合部)設けた凹凸嵌合構造や、同図(b)のように、ケースカバー13側に設けた係合ピン43とホルダケース12側に設けたL字溝44を係合させる構成などを採用することも可能である。
図8(a)の構成の場合、凸部41と凹部42は長手方向に沿って延設されており、凸部41は凹部42に弾性的に嵌合する。この場合、図8(a)の凹凸関係は、前記構成とは逆に設定しても良い。また、図8(b)の構成の場合、係合ピン43を上方からL字溝44に挿入した後、ケースカバー13を接続パイプ22方向にスライドさせる。これらの構成により、ケースカバー13は、閉じた状態でホルダケース12に容易にロックされる。なお、図8(b)において、係合ピン43はオス側突起30と同様の部位に、L字溝44はメス側キャッチ29と同様の部位にそれぞれ設けられる。但し、係合ピン43等の配置は前記部位には限定されず、それらの個数も2組には限定されない。
1 造粒コーティング装置(粉粒体処理装置)
2 回転ドラム
3 スプレーガン
4 支持アーム
5 給気ダクト
6 給気チャンバ
7 排気ダクト
10 スプレーガンホルダ
11 配管(流体配管)
12 ホルダケース
12a 開口部
13 ケースカバー
14 ガンパーツ収容部
15 ケース本体
16 エンドプレート
17 エンドプレート
18 曲線部
19 直線部
20 接合部
21 貫通孔
22 接続パイプ
23 底部
24 ガン取付部
25 サニタリーパイプ
26 ガン装着部
27 側壁部
28 側壁部
29 メス側キャッチ(係合部材)
30 オス側突起(被係合部)
31 ヒンジ部
32 端縁部
33 カバー上部
34 カバー下部
34a 上側部分
34b 下側部分
35a,35b エンドカバー
36a 半円部
36b 三角部
37 パイプカバー部
37a 連通孔
38 重合部
40 滑落部
41 凸部(係合部)
42 凹部(被係合部)
43 係合ピン(係合部)
44 L字溝(被係合部)

Claims (7)

  1. 粉粒体処理装置用のスプレーガンホルダであって、
    上面が開口し、スプレーガンが装着可能な箱状のホルダケースと
    前記ホルダケースの開口部を覆うように、前記ホルダケースに対し着脱自在かつ回動自在に取り付けられるケースカバーと、を備え、
    前記ホルダケースは、その内部に、前記スプレーガンの端部と、該スプレーガンに対し流体を供給する流体配管が収容されるパーツ収容部を備え、該パーツ収容部内には、前記開口部を介して前記流体配管を配置可能であり、
    前記ケースカバーは、前記開口部を覆うカバー上部と、前記ホルダケースの側壁部と重なる部位を備えたカバー下部と、を有することを特徴とするスプレーガンホルダ。
  2. 請求項1記載のスプレーガンホルダにおいて、前記カバー上部は、曲面又は斜面にて形成され、前記粉粒体処理装置内の被処理物が滞留することなく落下する滑落部を有することを特徴とするスプレーガンホルダ。
  3. 請求項2記載のスプレーガンホルダにおいて、前記滑落部は、断面が半円形状に形成されてなることを特徴とするスプレーガンホルダ。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のスプレーガンホルダにおいて、前記カバー下部は、前記カバー上部の一方側下端から直線状に延設されることを特徴とするスプレーガンホルダ。
  5. 請求項4記載のスプレーガンホルダにおいて、前記ケースカバーを閉じた状態で、前記カバー下部の下側部分は前記ホルダケースの前記側壁部と重なり合い、防水構造の重合部を形成することを特徴とするスプレーガンホルダ。
  6. 請求項1〜5記載の何れか1項にスプレーガンホルダにおいて、前記ホルダケースは、断面がクランク状に形成された長手方向に延びるヒンジ部を備え、該ヒンジ部は、前記ケースカバーの屈曲形成された端縁部と着脱自在に係合し、前記ケースカバーは、前記ヒンジ部と係合した前記端縁部を中心として、前記ホルダケースに対し回動することを特徴とするスプレーガンホルダ。
  7. 請求項1〜6記載の何れか1項にスプレーガンホルダにおいて、前記ケースカバーは、その内側に、前記ホルダケースの内側に設けられた係合部材と係着する被係合部を有することを特徴とするスプレーガンホルダ。
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